JP3288047B2 - 初期胚の卵内注射の方法と装置 - Google Patents

初期胚の卵内注射の方法と装置

Info

Publication number
JP3288047B2
JP3288047B2 JP51319695A JP51319695A JP3288047B2 JP 3288047 B2 JP3288047 B2 JP 3288047B2 JP 51319695 A JP51319695 A JP 51319695A JP 51319695 A JP51319695 A JP 51319695A JP 3288047 B2 JP3288047 B2 JP 3288047B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
egg
active ingredient
shaft
stop member
eggshell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP51319695A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09505994A (ja
Inventor
フェルプス,パトリシア・ヴイ
ギルダースリーヴ,リチャード・ピー
Original Assignee
エンブレクス,インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エンブレクス,インコーポレイテッド filed Critical エンブレクス,インコーポレイテッド
Publication of JPH09505994A publication Critical patent/JPH09505994A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3288047B2 publication Critical patent/JP3288047B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K45/00Other aviculture appliances, e.g. devices for determining whether a bird is about to lay
    • A01K45/007Injecting or otherwise treating hatching eggs

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Percussion Or Vibration Massage (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は鳥の卵に化合物を投与することに関する。よ
り詳しくは、初期胚の卵内投与のための改良方法と改良
装置に関する。
背景技術 鳥類発生学の進歩に伴い、卵から孵化する雛に有益な
効果を与えるために、鳥の卵の胚又は胚を取り巻く環境
に各種物質を添加することができるようになった。この
ような有益な効果としては、成長の促進、疾病の予防、
多数の孵卵した卵の孵化率の改善、さらにこればかりで
なく、孵化する鳥の身体的特性の改良も挙げることがで
きる。さらに、ある種の接種では、これまで、孵化直後
の雛か成鳥を対象として行われてきたが、現在では胚に
接種して成功するようになっている。卵内投与方によっ
て、孵化したばかりの雛に注射する必要がなくなり、投
与効率が増進し、しかも注射による雛鳥のストレスを軽
減すことができる。
鳥の卵に化合物を添加する多くの方法は、注射器によ
って液体を注射する方法を用いる。伝統的な一方法で
は、注射器を手で操作して卵に注射して来た。また、自
動卵注射装置も数多く開発されており、これには、Lewi
sに付与されたアメリカ合衆国特許第5,056,464号、Hebr
ankに付与された第4,903,645号及び第4,681,063号、San
dhageに付与された第3,377,989号、及びMillerに付与さ
れた第4,040,388号、第4,469,047号及び第4,593,646号
を挙げることができる。しかしながら、これらすべての
特許と関連システムを検討して見ると、すべてが液体を
注射針へ運ぶポンプやチューブを通して、卵に液体をデ
リバリーしている。
また、いくつかの注射装置では、注射後、注射部位を
シールして、漏洩や汚染を防止している。Millerに付与
された合衆国特許第4,040,388号では、卵に穴を開ける
注射装置の一部分を加熱する方法が開示されていて、卵
の外側を消毒できるばかりでなく、ごく少量の卵白が熱
により凝固して穴をシールする効果があると主張してい
る。Millerらに付与された合衆国特許第4,593,646号で
は、注射後卵を加熱シールして、注射部位に近い卵白を
凝固させる方法を開示している。この方法では、さら
に、卵を一個ずつシーラント浴に浸漬することにより、
卵殻外側にシーラントを塗布している。Kissに付与され
た合衆国特許第2,477,752号では、受精卵に注射して、
色付きの産毛をもつ皺を孵化する方法が開示されてい
る。この特許の方法は、手作業で卵に注射し、注射部位
をシールする方法である。
注射器による注射によらないで、卵に化合物を添加す
るする方法もいくつか開示されている。Nicelyに付与さ
れた合衆国特許第3,256,856号では、気室上の卵殻に穴
を開けて陰圧にし、気室から空気を吸い出した後、卵を
処理液浴に浸漬して、大気圧に戻すことにより処理液を
卵に注入する方法が開示されている。処理物質を投与す
る方法はこの他にも、卵殻を横切る圧力勾配を作る方
法、あるいは処理浴に浸漬する方法がある。これらにつ
いては、Gassmanに付与された合衆国特許第4,928,628号
及びTrampelに付与された第4,928,629号及びSeltzerに
付与された第2,734,482号を参照されたい。しかしなが
ら、これらの技術は一般に複雑で実用化が困難である。
ある応用法のために、自動注射器を用いる注射によら
ないで、卵に物質をデリバリーする手段を持つことが望
まれている。しかしながら、手作業で注射器による注射
を行うもの以外では、このような技術はほとんど存在し
ていない。
本発明は上記の状況に鑑み完成されたもので、注射と
注射部位のシーリングを一工程で行うことができる、卵
内注射(in ovo injection)の方法と装置を提供するこ
とを目的とする。
発明の要旨 本発明の第一の態様は、鳥の卵に有効成分を投与する
装置において、細長いシャフト(elongate shaft)に連
接する停止部材(blocking member)と、細長いシャフ
トに連接する有効成分デポー製剤(active agent depo
t)と、及び停止部材を卵殻にシール連接することを目
的として停止部材の内表面に連接しているシール手段と
を含む装置である。
本発明の第二の態様は、鳥の卵に有効成分を投与する
装置において、細長い中空シャフトに連接する停止部材
と、細長い中空シャフト内を横断して配置されている隔
壁と、及び停止部材を卵殻にシール連接するために停止
部材の内表面に連接しているシール手段とを含む装置で
ある。この装置では、有効成分デポー製剤を中空シャフ
トの管腔に担持させてもよいし、また中空シャフトを通
してデリバリーしてもよい。
本発明の第三の態様は、卵殻を通して鳥の卵に有効成
分を投与する方法において、注射装置(細長いシャフト
に連接する停止部材、細長いシャフトに連接する有効成
分デポー製剤、及び停止部材を卵殻にシール連接するた
めに、停止部材の内表面に連接しているシール手段を含
む装置である)を用意する工程と、停止部材を卵殻にシ
ール連接して、有効成分を卵内部に含ませるように、卵
殻を貫通させて卵内部に細長いシャフトを挿入する工程
とを含む方法である。
本発明の第四の態様は、卵殻を通して鳥の卵に有効成
分を投与する方法において、注射装置(細長い中空シャ
フトに連接する停止部材、細長い中空シャフト内を横断
して配置されている貫通可能な隔壁、停止部材を卵殻に
シール連接するために、停止部材内表面に連接している
シール手段、及び有効成分を卵内部にデリバリーするデ
リバリー手段を含み、このデリバリー手段が有効成分デ
ポー製剤を含有していて、隔壁を貫通することができる
装置)を用意する工程と、停止部材を卵殻にシール連接
するように、注射装置の細長いシャフトを卵内部に挿入
する工程と、及びデリバリー手段により隔壁を貫通して
卵内部に有効成分をデリバリーする工程とを含む方法で
ある。
本発明の第五の態様は、卵殻を通して鳥の卵に有効成
分を投与する方法において、注射装置(細長い中空シャ
フトに連接する停止部材と、中空シャフト内をスライド
できるように連結されていて、かつ中空シャフトを横断
してシャフト内部を基部室と端部室に分割している隔壁
と、停止部材を卵殻にシール連接するために、停止部材
内表面に連接しているシール手段と、卵内部に有効成分
をデリバリーするデリバリー手段とを含み、このデリバ
リー手段が隔壁を貫通することができ、有効成分デポー
製造が中空シャフトの基部室に含まれる装置)を用意す
る工程と、停止部材を卵殻にシール連接するように、卵
内部に注射装置の細長いシャフトを挿入する工程と、隔
壁と有効成分とをデリバリー手段により卵内部に強制供
給する工程を含む方法である。
本発明の上記その他の目的と態様を、以下の明細書に
より詳細に説明する。
図面の簡単な説明 図1は本発明の注射装置の一実施例の断面図で、卵殻
を貫通できるようにデザインされた細長いシャフトとシ
ーラントを表面に塗布した停止部材を示している。
図2は、図1の注射装置を卵殻と内部の卵膜を貫通し
て、卵白にまで挿入している鳥の卵の断面図である。
図2Aは、注射装置の細長いシャフトが卵白にまで貫通
され、停止部材が卵殻にはまり込み、シーラントにより
正しく保持されていることを示す図である。
図3は卵に、本発明の注射装置の一実施例を適用した
断面図である。注射装置のシャフト内部には管腔が形成
されていて、この管腔内に有効性デポー製剤が含まれて
いる。有効成分と卵内容物とは、分解性ポリマーからか
ら隔壁によって隔離されている。
図4は卵に、本発明の注射装置の一実施例を適用した
断面図である。この注射装置のシャフト内部には管腔が
形成されていて、この管腔は貫通可能な、自動シール性
(self−sealing)の隔壁によって二つの室に分割され
ている。有効成分デポー製剤はデリバリー手段中に含有
されている。
図5は卵に、本発明の注射装置の一実施例を適用した
断面図である。この注射装置のシャフト内部には管腔が
形成されていて、この管項に有効成分デポー製剤が含有
されている。有効成分デポー製剤と卵の内部とは、非分
解性、スライド可能の隔壁によって隔離されている。使
用時にはシャフトの管腔に探り針(stylet)を挿入し
て、有効成分を卵内部に強制供給する。
図6は、停止部材がドーム状と外表面と凹状の内表面
からなり、さらに停止部材に握りハンドルを付けた、本
発明の注射装置の一実施例を示している。
発明の詳細な説明 本発明の装置は、一般に、鳥の卵の卵殻と内膜を貫通
するようにデザインされている細長いシャフト、停止部
材、シーラント、及びシャフトの管腔あるいは開口部に
蔵置されている有効成分の貯蔵所(reservoir)と言う
べき有効成分デポー製剤を含む。この場合、シャフトに
生分解性固体ポリマーを担持、又は、付着させて、この
ポリマー中に成分を含ませたり、あるいは単純に有効成
分をシャフトに直接固定してもよい。本明細書で用いる
「有効成分デポー製剤」なる語は、単独使用あるいは担
体(例えば、分解性ポリマー又は他の薬学的に許容し得
る賦形剤)との併用により、鳥に所望の身体的又は生物
的効果を実現するに充分な量の有効成分を指す。
本発明の好ましい実施例を図1及び2に示す。この注
射装置は外表面(13)と凹状の内表面(14)を持つ円盤
状の停止部材(10)と、基部(15)と中間部(16)と端
部(17)とを持つ細長いシャフト(11)を含む。細長い
シャフトは、その基部で停止部材の凹状内表面に連接
し、端部は先細であっても、平坦であっても、凹状であ
ってもよい。細長いシャフトの長さは、停止部材の凹状
内表面を卵の外側にはめ込んだとき、有効成分を含ませ
たい卵内の区分に到達できる長さである。シーラント
(12)は停止部材の凹状内表面に担持されていて、細長
いシャフトと停止部材との連接点を完全に取り巻いてい
る。有効成分デポー製剤(18)は、この実施例の場合、
細長いシャフトの表面に担持されている。
使用時(図2)には、注射装置の細長いシャフト(1
1)を鳥の卵の卵殻(20)と内膜(21)とに貫通して挿
入し、有効成分を含ませたい卵内区分までシャフト11)
を到達させる(図2では、シャフトが卵白まで到達して
いる)。図2Aに示しているように、停止部材(10)は卵
殻の外側にしっかりとはめ込まれて、シーラント(12)
は停止部材と卵殻とを付着し、結合させるとともに、シ
ャフトによって卵殻に形成された開講部をシールしてい
る。有効成分(22)は、卵の内部に含まれる。
シャフト表面を隆起させたり、小孔を設けたり、へこ
ませたり、あるいはその他の表面むらを形成させて、有
効成分の担持を容易にしておいて、このシャフト表面に
有効成分デポー製剤を含有させてもよい。また、細長い
シャフト内部に管腔を設け、端部を開口して、この管腔
中に有効成分を担持させてもよい。さらにまた、分解材
料と結合したデリバリーすべき有効成分を含む複合材料
でシャフトを作り、分解するにつれて、有効成分が卵の
内部環境中で放出されるようにしてもよい。本発明の他
の実施例においては、細長い中空のシャフトが停止部材
を貫き、シャフト内部には管腔が形成されていて、基部
と端部の両方が開口している。有効成分をデリバリーし
たいときには、中空シャーフトの管項を通して、卵内部
に有効成分デポー製剤がデリバリーされる。
停止部材は、(1)シャフトが卵を貫通する深さを制
限すること、(2)停止部材がシーラントにより卵に接
合されるとき、シャフトによって卵殻に形成された開口
をシールするに充分な量のシーラントを正しい位置に輸
送すること、の二つの機能を有する。シーラントを使用
することにより、卵成分が漏洩すること、及び卵内部に
汚染物と空気が進入することを防止することができる。
本発明で使用する好適なシール手段としては、卵殻が
停止部材に付着し、結合することにより、停止部材とシ
ール手段とを結び付け、これによって卵の内部を外界環
境から隔離し、卵内容物が漏れることと、卵の内部に空
気が侵入することを実質的に防止できる材料から構成さ
れるものが挙げられる。好適なシール手段の例に、シー
ラント類及び接着剤が含まれ、シリコーンシーラント
(例えば、G.E.TMシリコンII)、ゴム糊(mucilage adh
esive)(例えば、カーターのMucilageTM、Carters Ink
Co.,Waltham,MA)、グルー、ホットメルト接着剤、そ
の他実質的に毒性を持たないグルー、シーラント及び接
着剤が含まれるが、これらに限定されない。シーラント
は、停止部材を卵に結合し、卵殻の注射部位をシールす
るに充分な用量が停止部材に含まれる。
図3に示す装置の一実施例においては、細長いシャフ
ト(11)内部に管腔が形成されているが、停止部材(1
0)を貫いてはいない。有効成分デポー製剤(18)は、
中空シャフトの管腔内に含有されていて、生分解性材料
からなる隔壁(30)によって卵内容物から隔離されてい
る。使用時には、注射装置を上記のように卵内に挿入す
る。隔壁が分解すると、有効成分が卵内に放出される。
一方、細長いシャフトの管腔全体に分解性ポリマーを充
填し、これに有効成分を混合してもよい。ポリマーが分
するにつれて、有効成分が放出されていく。
本発明の他の実施例においては、注射装置の細長いシ
ャフトの全部又は一部を分解性ポリマーで構成し、これ
にデリバリーすべき有効成分を含有させている。シャフ
トのポリマーが分解するにつれて、有効成分が放出され
る。本発明のさらに他の実施例においては、デリバリー
すべき有効成分を生分解性ポリマーのインサートに含有
させ、さらにこのインサートを細長いシャフトに含ませ
ている。このようなポリマーインサートは、卵を貫通し
て内部に挿入されるシャフトの性能に実質的な悪影響を
与えない限り、どのような構成であってもよい。例え
ば、このようなインサートを、シャフトを取り囲むポリ
マー層として構成したり、あるいはシャフトに付着させ
る小粒子として構成してもよい。
図4に示す装置の一実施例においては、注射装置の細
長いシャフト(11)が停止部材(10)を貫いていて、シ
ャフトの長さ方向全体に管腔が形成されている。内部に
は貫通可能の、自動シール性隔壁(31)があって、管腔
を閉塞している。使用時には、停止部材(10)が卵殻に
はまり込んで結合するまで、卵殻(20)と卵の内膜(2
1)とを貫通して、シャフトの端部(17)を卵の内部に
挿入する。注射器と中空の注射針(32)が、有効成分を
卵の内部にデリバリーするデリバリー手段となる。デリ
バリー手段には、有効成分デポー製剤(18)が含有され
ている。このデリバリー手段をシャフト(11)に挿入
し、隔壁(31)を貫通して、シャフト(11)を通して卵
の内部に有効成分をデリバリーする。その上で、注射器
(32)をシャフト(11)から抜き取る。貫通可能であ
り、自動シール性のある隔壁の形成材料としては、SILA
STICTM接着剤、シリコーンシーラント、又はゴムが挙げ
られる。好適なデリバリー手段は数多くあり、例えば注
射針を装着した皮下注射器、点眼器、ピペットや、バル
ブ注射器(bulb syringes)を挙げることができるが、
これらのみに限定されない。
図5で示す注射装置の他の実施例においては、注射装
置の細長いシャフト(11)が停止部材(10)を貫いてち
え、シャフト内部の長さ方向全体に管腔が形成されてい
る。この管腔は、隔壁(40)によって閉塞されている。
また、この隔壁(40)は、中空シャフトの内壁をスライ
ドできるように連結されている。有効成分デポー製剤
(18)は、管腔内部に担持されていて、シャフトが卵内
部に挿入されたときでも、有効成分デポー製剤は隔壁に
よって卵の内容物から隔離されている。使用時には、い
ったんシャフトを卵に挿入した後、探り針(41)をシャ
フト(11)に挿入して、有効成分とスライドできる隔壁
とを卵内部に押し入れる。この探り針の長さと構成は、
中空シャフトの管腔に挿入した時、有効成分を卵内部に
放出することができるばかりでなく、管腔を実質的に閉
塞するに充分なものでなければならない。その後の孵卵
期間中は、この探り針は、管腔に残置される。
注射装置の停止部材には、標識をつけたり、標識がで
きる表面とすることを含む変更を加えてもよく、あるい
は色コードを始めとする他の手段で識別ができるように
してもよい。さらに、停止部材にハンドルその他の卵運
搬手段を付けて(例えば、停止部材に握りハンドルを付
けるなど)使用することもできる。図6は、停止部材
(10)の外表面(13)にハンドル(50)を付けた注射装
置の実施例を示している。この実施例では細長いシャフ
ト(11)は鋭角の端部(17)を持ち、シーラント(12)
で細長いシャフトの基部(15)を完全に取り巻いてい
る。
本明細書で用いる「鳥」なる語は、すべての鳥類の雄
鳥と雌鳥を含むことを意図しているが、主として採卵又
は採肉を目的とする養殖産業の家禽類を対象とする。従
って、「鳥」なる語は、特に、にわとり、七面鳥、か
も、がちょう、うずら、だちょう、きじの雌鳥、雄鳥及
び雄がもを指す。このうち、にわとりと七面鳥が好まし
く、さらに、にわとりが最も好ましい。
本明細書で用いる「卵内(in ovo)」なる語は、孵化
前の卵の内部に含まれている鳥類を指す。したがって、
本発明は卵に化合物を投与する装置及び方法であると同
時に、鳥に化合物を投与する装置方法であると考えるこ
とができる。本発明は、にわとり、七面鳥、かも、がち
ょう、うずら、だちょう、きじを含む、あらゆる種類の
鳥の卵に実施することができる。この場合、にわとりと
七面鳥の卵が好ましく、さらに、にわとりの卵が最も好
ましい。孵卵期間の初期から後期まで、どの時期に相当
する受精卵でも、本発明の方法で処理することができる
が、孵卵期間前半のものが好ましい。孵卵前の卵(すな
わち、孵卵0日)も処理可能であるし、また処理後に孵
卵して孵化させることもできる 有効成分としては、一般に、鳥に生物的、身体的及び
/又は免疫的効果を生む、例えば抗生物質類、ビタミン
類、ワクチン類、ホルモン類、酵素阻害剤類、ペプチド
類、タンパク質類、細胞又はDNAなどの有機化合物であ
る。
本発明の方法及び装置を使用して、卵の羊水、尿膜、
卵白、又は気室に物質を注射する。注射部位は注射すべ
き有効成分や、所望の効果によって異なるが、当業者
は、容易に正しい注射部位を選択することができる。
隔壁は好適な物性を有する、実質的に毒性を持たない
材料から形成される。自動シール性があり、貫通可能な
隔壁の好適な材料の例としては、ゴム、SILASTICTM接着
剤、及びシリコーンシーラント(例えば、G.E.TMシリコ
ンII)がある。
本発明の実施に使用する侵食性又は生分解性ポリマー
としては、ポリラクチドポリマー類、ポリ乳酸・ポリグ
リコール酸コポリマー類、侵食性ヒドロキシプロピルメ
チルセルロース及びメタクリレートポリマー類が挙げら
れる。有効化合物デポー製剤の用量をポリマー中に組み
入れて、ポリマーが侵食するにつれて、化合物がデリバ
リーされるようにすることもできる。これらのポリマー
類とその使用方法は、合衆国特許第3,773,919号第2欄
第1〜4行、第7欄第12行以下参照で開示されている
(この開示は、参照することにより、すべて本発明の一
部とする)。
本明細書で用いる「ポリラクチド」なる語には、一般
的な意味として、α−ヒドロカルボン酸から誘導される
ポリエステルと、特定の意味として、乳酸(α−ヒドロ
キシプロピオン酸)から誘導されるポリマーの両方を含
むものとする。したがって、本明細書で一般的に用いる
ポリラクチドなる語には、ラクチド/グリコリドコポリ
マー類を含むものとする。特に好ましいポリラクチドポ
リマー類は、ポリラクチド又はポリグリコリドから形成
されるポリマー類、特にこれら二つのコポリマー類であ
る。これらのポリマー類の特性と製造方法は、D.L.Wise
et al.Lactic/Glycolic Acid Polymers,in Drug Carri
ers in Biology and Medicine,Chapter 12(G.Gregoria
dis,Ed.1979)及びin T.R.Tice and D.R.Cowsar,Biodeg
radable Controlled−Release Parenteral Systems,Pha
rmaceutical Technology,page 26(Nov.1984)に議論さ
れている。
高分子量(10,000ダルトン以上)ポリラクチド類は、
フィルムを形成できるので、本発明の実施に好ましい。
ポリ(ラクチド+グリコリド)コポリマー又はその他の
ポリマー中に組み込む特異的なラクチドとしては、ポリ
(D−ラクチド)、ポリ(L−ラクチド)又はラセミ体
のポリ(D,L−ラクチド)がある。ドラッグデリバリー
システムとして一般に好ましいものとしては、ポリ(L
−ラクチド)とポリ(D,L−ラクチド)がある。これら
のコポリマー類の中で、モル組成がポリ(グリコリド)
約15〜85%で、残りがポリ(ラクチド)であるものを用
いると、最も良い成績を得ることができる。コポリマー
の生分解比率は、当業者に知られているように、ラクチ
ド/グリコリド比率を変えることにより調整することが
できる。
生分解性ポリマーに有効成分を含有させると、どのよ
うな物理的形態でも卵の内部に含ませるのに好適であ
る。ポリマーからなるマトリックスに、有効化合物を分
布させたものが好ましい。徐放ドラッグデリバリーシス
テム(controlled−release drug delivery systems)
において使用するこれらのポリマー類の各種形態と組成
については、Wise et al.(前掲)と、T.R.Tice及びD.
R.Cowsar(前掲)に議論されている。
次の実施例により本発明を説明するが、これらの実施
例によって本発明が限定されるものと見なしてはならな
い。
例 1 卵白への薬剤の注射 本実施例では、長さ5/16インチ、直径1/16インチの先
端を尖らせたシャフトと、直径3/8インチのやや凹んだ
平坦な円盤状の頭部を持つステンレススチール製タック
(tack)(Moore Solidhead Steel,no.51,#2,Wyndmoo
r,PA)を含む注射器を使用した。使用したタック各々の
シャフトには、ガム溶液(mucilage)(Carters Ink C
o.,Waltham,MA)と、抗生物質GARASOLTM(Schering Cor
p.,Kenilworth,NJ)と、植物由来の緑色食用染料の混合
物で塗膜した。タック頭部の裏面(凹んでいる側で、こ
こからシャフトが伸びている)は、シリコーンシーラン
ト(G.E.TMシリコンII)の薄層で塗膜した。
孵卵処理をしていない、新鮮な卵六個が使用された。
卵各々を正しい向きに直立させて(幅広の末端を上にす
る)おいて、タックの幅狭の末端に上向きに挿入した。
タックの頭部が卵殻にしっかりとはまり込み、シーラン
トによって卵殻に結合するまで、タックを挿入した。24
時間後、卵を割って目視により卵白を検査した。緑色に
着色した卵白が存在していて、染料と抗生物質が卵白に
含まれていること、及び染料と抗生物質が卵白中に分散
していることを示していた。
例 2 シーラントを併用しないで注射した場合の孵化率 注射をしなかった卵と、注射を行った卵の孵化率を比
較した。この注射は、長さ5/16インチ、直径1/16インチ
の先端を尖らせたシャフトと、直径3/8インチのやや凹
んだ円盤状の頭部を持つ、ステンレススチール製タック
(Moore solidhead Steel,No.51,#2,Wyndmoor,PA)を
使用して実施した。本実施例では、シーラントを使用し
なかった。孵卵処理を施さない、新鮮な卵を使用し、コ
ントロール(対照実験用)卵(n=127)には、注射は
行わなかった。注射する卵(n=132)各々を正しい向
き(幅広の末端を上にする)させておいて、タックを幅
狭の末端に上向きに挿入した。タックの頭部が卵殻にし
っかりとはまり込むまで、タックを挿入した。注射卵と
コントロール卵を孵卵して、孵化させた。
コントロール卵の孵化率は72.2%で、注射卵の孵化率
は56%であった。この結果から、シーラントを併用しな
いで注射した卵の孵化率は、注射をしないコントロール
卵より著しく低下することが示される。
例 3 シーラントを併用して注射した場合の孵化率 注射をしなかった卵と、注射を行った卵の孵化率を比
較した。この注射は、長さ5/16インチ、直径1/16インチ
の先端を尖らせたシャフトと、直径3/8インチのやや凹
んだ円盤状の頭部を持つ、ステンレススチール製タック
(Moore Solidhead Steel,No.51,#2,Wyndmoor,PA)を
使用して実施した。孵卵処置を施さない、新鮮な卵が使
用された。コントロール卵(n=56)には注射は行わな
かった。注射する卵は正しい向きにして(幅広の末端を
上にする)おいて、タックを幅狭の末端に挿入した。タ
ックの頭部が卵殻にしっかりとはまり込むまで、タック
を上向きに挿入した。このようにして、56個の卵にはシ
ーラントを併用しないで注射を行った。さらに、56個の
卵には、タック頭部の裏面(凹んでいる側で、ここから
シャフトが伸びている)をDUCOTMセメント(E.I.DuPon
t)の薄層で塗膜してあるタックを用いて注射を実施し
た。卵すべてを同一条件で孵卵して孵化させた。
コントロール卵の孵化率は77.8%であった。(シーラ
ントを併用しなかった)注射卵の孵化率は60.5%であっ
た。(シーラントを併用した)注射卵の孵化率は68.5%
であった。
この結果から、注射装置にシーラントを使用すると注
射卵の孵化率を増進させることができることが示され
る。
上記は本発明を説明するために記述されたものであっ
て、これを本発明を限定するものと見なしてはならな
い。本発明の範囲は、後述の請求の範囲によって定めら
れ、これらの請求項と同等の発明は、この範囲に含まれ
るものとする。
フロントページの続き (72)発明者 ギルダースリーヴ,リチャード・ピー アメリカ合衆国、27511 ノース・キャ ロライナ、キャリー、ラムラッシュ・レ イン 108 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01K 45/00 A61K 45/00 BIOSIS(DIALOG) BIOTECHABS(STN) CAPLUS(STN) WPI/L(QUESTEL)

Claims (33)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】卵殻を通して鳥の卵内部に有効成分を投与
    する装置において、外表面と内表面が形成されている停
    止部材と、 端部と中間部と基部とをもち、前記基部が前記停止部材
    の前記内表面にほぼ垂直に連接している細長いシャフト
    と、 前記細長いシャフトに関連している有効成分のデポー製
    剤と、前記シャフトが前記鳥の卵の卵殻を貫通する際、
    前記停止部材と卵殻とをシール連接させるための、前記
    停止部材の前記内表面に連接しているシール手段と を含んでなる装置。
  2. 【請求項2】前記有効成分のデポー製剤が、前記細長い
    シャフトの前記端部に含有されている請求項1に記載の
    装置。
  3. 【請求項3】前記有効成分のデポー製剤が、前記細長い
    シャフトの前記中間部に含有されている請求項1に記載
    の装置。
  4. 【請求項4】前記有効成分のデポー製剤が、前記細長い
    シャフトの表面に形成されている穴の中に含有されてい
    る請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】前記細長いシャフト内部に管腔が形成され
    ている請求項1に記載の装置。
  6. 【請求項6】前記有効成分のデポー製剤が、前記細長い
    シャフト内に担持されている請求項5に記載の装置装
    置。
  7. 【請求項7】前記細長いシャフトが、生分解性ポリマー
    を含んでなる請求項1に記載の装置。
  8. 【請求項8】前記細長いシャフトが、生分解性ポリマー
    及び有効成分を含んでなる請求項1に記載の装置。
  9. 【請求項9】前記シール手段が、前記細長いシャフトを
    取り巻いている請求項1に記載の装置。
  10. 【請求項10】前記停止部材の前記内表面が、凹状であ
    る請求項1に記載の装置。
  11. 【請求項11】卵殻を通して鳥の卵内部に有効成分を投
    与する装置において、外表面と内表面が形成されている
    停止部材と、 内部全体に管腔が形成され、端部と中間部と基部とをも
    ち、前記基部が前記停止部材を貫いている細長い中空シ
    ャフトと、 前記細長い中空シャフト内部を横断して配置されている
    隔壁と、 前記シャフトが前記鳥の卵の卵殻を貫通する際、前記停
    止部材と卵殻とをシール連接させるための、前記停止部
    材の前記内表面に連接しているシール手段と を含んでなる装置。
  12. 【請求項12】前記隔壁が貫通可能な隔壁であり、有効
    成分のデポー製剤を含み、かつ、前記貫通可能な隔壁を
    貫通することができる、卵内部に有効成分をデリバリー
    するためのデリバリー手段をさらに含んでなる請求項11
    に記載の装置。
  13. 【請求項13】請求項11に記載の装置であって、前記隔
    壁が前記中空シャフトにスライドできるように連結さ
    れ、前記中空シャフトの中間部に配置されて、前記シャ
    フトを基部室と端部室とに分割し、前記装置が前記中空
    シャフトの前記基部室内に含まれる有効成分のデポー製
    剤をさらに含有することを特徴とする装置。
  14. 【請求項14】探り針をさらに含み、前記探り針はスラ
    イドして前記中空シャフト内に導入され、前記有効成分
    を卵内部にデリバリーできる長さと形状で構成されてい
    る請求項13に記載の装置。
  15. 【請求項15】前記シール手段が、前記細長いシャフト
    を取り巻いている請求項11に記載の装置。
  16. 【請求項16】前記停止部材の前記内表面が凹状である
    請求項11に記載の装置。
  17. 【請求項17】(a)外表面と内表面が形成されている
    停止部材と、 端部と中間部と基部とをもち、前記基部が前記停止部材
    の前記内表面に連接している細長いシャフトと、 前記細長いシャフトに関連している有効成分のデポー製
    剤と、 前記シャフトが前記鳥の卵の卵殻を貫通する際、前記停
    止部材と卵殻とをシール連接させるための、前記停止部
    材の前記内表面に連接しているシール手段と を含む注射装置を用意する工程と、 (b)前記細長いシャフトが卵殻を貫通して、前記停止
    部材が卵殻とシール連接するように前記注射装置の前記
    細長いシャフトを卵内に挿入し、それにより、前記有効
    成分のデポー製剤が卵内部に含まれる工程と を含む、卵殻を通して鳥の卵内部に有効成分を投与する
    方法。
  18. 【請求項18】前記デリバリー装置を卵にシール連接し
    たまま、前記卵を孵卵して雛を孵化させる工程をさらに
    含む請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】前記卵が、にわとり、七面鳥、かも、が
    ちょう、うずら、だちょう、及び、きじの卵からなる群
    より選ばれる請求項17に記載の方法。
  20. 【請求項20】前記有効成分が、卵内孵卵期間のほぼ前
    半期中に前記卵に投与される請求項17に記載の方法。
  21. 【請求項21】前記卵がにわとりの卵であって、前記化
    合物が孵卵期間の約第0日から約第15日目までの間に前
    記卵に投与される請求項17に記載の方法。
  22. 【請求項22】前記卵がにわとりの卵であって、前記化
    合物が孵卵期間の約第0日から約第11日目までの間に前
    記卵に投与される請求項17に記載の方法。
  23. 【請求項23】前記有効成分のデポー製剤が、前記卵内
    の卵白に含まれる請求項17に記載の方法。
  24. 【請求項24】前記有効成分のデポー製剤が、抗生物質
    類、ビタミン類、ワクチン類、ホルモン類、酵素阻害剤
    類、ペプチド類、細胞類及ぴDNAからなる群より選ばれ
    る有効成分を含有する請求項17に記載の方法。
  25. 【請求項25】(a)外表面と内表面が形成されている
    停止部材と、 内部全体に管腔が形成され、端部と中間部と基部とをも
    ち、前記基部が前記停止部材を貫いている細長い中空シ
    ャフトと、 前記細長い中空シャフト内を横断して配置されている貫
    通可能な隔壁と、 前記シャフトが前記鳥の卵の卵殻を貫通する際、前記停
    止部材と卵殻とをシール連接させるための、前記停止部
    材の前記内表面に連接しているシール手段と、 有効成分のデポー製剤を含み、かつ、前記貫通可能な隔
    壁を貫通することができる、卵内部に有効成分をデリバ
    リーするためのデリバリー手段と を含む注射装置を用意する工程と、 (b)前記細長いシャフトが卵殻を貫通し、前記停止部
    材が卵殻とシール連接するように、前記注射装置の前記
    細長いシャフトを卵内に挿入する工程と、 (c)前記デリバリー手段が前記貫通可能な隔壁を貫通
    して、卵内部に前記有効成分のデポー製剤をデリバリー
    する工程と を含む卵殻を通して鳥の卵内部に有効成分を投与する方
    法。
  26. 【請求項26】(a)外表面と内表面が形成されている
    停止部材と、 内部全体に管腔が形成され、端部と中間部と基部とをも
    ち、前記基部が前記停止部材を貫いている細長い中空シ
    ャフトと、 前記中空シャフト内を横断して配置され、かつ、中空シ
    ャフトをスライドできるように連結されており、前記中
    空シャフトの前記中間部に配置されることにより、前記
    シャフトを基部室と端部室とに分割している隔壁と、 前記シャフトが前記鳥の卵の卵殻を貫通する際、前記停
    止部材と卵殻とをシール連接させるための、前記停止部
    材の前記内表面に連接しているシール手段と、 スライドして前記中空シャフト内に導入され、前記有効
    成分を卵内部にデリバリーすることができる長さと形状
    で構成されている探り針と、 前記中空シャフトの前記基部室に含まれる有効成分のデ
    ポー製剤とを含む注射装置を用意する工程と、 (b)前記細長いシャフトが卵殻を貫通し、前記停止部
    材が卵殻とシール連接するように、前記注射装置の前記
    細長いシャフトを卵内に挿入する工程と、 (c)卵内部に前記有効成分のデポー製剤をデリバリー
    するために、前記探り針を前記中空シャフトに挿入する
    工程と を含む卵殻を通して鳥の卵内部に有効成分を投与する方
    法。
  27. 【請求項27】前記デリバリー装置を前記卵にシール連
    接したまま、前記卵を孵卵して雛を孵化させる工程をさ
    らに含む請求項25又は26のいずれかに記載の方法。
  28. 【請求項28】前記卵が、にわとり、七面鳥、かも、が
    ちょう、うずら、だちょう、及び、きじの卵からなる群
    より選ばれる請求項25又は26のいずれかに記載の方法。
  29. 【請求項29】前記有効成分が、卵内孵卵期間のほぼ前
    半期中に前記卵に投与される請求項25又は26のいずれか
    に記載の方法。
  30. 【請求項30】前記卵がにわとりの卵であって、前記化
    合物が孵卵期間の約第0日から約第15日目までの間に前
    記卵に投与される請求項25又は26のいずれかに記載の方
    法。
  31. 【請求項31】前記卵がにわとりの卵であって、前記化
    合物が孵卵期間の約第0日から約第11日目までの間に前
    記卵に投与される請求項25又は26のいずれかに記載の方
    法。
  32. 【請求項32】前記有効成分のデポー製剤が、前記卵内
    の卵白に含まれる請求項25又は26のいずれかに記載の方
    法。
  33. 【請求項33】前記有効成分のデポー製剤が抗生物質
    類、ビタミン類、ワクチン類、ホルモン類、酵素阻害剤
    類、ペプチド類、細胞類及びDNAからなる群より選ばれ
    る有効薬剤を含有する請求項25又は26のいずれかに記載
    の方法。
JP51319695A 1993-11-03 1994-08-29 初期胚の卵内注射の方法と装置 Expired - Fee Related JP3288047B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US146,977 1980-05-05
US08/146,977 US5438954A (en) 1993-11-03 1993-11-03 Method and apparatus for early embryonic in ovo injection
PCT/US1994/009696 WO1995012307A1 (en) 1993-11-03 1994-08-29 Method and apparatus for early embryonic in ovo injection

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09505994A JPH09505994A (ja) 1997-06-17
JP3288047B2 true JP3288047B2 (ja) 2002-06-04

Family

ID=22519836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51319695A Expired - Fee Related JP3288047B2 (ja) 1993-11-03 1994-08-29 初期胚の卵内注射の方法と装置

Country Status (13)

Country Link
US (1) US5438954A (ja)
EP (1) EP0726705B1 (ja)
JP (1) JP3288047B2 (ja)
AT (1) ATE166530T1 (ja)
AU (1) AU681189B2 (ja)
BR (1) BR9407973A (ja)
CA (1) CA2175181A1 (ja)
DE (1) DE69410630T2 (ja)
DK (1) DK0726705T3 (ja)
ES (1) ES2117299T3 (ja)
IL (1) IL110913A (ja)
WO (1) WO1995012307A1 (ja)
ZA (1) ZA947440B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7652326B2 (en) 2003-05-20 2010-01-26 Fairchild Semiconductor Corporation Power semiconductor devices and methods of manufacture

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU7440796A (en) * 1995-10-13 1997-04-30 United States Of America, As Represented By The Secretary Of Agriculture, The In ovo yeast treatment to diminish salmonellae populations in poultry
US5807551A (en) * 1996-04-01 1998-09-15 Iowa State University Research Foundation, Inc. Method to provide artificial passive immunity in birds
US5897998A (en) * 1997-08-04 1999-04-27 The University Of Georgia Research Foundation, Inc. Method for manipulating avian eggs
US6286455B1 (en) 1998-01-12 2001-09-11 Embrex, Inc. Automated in ovo injection apparatus
GB9822150D0 (en) * 1998-10-09 1998-12-02 Dignes Roy Ultrasound driven devices for accelerated transfer of substances across porous boundaries
US6244214B1 (en) * 1999-01-06 2001-06-12 Embrex, Inc. Concurrent in ovo injection and detection method and apparatus
US6682754B2 (en) * 1999-11-24 2004-01-27 Willmar Poultry Company, Inc. Ovo delivery of an immunogen containing implant
US6565533B1 (en) * 2000-01-21 2003-05-20 Novus International, Inc. Inoculation apparatus and method
DE60118535T2 (de) * 2000-02-15 2006-08-24 Ovo Biosciences, Inc. In ovo aktivierung eines vogeleis in der schale
US6354242B1 (en) * 2000-03-23 2002-03-12 North Carolina State University Methods for gamete production in birds
US6397777B1 (en) 2001-02-14 2002-06-04 University Of Georgia Research Foundation, Inc. Method for windowing eggs
US6499428B1 (en) 2001-07-31 2002-12-31 Ideal Instruments, Inc. Quick disconnect, disposable needle and hub assembly
BR0211895A (pt) * 2001-08-13 2006-04-04 Embrex Inc métodos de injetar um ovo avìcola, injetar uma pluralidade de ovos avìculas, de produzir uma ave quimérica e uma ave transgênica
US6729265B2 (en) * 2002-06-27 2004-05-04 Arkion Life Sciences Llc Supplemented antibody feed to enter the circulating system of newborns
US6858020B2 (en) * 2002-07-08 2005-02-22 Ideal Instrument, Inc. Vaccinator device
US7261053B2 (en) * 2004-04-03 2007-08-28 Merial Limited Methods and apparatus for automatic jet injection of bird eggs
US7617795B2 (en) * 2004-10-13 2009-11-17 Embrex, Inc. Methods and apparatus for injecting and sampling material through avian egg membranes
TWI297660B (en) * 2004-11-29 2008-06-11 Compact Automation Products Llc Integrated pneumatic actuator and pump for dispensing controlled amounts of a fluid
US20060196428A1 (en) * 2005-03-03 2006-09-07 Correa Rafael S Method for improving chick hatchability
JP2009512421A (ja) 2005-08-15 2009-03-26 ヴァクシン インコーポレイテッド 非複製性ベクターワクチン投与による鳥類への免疫方法
US8327798B2 (en) * 2007-01-10 2012-12-11 Natratec International Ltd. Methods and compositions for increasing the hatchability of hatchery eggs
NL2003422C2 (nl) * 2009-09-02 2011-03-03 Visser S Gravendeel Holding Werkwijze voor het prepareren van een invasieve test op een ei en voor het bepalen van de sexe van een embryo in een ei.
CN107047459A (zh) * 2017-03-28 2017-08-18 枞阳县横山生态农业有限公司 一种提升肉仔鸡生长特性的孵化方法
SG11202105457QA (en) * 2018-11-23 2021-06-29 K Fresh Co Ltd Assembly for accessing coconut water in coconut
NL2024700B1 (en) * 2020-01-17 2021-09-08 In Ovo Holding B V Egg Sampling Device

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2734482A (en) * 1956-02-14 The method of controlling the sex of
US1756453A (en) * 1927-10-10 1930-04-29 Davey Tree Expert Company Method of treating trees and apparatus therefor
US2477752A (en) * 1947-04-08 1949-08-02 William A Weiss Method of treating eggs to produce chicks having coloeed down
US3136314A (en) * 1960-08-01 1964-06-09 Kravitz Harvey Vaccinating devices
US3256856A (en) * 1964-08-19 1966-06-21 Francis C Moore Method of introducing small controlled amounts of treatment materials into avian eggs
US3377989A (en) * 1966-08-08 1968-04-16 American Cyanamid Co Automatic egg inoculating unit
US4040388A (en) * 1976-02-27 1977-08-09 Agrimatic Corporation Method and apparatus for automatic egg injection
US4966159A (en) * 1981-12-14 1990-10-30 Maganias Nicholas H Allergy test strip
US4593646A (en) * 1982-06-01 1986-06-10 Agrimatic Corporation Egg injection method and apparatus
US4755173A (en) * 1986-02-25 1988-07-05 Pacesetter Infusion, Ltd. Soft cannula subcutaneous injection set
US4903635A (en) * 1986-07-02 1990-02-27 Embrex, Inc. High speed automated injection system for avian embryos
US4681063A (en) * 1986-07-02 1987-07-21 Embrex Inc. High speed automated injection system for avian embryos
US4928629A (en) * 1988-06-13 1990-05-29 Iowa State University Research Foundation, Inc. Egg inoculation method
US4928628A (en) * 1988-06-13 1990-05-29 Iowa State University Research Foundation, Inc. Egg inoculation device and method of using same
US5056454A (en) * 1989-06-22 1991-10-15 Turner Lance H Utility locator
US5056464A (en) * 1990-01-18 1991-10-15 Embrex, Inc. Automated injection system for avian embryos with advanced fluid delivery system
US5136979A (en) * 1991-09-25 1992-08-11 Embrex, Inc. Modular injection system for avian embryos
US5176648A (en) * 1991-12-13 1993-01-05 Unisurge, Inc. Introducer assembly and instrument for use therewith

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7652326B2 (en) 2003-05-20 2010-01-26 Fairchild Semiconductor Corporation Power semiconductor devices and methods of manufacture

Also Published As

Publication number Publication date
IL110913A0 (en) 1994-11-28
JPH09505994A (ja) 1997-06-17
ATE166530T1 (de) 1998-06-15
DK0726705T3 (da) 1999-03-01
DE69410630T2 (de) 1999-01-07
IL110913A (en) 1998-04-05
AU681189B2 (en) 1997-08-21
EP0726705A1 (en) 1996-08-21
WO1995012307A1 (en) 1995-05-11
EP0726705B1 (en) 1998-05-27
DE69410630D1 (de) 1998-07-02
ZA947440B (en) 1995-05-16
US5438954A (en) 1995-08-08
AU7675994A (en) 1995-05-23
CA2175181A1 (en) 1995-05-11
ES2117299T3 (es) 1998-08-01
BR9407973A (pt) 1996-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3288047B2 (ja) 初期胚の卵内注射の方法と装置
JP3377530B2 (ja) 胚発生初期の卵に物質を導入する方法
US5784992A (en) Apparatus for injecting avian embryo muscle tissue in ovo
US20070098733A1 (en) In ovo delivery of an immunogen containing implant
US5206015A (en) Introduction of bacteria in ovo
US6515199B1 (en) Gene transfer in poultry by introduction of embryo cells in ovo
WO2011011873A1 (en) Sticky soft gel for treating poultry
US4928629A (en) Egg inoculation method
EP0473696B1 (en) Avian Interleukin-2 for enhancing growth in birds
US20240009118A1 (en) Foam vaccination of avians
CZ125994A3 (en) Biologically degradable polyester micro-particle pharmaceutical preparations injectable in bird's eggs and process for preparing thereof

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees