JP3293806B2 - 同軸コネクタのレセプタクル - Google Patents

同軸コネクタのレセプタクル

Info

Publication number
JP3293806B2
JP3293806B2 JP27382599A JP27382599A JP3293806B2 JP 3293806 B2 JP3293806 B2 JP 3293806B2 JP 27382599 A JP27382599 A JP 27382599A JP 27382599 A JP27382599 A JP 27382599A JP 3293806 B2 JP3293806 B2 JP 3293806B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
receptacle
hole
plug
coaxial connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP27382599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001093622A (ja
Inventor
和美 佐野
Original Assignee
エヌイーシーアクセステクニカ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エヌイーシーアクセステクニカ株式会社 filed Critical エヌイーシーアクセステクニカ株式会社
Priority to JP27382599A priority Critical patent/JP3293806B2/ja
Publication of JP2001093622A publication Critical patent/JP2001093622A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3293806B2 publication Critical patent/JP3293806B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波信号などを
伝送するケーブルを接続する同軸コネクタのレセプタク
ルに関し、特にプラグの挿抜検出機能を備えた同軸コネ
クタのレセプタクルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】同軸コネクタを構成するレセプタクルと
して、同軸コネクタのプラグがレセプタクルに接続され
たか否かを検出する機能を備えたものがしばしば用いら
れる。この種のレセプタクルの一例が特開平9−161
891号公報に開示されており、図6はこのプラグ挿抜
検出機能を備えた従来の同軸コネクタのレセプタクルお
よびプラグを示す断面側面図である。このコネクタ10
2はプラグ104とレセプタクル106から成り、プラ
グ104は円筒状の外側コンタクト108と、その内側
に外側コンタクト108との間に間隔をおき外側コンタ
クト108と同一方向に延在する内側コンタクト110
とを含んで構成されている。
【0003】レセプタクル106のハウジング107に
は、このプラグ104を挿入する孔部112が形成さ
れ、孔部112内の中央部に絶縁材料から成るコンタク
ト支持部114が突設されている。コンタクト支持部1
14の中央部にはプラグ104の内側コンタクト110
を挿入する孔が形成され、その孔の内側にプラグ部の内
側コンタクト110に接触する内側コンタクト116が
配設されている。内側コンタクト116の基部は、孔部
112の奥壁を貫通する導体片118に接続されてい
る。
【0004】コンタクト支持部114の外側には外面に
沿って弾性材料から成る外側コンタクト120が延設さ
れ、孔部112に挿入されたプラグ104の外側コンタ
クト108の内面に接触する構造となっている。外側コ
ンタクト120の基部は、孔部112の奥壁を貫通する
導体片122に接続されている。また、コンタクト支持
部114の外側には、上記外側コンタクト120とは異
なる箇所で外面に沿って弾性材料から成る検出コンタク
ト124が延設され、孔部112に挿入されたプラグ1
04の外側コンタクト108の内面に接触する構造とな
っている。検出コンタクト124の基部は、孔部112
の奥壁を貫通する導体片126に接続されている。
【0005】導体片118、122、126の図におけ
る右端側は直角に下方に屈曲して端部がハウジング10
7の下面128より若干突出する状態となっている。ハ
ウジングは通常回路基板上に下面128を下にして載置
され、各導体片の上記端部は回路基板上のパターンに半
田付けなどにより接続固定される。
【0006】プラグ104の外側コンタクト108は通
常、グランド電位とされるので、プラグ104がレセプ
タクル106に接続されると外側コンタクト108が検
出コンタクト124に接触し、その結果、検出コンタク
ト124もグランド電位となり、そのことでプラグ10
4がレセプタクル106に接続されたことを検出でき
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのように構成
された従来のレセプタクル106には次のような問題点
がある。第1の問題点は、検出コンタクト124が弾性
材料からなり、バネ接点となっているので、プラグ10
4の挿抜を繰り返すうちに検出コンタクト124の弾性
がしだいに弱くなり、検出コンタクト124とプラグ1
04の外側コンタクト108との接触不良が生じやすく
なるということである。第2の問題点は、検出コンタク
ト124は通常、細い帯状に形成されており、レセプタ
クル組立時や、プラグ挿抜時に不正方向に加重が加わる
と容易に変形し、コンタクト支持部114から遠ざかる
方向に屈曲したような場合には、プラグ104の孔部1
12への挿入、すなわちプラグ104の装着は不可能と
なってしまうということである。
【0008】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、その目的は、プラグの挿抜を繰り返し
ても接触不良が起こり難く、かつ機械的強度の高い挿抜
検出機能を備えた同軸コネクタのレセプタクルを提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、同軸コネクタのプラグを挿入する孔部が形
成された絶縁材料から成るハウジングと、前記ハウジン
グに取り付けられプラグ装着時に前記プラグの中心導体
が接触する、導電性材料から成る内側コンタクトと、前
記ハウジングに取り付けられ前記プラグ装着時に前記プ
ラグの外側導体が接触する、導電性材料から成る外側コ
ンタクトとを含み、前記内側コンタクトは前記孔部内に
おいて前記孔部の底部上に、前記孔部の内周面との間に
間隔をおいて突設され、前記外側コンタクトは前記孔部
の前記内周面に沿って延設され、前記内側コンタクトの
基部は前記孔部の前記底部を成す前記ハウジングの底壁
を貫通して外側に露出し、前記外側コンタクトは少なく
とも一部が前記底壁の外側に延出された同軸コネクタの
レセプタクルであって、前記外側コンタクトは、前記孔
部の前記内周面における内周方向の所定区間を除いて前
記内周面のほぼ全周に延在し、前記所定区間の前記内周
面に、前記外側コンタクトとの間に間隔をおいて導電材
料から成る検出コンタクトが延設され、前記検出コンタ
クトの少なくとも一部は前記底壁の外側に延出されてい
ることを特徴とする。
【0010】本発明の同軸コネクタのレセプタクルで
は、プラグを孔部内に挿入すると、プラグの外側コンタ
クトは、レセプタクルの孔部の内周面に延設された外側
コンタクトに接触し、またプラグの内側コンタクトはレ
セプタクルの孔部内に突設された内側コンタクトに接触
してプラグとレセプタクルとの電気的な接続が確立す
る。さらに、このときプラグの外側コンタクトは、レセ
プタクル孔部の内周面の上記所定区間に延設された検出
コンタクトにも接触し、したがって、たとえばプラグの
外側コンタクトがグランド電位の場合、検出コンタクト
もグランド電位となってプラグがレセプタクルに装着さ
れたことを検出することができる。そして、本発明の同
軸コネクタのレセプタクルでは、検出コンタクトは弾性
を備えている必要はなく、バネ接点は構成しないので、
プラグの挿抜を繰り返すことで従来のように接触不良が
起こりやすくなるといった問題は発生しない。また、検
出コンタクトは孔部の内周面に沿って延設させるので、
その幅や厚さを充分にとって機械的強度を高めることが
できる。したがって、検出コンタクトは容易には変形せ
ず、故障無くレセプタクルを使用することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態例につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明による同軸コ
ネクタのレセプタクルの一例を示す斜視図、図2の
(A)は図1のA−A断面側面図、(B)は図1の同軸
コネクタのレセプタクルの下面図、図3は図1のB−B
断面側面図である。これらの図面に示したように、本実
施の形態例の同軸コネクタのレセプタクル2は、同軸コ
ネクタ4のプラグ6を挿入する平面視略円形の孔部8が
形成された絶縁材料から成るハウジング10と、ハウジ
ング10に取り付けられプラグ装着時にプラグ6の不図
示の内側コンタクト(内側導体)が接触する、導電性材
料から成る内側コンタクト12と、ハウジング10に取
り付けられプラグ装着時にプラグ6の外側コンタクト4
2(外側導体)が接触する、導電性材料から成る外側コ
ンタクト14とにより構成されている。
【0012】上記内側コンタクト12は孔部8内におい
て孔部8の底部16上のほぼ中央に、したがって孔部8
の内周面18との間に間隔をおいて突設されて、一方、
外側コンタクト14は孔部8の内周面18に沿って延設
されている。より詳しくは、外側コンタクト14は、孔
部8の内周面18における内周方向の所定区間20を除
いて内周面18のほぼ全周に延在している。そして上記
所定区間20の内周面18に、外側コンタクト14との
間に間隔をおいて導電材料から成る検出コンタクト22
が延設されている。
【0013】内側コンタクト12の基部24は孔部8の
底部16を貫通してハウジング10の底壁26の外側に
露出し、一方、外側コンタクト14は一部が底壁26の
外側に延出されている。また、検出コンタクト22の一
部も底壁26の外側に延出されている。
【0014】特に本実施の形態例では、外側コンタクト
14の延出部28は図1に示したようにおおむね帯状の
板体の中央に孔部8の開口大の孔30を形成して、この
孔30の縁と、孔部8内の外側コンタクト14の上端部
とを接続し、上記孔30の両側部はハウジング10の角
部で屈曲させハウジング10の上面、外面、下面13に
沿って延在させた構造となっている。延出部28の先端
部は一部が、図2の(B)および図3に示したように、
接続脚32としてハウジング10の下面13、すなわち
底壁26の外面に沿って延在している。
【0015】検出コンタクト22の延出部34は、外側
コンタクト14と同様にハウジング10の角部で屈曲し
ハウジング10上面、外面、下面13に沿って延在して
いる。延出部34の先端部は図2の(A)および(B)
に示したように、接続脚36として底壁26の外面(下
面13)に沿って延在している。
【0016】外側コンタクト14の孔部8内の下端部1
4Aは、図2の(A)および図3に示したように、ほぼ
直角に孔部8の中心から離れる方向に屈曲して、ハウジ
ング10の側壁内に埋設されている。また、検出コンタ
クト22の孔部8内の下端部22Aも、図2の(A)に
示したように、ほぼ直角に孔部8の中心から離れる方向
に屈曲して、ハウジング10の側壁内に埋設されてい
る。これにより外側コンタクト14および検出コンタク
ト22はハウジング10に対して強固に固定される。ま
た、ハウジング10の下面13には図2の(A)および
(B)に示したように板状の接続脚38が、下面13の
中央部から周端部にわたって延設されており、接続脚3
8の中央部側の端部は内側コンタクト12の、底壁26
から露出した基部24に接続されている。
【0017】プラグ6は、図1に示したように、同軸ケ
ーブル40の先端に接続され、円筒状の外側コンタクト
42と、外側コンタクト42の内側に外側コンタクト4
2の仮想中心線に沿って延在する不図示の内側コンタク
トとを含んで構成されている。外側コンタクト42の先
端近傍の外周にはほぼ全周にわたり環状の凸部44が形
成されている。
【0018】そして、レセプタクル2の孔部8内の外側
コンタクト14の底部16近傍における表面には、プラ
グ6の上記凸部44が嵌合する環状の溝46が孔部8の
周方向に外側コンタクト14の全周にわたり形成されて
いる。また、検出コンタクト22にも、底部16からほ
ぼ同じ高さの位置に同様の溝48が溝46と同じ方向に
形成されている。このレセプタクル2をたとえば回路基
板に実装するときは、接続脚32、36、38の位置を
回路基板上に形成された対応する導電パターンの位置に
一致させ底部16を下にして回路基板上に配置して固定
する。
【0019】このような構成において、プラグ6をレセ
プタクル2に装着すべくプラグ6の外側コンタクト42
をレセプタクル2の孔部8内に挿入すると、プラグ先端
部の環状の凸部44が、レセプタクル2の孔部8内の外
側コンタクト14および検出コンタクト22に形成され
た溝46、48に係合し、プラグ6はレセプタクル2に
対して確実に接続される。このときプラグ6の外側コン
タクト42はレセプタクル2の外側コンタクト14に電
気的に接続され、またプラグ6の不図示の内側コンタク
トもレセプタクル2の内側コンタクト12に電気的に接
続される。そして、このとき同時に検出コンタクト22
にプラグ6の外側コンタクト42が電気的に接続され、
プラグ6がレセプタクル2に接続されたことを電気的に
検出することが可能となる。
【0020】図4は実施の形態例のレセプタクル2によ
る同軸コネクタ4を用いてアンテナを信号発生器に切り
換え接続する回路の一例を示す回路図である。この回路
は、リレー50によって内部アンテナ52と外部アンテ
ナ54とを切り替えて信号発生器56に接続するもので
あり、外部アンテナ54は実施の形態例のレセプタクル
2による同軸コネクタ4により回路本体に接続する構成
となっている。詳しく説明すると、プラグ6の内側コン
タクト6Aは外部アンテナ54に接続され、外側コンタ
クト42はグランドに接続されている。一方、レセプタ
クル2では、内側コンタクト12はリレー50の接点5
8に接続され、外側コンタクト14はグランドに、そし
て検出コンタクト22はリレー50の制御端子60に接
続されている。検出コンタクト22はまた抵抗62を通
じて+Vボルトの電源に接続されプルアップされてい
る。また、内部アンテナ52はリレー50の接点64に
接続され、リレー50の共通端子66は信号発生器56
の出力端子68に接続されている。
【0021】このような構成において、プラグ6をレセ
プタクル2に接続しない状態では、検出コンタクト22
が上述のようにプルアップされていることから、リレー
50の制御端子60には+Vボルトの電圧が印加され、
リレー50の接片70は接点64側となって外部アンテ
ナ54が信号発生器56の出力端子68に接続される。
一方、プラグ6がレセプタクル2に接続されると、レセ
プタクル2の外側コンタクト14および検出コンタクト
22にプラグ6の外側コンタクト42が接続されて検出
コンタクト22はグランド電位となるため、リレー50
の制御端子60もグランド電位となり、リレー50の接
片70は接点58側となって外部アンテナ54がプラグ
6およびレセプタクル2の内側コンタクト6A、12を
通じ、リレー50を介して信号発生器56の出力端子6
8に接続される。すなわち、プラグ6をレセプタクル2
に接続するとレセプタクル2の検出コンタクト22がグ
ランド電位となることからプラグ6がレセプタクル2に
接続されたことが検出され、その結果、信号発生器56
には内部アンテナ52に変えて外部アンテナ54が接続
される。
【0022】このような実施の形態例の同軸コネクタの
レセプタクル2では、検出コンタクト22は従来のよう
に弾性を備えている必要がなく、バネ接点は構成しない
ので、プラグ6の挿抜を繰り返すことで従来のように接
触不良が起こりやすくなるといった問題は発生しない。
また、検出コンタクト22は孔部8の内周面18に沿っ
て延設させるので、その幅や厚さを充分にとって機械的
強度を高めることができる。したがって、検出コンタク
ト22は容易には変形せず、故障無くレセプタクル2を
使用することができる。
【0023】さらに、図6に示した従来のレセプタクル
では、孔部8の後ろ側(図6における右側)に導体片1
18、122、126を収容した長いハウジング部が存
在しているが、実施の形態例のレセプタクル2では、こ
のような箇所は存在せず、相当する箇所は底壁26のみ
であるため、レセプタクル2は非常に小型に形成するこ
とができる。その結果、実装位置に関する条件が緩和さ
れ、たとえば図4の例では内部アンテナ52の近傍に実
装することができ、回路基板上のパターンの引き回しを
短くしてノイズ混入を抑えるといったことが可能とな
る。
【0024】次に本発明の第2の実施の形態例について
説明する。図5の(A)および(B)は第2の実施の形
態例の同軸コネクタのレセプタクルを示す断面側面図で
ある。図中、図1ないし図3と同一の要素には同一の符
号が付されており、それらに関する説明はここでは省略
する。なお、図5の(A)は図2の(A)に相当し、図
5の(B)は図3に相当する図面である。第2の実施の
形態例の同軸コネクタのレセプタクル72では、図5の
(B)に示したように、外側コンタクト14は、孔部8
内に延在する箇所の下端部から一部が孔部8の底部16
を成す底壁26を貫通して外側に露出している。この延
出部74は底壁26の外に出た後すぐにほぼ直角に屈曲
し、接続脚76として下面13に沿って下面の中心から
離れる方向に延在し、先端部は底面の辺部で屈曲してハ
ウジング10の側面に沿って上方延在している。この第
2の実施の形態例でも、外側コンタクト14は孔部8の
開口部からも延出しているが、図5の(B)に示したよ
うにハウジング10の側面の途中までとなっている。
【0025】また、図5の(A)に示したように、検出
コンタクト22も、孔部8内に延在する箇所の下端部か
ら一部が底壁26を貫通して底壁26の外側に露出して
いる。この延出部78は底壁26の外に出た後すぐにほ
ぼ直角に屈曲し、接続脚80として下面13に沿って下
面の中心から離れる方向に延在し、先端部は下面の辺部
で屈曲してハウジング10の側面に沿って上方に延在し
ている。検出コンタクト22は孔部8の開口部からも延
出しているが、図5の(A)に示したようにハウジング
10の側面の途中までとなっている。
【0026】この第2の実施の形態例では、外側コンタ
クト14および検出コンタクト22は孔部8の外におい
て延在距離が短く、また面積も狭いため、レセプタクル
2における信号の減衰を低く抑えることができる。ま
た、検出コンタクト22は下部がハウジング10の底壁
26を貫通しているため、検出コンタクト22はいっそ
う強固にハウジング10に固定されることになり、プラ
グ6の挿抜を繰り返すことによる不具合の発生確率を低
下させ、レセプタクル2のさらなる長寿命化を図ること
ができる。
【0027】なお、同軸コネクタのレセプタクル2およ
び同軸コネクタのレセプタクル72は、たとえばハウジ
ング10を樹脂製とし、モールド成形により内側コンタ
クト12、外側コンタクト14、ならびに検出コンタク
ト22と共に一体成形することで製造できる。この場合
には、各コンタクトはより強固にハウジング10に固定
されるので、いっそうの長寿命化を図ることが可能とな
る。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明の同軸コネク
タのレセプタクルでは、プラグを孔部内に挿入すると、
プラグの外側コンタクトは、レセプタクルの孔部の内周
面に延設された外側コンタクトに接触し、またプラグの
内側コンタクトはレセプタクルの孔部内に突設された内
側コンタクトに接触してプラグとレセプタクルとの電気
的な接続が確立する。さらに、このときプラグの外側コ
ンタクトは、レセプタクル孔部の内周面の上記所定区間
に延設された検出コンタクトにも接触し、したがって、
たとえばプラグの外側コンタクトがグランド電位の場
合、検出コンタクトもグランド電位となってプラグがレ
セプタクルに装着されたことを検出することができる。
そして、本発明の同軸コネクタのレセプタクルでは、検
出コンタクトは弾性を備えている必要はなく、バネ接点
は構成しないので、プラグの挿抜を繰り返すことで従来
のように接触不良が起こりやすくなるといった問題は発
生しない。また、検出コンタクトは孔部の内周面に沿っ
て延設させるので、その幅や厚さを充分にとって機械的
強度を高めることができる。したがって、検出コンタク
トは容易には変形せず、故障無くレセプタクルを使用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による同軸コネクタのレセプタクルの一
例を示す斜視図である。
【図2】(A)は図1のA−A断面側面図、(B)は図
1の同軸コネクタのレセプタクルの下面図である。
【図3】図1のB−B断面側面図である。
【図4】実施の形態例のレセプタクルによる同軸コネク
タを用いてアンテナを信号発生器に切り換え接続する回
路の一例を示す回路図である。
【図5】(A)および(B)は第2の実施の形態例の同
軸コネクタのレセプタクルを示す断面側面図である。
【図6】プラグ挿抜検出機能を備えた従来の同軸コネク
タのレセプタクルおよびプラグを示す断面側面図であ
る。
【符号の説明】
2……レセプタクル、4……同軸コネクタ、6……プラ
グ、8……孔部、10……ハウジング、12……内側コ
ンタクト、14……外側コンタクト、16……底部、1
8……内周面、20……所定区間、22……検出コンタ
クト、24……基部、26……底壁、28……延出部、
30……孔、32……接続脚、34……延出部、36…
…接続脚、38……接続脚、40……同軸ケーブル、4
2……外側コンタクト、44……凸部、46……溝、4
8……溝、50……リレー、52……内部アンテナ、5
4……外部アンテナ、56……信号発生器、58……接
点、60……制御端子、62……抵抗、64……接点、
66……共通端子、68……出力端子、70……接片、
72……レセプタクル、74……延出部、76……接続
脚、78……延出部、80……接続脚、102……コネ
クタ、104……プラグ、106……レセプタクル、1
08……外側コンタクト、110……内側コンタクト、
112……孔部、114……コンタクト支持部、116
……内側コンタクト、118……導体片、120……外
側コンタクト、122……導体片、124……検出コン
タクト、126……導体片、128……下面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/64 H01R 17/04

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸コネクタのプラグを挿入する孔部が
    形成された絶縁材料から成るハウジングと、前記ハウジ
    ングに取り付けられプラグ装着時に前記プラグの中心導
    体が接触する、導電性材料から成る内側コンタクトと、
    前記ハウジングに取り付けられ前記プラグ装着時に前記
    プラグの外側導体が接触する、導電性材料から成る外側
    コンタクトとを含み、 前記内側コンタクトは前記孔部内において前記孔部の底
    部上に、前記孔部の内周面との間に間隔をおいて突設さ
    れ、 前記外側コンタクトは前記孔部の前記内周面に沿って延
    設され、 前記内側コンタクトの基部は前記孔部の前記底部を成す
    前記ハウジングの底壁を貫通して外側に露出し、 前記外側コンタクトは少なくとも一部が前記底壁の外側
    に延出された同軸コネクタのレセプタクルであって、 前記外側コンタクトは、前記孔部の前記内周面における
    内周方向の所定区間を除いて前記内周面のほぼ全周に延
    在し、 前記所定区間の前記内周面に、前記外側コンタクトとの
    間に間隔をおいて導電材料から成る検出コンタクトが延
    設され、 前記検出コンタクトの少なくとも一部は前記底壁の外側
    に延出されていることを特徴とする同軸コネクタのレセ
    プタクル。
  2. 【請求項2】 前記外側コンタクトは少なくとも一部が
    前記孔部の開口部側から前記孔部の外に延出され、前記
    ハウジングの外面に沿って延在して前記ハウジングの前
    記底壁の外側に延出されていることを特徴とする請求項
    1記載の同軸コネクタのレセプタクル。
  3. 【請求項3】 前記外側コンタクトは一部が前記孔部の
    前記底部側から前記底壁を貫通して前記底壁の外側に露
    出し、前記底壁の外側に延出されていることを特徴とす
    る請求項1記載の同軸コネクタのレセプタクル。
  4. 【請求項4】 前記検出コンタクトの少なくとも一部は
    前記孔部の開口部側から前記孔部の外に延出され、前記
    ハウジングの外面に沿って延在して前記ハウジングの前
    記底壁の外側に延出されていることを特徴とする請求項
    1記載の同軸コネクタのレセプタクル。
  5. 【請求項5】 前記検出コンタクトは少なくとも一部が
    前記孔部の前記底部側から前記底壁を貫通して前記底壁
    の外側に露出し、前記底壁の外側に延出されていること
    を特徴とする請求項1記載の同軸コネクタのレセプタク
    ル。
  6. 【請求項6】 前記ハウジングが樹脂から成り、モール
    ド成形により前記内側コンタクト、前記外側コンタク
    ト、ならびに前記検出コンタクトと共に一体成形されて
    いることを特徴とする請求項1記載の同軸コネクタのレ
    セプタクル。
  7. 【請求項7】 アンテナを信号発生器に接続する同軸コ
    ネクタを構成し、前記検出コンタクトがグランド電位か
    否かにより前記プラグが接続されているか否かが検出さ
    れることを特徴とする請求項1記載の同軸コネクタのレ
    セプタクル。
JP27382599A 1999-09-28 1999-09-28 同軸コネクタのレセプタクル Expired - Fee Related JP3293806B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27382599A JP3293806B2 (ja) 1999-09-28 1999-09-28 同軸コネクタのレセプタクル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27382599A JP3293806B2 (ja) 1999-09-28 1999-09-28 同軸コネクタのレセプタクル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001093622A JP2001093622A (ja) 2001-04-06
JP3293806B2 true JP3293806B2 (ja) 2002-06-17

Family

ID=17533087

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27382599A Expired - Fee Related JP3293806B2 (ja) 1999-09-28 1999-09-28 同軸コネクタのレセプタクル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3293806B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4199597B2 (ja) 2003-05-30 2008-12-17 日本圧着端子製造株式会社 アンテナ用コネクタ
KR101213281B1 (ko) 2010-11-23 2012-12-18 엑스와이지 사이언스 코퍼레이션 리미티드 접지선 정합 콘센트
JP5943806B2 (ja) 2012-10-17 2016-07-05 日本航空電子工業株式会社 同軸コネクタおよびコネクタ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001093622A (ja) 2001-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7217137B1 (en) Coaxial connector having a switch
JP3761501B2 (ja) 同軸コネクタ及びそれが実装されるグランドパッド
US6447311B1 (en) Electrical connector with grounding means
US4983127A (en) Electrical connector
JP3422485B2 (ja) ジャック
JP2010218712A (ja) コネクタ
US5286222A (en) Shielded floating electric connector
JP2020009758A (ja) 結合高さが減少された基板メイティンコネクタ
US20060234562A1 (en) Socket connector for coaxial plug
US5681186A (en) Connector module, connector kit and connector module and panel assembly
WO2002082588A1 (en) Retention system for electrical connectors
US20030119370A1 (en) Solder mask configuration for a printed circuit board of a modular jack
US6241555B1 (en) Shelled connector mounted on electric equipment
JP2844522B2 (ja) 取付ポストを有する電気コネクタ
US6068502A (en) Electrical connector
US6171123B1 (en) Electrical connector
JP3293806B2 (ja) 同軸コネクタのレセプタクル
US6276966B1 (en) Jack with shield plate
US6619984B2 (en) Electrical connector having improved shielding
KR100646826B1 (ko) 이동통신단말기의 dmb수신안테나용 동축커넥터
JP3079467B2 (ja) グランド強化型電気コネクタ
WO2001006598A8 (en) Low profile electrical connectors for microphones
US6482037B1 (en) Receptacle connector with grounding tabs
US20050208826A1 (en) Multi-pole jack
US6280214B1 (en) Radio frequency electrical connector

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees