JP3272192B2 - 被測定物の形状認識方法 - Google Patents
被測定物の形状認識方法Info
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Description
法に関し、特にワイヤ−ハ−ネスなどのように形状が複
雑な異形状部品の形状を能率よく連続的に認識・計測で
きる形状認識方法に関する。
ヤ−ハ−ネスは、例えば図16に示すように構成されて
いる。同図において、1はワイヤ−ハ−ネスであって、
第1,第2のリ−ド線2,3の一方の端部には独立した
2個の第1端子4が、第1のリ−ド線2の他方の端部に
は第2端子5が、第2のリ−ド線3の他方の端部にはソ
ケット6がそれぞれ接続されており、第2のリ−ド線3
には耐熱性で小径のスリ−ブ7を、第1のリ−ド線2及
びスリ−ブ7には耐熱性で大径のスリ−ブ8をそれぞれ
装着して構成されている。
インに沿って設けられた各種の部品供給部から供給され
る部品を手作業によって順番に組み立てることによつて
製造されている。製造後は、目視によってワイヤ−ハ−
ネス1が正常に製造されているか否かが検査されている
が、検査能率が低いのみならず、充分な検査精度が得ら
れないという問題がある。
題を解決するために、作業ラインを流れるワイヤ−ハ−
ネス1をカメラで撮影し、撮影デ−タを画像処理するこ
とにより、ワイヤ−ハ−ネス1の形状を認識する形状認
識装置が提案されている。
ネス1における部品の欠落などを容易に確認でき、それ
が正常に製造されているか否かの検査を比較的に能率よ
く遂行することができるものである。
に形状が複雑なものでは、作業ラインを流れていく時
に、カメラの視野内にある部品はすべて撮影されるもの
の、部品に重なりが生じている場合には、カメラで撮影
されず、形状認識を行なうことができなくなる。従っ
て、精度がよく確実性の高い検査を期待することができ
ないのみならず、処理デ−タ数が格段に多いために、処
理速度が遅く、作業能率を目視作業に比べて期待するほ
どには改善できないという問題がある。
な構成によって被測定物の形状を精度よく、しかも能率
的に計測・認識できる被測定物の形状認識方法を提供す
ることにある。
発明は、上述の目的を達成するために、発光器と受光器
からなる複数組のセンサ手段の間をマスタ−品を一定方
向に移動させ、センサ手段から出力される信号に基づい
てマスタ−品の形状を計測するステップと、マスタ−品
の形状計測デ−タをマスタ−デ−タとし、このデ−タに
基づいて判定条件を設定するステップと、被測定物をセ
ンサ手段の間を一定方向に移動させ、センサ手段から出
力される信号に基づいて被測定物の形状を計測するステ
ップと、マスタ−デ−タと被測定物に基づくワ−クデ−
タとを比較・解析し、判定条件に基づいて判定するステ
ップとを含み、前記マスタ−品の形状の計測ステップ
は、センサ手段の初期値を設定するステップと、初期設
定値に対し、トリガ−レベルを設定するステップと、マ
スタ−品を一定方向に移動させ、センサ手段から出力さ
れる信号を一定の時間間隔でA/D変換し、一定の時間
間隔毎の各センサ手段からの信号に対応するA/D変換
デ−タを加算し、マスタ−用デ−タエリアに格納するス
テップとを含むことを特徴とし、第2の発明は、発光器
と受光器からなる複数組のセンサ手段の間をマスタ−品
を一定方向に移動させ、センサ手段から出力される信号
に基づいてマスタ−品の形状を計測するステップと、マ
スタ−品の形状計測デ−タをマスタ−デ−タとし、この
デ−タに基づいて判定条件を設定するステップと、被測
定物をセンサ手段の間を一定方向に移動させ、センサ手
段から出力される信号に基づいて被測定物の形状を計測
するステップと、マスタ−デ−タと被測定物に基づくワ
−クデ−タとを比較・解析し、判定条件に基づいて判定
するステップとを含み、前記マスタ−品の形状の計測ス
テップは、センサ手段の初期値を設定するステップと、
初期設定値に対し、トリガ−レベルを設定するステップ
と、マスタ−品を一定方向に移動させ、センサ手段から
出力される信号を一定の時間間隔でA/D変換するステ
ップと、トリガ−レベル以下のすべてのA/D変換デ−
タをメモリに格納するステップと、一定の時間間隔毎の
各センサ手段からの信号に対応するA/D変換デ−タを
加算し、ワ−ク合計用エリアに格納するステップと、ワ
−ク合計用エリアの全デ−タ数を所定のエリアに記憶す
るステップと、ワ−ク合計用エリアのデ−タをマスタ−
用デ−タエリアに移動するステップとを含むことを特徴
とし、第3の発明は、発光器と受光器からなる複数組の
センサ手段の間をマスタ−品を一定方向に移動させ、セ
ンサ手段から出力される信号に基づいてマスタ−品の形
状を計測するステップと、マスタ−品の形状計測デ−タ
をマスタ−デ−タとし、このデ−タに基づいて判定条件
を設定するステップと、被測定物をセンサ手段の間を一
定方向に移動させ、センサ手段から出力される信号に基
づいて被測定物の形状を計測するステップと、マスタ−
デ−タと被測定物に基づくワ−クデ−タとを比較・解析
し、判定条件に基づいて判定するステップとを含み、前
記被測定物の形状の計測ステップは、被測定物を一定方
向に移動させ、センサ手段から出力される信号を一定の
時間間隔でA/D変換するステップと、トリガ−レベル
以下のすべてのA/D変換デ−タをメモリに格納するス
テップと、一定の時間間隔毎の各センサ手段からの信号
に対応するA/D変換デ−タを加算し、ワ−ク合計用エ
リアに格納するステップと、ワ−ク合計用エリアの全デ
−タ数を所定のエリアに記憶するステップとを含むこと
を特徴とする。
センサ手段の間を被測定物を一定方向に移動例えば自由
落下させることによって得られるセンサ手段からの出力
信号をA/D変換し、A/D変換デ−タに基づいて演算
処理することにより、被測定物の形状を能率的に認識で
き、特にセンサ手段を複数組配置すれば、形状の認識精
度を著しく向上できる。又、センサ手段の間をマスタ−
品及び被測定物を移動させ、センサ手段からの信号をA
/D変換すると共にA/D変換デ−タをマスタ−デ−タ
及びワ−クデ−タとしてメモリに格納した後、それぞれ
のデ−タに基づいて演算処理し解析・判定することによ
り、マスタ−品に対する被測定物の形状を短時間内に精
度よく認識することができる。特に、被測定物の形状計
測に先立って、センサ手段の初期値及びトリガ−レベル
を設定すれば、センサ手段の周囲条件などに起因する変
動要因を抑え、計測結果の信頼性を高めることができ
る。
を参照して説明する。尚、図16と同一部分には同一参
照符号を付し、その詳細な説明は省略する。同図におい
て、9は筒状体であって、その下端部には例えば円形状
のプレ−ト10が固定されている。このプレ−ト10に
は筒状体9と同一の孔9aが形成されており、孔9aの
大きさは被測定物例えばワイヤ−ハ−ネス1が何の支障
もなく自由落下できる程度に設定されている。又、プレ
−ト10の下面には複数組のセンサ手段が配置されてい
る。具体的には、発光器11a,12aと受光器11
b,12bからなる第1,第2のセンサ手段11,12
がほぼ90度ずらして配置されている。尚、発光器11
a,12aは例えばレ−ザ−素子にて、受光器11b,
12bは例えばCCD素子にてそれぞれ構成されてい
る。13はCPUなどの制御手段であって、バスライン
14を介してA/D変換手段15に接続されており、さ
らに増幅器16を介して第1,第2のセンサ手段11,
12に接続されている。又、バスライン14にはI/O
インタ−フェ−ス17、フレキシブルディスク又はディ
スク18、キ−ボ−ド19、CRTディスプレイ,液晶
ディスプレイなどの表示装置20がそれぞれ接続されて
いる。尚、I/Oインタ−フェ−ス17には、例えば筒
状体9に形成された移動経路9aをワイヤ−ハ−ネス1
が通過した後に形状計測され、その認識の結果が不合格
と判定された場合に、図示しない弁でワイヤ−ハ−ネス
1の移動方向を変更する時の出力など各種出力が接続さ
れる。
物例えばワイヤ−ハ−ネス1を自由落下させ、移動経路
9aを通過させると、第1,第2のセンサ手段11,1
2から検出信号が出力される。この出力信号は増幅器1
6で増幅されてA/D変換手段15にてA/D変換され
る。尚、デ−タの間隔は、例えば約5μsecに設定さ
れている。それぞれのA/D変換デ−タはバスライン1
4を介して制御手段13に取り込まれ、演算処理され
る。そして、メモリ手段に格納されると共に、フレキシ
ブルディスク18にも記憶される。そして、マスタ−品
と比較された被測定物としてのワイヤ−ハ−ネス1の形
状計測結果は表示装置20に表示される。
識方法について図4〜図11を参照して説明する。ま
ず、図4に示すように、例えばワイヤ−ハ−ネスに対応
するマスタ−品を移動経路9aを自由落下させることに
よって得られるデ−タに基づいてマスタ−品の形状を計
測する(ステップS1)。次に、マスタ−品の計測デ−
タに基づいて判定条件を設定する(ステップS2)。ス
テップS2で判定条件が設定されると、被測定物として
のワイヤ−ハ−ネスを移動経路9aを自由落下させる
(ステップS3)。ワイヤ−ハ−ネスが自由落下する
と、ステップS4に移行する。このステップS4では、
ワイヤ−ハ−ネスの自由落下に関連して制御手段13に
取り込まれるデ−タに基づいて形状の計測が実行され
る。そして、計測結果を解析し、ステップS2の判定条
件に基づいて判定する(ステップS5)。さらに、ステ
ップS5の判定結果から被測定物としてのワイヤ−ハ−
ネスの合否を決定する(ステップS6)。合格と決定さ
れると、ステップS3に戻り、次のワイヤ−ハ−ネスの
自由落下を待つことになる。不合格と決定されると、不
合格品は例えば移動経路9aから排出される(ステップ
S7)。そして、不合格品の不合格内容即ち異常項目が
表示装置20に表示され(ステップS8)、ワイヤ−ハ
−ネスの形状認識が終了する。
プS1は、具体的に次のように細分化されている。即
ち、まず、センサ手段11,12の間にマスタ−品が全
く存在しない状態での各チャンネルのセンサ手段11,
12の出力信号をA/D変換する(ステップS1−
1)。そして、各チャンネルのA/D変換デ−タに適宜
の係数(例えば99%など)を与えてトリガ−レベルを
設定する(ステップS1−2)。次に、マスタ−品とし
てのワイヤ−ハ−ネス1を移動経路9aを自由落下させ
ると、各センサ手段11,12から検出信号が出力さ
れ、各チャンネル毎に一定の時間間隔(例えば5μse
c)でA/D変換される(ステップS1−3)。そし
て、どれかのチャンネルがトリガ−レベル以下になれ
ば、ワイヤ−ハ−ネス1が通過したことが確認され(ス
テップS1−4)、トリガ−レベル以下のチャンネルが
なければステップS1−3に戻って待機することにな
る。ワイヤ−ハ−ネス1の通過が確認されると、各セン
サ手段11,12から検出信号が出力され、各チャンネ
ル毎に一定の時間間隔でA/D変換される(ステップS
1−5:ステップS1−3と同じ)。そして、いずれか
のチャンネルがトリガ−レベル以下か否かの判定がなさ
れる(ステップS1−6)。いずれかのチャンネルがト
リガ−レベル以下の場合には、すべてのチャンネル(す
べてのセンサ手段11,12)からの出力に対応するA
/D変換デ−タを図7に示すメモリに格納する(ステッ
プS1−7)。例えば第1のセンサ手段11の一定の時
間間隔毎のデ−タ(サンプリングデ−タ)は、CH1の
NO.1,NO.2・・・・NO.Nに順番に格納し、
以下、各センサ手段毎にCH2,CH3・・・・CHn
の順に格納していく。格納が終了すれば、ステップS1
−5に戻る。一方、すべてのチャンネルがトリガ−レベ
ルより大きい場合には、ステップS1−8において、各
チャンネルのA/D変換デ−タを加算し、図7に示すワ
−ク合計用エリアに格納する。例えばNO.1における
各チャンネルCH1,CH2・・・・CHnのデ−タを
加算してワ−ク合計用エリアに格納し、引き続きNO.
2,NO.3・・・・NO.Nについても同様に加算し
てそれぞれのエリアに格納する。次に、ワ−ク合計用エ
リアに格納された全デ−タ数(NM)を図7に示す所定
のエリアに格納する(ステップS1−9)。さらに、ワ
−ク合計用エリアに格納されたデ−タを図7に示すマス
タ−用デ−タエリアに移動する(ステップS1−10)
ことによってマスタ−品の形状を計測するステップS1
が終了する。
テップS1の細部における全CH・A/D変換ステップ
S1−1は、具体的にさらに次のように細分化されてい
る。即ち、まず、第1のセンサ手段11(CH1)の間
にマスタ−品が全く存在しない状態でのセンサ手段11
の出力信号をA/D変換する指示が制御手段13から出
される(ステップSB1)。この指示に基づいてA/D
変換されたか否かの判断がなされる(ステップSB
2)。変換が終了すると、デ−タが読み込まれ(ステッ
プSB3)、デ−タはレジスタに格納される(ステップ
SB4)。次に、ステップSB5以降において、第2の
センサ手段12(CH2)に対して第1のセンサ手段1
1(CH1)と同様なステップが繰り返されることによ
って、全CH・A/D変換ステップS1−1が終了す
る。
は、マスタ−品の形状計測デ−タ(マスタ−デ−タ)に
基づいて例えば次のように条件設定される。即ち、マス
タ−デ−タを基準として各サンプリング点のデ−タに所
定の上下限値を設定する。この上下限値は、例えば管理
限界を厳しくするか或いは緩くするかなどによって決定
される。この上下限値は、キ−ボ−ド10によって入力
され、バスライン14を介して制御手段13のメモリ及
びフレキシブルディスク18に記憶される。判定項目と
しては、例えばマスタ−品が図1に示すワイヤ−ハ−ネ
スである場合には、総面積の比較、面積変化率の比
較、各測定点での上下限値の比較、複数測定点内で
一つでも上下限値内があればOKとする比較、の4項目
で判定される。
て説明する。まず、総面積の比較は、図8に示すよう
に、各測定点P1,P2,P3・・・・のデ−タが積算
され、Pnが総面積となる。従って、この値に上下限値
を設定して判定項目とするものである。次に、面積変
化率の比較は、マスタ−品に付属する部品の有無ないし
存在する位置を確認するためのものである。例えば図9
に示すワイヤ−ハ−ネス1において、大径のスリ−ブ8
は、図示点線のように移動する可能性がある。この場
合、スリ−ブ8の位置が変わっても総面積には変化がな
いものの、各測定点では図8に示す網目部分のように変
化が見られることがある。従って、各測定点での面積変
化率を比較することによって形状認識の精度を高めるこ
とができる。次に、各測定点での上下限値の比較は、
各測定点P1,P2・・・・に上下限値を設定して各部
分での形状認識の精度を高めるものである。最後に、
複数測定点内で一つでも上下限値内があればOKとする
比較は、例えば図9に示すワイヤ−ハ−ネス1におい
て、大径のスリ−ブ8は、図示点線のように移動する可
能性がある。この場合、スリ−ブ8の位置は実線位置と
点線位置の間でのみ移動するので、実線部分と点線部分
の2個所においてスリ−ブ8の有無をチェックすれば、
スリ−ブ8が移動しているのか或いは欠落しているのか
が容易に認識できる。
1の形状を測定するステップS4は、具体的に次のよう
に細分化されている。即ち、まず、ワイヤ−ハ−ネス1
を移動経路9aを自由落下させることにより、センサ手
段11,12の間を通過させる。そして、センサ手段1
1,12からの出力を一定の時間間隔(例えば5μse
c)でA/D変換する(ステップS4−1)。いずれか
のチャンネルのA/D変換デ−タがトリガ−レベル以下
か否かを判断する(ステップS4−2)。このステップ
で、いずれかのA/D変換デ−タがトリガ−レベル以下
の場合には、すべてのチャンネルのA/D変換デ−タを
図7に示すメモリに格納し(ステップS4−3)、その
後、ステップS4−1に戻る。又、すべてのA/D変換
デ−タがトリガ−レベルより大きい場合には、ステップ
S4−4に進む。尚、この段階は、ワイヤ−ハ−ネス1
の落下が終了したことを示す。このステップでは、図7
に示すメモリに格納されたA/D変換デ−タを各測定点
毎に加算し、ワ−ク合計用エリアに格納する。例えばN
O.1の測定点における各センサ手段毎(CH1,CH
2,・・・・CHn)のA/D変換デ−タを加算してワ
−ク合計用エリアに格納し、引き続いて、NO.2,N
O.3・・・・NO.Nについても同様に加算処理して
所定のワ−ク合計用エリアにそれぞれ格納する。そし
て、ワ−ク合計用エリアに格納された全デ−タ数(N
W)は、所定のエリアに記憶され(ステップS4−
5)、ステップS5に進む。
析・判定の実行は、具体的に次のように細分化されてい
る。即ち、まず、図7に示すワ−ク合計用デ−タエリア
及びマスタ−用デ−タエリアに格納されたデ−タ数が一
致しているか否かを判断する(S5−1)。このステッ
プでデ−タ数が一致していない場合にはステップS5−
2に進み、一致している場合にはステップS5−5に進
む。ステップS5−2においては、ワ−ク合計用エリア
のデ−タ数NWがマスタ−用エリアのデ−タ数NMより
大きいか否かを判断する。NWがNMより大きいと判断
された場合には、〈(ワ−クデ−タ数N)×NM/NW
+0.5〉なる計算式によってワ−クデ−タ数がマスタ
−デ−タ数に一致するように圧縮される(ステップS5
−3)。一方、NWがNMより小さいと判断された場合
には、〈(ワ−クデ−タ数N)×NM/NW+0.5〉
なる計算式によってワ−クデ−タ数がマスタ−デ−タ数
に一致するように拡張され(ステップS5−4)、判定
のステップS5−5に進む。このステップではステップ
S2で設定した総面積の比較、面積変化率の比較、
各測定点での上下限値の比較、複数測定点内で一つ
でも上下限値内があればOKとする比較、の4項目の判
定項目について条件を満たしているか否かについて判断
される。そして、この判断結果に基づいてステップS6
にて被測定物としての合否が判定される。
1Aの方向判別を行なうことができる。同図において、
被測定物はスタッドボルトであり、大径の頭部21の両
側に小径で長さの異なる第1,第2のネジ部22,23
を一体的に形成して構成されている。このスタッドボル
ト1Aは自動車部品として多用されており、使用に先立
って、それの良否,ラインへの供給姿勢などがチェック
されているが、このチェックに適用することができる。
この場合、図1〜図2に示すセンサ手段11,12はい
ずれか一方のセンサ手段11だけでよい。まず、方向判
別について説明する。尚、この方向判別などの基本的な
処理は上記実施例と同様であるので、詳細な説明は省略
する。スタッドボルト1Aを自由落下させると、図13
に示すサンプリングデ−タが得られる。このデ−タの最
大位置を求めると共に、それより一定数だけマイナスの
位置A,B点を求める。そして、A,B点よりデ−タの
方向が反転する点C,Dを求める。上述したようにセン
サ信号は例えば5μsecの間隔でA/D変換されてい
る関係で、C,D点から端部までのデ−タ数と5μse
cとの積によってそれぞれのネジ部22,23の長さ
X,Yを計測することができる。従って、両デ−タの比
較に基づいていずれのネジ部が長いかを判断できる結
果、方向を判別することができる。特に、方向判別され
たスタッドボルト1Aは、例えば制御手段13からのコ
マンドに応じてI/Oインタ−フェ−ス17を介して方
向反転出力を出力し、方向の異なっているスタッドボル
トの方向を矯正させることもできる。又、ネジ部22,
23のネジの数は、C,D点から端部に向けてネジ部の
存在によりデ−タが正又は負に交互に反転(変曲)する
ことに着目して、その反転数(変曲点の数)から求める
ことができる。
定物1Bの形状認識を行なうことができる。同図におい
て、被測定物は異形状部品であり、大径の本体部24の
一端に小径の突起部25を一体的に形成して構成されて
いる。この異形状部品1Bの形状認識は、基本的には上
述の実施例とほぼ同様である。この異形状部品1Bを第
1のセンサ手段11の間を通過させることによって図1
5に示すサンプリングデ−タが得られる。同図における
本体部24と突起部25に相当する部分に上下限値を設
定し、各測定点での上下限値の比較を行なう。そして、
被測定物の計測結果がその設定範囲内にあるか否かによ
ってそれの形状が正常であるかどうかを認識できる。
又、ステップS2における総面積の比較、面積変化
率の比較、などと組み合わせれば、より精度の高い認識
が可能となる。特に、方向反転の必要がある場合には、
前述の実施例に準じて行なえばよい。
れることなく、センサ手段は2個の他、3個以上用いる
ことができるし、同一平面に所定の角度をずらして配置
できない場合には被測定物の移動方向に若干ずらして配
置することもできる。この場合、それぞれのセンサ手段
からの信号処理には時間補正する必要がある。又、被測
定物はワイヤ−ハ−ネス,スタッドボルト以外の部品も
適用できる。又、被測定物の移動経路として筒状体を利
用する他、透明のシュ−トを利用したり、或いは全く省
略することもできる。さらに、センサ手段からの信号は
連続的に出力させた後、一定の時間間隔でサンプリング
してA/D変換することもできるし、又、センサ手段の
信号を一定の時間間隔でサンプリングすることもでき
る。
と受光器からなるセンサ手段の間を被測定物を一定方向
に移動させることによって得られるセンサ手段からの出
力信号をA/D変換し、A/D変換デ−タに基づいて演
算処理することにより、被測定物の形状を能率的に認識
できる。特に、センサ手段の配置数を多くすればするほ
ど、形状認識の精度を高めることができる。
品の形状を計測し、その計測デ−タをメモリに格納して
おき、被測定物の計測デ−タをマスタ−デ−タと比較す
るようにすれば、形状の認識性を高めることができる。
て、センサ手段の初期値及びトリガ−レベルを設定すれ
ば、センサ手段の周囲条件などに起因する変動要因を抑
え、計測結果の信頼性を高めることができる。
−ト。
ャ−ト。
図。
図。
−チャ−ト。
ト。
定デ−タ。
図。
定デ−タ。
Claims (3)
- 【請求項1】発光器と受光器からなる複数組のセンサ手
段の間をマスタ−品を一定方向に移動させ、センサ手段
から出力される信号に基づいてマスタ−品の形状を計測
するステップと、 マスタ−品の形状計測デ−タをマスタ−デ−タとし、こ
のデ−タに基づいて判定条件を設定するステップと、 被測定物をセンサ手段の間を一定方向に移動させ、セン
サ手段から出力される信号に基づいて被測定物の形状を
計測するステップと、 マスタ−デ−タと被測定物に基づくワ−クデ−タとを比
較・解析し、判定条件に基づいて判定するステップとを
含み、 前記マスタ−品の形状の計測ステップは、 センサ手段の初期値を設定するステップと、 初期設定値に対し、トリガ−レベルを設定するステップ
と、 マスタ−品を一定方向に移動させ、センサ手段から出力
される信号を一定の時間間隔でA/D変換し、一定の時
間間隔毎の各センサ手段からの信号に対応するA/D変
換デ−タを加算し、マスタ−用デ−タエリアに格納する
ステップとを含むことを特徴とする被測定物の形状認識
方法。 - 【請求項2】発光器と受光器からなる複数組のセンサ手
段の間をマスタ−品を一定方向に移動させ、センサ手段
から出力される信号に基づいてマスタ−品の形状を計測
するステップと、 マスタ−品の形状計測デ−タをマスタ−デ−タとし、こ
のデ−タに基づいて判定条件を設定するステップと、 被測定物をセンサ手段の間を一定方向に移動させ、セン
サ手段から出力される信号に基づいて被測定物の形状を
計測するステップと、 マスタ−デ−タと被測定物に基づくワ−クデ−タとを比
較・解析し、判定条件に基づいて判定するステップとを
含み、 前記マスタ−品の形状の計測ステップは、 センサ手段の初期値を設定するステップと、 初期設定値に対し、トリガ−レベルを設定するステップ
と、 マスタ−品を一定方向に移動させ、センサ手段から出力
される信号を一定の時間間隔でA/D変換するステップ
と、 トリガ−レベル以下のすべてのA/D変換デ−タをメモ
リに格納するステップと、 一定の時間間隔毎の各センサ手段からの信号に対応する
A/D変換デ−タを加算し、ワ−ク合計用エリアに格納
するステップと、 ワ−ク合計用エリアの全デ−タ数を所定のエリアに記憶
するステップと、 ワ−ク合計用エリアのデ−タをマスタ−用デ−タエリア
に移動するステップとを含むことを特徴とする被測定物
の形状認識方法。 - 【請求項3】発光器と受光器からなる複数組のセンサ手
段の間をマスタ−品を一定方向に移動させ、センサ手段
から出力される信号に基づいてマスタ−品の形状を計測
するステップと、 マスタ−品の形状計測デ−タをマスタ−デ−タとし、こ
のデ−タに基づいて判定条件を設定するステップと、 被測定物をセンサ手段の間を一定方向に移動させ、セン
サ手段から出力される信号に基づいて被測定物の形状を
計測するステップと、 マスタ−デ−タと被測定物に基づくワ−クデ−タとを比
較・解析し、判定条件に基づいて判定するステップとを
含み、 前記被測定物の形状の計測ステップは、 被測定物を一定方向に移動させ、センサ手段から出力さ
れる信号を一定の時間間隔でA/D変換するステップ
と、 トリガ−レベル以下のすべてのA/D変換デ−タをメモ
リに格納するステップと、 一定の時間間隔毎の各センサ手段からの信号に対応する
A/D変換デ−タを加算し、ワ−ク合計用エリアに格納
するステップと、 ワ−ク合計用エリアの全デ−タ数を所定のエリアに記憶
するステップとを含むことを特徴とする被測定物の形状
認識方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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