JP3292368B2 - テクスチャマッピング方法及び装置ならびに記録媒体 - Google Patents

テクスチャマッピング方法及び装置ならびに記録媒体

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JP3292368B2
JP3292368B2 JP4795099A JP4795099A JP3292368B2 JP 3292368 B2 JP3292368 B2 JP 3292368B2 JP 4795099 A JP4795099 A JP 4795099A JP 4795099 A JP4795099 A JP 4795099A JP 3292368 B2 JP3292368 B2 JP 3292368B2
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賞一 堀口
尚子 植本
茂 長井
勲 宮川
利明 杉村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、3次元仮想空間の
構築技術に関し、特に、3次元構造モデルに対して実写
画像をテクスチャマッピングする方法及び装置ならびに
テクスチャマッピング方法の処理手順をコンピュータが
実行可能なプログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、実写画像を用いて3次元仮想環境
を生成する研究が盛んである。我々は都市景観の3次元
再現を目指し研究を行っている。都市景観を再現する場
合、複雑で数多くの建造物を広範囲にわたり再現する必
要があり、これらを効率的に精度良く再現しなければな
らない。
【0003】従来は、対象とする構造物をカメラで撮影
し、コンピュータ・グラフイック・エディタを用いて3
次元構造モデルの各ポリゴンに対して、撮影画像から切
り取ったテクスチャを熟練者が1枚づつ貼り付けてい
た。さらに、必要に応じて撮影画像をデジタル化した
り、撮影画像の整形、修正、編集を熟練者が実施してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】テクスチャ点の実写画
像をカメラで撮影する作業、撮影画像の中から最適なテ
クスチャが映っている画像を選択する作業、この選択し
た画像からテクスチャを切り取り、編集し、3次元構造
モデルの各ポリゴンに貼り付ける作業は、いずれも熟練
を要すると共に膨大な時間を必要とする問題があった。
【0005】また、1枚1枚カメラで撮影するため、あ
らゆるカメラの向き、位置から実写画像を取得すること
は非常に困難な作業であり、取得できないテクスチャも
少なくないという問題があった。
【0006】本発明の目的は、3次元構造モデルの各ポ
リゴンに最適なテクスチャを自動的にマッピングするこ
とが可能な技術を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、従来のテクスチャ点
の実写画像をカメラで撮影する作業、撮影画像の中から
最適なテクスチャが映っている画像を選択する作業、こ
の選択した画像からテクスチャを切り取り、編集し、3
次元構造モデルの各ポリゴンに貼り付ける作業量、及び
作業時間を大幅に削減して短縮することが可能な技術を
提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、大量の画像の中から
一意に最適なテクスチャを容易に取得することが可能な
技術を提供することにある。本発明の前記ならびにその
他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面
によって明らかになるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記の通りである。即ち、本発明は、位置情報を有する
3次元構造モデルに対して、カメラで撮影した実写画像
を自動的にテクスチャマッピングするテクスチャマッピ
ッング方法であって、一定間隔で格納されている実写撮
影時のビデオカメラのカメラ位置・姿勢データを順次読
み込む手順1と、前記手順1で読み込んだカメラ位置・
姿勢データ間に存在するビデオカメラの画像のフレーム
数を算出し、該当するフレームに対応するビデオ画像を
撮影したビデオカメラの位置・姿勢情報(X、Y、Z、
κ、φ、ω)を計算する手順2と、前記手順2で計算さ
れた結果の値をビデオ画像に格納する手順3と、前記3
次元構造モデルから対象ポリゴンを選択する手順4と、
前記手順4で選択された対象ポリゴンとビデオカメラと
の相対位置関係から探索するビデオ画像の範囲を絞り込
む手順5と、前記手順5で絞り込んだビデオ画像を順次
読み込み、テクスチャ面の面積、および、テクスチャ面
の重心と主点との距離を計算する手順6と、前記手順6
で計算したテクスチャ面の面積、および、テクスチャ面
の重心と主点との距離とを比較し、当該面積が最大であ
るビデオ画像、または当該面積が最大であるビデオ画像
が複数ある場合は前記距離が最小のビデオ画像を一意に
選択する手順7と、前記手順7で選択されたビデオ画像
からテクスチャを切り取り、この切り取ったテクスチャ
を対応するポリゴンに自動的に貼り付ける手順8とを有
することを特徴とするテクスチャマッピッング方法。
【0010】本発明の好ましい実施の形態では、前記手
順3は、ビデオカメラの位置・姿勢データを格納したビ
デオ画像からデータを1つ読み込む手順11と、選択さ
れた対象ポリゴンの1つの頂点を選択する手順12と、
前記手順12で選択された頂点と撮影点との距離を計算
して、該頂点に対応するテクスチャ面の頂点座標を計算
し、テクスチャ情報として画像番号、頂点番号、座標、
撮影点との距離を格納する手順13と、前記手順12と
前記手順13とを全ての頂点に対して行い、ビデオ画像
内にテクスチャの全部が映っている可能性のある画像と
テクスチャの全部もしくは一部しか映っていない画像と
を区別する手順14と、テクスチャの全部もしくは一部
しか映っていない画像をテクスチャ情報から削除する手
順15と、ビデオ画像内にテクスチャの全部が映ってい
る可能性のある画像に対して、対象ポリゴンの重心から
一定距離内に含まれる1つのポリゴンを選出する手順1
6と、前記手順16で選出されたポリゴン内の1つの頂
点を選出し、この選出された頂点に対応するビデオ画像
面上の点の座標を計算し、当該対応点が対象としている
テクスチャ面内に含まれているか否かを調ベる手順17
と、前記手順17で調べた結果、対応点がテクスチャ面
内にある場合、前記選出した頂点と撮影点との距離L1
と、対象ポリゴンの重心と撮影点との距離L2を計算す
る手順18と、前記手順18で計算された距離L1と、
距離L2とを比較し、前記距離L1が短い場合には、現
在、対象としているビデオ画像に関する情報をテクスチ
ャ情報の中から削除する手順19と、前記手順17ない
し手順19を、前記手順16で選出されたポリゴンの頂
点の全てに対して行う手順20と、前記手順16ないし
手順20を、対象ポリゴンの重心から一定距離内の全て
のポリゴンに対して行う手順21と、前記手順11ない
し手順21を、ビデオカメラの位置・姿勢データを格納
したビデオ画像の全てに対して行う手順22とを有する
ことを特徴とする。
【0011】また、本発明は、前述のテクスチャマッピ
ングするテクスチャマッピング方法を、コンピュータに
実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であ
る。
【0012】また、本発明は、3次元構造モデルに対し
て、ビデオカメラで撮影した実写画像を自動的にテクス
チャマッピングするテクスチャマッピング装置であっ
て、ビデオカメラで撮影した実写画像、および一定間隔
毎のビデオカメラのカメラ位置・姿勢データを格納する
外部記憶装置と、前記外部記憶装置から、一定間隔で格
納されているビデオカメラで撮影した実写画像のカメラ
位置・姿勢データを順次読み出す位置・姿勢データ読み
出し手段と、実写撮影時のビデオカメラの位置及び姿勢
を推定する位置・姿勢推定手段と、3次元構造モデルと
ビデオカメラとの相対位置関係から探索ビデオ画像の範
囲を絞り込む探索ビデオ画像範囲絞り込み手段と前記
探索ビデオ画像範囲絞り込み手段により絞り込んだビデ
オ画像の中から最適なテクスチャが映っているビデオ画
像を選択するビデオ画像選択手段と、前記ビデオ画像選
択手段により選択されたビデオ画像からテクスチャを切
り取るテクスチャ切り取り手段と、前記テクスチャ切り
取り手段により切り取ったテクスチャを対応するポリゴ
ンに自動的に貼り付ける貼り付け手段とを具備し前記
位置・姿勢推定手段は、前記位置・姿勢データ読み出し
手段で順次読み出されたカメラ位置・姿勢データ間に存
在するビデオカメラの画像のフレーム数を算出し、該当
するフレームに対応するビデオ画像を撮影したビデオカ
メラの位置・姿勢情報(X、Y、Z、κ、φ、ω)を計
算する第1の手段と、前記第1の手段で計算された結果
の値をビデオ画像に格納する第2の手段とを有し、前記
ビデオ画像選択手段は、前記探索ビデオ画像範囲絞り込
み手段で絞り込んだビデオ画像を順次読み込み、テクス
チャ面の面積、および、テクスチャ面の重心と主点との
距離を計算する第1の手段と、前記第1の手段で計算し
たテクスチャ面の面積、および、テクスチャ面の重心と
主点との距離とを比較し、当該面積が最大であるビデオ
画像、または当該面積が最大であるビデオ画像が複数あ
る場合は前記距離が最小のビデオ画像を一意に選択する
第2の手段とを有することを特徴とする。
【0013】本発明の好ましい実施の形態では、前記探
索ビデオ画像範囲絞り込み手段は、前記位置・姿勢推定
手段によりビデオカメラの位置・姿勢データが格納され
たビデオ画像を順次読み込む第1の手段と、前記第1の
手段で読み込まれたビデオ画像毎に、前記選択された対
象ポリゴンの全ての頂点について、各頂点毎に、頂点と
撮影点との距離を計算して、該頂点に対応するテクスチ
ャ面の頂点座標を計算し、テクスチャ情報として画像番
号、頂点番号、座標、撮影点との距離を格納する第2の
手段と、前記第2の手段での計算結果に基づき、ビデオ
画像内にテクスチャの全部が映っている可能性のある画
像とテクスチャの全部もしくは一部しか映っていない画
像とを区別する第3の手段と、テクスチャの全部もしく
は一部しか映っていない画像をテクスチャ情報から削除
する第4の手段と、ビデオ画像内にテクスチャの全部が
映っている可能性のある画像に対して、対象ポリゴンの
重心から一定距離内の全てのポリゴンを選択する第5の
手段と、前記第5の手段で選出された各ポリゴン毎に、
ポリゴンの全ての頂点について、各頂点毎に頂点に対応
するビデオ画像面上の点の座標を計算し、当該対応点が
対象としているテクスチャ面内に含まれているか否かを
調ベる第6の手段と、前記第6手段での結果に基づき、
対応点がテクスチャ面内にある場合、前記選出した頂点
と撮影点との距離L1と、対象ポリゴンの重心と撮影点
との距離L2を計算する第7の手段と、前記第7の手段
で計算された距離L1と、距離L2とを比較し、前記距
離L1が短い場合には、現在、対象としているビデオ画
像に関する情報をテクスチャ情報の中から削除する第8
手段とを有することを特徴とする。
【0014】本発明の好ましい実施の形態では、前記外
部記憶装置に格納される実写画像は、ビデオカメラで撮
影した実写画像であり、前記外部記憶装置に格納される
ビデオカメラの位置・姿勢データは、前記ビデオカメラ
に併設される高解像度カメラで撮影された高解像度画像
から取得されるデータであることを持徴とする。
【0015】本発明の好ましい実施の形態では、前記ビ
デオカメラ、および前記ビデオカメラに併設される高解
像度カメラを、自動車もしくはヘリコプターに搭載され
ることを持徴とする。
【0016】
【0017】以下、本発明について、図面を参照して実
施の形態(実施例)とともに詳細に説明する。なお、実
施例を説明するための全図において、同一機能を有する
ものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略す
る。
【0018】
【発明の実施の形態】(実施例1)図1は、本発明によ
る実施例1のテクスチャマッピング装置の概略構成を示
すブロック構成図である。本実施例1のテクスチャマッ
ピング装置は、位置情報を有する3次元構造モデルに対
して、ビデオカメラで撮影した実写画像を自動的にテク
スチャマッピングする装置であり、図1に示すように、
外部記憶装置1、中央演算処理装置(CPU)2、及び
一時記憶領域を有する内部記憶装置3から構成されてい
る。
【0019】前記外郭記憶装置1は、カメラ位置・姿勢
データ格納領域101、3次元構造モデル格納領域10
2、ビデオ映像格納領域103、及びテクスチャ付3次
元構造モデル格納領域104を有する。
【0020】前記中央演算処理装置2は、前述の領域1
01、102、103に格納されている各種データを外
部記憶装置1から読み出すデータ読み出し手段201、
カメラ位置・姿勢データ格納領域101から読み出した
カメラ位置・姿勢データに基づいてビデオカメラ撮影時
の位置、姿勢を推定するビデオカメラ位置・姿勢推定手
段202、3次元構造モデル格納領域102から読み出
した3次元構造モデルと、前記ビデオカメラ位置・姿勢
推定手段202で推定したビデオカメラ位置・姿勢デー
タとを用いてテクスチャ探索を行うビデオ画像の範囲を
絞り込む探索画像絞り込み手段203、この絞り込む探
索画像絞り込み手段203により絞り込んたビデオ画象
の中から最適なテクスチャを選択するテクスチャ選択手
投204、ビデオ画像格納領域103から読み出したビ
デオ映像から当該テクスチャを切り取るテクスチャ切取
り手段205、3次元構造モデル格納領域102から読
み出した3次元構造モデルの各ポリゴンに当該切り取っ
たテクスチャを貼り付けるテクスチャマッピング手段2
06、及び当該テクスチャを貼り付けた3次元構造モデ
ルを外部記憶装置1のテクスチャ付3次元構造モデル格
納領域104に格納するデータ書き込み手段207を有
する。
【0021】前記内部記憶装置3は、ビデオカメラ位置
・姿勢推定手段202から得られるデータを格納するビ
デオカメラ位置姿勢データ格納領域301、探索画像絞
り込み手段203から得られるデータを格納するテクス
チャ情報格納領域302を有する。
【0022】図2は、本実施例1のビデオカメラの位置
・姿勢推定手段202における推定方法の原理を説明す
るための図である。図において、A及びBは推定に用
いるカメラ位置・姿勢データである。このAデータ及び
Bデータは、ビデオカメラ位置・姿勢データのサンプリ
ングデータとみなすことができ、本発明では当該データ
に基づいてビデオカメラ位置・姿勢を推定する。具体的
にはAデータとBデータとの間でビデオメラが線形移
動すると仮定し、両者の差分量をフレーム数Nで割った
値を変化量として各ビデオカメラの位置及び姿勢を推定
する。
【0023】前記Aデータ(Aフレーム)とBデータ
(Bフレーム」の間のK(K=1,2,3,・・・N)
番目のフレームの位置・姿勢情報は数1の式のようにな
る。
【0024】
【数1】
【0025】図3は、本実施例1の探索画像絞り込み手
段203におけるビデオ画像の読み込み方法の原理を説
明するための図である。本発明では、目的とするテクス
チャの全部もしくは一部しか映っていないビデオ画像
(図(a))、目的とするテクスチャが他のテクスチ
ャに隠れているビデオ画像(図(c))を、テクスチ
ャ取得のためのビデオ映像から除外することにより、最
適テクスチャの探索範囲を絞り込む。
【0026】図4は、本実施例1のテクスチャ選択手投
204におけるビデオ画像の選択方法の原理を説明する
ための図である。51はビデオカメラの投影中心すなわ
ら撮影点、52はビデオカメラに映る画像面であるビデ
オ画像面、53は撮影点51から3次元構造モデルを撮
ったビデオ画像面52に映っている面であるテクスチャ
面、54はテクスチャ面53の重心、55は撮影点51
からの垂線とビデオ画像面52との交点である主点、5
6は3次元構造モデル内の面である対象ポリゴン、57
は3次元構造モデルである。さらに、対象ポリゴン56
の各頂点に対応するテクスチャ面53の各頂点を対応点
と呼ぶ。
【0027】本実施例1では、テクスチャ面53の面積
が最大となる画像を最適なテクスチャを有するビデオ画
像とする。さらに、当該面積が等しいテクスチャ面53
が複数のビデオ画像にある場合は、当該テクスチャ面5
3の面積54と主点55との距離が最小になるビデオ画
像が最適なテクスチャを有するビデオ画像とする。これ
は、対象ポリゴン56の重心と主点55とが一致する向
きで、テクスチャ面53の面積が最大になる撮影点51
から撮影した画像が最適なテクスチャを有することを意
味している。
【0028】図5は、本実施例1のテクスチャマッピン
グ装置全体の動作を説明するためのフローチャートであ
る。本実施例1のテクスチャマッピング装置は、図5に
示すように、位置・姿勢データの基となるカメラ位置・
姿勢データを読み込み(S01)、この読み込まれたカ
メラ位置・姿勢データからビデオカメラの位置・姿勢を
推定する(S02)。次に、3次元構造モデルを読み込
み(S03)、この読み込まれた3次元構造モデルの中
から1つの対象ポリゴンを選出する(S04)。さら
に、この選出された対象ポリゴンに対応するテクスチャ
が映っていないビデオ画像、一部しか映っていないビデ
オ画像、他のテクスチャに隠れて全てのテクスチャが映
っていないビデオ画像を探索画像から除外することによ
り探索画像を絞り込み(S05)、この絞り込まれた探
索画像の中から最適なテクスチャを有するビデオ画像を
選択し(S06)、この選択されたビデオ画像を読み込
み(S07)、この読み込まれたビデオ画像から対応ポ
リゴンに対応するテクスチャを切り取り(S08)、こ
の切り取られたテクスチャを対象ポリゴンに貼り付ける
(S09)。
【0029】前記ステップS01〜S09までの処理を
3次元構造モデル内の全てのポリゴンに対して行い(S
10)、前記処理により作成されたテクスチャ付3次元
構造モデルを格納する(S11)。
【0030】図6は、本実施例1のビデオカメラ位置・
姿勢推定の処理手順を示すフローチャートである。本実
施例1のビデオカメラ位置・姿勢推定の処理手順は、図
に示すように、連続するビデオ画像に対してシーケン
シャルに振り付けた画像番号と、当該ビデオ画像を撮影
したビデオカメラの位置情報(X、Y、Z)及び姿勢情
報(κ、φ、ω)とを格納する一時記憶領域であるビデ
オ画像情報を初期化し(S0201)、ある一定間隔で
推定した高精度のカメラ位置・姿勢データを読み込み
(S0202)、この読み込まれたカメラ位置・姿勢デ
ータ間に存在するビデオカメラの画像のフレーム数Nを
算出する(S0203)。
【0031】次に、この算出されたフレーム数分のカウ
ントを行うためにカウンターを初期化し(S020
4)、該当するフレームに対応するビデオ画像を撮影し
たビデオカメラの位置・姿勢情報(X、Y、Z、κ、
φ、ω)を計算し(S0205)、この計算された結果
の値をビデオ画像情報に格納する(S0206)。前記
ステップS0205及びS0206の処理をカウンター
により数えN回繰り返す(S0207)。さらに、一定
間隔で推定したカメラ位置・姿勢データの全てに対して
前記ステップS0202〜S0207の処理が終了する
まで繰り返す。
【0032】図7及び図8は、本実施例1の探索画像絞
り込み処理の手順を示すフローチャートである。本実施
例1の探索画像絞り込み処理は、図7に示すように、連
続するビデオ画像に対してシーケンシャルに振り付けた
画像番号、該画像番号のビデオ画像に映っているテクス
チャの各頂点を区別する頂点番号、該各頂点番号に対応
する頂点のビデオ画像面上の座標、及び当該各頂点と撮
影点との距離とを格納する一時記憶領域に格納してある
テクスチャ情報を初期化し(S0501)、ビデオカメ
ラの位置・姿勢データを格納したビデオ画像情報からデ
ータを1つ読み込み(S0502)、図5のステップS
04で選出した対象ポリゴンの1つの頂点を選択する
(S0503)。
【0033】次に、前記選択された頂点と撮影点との距
離を計算し(S0504)、当該頂点に対応するテクス
チャ面の頂点座標を計算し(S0505)、テクスチャ
情報として画像番号、頂点番号、座標、撮影点との距離
を格納する(S0506)。前記ステップS0503〜
S0506の処理を全ての頂点に対して行い(S050
7)、その結果、全ての対応点の座標がビデオ画像面内
にある場合は、図8のBへ進み、1つでもビデオ画像面
内に含まれなかった場合には、図8のCへ進む(S05
08)。この処理により、ビデオ画像内にテクスチャの
全部が映っている可能性のある画像とテクスチャの全部
もしくは一部しか映っていない画像とが区別される。
【0034】さらに、ビデオ画像内にテクスチャの全部
が映っている可能性のある画像に対して、対象ポリゴン
の重心から一定距離内に含まれる1つのポリゴンを選出
し(S0509)、この選出されたポリゴン内の1つの
頂点を選出し(S0510)、この選出された頂点に対
応するビデオ画像面上の点の座標を計算し(S051
1)、当該対応点が対象としているテクスチャ面内に含
まれているか否かを調ベる(S0512)。当該対応点
がテクスチャ面内にある場合、対象とするテクスチャに
隠れている可能性があるため、ステップS0510にて
選出した頂点と撮影点との距離L1を計算し(S051
3)、対象ポリゴンの重心と撮影点との距離L2を計算
し(S0514)、当該両者を比較し(S0515)、
L1が短い場合には、現在、対象としているポリゴンに
関する情報をテクスチャ情報の中から削除する(S05
17)。前記ステップS0510〜S0515の処理を
全ての頂点に対して処理し(S0516)、前記ステッ
プS0509〜S0516の処理を対象ポリゴンの重心
から一定距離内の全てのポリゴンに対して処理し(S0
518)、前記ステップS0502〜S0518の処理
をビデオ画像情報の全てのデータに対して処理する(S
0519)。
【0035】図9は、本実施例1のテクスチャ選択処理
手順を示すフローチャートである。前記テクスチャ選択
処理手順は、図に示すように、テクスチャ面の面積の
最大値とテクスチャ面内の重心と主点との距離の最小値
を格納する変数を初期化し(S0601)、テクスチャ
情報から1つのデータを読み込み(S0602)、テク
スチャ面の面積を計算し(S0603)、テクスチャ面
の重心と主点との距離を計算する(S0604)。
【0036】前記計算されたテクスチャ面の面積及びテ
クスチャ面の重心と主点との距離とを比較し(S060
5〜S0607)当該面積が最大の場合、当該面積が
最大に等しくかつ当該距離が最小の時に当該面積、
当該距離、及びそのときの画像番号を格納する(S06
08)。前記ステップS0602〜S0608の処理を
全てのデータに対して行う(S0609)。
【0037】図10に、一時記憶領域であるビデオカメ
ラ情報の格納項目を示す。本発明において使用するビデ
オカメラ情報には連続するビデオ画像にシーケンシャル
に割り振った画像番号に対して、ビデオカメラ位置情報
bx、by、bz、ビデオカメラ姿勢情報κ、ψ、ωを
格納する。
【0038】図11に、一時記憶領域であるテクスチャ
情報の格納項目を示す。本発明において使用するテクス
チャ情報には、図10に示したビデオカメラ情報の画像
番号に対応する画像番号、当該ビデオ画像内のテクスチ
ャ面の各頂点を示す頂点番号、当該頂点の座標、各頂点
と撮影点との距離を格納する。
【0039】以上説明したように、本実施例1によれ
ば、位置情報を有する3次元構造モデルと実写撮影時の
ビデオカメラの位置情報・姿勢情報とを利用するので、
3次元構造モデルの各ポリゴンに最適なテクスチャを自
動的にマッピングすることができる。
【0040】また、テクスチャ取得用にビデオ映像を利
用するので、従来のカメラ撮影と比較して作業量及び作
業時間を大幅に削減、短縮することができる。
【0041】また、大量の画像が取得できるので、従
来、少量の画像からでは取得されなかったテクスチャを
容易に取得することができる。
【0042】また、最適なテクスチャが映っている画像
を自動的に選択することができる。また、対応するポリ
ゴンに自動的に貼り付けることができる。これらによ
り、従来のテクスチャマッピング作業と比較して作業量
を大幅に削減することができる。
【0043】(実施例2)図12は、本発明による実施
例2のカメラ位置・姿勢データ及びビデオ映像を同時に
取得するためのビデオカメラ装置の概略構成を示す図で
ある。
【0044】図12に示すように、高解像度カメラ61
とGPS(Global PositioningSystem)からGP
S信号63を利用して本発明に必要なカメラ位置・姿勢
情報を取得(詳細は特願平10−255338号参照)
し、当該取得したカメラ位置・姿勢を利用してビデオカ
メラ位置・姿勢情報を推定するために高解像度のカメラ
61にビデオカメラ62を図12のように併設する。こ
れにより、高解像度のカメラ61を利用して高精度のカ
メラ位置・姿勢情報を取得することができ、ビデオカメ
ラ62より当該情報を付加したヒデオ映像を取得するこ
とが可能となる。
【0045】(実施例3)図13は、本発明による実施
例3のテクスチャマッピング装置の概略構成を示すブロ
ック構成図であり、63はGPSからのGPS信号であ
る。101Aは高解像度カメラ61のカメラ位置・姿勢
データ格納領域である。
【0046】本実施例3は、図12に示すビデオカメラ
装置を、例えば、ヘリコプター、自動車等に搭載し、G
PS信号63と高解像度カメラ61からの高解像度画像
を利用して高精度のカメラ61のカメラ位置姿勢デー
タを推定する(詳細は特願平10−255338号参
照)。当該推定データおよび位置情報を有する3次元都
市構造モデル、空撮ビデオ映像等を外部記憶装置に格納
し、当該各データを用いて本実施例3のテクスチャマッ
ピング装置によりテクスチャ付きの3次元都市構築モデ
ルの作成ができる。
【0047】特に、本発明では、空撮ビデオデータを使
用する必要はなく、自動車に図1示すビデオカメラ
装置を搭載し、自動車搭載のビデオ映像を使用しても同
様のテクスチャ付き3次元構造モデルの作成が可能であ
る。さらに、ビデオカメラ62やGPS信号63の高性
能化/小型化/軽量化が進むと、人が持ち運びできる図
12に示すようなビデオカメラ装置により、位置情報を
有する3次元構造モデルにテクスチャの貼り付けが可能
になる。
【0048】以上、本発明を、前記実施例に基づき具体
的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変
更可能であることは勿論である。
【0049】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以
下のとおりである。 (1)位置情報を有する3次元構造モデルと実写撮影時
のビデオカメラの位置情報・姿勢情報とを利用するの
で、3次元構造モデルの各ポリゴンに最適なテクスチャ
を自動的にマッピングすることができる。 (2)テクスチャ取得用にビデオ映像を利用するので、
従来のカメラ撮影と比較して作業量及び作業時間を大幅
に削減、短縮することができる。 (3)大量の画像が取得できるので、従来、少量の画像
からでは取得されなかったテクスチャを容易に取得する
ことができる。 (4)最適なテクスチャが映っている画像を自動的に選
択することができ、かつ対応するポリゴンに自動的に貼
り付けることができるので、従来のテクスチャマッピン
グ作業と比較して作業量を大幅に削減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例1のテクスチャマッピング
装置の概略構成を示すブロック構成図である。
【図2】本実施例1におけるビデオカメラの位置・姿勢
の推定方法の原理を説明するための図である。
【図3】本実施例1におけるビデオ画像の読み込み方法
の原理を説明するための図である。
【図4】本実施例1におけるビデオ画像の選択方法の原
理を説明するための図である。
【図5】本実施例1のテクスチャマッピング装置の全体
の処理動作を説明するためフローチャートである。
【図6】本実施例1のビデオカメラ位置・姿勢推定の処
理手順を示すフローチャートである。
【図7】本実施例1の探索画像絞り込み処理の手順を示
すフローチャートである。
【図8】本実施例1の探索画像絞り込み処理の手順を示
すフローチャートである。
【図9】本実施例1のテクスチャ選択処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図10】本実施例1の一時記憶領域であるビデオカメ
ラ情報の格納項目を示す図である。
【図11】本実施例1の一時記憶領域であるテクスチャ
情報の格納項目を示す。
【図12】本発明による実施例2のカメラ位置・姿勢デ
ータ及びビデオ映像を同時に取得するためのビデオカメ
ラ装置の概略構成を示す図である。
【図13】本発明による実施例3のテクスチャマッピン
グ装置の概略構成を示すブロック構成図である。
【符号の説明】
1…外部記憶装置、2…中央演算処理装置(CPU)、
3…内部記憶装置、101、101A…カメラ位置・姿
勢データ格納領域、102…3次元構造モデル格納領
域、103…ビデオ映像格納領域、104…テクスチャ
付3次元構造モデル格納領域104、201…データ読
み出し手段、202…ビデオカメラ位置・姿勢推定手
段、203…探索画像絞り込み手段、204…テクスチ
ャ選択手段、205…テクスチャ切取り手段、206…
テクスチャマッピング手段、207…データ書き込み手
段、301…ビデオカメラ位置姿勢データ格納領域、3
02…テクスチャ情報格納領域、51…ビデオカメラの
投影中心(撮影点)、52…ビデオ画像面、53…テク
スチャ面、54…テクスチャ面の重心、55…主点、5
6…対象ポリゴン、57…3次元構造モデル、61…高
解像度のカメラ、62…ビデオカメラ、63…GPS信
号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮川 勲 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 杉村 利明 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−255053(JP,A) 特開2000−90269(JP,A) 特開 平9−97354(JP,A) 長井茂,映像とGPS信号によるカメ ラ運動の推定,情報処理学会第57回(平 成10年後期)全国大会,日本,情報処理 学会,1998年10月 5日,Vol. 1998,No.2,183−184 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 15/00 G06T 17/00 H04N 7/18 JICSTファイル(JOIS)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置情報を有する3次元構造モデルに対
    して、カメラで撮影した実写画像を自動的にテクスチャ
    マッピングするテクスチャマッピッング方法であって、 一定間隔で格納されている 実写撮影時のビデオカメラの
    カメラ位置・姿勢データを順次読み込む手順1と、 前記手順1で読み込んだカメラ位置・姿勢データ間に存
    在するビデオカメラの画像のフレーム数を算出し、該当
    するフレームに対応するビデオ画像を撮影したビデオカ
    メラの位置・姿勢情報(X、Y、Z、κ、φ、ω)を計
    算する手順2と、 前記手順2で計算された結果の値をビデオ画像に格納す
    る手順3と、 前記3次元構造モデルから対象ポリゴンを選択する手順
    4と、 前記手順4で 選択された対象ポリゴンとビデオカメラと
    の相対位置関係から探索するビデオ画像の範囲を絞り込
    む手順5と、 前記手順5で絞り込んだビデオ画像を順次読み込み、テ
    クスチャ面の面積、および、テクスチャ面の重心と主点
    との距離を計算する手順6と、 前記手順6で計算したテクスチャ面の面積、および、テ
    クスチャ面の重心と主点との距離とを比較し、当該面積
    が最大であるビデオ画像、または当該面積が最大である
    ビデオ画像が複数ある場合は前記距離が最小のビデオ画
    像を一意に選択する手順7と、 前記手順7で選択された ビデオ画像からテクスチャを切
    り取り、この切り取ったテクスチャを対応するポリゴン
    に自動的に貼り付ける手順8とを有することを特徴とす
    るテクスチャマッピッング方法。
  2. 【請求項2】 前記手順3は、ビデオカメラの位置・姿
    勢データを格納したビデオ画像からデータを1つ読み込
    む手順11と、 選択された対象ポリゴンの1つの頂点を選択する手順1
    2と、 前記手順12で選択された頂点と撮影点との距離を計算
    して、該頂点に対応するテクスチャ面の頂点座標を計算
    し、テクスチャ情報として画像番号、頂点番号、座標、
    撮影点との距離を格納する手順13と、 前記手順12と前記手順13とを全ての頂点に対して行
    い、ビデオ画像内にテクスチャの全部が映っている可能
    性のある画像とテクスチャの全部もしくは一部しか映っ
    ていない画像とを区別する手順14と、 テクスチャの全部もしくは一部しか映っていない画像を
    テクスチャ情報から削除する手順15と、 ビデオ画像内にテクスチャの全部が映っている可能性の
    ある画像に対して、対象ポリゴンの重心から一定距離内
    に含まれる1つのポリゴンを選出する手順16と、 前記手順16で選出されたポリゴン内の1つの頂点を選
    出し、この選出された頂点に対応するビデオ画像面上の
    点の座標を計算し、当該対応点が対象としているテクス
    チャ面内に含まれているか否かを調ベる手順17と、 前記手順17で調べた結果、対応点がテクスチャ面内に
    ある場合、前記選出した頂点と撮影点との距離L1と、
    対象ポリゴンの重心と撮影点との距離L2を計算する手
    順18と、 前記手順18で計算された距離L1と、距離L2とを比
    較し、前記距離L1が短い場合には、現在、対象として
    いるビデオ画像に関する情報をテクスチャ情報の中から
    削除する手順19と、 前記手順17ないし手順19を、前記手順16で選出さ
    れたポリゴンの頂点の全てに対して行う手順20と、 前記手順16ないし手順20を、対象ポリゴンの重心か
    ら一定距離内の全てのポリゴンに対して行う手順21
    と、 前記手順11ないし手順21を、ビデオカメラの位置・
    姿勢データを格納したビデオ画像の全てに対して行う手
    順22とを有することを特徴とする請求項1に記載の
    クスチャマッピング方法。
  3. 【請求項3】 位置情報を有する3次元構造モデルに対
    して、カメラで撮影した実写画像を自動的にテクスチャ
    マッピングするテクスチャマッピング方法を、コンピュ
    ータに実行させるためのプログラムを記録した記録媒体
    において、 前記プログラムは、コンピュータに、外部記憶装置か
    ら、一定間隔で格納されている実写撮影時のビデオカメ
    ラのカメラ位置・姿勢データを順次読み込ませる 手順1
    と、 前記手順1で読み込ませたカメラ位置・姿勢データ間に
    存在するビデオカメラの画像のフレーム数を算出させ、
    該当するフレームに対応するビデオ画像を撮影したビデ
    オカメラの位置・姿勢情報(X、Y、Z、κ、φ、ω)
    を計算させる手順2と、 前記手順2で計算させた結果の値をビデオ画像に格納さ
    せる手順3と、 前記3次元構造モデルから対象ポリゴンを選択させる手
    順4と、 前記手順4で選択させた対象ポリゴンとビデオカメラと
    の相対位置関係から探索するビデオ画像の範囲を絞り込
    ませる手順5と、 前記手順5で絞り込ませたビデオ画像を順次読み込ま
    せ、テクスチャ面の面積、および、テクスチャ面の重心
    と主点との距離を計算させる手順6と、 前記手順6で計算させたテクスチャ面の面積、および、
    テクスチャ面の重心と主点との距離とを比較し、当該面
    積が最大であるビデオ画像、または当該面積が最大であ
    るビデオ画像が複数ある場合は前記距離が最小のビデオ
    画像を一意に選択させる手順7と、 前記手順7で選択されたビデオ画像からテクスチャを切
    り取り、この切り取ったテクスチャを対応するポリゴン
    に自動的に貼り付ける手順8とを実行させることを特徴
    とするテクスチャマッピング方法をコンピュータに実行
    させるためのプログラムを記録した記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記手順3は、ビデオカメラの位置・姿
    勢データを格納したビデオ画像からデータを1つ読み込
    ませる手順11と、 前記選択させた対象ポリゴンの1つの頂点を選択させる
    手順12と、 前記手順12で選択させた頂点と撮影点との距離を計算
    させて、該頂点に対応するテクスチャ面の頂点座標を計
    算させ、テクスチャ情報として画像番号、頂点番号、座
    標、撮影点との距離を格納させる手順13と、 前記手順12と前記手順13とを全ての頂点に対して行
    わせ、ビデオ画像内にテクスチャの全部が映っている可
    能性のある画像とテクスチャの全部もしくは一部しか映
    っていない画像とを区別させる手順14と、 テクスチャの全部もしくは一部しか映っていない画像を
    テクスチャ情報から削 除させる手順15と、 ビデオ画像内にテクスチャの全部が映っている可能性の
    ある画像に対して、対象ポリゴンの重心から一定距離内
    に含まれる1つのポリゴンを選出させる手順16と、 前記手順16で選出させたポリゴン内の1つの頂点を選
    出させ、この選出させた頂点に対応するビデオ画像面上
    の点の座標を計算させ、当該対応点が対象としているテ
    クスチャ面内に含まれているか否かを調ベさせる手順1
    7と、 前記手順17で調べさせた結果、対応点がテクスチャ面
    内にある場合、前記選出させた頂点と撮影点との距離L
    1と、対象ポリゴンの重心と撮影点との距離L2を計算
    させる手順18と、 前記手順18で計算させた距離L1と、距離L2とを比
    較し、前記距離L1が短い場合には、現在、対象として
    いるビデオ画像に関する情報をテクスチャ情報の中から
    削除させる手順19と、 前記手順17ないし手順19を、前記手順16で選出さ
    れたポリゴンの頂点の全てに対して行わせる手順20
    と、 前記手順16ないし手順20を、対象ポリゴンの重心か
    ら一定距離内の全てのポリゴンに対して行わせる手順2
    1と、 前記手順11ないし手順21を、ビデオカメラの位置・
    姿勢データを格納したビデオ画像の全てに対して行わせ
    る手順22であることを特徴とする請求項3に記載のプ
    ログラムを記録した記録媒体。
  5. 【請求項5】 3次元構造モデルに対して、ビデオカメ
    ラで撮影した実写画像を自動的にテクスチャマッピング
    するテクスチャマッピング装置であって、 ビデオカメラで撮影した実写画像、および一定間隔毎の
    ビデオカメラのカメラ位置・姿勢データを格納する外部
    記憶装置と、 前記外部記憶装置から、一定間隔で格納されているビデ
    オカメラで撮影した実写画像のカメラ位置・姿勢データ
    を順次読み出す位置・姿勢データ読み出し手段と、 実写撮影時のビデオカメラの位置及び姿勢を推定する位
    置・姿勢推定手段と、 3次元構造モデルとビデオカメラとの相対位置関係から
    探索ビデオ画像の範囲 を絞り込む探索ビデオ画像範囲絞
    り込み手段と前記探索ビデオ画像範囲絞り込み手段により絞り込んだ
    ビデオ画像の中から最適なテクスチャが映っているビデ
    オ画像を選択するビデオ画像選択手段と、 前記ビデオ画像選択手段により選択されたビデオ画像か
    らテクスチャを切り取るテクスチャ切り取り手段と、 前記テクスチャ切り取り手段により切り取ったテクスチ
    ャを対応するポリゴンに自動的に貼り付ける貼り付け手
    段とを具備し前記位置・姿勢推定手段は、前記位置・姿勢データ読み
    出し手段で順次読み出されたカメラ位置・姿勢データ間
    に存在するビデオカメラの画像のフレーム数を算出し、
    該当するフレームに対応するビデオ画像を撮影したビデ
    オカメラの位置・姿勢情報(X、Y、Z、κ、φ、ω)
    を計算する第1の手段と、 前記第1の手段で計算された結果の値をビデオ画像に格
    納する第2の手段とを有し、 前記ビデオ画像選択手段は、前記探索ビデオ画像範囲絞
    り込み手段で絞り込んだビデオ画像を順次読み込み、テ
    クスチャ面の面積、および、テクスチャ面の重心と主点
    との距離を計算する第1の手段と、 前記第1の手段で計算したテクスチャ面の面積、およ
    び、テクスチャ面の重心と主点との距離とを比較し、当
    該面積が最大であるビデオ画像、または当該面積が最大
    であるビデオ画像が複数ある場合は前記距離が最小のビ
    デオ画像を一意に選択する第2の手段とを有することを
    特徴とするテクスチャマッピング装置。
  6. 【請求項6】 前記探索ビデオ画像範囲絞り込み手段
    は、前記位置・姿勢推定手段によりビデオカメラの位置
    ・姿勢データが格納されたビデオ画像を順次読み込む第
    1の手段と、 前記第1の手段で読み込まれたビデオ画像毎に、前記選
    択された対象ポリゴンの全ての頂点について、各頂点毎
    に、頂点と撮影点との距離を計算して、該頂点に対応す
    るテクスチャ面の頂点座標を計算し、テクスチャ情報と
    して画像番号、頂点番号、座標、撮影点との距離を格納
    する第2の手段と、 前記第2の手段での計算結果に基づき、ビデオ画像内に
    テクスチャの全部が映っている可能性のある画像とテク
    スチャの全部もしくは一部しか映っていない画 像とを区
    別する第3の手段と、 テクスチャの全部もしくは一部しか映っていない画像を
    テクスチャ情報から削除する第4の手段と、 ビデオ画像内にテクスチャの全部が映っている可能性の
    ある画像に対して、対象ポリゴンの重心から一定距離内
    の全てのポリゴンを選択する第5の手段と、 前記第5の手段で選出された各ポリゴン毎に、ポリゴン
    の全ての頂点について、各頂点毎に頂点に対応するビデ
    オ画像面上の点の座標を計算し、当該対応点が対象とし
    ているテクスチャ面内に含まれているか否かを調ベる第
    6の手段と、 前記第6手段での結果に基づき、対応点がテクスチャ面
    内にある場合、前記選出した頂点と撮影点との距離L1
    と、対象ポリゴンの重心と撮影点との距離L2を計算す
    る第7の手段と、 前記第7の手段で計算された距離L1と、距離L2とを
    比較し、前記距離L1が短い場合には、現在、対象とし
    ているビデオ画像に関する情報をテクスチャ情報の中か
    ら削除する第8手段とを有することを特徴とするテクス
    チャマッピング装置。
  7. 【請求項7】 前記外部記憶装置に格納される実写画像
    は、ビデオカメラで撮影した実写画像であり、 前記外部記憶装置に格納されるビデオカメラの位置・姿
    勢データは、前記ビデオカメラに併設される高解像度カ
    メラで撮影された高解像度画像から取得されるデータで
    あることを持徴とする請求項5または請求項6に記載の
    テクスチャマッピング装置。
  8. 【請求項8】 前記ビデオカメラ、および前記ビデオカ
    メラに併設される高解像度カメラを、自動車もしくはヘ
    リコプターに搭載されることを持徴とする請求項7に記
    載のテクスチャマッピング装置。
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長井茂,映像とGPS信号によるカメラ運動の推定,情報処理学会第57回(平成10年後期)全国大会,日本,情報処理学会,1998年10月 5日,Vol.1998,No.2,183−184

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