JP3269801B2 - 糸条巻取方法 - Google Patents
糸条巻取方法Info
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- JP3269801B2 JP3269801B2 JP06227198A JP6227198A JP3269801B2 JP 3269801 B2 JP3269801 B2 JP 3269801B2 JP 06227198 A JP06227198 A JP 06227198A JP 6227198 A JP6227198 A JP 6227198A JP 3269801 B2 JP3269801 B2 JP 3269801B2
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Landscapes
- Winding Filamentary Materials (AREA)
- Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は合成繊維糸条の製造
設備等における糸条巻取方法に関するものである。
設備等における糸条巻取方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に合成繊維糸条の巻取り工程におい
て、巻取る糸条の太さ、糸条を送り出す工程速度、糸条
の品種によって最適な巻取張力は異なっている。
て、巻取る糸条の太さ、糸条を送り出す工程速度、糸条
の品種によって最適な巻取張力は異なっている。
【0003】この巻取張力が高すぎるとバルジと呼ばれ
る巻取ったパッケージの側面のふくらみが大きくなり、
巻取ったパッケージを梱包して搬送する際にふくらんだ
部分が擦過されて後工程において糸条を解舒することが
できなくなるという問題がある。また、サドルと呼ばれ
るパッケージ外周面の中央部のへこみが大きくなるとパ
ッケージ外周面の中央部と両端部で糸質に差が生じ染め
斑が発生するという問題がある。さらに、張力が高すぎ
るとパッケージの内部への応力が大きくなり、応力を緩
和するためにスパイラルと呼ばれる糸層がずれた断層が
生じ解舒性が悪くなったり、パッケージの芯になる紙管
の変形が大きくなり巻取機からパッケージを取外すこと
ができなくなるという問題がある。
る巻取ったパッケージの側面のふくらみが大きくなり、
巻取ったパッケージを梱包して搬送する際にふくらんだ
部分が擦過されて後工程において糸条を解舒することが
できなくなるという問題がある。また、サドルと呼ばれ
るパッケージ外周面の中央部のへこみが大きくなるとパ
ッケージ外周面の中央部と両端部で糸質に差が生じ染め
斑が発生するという問題がある。さらに、張力が高すぎ
るとパッケージの内部への応力が大きくなり、応力を緩
和するためにスパイラルと呼ばれる糸層がずれた断層が
生じ解舒性が悪くなったり、パッケージの芯になる紙管
の変形が大きくなり巻取機からパッケージを取外すこと
ができなくなるという問題がある。
【0004】一方、巻取張力が低すぎると糸条の走行が
不安定になり糸条の走行を規制するガイド部で糸条を形
成する単糸の1本あるいは数本が分離してループ状にな
って糸条の品質が低下するという問題がある。また、パ
ッケージの密度が低下して所定の形状を保つことができ
なくなって巻取中にパッケージが崩れたり、後工程への
搬送中に崩れを生じて使用不能になるという問題があ
る。また、糸条の拘束力が低いため巻取中にパッケージ
の中層部で一部の糸がパッケージの中央部にずれる糸寄
りという現象が発生しその部分が解舒不能になるという
問題がある。
不安定になり糸条の走行を規制するガイド部で糸条を形
成する単糸の1本あるいは数本が分離してループ状にな
って糸条の品質が低下するという問題がある。また、パ
ッケージの密度が低下して所定の形状を保つことができ
なくなって巻取中にパッケージが崩れたり、後工程への
搬送中に崩れを生じて使用不能になるという問題があ
る。また、糸条の拘束力が低いため巻取中にパッケージ
の中層部で一部の糸がパッケージの中央部にずれる糸寄
りという現象が発生しその部分が解舒不能になるという
問題がある。
【0005】上述のような不適当な巻取り張力による問
題を発生させない為に通常は試験巻取を行って、巻上が
ったパッケージが最適な形状になる張力を探索し、該張
力を発生させるために必要な巻取速度を決定している。
題を発生させない為に通常は試験巻取を行って、巻上が
ったパッケージが最適な形状になる張力を探索し、該張
力を発生させるために必要な巻取速度を決定している。
【0006】しかしながら決定した巻取り速度を常に維
持すれば最適な巻取り状態が恒久的に保たれるわけでは
なく、室内温湿度の変化や原料ポリマー粘度の僅かな変
動や工程中の温度条件の変動や糸道規制部品の磨耗等の
影響により巻取速度が同じでも巻取張力が最適値から外
れて上述の問題を発生させる。
持すれば最適な巻取り状態が恒久的に保たれるわけでは
なく、室内温湿度の変化や原料ポリマー粘度の僅かな変
動や工程中の温度条件の変動や糸道規制部品の磨耗等の
影響により巻取速度が同じでも巻取張力が最適値から外
れて上述の問題を発生させる。
【0007】従って、糸条巻取工程において巻取状態を
常時あるいは定期的に巻取状態に異常がないか測定し、
この測定した情報を元に巻取条件や紡糸条件、設備の状
態等の修正を行ったり、巻取ったパッケージの品質ラン
クを決定する等の管理をする必要がある。
常時あるいは定期的に巻取状態に異常がないか測定し、
この測定した情報を元に巻取条件や紡糸条件、設備の状
態等の修正を行ったり、巻取ったパッケージの品質ラン
クを決定する等の管理をする必要がある。
【0008】従来より糸条の巻取状態を管理する方法と
しては2つあり、巻上がったきパッケージの形状と巻き
密度を測定する方法と、巻取中の張力を常時あるいは定
期的に測定することで管理する方法である。
しては2つあり、巻上がったきパッケージの形状と巻き
密度を測定する方法と、巻取中の張力を常時あるいは定
期的に測定することで管理する方法である。
【0009】前者のパッケージの形状と巻き密度を測定
する方法では、異常が発生してもパッケージが巻上がっ
て外観検査をするか巻き密度を測定するまで異常を発見
できないという問題がある。また、極短い時間の間だけ
発生した異常はパッケージの外観検査だけでは発見でき
ず、後工程に不良パッケージが混入するという問題があ
る。さらに、急激に大きな張力異常が発生した場合には
巻取中のパッケージが崩れる事故を未然に防ぐことがで
きないという問題がある。
する方法では、異常が発生してもパッケージが巻上がっ
て外観検査をするか巻き密度を測定するまで異常を発見
できないという問題がある。また、極短い時間の間だけ
発生した異常はパッケージの外観検査だけでは発見でき
ず、後工程に不良パッケージが混入するという問題があ
る。さらに、急激に大きな張力異常が発生した場合には
巻取中のパッケージが崩れる事故を未然に防ぐことがで
きないという問題がある。
【0010】後者の巻取中の糸条張力を常時あるいは定
期的に測定することで管理する方法においては、張力を
常時測定しその張力が略一定になるように積極的に巻取
速度を制御する張力制御巻取方法が実用化されている。
期的に測定することで管理する方法においては、張力を
常時測定しその張力が略一定になるように積極的に巻取
速度を制御する張力制御巻取方法が実用化されている。
【0011】この張力を測定する手段としては図23に
示されるような2個の固定ガイド61、62の間に可動
ガイド63が設けられ糸条の張力による可動ガイド63
の動き量(たわみ量)をストレンゲージ等の歪み計ある
いは変位計64によって検出し、可動ガイドの動き量に
応じた張力信号を出力するようにした3点式張力計が用
いられる。
示されるような2個の固定ガイド61、62の間に可動
ガイド63が設けられ糸条の張力による可動ガイド63
の動き量(たわみ量)をストレンゲージ等の歪み計ある
いは変位計64によって検出し、可動ガイドの動き量に
応じた張力信号を出力するようにした3点式張力計が用
いられる。
【0012】ところが3点式張力計は張力の絶対値を検
出するものではないため必ず較正が必要があり、理想的
には張力を測定する対象の3000m/分以上の速度で
走行する糸条で行うべきであるが、現実には較正用とし
て予め分っている目安の張力で安定した状態で糸条を走
行させることは困難である。そこで一般には糸条を走行
させない状態で静的に測定範囲の重りを吊るした状態の
糸条を張力計によって重りの重量と測定値を合致させる
ことで較正を行っている。
出するものではないため必ず較正が必要があり、理想的
には張力を測定する対象の3000m/分以上の速度で
走行する糸条で行うべきであるが、現実には較正用とし
て予め分っている目安の張力で安定した状態で糸条を走
行させることは困難である。そこで一般には糸条を走行
させない状態で静的に測定範囲の重りを吊るした状態の
糸条を張力計によって重りの重量と測定値を合致させる
ことで較正を行っている。
【0013】ところが、静的な較正では同一の値を示す
張力計が走行している糸条を測定すると異なる値を示す
ことが多い。この原因は張力計のガイドの僅かな表面状
態や形状、位置、測定する糸条の太さ糸質等の違いによ
る糸条とガイドの間の摩擦係数の違いとその影響の現れ
方の違いによるものである。
張力計が走行している糸条を測定すると異なる値を示す
ことが多い。この原因は張力計のガイドの僅かな表面状
態や形状、位置、測定する糸条の太さ糸質等の違いによ
る糸条とガイドの間の摩擦係数の違いとその影響の現れ
方の違いによるものである。
【0014】従って、同じ原理の張力計であっても製造
時の製作精度の違いで走行している糸条の張力測定値が
異なり互換性はなく、またガイドの磨耗によっても測定
値が経時変化する。
時の製作精度の違いで走行している糸条の張力測定値が
異なり互換性はなく、またガイドの磨耗によっても測定
値が経時変化する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述のように張力計の
表示値に互換性がないため予め試験巻取によって最適な
張力値を見つけてもその数値はその時測定した張力計固
有の数値であり、異なる張力計での最適値は不明であ
る。また、長期間にわたり工場全体の巻取り状態を連続
して、高精度で管理するためには複数の張力計を使わざ
るをえず、複数の張力計の示す数値に上述のようなばら
つきおよび経時変化があるため大きな張力の異常が発生
した場合にしか真に異常として評価できず、このため不
良のパッケージが後工程に流れることを完全に防ぐこと
ができないという問題がある。
表示値に互換性がないため予め試験巻取によって最適な
張力値を見つけてもその数値はその時測定した張力計固
有の数値であり、異なる張力計での最適値は不明であ
る。また、長期間にわたり工場全体の巻取り状態を連続
して、高精度で管理するためには複数の張力計を使わざ
るをえず、複数の張力計の示す数値に上述のようなばら
つきおよび経時変化があるため大きな張力の異常が発生
した場合にしか真に異常として評価できず、このため不
良のパッケージが後工程に流れることを完全に防ぐこと
ができないという問題がある。
【0016】また、前述の張力制御巻取方法では張力計
のばらつきにより実際に巻取られている糸条の真の張力
が異なるため、複数の巻取機で巻上がったパッケージの
形状が一様に最適形状にならないという問題がある。
のばらつきにより実際に巻取られている糸条の真の張力
が異なるため、複数の巻取機で巻上がったパッケージの
形状が一様に最適形状にならないという問題がある。
【0017】本発明は多数の測定手段の間にばらつき、
経時変化がなく、糸質、糸速度によって測定値が変化し
たり誤差が生じたりせず、巻取中に異常が発生した不良
のパッケージが後工程に流れることを完全に防ぐことが
できる糸条巻取方法を提供することを目的とするもので
ある。
経時変化がなく、糸質、糸速度によって測定値が変化し
たり誤差が生じたりせず、巻取中に異常が発生した不良
のパッケージが後工程に流れることを完全に防ぐことが
できる糸条巻取方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の糸条巻取方法は
請求項1に記載のように巻取り中の走行糸条の横波の伝
達速度を測定し、前記伝達速度に基づいて巻取り状態を
管理するすることを特徴とするものである。
請求項1に記載のように巻取り中の走行糸条の横波の伝
達速度を測定し、前記伝達速度に基づいて巻取り状態を
管理するすることを特徴とするものである。
【0019】走行糸条の横波の伝達速度とは走行糸条を
伝わる横波伝播速度の観測値のことである。
伝わる横波伝播速度の観測値のことである。
【0020】また、糸条巻取方法は請求項2に記載のよ
うに巻取り中の走行糸条の横波の伝達速度が40〜70
m/sの範囲になるように巻取速度を制御せしめるもの
である。
うに巻取り中の走行糸条の横波の伝達速度が40〜70
m/sの範囲になるように巻取速度を制御せしめるもの
である。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明は合成繊維の巻取りにおい
てパッケージの幅に綾振り装置により走行方向に対して
略直交方向に往復運動する糸条の挙動と、パッケージ形
状との関係を詳細に研究した結果、綾振り装置により発
生する横波が糸条の走行方向の上流側に伝達してゆく横
波伝達速度とパッケージの形状に密接な関係があること
を見出したものである。
てパッケージの幅に綾振り装置により走行方向に対して
略直交方向に往復運動する糸条の挙動と、パッケージ形
状との関係を詳細に研究した結果、綾振り装置により発
生する横波が糸条の走行方向の上流側に伝達してゆく横
波伝達速度とパッケージの形状に密接な関係があること
を見出したものである。
【0022】ここで言う横波伝達速度とは糸条の走行方
向に対して直交方向への糸条の変位の糸条走行方向への
移動速度である。
向に対して直交方向への糸条の変位の糸条走行方向への
移動速度である。
【0023】図1は本発明の巻取方法における横波伝達
速度を糸条巻取機のトラバース装置により発生する横波
の伝達速度によって測定する横波伝達速度測定装置の構
成の第1の実施例を示す概略系統図であって、振り支点
ガイド1と、図2に示されるような電動機8によって回
転されるスクロールカムローラ9に係合して往復動する
トラバースガイド10からなるトラバース装置2と、ト
ラバースガイド10の動きを検知する検知器3と、振り
支点ガイド1とトラバースガイド10の間に設けられた
糸条を検知するための光電センサ4と、検知器3と光電
センサ4とからの発信信号に基づいて時間差を検出する
時間差検出回路5と、該時間差検出回路5からの時間差
に基づいて横波伝達速度を算出する演算手段6と算出さ
れた横波伝達速度を作業者に知らせるディスプレイ用の
CRT、データを印刷するプリンタ等(図示せず)が接
続された出力インタフェース7とにより構成されてい
る。
速度を糸条巻取機のトラバース装置により発生する横波
の伝達速度によって測定する横波伝達速度測定装置の構
成の第1の実施例を示す概略系統図であって、振り支点
ガイド1と、図2に示されるような電動機8によって回
転されるスクロールカムローラ9に係合して往復動する
トラバースガイド10からなるトラバース装置2と、ト
ラバースガイド10の動きを検知する検知器3と、振り
支点ガイド1とトラバースガイド10の間に設けられた
糸条を検知するための光電センサ4と、検知器3と光電
センサ4とからの発信信号に基づいて時間差を検出する
時間差検出回路5と、該時間差検出回路5からの時間差
に基づいて横波伝達速度を算出する演算手段6と算出さ
れた横波伝達速度を作業者に知らせるディスプレイ用の
CRT、データを印刷するプリンタ等(図示せず)が接
続された出力インタフェース7とにより構成されてい
る。
【0024】該トラバースガイド10と検知器3は所定
の間隔寸法[L(mm)]を有するように設置されてい
る。該検知器3は静電容量型センサ、光電センサ等を使
用する。
の間隔寸法[L(mm)]を有するように設置されてい
る。該検知器3は静電容量型センサ、光電センサ等を使
用する。
【0025】上述のように検知器3によってトラバース
ガイド10を直接検出してもよいが、該図2において一
点鎖線で示されるように複数のトラバースガイド10を
同位相になるように連結された駆動部に検知片11を装
着し、該検知片11を検知器3で検出するようにすると
経済的で構成も簡単にすることができる。
ガイド10を直接検出してもよいが、該図2において一
点鎖線で示されるように複数のトラバースガイド10を
同位相になるように連結された駆動部に検知片11を装
着し、該検知片11を検知器3で検出するようにすると
経済的で構成も簡単にすることができる。
【0026】上述のトラバース装置2は図3、図4に示
されるような複数個のトラバース用の回転羽根ユニット
12が電動機13の出力軸に取り付けられたプーリ14
によって駆動されるベルト15で同時に回転される構成
のものを使用することができる。この場合、プーリ14
に検知片16を設けて検知器17によつて検出する。
されるような複数個のトラバース用の回転羽根ユニット
12が電動機13の出力軸に取り付けられたプーリ14
によって駆動されるベルト15で同時に回転される構成
のものを使用することができる。この場合、プーリ14
に検知片16を設けて検知器17によつて検出する。
【0027】また、光電センサ4は図5に示されるよう
な発光素子18とアンプ20を有する受光素子19が糸
条走行通路部100aに対して所定の角度を有するよう
にケーシング21に取付られていると共に発光部と受光
部にレンズ22、23が設けられた反射式光電センサ、
あるいは図6に示されるような発光素子24とアンプ2
6を有する受光素子25が糸条走行通路(スリット)2
7aを挟むようにしてケーシング27に取付られた透過
式光電センサの何れかを使用する。
な発光素子18とアンプ20を有する受光素子19が糸
条走行通路部100aに対して所定の角度を有するよう
にケーシング21に取付られていると共に発光部と受光
部にレンズ22、23が設けられた反射式光電センサ、
あるいは図6に示されるような発光素子24とアンプ2
6を有する受光素子25が糸条走行通路(スリット)2
7aを挟むようにしてケーシング27に取付られた透過
式光電センサの何れかを使用する。
【0028】上述の図1に示されるような横波の伝達速
度測定装置においては検知器3によるトラバースガイド
10の検出はトラバースガイド10が(C′)点から
(B′)点に向って移動して(A′)点を通過する時に
行われて発信信号が出力される。該トラバースガイド1
0が(B′)点から(C′)点に向って移動する時には
発信信号が出力されないようになっている。
度測定装置においては検知器3によるトラバースガイド
10の検出はトラバースガイド10が(C′)点から
(B′)点に向って移動して(A′)点を通過する時に
行われて発信信号が出力される。該トラバースガイド1
0が(B′)点から(C′)点に向って移動する時には
発信信号が出力されないようになっている。
【0029】また、光電センサ4における糸条100は
(C)点から(A)点までの間に図7に示されるような
状態で検出される。
(C)点から(A)点までの間に図7に示されるような
状態で検出される。
【0030】この時の横波の伝達の様子はトラバースガ
イド10が(イ)方向に移動する場合は図15、図17
に示すような状態になり、トラバースガイド10が
(ロ)方向に移動する場合は図16に示すような状態に
なる。
イド10が(イ)方向に移動する場合は図15、図17
に示すような状態になり、トラバースガイド10が
(ロ)方向に移動する場合は図16に示すような状態に
なる。
【0031】この時の検知器3からの出力波形と光電セ
ンサ4の入力波形は図8に示されるような関係になる。
ンサ4の入力波形は図8に示されるような関係になる。
【0032】上述の時間差検出回路5において検知器3
から光電センサ4に横波が伝達されるまでの時間差(t
5)が検出されると、演算手段6において横波伝達速度
が算出されてCRT、プリンタに出力される。横波伝達
速度[V(m)]は次の式で演算する。
から光電センサ4に横波が伝達されるまでの時間差(t
5)が検出されると、演算手段6において横波伝達速度
が算出されてCRT、プリンタに出力される。横波伝達
速度[V(m)]は次の式で演算する。
【0033】 V(m/s)=L(m)/t5(s) ここで[L(m)]は固定された値なので単に(t5)
の逆数を横波伝達速度の代用として用いることもでき
る。
の逆数を横波伝達速度の代用として用いることもでき
る。
【0034】上述のトラバース装置2におけるトラバー
スガイド10の糸案内部の位相を検知する検知器3に代
えて、図9に示されるように光電センサ4とトラバース
ガイド10との間に第2の光電センサ28を、光電セン
サ4と間隔寸法[ L(m)]を有するように設置し、第
2の光電センサ28と光電センサ4とからの発信信号に
基づいて見かけの横波伝達速度を算出するようにするこ
ともできる。
スガイド10の糸案内部の位相を検知する検知器3に代
えて、図9に示されるように光電センサ4とトラバース
ガイド10との間に第2の光電センサ28を、光電セン
サ4と間隔寸法[ L(m)]を有するように設置し、第
2の光電センサ28と光電センサ4とからの発信信号に
基づいて見かけの横波伝達速度を算出するようにするこ
ともできる。
【0035】この場合には既設の巻取機のトラバース装
置を改造することなく実施することができる。
置を改造することなく実施することができる。
【0036】また、測定した横波伝達速度に対して上限
値、下限値を決めて該値を横波伝達速度が越えた時にブ
ザーを鳴らしたり、赤色、黄色等のランプを点灯して警
報を出すようにしてもよい。また、横波伝達速度の標準
偏差を計算し該標準偏差値が予め決めた値を越えた時警
報を出すようにしてもよい。
値、下限値を決めて該値を横波伝達速度が越えた時にブ
ザーを鳴らしたり、赤色、黄色等のランプを点灯して警
報を出すようにしてもよい。また、横波伝達速度の標準
偏差を計算し該標準偏差値が予め決めた値を越えた時警
報を出すようにしてもよい。
【0037】
【実施例1】各種糸条のパッケージ形状の状態と該横波
伝達速度の関係を表1に示す。
伝達速度の関係を表1に示す。
【0038】
【表1】 該表1には、ポリエステルPOY120d−36f、2
40d−48f、紡糸から連続して直接加熱延伸する直
接延伸方式で製造された糸条であるポリエステルFDY
75d−36f、紡糸から直接6000m/分以上の速
度で巻取る高速紡糸糸条であるポリエステルHOY75
d−36f、およびナイロン産業用糸1500dの巻取
速度別の横波伝達速度とパッケージ形状の状態が記載し
てある。
40d−48f、紡糸から連続して直接加熱延伸する直
接延伸方式で製造された糸条であるポリエステルFDY
75d−36f、紡糸から直接6000m/分以上の速
度で巻取る高速紡糸糸条であるポリエステルHOY75
d−36f、およびナイロン産業用糸1500dの巻取
速度別の横波伝達速度とパッケージ形状の状態が記載し
てある。
【0039】該表1から明らかなように各々の工程速度
は3300m/分から6000m/分と大きく異なって
おり、繊度も75dから1500dと大きな違いがある
が、使用可能なパッケージを巻取ることのできる横波伝
達速度は40m/sから70m/sの間に存在してい
る。
は3300m/分から6000m/分と大きく異なって
おり、繊度も75dから1500dと大きな違いがある
が、使用可能なパッケージを巻取ることのできる横波伝
達速度は40m/sから70m/sの間に存在してい
る。
【0040】すなわち、横波伝達速度が70mより速く
なるとサドル、スパイラルが大きくなり、40m/sよ
り遅いとバルジが大きくなって糸寄り、パッケージ崩れ
が発生した。
なるとサドル、スパイラルが大きくなり、40m/sよ
り遅いとバルジが大きくなって糸寄り、パッケージ崩れ
が発生した。
【0041】上述の結果から本発明は従来の張力測定に
よる巻取状態の管理に変えて使用可能であると判断した
ものである。
よる巻取状態の管理に変えて使用可能であると判断した
ものである。
【0042】上述の結果から最適な横波伝達速度V(m
/s)は糸の太さに関係なく巻取速度v(m/s)の関
数として次の実験式(1)の範囲にあればよい。
/s)は糸の太さに関係なく巻取速度v(m/s)の関
数として次の実験式(1)の範囲にあればよい。
【0043】 4.3v0.765 −v < V < 5.1v0.765 −v ‥‥(1) さらに望ましくは実験式(2)で示されるおうは伝達速
度近傍になる様に巻取速度を設定するとよい。
度近傍になる様に巻取速度を設定するとよい。
【0044】 V = 4.7v0.765 −v ‥‥(2) これ等のことから測定範囲は35m/sから75m/s
以上にすれば良い。
以上にすれば良い。
【0045】図10は本発明の巻取方法における横波伝
達速度測定装置の構成の第3の実施例を示す概略系統図
であつて、横波伝達速度測定装置は糸条100の走行路
に沿って設置された走行中の糸条に横波を与える加振手
段30と、糸条に付与された見かけの横波伝達速度を計
測する計測手段31と、横波伝達速度を作業者あるいは
コントローラに出力する出力インタフェース42とによ
り構成されている。
達速度測定装置の構成の第3の実施例を示す概略系統図
であつて、横波伝達速度測定装置は糸条100の走行路
に沿って設置された走行中の糸条に横波を与える加振手
段30と、糸条に付与された見かけの横波伝達速度を計
測する計測手段31と、横波伝達速度を作業者あるいは
コントローラに出力する出力インタフェース42とによ
り構成されている。
【0046】上述の加振手段30は図11に示されるよ
うなU字状糸道32aを有するガイド32と、該U字状
糸道32aが糸条走行路に位置するように機枠(図示せ
ず)に取り付けるブラケット34と、該ガイド32とブ
ラケット34とを連結するガイド加振用の圧電素子33
と、ゲート37に所定の発振信号を入力する発振回路3
5と、ゲート37から圧電素子33に所定の間隔をもっ
て発振信号が出力されるように断続信号を該ゲート37
に入力するマルチバイブレータ36により構成されてい
る。
うなU字状糸道32aを有するガイド32と、該U字状
糸道32aが糸条走行路に位置するように機枠(図示せ
ず)に取り付けるブラケット34と、該ガイド32とブ
ラケット34とを連結するガイド加振用の圧電素子33
と、ゲート37に所定の発振信号を入力する発振回路3
5と、ゲート37から圧電素子33に所定の間隔をもっ
て発振信号が出力されるように断続信号を該ゲート37
に入力するマルチバイブレータ36により構成されてい
る。
【0047】上述の計測手段31は加振手段30によっ
て付与された横波を検出する横波検知手段38と、加振
手段30によって付与された横波が横波検知手段38に
よって検出されるまでの時間に基づいて見かけの横波伝
達速度を出力する信号処理部39とにより構成されてい
る。
て付与された横波を検出する横波検知手段38と、加振
手段30によって付与された横波が横波検知手段38に
よって検出されるまでの時間に基づいて見かけの横波伝
達速度を出力する信号処理部39とにより構成されてい
る。
【0048】該信号処理部39は横波検知手段38から
の検知信号とマルチバイブレータ36からの発信信号と
から時間差を検出する時間差検出回路40と、該時間差
検出回路40からの時間差に基づいて横波伝達速度を算
出する演算回路41と出力インタフェース42とから構
成されている。
の検知信号とマルチバイブレータ36からの発信信号と
から時間差を検出する時間差検出回路40と、該時間差
検出回路40からの時間差に基づいて横波伝達速度を算
出する演算回路41と出力インタフェース42とから構
成されている。
【0049】上述の横波検知手段38は加振手段30と
同じようにU字状糸道を有するガイド43と、該U字状
糸道が糸条走行路に位置するように機枠(図示せず)に
取り付けるブラケット43と、該ガイド43とブラケッ
ト45とを連結するガイド加振用の圧電素子44とによ
り構成されている。
同じようにU字状糸道を有するガイド43と、該U字状
糸道が糸条走行路に位置するように機枠(図示せず)に
取り付けるブラケット43と、該ガイド43とブラケッ
ト45とを連結するガイド加振用の圧電素子44とによ
り構成されている。
【0050】該横波検知手段38と加振手段30とは所
定の間隔寸法[L(mm)]を有するように設置されて
いる。
定の間隔寸法[L(mm)]を有するように設置されて
いる。
【0051】上述の出力インタフェース42には入力用
キーボード46と、ディスプレイ用のCRT47、デー
タを印刷するプリンタ48等が必要に応じて連結されて
いる。また、警報手段であるブザー、ランプ等を連結す
ることができる。
キーボード46と、ディスプレイ用のCRT47、デー
タを印刷するプリンタ48等が必要に応じて連結されて
いる。また、警報手段であるブザー、ランプ等を連結す
ることができる。
【0052】出力インターフェイス42は複数の信号処
理部に接続しても良い。
理部に接続しても良い。
【0053】上述の糸条張力測定装置における張力測定
動作を説明する。
動作を説明する。
【0054】糸条100が走行している状態で発振回路
35から30〜40KHzの発振信号がゲート37に入
力されると共にマルチバイブレータ36から20〜50
msecの断続信号[t1、t2(ms)]が入力され
ると、ゲート37から圧電素子33に発振信号が出力さ
れる。
35から30〜40KHzの発振信号がゲート37に入
力されると共にマルチバイブレータ36から20〜50
msecの断続信号[t1、t2(ms)]が入力され
ると、ゲート37から圧電素子33に発振信号が出力さ
れる。
【0055】この時のマルチバイブレータ36からの出
力波形とゲート37から圧電素子33への出力波形は図
12に示されるような関係になる。
力波形とゲート37から圧電素子33への出力波形は図
12に示されるような関係になる。
【0056】該マルチバイブレータ36からの断続信号
(t1、t2)は同時に時間差検出回路40に入力され
る。
(t1、t2)は同時に時間差検出回路40に入力され
る。
【0057】ゲート37からの発振信号に基づいて圧電
素子33が作動してガイド32が振動すると、該ガイド
32によって走行糸条100が所定の間隔(t1、t
2)をもって振動される。
素子33が作動してガイド32が振動すると、該ガイド
32によって走行糸条100が所定の間隔(t1、t
2)をもって振動される。
【0058】そして、振動している走行糸条100が横
波検知手段38の位置に移動して該走行糸条100がガ
イド43に接触して圧電素子44が作動し断続受信信号
を時間差検出回路40に入力されると、該受信信号とマ
ルチバイブレータ36からの発信信号から図13に示さ
れる時間差[t3、t4(ms)]が検出されて演算回
路41に出力される。
波検知手段38の位置に移動して該走行糸条100がガ
イド43に接触して圧電素子44が作動し断続受信信号
を時間差検出回路40に入力されると、該受信信号とマ
ルチバイブレータ36からの発信信号から図13に示さ
れる時間差[t3、t4(ms)]が検出されて演算回
路41に出力される。
【0059】この時の時間差t3とt4の関係はt3<
t4となり、t3が糸条の中を伝わった縦波伝達時間、
t4が横波伝達時間であつて張力の関数となるのは横波
の速度であるため、t4が測定値として演算回路41に
出力される。
t4となり、t3が糸条の中を伝わった縦波伝達時間、
t4が横波伝達時間であつて張力の関数となるのは横波
の速度であるため、t4が測定値として演算回路41に
出力される。
【0060】すると、演算回路41において横波伝達時
間(t4)と、加振手段30と横波検知手段38との間
隔寸法[L(m)]とに基づいて見かけの横波伝達速度
が第1の実施例と同様に計算される。
間(t4)と、加振手段30と横波検知手段38との間
隔寸法[L(m)]とに基づいて見かけの横波伝達速度
が第1の実施例と同様に計算される。
【0061】加振手段は圧電素子に限定されるものでは
なく、入力信号に応じて振動を発生する機能を持つもの
であれば使用出来る。
なく、入力信号に応じて振動を発生する機能を持つもの
であれば使用出来る。
【0062】
【実施例2】上述の手段で横波伝達速度を測定した. 発振回路35からの発振信号値:30KHz マルチバイブレータ36からの断続信号値:0・020s 加振手段30と横波検知手段38の間隔寸法(L):0・1m 上述の測定結果は第1の実施例と同様であった。従って
従来の張力測定による糸条巻取状態の監視方法と異なり
本発明は測定手段によらず互換性が高いことが判る。
従来の張力測定による糸条巻取状態の監視方法と異なり
本発明は測定手段によらず互換性が高いことが判る。
【0063】上述の実施例では糸条の走行方向下流から
上流へ向かう横波伝達速度を測定しているが上流から下
流へ向かう横波の伝達速度を計測してもよい、この場合
は測定した下流へ向かう横波伝達速度から糸条の走行速
度の2倍を減算すると上流へ向かう横波伝達速度にな
る。
上流へ向かう横波伝達速度を測定しているが上流から下
流へ向かう横波の伝達速度を計測してもよい、この場合
は測定した下流へ向かう横波伝達速度から糸条の走行速
度の2倍を減算すると上流へ向かう横波伝達速度にな
る。
【0064】ポリエステルFDY75d−36fにおい
て糸条の送り出し速度が4700m/分のとき巻取速度
と該横波伝達速度の関係は図14に示す通りである。該
図14から該巻取速度を上昇すると横波伝達速度も増加
することが分かる。
て糸条の送り出し速度が4700m/分のとき巻取速度
と該横波伝達速度の関係は図14に示す通りである。該
図14から該巻取速度を上昇すると横波伝達速度も増加
することが分かる。
【0065】このことから該巻取速度を調節することで
横波伝達速度を最適値に調節することが出来る。また該
横波伝達速度をもとに巻取速度を自動的に調節するよう
にしてもよい。
横波伝達速度を最適値に調節することが出来る。また該
横波伝達速度をもとに巻取速度を自動的に調節するよう
にしてもよい。
【0066】図18は本発明の糸条巻取方法における横
波伝達測定装置の第4の実施例を示す概略系統図であっ
て、横波伝達測定装置は第1の実施例の横波伝達測定装
置と同様に加振手段であるトラバ−スガイド10と、ト
ラバ−スガイド10が移動端(C′)に達したことを検
出する検知器3と、該トラバ−スガイド10と振り支点
ガイド1の間に設けられた反射式の光電センサー4と、
反射式の光電センサー4からの発信信号に基づいて時間
差を検出する時間差検出回路5と、該時間差検出回路5
からの時間差に基づいて見掛けの横波伝達速度を算出
し、該伝達速度と予め入力された糸条走行速度と繊度と
から張力を算出する演算手段6と、算出された張力を作
業者に知らせるディスプレイ用CRT、データを印刷す
るプリンタ等(図示せず)が接続された出力インタフェ
ース7とにより構成され、反射式の光電センサー4がト
ラバースガイド10の移動軌跡(B′)−(C′)と振
り支点ガイド1を結ぶ糸道の移動平面に対して略平行な
面上の外側から糸条側に向けて(糸道の移動平面と略平
行な方向から)投光するように反射式の光電センサー4
が設けられている。
波伝達測定装置の第4の実施例を示す概略系統図であっ
て、横波伝達測定装置は第1の実施例の横波伝達測定装
置と同様に加振手段であるトラバ−スガイド10と、ト
ラバ−スガイド10が移動端(C′)に達したことを検
出する検知器3と、該トラバ−スガイド10と振り支点
ガイド1の間に設けられた反射式の光電センサー4と、
反射式の光電センサー4からの発信信号に基づいて時間
差を検出する時間差検出回路5と、該時間差検出回路5
からの時間差に基づいて見掛けの横波伝達速度を算出
し、該伝達速度と予め入力された糸条走行速度と繊度と
から張力を算出する演算手段6と、算出された張力を作
業者に知らせるディスプレイ用CRT、データを印刷す
るプリンタ等(図示せず)が接続された出力インタフェ
ース7とにより構成され、反射式の光電センサー4がト
ラバースガイド10の移動軌跡(B′)−(C′)と振
り支点ガイド1を結ぶ糸道の移動平面に対して略平行な
面上の外側から糸条側に向けて(糸道の移動平面と略平
行な方向から)投光するように反射式の光電センサー4
が設けられている。
【0067】該反射式の光電センサー4は投光器4aと
受光器4bおよび図示しない信号増幅器、比較回路を備
えた構成になっている。
受光器4bおよび図示しない信号増幅器、比較回路を備
えた構成になっている。
【0068】糸条の巻取においてはトラバースガイド1
0は略等速運動を行っているが、トラバース端部
(B′)においては急激に減速して反転すると加速して
略等速運動を行うようになっている。この急激な反転に
よって上流側に伝播する横波の形状は(B′)から
(C′)への等速運動部と、(C′)から(B′)への
等速運動部を繋ぐ曲率の小さな屈曲部(D)となって振
り支点ガイド1へ向かって上昇する。
0は略等速運動を行っているが、トラバース端部
(B′)においては急激に減速して反転すると加速して
略等速運動を行うようになっている。この急激な反転に
よって上流側に伝播する横波の形状は(B′)から
(C′)への等速運動部と、(C′)から(B′)への
等速運動部を繋ぐ曲率の小さな屈曲部(D)となって振
り支点ガイド1へ向かって上昇する。
【0069】そのため、該反射式の光電センサー4は投
光器4aと受光器4bが振り支点ガイド1と屈曲部
(D)を結ぶ糸道に対して図19に示されるように反射
光と受光器4bとが略同一線上に位置して受光量が大き
くなり、屈曲部(D)とトラバースガイド10の(A)
位置とを結ぶ糸道に対して図20に示されるように反射
光と受光器4bとが同一線上に位置せず受光量が小さく
なるような角度に設定する。
光器4aと受光器4bが振り支点ガイド1と屈曲部
(D)を結ぶ糸道に対して図19に示されるように反射
光と受光器4bとが略同一線上に位置して受光量が大き
くなり、屈曲部(D)とトラバースガイド10の(A)
位置とを結ぶ糸道に対して図20に示されるように反射
光と受光器4bとが同一線上に位置せず受光量が小さく
なるような角度に設定する。
【0070】上述の屈曲部(D)と反射式の光電センサ
ー4との距離(δ)は投光器4aと受光器4bの投光、
受光範囲(E)内で変化しても、屈曲部(D)の通過前
の信号に対して屈曲部(D)の通過後の信号は確実に小
さい方向に変化するため、この変化を検出して出力する
ことで確実に屈曲部(D)の通過タイミングを検知する
ことができる。
ー4との距離(δ)は投光器4aと受光器4bの投光、
受光範囲(E)内で変化しても、屈曲部(D)の通過前
の信号に対して屈曲部(D)の通過後の信号は確実に小
さい方向に変化するため、この変化を検出して出力する
ことで確実に屈曲部(D)の通過タイミングを検知する
ことができる。
【0071】該屈曲部(D)と反射式の光電センサー4
との距離(δ)が6mmの場合と10mmの場合の受光
器4bにおける入力信号レベルと出力信号の関係は図2
1に示される通りである。
との距離(δ)が6mmの場合と10mmの場合の受光
器4bにおける入力信号レベルと出力信号の関係は図2
1に示される通りである。
【0072】検知器3と反射式の光電センサー4の出力
の関係は図22に示される通りである。
の関係は図22に示される通りである。
【0073】検知器3から屈曲部(D)までの間隔寸法
[ L(m)] の場合、該検知器3の出力を起点に反射式
の光電センサー4の出力までの時間[ t5 (sec)]
を計測し、見かけの横波伝達速度[ V0 (m/se
c)] が下記計算式により算出される。
[ L(m)] の場合、該検知器3の出力を起点に反射式
の光電センサー4の出力までの時間[ t5 (sec)]
を計測し、見かけの横波伝達速度[ V0 (m/se
c)] が下記計算式により算出される。
【0074】 V0 = L/t5 (m/sec) 該構成によれば反射式の光電センサー4と糸道との距離
が変化しても見かけの横波伝達速度[ V0 (m/se
c)] を算出することができ、上述の第1から〜第3の
横波伝達測定装置のように糸道の移動平面に向かって投
光するよう光電センサーが設置されている場合に比して
より正確に検出することが可能になる。
が変化しても見かけの横波伝達速度[ V0 (m/se
c)] を算出することができ、上述の第1から〜第3の
横波伝達測定装置のように糸道の移動平面に向かって投
光するよう光電センサーが設置されている場合に比して
より正確に検出することが可能になる。
【0075】上述のトラバースガイドの運動における折
り返し点(B′)と折り返し点(C′)の間において糸
条がトラバース運動方向に対して直交する方向に凸状の
案内ガイドによって案内される図3に示されるような回
転羽根式トラバース装置の場合には、張力の変化に伴い
該反射式の光電センサー4によって計測する糸道が張力
の変動により、トラバース運動方向に対して直交方向に
変位することがある。この様な場合、反射式の光電セン
サー4の投光器4aあるいは受光器4bの少なくとも一
方を複数個設けることでトラバース運動方向に対して直
交方向の検出幅を広げることができ、確実に屈曲部
(D)を検出することができる。
り返し点(B′)と折り返し点(C′)の間において糸
条がトラバース運動方向に対して直交する方向に凸状の
案内ガイドによって案内される図3に示されるような回
転羽根式トラバース装置の場合には、張力の変化に伴い
該反射式の光電センサー4によって計測する糸道が張力
の変動により、トラバース運動方向に対して直交方向に
変位することがある。この様な場合、反射式の光電セン
サー4の投光器4aあるいは受光器4bの少なくとも一
方を複数個設けることでトラバース運動方向に対して直
交方向の検出幅を広げることができ、確実に屈曲部
(D)を検出することができる。
【0076】
【発明の効果】本発明の糸条巻取方法は巻取り中の走行
糸条の横波の伝達速度を測定し、該伝達速度に基づいて
巻取り状態を管理するようになっているため、従来の張
力を測定する方法とことなり不安定な摩擦が介在するこ
となく観測でき糸条走行速度による摩擦抵抗の変化によ
る誤差を含まない測定値を得ることができる。
糸条の横波の伝達速度を測定し、該伝達速度に基づいて
巻取り状態を管理するようになっているため、従来の張
力を測定する方法とことなり不安定な摩擦が介在するこ
となく観測でき糸条走行速度による摩擦抵抗の変化によ
る誤差を含まない測定値を得ることができる。
【0077】また、本発明の糸条巻取方法は互換性が高
く経時変化がないので工場内に設置された多数の糸条製
造設備において長期間にわたって工場全体のパッケージ
の巻取り状態を連続して、かつ高い精度で管理すること
ができ、巻取中に異常が発生し不良のパッケージが後工
程に流れることを完全に防ぐことができる。
く経時変化がないので工場内に設置された多数の糸条製
造設備において長期間にわたって工場全体のパッケージ
の巻取り状態を連続して、かつ高い精度で管理すること
ができ、巻取中に異常が発生し不良のパッケージが後工
程に流れることを完全に防ぐことができる。
【0078】さらに、本発明の糸条巻取方法の横波伝達
速度の測定結果を用いて巻取速度を制御すると、複数の
巻取機において巻上がったパッケージの形状を一様に最
適形状にすることができる。
速度の測定結果を用いて巻取速度を制御すると、複数の
巻取機において巻上がったパッケージの形状を一様に最
適形状にすることができる。
【0079】糸条巻取方法は請求項2に記載のように巻
取り中の走行糸条の横波の伝達速度が40〜70m/s
の範囲になるように巻取速度を制御せしめると、サドル
やバルジのない良好な巻姿のパッケージを得ることがで
きる。
取り中の走行糸条の横波の伝達速度が40〜70m/s
の範囲になるように巻取速度を制御せしめると、サドル
やバルジのない良好な巻姿のパッケージを得ることがで
きる。
【図1】本発明の糸条巻取方法における横波伝達速度測
定装置の第1の実施例を示す概略系統図である。
定装置の第1の実施例を示す概略系統図である。
【図2】図1におけるトラバース装置の第1の実施例の
概略を示す概略図である。
概略を示す概略図である。
【図3】トラバース装置の第2の実施例を示す概略図で
ある。
ある。
【図4】図3における発振信号出力部のI−I矢視図で
ある。
ある。
【図5】光電センサの第1の実施例を示す概略図であ
る。
る。
【図6】光電センサの第2の実施例を示す概略図であ
る。
る。
【図7】糸条の検出状態の詳細を示す概略図である。
【図8】検知器からの出力波形と光電センサの出力波形
の関係を示す概略線図である。
の関係を示す概略線図である。
【図9】本発明の糸条巻取方法における横波伝達速度測
定装置の第2の実施例を示す概略系統図である。
定装置の第2の実施例を示す概略系統図である。
【図10】は本発明の糸条巻取方法における横波伝達速
度測定装置の第3の実施例を示す概略系統図である。
度測定装置の第3の実施例を示す概略系統図である。
【図11】加振手段の第2の実施例を示す概略斜視図で
ある。
ある。
【図12】マルチバイブレータからの間隔信号とゲート
から圧電素子に出力される発信信号の関係を示す概略線
図である。
から圧電素子に出力される発信信号の関係を示す概略線
図である。
【図13】横波検知手段からの受信信号とマルチバイブ
レータからの発信信号の関係を示す概略線図である。
レータからの発信信号の関係を示す概略線図である。
【図14】ポリエステルFDY75d−36fにおける
巻取り速度と横波伝達速度の関係を示すグラフどある。
巻取り速度と横波伝達速度の関係を示すグラフどある。
【図15】、
【図16】、
【図17】横波の伝達状態を示す概略図である。
【図18】本発明の糸条巻取方法における横波伝達速度
測定装置の第4の実施例を示す概略系統図である。
測定装置の第4の実施例を示す概略系統図である。
【図19】図18における振り支点ガイド1と屈曲部
(D)を結ぶ糸道に対する反射式の光電センサーの関係
を示す概略図である。
(D)を結ぶ糸道に対する反射式の光電センサーの関係
を示す概略図である。
【図20】図18における屈曲部(D)とトラバースガ
イド10の(A)位置とを結ぶ糸道に対する反射式の光
電センサーの関係を示す概略図である。
イド10の(A)位置とを結ぶ糸道に対する反射式の光
電センサーの関係を示す概略図である。
【図21】図18における屈曲部(D)と反射式の光電
センサーとの距離と、反射式の光電センサーにおける受
光器の入力信号レベルと出力信号との関係を示す概略図
である。
センサーとの距離と、反射式の光電センサーにおける受
光器の入力信号レベルと出力信号との関係を示す概略図
である。
【図22】図18における検知器の出力と反射式の光電
センサーの出力信号との関係を示す概略図である。
センサーの出力信号との関係を示す概略図である。
【図23】従来の3点式張力計の構成の1実施例を示す
概略斜視図である。
概略斜視図である。
1 振り支点ガイド 2 トラバース装置 3、17 検知器 4 光電センサー 5、40 時間差検出回路 6、41 演算手段 7、42 出力インターフェース 8、13 電動機 9 スクロールカムローラ 10 トラバースガイド 11、16 検知片 12 回転羽根ユニット 14 プーリ 15 ベルト 18、24 発光素子 19、25 受光素子 20、26 アンプ 21、27 ケーシング 22、23 レンズ 28 第2の光電センサー 30 加振手段 31 計測手段 32、43 ガイド 33、44 圧電素子 34、45 ブラケット 35 発振回路 36 マルチバイブレータ 37 ゲート 38 横波検知手段 39 信号処理部 46 キーボード 47 CRT 48 プリンタ 21a U字状糸道
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 54/02 B65H 54/44 B65H 59/38
Claims (2)
- 【請求項1】 巻取り中の走行糸条の横波の伝達速度を
測定し、前記伝達速度に基づいて巻取り状態を管理する
ことを特徴とする糸条巻取方法。 - 【請求項2】 巻取り中の走行糸条の横波の伝達速度が
40〜70m/sの範囲になるように巻取速度を制御せ
しめるようにしたことを特徴とする糸条巻取方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06227198A JP3269801B2 (ja) | 1997-03-03 | 1998-02-25 | 糸条巻取方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6547897 | 1997-03-03 | ||
| JP9-65478 | 1997-03-03 | ||
| JP06227198A JP3269801B2 (ja) | 1997-03-03 | 1998-02-25 | 糸条巻取方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10305963A JPH10305963A (ja) | 1998-11-17 |
| JP3269801B2 true JP3269801B2 (ja) | 2002-04-02 |
Family
ID=26403338
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06227198A Expired - Fee Related JP3269801B2 (ja) | 1997-03-03 | 1998-02-25 | 糸条巻取方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3269801B2 (ja) |
-
1998
- 1998-02-25 JP JP06227198A patent/JP3269801B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10305963A (ja) | 1998-11-17 |
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