JP3270553B2 - ホローファイバーカートリッジ - Google Patents

ホローファイバーカートリッジ

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JP3270553B2
JP3270553B2 JP35454292A JP35454292A JP3270553B2 JP 3270553 B2 JP3270553 B2 JP 3270553B2 JP 35454292 A JP35454292 A JP 35454292A JP 35454292 A JP35454292 A JP 35454292A JP 3270553 B2 JP3270553 B2 JP 3270553B2
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正弘 橋本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホローファイバーカー
トリッジに関する。更に詳しくは、少なくとも2系統の
流路を有するホローファイバーカートリッジ及びそれを
用いた細胞の培養方法に関する。
【0002】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】膜の精密
な分画性能や材質の特性を積極的に利用したホローファ
イバーカートリッジを培養器として利用するホローファ
イバー培養法が最近開発・利用されている(特開昭62
−163687号公報、特開平3−103170号公
報)。従来用いられているホローファイバーカートリッ
ジの代表例を図4に示すが、従来のホローファイバーカ
ートリッジは、ポッティング12および13がカートリ
ッジ11の両端部に設けられ、かつ中空糸束14はその
長手方向の両端のポート15および16が開口状態でポ
ッティング12および13に固定されている。中空糸束
14を構成する中空糸膜は、栄養物および/または培養
産生物に対して透過性を有し、また、カートリッジ11
内の空間は、各中空糸膜により中空糸膜内部空間と中空
糸膜外部空間とに分割される。
【0003】このようなホローファイバーカートリッジ
を用いる従来のホローファイバー培養法において、通
常、細胞等の培養目的物は中空糸膜外部空間を生育空間
とし(生育空間19)、該空間内に保持される。栄養物
および酸素等を含有した培地の交換は、スターリング効
果によってポート15より中空糸膜内部空間に供給さ
れ、中空糸膜を介して生育空間19内に供給され、使用
済みの培地は中空糸膜を介して中空糸膜内部空間に流入
し、ポート16より排出される。また、細胞等の培養目
的物により生成された老廃物等も中空糸膜を介して中空
糸膜内部空間に流入し、ポート16より排出される。
【0004】しかしながら、前記の方式で培地の交換を
行うと、細胞の増殖が進んだ時に、カートリッジの長手
方向の両端付近の生育空間において、栄養状態および酸
素の濃度に差を生じるため、細胞が充分に生育できない
という欠点を有していた。例えば、酸素濃度は入口側で
は充分であっても出口側になる程、供給量が減少し欠乏
してくるという現象がみられた。
【0005】本発明の目的は、前記課題を解決するもの
であり、ホローファイバー培養法において、生育空間に
おける栄養物および酸素等の培地成分の偏りを防いで細
胞等の培養目的物の生育環境をより良くすることのでき
るホローファイバーカートリッジ、及びそれを用いた培
養方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は前記課題を解
決するために鋭意検討した。その結果、ホローファイバ
ーカートリッジ内の中空糸束を2系統に分けて、各中空
糸束内の流路を逆方向にすることにより、細胞の生育空
間における栄養物および酸素等の培地成分の偏りを防ぐ
ことができることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0007】即ち、本発明の要旨は、 (1)物質透過性を有する複数の中空糸膜を有する中空
糸束の両端がその中空部分を開口状態に保持されたまま
中空部材内に固定されたホローファイバーカートリッジ
において、該中空糸束が少なくとも長短の2種類からな
り、長い中空糸束に沿って短い中空糸束が配列され、か
つ短い中空糸束の両端が長い中空糸束の両端の内側にポ
ッティング部材により固定され、最短の中空部材の両端
のポッティング部間に細胞を播種するためのポートが設
置され、中空部材の両端にポートが設置されると共に長
短の2種類の中空糸束の各端のポッティング部間にそれ
ぞれポートが設置されていることを特徴とする少なくと
も2系統の流路を有するホローファイバーカートリッ
ジ、および (2)物質透過性を有する複数の中空糸膜を有する中空
糸束の両端がその中空部分を開口状態に保持されたまま
中空部材内に固定されたホローファイバーカートリッジ
であって、該中空糸束が少なくとも長短の2種類からな
り、長い中空糸束に沿って短い中空糸束が配列され、か
つ短い中空糸束の両端が長い中空糸束の両端の内側にポ
ッティング部材により固定され、中空部材の両端のポッ
ティング部間に細胞を播種するためのポートAが設置さ
れ、中空部材の両端にポートB、Cが設置されると共に
長短の2種類の中空糸束の各端のポッティング部間にそ
れぞれポートD、Eが設置されている少なくとも2系統
の流路を有するホローファイバーカートリッジを用い
て、ポートAより細胞を播種し、ポートB、C間に栄養
分および酸素を含む培地を流入させると共にこれと逆方
向となるようにポートD、E間に栄養分および酸素を含
む培地を流入させることを特徴とする細胞の培養方法に
関する。
【0008】本発明における中空糸膜としては、培養細
胞に栄養分および酸素等を供給することができる程度の
物質透過性を有しておればよく、通常のホローファイバ
ー培養法に用いられる膜、即ち限外濾過膜や精密濾過膜
等の多孔性ポリマー膜が用いられる。中空糸膜に用いら
れる多孔性ポリマー膜の材質は特に制限されるものでは
なく、例えばセルロースアセテート、ポリサルホン、ク
プロファンなどが用いられる。これらの中空糸膜は、目
的となる分画物の大きさに応じ、その孔径、材質、厚さ
及び形状が適宜選択される。
【0009】本発明における中空糸束は、複数の同一の
前記中空糸膜の両端を揃えて、ホローファイバーカート
リッジ内で細胞が生育可能となる程度の空間を隔てるよ
うに、並行に連結されている。連結手段に特に制限はな
く、例えば図3に示すように縫い糸等が用いられる。中
空糸束を集束する中空糸膜の数は特に限定されないが、
通常約40%〜60%の充填率となるようにする。
【0010】本発明のホローファイバーカートリッジ
は、図1に示すように少なくとも長短の2種類の前記中
空糸束を有する。これらの種類の異なる中空糸束は、系
統毎に中空糸膜の材質を変えてもよく、同じであっても
よい。中空糸束の系統は少なくとも2種類のものが用い
られ、その種類の数に制限はないが、操作を簡易にする
上で2種類のものが好ましく用いられる。
【0011】以下、2種類の中空糸束を用いる場合を例
にして長い方の中空糸束を(a)、短い方の中空糸束を
(b)として説明する。これらの中空糸束(a)と
(b)は、長い中空糸束(a)に沿って短い中空糸束
(b)が配列され、通常各中空糸束の中央とホローファ
イバーカートリッジの中空部材(以下、ハウジングと略
す)の中央が揃う状態で、各中空糸束の両端がハウジン
グにポッティング部材によりポッティングされている。
この場合、長い中空糸束(a)の両端の内側に短い中空
糸束(b)の両端が固定されている。ポッティング部に
用いられるポッティング部材は、特に限定されるもので
はなく、例えばエポキシ系、シリコン系、ウレタン系等
の樹脂が用いられる。この場合、中空糸束の中空部分は
開口状態に保持されたままポッティングされる。尚、各
中空糸束の長さが異なるので、該ハウジングは、計4か
所のポッティング部分を有している。ポッティング部分
は、ハウジングの内外を、液体および気体が不通過であ
るようにシールする役割を有するが、中空糸束(b)の
ポッティング部分のうち、前記中空糸束(a)が通過す
る部分の中空糸膜内は空間となるように設けられてい
る。
【0012】本発明のホローファイバーカートリッジに
おいて、外部との連通口としては、細胞を播種するポー
トと栄養素や酸素を供給するポートおよび排出するポー
トが設けられる。細胞を播種するポートは、特に限定さ
れないが、図1に示すようにハウジングの両端のポッテ
ィング部間に設けられ、通常ほぼ中央部分に設けられ
る。栄養素や酸素を供給するポートおよび排出するポー
トは、長い中空糸束内に通過させるものとしては、ハウ
ジングの両端に設けられ、短い中空糸束内に通過させる
ものとしては、(a)および(b)の中空糸束の各端を
ポッティングした各ポッティング部間に設けられる。
【0013】本発明のホローファイバーカートリッジの
形状は特に限定されることなく、例えば円筒状、角筒状
等適宜選択することができる。また、本発明における中
空糸束(a)と(b)は、図2にホローファイバーカー
トリッジの横断面の概略図に示されるように互いにらせ
ん形に巻き込む形状にし、均等に配列すると、栄養分等
の中空糸膜内通過物が、ハウジング内の培養細胞に均一
に供給されるので、本発明の目的達成のためには最も好
ましい。
【0014】本発明においては、このようなホローファ
イバーカートリッジを用いて細胞を培養する方法が提供
される。即ち、本発明の細胞の培養方法は、このような
ホローファイバーカートリッジを用いて、ハウジングの
両端のポッティング部間に設けられた細胞を播種するた
めのポートA(図1の7に相当する)から細胞を播種
し、ハウジングの両端に設けられたポートB、C(図1
の8aと8bに相当する)間にBからCへ、あるいはC
からBへ栄養分および酸素を含む培地を流入させ、さら
に長短の2種類の中空糸束の各端のポッティング部間に
設けられたポートD、E(図1の9aと9bに相当す
る)間に同様に栄養分および酸素を含む培地を流入させ
る。この場合、ポートB、C間に流入させる方向と逆方
向となるようにポートD、E間に栄養分および酸素を含
む培地を流入させる。
【0015】このように、ホローファイバーカートリッ
ジ内の中空糸束を(a)および(b)の2系統に分けて
おけば、各中空糸束内の培地成分の流路を各々逆方向に
することにより、細胞の生育空間における栄養物および
酸素等の培地成分の偏りを防ぐことができる。即ち、2
系統の流路から栄養素及び酸素などの培地成分は、互い
に逆方向に流れ、これらの2系統の流路から細胞生育空
間内にそれぞれ各中空糸膜を通過して培地成分が入り込
む。この場合、一方の流路の入口側は他方の流路の出口
側となるため細胞生育空間内における栄養物及び酸素の
供給量が均一化され、細胞生育空間内における栄養物及
び酸素の偏在性の問題が解消される。
【0016】また、本発明の培養方法の別の態様とし
て、ポートAより細胞を播種し、ポートB、C間とポー
トD、E間の一方に栄養分および酸素を含む培地を流入
させると共に他方にエアーを流入させてもよい。この場
合、供給エアーへの培地の混入を防止する観点から、好
ましくはポートD、E間に栄養分および酸素を含む培地
を流入させ、ポートB、C間にエアーを流入させるのが
よい。これによりハウジング内の各中空糸膜を通じて直
接細胞生育空間内のガス交換を行うことができるため、
ホローファイバーカートリッジが大型化した場合でも酸
素不足にならず、大規模な培養が可能となる。さらに、
流入させるエアーを陰圧とすることにより、培地のサン
プリングを行うことが可能となる。従って、培地のサン
プリングを適宜行い、栄養物および酸素等の培地成分を
調整しつつ細胞の培養を行うことができる。
【0017】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらの実施例等によりなんら限定
されるものではない。
【0018】実施例1 ホローファイバーカートリッジの作製 本発明のホローファイバーカートリッジについて、図面
を用いて説明する。図1は本発明の2系統の流路を有す
るホローファイバーカートリッジの概略構成図である。
即ち、本発明のホローファイバーカートリッジは、物質
透過性を有する各中空糸膜が複数の縫糸4(図3)で平
行に連結されることにより形成される、2種の異なる長
さの中空糸束(長い方の中空糸束2および短い方の中空
糸束3)を有している。各中空糸束は、長い方の中空糸
束2の間に短い方の中空糸束3が入り込む形で互いにら
せん形に巻き込む形状をとりつつ(図2)、その中央と
ホローファイバーカートリッジのハウジング1の中央が
揃う状態で、その両端とハウジング1の両端のポッティ
ング部分(ポッティング5a、5b、6aおよび6b)
においてポッティングされている。ポッティング部分
は、ハウジング1の内外を、液体および気体が不通過で
あるようにシールする役割を有するが、中空糸束3のポ
ッティング部分のうち、前記中空糸束2が通過する部分
の中空糸膜内は空間となるように設けられている。
【0019】実施例2 ホローファイバーカートリッジを用いた細胞の培養 次に、前記ホローファイバーカートリッジを用いた、本
発明の培養方法について以下に図面を用いて説明する。
図1に示される、本発明の2系統の流路を有するホロー
ファイバーカートリッジのハウジング1の中央部分に位
置するポート7から生育空間10に細胞を播種し、ハウ
ジング1両端に位置するポート8aから8bの方向に、
栄養素及び酸素を含有する培地を流す。培地成分は、中
空糸束2の各中空糸膜を通過して細胞生育空間10に到
達する。更に、ポッティング5bとポッティング6bの
間に位置するポート9aからポッティング5aとポッテ
ィング6aの間に位置するポート9bの方向にも栄養素
と酸素を含有する培地を流す。培地成分は、中空糸束3
の各中空糸膜を通過して細胞生育空間10に到達する。
これにより、培養が開始される。
【0020】以上のような、本発明の培養方法を用いる
ことにより、少なくとも2系統の流路からの栄養素及び
酸素などの培地成分は、互いに逆方向に流れる。これに
より一方の流路の入口側は他方の流路の出口側となり、
これらの2系統の流路から細胞生育空間内にそれぞれ各
中空糸膜を通過して培地成分が入り込むため、細胞生育
空間内における栄養物及び酸素の偏在性の問題が解消さ
れる。尚、ポート9aからポート9bの方向に培地を流
す代わりに、エアーを流すことも可能である。これによ
り、ハウジング1全体に行き渡った中空糸束3の各中空
糸膜を通じて直接細胞生育空間内のガス交換を行うこと
ができるため、ホローファイバーカートリッジが大型化
した場合でも酸素不足にならず、大規模な培養が可能と
なる。
【0021】
【発明の効果】本発明のホローファイバーカートリッジ
を用いて、細胞等の培養を行うことにより、細胞生育空
間内における栄養物及び酸素の偏在性の問題が解消さ
れ、効率の良い培養を行うことができる。また、一方の
系統の中空糸束よりエアーを流すことにより、中空糸束
から直接細胞生育空間内のガス交換を行うことができる
ので、大規模な培養を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の2系統の流路を有するホロー
ファイバーカートリッジの概略構成図である。
【図2】図2は、本発明の2系統の流路を有するホロー
ファイバーカートリッジの横断面の概略図である。
【図3】図3は、中空糸束における中空糸膜の連結状態
を示した概略構成図である。
【図4】図4は、従来のホローファイバーカートリッジ
の概略構成図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 中空糸束 3 中空糸束 4 縫糸 5a ポッティング 5b ポッティング 6a ポッティング 6b ポッティング 7 ポート 8a ポート 8b ポート 9a ポート 9b ポート 10 細胞生育空間 11 カートリッジ 12 ポッティング 13 ポッティング 14 中空糸束 15 ポート 16 ポート 17 ポート 18 ポート 19 生育空間

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物質透過性を有する複数の中空糸膜を有
    する中空糸束の両端がその中空部分を開口状態に保持さ
    れたまま中空部材内に固定されたホローファイバーカー
    トリッジにおいて、該中空糸束が少なくとも長短の2種
    類からなり、長い中空糸束に沿って短い中空糸束が配列
    され、かつ短い中空糸束の両端が長い中空糸束の両端の
    内側にポッティング部材により固定され、最短の中空部
    材の両端のポッティング部間に細胞を播種するためのポ
    ートが設置され、中空部材の両端にポートが設置される
    と共に長短の2種類の中空糸束の各端のポッティング部
    間にそれぞれポートが設置されていることを特徴とする
    少なくとも2系統の流路を有するホローファイバーカー
    トリッジ。
  2. 【請求項2】 各中空糸膜が複数の縫い糸で互いに連結
    され、長短の2種類の中空糸束が互いにらせん形に巻き
    込む形状に配置され、均等に配列していることを特徴と
    する、請求項1記載のホローファイバーカートリッジ。
  3. 【請求項3】 物質透過性を有する複数の中空糸膜を有
    する中空糸束の両端がその中空部分を開口状態に保持さ
    れたまま中空部材内に固定されたホローファイバーカー
    トリッジであって、該中空糸束が少なくとも長短の2種
    類からなり、長い中空糸束に沿って短い中空糸束が配列
    され、かつ短い中空糸束の両端が長い中空糸束の両端の
    内側にポッティング部材により固定され、中空部材の両
    端のポッティング部間に細胞を播種するためのポートA
    が設置され、中空部材の両端にポートB、Cが設置され
    ると共に長短の2種類の中空糸束の各端のポッティング
    部間にそれぞれポートD、Eが設置されている少なくと
    も2系統の流路を有するホローファイバーカートリッジ
    を用いて、ポートAより細胞を播種し、ポートB、C間
    に栄養分および酸素を含む培地を流入させると共にこれ
    と逆方向となるようにポートD、E間に栄養分および酸
    素を含む培地を流入させることを特徴とする細胞の培養
    方法。
  4. 【請求項4】 物質透過性を有する複数の中空糸膜を有
    する中空糸束の両端がその中空部分を開口状態に保持さ
    れたまま中空部材内に固定されたホローファイバーカー
    トリッジであって、該中空糸束が少なくとも長短の2種
    類からなり、長い中空糸束に沿って短い中空糸束が配列
    され、かつ短い中空糸束の両端が長い中空糸束の両端の
    内側にポッティング部材により固定され、中空部材の両
    端のポッティング部間に細胞を播種するためのポートA
    が設置され、中空部材の両端にポートB、Cが設置され
    ると共に長短の2種類の中空糸束の各端のポッティング
    部間にそれぞれポートD、Eが設置されている少なくと
    も2系統の流路を有するホローファイバーカートリッジ
    を用いて、ポートAより細胞を播種し、ポートB、C間
    とポートD、E間の一方に栄養分および酸素を含む培地
    を流入させると共に他方にエアーを流入させることを特
    徴とする細胞の培養方法。
  5. 【請求項5】 流入させるエアーを陰圧とし、培地のサ
    ンプリングを行うことを特徴とする請求項記載の細胞
    の培養方法。
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