JP3273230B2 - 二次電池のセル数検出方法及びその装置及び二次電池の充電処理方法 - Google Patents

二次電池のセル数検出方法及びその装置及び二次電池の充電処理方法

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JP3273230B2
JP3273230B2 JP21450995A JP21450995A JP3273230B2 JP 3273230 B2 JP3273230 B2 JP 3273230B2 JP 21450995 A JP21450995 A JP 21450995A JP 21450995 A JP21450995 A JP 21450995A JP 3273230 B2 JP3273230 B2 JP 3273230B2
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シモンズ ニール
宮本  勇
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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二次電池を構成するセ
ルの数を正確に検出する為の方法及び装置に関するもの
であり、更には、当該二次電池を構成するセルの数を正
確に検出した上で当該二次電池に対して最適な充電処理
操作を行う事の出来る充電処理方法及びその充電処理装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に鉛蓄電池、ニッケル−カドミウム
電池、ニッケル─水素電池、ニッケル─亜鉛電池更には
リチウムイオン電池といった二次電池(セコンダリ・セ
ル)は、その耐用期間全体を通して何度も再充電処理操
作が繰り返されて使用されるものである。
【0003】然しながら、係る二次電池の大量普及に伴
い、当該二次電池に対する充電処理操作を効率的に、実
行させる事が必要になってきており、特にユーザーの立
場からは、短時間で正確な満充電が得られる二次電池の
開発と当該二次電池の充電処理操作方法の開発の要求が
高まって来ている。処で、従来に於いては、上記した様
な各種の二次電池に於いては、それらの構造、性能、使
用化学物質等の違いに応じて、互いに異なった充電処理
操作が提供されてはいるが、何れも低電流量を用いて長
時間の充電処理操作を行うものであって、ユーザーの求
める様な短時間の高速充電を達成するものではなかっ
た。
【0004】又、二次電池に於ける充電量の検出方法に
付いても、各種の方法が提案されてはいるが、何れも正
確生に欠ける為、高速充電処理操作を実現する為の充電
量検出方法を提供するものではなかった。一方、従来公
知の二次電池は、一般的には、1つのセルで構成されて
いるか、又は同一構成、同一公称容量からなる複数個の
セルが1つのパックとして集合されて1体物として使用
されるものである。
【0005】然しながら、ユーザーが当該二次電池を使
用する場合には、一般的には、当該二次電池が、何個の
セルで構成されているかは、外観的には直接判別出来な
い事が多く、その為充電処理操作を誤って、当該二次電
池を破壊させてしまったり、当該二次電池の寿命を短く
させてしまう等の問題が多発している。又、当該二次電
池に充電処理操作を施す場合には、電池電圧を常時検出
しながら、その電池電圧に応じて当該二次電池の構成セ
ル数を予測して、電池電圧検出用の分圧比をその都度切
り換えるという操作を行わなければならず、操作が煩雑
で時間とコストの掛かる充電処理操作でしかなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来技術の欠点を改良し、二次電池が、単一のセル
により構成されている場合で有っても、又複数個のセル
で構成されている場合で有っても、充電処理操作に於い
て、当該二次電池を構成するセルの数を自動的に正確に
検出すると共に、検出された構成セル数を持つ当該二次
電池に適した充電電流を設定して効率的に且つ高速に当
該二次電池を充電処理する事の出来る充電処理操作方法
及びその装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基本的には、以下に記載されたような技
術構成を採用するものである。即ち、本発明の第1の態
様としては、内部に配置されたセルの数が不明である二
次電池であって、且つ当該二次電池内部に配置された個
々の当該セルのみの端子電圧を測定出来る構造を持って
いない当該二次電池を充電するに際し、所定の充電量を
当該二次電池に投入して初期充電処理操作を実行する工
程、該投入された充電量に対する所定の割合の放電量を
得る様に、当該二次電池に対して初期放電処理操作を実
行する工程、該二次電池に対する該初期放電処理操作中
に、当該二次電池の出力電圧値を測定する工程、当該二
次電池の出力電圧値の測定値を、デジタル値に変換する
工程、当該初期放電処理開始後であって、当該初期放電
処理が継続されている間における、所定の期間経過後、
その時点に於ける当該デジタル値を記憶する工程、該記
憶された当該デジタル値と、予め準備された、1つ又は
複数個のセルで構成されている二次電池に所定の充放電
処理を実行して得られたセル個数と各セル個数毎に設定
された当該二次電池の出力電圧帯域を対応させたセル個
数判定テーブルとを比較して、当該二次電池を構成する
セルの数を決定し、その結果を表示する工程、とで構成
されている二次電池のセル数検出方法であり、又、本発
明に係る第2の態様としては、所定の充電電流を供給す
る為の電源手段、内部に配置されたセルの数が不明であ
る二次電池であって、且つ当該二次電池内部に配置され
た個々の当該セルのみの端子電圧を測定出来る構造を持
っていない当該二次電池を接続する充放電端子、該二次
電池に対して充電処理操作及び放電処理操作を個別に実
行させる為の充放電処理操作手段、当該放電処理操作中
で且つ、当該初期放電処理操作が開始されてから所定の
時間経過後における該二次電池の出力電圧を検出する電
圧検出手段、該電圧検出手段から出力される当該二次電
池の出力電圧値をデジタル値に変換する変換手段、該変
換手段から出力されるデジタル値を記憶する記憶手段、
該記憶された当該デジタル値と、予め準備された、1つ
又は複数個のセルで構成されている二次電池に所定の充
放電処理を実行して得られたセル個数と各セル個数毎に
設定された当該二次電池の出力電圧帯域を対応させたセ
ル個数判定テーブルとを比較して、当該二次電池を構成
するセルの数を決定するセル数決定手段、とから構成さ
れている二次電池のセル数検出装置である。又、本発明
に係る第3の態様としては、内部に配置されたセルの数
が不明である二次電池であって、且つ当該二次電池内部
に配置された個々の当該セルのみの端子電圧を測定出来
る構造を持っていない当該二次電池を充電するに際し、
所定の充電量を当該二次電池に投入して初期充電処理操
作を実行する工程、該投入された充電量に対する所定の
割合の放電量を得る様に、当該二次電池に対して初期放
電処理操作を実行する工程、該二次電池に対する該初期
放電処理操作中に、当該二次電池の出力電圧値を測定
し、当該測定された二次電池の出力電圧値を、デジタル
値に変換する工程、当該初期放電開始後で、当該初期放
電処理が継続されている間における、所定の期間経過
後、その時点に於ける当該デジタル値に基づいて、予め
準備された、1つ又は複数個のセルで構成されている二
次電池に所定の充放電処理を実行して得られたセル個数
と各セル個数毎に設定された当該二次電池の出力電圧帯
域を対応させたセル個数判定テーブルとを比較して、当
該二次電池を構成するセルの個数を決定するセル数決定
工程、当該セル数決定工程により決定された当該セルの
個数に基づいて、当該二次電池を充電処理する為の新た
な充電電圧値を設定する工程、及び当該新たに設定され
た充電電圧値を用いて、当該二次電池に対して実質的な
充電処理操作を実行する工程、とから構成されている二
次電池の充電処理方法であり、更に、本発明に係る第4
の態様としては、所定の充電電流を供給する為の電源手
段、内部に配置されたセルの数が不明である二次電池で
あって、且つ当該二次電池内部に配置された個々の当該
セルのみの端子電圧を測定出来る構造を持っていない当
該二次電池を接続する充放電端子、該二次電池に対して
充電処理操作及び放電処理操作を個別に実行させる為の
充放電処理操作手段、当該放電処理操作中で且つ、当該
初期放電処理操作が開始されてから所定の時間経過後に
おけ る該二次電池の出力電圧を検出する電圧検出手段、
該電圧検出手段から出力される当該二次電池の出力電圧
値をデジタル値に変換すると共に、当該デジタル値と、
予め準備された、1つ又は複数個のセルで構成されてい
る二次電池に所定の充放電処理を実行して得られたセル
個数と各セル個数毎に設定された当該二次電池の出力電
圧帯域を対応させたセル個数判定テーブルとを比較し
て、当該二次電池を構成するセルの数を決定するセル数
決定手段、当該セル数決定手段により決定された当該セ
ルの個数に基づいて、当該二次電池を充電処理する為の
充電電圧値を新たに設定する充電電圧値設定手段とから
構成されている二次電池の充電処理装置である。
【0008】
【作用】本発明に係る二次電池のセル数検出方法及びそ
の装置及び二次電池の充電処理方法及びその装置は、上
記した様な技術構成を有しているので、所定の条件下で
実行される初期充電処理操作とそれに引続き実行される
所定の条件下の初期放電処理操作中に於ける当該二次電
池の出力電圧値から、予め定められた条件に基づいて当
該二次電池を構成するセルの個数に対応するデジタル値
に変換処理し、その結果を表示する様にしたものである
ので、ユーザーは、当該二次電池を構成するセルの数が
予め判らなくとも、当該二次電池を構成するセルの数を
自動的に且つ容易に、且つ正確に認識することが可能で
あり、又当該二次電池を構成するセルの数に基づいて、
当該二次電池を再充電処理操作するに際して、適切な充
電電圧或いは充電レートを設定し、効率的に且つ短時間
で充電処理操作を実行する事が可能となる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明に係る二次電池のセル数検出
方法及び二次電池の充電処理方法の具体例の構成を図面
を参照しながら詳細に説明する。即ち、本発明の第1の
態様としての二次電池のセル数検出方法は、基本的に
は、例えば1個若しくは複数個のセルで構成されている
二次電池を充電するに際し、所定の充電量を当該二次電
池に投入して初期充電処理操作を実行する第1の工程、
該投入された充電量に対する所定の割合の放電量を得る
様に、当該二次電池に対して初期放電処理操作を実行す
る第2の工程、該二次電池に対する該初期放電処理操作
中に、当該二次電池の出力電圧値を測定し、測定された
当該二次電池の出力電圧値を、当該二次電池を構成する
セルの個数に対応するデジタル値に変換する第3の工
程、当該初期放電処理開始後所定の期間経過後、その時
点に於ける当該デジタル値をラッチする第4の工程、当
該ラッチされたデジタル値に基づいて、当該二次電池を
構成するセルの数を表示する第5の工程とで構成されて
いる。
【0010】即ち、当該二次電池を構成するそれぞれの
バッテリセルの電圧は、それぞれが作動する為の特定の
電圧範囲を有しており、一般的には例えば1Vから2V
の間の範囲を示すものである。特に、ニッケルカドミウ
ム電池(NiCAD)セル或いはニッケル水素電池(NiMH)セル
等に於いては、化学的に最大VMAX が1.32Vになる
ことが知られており、一方、最小電圧VMIN は当該電池
の残留容量により一定の値にはならないが、充電電流及
び充電時間によって、1.0V若しくはそれ以上に設定
することが可能である事が判っている。
【0011】そこで、1つ若しくは複数のセルが1つの
パックに纏められている場合には、当該パックの作動電
圧は、例えば1Vから2Vの値をセルの数Nだけ乗算し
た値、即ち(1〜2V)×Nとなっていると考えられ
る。具体的には、当該パックが5個のセルで構成されて
いるとすると、当該パックの作動電圧は、5V〜10V
に相当する事になる。
【0012】又、安全面及びセルが破壊されるのを防止
すると言う観点から当該セルを充電処理操作若しくは放
電処理操作中に於いては上記した電圧範囲を越えて作動
させない様にする事が必要である。従って、充電処理操
作中に於いては、二次電池充電装置は、当該セルの電圧
が上記した特定の範囲を超過した場合には、当該充電処
理操作を停止する様に構成されている事が必要であり、
その為に、二次電池充電装置は、充電処理されるセルの
数を知っている必要がある。 従来では係る機能は、二
次電池充電装置に予めプログラムされているが固定され
た個数のセルのみに対して有効なものであるに過ぎなか
った。
【0013】然しながら、ある場合には、異なる電圧値
を持った複数個のセルが1つの充電装置に接続される場
合があり、問題と成っていたが、本発明に於いては、二
次電池のバッテリパックの出力端子電圧値を検出して、
実際に外観から当該二次電池を構成するセル数が確認出
来なくとも、自動的に当該パックを構成するセルの数を
識別する事が出来ると同時に、当該二次電池を充電処理
操作するに際して二次電池電圧値を適切な範囲に成るよ
うにマッチさせる様に入力アテネータ比を変更する様に
構成するものであり、1つの充電処理装置を用いて数の
異なる複数個のセルを持つ二次電池を充電処理する事を
可能にしたものである。
【0014】そこで、本発明に於ける該二次電池のセル
数検出方法の基本的な技術思想は、以下に示す様な点に
存在するものである。即ち、上記した各二次電池は、い
ずれも互いにその構造、使用化学物質等による相違はあ
るが、当該セルをある充電電流を用いてある程度充電し
た後、ある放電電流を用いてある時間の間、放電処理を
行うと、当該セルがある範囲を持った所定の電圧値を示
す事が判明し、係る事実を利用して、当該二次電池パッ
クを構成しているセルの数を判断する様にしたものであ
る。
【0015】当該セルに対して上記した所定の充電処理
操作と放電処理操作を実行した場合に於いて、当該セル
が放電処理操作中に於いて所定時間が経過した場合に示
す当該電池の出力値は、ある程度の幅をもっており、そ
の最大値VMAX とその最小値VMIN との関係を利用し
て、当該二次電池を構成する1パック内に配置されてい
る1つ若しくは複数個のセルの個数を判別しようとする
ものである。
【0016】つまり、基本的には、上記した各セルの放
電処理操作中に於ける出力電圧の幅を利用して、所定の
基準を予め作成しておき、検出された当該二次電池を構
成する1パックの出力電圧を当該基準と比較して、当該
1パックを構成するセルの個数を判断する様にしたもの
である。本発明に係る二次電池のセル数検出方法のより
詳細な具体例を図2を参照しながら説明すると、先ず二
次電池を構成するそれぞれのセル(全く残留容量のない
セル或いは、一部残留容量が存在しているセルの何れで
有っても良い)に対して時刻T0から、ある一定の期
間、好ましくは短時間、即ち時刻T1に至る期間H1に
於いて、所定の充電電流を用いて、初期充電処理操作を
行わせ、当該セルを一定の充電状態に持ち上げた後、時
刻T1から所定に期間H2の間、所定の放電電流を用い
て放電処理操作を実行させ、所定の放電処理操作が経過
した時刻T2に於いて当該セルの出力電圧値を測定する
様にしたものである。
【0017】勿論、本具体例においては、当該放電処理
操作中、継続的に当該二次電池の出力電圧を検出する操
作を実行させ、所定の放電処理操作時間が経過した時点
でその時点での出力電圧値をラッチ若しくは適宜の記憶
手段に記憶させる様にする物であっても良い事は言うま
でもない。尚、本発明に於いては、当該二次電池の出力
電圧値を適宜のラッチ回路にラッチするもので有っても
よいが、適宜の記憶手段を用いて記憶させるもので有っ
ても良い。
【0018】又、他の具体例としては、当該所定の放電
処理操作時間が経過した時点でその時点での出力電圧値
を直接適宜の変換手段に供給して、当該二次電池を構成
するセルの個数を表示する様にしたもので有ってもよ
い。本発明に於いては、各セルに対して上記した短時間
の初期充電処理操作を行った後に短時間放電処理操作を
実行しながら、当該セルの出力電圧値をモニターしつ
つ、当該放電処理操作開始後所定に時間が経過した時点
に於ける当該セルの出力電圧値を測定して、その測定電
圧値が前記した様に、予め定められた比較用基準値、つ
まり構成セル1個の場合に示される電圧値の許容幅と当
該構成セルが複数個の場合に於ける当該電圧値の許容幅
を決めた表、データテーブルと比較するか、上記電圧値
の許容幅を適宜のハードウェア的な演算手段若しくはソ
フトウェア的に構成された演算手段により比較演算処理
する事によって、当該二次電池に於ける構成セルの個数
を容易に判断出来るようにしたものである。
【0019】本発明に係る上記初期充電処理操作に於い
て、使用される充電量は、当該二次電池に於ける公称規
格容量に対する実質的な充電量が所定の割合となる様
に、充電電流と充電時間とを適宜選択決定して使用する
ものである。更に該所定の充電量は、当該二次電池に於
ける公称規格容量に対する実質的な充電量が数%以下、
例えば1〜2%となる様に設定される事が好ましい。
【0020】又、当該初期充電操作時間H1は、当該二
次電池に対する実質的な充電処理操作時間よりも短い時
間に設定されている事が望ましく、例えば10秒程度に
設定されている事が好ましい。更により具体的に例示す
るならば、公称規格容量が1200mAのニッケルカド
ミウム電池セルを使用する場合には、充電レートを4C
に設定して、当該充電期間H1を9秒間に設定して初期
充電処理操作を実行するものである。
【0021】一方、本発明に係る上記初期放電操作時間
は、当該二次電池に対する実質的な放電処理操作時間よ
りも短い時間に設定されている必要があり、当該初期放
電処理操作期間H2に於ける所定の放電量は、該初期充
電処理操作に於ける所定の充電量と略同一かもしくか当
該充電量より小さい値の放電量を有するものである事が
望ましい。
【0022】好ましくは、当該放電量は、該初期充電処
理操作に於ける所定の充電量の数分の1乃至数十分の1
に設定される事が望ましい。より具体的には、該初期放
電処理操作期間H2に於ける所定の放電量は、該初期充
電処理操作に於ける所定の充電量よりに対して10%に
設定される事が好ましい。
【0023】上記の具体的に於いては、放電レートを
0.4Cに設定し、当該放電期間H2を9秒間に設定す
る事によって、初期充電量に対する10%の放電量を放
電させるものである。上記の初期充放電処理を実行する
事によって、例えば、ニッケルカドミウム電池セル或い
はニッケル水素電池セルの場合に於いては、化学的構造
上の制限から放電処理操作中に於ける出力電圧値の最大
値VMAX が、前記した様に1.32Vになり、一方、最
小電圧VMIN は当該電池の残留容量により一定の値には
ならないが、上記した初期充放電処理の処理条件を適宜
調整する事によって、図3に示す様に最小電圧VMIN
1.0Vから1.2Vの間に適宜設定する事が可能であ
る。
【0024】次に、本発明に於ける二次電池を構成する
セルの個数を判別する方法の具体例に付いて説明する。
即ち、本発明に於いては、上記した初期充放電処理操作
を実行する事によって各セルは、放電処理操作中に於い
て前記した様な最大値VMAX と最小電圧VMINを持つ出
力電圧値帯域を有する事になり、当該二次電池を構成し
ている1つのパック内に包含されている1個乃至複数個
のセルがいずれも同一の公称規格容量を持つ同一タイプ
の二次電池セルであって、略同一の残留容量を有するも
のである場合には、当該パックが示す出力電圧値は、上
記出力電圧値帯域のセル個数倍の値を示す事が予測され
る。
【0025】仮に、該パックを構成する複数個のセルが
それぞれ異なる残留容量を有するものである場合には、
多少誤差が出る事が予想されるので、別途、各構成セル
の残留容量を略一定にする様な操作を行うことが望まし
い。具体的には、上記した出力電圧値帯域の最大値をV
MAX 、最小電圧をVMIN とし、且つセルの個数をNとす
ると、セル数を確実に判定出来る最大のNの値は、以下
の式から求められる。
【0026】N×VMAX <(N+1)×VMIN 従って、 N<VMIN /(VMAX −VMIN ) そこで、今、ニッケルカドミウム電池セル或いはニッケ
ル水素電池セルの場合に於いては、放電処理操作中に於
ける出力電圧値の最大値VMAX が、前記した様に1.3
2Vであり、一方、最小電圧VMIN は上記した初期充放
電処理の処理条件を適宜調整する事によって、最小電圧
MIN を1.0Vに設定したとすると、 N<3.125 となり、3個迄のセル数を正確に判別する事が可能であ
る事を示している。
【0027】これは、第1表に示す様に、セル個数と出
力電圧値帯域との関係を見ると、セル個数が3個の場合
のVMAX の値とセル個数が4個の場合のVMIN が極めて
近接しており、その区別が付けがたい事、又セル個数が
4個の場合のVMAX の値とセル個数が5個の場合のV
MIN とが完全にオーバーラップとなっていることから理
解出来る。
【0028】 第1表 セル個数 VMIN 〜 VMAX 1 1 〜 1.32 2 2 〜 2.64 3 3 〜 3.96 4 4 〜 5.28 5 5 〜 6.6 6 6 〜 7.92 7 7 〜 9.24 つまり本発明に於いては、上記した構成各セルの出力電
圧値帯域を使用するセル個数の判断方法は、必ずしも全
てのセル数が判別しえるとは限らず、その帯域幅によっ
て、制約を受ける事がある。
【0029】つまり、セル個数の増大に伴う当該出力電
圧値帯域幅間にオーバーラップが発生する場合があり、
当該オーバーラップが発生した部分に於いては、セルの
個数を正確に判断する事が不可能となる。そのため、初
期充放電処理の処理条件を適宜調整する事によって、最
小電圧V MIN を1.06Vに設定したとすると、 N<4.08 となり、4個迄のセル数を正確に判別する事が可能であ
る事を示している。
【0030】これは、第2表に示す様に、セル個数と出
力電圧値帯域との関係を見ると、セル個数が4個の場合
のVMAX の値とセル個数が5個の場合のVMIN が極めて
近接しており、その区別が付けがたい事、又セル個数が
5個の場合のVMAX の値とセル個数が6個の場合のV
MIN とが完全にオーバーラップとなっていることから理
解出来る。
【0031】 第2表 セル個数 VMIN 〜 VMAX 1 1.06 〜 1.32 2 2.12 〜 2.64 3 3.18 〜 3.96 4 4.24 〜 5.28 5 5.30 〜 6.6 6 6.36 〜 7.92 7 7.42 〜 9.24 同様に、初期充放電処理の処理条件を適宜調整する事に
よって、最小電圧VMI N を1.1Vに設定したとする
と、 N<5 となり、5個迄のセル数を正確に判別する事が可能であ
る事を示し、又初期充放電処理の処理条件を適宜調整す
る事によって、最小電圧VMIN を1.14Vに設定した
とすると、 N<6.33 となり、6個迄のセル数を正確に判別する事が可能であ
る事を示し、更には初期充放電処理の処理条件を適宜調
整する事によって、最小電圧VMIN を1.16Vに設定
したとすると、 N<7.25 となり、7個迄のセル数を正確に判別する事が可能であ
る事を示している。
【0032】然しながら、セルに於ける最小電圧値V
MIN を大きくする事は、検出しえるセルの個数を多くす
る事が出来る反面、当該セルの最小電圧値VMIN に到達
する迄の充放電処理操作時間も長くなる欠点がある。係
る問題を解決する別の方法として、セルの個数が少ない
場合には、例えばセルの個数が6個迄の場合には、セル
の個数一個毎に判別する様にし、セルの個数が6以上の
場合には、8個、10個、12個、14個と言うよう
に、2個毎に増加する個数を検出する様な方法も採用し
える。
【0033】この場合には、上記した出力電圧値帯域の
最大値をVMAX 、最小電圧をVMINとし、且つセルの個
数をNとすると、セル数を確実に判定出来る最大のNの
値は、以下の式から求められる。 N×VMAX <(N+2)×VMIN 従って、 N<2×VMIN /(VMAX −VMIN ) そこで、今、最小電圧VMIN を1.0Vに設定したとす
ると、 N<6.26 となり、6個迄のセル数を2個毎に正確に判別する事が
可能である事を示している。
【0034】同様に、最小電圧VMIN を1.06Vに設
定したとすると、 N<8.15 となり、8個迄のセル数を2個毎に正確に判別する事が
可能である事を示している。又、最小電圧VMIN を1.
1Vに設定したとすると、 N<10 となり、10個迄のセル数を2個毎に正確に判別する事
が可能である事を示している。
【0035】同様に、最小電圧VMIN を1.14V及び
1.16Vに設定したとすると、それぞれ、 N<12.67 N<14.5 となり、12個迄、及び14個迄のセル数を2個毎に正
確に判別する事が可能である事を示している。
【0036】上記具体的に於いて、セルの最小電圧V
MIN を1.14Vとなる様に設定した場合には、セルの
個数が1〜6までの間であれば、セル一個毎の増加を判
断出来、7個以上の場合には、8個、10個12の様
に、2個ずつの増加を正確に判断する事が可能となる。
本発明に於ける上記したセル個数の判断処理は、例え
ば、上記した第1表或いは第2表に示す様な出力電圧値
帯域とセル個数の対比データを予め適宜のルックアップ
テーブルに記憶させておき、当該パックの出力電圧値の
測定結果を、適宜の演算プログラムを用いて比較演算処
理する事によって、当該パックを構成しているセルの個
数を示すデータに変換して適宜の表示手段に表示する様
にすることが出来、又、上記した第1表或いは第2表に
示す様なそれぞれの出力電圧値帯域の最大値を基準デー
タ値として入力する比較回路手段を各出力電圧値帯域の
それぞれに対応して設けておき、当該パックの出力電圧
値の測定結果を、それぞれの比較回路手段のに入力させ
る様に構成して、当該パックの出力電圧値の測定結果に
基づいて、それぞれの比較回路手段の出力をON若しく
はOFFとなる様にして、その出力状態の組み合わせに
よって当該セルの個数に対応するデジタルデータに変換
し、その結果を適宜の表示手段に表示する様にしても良
い。図1は、上記した本発明に係る二次電池のセル数検
出方法をソフト的に実行する場合の処理手順を説明する
フローチャートである。
【0037】即ち、スタート後、ステップ(1)に於い
て、所定の充電レートと充電時間を選択して決定された
所定の充電量を用いて、当該二次電池を構成するパック
に対して初期充電処理操作を開始し、ステップ(2)に
於いて、予め定められた初期充電処理操作時間t1が経
過したか否かを判断し、NOであれば当該ステップ
(2)を繰り返し、YESであれば、ステップ(3)に
進んで当該初期充電処理操作を停止し、ステップ(4)
に移り、所定の放電レートと放電時間を選択して決定さ
れた所定の放電量を用いて、当該二次電池を構成するパ
ックに対して初期放電処理操作を開始する。
【0038】次いで、ステップ(5)に於いて、当該パ
ックの出力電圧の測定が開始され、ステップ(6)に進
んで、当該測定されたパックの出力電圧値を、当該パッ
クを構成するセルの個数に対応するデジタル値に変換す
る。その後ステップ(7)に進み、予め定められた初期
放電処理操作時間t2が経過したか否かを判断しNOで
あれば当該ステップ(5)に戻って上記各ステップを繰
り返すが、YESであれば、ステップ(8)に進んで、
当該初期放電処理操作時間t2が経過した時点に於ける
該デジタル値をラッチ回路を含む適宜の記憶手段にラッ
チ若しくは記憶し、その後、ステップ(9)に進んで、
当該ラッチ若しくは記憶された当該デジタル値を前記し
た様なルックアップテーブルを参照しながら、比較演算
処理を実行して、ステップ(10)に於いて、当該パッ
ク電池の出力電圧値から得られたデジタル値が、何れの
出力電圧値帯域に属するかを判断して当該パックを構成
するセルの個数値に変換してセル個数を決定する。
【0039】尚、本発明に於ける具体例に於いては、当
該デジタル値を記憶手段若しくはラッチ手段に記憶或い
はラッチさせないで直接当該二次電池を構成するセル個
数として表示する事も可能であることは前記した通りで
ある。次いでステップ(11)に於いて当該結果を、適
宜の表示手段、例えば液晶表示手段、或いは個数表示ラ
ンプ等に表示し、ステップ(12)に進んで上記放電処
理操作を停止しENDとなる。
【0040】一方、上記した本発明に係る二次電池のセ
ル数検出方法をハード的に実行する場合のセル数検出装
置の構成例を図4に示す。即ち、図4は、本発明に係る
セル数検出装置の具体例を示すブロックダイアグラムで
あって、図中、所定の充電電流を供給する為の電源手段
2、二次電池3を接続する充放電端子4、該二次電池3
に対して充電処理操作及び放電処理操作を個別に実行さ
せる為の充放電処理操作手段5、当該放電処理操作中に
該二次電池3の出力電圧を検出する電圧検出手段6、該
電圧検出手段6から出力される当該二次電池の出力電圧
値に基づいて、当該二次電池を構成するセルの個数に対
応するデジタル値に変換する変換手段7、当該変換手段
7の出力値をラッチするラッチ手段8及び必要に応じて
当該二次電池を構成するセルの個数を表示する表示手段
9とから構成されている二次電池のセル数検出装置1が
示されている。
【0041】図4に於ける該充放電処理操作手段5は、
例えば適宜のタイマー手段51、適宜の充電用定電流手
段を含む充電処理操作手段52及び適宜の放電用定電流
手段を含む放電処理操作手段53とから構成されている
事が望ましく、係る構成によって、当該充放電処理操作
手段5は、予め定められた所定の期間、当該二次電池に
対して初期充電操作を実行させ、その後予め定められた
所定の期間、当該二次電池に対して初期放電操作を実行
させる様に構成されているものである。
【0042】又、本発明に於いては、該電源手段2と該
充放電処理操作手段5との間には、適宜の電流量調整手
段10が設けられている事が望ましい。一方、図4に於
ける該二次電池3の出力電圧を検出する電圧検出手段6
の構成は特に限定されるものではなく、公知の電圧検出
手段であれば如何なるものであっても採用する事が可能
である。
【0043】更に、本発明に於ける当該二次電池を構成
するセルの個数に対応するデジタル値に変換する変換手
段7は、該二次電池の出力電圧を検出する電圧検出手段
6と接続されており、且つ例えば、複数種のしきい値を
有し、当該検出された電圧値のレベルとそれぞれの当該
しきい値とを比較処理して、当該電圧値がいずれのしき
い値を越えているかを演算する手段を更に有している事
が望ましい。
【0044】その具体的としては、当該変換手段7を比
較演算回路で構成し、前記した様な複数段階に構成され
た出力電圧値帯域群を予め定められた所定の記憶手段7
1にルックアップテーブルの様な形式に記憶させてお
き、当該電圧検出手段6から常時出力される当該パック
の出力電圧値を、上記ルックアップテーブルの値と比較
演算処理させる事によって、二次電池を構成するセルの
個数に対応するデジタル値に変換させる様にしても良
く、又当該二次電池に関して検出された出力電圧値が入
力されると共に、基準電位が互いに異なる様に設定され
た複数個のコンパレータが並列的に配置され、当該各コ
ンパレータの出力データの組み合わせによってデジタル
データに変換する様にしても良い。
【0045】次に、本発明に係る第2の態様である二次
電池の充電処理方法に付いてその具体的を図面を参照し
ながら説明する。即ち、本発明に係る二次電池の充電処
理方法及びその装置は、上記した第1の態様によって、
或る二次電池を構成するパックに包含されているセルの
個数を確認した後、当該確認されたセルの個数に基づい
て、当該二次電池の充電処理操作を最も適切に各効率的
に実行させる為の、当該二次電池に対する最適充電電圧
値を設定し、当該最適充電電圧値を用いて当該二次電池
を充電処理する様にするものである。
【0046】従って、図1のフローチャートに付いて追
加説明するならば、上記第2の態様の二次電池の充電処
理方法は、ステップ(1)〜ステップ(12)迄は、前
記した第1の態様に於ける処理手順と同一であって、更
にステップ(13)に於いて、決定されたセルの個数に
応じた最適な充電電圧値を設定し、次いでステップ(1
4)に進んで、ステップ(13)に於いて設定された充
電電圧値を用いて充電処理操作を実行し、充電処理操作
が終了した時点で当該充電処理方法の操作を終了するも
のである。
【0047】係る第2の態様に於ける二次電池を充電処
理方法を実行する場合の回路構成としては、図4に示す
第1の態様を実行する為の装置の例を示すブロックダイ
アグラムの基本構成と殆ど同一であり、更に該ラッチ手
段8に接続して、当該デジタル値に基づいて、二次電池
を充電処理する為の充電電圧値を新たに設定する充電電
圧値設定手段11と該二次電池に対して所定の充電処理
操作を行わせる充電処理システム手段15とが更に設け
られているものである。
【0048】本発明に係る第2の態様に於いては、該充
電電圧値設定手段11は、電圧設定回路手段12と、セ
ルの数に応じて充電電圧値を変化させる機能を有する例
えばアテニュエータ手段13とから構成されている事が
望ましい。該アテニュエータ手段13は、例えば複数個
の抵抗手段と複数個のスイッチング手段とから構成され
ており、検出された当該二次電池を構成するセルの個数
の応じて、当該スイッチング手段を適宜ON、OFFさ
せて、その組み合わせによって、充電電圧値を変化させ
る様に構成されているものである。
【0049】つまり、本発明に係る二次電池の充電処理
システムに於いては、当該二次電池を構成するセルの個
数を先ず検出し、当該検出されたセルの個数に応じた、
適正な充電電圧値を設定して、当該二次電池に対して本
格的な充電処理操作を実行させる様にしたものであっ
て、より具体的には、当該二次電池を構成する一つのセ
ルを充電処理操作する場合、例えば出力電圧特性カーブ
を検出しながら当該セルの充電処理操作を実行する事を
基本的な技術思想とするものであって、複数個のセルか
ら構成された当該二次電池を充電処理操作するに際し、
当該二次電池全体の出力電圧値を、1個のセルの出力電
圧値に相当する出力電圧値にまで分圧させて、当該分圧
値を用いて当該二次電池の充電処理操作を制御しようと
するものである。
【0050】従って、上記アテニュエータ手段13は、
当該二次電池を構成するセルの個数に応じて、当該セル
一個分の電圧値が発生される様な分圧回路機能を発揮す
るものである。本発明に係る第2の態様に於いて使用さ
れる充電処理システム手段15は、当該二次電池を充電
処理する為、例えば、出力電圧、充電電流、セルの表面
温度等をパラメータとして使用して、それらの特性カー
ブが所定の状態を示した場合に、当該充電処理操作を停
止させる様にした充電処理方法を使用しても良く、更に
は、本願出願人が既に特願平5−516416号(国際
公開WO93/19496)或いは特願平5−2432
23号(特開平7−707675)等で提案している充
電処理システムを用いるもので有っても良い。
【0051】又、本発明に係る二次電池のセル数検出装
置若しくは二次電池の充電処理装置のより具体的な構成
例を図5及び図6を参照しながら以下に詳細に説明す
る。図中、Vin 及び−Vin は、電源との接続端子であ
り、20は16Vの電圧を発生させる電圧レギュレータ
を構成する。又、当該二次電池3と該電源との接続端子
との間には、充電処理操作時に作動する定電流回路21
及び放電処理操作時に作動する定電流回路22とが設け
られている。
【0052】更に、電源の投入に従って駆動を開始する
タイマー手段51が設けられており、該タイマー手段5
1には、“L”レベルのトリガ信号が入力されると10
秒間、出力Q1がON状態、即ち“H”レベルとなるワ
ンショット単安定型マルチバイブレータU3AとU3B
とが直列に接続された構成を有している。又、二次電池
3の出力電圧値を測定する電池電圧検出手段4に接続さ
れた当該二次電池の出力電圧値をセルの個数に対応する
デジタルデータ値に変換する為の変換手段7として、4
個のコンパレータU4A〜U4Dが並列に配置された回
路が示されており、当該各コンパレータU4A〜U4D
の反転入力端子には、それぞれ上記した当該二次電池の
出力電圧値の測定データが入力され、又当該各コンパレ
ータU4A〜U4Dの非反転入力端子には、それぞれ前
記した当該出力電圧値帯域のそれぞれに対応する電圧値
が個別に入力されている。
【0053】更に、該各コンパレータU4A〜U4Dの
出力は、それぞれラッチ手段8に設けられた入力端子部
D3〜D0に接続され、該ラッチ手段8の出力は、適宜
の表示手段9に接続されていると同時に、アテニュエー
タを構成する充電電圧値設定手段11に接続されてお
り、具体的には、当該充電電圧値設定手段11は、6個
の直列に接続された抵抗R13〜R18と4個のスイッ
チ手段U6A〜U6Dとで構成され、前記したラッチ手
段8の出力データが、該4個のスイッチ手段U6A〜U
6Dの駆動端子に接続されている。
【0054】従って、本発明に於いては、該ラッチ手段
8の出力データに基づいて該4個のスイッチ手段U6A
〜U6DがON又はOFFとなり、その結果抵抗R13
〜R17と4個のスイッチ手段U6A〜U6DのON又
はOFFの組み合わせによって、該抵抗R17と抵抗R
18との接続ノード部から、所定の分圧比を持った電圧
が出力されるものである。
【0055】又、図中15は、公知の充電処理システム
を構成するマイコンであり、トランジスタTRQ1とT
RQ4で構成される電源制御手段23により駆動制御さ
れるものである。尚、LED24は、充電処理操作中を
示す表示装置であり、又LED25は、充電処理操作終
了を表示する表示手段である。
【0056】尚、図5及び図6に示される二次電池の構
成セル数検出装置及び二次電池の充電処理装置に於いて
は、構成セルの数が、4〜6個及び8個並びに10個の
場合に、正確にその個数を検出出来る様に設計されてい
るものであり、又当該タイマー手段51に於けるトリガ
ー信号と出力信号Q1、Q2更には該ラッチ手段8に入
力されるクロック信号のタイミング関係の具体例は、図
5の一部に示されている通りである。
【0057】上記した図5及び図6に示された二次電池
のセル数検出装置及び二次電池の充電処理装置の作動に
付いて以下に説明する。電源がVin と−Vin との間に接
続されると、トランジスタTRQ7がONとなり、その
結果充電処理システム15に於ける電源(5V)を除い
て、該装置に於ける全回路の駆動電圧が16Vに設定さ
れる。
【0058】この時、二次電池3が接続端子間に接続さ
れると、該二次電池の出力電圧値は、該充電電圧値設定
手段15を構成するアテニュエータの入力端子部、コン
パレータ等で構成される該二次電池の出力電圧値の変換
手段7及びトランジスタTRQ3に供給される。此処
で、該トランジスタTRQ3のベースが当該二次電池に
よって“L”レベルに引かれる為、当該トランジスタT
RQ3がONとなり、その結果トランジスタTRQ5も
ONとなる。
【0059】その為、容量C16を介してタイマー51
を構成している第1のワンショット単安定型マルチバイ
ブレータU3Aのトリガ端子TRG1に“L”レベルの
信号が入力され、該第1のワンショット単安定型マルチ
バイブレータU3Aの出力端子Q1から10秒間“H”
レベルの信号が出力される。又、該第1のワンショット
単安定型マルチバイブレータU3Aの出力端子Q1から
“H”レベルの信号が出力される事によって、トランジ
スタTRQ6がONとなり、ラッチ手段8を構成してい
る4端子D−TYPEフリップフロップ(aquad D-type
F/F)のクリヤ端子CLRに“L”レベルの信号が入力
され、その結果、該ラッチ手段8の記憶内容がクリヤさ
れる事になる。
【0060】更に、該第1のワンショット単安定型マル
チバイブレータU3Aの出力端子Q1から“H”レベル
の信号が出力される事によって、トランジスタTRQ2
がONとなり、それによって、定電流回路21を構成す
る回路U2の−IN端子に負の信号が入力されるので、
該定電流回路21が作動して当該二次電池3に所定の充
電量に基づく充電処理操作が開始される。
【0061】その後、10秒が経過すると、該第1のワ
ンショット単安定型マルチバイブレータU3Aの出力端
子Q1から出力される信号が“L”レベルとなり、トラ
ンジスタTRQ6がOFFとなり、それと同時にトラン
ジスタTRQ2もOFFとなり、それによって、定電流
回路21もOFFとなるので、当該二次電池3に対する
充電処理操作も停止される。
【0062】該第1のワンショット単安定型マルチバイ
ブレータU3Aの出力端子Q1から出力される信号が
“L”レベルとなると該第2のワンショット単安定型マ
ルチバイブレータU3Bのトリガ端子TRG1に“L”
レベルの信号が入力され、該第2のワンショット単安定
型マルチバイブレータU3Bの出力端子Q2から10秒
間“H”レベルの信号が出力される。
【0063】又、該第2のワンショット単安定型マルチ
バイブレータU3Bの出力端子Q2から“H”レベルの
信号が出力される事によって、トランジスタTRQ11
がONとなり、更に放電処理操作用の定電流回路22に
設けられたトランジスタTRQ9をONとなし、それに
よって、該二次電池3に対して抵抗R49を介して所定
の放電処理操作が開始される。
【0064】当該放電処理操作中に於いては、該二次電
池の出力電圧値は、抵抗R19とR20によって、当該
二次電池の出力電圧値の1/2に分割されて、該変換手
段7を構成する4個のコンパレータU4A〜U4Dの反
転入力端子のそれぞれに入力されており、又、それぞれ
のコンパレータU4A〜U4Dの非反転入力端子には、
予め定められた所定の電圧値が基準値として入力されて
いる。
【0065】本発明に於ける上記具体例に於いては、当
該二次電池の出力電圧値を1/2に分割しているので、
それぞれのコンパレータU4A〜U4Dの非反転入力端
子に入力される基準電圧値としては、当該二次電池3に
関して設定される当該出力電圧値帯域の上限を示す電圧
値の1/2の値が採用される事が望ましい。例えば、該
コンパレータU4Aの非反転端子には、2.7Vの基準
電圧が入力されており、該コンパレータU4Aの出力
は、当該二次電池の出力電圧値が2.7Vを越えた場合
に“L”レベルとなり、これは当該二次電池の出力電圧
値の5.4Vに相当する事になる。
【0066】同様に、該コンパレータU4Bの出力は、
当該二次電池の出力電圧値が3.3Vを越えた場合に
“L”レベルとなり、又該コンパレータU4Cの出力
は、当該二次電池の出力電圧値が4.2Vを越えた場合
に“L”レベルとなり、更に該コンパレータU4Dの出
力は、当該二次電池の出力電圧値が5.4Vを越えた場
合に“L”レベルとなる様に設定されている。
【0067】それぞれの二次電池の検出出力電圧値は、
6.6V、8.4V、10.8Vをそれぞれ検出してい
るものである事は上記した通りである。上記したそれぞ
れのコンパレータU4A〜U4Dの出力値は、ラッチ手
段8を構成するフリップフロップのD3〜D0端子に各
々供給される。そして、該放電処理操作が開始されてか
ら10秒が経過すると、該第2のワンショット単安定型
マルチバイブレータU3Bの出力端子Q2から“L”レ
ベルの信号が出力される事によって、トランジスタTR
Q11がOFFとなり、更に放電処理操作用の定電流回
路22に設けられたトランジスタTRQ9もOFFとな
るので、該二次電池3に対して抵抗R49を介して実行
されていた所定の放電処理操作が停止される。
【0068】一方、トランジスタTRQ11がOFFと
なる事によって、抵抗R42によって該ラッチ手段8を
構成するフリップフロップのクロック端子CLKを
“H”レベルに押上て当該ラッチ回路を駆動させ、その
結果、該フリップフロップのD3〜D0端子に入力され
た当該コンパレータのそれぞれの信号がラッチされて当
該フリップフロップの出力端子OQ0〜OQ3に出力さ
れる事になる。
【0069】係るフリップフロップの出力端子OQ0〜
OQ3の出力信号は、充電電圧値設定手段11を構成す
る4個のスイッチング手段U6A〜U6Dのゲート入力
端子に供給される。此処で二次電池を構成するセルの個
数を表示する場合には、該フリップフロップの出力端子
OQ0〜OQ3にそれぞれ出力される信号データの組み
合わせから当該二次電池を構成するセルの数を前記した
方法で決定してその結果を表示手段9に表示する様にし
たものであり、更には、当該方法によって、該二次電池
が内蔵するセルの個数が判明した場合には、その個数と
出力データに応じて、当該スイッチング手段を適宜にO
N又はOFFさせて、抵抗値の組み合わせによって、適
切な減衰抵抗を構成して、最適当該二次電池に要求され
る特定の電圧帯域を設定する様にするものである。
【0070】該タイマー手段51に於けるワンショット
単安定型マルチバイブレータU3AとU3Bの出力端子
Q1若しくはQ2がONの状態にある間に、トランジス
タTRQ4のベースに“H”レベルの信号が印加される
ので、トランジスタTRQ4がONとなり、従ってトラ
ンジスタTRQ1がOFFとなるので、該充電処理シス
テム15に於けるVIN端子には電源が供給されない
為、該充電処理システム15は作動しないが、第2のワ
ンショット単安定型マルチバイブレータU3Bの出力端
子Q2がOFFの状態になるとトランジスタTRQ4の
ベースに“L”レベルの信号が印加されるので、トラン
ジスタTRQ4がOFFとなり、トランジスタTRQ1
がONとなるので、該充電処理システム15に於けるV
IN端子には電源が供給され該充電処理システム15は
作動を開始する事になる。
【0071】そして、該充電処理システム15は、充電
電圧値設定手段11から、当該二次電池を構成するセル
の個数に応じて当該二次電池の出力電圧を適宜分圧し
て、セル一個分に相当する電圧値に調整された分圧電圧
値がBAT端子に入力されるので、当該分圧電圧値に基
づいて従来公知の二次電池の充電処理操作を実行するこ
とになる。
【0072】つまり、入力アテニュエータによりセル一
個分に相当する電圧値に調整された分圧電圧値を用い
て、当該二次電池に対して充電処理操作を開始するもの
である。上記図5及び図6に示された具体的に於ける変
換手段7と充電電圧値設定手段15とに於ける、抵抗値
と電圧値との関係は、当該二次電池のセルの個数検出方
法若しくは二次電池の充電方法に於いて、セルの個数が
4〜6個、及び8個と10個である場合を正確に検出出
来る様に設計されている例を示すものである。
【0073】つまり、当該二次電池を構成するセルの個
数と所定の充電電圧値を設定する為の適正なスイッチン
グ手段U6A〜U6Dの組み合わせの例を以下の表3に
示す。 第3表 セル個数 スイッチング手段のON/OFF状態 U6C U6A U6D U6B 4 ON ON ON ON 5 ON ON ON OFF 6 ON ON OFF OFF 8 ON OFF OFF OFF 10 OFF OFF OFF OFF 即ち、上記具体例に於いては、検出された当該二次電池
を構成するセルの数に応じて、該入力アテニュエータの
各スイッチを上記表3の具体例に従ってON/OFFさ
せる事により、当該セルの個数に応じた適正な充電電圧
値を自動的に設定し、その設定値を用いて、以後の通常
の充電処理操作を実行する様にするものである。
【0074】つまり、本発明に於いては、充電処理操作
を実行したい二次電池が存在している場合で、当該二次
電池を構成するセルの数が不明の場合に、従来に於いて
は如何なる適正な充電処理条件を設定するかが問題とな
っているが、本発明に於いては、上記説明により明らか
な様に、当該二次電池の構成セル数を自動的に正確に判
断し、その判断結果に基づいて、適正な充電量を決める
充電電圧値を自動的に設定する事が出来るので、満充電
状態の二次電池を効率的に得られる事が可能となる。
【0075】次に、本発明に係る二次電池の充電処理操
作方法をソフト的に実行する場合の二次電池の充電処理
装置の一具体例の構成を図7を参照しながら説明する。
即ち、図7は、本発明に係る充電処理操作装置1の他の
具体例の構成を示すブロックダイアグラムで有って、図
中、二次電池3に対する充電端子4、該充電端子4に接
続され、且つ所定の電流源2に接続された充電処理操作
手段21と放電処理操作手段22、充電端子4に接続さ
れ当該二次電池の出力電圧を、当該二次電池を構成する
セルの個数に対応して当該二次電池3の充電処理操作を
制御する電圧値を設定する為のアテニュエータ回路13
及び上記各回路を制御する制御回路75とから構成され
ており、該制御回路75は、当該二次電池の出力電圧端
子4に接続され且つアテニュエータ回路13とも接続さ
れたA/Dコンバータ7、当該A/Dコンバータ7の入
力に応じて、タイマー51、クロック74、RAM71
及びROM72等の信号、データに基づいて所定の演算
処理を実行する中央演算手段CPU70並びに並列入出
力(PIO)手段73とから構成されており、該並列入
出力(PIO)手段73から該充電処理操作手段21と
放電処理操作手段22及び該アテニュエータ回路13に
所定の制御信号が出力され、前記した図1に示すソフト
ウェアが実行される事になる。
【0076】より具体的には、先ず中央演算手段CPU
70より並列入出力(PIO)手段73を介して、所定
の期間、例えば10秒間、所定の充電電流量を供給する
様に、該充電処理操作手段21を制御した後、同じく中
央演算手段CPU70より並列入出力(PIO)手段7
3を介して、所定の期間、例えば10秒間、所定の放電
電流量で該二次電池を放電処理する様該放電処理操作手
段22を制御する。次に、当該放電処理操作が継続され
ている間に、当該二次電池の出力電圧値がA/Dコンバ
ータ7でデジタル値に変換され中央演算手段CPU70
に入力されると、所定のプログラムに沿って当該二次電
池を構成するセルの個数が演算処理もしくは比較処理さ
れて、場合によっては当該セルの個数の結果を適宜の記
憶手段に記憶させておくき、当該放電処理操作の所定の
期間が経過した時点で、当該セルの個数の結果を並列入
出力(PIO)手段73を介して、適宜の表示手段9に
表示することが可能となる。
【0077】更には、当該セルの個数の結果を並列入出
力(PIO)手段73を介して、アテニュエータ回路1
3に供給し、充電処理時に使用されるセル個数に応じた
適正な制御電圧を設定する。当該初期充電及び初期放電
処理が終了した後、当該アテニュエータ回路13によっ
て設定された適正な制御電圧値を用いて当該二次電池の
充電処理操作が開始される。
【0078】この場合、例えば、複数個のセルで構成さ
れた二次電池3に対して、セル一個分に相当する分圧電
圧値を用いて当該充電処理操作を制御する事が出来る。
その際、当該充電処理操作中に於ける該二次電池の出力
電圧値は先ず該アテニュエータ回路13を経由してA/
Dコンバータ7に伝達され、デジタル値に変換された後
に、例えば、所定のセル一個分に相当する出力電圧特性
カーブに従って充電処理操作が実行され、該出力電圧特
性カーブ上の所定の状態が検出された時点で当該充電処
理操作を停止するものである。
【0079】次に、本発明に係る当該二次電池のセル数
検出方法及び二次電池の充電処理操作方法を実施する為
の他の構成例に付いて、図8及び図9を参照しながら以
下に説明する。図5及び図6に示された本発明の具体例
では、二次電池を構成するセルの数を検出するのに、複
数個のコンパレータを並列に配置して、当該コンパレー
タ群のそれぞれの出力の組合せによりセルの個数をデジ
タル的に変換しているが、本具体例に於いては、複数個
の抵抗群で構成される分圧回路の分圧抵抗値を適宜のス
イッチ手段を適宜制御して、分圧抵抗値を変換させる構
成を採用したものである。
【0080】即ち、図8に示された二次電池のセル数検
出方法は基本的には、以下の技術構成を有するものであ
る。つまり、1個若しくは複数個のセルで構成されてい
る二次電池を充電するに際し、所定の充電量を当該二次
電池に投入して初期充電処理操作を実行する工程、該投
入された充電量に対する所定の割合の放電量を得る様
に、当該二次電池に対して初期放電処理操作を実行する
工程、該二次電池に対する該初期放電処理操作中に、当
該二次電池の出力電圧値を測定し、当該測定された二次
電池の出力電圧値を、当該二次電池を構成するセルの個
数に対応するデジタル値に変換する工程、当該初期放電
開始後所定の期間経過後、その時点に於ける当該デジタ
ル値に基づいて、充電電圧設定手段に於ける充電電圧値
を設定する工程、及び当該新たに設定された充電電圧値
を用いて、当該二次電池に対して実質的な充電処理操作
を実行する工程、とから構成されている二次電池の充電
処理方法であり、より具体的には、当該測定された二次
電池の出力電圧値を、当該二次電池を構成するセルの個
数に対応するデジタル値に変換する工程は、当該二次電
池の出力電圧値を、少なくとも一部の抵抗に於ける抵抗
値が他の抵抗に於ける抵抗値と異なっている複数個の抵
抗群により分圧せしめると共に、当該分圧値を予め定め
られた所定の分圧値が出力される様に、当該抵抗群の内
少なくとも一部の抵抗群の接続状態を任意に変化させる
ものであり、又当該充電電圧値を設定する工程は、当該
所定の分圧値が出力された時点に於いて、当該分圧値を
該充電電圧設定手段に供給して適正な充電電圧値を設定
する様にするものである。
【0081】又、上記した本発明に係る二次電池の充電
処理方法に於いては、例えば、当該初期放電開始後所定
の期間経過後、当該二次電池に於ける出力電圧値の分圧
値が、予め定められた所定の電圧値に到達した時点に於
いて、放電操作処理を停止し、セルの個数に関するデジ
タル値を記憶する事なくそのまま当該分圧値を充電電圧
設定手段に供給する様に構成されていても良い。
【0082】又、本発明に係る二次電池のセル数検出装
置に関し、上記した具体例を実現する構成としては、図
8に示す様に、所定の充電電流を供給する為の電源手段
81、充電電流量及び放電電流量調整手段82、二次電
池3を接続する充放電端子83、該二次電池3に対して
充電処理操作及び放電処理操作を個別に実行させる為の
充放電処理操作手段85、当該放電処理操作中に該二次
電池3の出力電圧を検出する電圧検出手段88、該電圧
検出手段88から出力される当該二次電池3の出力電圧
値に基づいて、当該二次電池を構成するセルの個数に対
応するデジタル値に変換する変換手段89、とから構成
されており、且つ当該二次電池3を構成するセルの個数
に対応するデジタル値に変換する変換手段89は、測定
された二次電池3の出力電圧値を、少なくとも一部の抵
抗に於ける抵抗値が他の抵抗に於ける抵抗値と異なって
いる複数個の抵抗群例えば、R1〜R4により分圧せし
める分圧回路90、当該分圧回路90に於ける該抵抗群
の内少なくとも一部の抵抗群の接続状態を変化させる複
数個のスイッチ手段91(91a,91b,91c
等)、当該各スイッチ手段91a,91b,91cを個
別に操作する事によって、当該出力分圧値を予め定めら
れた所定の分圧値が出力される様に、当該各スイッチ手
段を制御するスイッチ制御手段92、及び当該出力分圧
値が予め定められた所定の分圧値に到達した状態を検出
する検出手段93とから構成されているものである。当
該スイッチ制御手段92は、バイナリカウンタで構成さ
れ、当該駆動される各スイッチ手段91(91a,91
b,91c等)の組合せを順次選択しえる様に構成され
ているものである。
【0083】又、上記具体例に於ける当該スイッチ制御
手段92により選択された駆動される各スイッチ手段9
1(91a,91b,91c等)の組合せ状態、つまり
図8に示す具体例に於いては、3個のスイッチ手段91
a,91b,91cが採用されていることから、最大8
個のスイッチ手段の組合せが表示可能であり、従って8
個のセル数迄判断する事が出来る。
【0084】従って、上記3個のスイッチ手段91a,
91b,91cのON状態を1、OFF状態を0と表示
する事にすれば、000は、全てのスイッチ手段91
a,91b,91cがOFF状態である事を示し、11
1であれば、全てのスイッチ手段91a,91b,91
cがON状態である事を示し、011であれば、例えば
スイッチ手段91aはOFF状態であるが、スイッチ手
段91b,91cは何れもON状態であることを示す事
になるので、後述する様に、当該分圧回路に於いて所定
の分圧電圧値が出力された場合に於ける当該スイッチ手
段の接続状態、つまりON/OFF状態の組合せを調べ
る事によって、当該二次電池が幾つのセルから構成され
ているかを判別する事が可能となる。
【0085】更に、本発明に於ける上記具体例に於い
て、前記した図8に示す装置と略同一の構成を有するも
のであるが、更に、当該測定された二次電池の出力電圧
値を、当該二次電池を構成するセルの個数に対応するデ
ジタル値に変換する変換手段に当該初期放電開始後所定
の期間経過後、その時点に於ける当該デジタル値に基づ
いて、充電電圧設定手段94が設けられており、当該二
次電池を本格的に充電処理操作する場合に於ける充電処
理制御用の充電電圧値を設定する様に構成されている。
【0086】更に、上記した本発明に係る具体例の詳細
と動作に付いて更に詳しく図9を参照しながら説明す
る。先ず図8の二次電池の出力電圧端子を接続する端子
83に充電処理操作されるべき二次電池3が接続され、
充電処理操作端子95から当該二次電池3に対して所定
の時間、所定の充電量が供給されて初期充電処理操作が
実行される。(図9のタイミング波形図に於ける波形G
B参照のこと) この場合に於ける、初期充電電流と初期充電処理時間
は、前述した各条件がそのまま適用される。
【0087】その間、当該二次電池の出力電圧は、適宜
の電圧検出手段88により常時測定され、その結果が、
例えば4個の抵抗R1〜R4で構成された分圧回路90
に供給され、その分圧電圧値がノードAから出力される
様に構成されている。該分圧回路90に於いては、抵抗
R1〜R3からなる合成抵抗と抵抗R4と間の抵抗比に
よって分圧値が決定される。
【0088】その為、少なくとも抵抗R1〜R4の少な
くとも一つの抵抗の抵抗値は、他の抵抗の抵抗値と異な
る様に選択されているものであって、細かい分圧値を得
る為には、複数個の抵抗の抵抗値が互いに異なる様に設
定されている事が望ましい。又、上記した各抵抗抵抗R
1〜R3は、それぞれ適宜のスイッチ手段91a,91
b,91cにそれぞれ接続されており、当該スイッチ手
段91a,91b,91cのそれぞれが任意にON/O
FF制御され、その組合せによって、当該抵抗R1〜R
3からなる合成抵抗値を変化させる事が出来る。
【0089】係るスイッチ手段91を構成する各スイッ
チ手段91a,91b,91cは、例えば、アナログス
イッチであってもよく、その他公知のスイッチ手段であ
れば如何なるものでも使用可能である。更に、該各スイ
ッチ手段91a,91b,91cで構成されるスイッチ
手段91は、適宜の制御手段92に接続され、それぞれ
の各スイッチ手段91a,91b,91cが、個別的、
独立的にON/OFF制御される様に構成されている。
該制御手段92は、例えばバイナリーカウンタで構成さ
れていても良く、当該カウンタのQ1出力端子は、該ス
イッチ手段91aを制御し、い当該カウンタのQ2出力
端子は、該スイッチ手段91bを制御し、又、当該カウ
ンタのQ3出力端子は、該スイッチ手段91cを制御す
る様に接続されている。
【0090】従って、当該バイナリーカウンタ92に於
ける各出力端子Q1〜Q3の出力波形は図9の波形Q1
からQ3にそれぞれ示されている通りとなり、カウンタ
の出力が全て0である場合には、当該分圧回路は機能せ
ず従って当該二次電池の出力電圧値は、当該出力電圧値
検出手段88で検出された電圧値が、抵抗R4の電圧降
下分だけ低下した値がノードAに出力される。
【0091】係る状態は、図9の波形図に於ける波形G
Aの波形に於ける最大の電圧値を示す状態であり、次に
クロックが一発入力されると当該バイナリーカウンタ9
2に於ける出力端子Q1が“H”レベルとなりスイッチ
手段91aがONとなるので、それに接続されている抵
抗R1が分圧回路90で有効となり、抵抗R4と抵抗R
1との間で分圧が行われる事になるので、当該分圧回路
90の出力ノードAの分圧電圧値は図9の波形図に於け
る波形GAに示す様に、波形GAに於ける最大の電圧値
より一段低下した電圧レベルを示す事になる。
【0092】上記と同様に、当該クロックが入力される
毎に、当該バイナリーカウンタ92に於ける各出力端子
Q1〜Q3の出力波形の組合せは変化するので、その組
合せに応じて当該各スイッチ手段91a,91b,91
cが、個別的にON/OFF制御され、それに従って、
当該分圧回路90の出力ノードAの分圧電圧値は図9の
波形図に於ける波形GAに示す様に、徐々に低下し、ク
ロックが8個入力されると元の状態に戻って、上記操作
が繰り返される。
【0093】一方、該分圧回路90の出力ノードAの分
圧電圧値は、コンパレータ等で構成される検出手段93
に入力される。係る検出手段93に於けるコンパレータ
の非反転入力端子には、所定の電圧値が基準電圧値とし
て入力されており、該分圧回路90の出力ノードAの分
圧電圧値は、コンパレータの反転入力端子に入力されて
いる。
【0094】従って、当該分圧回路90の出力ノードA
の分圧電圧値が、当該基準電圧値と同一若しくはそれ以
下の値となった場合には、該コンパレータから、“H”
レベルの出力信号Bが出力される事になる。より具体的
には、該コンパレータの基準電圧値として、二次電池を
構成するセル一個分に相当する出力電圧値に設定してお
けば、当該二次電池を構成するセル数が不明な場合で
も、当該分圧回路に於ける分圧比を上記カウンタ92に
よって該スイッチ手段90を構成する複数個のスイッチ
手段91a,91b,91cのON/OFF選択状態を
変化させ、当該分圧回路90の出力ノードAの分圧電圧
値を、該基準電圧値に一致させる様にすれば、当該分圧
回路90の出力ノードAの分圧電圧値が該基準電圧値に
一致した時点に於ける、該スイッチ手段91a,91
b,91cのON/OFF選択状態が、当該二次電池3
を構成するセルの個数を示す事になる。
【0095】本具体例に於いては、当該二次電池を構成
するセルの数を5個とした場合の例を示しており、従っ
て、当該カウンタがカウント動作を繰り返す毎に、波形
GBに示す様に、当該二次電池を構成するセル数が5個
に相当する抵抗R1からR3の組合せが選択されたタイ
ミング時に当該検出手段93から検出出力信号Bが出力
される事を示している。
【0096】本発明に於いては、上記した初期充電処理
操作が時刻T1で終了し、波形GDが示す様に、時刻T
1に於いて所定の期間所定の放電量を用いて初期放電処
理操作が行われる。当該初期放電処理操作の各種条件
も、前記した本発明に係る具体例で説明した条件をその
まま使用する事が可能である。
【0097】その後、所定の初期放電処理操作が時刻T
2で初期放電処理操作が終了すると、その時点と同時若
しくはその時点以降に於いて波形GBが“H”レベルと
なった時点で、当該カウンタの動作が停止され、該波形
GBの“H”レベル信号に基づいて、当該スイッチ手段
90に於ける各スイッチ手段91a,91b,91cの
ON/OFF選択状態を適宜の記憶手段に記憶させるか
或いはそのまま適宜の表示手段200に伝達して、セル
の個数として表示する事が可能である。
【0098】更に、上記具体例に於いて、二次電池の充
電処理操作を実行する場合には、上記した各回路構成に
加えて、該二次電池3に対して充電処理操作及び放電処
理操作を個別に実行させる為の充電処理操作端子95を
含む充電処理操作回路86と放電処理操作端子96を含
む放電処理操作回路87とを含む充放電処理操作手段8
5を前記したバイナリカウンタ92を介して制御するが
設けられているものである。
【0099】即ち、該バイナリーカウンタ92各出力端
子Q4〜Q6と前記した検出手段93の出力信号B及び
クロック回路101のクロック信号とによって該充放電
処理操作が実行されるものである。つまり、該バイナリ
ーカウンタ92各出力端子Q4とQ5の出力信号と該検
出手段93の出力信号Bとが3端子入力を有するNAN
Dゲート回路97に入力され、その出力が2入力端子を
有するNANDゲート回路98の一方の入力端子に入力
され該バイナリーカウンタ92の出力端子Q6が当該2
入力端子を有するNANDゲート回路98の他方の入力
端子に入力される様に構成されている。
【0100】今、電源がONとなったか、リセット(R
ESET)102が操作された場合、該バイナリーカウ
ンタ92の出力端子Q6が“L”レベルであるので、充
電処理操作回路86に設けられている反転回路103に
より充電処理操作端子95には充電電流が供給される様
に構成され、一方該バイナリーカウンタ92の出力端子
Q6の“L”レベル信号は同時に該2入力端子を有する
NANDゲート回路98の一方の入力端子に入力される
ので、当該2入力端子を有するNANDゲート回路98
の他方の入力端子に入力される信号の論理に係わらず当
該NANDゲート回路98は“H”レベルの信号を出力
するので、放電処理操作回路87に設けられている反転
回路104により放電処理操作端子96は放電処理操作
を停止している。
【0101】又、該バイナリーカウンタ92の出力端子
Q6の“L”レベル信号と該NANDゲート回路98は
“H”レベルの信号は共に反転されてORゲート回路9
9の入力端子に入力されるので、該ORゲート回路99
から波形GEに示す様に“H”レベルの信号が出力され
ANDゲート100の一方の入力端子に入力されるの
で、当該ANDゲート100の他方の端子に入力される
クロック回路101からのクロック信号に応じたクロッ
ク信号が該ANDゲート100の出力から出力され当該
バイナリーカウンタ92のクロック端子CLKに入力さ
れ、図9に波形Q1からQ6のタイミング波形が出力さ
れる事になる。
【0102】該バイナリーカウンタ92の出力端子Q6
の出力信号が“L”レベルの間、上述した様に初期充電
処理操作が所定の期間継続された後、該バイナリーカウ
ンタ92の出力端子Q6の出力信号が“H”レベルに変
化すると、該充電処理操作端子95には充電電流が供給
が停止されると同時に、該NANDゲート回路98から
は“L”レベルの信号が出力されるので、放電処理操作
端子96には放電電流が供給され、初期放電処理操作が
開始される。
【0103】該バイナリーカウンタ92の出力端子Q6
の出力信号が“H”レベルに変化しても、該ORゲート
回路99から出力される波形GEには変化がなく、上記
ANDゲート100の出力から出力されるクロック信号
には変化がないので、当該バイナリーカウンタ92の各
出力端子の動作波形には変化が無い。上記初期放電処理
操作が所定の期間継続された後、該バイナリーカウンタ
92の出力端子Q4及びQ5の出力信号が“H”レベル
であり且つ該検出手段93の出力信号Bが“H”レベル
である場合にのみ、該3端子入力を有するNANDゲー
ト回路97の出力が“L”レベルとなり、従って該NA
NDゲート回路98からは“H”レベルの信号が出力さ
れるので該放電処理操作端子96に於ける放電処理操作
は停止される。
【0104】尚、この時点に於ける充電処理操作端子9
5への充電電流の供給は一旦停止される様に設計されて
いる。一方、この時点においては、該ORゲート回路9
9の両入力端子には、共に“H”レベルの信号が入力さ
れるので、該ORゲート回路99の出力からは、波形G
Eに示す様に“L”レベルの信号が出力されるので、該
NANDゲート回路100からクロック信号が出力され
ないので、当該バイナリーカウンタ92の各出力端子Q
1〜Q6からは、クロック信号出力が停止される事にな
る。
【0105】更に、係る時点に於いて、該分圧回路の出
力であるノードAの分圧電圧値が決定されるので、当該
各スイッチング手段の設定状態を固定したままその出力
を充電電圧設定手段94に入力して、当該二次電池を本
格的に充電処理操作を行う場合の制御電圧を設定する事
になる。上記の具体的に於いては、充電電圧設定手段9
4は単にバファー増幅回路が使用されている例を示して
おり、当該ノードAに於ける分圧値をそのまま充電処理
操作に於ける制御電圧値として使用する例を示したもの
である。
【0106】つまり、上記の具体的に於いては、セル一
個分の出力電圧値をモニターしながら例えば当該二次電
池の出力電圧特性カーブを検出しながら充電処理操作を
行う事を示したものである。勿論、係る充電電圧設定手
段94としては、該分圧回路の出力であるノードAの分
圧電圧値に基づいて別の制御基準を決定することも可能
である。
【0107】
【発明の効果】本発明に係る二次電池のセル数検出方法
及び二次電池の充電処理方法を用いる事によって、二次
電池が、単一のセルにより構成されているか、又複数個
のセルで構成されているか不明である場合で有っても、
当該二次電池を構成するセルの数を自動的に且つ容易
に、且つ正確に認識することが可能であり、又当該二次
電池を構成するセルの数に基づいて、当該二次電池を再
充電処理操作するに際して、適切な充電電圧或いは充電
レートを設定し、効率的に且つ短時間で充電処理操作を
実行する事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る二次電池のセル数検出方
法及び二次電池の充電処理方法の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図2】図2は、本発明に係る初期充電及び初期放電の
操作を説明するグラフである。
【図3】図3は、本発明に於ける初期充電により得られ
るセルの出力電圧特性カーブの例を示すグラフである。
【図4】図4は、本発明に係る二次電池のセル数検出方
法及び二次電池の充電処理方法を実行する為のセル数検
出装置及び二次電池の充電処理装置に於ける一具体例の
構成を示すブロックダイアグラムである。
【図5】図5は、本発明に係る二次電池のセル数検出方
法及び二次電池の充電処理方法を実行する為のセル数検
出装置及び二次電池の充電処理装置に於ける他の具体例
の一部の構成を示すブロックダイアグラムである。
【図6】図6は、本発明に係る二次電池のセル数検出方
法及び二次電池の充電処理方法を実行する為のセル数検
出装置及び二次電池の充電処理装置に於ける他の具体例
の一部の構成を示すブロックダイアグラムである。
【図7】図7は、本発明に係る二次電池のセル数検出方
法及び二次電池の充電処理方法をソフトウェア的に実行
する為のセル数検出装置及び二次電池の充電処理装置に
於ける一具体例の構成を示すブロックダイアグラムであ
る。
【図8】図8は、本発明に係る二次電池のセル数検出方
法及び二次電池の充電処理方法の他の具体的の構成を示
すブロックダイアグラムである。
【図9】図9は、図8に於ける具体的で使用される各波
形のタイミングを説明する図である。
【符号の説明】
1…セル数検出装置及び二次電池の充電処理装置 2…電源 3…二次電池 4…充放電端子 5…充放電処理操作手段 51…タイマー手段 52…充電処理操作回路 53…放電処理操作回路 6…二次電池のセル電圧検出手段 7…デジタル値に変換する変換手段 71…記憶手段、ルックアップテーブル 8…ラッチ手段 9…表示手段 10…電流量調整手段 11…充電電圧値設定手段 12…電圧設定回路手段 13…アテニュエータ回路手段 15…充電処理システム手段 81…電源手段 82…電流量調整手段 83…出力電圧端子 84…二次電池の充電処理操作端子 85…充放電放電処理操作回路 86…充電処理操作回路 87…放電処理操作回路 88…二次電池出力電圧測定手段 89…二次電池の構成セル数検出手段 90…分圧回路 91、91a,91b,91c……スイッチ手段 92…バイナリカウンタ 93…検出手段 94…充電電圧設定手段 95…充電処理操作端子 96…放電処理操作端子
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−41627(JP,A) 特開 平4−109828(JP,A) 特開 平6−76862(JP,A) 特開 平6−311662(JP,A) 特開 平7−107675(JP,A) 特開 平9−7643(JP,A) 実開 昭63−39686(JP,U) 国際公開91/15891(WO,A1) 国際公開93/19496(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/32 - 31/36 H01M 10/42 - 10/48 H02J 7/00 - 7/12 H02J 7/34 - 7/36

Claims (28)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に配置されたセルの数が不明である
    二次電池であって、且つ当該二次電池内部に配置された
    個々の当該セルのみの端子電圧を測定出来る構造を持っ
    ていない当該二次電池を充電するに際し、 所定の充電量を当該二次電池に投入して初期充電処理操
    作を実行する工程、 該投入された充電量に対する所定の割合の放電量を得る
    様に、当該二次電池に対して初期放電処理操作を実行す
    る工程、 該二次電池に対する該初期放電処理操作中に、当該二次
    電池の出力電圧値を測定する工程、 当該二次電池の出力電圧値の測定値を、デジタル値に変
    換する工程、 当該初期放電処理開始後で、当該初期放電処理が継続さ
    れている間における、所定の期間経過後、その時点に於
    ける当該デジタル値を記憶する工程、 該記憶された当該デジタル値と、予め準備された、1つ
    又は複数個のセルで構成されている二次電池に所定の充
    放電処理を実行して得られたセル個数と各セル個数毎に
    設定された当該二次電池の出力電圧帯域を対応させたセ
    ル個数判定テーブルとを比較して、当該二次電池を構成
    するセルの数を決定し、その結果を表示する工程、 とで構成されている事を特徴とする二次電池のセル数検
    出方法。
  2. 【請求項2】 該所定の充電量は、当該二次電池に於け
    る公称規格容量に対する実質的な充電量が所定の割合と
    なる様に、充電電流と充電時間とを選択決定して得られ
    るものである事を特徴とする請求項1記載の二次電池の
    セル数検出方法。
  3. 【請求項3】 当該初期放電処理操作期間に於ける所定
    の放電量は、該初期充電処理操作に於ける所定の充電量
    と同一若しくはそれより小さい値を有するものである事
    を特徴とする請求項1記載の二次電池のセル数検出方
    法。
  4. 【請求項4】 該所定の充電量は、当該二次電池に於け
    る公称規格容量に対する実質的な充電量が2%以下とな
    る様に設定されるものである事を特徴とする請求項2記
    載の二次電池のセル数検出方法。
  5. 【請求項5】 当該初期充電操作時間は、当該二次電池
    に対する実質的な充電処理操作時間よりも短い時間に設
    定されている事を特徴とする請求項1乃至4の何れかに
    記載の二次電池のセル数検出方法。
  6. 【請求項6】 当該初期放電操作時間は、当該二次電池
    に対する実質的な放電処理操作時間よりも短い時間に設
    定されている事を特徴とする請求項1乃至4の何れかに
    記載の二次電池のセル数検出方法。
  7. 【請求項7】 内部に配置されたセルの数が不明である
    二次電池であって、且つ当該二次電池内部に配置された
    個々の当該セルのみの端子電圧を測定出来る構造を持っ
    ていない当該二次電池を充電するに際し、 所定の充電量を当該二次電池に投入して初期充電処理操
    作を実行する工程、 該投入された充電量に対する所定の割合の放電量を得る
    様に、当該二次電池に対して初期放電処理操作を実行す
    る工程、 該二次電池に対する該初期放電処理操作中に、当該二次
    電池の出力電圧値を測定し、当該測定された二次電池の
    出力電圧値を、デジタル値に変換する工程、 当該初期放電開始後、当該初期放電処理が継続されてい
    る間における、所定の期間経過後、その時点に於ける当
    該デジタル値を記憶する工程、 該記憶された当該デジタル値と、予め準備された、1つ
    又は複数個のセルで構成されている二次電池に所定の充
    放電処理を実行して得られたセル個数と各セル個数毎に
    設定された当該二次電池の出力電圧帯域を対応させたセ
    ル個数判定テーブルとを比較して、当該二次電池を構成
    するセルの数を決定する工程、 当該決定されたセル個数に基づいて、充電電圧設定手段
    に於ける充電電圧値を新たに設定する工程、及び当該新
    たに設定された充電電圧値を用いて、当該二次電池に対
    して実質的な充電処理操作を実行する工程、 とから構成されている事を特徴とする二次電池の充電処
    理方法。
  8. 【請求項8】 該所定の充電量は、当該二次電池に於け
    る公称規格容量に対する実質的な充電量が所定の割合と
    なる様に、充電電流と充電時間とを選択決定して得られ
    るものである事を特徴とする請求項7記載の二次電池の
    充電処理方法。
  9. 【請求項9】 当該初期放電量は、該初期充電処理操作
    に於ける所定の充電量と同一若しくはそれより小さい値
    を有するものである事を特徴とする請求項7記載の二次
    電池の充電処理方法。
  10. 【請求項10】 該所定の充電量は、当該二次電池に於
    ける公称規格容量に対する実質的な充電量が2%以下と
    なる様に設定されるものである事を特徴とする請求項8
    記載の二次電池の充電処理方法。
  11. 【請求項11】 当該初期充電操作時間は、当該二次電
    池に対する実質的な充電処理操作時間よりも短い時間に
    設定されている事を特徴とする請求項7乃至10の何れ
    かに記載の二次電池の充電処理方法。
  12. 【請求項12】 当該初期放電操作時間は、当該二次電
    池に対する実質的な放電処理操作時間よりも短い時間に
    設定されている事を特徴とする請求項7乃至10の何れ
    かに記載の二次電池の充電処理方法。
  13. 【請求項13】 所定の充電電流を供給する為の電源手
    段、内部に配置されたセルの数が不明である二次電池で
    あって、且つ当該二次電池内部に配置された個々の当該
    セルのみの端子電圧を測定出来る構造を持っていない当
    該二次電池を接続する充放電端子、該二次電池に対して
    充電処理操作及び放電処理操作を個別に実行させる為の
    充放電処理操作手段、当該放電処理操作開始後で、当該
    初期放電処理が継続されている間における、所定時間経
    過後、その時点での該二次電池の出力電圧を検出する電
    圧検出手段、該電圧検出手段から出力される当該二次電
    池の出力電圧値をデジタル値に変換する変換手段、該変
    換手段から出力されるデジタル値を記憶する記憶手段、
    該記憶された当該デジタル値と、予め準備された、1つ
    又は複数個のセルで構成されている二次電池に所定の充
    放電処理を実行して得られたセル個数と各セル個数毎に
    設定された当該二次電池の出力電圧帯域を対応させたセ
    ル個数判定テーブルとを比較して、当該二次電池を構成
    するセルの数を決定するセル数決定手段、 とから構成されている事を特徴とする二次電池のセル数
    検出装置。
  14. 【請求項14】 当該記憶されているデジタル変換値に
    基づいて、当該二次電池を構成するセルの数を表示する
    表示手段を更に有する事を特徴とする請求項13記載の
    二次電池のセル数検出装置。
  15. 【請求項15】 当該充放電処理操作手段は、予め定め
    られた所定の期間、当該二次電池に対して初期充電操作
    を実行させ、その後予め定められた所定の期間、当該二
    次電池に対して初期放電操作を実行させる様に構成され
    ている事を特徴とする請求項13記載の二次電池のセル
    数検出装置。
  16. 【請求項16】 当該セル数決定手段は、該二次電池の
    出力電圧を検出する電圧検出手段と接続されており、且
    つ当該セル個数判定テーブルに基づく複数種のしきい値
    を有し、当該検出された電圧値のレベルとそれぞれの当
    該しきい値とを比較処理して、当該電圧値がいずれのし
    きい値を越えているかを演算する手段を更に有している
    事を特徴とする請求項13記載の二次電池のセル数検出
    装置。
  17. 【請求項17】 当該二次電池を構成するセルの個数を
    決定するセル数決定手段は、当該二次電池に関して検出
    された出力電圧値が入力されると共に、基準電位が互い
    に異なる様に設定された複数個のコンパレータが並列的
    に配置されている事を特徴とする請求項16記載の二次
    電池のセル数検出装置。
  18. 【請求項18】 所定の充電電流を供給する為の電源手
    段、内部に配置されたセルの数が不明である二次電池で
    あって、且つ当該二次電池内部に配置された個々の当該
    セルのみの端子電圧を測定出来る構造を持っていない当
    該二次電池を接続する充放電端子、該二次電池に対して
    充電処理操作及び放電処理操作を個別に実行させる為の
    充放電処理操作手段、当該放電処理操作開始後、当該初
    期放電処理が継続されている間における、所定時間経過
    後、その時点での該二次電池の出力電圧を検出する電圧
    検出手段、該電圧検出手段から出力される当該二次電池
    の出力電圧値をデジタル値に変換すると共に、当該デジ
    タル値と、予め準備された、1つ又は複数個のセルで構
    成されている二次電池に所定の充放電処理を実行して得
    られたセル個数と各セル個数毎に設定された当該二次電
    池の出力電圧帯域を対応させたセル個数判定テーブルと
    を比較して、当該二次電池を構成するセルの数を決定す
    るセル数決定手段、当該セル数決定手段により決定され
    た当該セルの個数に基づいて、当該二次電池を充電処理
    する為の充電電圧値を新たに設定する充電電圧値設定手
    段とから構成されている事を特徴とする二次電池の充電
    処理装置。
  19. 【請求項19】 内部に配置されたセルの数が不明であ
    る二次電池であって、且つ当該二次電池内部に配置され
    た個々の当該セルのみの端子電圧を測定出来る構造を持
    っていない当該二次電池を充電するに際し、 所定の充電量を当該二次電池に投入して初期充電処理操
    作を実行する工程、 該投入された充電量に対する所定の割合の放電量を得る
    様に、当該二次電池に対して初期放電処理操作を実行す
    る工程、 該二次電池に対する該初期放電処理操作中に、当該二次
    電池の出力電圧値を測定し、当該測定された二次電池の
    出力電圧値を、デジタル値に変換する工程、 当該初期放電開始後で、当該初期放電処理が継続されて
    いる間における、所定の期間経過後に、その時点に於け
    当該デジタル値に基づいて、予め準備された、1つ又
    は複数個のセルで構成されている二次電池に所定の充放
    電処理を実行して得られたセル個数と各セル個数毎に設
    定された当該二次電池の出力電圧帯域を対応させたセル
    個数判定テーブルとを比較して、当該二次電池を構成す
    るセルの個数を決定するセル数決定工程、 当該セル数決定工程により決定された当該セルの個数に
    基づいて、当該二次電池を充電処理する為の新たな充電
    電圧値を設定する工程、及び当該新たに設定された充電
    電圧値を用いて、当該二次電池に対して実質的な充電処
    理操作を実行する工程、 とから構成されている事を特徴とする二次電池の充電処
    理方法。
  20. 【請求項20】 当該測定された二次電池の出力電圧値
    を、当該二次電池を構成するセルの個数に対応するデジ
    タル値に変換する工程は、当該二次電池の出力電圧値
    を、少なくとも一部の抵抗に於ける抵抗値が他の抵抗に
    於ける抵抗値と異なっている複数個の抵抗群により分圧
    せしめると共に、当該分圧値を予め定められた所定の分
    圧値が出力される様に、当該抵抗群の内少なくとも一部
    の抵抗群の接続状態を任意に変化させるものであり、又
    当該充電電圧値を設定する工程は、当該所定の分圧値が
    出力された時点に於いて、当該分圧値を該充電電圧設定
    手段に供給して適正な充電電圧値を設定する様にするも
    のである事を特徴とする請求項19記載の二次電池の充
    電処理方法。
  21. 【請求項21】 内部に配置されたセルの数が不明であ
    る二次電池であって、且つ当該二次電池内部に配置され
    た個々の当該セルのみの端子電圧を測定出来る構造を持
    っていない当該二次電池を充電するに際し、 所定の充電量を当該二次電池に投入して初期充電処理操
    作を実行する工程、 該投入された充電量に対する所定の割合の放電量を得る
    様に、当該二次電池に対して初期放電処理操作を実行す
    る工程、 該二次電池に対する該初期放電処理操作中に、当該二次
    電池の出力電圧値を測定する工程、 当該測定された二次電池の出力電圧値を、少なくとも一
    部の抵抗に於ける抵抗値が他の抵抗に於ける抵抗値と異
    なっている複数個の抵抗群により分圧せしめると共に、
    当該分圧値を予め定められた所定の分圧値が出力される
    様に、当該抵抗群の内少なくとも一部の抵抗群の接続状
    態を任意に変化させる工程、 当該初期放電開始後で、当該初期放電処理が継続されて
    いる間における、所定時間経過後、その時点に於ける
    該二次電池に於ける出力電圧値の分圧値が、予め定めら
    れた所定の電圧値に到達した時点に於いて、放電操作処
    理を停止し、当該分圧値を充電電圧設定手段に供給する
    工程、及び当該新たに設定された充電電圧値を用いて、
    当該二次電池に対して実質的な充電処理操作を実行する
    工程、 とから構成されている事を特徴とする二次電池の充電処
    理方法。
  22. 【請求項22】 所定の充電電流を供給する為の電源手
    段、内部に配置されたセルの数が不明である二次電池で
    あって、且つ当該二次電池内部に配置された個々の当該
    セルのみの端子電圧を測定出来る構造を持っていない当
    該二次電池を接続する充放電端子、該二次電池に対して
    充電処理操作及び放電処理操作を個別に実行させる為の
    充放電処理操作手段、当該放電処理操作開始後で、当該
    初期放電処理が継続されている間における、所定時間経
    過後、その時点に於ける該二次電池の出力電圧を検出す
    る電圧検出手段、該電圧検出手段から出力される当該二
    次電池の出力電圧値をデジタル値に変換する変換手段、
    当該デジタル値に基づいて、予め準備された、1つ又は
    複数個のセルで構成されている二次電池に所定の充放電
    処理を実行して得られたセル個数と各セル個数毎に設定
    された当該二次電池の出力電圧帯域を対応させたセル個
    数判定テーブルとを比較して、当該二次電池を構成する
    セルの個数を決定するセル数決定手段、 当該セル数決定手段により決定された当該セルの個数に
    基づいて、当該二次電池を充電処理する為の新たな充電
    電圧値を設定する工程、及び当該新たに設定された充電
    電圧値を用いて、当該二次電池とから構成されており、
    且つ当該デジタル値変換手段は、測定された二次電池の
    出力電圧値を、少なくとも一部の抵抗に於ける抵抗値が
    他の抵抗に於ける抵抗値と異なっている複数個の抵抗群
    により分圧せしめる分圧回路、当該分圧回路に於ける該
    抵抗群の内少なくとも一部の抵抗群の接続状態を変化さ
    せる複数個のスイッチ手段、当該各スイッチ手段を個別
    に操作する事によって、当該出力分圧値を予め定められ
    た所定の分圧値が出力される様に、当該各スイッチ手段
    を制御するスイッチ制御手段、及び当該出力分圧値が予
    め定められた所定の分圧値に到達した状態を検出する検
    出手段とから構成されている事を特徴とする二次電池の
    セル数検出装置。
  23. 【請求項23】 当該スイッチ制御手段は、バイナリカ
    ウンタで構成され、当該駆動される各スイッチ手段の組
    合せを順次選択しえる様に構成されている事を特徴とす
    る請求項22記載の二次電池のセル数検出装置。
  24. 【請求項24】 当該スイッチ制御手段により選択され
    た駆動される各スイッチ手段の組合せ状態から当該二次
    電池を構成するセルの個数を判断してその結果を表示す
    る事を特徴とする請求項23記載の二次電池のセル数検
    出装置。
  25. 【請求項25】 内部に配置されたセルの数が不明であ
    る二次電池であって、且つ当該二次電池内部に配置され
    た個々の当該セルのみの端子電圧を測定出来る構造を持
    っていない当該二次電池の充電処理装置であって、 所定の充電電流を供給する為の電源手段、二次電池を接
    続する充放電端子、該二次電池に対して充電処理操作及
    び放電処理操作を個別に実行させる為の充放電処理操作
    手段、当該放電処理操作中に該二次電池の出力電圧を検
    出する電圧検出手段、当該測定された二次電池の出力電
    圧値を、デジタル値に変換する変換手段、当該初期放電
    開始後で、当該初期放電処理が継続されている間におけ
    る、所定時間経過後、その時点に於ける当該デジタル値
    に基づいて、予め準備された、1つ又は複数個のセルで
    構成されている二次電池に所定の充放電処理を実行して
    得られたセル個数と各セル個数毎に設定された当該二次
    電池の出力電圧帯域を対応させたセル個数判定テーブル
    とを比較して、当該二次電池を構成するセルの個数を決
    定するセル数決定手段、 当該セル数決定手段により決定された当該セルの個数に
    基づいて、当該二次電池を充電処理する為の新たな充電
    電圧値を設定する手段とから構成されている事を特徴と
    する二次電池の充電処理装置。
  26. 【請求項26】 当該測定された二次電池の出力電圧値
    を、当該デジタル値に変換する手段は、当該二次電池の
    出力電圧値を、少なくとも一部の抵抗に於ける抵抗値が
    他の抵抗に於ける抵抗値と異なっている複数個の抵抗群
    により分圧せしめると共に、当該分圧値を予め定められ
    た所定の分圧値が出力される様に、当該抵抗群の内少な
    くとも一部の抵抗群の接続状態を任意に変化させる構成
    を有するものであり、又当該充電電圧値を設定する手段
    は、当該所定の分圧値が出力された時点に於いて、当該
    分圧値を該充電電圧設定手段に供給する様にするもので
    ある事を特徴とする請求項25記載の二次電池の充電処
    理装置。
  27. 【請求項27】 当該測定された二次電池の出力電圧値
    を、デジタル値に変換する変換手段は、測定された二次
    電池の出力電圧値を、少なくとも一部の抵抗に於ける抵
    抗値が他の抵抗に於ける抵抗値と異なっている複数個の
    抵抗群により分圧せしめる分圧回路、当該分圧回路に於
    ける該抵抗群の内少なくとも一部の抵抗群の接続状態を
    変化させる複数個のスイッチ手段、当該各スイッチ手段
    を個別に操作する事によって、当該出力分圧値を予め定
    められた所定の分圧値が出力される様に、当該各スイッ
    チ手段を制御するスイッチ制御手段、及び当該出力分圧
    値が予め定められた所定の分圧値に到達した状態を検出
    する検出手段とから構成されている事を特徴とする請求
    項25記載の二次電池の充電処理装置。セル数検出装
    置。
  28. 【請求項28】 当該スイッチ制御手段は、バイナリカ
    ウンタで構成され、当該駆動される各スイッチ手段の組
    合せを順次選択しえる様に構成されている事を特徴とす
    る請求項27記載の二次電池の充電処理装置。
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