JP3271917B2 - 警備装置 - Google Patents

警備装置

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JP3271917B2
JP3271917B2 JP01070697A JP1070697A JP3271917B2 JP 3271917 B2 JP3271917 B2 JP 3271917B2 JP 01070697 A JP01070697 A JP 01070697A JP 1070697 A JP1070697 A JP 1070697A JP 3271917 B2 JP3271917 B2 JP 3271917B2
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美智子 菅原
秀和 稲生
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SOHGO SECURITY SERVICES CO.,LTD.
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SOHGO SECURITY SERVICES CO.,LTD.
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の発明は、扉や窓が開放
されたり、こじ開けられたりした場合にこれらを検出す
る警備装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、扉が開放されたとき、その開放を
検出するためのセンサには、接点を有する検出部と、マ
グネットから構成されるセンサが使用されていた。上記
従来のセンサは、開閉動作を検出しようとする扉にマグ
ネットが取り付けられ、扉の枠側の、扉が閉じていると
きにマグネットが接する位置に接点を有する検出部が設
置されている。
【0003】通常、扉が閉じてマグネットが検出部に接
しているときは、マグネットの磁界の影響を受け、検出
部の接点が閉じている。そして、扉が開くとマグネット
から検出部が離れ、接点はマグネットの磁界の影響を受
けなくなり開く。この接点の開閉動作により、扉の開閉
を検出することができるようにしている。
【0004】また、接点と、扉が閉じたときに扉により
押され接点を閉じる押ボタンとから構成され、扉の枠で
扉が閉じたときに扉により押される位置に押しボタンを
設け、扉が閉じて押されることにより、接点が閉じるよ
うにしたものもある。このセンサでも、接点の開閉動作
により、扉の開閉を検出することができるようにしてい
る。
【0005】上記2つのセンサは、信頼性が高く、幅広
く用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
マグネットを使用するセンサでは、マグネットや検出部
はビスで取り付けられており、建物が賃貸物等である場
合など、ビス穴を開けることが許されていない場合や、
CD/ATMなどの各種機器であって、扉の外側にビス
が突き出ると利用者が怪我をする危険があるなどの理由
からビス止めができない場合がある。
【0007】また、ビス止めができない場合は、両面テ
ープや接着剤等でセンサを設置しているが、特にマグネ
ット部は、扉の枠の他に扉自体にも取り付ける必要があ
り、重量と厚さがある上、扉(可動部)側へ設置するこ
とから、扉の開閉による衝撃や、センサ自体の重さによ
り脱落しやすいという問題があった。
【0008】さらに、脱落した場合であっても、脱落し
たことを検出する手段を備えていないため、脱落したこ
とが監視装置では認識することができず、脱落後の扉の
開閉を検出することもできなくなる。また、上記の押し
ボタンを使用するセンサでは、脱落する心配はないもの
の、扉の枠に埋め込む必要があるため、設置作業や、セ
ンサ自体が故障した場合の交換に手間がかかるという問
題があった。
【0009】また、従来のセンサでは、扉が枠から離れ
たときに扉の開放を検出するため、扉がこじ開けられた
場合は、こじ開ける行為が始まった時点では検出するこ
とができず、扉が開放されてはじめて検出されるように
なっており、異常事態の発見が遅れるという問題があっ
た。
【0010】そこで、本願の発明は、扉可動部にセンサ
を設置する必要がなく脱落しにくく、また、脱落した場
合であってもこれを確実に検出することができ、さらに
扉がこじ開けられた場合であっても、ただちにこれを検
出することが可能であり、また設置作業が簡単な警備装
置を提供することを目的としている。
【0011】
【0012】
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願の請求項1記載の警備装置は、扉により加えら
れる圧力値に応じた検出信号を出力する感圧センサと、
扉の開放を検出するモードと、扉のこじ開けを検出する
モードのいずれか1つを選択する選択手段を有し、扉が
開放されたと判断するための第1の判断値と、扉がこじ
開けられたと判断するための第2の判断値を予め記憶し
ておき、選択手段により扉の開放を検出するモードが設
定されているときは、感圧センサからの検出信号と第1
の判断値を比較して扉の開閉を判断し、扉が開放されて
いると判断したときに開扉警報を送信し、選択手段によ
り扉のこじ開けを検出するモードが設定されているとき
は、感圧センサからの検出信号と第2の判断値を比較し
て扉のこじ開けの有無を判断し、扉がこじ開けられてい
ると判断したときに扉破壊警報を送信する制御装置と、
制御装置からの開扉警報または扉破壊警報を受信する
と、文字または音声により信号の受信を報知する監視装
置とを有している。
【0014】また、請求項2の発明は、扉により加えら
れる圧力値に応じた検出信号を出力する感圧センサと、
扉が開放されたと判断するための第1の判断値と、扉が
こじ開けられたと判断するための第2の判断値を予め記
憶しておき、感圧センサからの検出信号を第1の判断値
及び第2の判断値と比較し、前記検出信号と第1の判断
値と比較して扉の開閉を判断し、扉が開放されていると
判断したときに開扉警報を送信し、前記検出信号と第2
の判断値を比較して扉のこじ開けの有無を判断し、扉が
こじ開けられていると判断したときに扉破壊警報を送信
する制御装置と、前記制御装置から開扉警報または扉破
壊警報の少なくとも1つを受信すると、文字または音声
により少なくとも信号の受信と受信した信号の種類を報
知する監視装置とを有している。
【0015】また、請求項3の警備装置は、請求項1又
は2のいずれか1項記載の警備装置において、前記感圧
センサが、加えられる圧力値に応じて抵抗値が変化する
感圧部と、感圧部の抵抗値に応じた検出信号を出力する
出力取出部とからなり、感圧部と出力取出部との間で屈
曲可能な構造としたことを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】本願発明による感圧センサを用い
た警備装置の実施例を図面を用いて説明する。図1は、
本願発明の警備装置のブロック図である。
【0017】図1において、1は感圧センサであり、加
えられる圧力値に応じて抵抗値が変化する感圧部11
と、感圧部11の抵抗値の変化を電圧値の変化に変換し
て検出信号として出力する出力取出部12とからなる。
2は制御装置であり、予め設定される判断値と感圧セン
サ1からの検出信号をもとに扉が開放されたか否かまた
は扉がこじ開けられたか否かを判断し、扉が開放された
と判断した場合は開扉警報を送信し、扉がこじ開けられ
たと判断した場合は扉破壊警報を送信する。
【0018】3は監視装置であり、遠隔の監視センタに
設置され、制御装置2からの開扉警報または扉破壊警報
を受信すると、監視センタにいる監視員に対して警報の
受信を報知する。4は通信回線であり、制御装置2と監
視装置3の間の信号の送受信を行なうためのものであ
る。
【0019】図2は前記感圧センサの概略構成を示し、
(a)は感圧センサ1の外観図を示す。感圧センサ1は
(b)に示すように感圧部11と出力取出部12の間で
屈曲可能な構造となっており、出力取出部12は不感部
となっている。前記感圧部11は、加えられる圧力値に
応じて抵抗値が変化するもので、本実施例では、図3に
その特性を示すように、圧力値が高ければ抵抗値が少な
く、逆に圧力値が低ければ抵抗値が大きくなるものを用
いている。
【0020】そして、この感圧センサ1は、図4に示す
ように開閉状態を検出しようとする扉5の枠6に取り付
けられ、感圧部11が枠6と扉5が接する面に、また、
出力取出部12が感圧部11が取り付けられる面とは異
なる面になるようにし、扉を閉じたときに扉による押圧
により感圧部11に圧力が加わるようにして取り付けら
れる。
【0021】なお、感圧センサ1は、扉5の枠6のうち
蝶番が設置されている枠6aに設置すれば、外部からの
振動(例えば、利用者による扉のけとばしや高速道路付
近等の地面のゆれ)による扉のがたつきなどの影響を受
けにくく、安定した検出を行なうことができる。
【0022】また、扉と扉の枠とのすき間が大きく、感
圧部11に所定の圧力が加わらない場合は、図2(c)
に示すように感圧部11に硬質ゴムなどの厚さ調整板を
付することにより感圧センサに加わる圧力を調整するこ
とができる。
【0023】
【実施例】
(実施例1)次に、本願発明の警備装置の第1の実施例
について説明する。図1のブロック図において、制御装
置2は、扉が開放されたと判断するための電圧値を第1
の判断値として予め記憶しておき、感圧センサ1からの
検出信号と第1の判断値を比較して扉の開閉を判断し、
扉が開放されていると判断したときにハイレベルとなる
扉開閉信号を出力する判断部21と、判断部21からの
扉開閉信号が入力され扉開閉信号がハイレベルになった
ときに警報出力信号を警報出力部23に出力する制御部
22と、制御部22からの警報出力信号が入力されると
開扉警報を送信する警報出力部23とから構成されてい
る。
【0024】さて、図4に示すように感圧センサ1を設
置し、扉を閉めた状態では、感圧センサ1の感圧部11
は扉の枠と扉に挟まれ、扉により押されて圧力が加わ
る。圧力が加わっている状態では、感圧部11の抵抗値
は図3に示すようにごく小さい値となり、出力取出部1
2から出力される検出信号も小さくなる。
【0025】扉を開けると、扉が感圧部11より離れ、
感圧部11へ加えられていた圧力が減少、消失する。す
ると、図3に示すように感圧部11の抵抗値が急激に増
加し、検出信号の値も大きくなる。そこで、制御装置2
の判断部21には、扉が閉じているか否かを判断するた
めの第1の判断値P1 を予め記憶させておく。この第1
の判断値P1 は、図6(a)に示すように、圧力−抵抗
値の特性曲線の急激に変化する部分で設定されている。
判断部21は感圧センサ1からの検出信号が入力される
と、この検出信号を第1の判断値P1 と比較する。
【0026】そして、検出信号の値が第1の判断値P1
よりも小さければ扉が閉鎖されていると判断し、扉開閉
信号の値をロウレベルとし、逆に検出信号の値が第1の
判断値P1 よりも大きければ扉が開放されていると判断
し、扉開閉信号の値をハイレベルとして出力する(図6
(b)参照)。
【0027】判断部21から出力される扉開閉信号は、
制御部22に入力される。制御部22は、扉開閉信号が
入力されると、扉開閉信号がハイレベルとなったとき、
つまり、扉が開放されていると判断したときに警報出力
信号を警報出力部23に出力する。
【0028】警報出力信号が入力された警報出力部23
は、開扉警報を電話回線等の通信回線4を介して監視装
置3に送信する。開扉警報を受信した監視装置3は、文
字や音声により警報の受信や警報の発生時刻、受信した
警報の種類等を監視員に知らせる。
【0029】本実施例によれば、扉の枠体に取り付けた
感圧センサの検出値により扉の開閉の検出を行なうよう
にしているため、確実にしかも安定した扉の開閉の有無
の検出が可能となり、信頼性の高い警備装置を提供する
ことが可能となる。また、扉の開閉による衝撃や設置時
の取り付けの不具合等により、感圧センサ1が脱落する
ことがある。この場合、感圧部11に圧力が加わらなく
なり、扉を開放したときと同様に感圧部へ加えられてい
た圧力が減少、消失し、感圧部11の抵抗値が急激に増
加し、検出信号の値も大きくなる。
【0030】したがって、感圧センサ1が脱落した場合
であっても、制御装置2から通信回線4を介して監視装
置3に開扉警報が送信されることになり、感圧センサ1
の脱落をすぐに発見することができる。 (実施例2)次に、本願発明による警備装置の第2の実
施例について説明する。
【0031】図1のブロック図において、制御装置2
は、扉がこじ開けられていると判断するための電圧値を
第2の判断値として予め記憶しておき、感圧センサ1か
らの検出信号と第2の判断値を比較して扉のこじ開けの
有無を判断し、扉がこじ開けられていると判断したとき
にロウレベルとなる破壊検出信号を出力する判断部21
と、判断部21からの破壊検知信号が入力され破壊検出
信号がロウレベルになったときに警報出力信号を警報出
力部23に出力する制御部22と、制御部22からの警
報出力信号が入力されると扉破壊警報を送信する警報出
力部23とから構成されている。
【0032】さて、扉の枠と扉の間にバールのようなも
のを差し込み扉をこじ開けようとした場合、バールによ
り加えられた力は、扉の枠に分散され、閉扉のときに加
わる圧力にさらに力が加わることになる。そこで、図4
に示すように感圧センサ1を設置しておけば、こじ開け
がされた場合に、通常扉が閉じている時に比べて大きな
圧力が感圧センサ1に加わることになり、感圧部11の
抵抗値が減少し、検出信号の値も小さくなる。
【0033】制御装置2の判断部21は、図7(a)に
示すように、扉のこじ開けの有無を判断するための第2
の判断値P2 を予め記憶しており、感圧センサ1からの
検出信号が入力されると、この検出信号を第2の判断値
2 と比較する。感圧センサからの検出信号の値が第2
の判断値P2 よりも大きければ、扉は正常であると判断
し、図7(b)に示すように破壊検出信号の値をハイレ
ベルとし、逆に検出信号の値が第2の判断値よりも小さ
ければ、扉をこじ開けられていると判断し、破壊検出信
号の値をロウレベルとして出力する。
【0034】判断部21から出力される破壊検出信号
は、制御部22に入力される。制御部22は、破壊検出
信号が入力されると、破壊検出信号がロウレベルとなっ
たとき、つまり、扉がこじ開けられていると判断したと
きに警報出力信号を警報出力部23に出力する。
【0035】警報出力部23は、警報出力信号が入力さ
れると扉破壊警報を電話回線等の通信回線4を介して監
視装置3に送信する。扉破壊警報を受信した監視装置3
は、文字や音声により警報の受信や警報の発生時刻、受
信した警報の種類等を監視員に知らせる。
【0036】このように、本実施例においては、扉の枠
体に取り付けた感圧センサの検出信号を監視することに
より、扉に異常な力が加わったことを検知することが可
能となり、扉が破壊されるような場合に、早い段階でこ
れを検知することが可能となり、警備装置として信頼性
を高めることが可能となる。 (実施例3)次に、本願発明による警備装置の第3の実
施例について図5のブロック図を用いて説明する。
【0037】図5に示すブロック図において、制御装置
2は、扉の開放を検出するモードと扉のこじ開けを検出
するモードのいずれか1つを選択し、扉の開放を検出す
るモードが選択されているときには開扉検出信号を出力
し、扉のこじ開けを検出するモードが選択されていると
きには扉破壊検出信号を出力する選択手段24を設けて
いる。
【0038】判断部21は、扉が開放されていると判断
するための電圧値を第1の判断値として、また扉がこじ
開けられていると判断するための電圧値を第2の判断値
として予め記憶しておく。そして、選択手段24から開
扉検出信号が入力されている場合は、感圧センサ1から
の検出信号を第1の判断値と比較し扉の開閉を判断し、
扉が開放されていると判断したときにハイレベルとなる
扉開閉信号を出力する。
【0039】また、選択手段24から扉破壊検出信号が
入力されている場合は、感圧センサ1からの検出信号を
第2の判断値と比較して扉のこじ開けの有無を判断し、
扉がこじ開けられていると判断したときにロウレベルと
なる破壊検出信号を出力する。
【0040】判断部21からの扉開閉信号または破壊検
出信号が入力された制御部22は、選択手段24から開
扉検出信号と扉破壊検出信号のどちらが入力されている
かを判断する。開扉検出信号が入力されている場合は、
入力された信号は扉開閉信号であると判断し、判断部2
1からの扉開閉信号がハイレベルになったときに警報出
力信号を警報出力部23に出力する。
【0041】ところが、扉破壊検出信号が入力されてい
る場合は、入力された信号は破壊検出信号であると判断
し、判断部21からの破壊検出信号がロウレベルになっ
たときに警報出力信号を警報出力部23に出力する。警
報出力部23は、警報出力信号が入力されると、選択手
段24から開扉検出信号と扉破壊検出信号のどちらが入
力されているかを判断する。そして、開扉検出信号が入
力されている場合は開扉警報を、また、扉破壊検出信号
が入力されている場合は扉破壊警報を電話回線等の通信
回線4を介して監視装置3に送信する。
【0042】さて、図4に示すように感圧センサ1を設
置し、扉を閉めた状態では、感圧センサ1の感圧部11
は扉の枠と扉に挟まれ、扉により押されて圧力が加わ
る。圧力が加わっている状態では、感圧部の抵抗値は図
3に示すようにごく小さい値となり、出力取出部12か
ら出力される検出信号も小さくなる。
【0043】扉を開けると、扉が感圧部11より離れ、
感圧部11へ加えられていた圧力が減少、消失する。す
ると、図3に示すように感圧部11の抵抗値が急激に増
加し、検出信号の値も大きくなる。また、扉の枠と扉の
間にバールのようになものを差し込み扉をこじ開けよう
とした場合、バールにより加えられた力は、扉の枠に分
散され、閉扉のときに加わる圧力にさらに力が加わるこ
とになり、感圧部11の抵抗値が減少し、検出信号の値
も小さくなる。
【0044】そこで、制御装置2の判断部21は、感圧
センサ1からの検出信号が入力されると、選択手段24
から開扉検出信号と扉破壊検出信号のどちらが入力され
ているかを判断する。開扉検出信号が入力されている場
合は、扉の開放を検出するモードであると判断し、感圧
センサ1からの検出信号を予め記憶しておいた第1の判
断値P1 と比較する。そして、実施例1と同様に、検出
信号の値が第1の判断値P1 よりも小さければ扉が閉鎖
されていると判断し、扉開閉信号の値をロウレベルと
し、逆に検出信号の値が第1の判断値P1 よりも大きけ
れば扉が開放されていると判断し、扉開閉信号の値をハ
イレベルとして出力する(図6(b)参照)。
【0045】選択手段24から扉破壊検出信号が入力さ
れている場合は、扉のこじ開けを検出するモードである
と判断して、感圧センサ1からの検出信号を予め記憶し
た第2の判断値P2 と比較する。尚、扉の開放を検出す
るための第1の判断値P1 と扉のこじ開けを検出するた
めの第2の判断値P2 は、異なる値である。そこで、そ
れぞれの異常を確実に検出するため、判断部21は、開
扉検出信号が入力される場合は、扉が開放されたと判断
する圧力値の付近で感圧センサの出力が急激に変化する
ように感度を調整する。
【0046】更に、扉破壊検出信号が入力されている場
合は、扉がこじ開けられたと判断する圧力値付近で感圧
センサの出力が急激に変化するように感度を調整する。
そして、実施例2と同様に、検出信号の値が第2の判断
値P2 よりも大きければ、扉は正常であると判断し、破
壊検出信号の値をハイレベルとし、逆に検出信号の値が
第2の判断値よりも小さければ、扉をこじ開けられてい
ると判断し、破壊検出信号の値をロウレベルとして出力
する(図7(b)参照)。
【0047】判断部21から出力される扉開閉信号およ
び破壊検出信号は、制御部22に入力される。判断部2
1からの扉開閉信号または破壊検出信号が入力された制
御部22は、選択手段24から開扉検出信号と扉破壊検
出信号のどちらが入力されているかを判断する。
【0048】開扉検出信号が入力されている場合は、入
力された信号は扉開閉信号であると判断し、判断部21
からの扉開閉信号がハイレベルになったとき、つまり、
扉が開放されていると判断したときに警報出力信号を警
報出力部23に出力する。ところが、扉破壊検出信号が
入力されている場合は、入力された信号は破壊検出信号
であると判断し、判断部21からの破壊検出信号がロウ
レベルになったとき、つまり、扉がこじ開けられている
と判断したときに警報出力信号を警報出力部23に出力
する。
【0049】警報出力信号が入力された警報出力部23
は、選択手段24から開扉検出信号と扉破壊検出信号の
どちらが入力されているかを判断する。そして、開扉検
出信号が入力されている場合は開扉警報を、また、扉破
壊検出信号が入力されている場合は扉破壊警報を電話回
線等の通信回線4を介して監視装置3に送信する。
【0050】開扉警報または扉破壊警報を受信した監視
装置3は、文字や音声により警報の受信や警報の発生時
刻、受信した警報の種類等を監視員に知らせる。このよ
うに、本実施例においては、制御装置に選択手段を設
け、扉の開閉検出と扉の破壊の有無の検出の両モードの
検出を切り換えて行なえるようにしているため、その用
途に応じてモードを選択することが可能となり、警備装
置の機能をより高めることが可能となる。
【0051】(実施例4)本願発明による警備装置の第
4の実施例について説明する。図8のブロック図におい
て、制御装置2は、判断部21と、制御部22と、警報
出力部23とから構成されている。
【0052】判断部21は、扉が開放されたと判断する
ための電圧値を第1の判断値として、また、扉がこじ開
けられていると判断するための電圧値を第2の判断値と
して予め記憶しておく。そして、感圧センサ1からの検
出信号と第1の判断値を比較して扉の開閉を判断し、ま
た、検出信号と第2の判断値を比較して扉のこじ開けの
有無を判断する。
【0053】この判断結果から、正常時は基準レベルで
あり、扉が開放されていると判断したときにハイレベル
となり、扉がこじ開けられていると判断したときにロウ
レベルとなる異常検出信号を出力する(図9参照)。制
御部22は、判断部21からの異常検出信号が入力さ
れ、この異常検出信号がハイレベルまたはロウレベルに
なったときに警報出力信号を警報出力部23に出力す
る。
【0054】警報出力部23は、制御部22からの警報
出力信号が入力されると、判断部21からの異常検出信
号がハイレベルであるかロウレベルであるかを判断し、
異常検出信号がハイレベルであった場合は開扉警報を送
信し、異常検出信号がロウレベルであった場合は扉破壊
警報を送信する。
【0055】さて、実施例1でも説明したとおり、扉の
枠と扉の間に挟まれるように感圧センサ1を設置し、扉
を閉めると、感圧部11は扉の枠と扉に挟まれ、扉によ
り押されて圧力が加わる。圧力が加わっている状態で
は、感圧部11の抵抗値はごく小さい値となり、出力取
出部12から出力される検出信号も小さくなる。
【0056】扉を開けると、扉が感圧部11より離れ、
感圧部11へ加えられていた圧力が減少、消失し、感圧
部11の抵抗値が急激に増加し、検出信号の値も大きく
なる。また、実施例2で説明したように、扉をこじ開け
ようとした場合、扉の枠と扉の間に差し込まれたバール
により加えられた力は、扉の枠に分散され、閉扉のとき
に加わる圧力にさらに圧力が加わることになる。したが
って、こじ開けがされた場合は、通常扉が閉じている時
に比べて大きな圧力が感圧センサ1に加わることにな
り、感圧部11の抵抗値が減少し、検出信号の値も小さ
くなる。
【0057】そこで、制御装置2の判断部21は、扉が
閉じているか否かを判断するための第1の判断値P1
扉のこじ開けの有無を判断するための第2の判断値P2
を予め記憶しておき、感圧センサ1からの検出信号が入
力されると、この検出信号を第1の判断値P1 および第
2の判断値P2 と比較する。
【0058】そして、検出信号の値が第1の判断値より
も小さければ扉が閉鎖されていると判断し、また、検出
信号の値が第2の判断値P1 よりも小さければ、扉をこ
じ開けられていると判断する。この判断結果から、正常
時は基準レベルであり、扉が開放されていると判断した
ときにハイレベルとなり、扉がこじ開けられていると判
断したときにロウレベルとなる異常検出信号を出力する
(図9(b)参照)。
【0059】判断部21から出力される異常検出信号
は、制御部22および警報出力部23に入力される。制
御部22は、異常検出信号が入力されると、異常検出信
号がハイレベルとなったとき、つまり、扉が開放されて
いると判断したときに警報出力信号を警報出力部23に
出力する。また、異常検出信号がロウレベルとなったと
き、つまり、扉がこじ開けられていると判断したときに
も警報出力信号を警報出力部23に出力する。
【0060】警報出力信号が入力された警報出力部23
は、判断部21からの異常検出信号がハイレベルである
かロウレベルであるかを判断し、異常検出信号がハイレ
ベルであった場合は開扉警報を、また、異常検出信号が
ロウレベルであった場合は扉破壊警報をそれぞれ電話回
線等の通信回線4を介して監視装置3に送信する。
【0061】開扉警報または扉破壊警報を受信した監視
装置3は、文字や音声により警報の受信や警報の発生時
刻、受信した警報の種類等を監視員に知らせる。本実施
例によれば、制御装置の判断部に、予め、扉の開閉の有
無を検出するための第1の判断値と扉の破壊の有無を検
出する第2の判断値を記憶させておき、感圧センサから
の検出出力をこれらの2つの判断値と比較して扉の開閉
の有無あるいは破壊の有無を区別して検出することがで
き、警備装置としての機能を高めることができる。
【0062】なお、上記いずれの実施例の場合において
も、操作器の操作により監視区域内を警備または警備解
除状態とする従来の機械警備システムに連動させ、制御
装置の制御部が、監視区域が警備状態の間だけ警報出力
部に警報出力信号を出力するように制御するようにす
る。
【0063】これにより、正当な操作者が扉の開放を行
なうときには、被監視対象扉の開放により警報を出力し
ないように切り換えることもできる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したとおり、本願の発明によれ
ば、扉により加えられる圧力値に応じた検出信号を出力
する感圧センサを使用するため、ビスによる設置が許さ
れていない扉であっても設置することができ、ビスによ
る設置や、扉の枠に埋め込む等の面倒な設置作業を必要
としないため、設置作業の手間を省くことができる。
【0065】また、通常扉が閉じた状態では、感圧セン
サは扉と扉の枠により挟まれた状態にあるため脱落しに
くく、万が一、感圧センサが脱落した場合は扉を開放し
た状態と同様に警報が出力させることができるため、感
圧センサの脱落を監視装置で認識することができる。
【0066】さらに、扉がこじ開けられた場合は、こじ
開けにより感圧センサに異常な圧力が加わると、警報を
出力するため、こじ開けの行為が行なわれるとすぐに異
常事態を発見することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の警備装置の第1及び第2の実施例の
ブロック構成図である。
【図2】本願発明に使用される感圧センサの構成を示
し、(a)は外観図、(b),(c)は屈曲させた状態
を示す図である。
【図3】感圧センサの出力特性を示す図である。
【図4】感圧センサを扉枠に取り付け状態を示す図であ
る。
【図5】本願発明の警備装置の第3の実施例のブロック
構成図である。
【図6】開扉検出時の判断値(a)及び判断部、制御部
の信号出力(b)を示す図である。
【図7】扉破壊検出時の判断値(a)及び判断部、制御
部の信号出力(b)を示す図である。
【図8】本願発明の警備装置の第4の実施例のブロック
構成図である。
【図9】開扉検出時の判断値及び扉破壊検出時の判断値
(a)及び判断部、制御部の信号出力を示す図である。
【符号の説明】
1 感圧センサ 11 感圧部 12 出力取出部 2 制御装置 21 判断部 22 制御部 23 警報出力部 24 選択手段 3 監視装置 4 通信回線
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G08B 25/08 G08B 25/08 E H04M 11/04 H04M 11/04 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 13/08 G08B 15/00 G08B 23/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉により加えられる圧力値に応じた検出
    信号を出力する感圧センサと、 扉の開放を検出するモードと、扉のこじ開けを検出する
    モードのいずれか1つを選択する選択手段を有し、 扉が開放されたと判断するための第1の判断値と、扉が
    こじ開けられたと判断するための第2の判断値を予め記
    憶しておき、 選択手段により扉の開放を検出するモードが設定されて
    いるときは、感圧センサからの検出信号と第1の判断値
    を比較して扉の開閉を判断し、扉が開放されていると判
    断したときに開扉警報を送信し、 選択手段により扉のこじ開けを検出するモードが設定さ
    れているときは、感圧センサからの検出信号と第2の判
    断値を比較して扉のこじ開けの有無を判断し、扉がこじ
    開けられていると判断したときに扉破壊警報を送信する
    制御装置と、 制御装置からの開扉警報または扉破壊警報を受信する
    と、文字または音声により信号の受信を報知する監視装
    置とを有することを特徴とする警備装置。
  2. 【請求項2】 扉により加えられる圧力値に応じた検出
    信号を出力する感圧センサと、 扉が開放されたと判断するための第1の判断値と、扉が
    こじ開けられたと判断するための第2の判断値を予め記
    憶しておき、感圧センサからの検出信号を第1の判断値
    及び第2の判断値と比較し、前記検出信号と第1の判断
    値と比較して扉の開閉を判断し、扉が開放されていると
    判断したときに開扉警報を送信し、前記検出信号と第2
    の判断値を比較して扉のこじ開けの有無を判断し、扉が
    こじ開けられていると判断したときに扉破壊警報を送信
    する制御装置と、 前記制御装置から開扉警報または扉破壊警報の少なくと
    も1つを受信すると、文字または音声により少なくとも
    信号の受信と受信した信号の種類を報知する監視装置と
    を有することを特徴とする警備装置。
  3. 【請求項3】 前記感圧センサが、 加えられる圧力値に応じて抵抗値が変化する感圧部と、 感圧部の抵抗値に応じた検出信号を出力する出力取出部
    とからなり、 感圧部と出力取出部との間で屈曲可能な構造としたこと
    を特徴とする請求項1又は2の何れか1項記載の警備装
    置。
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