JP3269843B2 - 作業機干渉防止装置 - Google Patents

作業機干渉防止装置

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JP3269843B2
JP3269843B2 JP10066192A JP10066192A JP3269843B2 JP 3269843 B2 JP3269843 B2 JP 3269843B2 JP 10066192 A JP10066192 A JP 10066192A JP 10066192 A JP10066192 A JP 10066192A JP 3269843 B2 JP3269843 B2 JP 3269843B2
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泰一郎 北谷
伸二 前田
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/2025Particular purposes of control systems not otherwise provided for
    • E02F9/2033Limiting the movement of frames or implements, e.g. to avoid collision between implements and the cabin

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパワ−ショベルのような
掘削積込み用車両において作業時、作業機が運転室と干
渉して運転室を破損させるような事故を起こさないよう
にした作業機干渉防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パワ−ショベルのような掘削積込み用車
両においては、一般に上部旋回体の上に左側に運転室、
右側にブ−ム、ア−ム、およびバケット等からなる作業
機が設けられている。そして作業時はブ−ムが上部旋回
体に対して起伏し、ブ−ムの先端に設けられたア−ムお
よびその先端のバケットが前後方向に回動するようにな
っており、同じく上部旋回体の上部に設けられた運転室
と干渉するようなことはない。ところが、車両の側方を
掘る場合には上述した作業機では掘ることができないた
めに図3(a)に側面を、(b)に平面を示すように従
来のブ−ムを上下に分割して上側ブ−ム42を下側ブ−
ム41に対して左右方向にオフセットできるようにした
ものがある。このような機構を持つ掘削積込み用車両に
おいては、上側ブ−ム42が運転室43側すなわち左側
にオフセットした場合、ア−ム44やバケット45の作
業範囲は運転室43と干渉する危険がある。これに対し
て運転室43の回りに干渉防止領域を設け、この領域を
すべてコントロ−ラに記憶させておき、作業機がこの領
域に入った場合にはコントロ−ラの指令により作業機の
作動を停止させるようにした作業機干渉防止装置が考え
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
作業機干渉防止装置では干渉防止装置の不良で作動しな
い場合の対策として干渉防止領域の内側に全操作が不能
となる緊急停止領域を設けているので運転室の下側に作
業機が移動した場合も緊急停止領域に入ってしまって作
業機の作動が止まるため、作業性が悪い。さらに、干渉
防止領域を運転室の前面および側面の所定幅に設けるた
めにコ−ナ部は角になってしまい、コ−ナ部で停止した
場合は運転室からの距離が遠すぎることになるために、
必要以上に干渉防止領域が広くなり過ぎる欠点があっ
た。
【0004】本発明はこれに鑑み、干渉防止領域を適正
化できる作業機干渉防止装置を提供して従来技術の持つ
欠点の解消を図ることを目的としてなされたものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の問題点を
解決する手段として本発明は、運転室の前方側にオフセ
ットした作業機を運転室に向かって屈曲させたとき、作
業機が干渉を起こす運転室回りの干渉防止領域をコント
ロ−ラに記憶させて、作業機が該領域内で自動停止する
ようにした作業機干渉防止装置において、運転室前面か
ら所定距離の範囲の前方緊急停止領域と、運転室側面か
ら所定距離の範囲の側方緊急停止領域とを設け、前方緊
急停止領域から一定距離の範囲の前方干渉防止領域と、
側方緊急停止領域から、前方干渉防止領域とほぼ同じ距
離の範囲の側方干渉防止領域とを設け、干渉防止領域を
運転室下側に延設して、運転室下面から前方干渉防止領
域とほぼ同じ距離の範囲に下方干渉防止領域を設け、前
方干渉防止領域と側方干渉防止領域の交差するコ−ナ部
干渉防止領域を面取り状にカットしたことを特徴とす
る。
【0006】
【作用】上記構成によれば、緊急停止領域を運転室の下
側に設けた干渉防止領域でカバ−しているため、運転室
の下側に移動した作業機は緊急停止することなく、カバ
−された干渉防止領域内で自動停止することが可能とな
り、また、コ−ナ部干渉防止領域は面取り状にカットし
たために、必要以上の干渉防止領域がなくなる。
【0007】
【実施例】図1は本発明にかかる作業機干渉防止装置の
一実施例を示す回路図、図2は本発明の要部を示す一実
施例を示し、(a)は側面図、(b)は(a)のA−A
断面図である。
【0008】以下、本発明を図1乃至図2に示す実施例
を参照して説明する。本発明は運転室1の前方側にオフ
セットした作業機2を運転室に向かって屈曲させたと
き、作業機2が干渉を起こす運転室1回りの干渉防止領
域3をコントロ−ラに記憶させて、作業機2が該領域3
内で自動停止するようにした作業機干渉防止装置におい
て、該干渉防止領域3内の運転室1側に緊急停止領域4
を設け、この緊急停止領域4を運転室1の下側に設けた
干渉防止領域3でカバ−すると共に、運転室1回りの前
部と側部が交差するコ−ナ部干渉防止領域5を面取り状
にカットしたもので構成されている。
【0009】図1は運転室1の前方にオフセットした作
業機2を運転室1に向かって屈曲しうるようにした掘削
積込車両の油圧回路を示し、図示しない所望のアクチュ
エ−タに油圧を供給する方向切換弁61 ,62 ,63 ,
…の切換えを、パイロットポンプ7からの油圧でパイロ
ット圧制御弁81 ,82 ,83 が行うようになってい
る。このうち、ブ−ム制御弁81 上げ側からブ−ム方向
切換弁61 上げ側に至る回路9途中にはブ−ム上げ停止
用電磁比例弁10が、ア−ム制御弁82 掘削側からア−
ム方向切換弁62 掘削側に至る回路11途中にはア−ム
掘削停止用電磁比例弁12がそれぞれ連結され、そして
前記電磁比例弁10,12はコントロ−ラ13に接続さ
れている。前記ブ−ム制御弁81 は右操作レバ−14に
より、ア−ム制御弁82 は左操作レバ−15によりそれ
ぞれ操作され、また、オフセット制御弁83 は操作ペダ
ル16により操作され、オフセット方向切換弁63左側
に至る回路19には電磁弁35が連結され前記電磁弁3
5はコントローラ13に接続されている。これら制御弁
81 ,82 ,83 はそれぞれブ−ム方向切換弁61 ,ア
−ム方向切換弁62 ,オフセット方向切換弁63 の各左
右端にパイロット回路9,11,17,18,19,2
0により連結されている。さらに前記各方向切換弁61
,62 は主ポンプ21,22から、方向切換弁63 は
主ポンプ23からそれぞれ主回路24,25,26を通
して吐出油が供給されるようになっている。前記コント
ロ−ラ13は作業機2の作動時にブ−ム27の支点部に
設けたポテンショ信号27a,ア−ム28の支点部に設
けたポテンショ信号28a,オフセットブ−ム29の支
点部に設けたポテンショ信号29aを入力して作業機2
が運転室1に対して予め設定した干渉防止領域aに近づ
いた時これを回避するための出力信号を発するようにな
っている。前記比例電磁弁10,12はコントロ−ラ1
3からの出力信号を受けると、電流の大きさに比例して
作動するようになっており、停止ショックを低減してバ
ケットの荷こぼれを防止すると共に、停止位置のバラツ
キを少なくするもので、スピ−ドに応じて絞り量を加減
でき、速い時には絞りを大きくして流れる面積を少なく
している。また、電磁弁35はコントロ−ラ13からの
出力信号を受けると、開閉の作動をするものであるが、
オフセットブーム29がオフセットするスピ−ドは速く
ないので比例電磁弁を用いる必要はない。さらに、前記
各制御弁81 ,82 ,83 とパイロットポンプ7との間
の回路30途中には油圧ロック電磁弁31が設けられ、
この弁31は前記コントロ−ラ13からの出力信号を受
けると回路30を遮断するようになっている。図中、3
2はバケットである。
【0010】つぎに作用を説明する。右操作レバ−14
および左操作レバ−15によりブ−ム制御弁81 を上げ
に、ア−ム操作弁82 を掘削側に操作して、さらにオフ
セット用の操作ペダル16を操作して作業機2を作動さ
せ、作動中にバケット32刃先が運転室1との干渉防止
領域3に接近したとき、コントロ−ラ13はこれを検知
して電磁比例弁10,12の一方もしくは両方に信号を
出力する。今、両方が信号を受けたとすると、電磁比例
弁10,12はそれぞれの方向切換弁61 ,62 の回路
9,11の流量を絞るように作動する。これにより作業
速度が遅くなり、ゆっくり干渉領域3で停止することが
できる。しかしながら電磁比例弁10,12が不良等に
より干渉防止領域3に入ってしまう場合がある。こうし
た事態を防止するため、本発明では干渉領域3内の運転
室1に接近した緊急停止領域4を設けて、この領域4内
に入った場合は前記油圧ロック電磁弁31が作動して作
業機2を緊急に停止させることになる。しかしながらこ
のような緊急停止領域4を設けた場合はバケット32刃
先が作業により運転室1の下側に接近して、緊急停止領
域4に近づくと途端に油圧ロック電磁弁31が作動して
全操作が停止してしまう。これを防止するために、干渉
防止領域3を運転室1下側に延設して前記電磁比例弁1
0,12による自動停止させるものである。また、運転
室1回りの干渉防止領域を前方および側方に設けるとコ
−ナ部干渉防止領域5が角になり、この部分は運転室1
から遠いにも拘らず(干渉しない領域となるが)作業機
2が接近すると停止することになり作業効率が低下す
る。したがってコ−ナ部干渉防止領域5をカットするこ
とにより作業中のバケット32刃先が面取り部分に接近
して平行に通過することが可能となる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、運転室の
前方側にオフセットした作業機を運転室に向かって屈曲
させたとき、作業機が干渉を起こす運転室回りの干渉防
止領域をコントロ−ラに記憶させて、作業機が該領域内
で自動停止するようにした作業機干渉防止装置におい
て、運転室前面から所定距離の範囲の前方緊急停止領域
と、運転室側面から所定距離の範囲の側方緊急停止領域
とを設け、前方緊急停止領域から一定距離の範囲の前方
干渉防止領域と、側方緊急停止領域から、前方干渉防止
領域とほぼ同じ距離の範囲の側方干渉防止領域とを設
け、干渉防止領域を運転室下側に延設して、運転室下面
から前方干渉防止領域とほぼ同じ距離の範囲に下方干渉
防止領域を設け、前方干渉防止領域と側方干渉防止領域
の交差するコ−ナ部干渉防止領域を面取り状にカットし
たから、バケット刃先が運転室下側から緊急停止領域に
侵入しても、下側に設けた干渉防止領域により緊急停止
せず、通常の自動停止となり、緊急停止による頻度が少
なくなるため機器の作業性が向上すると共に、干渉防止
領域でのコ−ナ部をカットしたことによりこの部分での
自動停止がなくなり、作業が継続できるので作業の効率
化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる作業機干渉防止装置の回路の一
実施例を示す説明図である。
【図2】本発明の要部を示す一実施例を示し、(a)は
側面図、(b)は(a)のA−A断面を示す説明図であ
る。
【図3】従来オフセット式掘削積込車両を示し、(a)
は側面、(b)は平面の説明図である。
【符号の説明】
1 運転室 2 作業機 3 干渉防止領域 4 緊急停止領域 5 コ−ナ部干渉防止領域 13 コントロ−ラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 9/24 E02F 3/43

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転室の前方側にオフセットした作業機
    を運転室に向かって屈曲させたとき、作業機が干渉を起
    こす運転室回りの干渉防止領域をコントロ−ラに記憶さ
    せて、作業機が該領域内で自動停止するようにした作業
    機干渉防止装置において、運転室前面から所定距離の範
    囲の前方緊急停止領域と、運転室側面から所定距離の範
    囲の側方緊急停止領域とを設け、前方緊急停止領域から
    一定距離の範囲の前方干渉防止領域と、側方緊急停止領
    域から、前方干渉防止領域とほぼ同じ距離の範囲の側方
    干渉防止領域とを設け、干渉防止領域を運転室下側に延
    設して、運転室下面から前方干渉防止領域とほぼ同じ距
    離の範囲に下方干渉防止領域を設け、前方干渉防止領域
    と側方干渉防止領域の交差するコ−ナ部干渉防止領域を
    面取り状にカットしたことを特徴とする作業機干渉防止
    装置。
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