JP3294571B2 - 冷媒流通配管用フィルター装置 - Google Patents

冷媒流通配管用フィルター装置

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/04Refrigeration circuit bypassing means
    • F25B2400/0413Refrigeration circuit bypassing means for the filter or drier

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷媒ガスを使用す
る冷暖房装置や冷凍装置等の冷媒流通配管の途中に取り
付けて塵や水分等の異物を除去する冷媒流通配管用フィ
ルター装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷媒ガスを使用する冷暖房装置や冷凍装
置等にあって、冷媒流通配管を流れる冷媒ガスに塵が混
入した場合、この塵が配管内を冷媒ガスと一緒に流れ装
置内を巡り、やがてコンプレッサー内部のベアリング等
の可動部分に絡み付いたり、メカニカルシールの密着面
を傷付けて密着不良を来たしてしまい、そのまま放置し
ておくと、正常値以上のシール性能をもつシール面から
もいずれ冷媒ガスを漏洩させてしまうことになる。ま
た、水分が混入した場合、水分が氷結して配管内の障害
物となり、冷媒ガスの流れが疎外されてその装置の本来
の機能が発揮されなくなってしまうことになる。
【0003】従って、冷媒流通配管を流れる冷媒ガスに
塵や水分等の異物が混入することは極力避けなければな
らないが、例えば、施工の際の配管内に紛れ込む塵や水
分や、また室外機側(コンプレッサー側)と室内機側
(熱交換器側)との接続やその他の配管部の接続におけ
る溶接加工やフレヤー加工をする際に配管内に生じる酸
化銅の微粉末などの塵はこれを避けることは極めて難し
いものとなっている。
【0004】このため、冷媒ガスを使用する冷暖房装置
や冷凍装置等にあっては、冷媒ガスに混入した塵や水分
等の異物を取り除くために、冷媒配管に塵を取り除くス
トレーナや水分を取り除くドライヤーといった冷媒流通
配管用フィルター装置が取り付けられている。
【0005】かかる冷媒流通配管用フィルター装置の冷
媒配管への取付形式として、冷媒配管に着脱可能に取り
付けられる形式のものと、冷媒配管内に封入されて取り
付けられる形式のものが知られている。かかる冷媒流通
配管用フィルター装置により、冷媒ガスに混入した塵や
水分等の異物を取り除かれるが、例えば、取り除かれた
塵等がフィルター装置に多量に保持されたまま冷暖房装
置や冷凍装置等の装置を運転すると、冷媒ガスの流れが
疎外されてその装置の本来の機能が発揮されなくなって
しまうことになる。また、水分の除去には通常シリカゲ
ルが使用されているが、シリカゲルは、水分を一定量吸
着してしまうとそれ以上吸着できなくなる。したがっ
て、このような場合、冷媒配管に取り付けられた冷媒流
通配管用フィルター装置からフィルターを除去し、新品
と交換するのが望ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の冷媒配管に取り付けられた冷媒流通配管用フィルタ
ー装置にあっては、それが冷媒配管に着脱可能に取り付
けられる形式のものである場合、一旦冷暖房装置や冷凍
装置等の運転を停止してから行わなければならないとい
った問題があった。
【0007】また、冷媒配管内に封入されて取り付けら
れる形式のものである場合、配管をパイプカッターで切
断してフィルターを取り出し交換するか、または高温に
溶接部を加熱し、溶接部を破壊して配管からフィルター
を取り出し交換しなければならず、交換後は再び配管を
フレアー加工または溶接加工して接続しけなければなら
ない。そして、この作業では、配管内に充填された冷媒
ガスは、廃棄または回収しなければ、フィルターの交換
作業は行えず、そして、作業の終了後に、作業の過程で
装置内に入ってしまった水分と空気とを真空ポンプで抜
き取らなければならないといった面倒な作業を要してい
た。
【0008】本発明の目的は、装置を運転させたまま、
フィルターユニットの交換を簡単に行える冷媒流通配管
用フィルター装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め請求項1に記載の発明は、冷媒流通配管の途中に取り
付けて異物を除去する冷媒流通配管用フィルター装置に
おいて、前記冷媒流通配管の途中にフィルターハウジン
グが一体に設けられ、前記フィルターハウジング内を通
って前記冷媒流通配管内の冷媒主通路に対して並列にバ
イパス通路が設けられ、前記バイパス通路には前記冷媒
主通路に開口する第1,第2の開口部が設けられ、前記
第1,第2の開口部の間で前記冷媒流通配管内には前記
冷媒主通路を仕切る主弁座が設けられ、前記バイパス通
路の前記第1,第2の開口部には第1,第2の弁座が設
けられ、前記主弁座と前記第1,第2の弁座には第1,
第2の弁体操作機構の操作によりコイルばねを介して当
接・離反し前記主弁座及び前記第1,第2の弁座を開閉
する弁体がそれぞれ設けられ、前記バイパス通路内には
前記異物を除去するフィルターが交換可能にセットされ
るフィルターセット部が設けられ、前記フィルターハウ
ジングにはバイパス通路内に連通しフィルターセット部
に前記フィルターをセットするためのフィルター交換口
が設けられ、このフィルター交換口は開閉蓋で開閉可能
に閉塞されていることを特徴とする。
【0010】このような冷媒流通配管用フィルター装置
においては、通常は、弁体を操作して主弁座を閉、第
1,第2の弁座を開として冷媒流通配管内を流れる冷媒
がバイパス通路に入り、そこのフィルターを通るように
して循環させ、異物を除去する。フィルターの交換をす
る際には、弁体を操作して主弁座を開、第1,第2の弁
座を閉として、冷媒がバイパス通路を通らないように
し、かかる状態で、バイパス通路のフィルター交換口の
開閉蓋を開き、バイパス通路内からフィルターを取出
し、新しいフィルターをバイパス通路内にセットし、フ
ィルター交換口を開閉蓋で閉じる。このようにすると、
装置を運転させたまま、フィルターの交換を簡単に行う
ことができる。また、前記第1,第2の弁座は、第1,
第2の弁体操作機構の操作によりコイルばねを介して当
接・離反する弁体により開閉されるので、前記第1,第
2の弁座に弁体を当接させて閉鎖する際、弁体を第1,
第2の弁座に当接させ押し付ける力に必要以上の無理な
力が加わっても、コイルバネで緩衝され、弁体や第1,
第2の弁座の破損が防止される。また、前記第1,第2
の弁座が閉鎖状態にあり、冷媒流通配管用フィルター装
置のフィルターハウジング内が液体冷媒で満たされてい
るときで、温度上昇により液体冷媒がガス化し体積増加
によるフィルターハウジングの内圧が高まったとき、こ
の内圧を受けて前記コイルバネが圧縮して弁体が押し上
げられ、第1の弁座,第2の弁座が開き、フィルターハ
ウジング内の冷媒が冷媒流通配管内に逃げるので、フィ
ルターハウジングの破損が防止される。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記主弁座と前記第1の弁座は共通の弁体で一方が
開のとき他方が閉となるように開閉動作が行われる構造
になっていることを特徴とする。
【0012】このように主弁座と第1の弁座とを共通の
弁体により操作すると、弁体の数が少なくなり、構造の
簡略化と、操作の簡易化とを図ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1及び図2は冷媒ガスを使用す
る冷暖房装置や冷凍装置等の冷媒流通配管の途中に設け
る本発明に係る冷媒流通配管用フィルター装置における
実施の形態の第1例を示したものである。
【0014】本例の冷媒流通配管用フィルター装置1
は、冷媒流通配管2の途中に取り付けられており、以下
に示す構成となっている。即ち、前記冷媒流通配管2の
途中の側面にフィルターハウジング3が一体に設けられ
ている。このフィルターハウジング3内には、冷媒流通
配管2内の冷媒主通路4に対して並列にバイパス通路5
が設けられており、このバイパス通路5には、冷媒主通
路4に開口する第1の開口部5aと第2の開口部5bが
設けられている。
【0015】第1,第2の開口部5a,5bの間で、冷
媒流通配管2内には内部の冷媒主通路4を仕切る主弁座
6が設けられている。バイパス通路5の第1,第2の開
口部5a,5bには、第1,第2の弁座7,8が設けら
れている。主弁座6と第1,第2の弁座7,8には、主
弁座6及び第1,第2の弁座7,8を開閉する弁体9,
10が設けられている。本例では、主弁座6と第1の弁
座7は、図示のように共通の弁体9で一方が開のとき他
方が閉となるように開閉動作が行われる構造になってい
る。
【0016】主弁座6と第1の弁座7とを弁体9により
開閉操作を行うために、第1の弁体操作機構11が冷媒
流通配管2に一体に設けられている。この第1の弁体操
作機構11は、主弁座6と第1の弁座7の各孔に対して
同心状に冷媒流通配管2に連通接続されたガイド管12
と、このガイド管12の開口部を塞ぐキャップ体13
と、このキャップ体13の中心をOリング14を介して
流体密に貫通する駆動弁軸15と、この駆動弁軸15の
先端のネジ部15aに底部16aが螺合されて該ネジ部
15aの回転によりガイド管12内で前後動する先端が
開口した中継筐体16と、先端に弁体9を支持していて
基端側の管部がネジ部15aの外周に嵌め込まれている
従動弁軸17と、中継筐体16内で従動弁軸17の基端
のフランジ部17aを境にして配置されて中継筐体16
の前後動を従動弁軸17に伝えるコイルバネ18a,1
8bとで構成されている。
【0017】コイルバネ18aは、その前端が中継筐体
16の一端の内鍔16bに当接され、その他端がフラン
ジ部17aに当接されている。コイルバネ18bは、そ
の一端がフランジ部17aに当接され、他端が中継筐体
16の底部16aに支持されている。
【0018】このような第1の弁体操作機構11によれ
ば、駆動弁軸15をある方向に回転すると、ネジ部15
aが一緒に回り、このネジ部15aの回転により中継筐
体16が主弁座6に接近する方向に移動し、この動きが
コイルバネ18a,18bを介して従動弁軸17に伝わ
り、弁体9が主弁座6から離れて主弁座6を開き、更に
駆動弁軸15を同方向に回転し続けると、弁体9が第1
の弁座7に当接して該第1の弁座7を閉じる。駆動弁軸
15を逆方向に回すと、弁体9が第1の弁座7から離れ
て該第1の弁座7を開き、更に駆動弁軸15を同方向に
回転し続けると、弁体9が主弁座6に当接して該主弁座
6を閉じる。
【0019】第2の弁座8を弁体10により開閉操作を
行うために、第2の弁体操作機構19がフィルターハウ
ジング3に一体に設けられている。この第2の弁体操作
機構19は、第2の弁座8の孔に対して同心状にフィル
ターハウジング3に連通接続されたガイド管20と、こ
のガイド管20の開口部を塞ぐキャップ体21と、この
キャップ体21の中心をOリング22を介して流体密に
貫通する駆動弁軸23と、この駆動弁軸23の先端のネ
ジ部23aに底部24aが螺合されて該ネジ部23aの
回転によりガイド管20内で前後動する先端が開口した
中継筐体24と、先端に弁体10を支持していて基端側
の管部がネジ部23aの外周に嵌め込まれている従動弁
軸25と、中継筐体24内で従動弁軸25の基端のフラ
ンジ部25aを境にして配置されて中継筐体24の前後
動を従動弁軸25に伝えるコイルバネ26a,26bと
で構成されている。
【0020】コイルバネ26aは、その前端が中継筐体
24の一端の内鍔24bに当接され、その他端がフラン
ジ部25aに当接されている。コイルバネ26bは、そ
の一端がフランジ部25aに当接され、他端が中継筐体
24の底部24aに支持されている。
【0021】このような第2の弁体操作機構19によれ
ば、第1の弁体操作機構11と同様に、駆動弁軸23を
ある方向に回転すると、ネジ部23aが一緒に回り、こ
のネジ部23aの回転により中継筐体24が第2の弁座
8に接近する方向に移動し、この動きがコイルバネ26
a,26bを介して従動弁軸25に伝わり、弁体10が
第2の弁座8に当接して該第2の弁座8を閉じる。駆動
弁軸23を逆方向に回すと、弁体10が第2の弁座8か
ら離れて該第2の弁座8を開く。
【0022】フィルターハウジング3におけるバイパス
通路5内にはフィルターセット部27が設けられてお
り、このフィルターセット部27には、塵等の異物を除
去するカートリッジ形のフィルターユニット28Aが該
バイパス通路5に設けられたフィルター交換口29から
セットされるようになっている。このフィルター交換口
29は、開閉蓋30で閉塞されるようになっている。
【0023】フィルターユニット28Aは、筒状のカー
トリッジケース31Aを備え、このカートリッジケース
31Aの入口31Aaの外周にはゴム等からなるテーパ
状をした取付けシール32Aが設けられ、このカートリ
ッジケース31A内にはその出口31Ab側には開口部
33Aaを向けると共に底部33Abを入口31Aaに
向けて有底筒状をしたフィルター本体33Aが配置さ
れ、このフィルター本体33Aの開口部33Aa側の端
部はカートリッジケース31Aの出口31Ab側の内鍔
31Acに当接されている。
【0024】また、このカートリッジケース31A内
で、フィルター本体33Aの底部33Abと入口31A
aとの間には、入口31Aaから流体圧が作用していな
いときにはこの入口31Aaをコイルバネ34Aのバネ
圧で閉じると共に流体圧が作用しているときにはこの入
口31Aaを開く弁体35Aが配置されている。このよ
うなフィルターユニット28Aは、フィルター交換口2
9から挿入して、先端のテーパ状をした取付けシール3
2Aを第1の開口部5aのテーパ孔部36に当接し、か
かる状態でフィルター交換口29を開閉蓋30で閉じる
と、該開閉蓋30の裏面に支持されたコイルバネ37が
カートリッジケース31Aの内鍔31Acを押圧して取
付けシール32Aをテーパ孔部36に密着させた状態に
付勢する状態になる。
【0025】矢印で示す冷媒の流れ方向にみて主弁座6
より上流側の冷媒流通配管2の部分と、開閉蓋30とに
は、フィルターユニット28Aの交換時の圧力調整をす
るための圧力調整弁38,39が設けられている。
【0026】このようなフィルター装置1は、1台の冷
暖房装置に対して2台取り付けて使用する。冷媒流通配
管2に取り付ける場合は、1台は液相管の最も室外機に
近い位置、他の1台は気相管の室外機に近い位置に取り
付ける。
【0027】通常の運転時には、図1に示すように、主
弁座6を弁体9で閉じ、第1の弁座7と第2の弁座8と
を開として、冷媒を、矢印で示すように冷媒流通配管2
から第1の開口部5aを経てフィルターユニット28A
を通り、第2の開口部5bを経て冷媒流通配管2に戻る
ようにして循環させる。この時、フィルターユニット2
8Aの弁体35Aに流体圧が作用すると、該弁体35A
がフィルター本体33A側に押されて開口部33Aaが
開き、冷媒は弁体35Aとカートリッジケース31Aと
の間を通り、フィルター本体33Aの外周側からフィル
ター本体33Aを通り抜け、フィルター本体33A内か
らカートリッジケース31Aの外に出て、第2の弁座8
を通り、第2の開口部5bから冷媒流通配管2内に出
る。このように冷媒がフィルター装置1を通って流れる
と、この冷媒中に塵等の異物が混じっていた際には、こ
の異物はフィルター本体33Aの外周に付着して回収さ
れる。
【0028】次に、塵等の異物を堆積させたフィルター
装置1を、新しいフィルター装置1と交換する作業につ
いて、前述した図1及び図2の他に、図3〜図6を参照
して説明する。
【0029】フィルター交換時には、図3に示すよう
に、第1の弁体操作機構11の操作によって、弁体9を
下向きに動かして、主弁座6から離して、第1の弁座7
を閉じる。また、第2の弁体操作機構19の操作によっ
て、弁体10を左向きに動かして、第2の弁座8を閉じ
る。この操作により冷媒は、バイパス通路5には流れ
ず、主弁座6を通って冷媒主通路4のみに流れる。この
ため、フィルター交換時にも冷媒は流れ続け、冷暖房装
置の運転を継続させることができる。
【0030】バイパス通路5の両端が弁体9,10で塞
がれたら、図4に示すように、開閉蓋30に設けられて
いる圧力調整弁39に高圧ホース40とマニホールドゲ
ージ41と高圧ホース42とを介して冷媒回収装置43
を接続し、バイパス通路5内の冷媒をボンベ44内に回
収する。
【0031】バイパス通路5内の冷媒を回収したら、図
5に示すように、開閉蓋30を外してフィルターユニッ
ト28Aをフィルターセット部27から外し、フィルタ
ー交換口29から外に出す。このときフィルターユニッ
ト28Aのカートリッジケース31Aにおける入口31
Aaは、流体圧が作用していないのでコイルバネ34A
のバネ圧により弁体35Aにより閉じられている。この
ためフィルターユニット28Aで回収された塵は、フィ
ルター本体33Aとカートリッジケース31Aとの間の
空間に閉じ込められている。
【0032】次に、新しいフィルターユニット28Aを
フィルター交換口29からフィルターセット部27に挿
入して、取付けシール32Aを第1の開口部5aのテー
パ孔部36に当接し、フィルター交換口29を開閉蓋3
0で閉じ、図3の状態にする。
【0033】かかる状態で、マニホールドゲージ41の
高圧ホース40を開閉蓋30の圧力調整弁39に接続
し、高圧ホース42を真空ポンプ45に接続し、高圧ホ
ース46を冷媒流通配管2の圧力調整弁38に接続し、
フィルターセット部27内を真空引きした後、冷媒流通
配管2内の冷媒を高圧ホース46,42でフィルターセ
ット部27内に充填し、冷媒流通配管2内とフィルター
セット部27内とを同圧にする。
【0034】かかる操作にあたり、必ずしも高圧ホース
46を使用する必要はなく、フィルターセット部27内
を真空引きした後、高圧ホース42を真空ポンプ45か
ら外して冷媒流通配管2の圧力調整弁38に接続し、冷
媒流通配管2内の冷媒を高圧ホース46,42でフィル
ターセット部27内に充填することもできる。
【0035】しかる後、第1の弁体操作機構11の操作
によって、弁体9を上向きに動かして、第1の弁座7か
ら離して該第1の弁座7を開とすると共に主弁座6を閉
じる。また、第2の弁体操作機構19の操作によって、
弁体10を右向きに動かして、第2の弁座8を開く。こ
の操作により冷媒はバイパス通路5に流れ、フィルター
ユニット28Aにより塵の回収を再開する。
【0036】図7は冷媒ガスを使用する冷暖房装置や冷
凍装置等の冷媒流通配管の途中に設ける本発明に係る冷
媒流通配管用フィルター装置における実施の形態の第2
例を示したものである。本例は、冷媒中から水分を回収
するフィルター装置に本発明を適用した例について示し
たものである。
【0037】本例の冷媒流通配管用フィルター装置1
は、冷媒流通配管2の途中にフィルターハウジング3が
設けられ、このフィルターハウジング3内には冷媒主通
路4に対して並列にバイパス通路5が設けられ、このバ
イパス通路5の両端の第1,第2の開口部5a,5bの
間で冷媒流通配管2内に冷媒主通路5を仕切る主弁座6
が設けられ、第1,第2の開口部5a,5bには第1,
第2の弁座7,8が設けられ、これら主弁座6と第1,
第2の弁座7,8には、主弁座6及び第1,第2の弁座
7,8を開閉する弁体9,10が設けられ、主弁座6と
第1の弁座7とを弁体9により開閉操作を行うために第
1の弁体操作機構11が設けられ、第2の弁座8を弁体
10により開閉操作を行うために第2の弁体操作機構1
9が設けられ、バイパス通路5内のフィルターセット部
27にはフィルター交換口29から交換可能にカートリ
ッジ形のフィルターユニット28Bが設けられていると
いう基本的構成は第1例と同様であり、対応する部分に
は同一符号を付けて示している。
【0038】本例では、第2の弁体操作機構19が冷媒
流通配管2側に図示のように設けられ、従動弁軸25が
冷媒主通路4を横切って動作して弁体10が第2の弁座
8に接離するようになっている。
【0039】本例のカートリッジ形のフィルターユニッ
ト28Bは、冷媒中から水分を回収するためのものであ
って、筒状のカートリッジケース31Bを備え、このカ
ートリッジケース31Bの入口31Baの外周にはゴム
等からなるテーパ状をした取付けシール32Bが設けら
れ、このカートリッジケース31B内にはその出口31
Bb側に開口部33Baを向けると共に底部33Bbを
入口31Baに向けて有底筒状をしたフィルター本体3
3Bが配置され、このフィルター本体33Bの開口部3
3Ba側の端部はカートリッジケース31Bの出口31
Bb側の内鍔31Bcに当接されている。フィルター本
体33B内の空間には、シリカゲルよりなる水分の吸着
47が充填されている。
【0040】また、このカートリッジケース31B内
で、フィルター本体33Bの底部33Bbと入口31B
aとの間には、入口31Baから流体圧が作用していな
いときにはこの入口31Baをコイルバネ34Bのバネ
圧で閉じると共に流体圧が作用しているときにはこの入
口31Baを開く弁体35Bが配置されている。このよ
うなフィルターユニット28Bは、フィルター交換口2
9から挿入して、先端のテーパ状をした取付けシール3
2Bを第1の開口部5aのテーパ孔部36に当接し、か
かる状態でフィルター交換口29を開閉蓋30で閉じる
と、該開閉蓋30の裏面に支持されたコイルバネ37が
カートリッジケース31Bの内鍔31Bcを押圧して取
付けシール32Bをテーパ孔部36に密着させた状態に
付勢する状態になる。
【0041】このようなフィルター装置1も、1台の冷
暖房装置に対して2台取り付けて使用する。冷媒流通配
管2に取り付ける場合は、1台は液相管の最も室外機に
近い位置、他の1台は気相管の室外機に近い位置に取り
付ける。
【0042】かかるフィルター装置1も、第1例と同様
にして使用する。図示のようにバイパス通路5に冷媒を
流す状態で使用すると、冷媒がフィルターユニット28
Bの吸着剤45を通り、冷媒中に含まれている水分が吸
着剤47に吸着される。このようなフィルターユニット
28Bの交換作業も、冷媒を循環させながら第1例と同
様にして行うことができる。
【0043】また、前記フィルターユニット28A,2
8Bの交換作業にあたり、第1の弁体操作機構11及び
第2の弁体操作機構19の駆動弁軸15,23を回転操
作して弁体9,10を第1,第2の弁座7,8に当接さ
せて閉鎖するが、この弁体9,10はコイルバネ18
a,18b,26a,26bを介して行われるので、駆
動弁軸15,23の回転操作により弁体9,10を第
1,第2の弁座7,8に当接させ押し付け力に必要以上
の無理な力が加わっても、コイルバネ18a,18b,
26a,26bで緩衝され、弁体9,10や第1,第2
の弁座7,8の破損が防止される。
【0044】また、前記第1,第2の弁座7,8が閉鎖
状態にあり、冷媒流通配管用フィルター装置1のフィル
ターハウジング3内即ちフィルターセット部27内が液
体冷媒で満たされているときで、温度上昇により液体冷
媒がガス化し体積増加によるフィルターセット部27の
内圧が高まったとき、この内圧を受けて前記コイルバネ
18b及び/またはコイルバネ26bが圧縮して弁体9
及び/または弁体10が押し上げられ、第1の弁座7及
び/または第2の弁座8が開き、フィルターセット部2
7内の冷媒が冷媒流通配管2内に逃げるので、フィルタ
ーハウジング3の破損が防止される。
【0045】
【発明の効果】請求項1に記載の冷媒流通配管用フィル
ター装置によれば、フィルターの交換をする際には、弁
体を操作して主弁座を開、第1,第2の弁座を閉とし
て、冷媒がバイパス通路を通らないようにし、かかる状
態で、バイパス通路のフィルター交換口の開閉蓋を開
き、バイパス通路内からフィルターを取出し、新しいフ
ィルターをバイパス通路内にセットし、フィルター交換
口を開閉蓋で閉じることにより、装置を運転させたま
ま、フィルターの交換を簡単に行うことができる。
た、前記第1,第2の弁座は、第1,第2の弁体操作機
構の操作によりコイルばねを介して当接・離反する弁体
により開閉されるので、前記第1,第2の弁座に弁体を
当接させて閉鎖する際、弁体を第1,第2の弁座に当接
させ押し付ける力に必要以上の無理な力が加わっても、
コイルバネで緩衝され、弁体や第1,第2の弁座の破損
を防止することができ、また、前記第1,第2の弁座が
閉鎖状態にあり、冷媒流通配管用フィルター装置のフィ
ルターハウジング内が液体冷媒で満たされているとき
で、温度上昇により液体冷媒がガス化し体積増加による
フィルターハウジングの内圧が高まったとき、この内圧
を受けて前記コイルバネが圧縮して弁体が押し上げら
れ、第1の弁座,第2の弁座が開き、フィルターハウジ
ング内の冷媒が冷媒流通配管内に逃げるので、フィルタ
ーハウジングの破損を防止することができる。
【0046】請求項2に記載の冷媒流通配管用フィルタ
ー装置は、主弁座と第1の弁座が共通の弁体で一方が開
のとき他方が閉となるように開閉動作が行われる構造に
なっているので、弁体の数が少なくなり、構造の簡略化
と、操作の簡易化とを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷媒流通配管用フィルター装置に
おける実施の形態の第1例を示した縦断面図である。
【図2】図1で用いている第1,第2の弁体操作機構の
構成を示す縦断面図である。
【図3】第1例のフィルター装置で主弁座を開き、第
1,第2の弁座を閉じた状態を示す縦断面図である。
【図4】図3の状態で、フィルターセット部の冷媒を除
去する工程を示す説明図である。
【図5】第1例でのフィルター本体の交換作業状態を示
す縦断面図である。
【図6】第1例でフィルター本体の交換後にフィルター
セット箇所に冷媒を充填する工程を示す説明図である。
【図7】本発明に係る冷媒流通配管用フィルター装置に
おける実施の形態の第2例を示した縦断面図である。
【符号の説明】
1 冷媒流通配管用フィルター装置 2 冷媒流通配管 3 フィルターハウジング 4 冷媒主通路 5 バイパス通路 5a,5b 第1,第2の開口部 6 主弁座 7,8 第1,第2の弁座 9,10 弁体 11 第1の弁体操作機構 12 ガイド管 13 キャップ体 14 Oリング 15 駆動弁軸 15a ネジ部 16 中継筐体 16a 底部 17 従動弁軸 17a フランジ部 18a,18b コイルバネ 19 第2の弁体操作機構 20 ガイド管 21 キャップ体 22 Oリング 23 駆動弁軸 23a ネジ部 24 中継筐体 24a 底部 25 従動弁軸 25a フランジ部 26a,26b コイルバネ 27 フィルターセット部 28A,28B フィルターユニット 29 フィルター交換口 30 開閉蓋 31A,31B カートリッジケース 31Aa,31Ba 入口 31Ab,31Ab 出口 32A,32B 取付けシール 33A,33B フィルター本体 33Aa,33Ba 開口部 33Ab,33Bb 底部 33Ac,33Bc 内鍔 34A,34B コイルバネ 35A,35B 弁体 36 テーパ孔部 37 コイルバネ 38,39 圧力調整弁 40 高圧ホース 41 マニホールドゲージ 42 高圧ホース 43 冷媒回収装置 44 ボンベ 45 真空ポンプ 46 高圧ホース 47 吸着剤

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒流通配管の途中に取り付けて異物を
    除去する冷媒流通配管用フィルター装置において、前記
    冷媒流通配管の途中にフィルターハウジングが一体に設
    けられ、前記フィルターハウジング内を通って前記冷媒
    流通配管内の冷媒主通路に対して並列にバイパス通路が
    設けられ、前記バイパス通路には前記冷媒主通路に開口
    する第1,第2の開口部が設けられ、前記第1,第2の
    開口部の間で前記冷媒流通配管内には前記冷媒主通路を
    仕切る主弁座が設けられ、前記バイパス通路の前記第
    1,第2の開口部には第1,第2の弁座が設けられ、前
    記主弁座と前記第1,第2の弁座には第1,第2の弁体
    操作機構の操作によりコイルばねを介して当接・離反し
    前記主弁座及び前記第1,第2の弁座を開閉する弁体が
    それぞれ設けられ、前記バイパス通路内には前記異物を
    除去するフィルターが交換可能にセットされるフィルタ
    ーセット部が設けられ、前記フィルターハウジングには
    バイパス通路内に連通しフィルターセット部に前記フィ
    ルターをセットするためのフィルター交換口が設けら
    れ、このフィルター交換口は開閉蓋で開閉可能に閉塞さ
    れていることを特徴とする冷媒流通配管用フィルター装
    置。
  2. 【請求項2】 前記主弁座と前記第1の弁座は共通の弁
    体で一方が開のとき他方が閉となるように開閉動作が行
    われる構造になっていることを特徴とする請求項1に記
    載の冷媒流通配管用フィルター装置。
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