JP3269023B2 - 情報伝達方法及び装置 - Google Patents

情報伝達方法及び装置

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JP3269023B2
JP3269023B2 JP8965398A JP8965398A JP3269023B2 JP 3269023 B2 JP3269023 B2 JP 3269023B2 JP 8965398 A JP8965398 A JP 8965398A JP 8965398 A JP8965398 A JP 8965398A JP 3269023 B2 JP3269023 B2 JP 3269023B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クライアント/サ
ーバ・ベースの情報ネットワークにおいて、要求を処理
する方法及び装置に関し、そこでは会社内部のイントラ
ネットまたはインターネットにおいてサーバがクライア
ントのために特定のタスクを実行し、要求がクライアン
トからサーバに、大抵過度に頻繁に使用される回線接続
を介して伝送される。本発明は、情報が情報ネットワー
ク内で、特に情報が予め正確に突き止められ得ないネッ
トワーク内で検索される状況において、好適に使用され
る。
【0002】
【従来の技術】現在インターネットの最も一般的なサー
ビスとして、ワールド・ワイド・ウェブ(WWW)は最
近、全ての種類の情報の分野において、かなりな発展を
遂げている。インターネット・ユーザはネットワークを
通じて"サーフ(surf)"し、彼らにとって興味のある情
報を非常に容易に収集する。しかしながら、このサーフ
ィンは一般に、非常に時間を消費すると思われ、"IS
DN"などの高速伝送機構の時代にあっても、必要な回
線接続は、ユーザと探求される情報の根源のそれぞれの
ポイントとの間の接続連鎖内の最も遅いリンクと同程度
の速度である。この理由の1つは、いわゆる"TCP/
IP"通信プロトコル(伝送制御プロトコル/インター
ネット・プロトコル)の場合の実際の情報経路が、一般
に予知不能であり、従って回線接続全体の効率の悪い部
分接続がデータ・スループットを低下させる。
【0003】これらの理由から、インターネットのエン
ドユーザは、一方で、ネットワーク・プロバイダへの要
求される電話接続を維持するかなりの費用を招き、他
方、サーフィンは、最終的に探求された情報がユーザの
画面上に現れる前に、大きな時間消費を要求する。
【0004】更に、インターネットはビジネス分野にお
いても、通信媒体として益々使用されている。April/Ma
y 1996の報告書("WWW-User-Report")によれば(例え
ばInternet Business、Verlag Neue Medienge-sellscha
ft、Ulm、発行者W.Dreyer及びH.Summaにおいて参照さ
れる)、ビジネス・カスタマは現在、インターネット・
ユーザの半分以上を構成する。この分野では、情報を探
すときの通常の高速応答時間は、疑いもなく許容するこ
とができない。この時点で、上述のように、正味の伝送
速度が基本的に、全体として伝送連鎖内の障害により決
定されるので、インターネット・プロバイダとインター
ネットとの間の高速回線接続は、概して高いデータ・ス
ループットを容易にしない。障害がネットワーク・プロ
バイダ自身内にその根拠を有する特殊な場合では、スル
ープット率は一般に、回線接続を改善することにより、
多大に向上され得る。このことは疑いもなく、ネットワ
ーク・プロバイダに追加の費用を生じさせ、結局、エン
ドユーザの費用を押し上げることになる。
【0005】ネットワーク・プロバイダ側の優先目的
は、とにかくインターネット・アクセスの最適な利用度
であり、従ってネットワーク・プロバイダ側では、デー
タ伝送ピークを最小化または回避し、日が経つにつれ、
ネットワーク利用度を可能な限り均等に分散する技術に
大きな関心がある。従って、ネットワーク・アクセスが
最適な伝送速度で連続的に処理されるように、時間と共
に可能な限り一様に進行するデータ・トラフィックが、
ネットワーク・プロバイダの更なる関心である。
【0006】更に、インターネットのユーザは、通常、
ネットワーク内でバックグラウンドで走行するデータ・
トラフィックに関する知識を少ししか有さない。彼らは
相当に低いスループット率に、それらのバックグラウン
ド及び原因を正確に知ること無く直面する。ネットワー
ク・プロバイダ側で使用可能な上述のサービスの他に、
ネットワーク・プロバイダ及びエンドユーザの両方の場
合において、データ・スループットの向上に貢献する追
加のサービスに対する要求が存在する。この種のサービ
スに関して、これはまた疑いもなく、ネットワーク・ト
ポロジ及びデータ伝送トラフィック、並びにデータ・ト
ラフィックの場合のその実現の特殊な知識を前提とす
る。
【0007】情報ネットワークにおけるユーザ指定要求
の分野では、情報の膨大な流れを管理するための多数の
アプローチが既に存在する。これらはインターネット内
のサーフィンが非常に時間集中型の仕事であり、また受
信される情報が一般に、それぞれのユーザの関心でない
という知識にもとづく。
【0008】1つの初期のアプローチは、ユーザの特定
の関心である情報項目のために、'オンライン'で入手可
能な情報を調査するいわゆる"知能エージェント"により
構成される。好適なエージェント・プログラムが、例え
ばD.Jeapesによる論文"Neural Intelligent Agents"
(Online & CD ROM Review、Vol.20、No.5、Page 260
-262に予め公開される)で述べられている。この論文で
は、神経網にもとづく自律プログラムが述べられる。こ
のシステムでは、新たな探索の開始以前に、ユーザは例
えば所望の主題領域に関する情報をエージェントに伝達
する。
【0009】本タイプに対応する類似のアプローチが、
S.W.Lokeらによる論文"CiFi:AnIntelligent Agent f
or Citation Finding on the World Wide Web"、Spring
erVerlag Berlin、1996(PRICAI '96:Topics in Artif
icial Intelligence 4th Pacific Rim International C
onference on Artificial Intelligenceの会議概要)で
述べられている。この論文では、ワールド・ワイド・ウ
ェブのための規則ベースのエージェントが提案され、こ
れは情報を見い出すとき、ユーザの側による。このエー
ジェントは探索方法のスペクトルを用い、完全に自主的
にウェブ・ページを探索し、見い出す。発見的探索方法
がここでは活躍し、探索が最初に、ワールド・ワイド・
ウェブ内で既知のLYCOS探索エンジン内で開始す
る。
【0010】異なるタイプのデータベースのデータベー
ス・アクセスの分野における、別のエージェント・ベー
スの方法は、欧州特許出願第EP0747841号、E
P0747843号、及びEP0747844号におけ
る従来技術の公開から知ることができる。そこで述べら
れる知能エージェントは、クライアントとサーバとの間
の仲介役に従事し、クライアントの要求に対して、サー
バにその要求に関連するジョブを完全に自主的に処理す
るように指示する。可能であれば、ユーザの側で要求さ
れる定型業務を最小化するために、或いはユーザによる
介入を排斥するために、または少なくともそれらを多大
に低減するために、特定の注意が確実に払われる。そこ
で提供される解決法は、ネットワークとネットワークに
加入するサーバとの間に配置される監視プログラム・エ
ージェントを提供する。例えばウェブ・サーバにより処
理されるユーザ要求が、最初に監視プログラム・エージ
ェントに渡され、監視プログラム・エージェントがサブ
エージェントにより、ネットワーク内の要求の処理を請
け負う。適切なタスクを実行後、監視プログラム・エー
ジェントは完全な結果を、表示形式に忠実なレポート形
式によりクライアントに、またもとの要求内で規定され
たアドレスに引き渡す。このプロシージャは、ユーザが
1つのジョブを実行依頼するだけでよいことを保証し、
実際の作業はエージェントによりバックグラウンドで実
行される。
【0011】上述の解決法は、ユーザが情報をローカル
情報ネットワーク内及び/または分散情報ネットワーク
内で探索することを容易にする多数の機構を導入する
が、ユーザにより入力される要求が、時間要因、従って
時間依存の運営費を考慮することなく処理されると言っ
た欠点を有し、例えば、伝送路ネットワークに関して発
生するいずれの料金も考慮されない。
【0012】更に、これらの解決法は、エンドユーザと
情報ネットワーク間の回線接続の異なる伝送能力が考慮
されないと言った別の欠点を有する。エンドユーザとネ
ットワーク・プロバイダとの間には、大抵、正規の交換
網へのISDNまたはモデム接続などの、極めて異なる
伝送帯域幅の回線接続が存在する。従って、ネットワー
ク・プロバイダと情報ネットワーク内に確立されるサー
バとの間で、回線接続を維持するために、通常、比較的
少額の費用が発生するか、或いは全く費用が発生しない
のに対して、エンドユーザとネットワーク・プロバイダ
との間でセットアップされる接続は、通常、費用集約的
である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、上
述のタイプの方法及び装置を提供する目的にもとづくも
のであり、上述の欠点を回避し、特に上述の時間及び費
用の問題を加味することを可能にする。更に、本発明に
より、一方では、負荷分散の観点で、情報ネットワーク
へのアクセスを最適化することが可能な基礎が築かれる
べきである。他方、本発明の支援により、ネットワーク
・プロバイダ、イントラネットまたは一方の側のエンド
ユーザ、及び他方の側のインターネットの間で、インタ
ーネット接続の連続的な利用が可能な限り達成されるべ
きである。更に、ユーザ要求が処理されるときに実行さ
れる処理間での資源の最適な利用、並びにジョブをイン
ターネットに伝送するために要求される通信手段が、考
慮される。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的が、本方法及び
装置の独立請求項により達成される。他の好適な及び有
利な構成は、それぞれの従属請求項に従う。
【0015】本発明による第1の最適化ステージの状況
では、商用サービスが回線網内に配置されて提供され、
ネットワーク内で、特にバッチ処理形式の上記ユーザ要
求のバックグラウンド処理を容易にする。要求がサービ
スに伝達されると、サービスはユーザとは独立に(切り
離されて)、ジョブの実行を引き受ける。バックグラウ
ンドで実行される処理により、回線費用が全体的に最小
化されるように、特にユーザ・ジョブの処理の開始時刻
またはタイミングを制御する可能性が生じる。
【0016】第2の最適化ステージに従い、本発明は、
過負荷状況無しに、可能な限り連続的なインターネット
接続の利用を達成するために、自然に制限される帯域幅
により処理され得るよりも多くの要求が、インターネッ
トに転送されることはないように工夫する。従って、ユ
ーザ側で指定される条件を満足する情報(例えば文書)
が、即時要求されずに、リストにターゲット・アドレ
ス、例えば文書アドレス(URL)が追加される。十分
な自由な帯域幅が処理のために使用可能な場合、アドレ
スのこのリストまたはプールが、新たな取得及び分析プ
ロセスを生成またはセットアップするために使用され
る。
【0017】詳細には、ユーザ要求の処理、例えば既に
使用可能な情報の分析(更に含まれる参照の探索)、及
び既に使用可能な分析結果にもとづく、インターネット
からの追加の情報の要求が、互いに独立に(切り離され
て)実行される。このために、中間結果、例えば見い出
された参照(URL)が一時的にプール(バッファ)に
記憶される。これらの処置により特に、たとえ自由な伝
送容量(帯域幅)が使用可能でない場合にも、ユーザ要
求(分析プロセス)の処理の継続が可能になる。従っ
て、使用可能な任意の自由な伝送容量が最適に使用され
るようになり、バッファ内に既に一時的に記憶されたジ
ョブ・アドレスが、別のジョブ処理のために即時使用さ
れ得る。上述の接続解除により、インターネット接続の
連続的な利用が容易になる。
【0018】本発明によるサービスは、特に、ネットワ
ーク・プロバイダ及び彼らの顧客(エンドユーザ)のニ
ーズ、及びイントラネット管理者に向けられる。更に、
このサービスの支援により、プロバイダ側及びユーザ側
の両方において、実質的な費用が節約される。このこと
は特に、従来要求されたオンライン探索の代わりに、バ
ックグラウンド(オフライン)で実行されるユーザ要求
の処理により容易にされる。ジョブのバックグラウンド
処理は、ここでは特に、情報ネットワーク内及びネット
ワーク外の両方において、例えばネットワーク・プロバ
イダとエンドユーザとの間の情報の伝送のために、最適
化された時間スケジュールを使用することを可能にす
る。そのため、ネットワーク接続ポイントにおいて助長
される最適なスループット率により、相当な費用が節約
される。顧客により所望される情報が、情報ネットワー
クにおける低いネットワーク利用度の時刻に、本発明に
よるサービスにより突き止められ、収集され、問い合わ
せの完了に続き、エンドユーザに伝達される。
【0019】
【0020】通信が十分に安全な場合、情報はまた例え
ばFTPアップロード形式により、エンドユーザに直接
移送され得る。
【0021】単一ジョブと同様、連続ジョブも受諾さ
れ、例えば平日にサーバから現在の株式市場値を検索
し、それらをクライアント(エンドユーザ)に対して、
情報パケットとして入手可能にする。
【0022】バックグラウンド処理の別の利点は、エン
ドユーザが、例えば"ウェブ・ブラウザ"の場合、目下対
話式に実行される必要があるユーザ入力から解放される
ことである。この対話は本発明の場合には、単一のジョ
ブにより置換され、このジョブはとりわけ探索語、探索
の深さ、及び適用可能であれば他の条件、例えば最初に
アドレス指定される探索エンジン、時間制限、量制限、
使用プロトコル(例えばニュース用のNNTP、ファイ
ル保管用のFTP)、或いはロードされる埋め込み画
像、音声などのための規則などを含む。
【0023】本発明の第1の最適化ステージによる装置
に関して、好適なエージェントが回線網内に配置される
ことが考慮される。好適な実施例では、エージェント
が、相当に高い伝送帯域幅の回線網への接続と、相当に
低い伝送帯域幅の回線網への接続との間のインタフェー
スに配置され、例えば、それぞれのサービス・プロバイ
ダのサーバ上に配置される。
【0024】エージェントの別の実施例は、モデム接続
にもとづく伝送サービスに関する。この種の状況では、
エージェントを、エンドユーザとモデム・サービスとの
間の回線接続の領域に配置することが有利である。この
構成は特に、エージェントによりエンドユーザに伝送さ
れる情報が、既に可能な限り小さな伝送容量を要求する
類の圧縮形式に変形されるので、低伝送速度のモデム接
続に起因する高い回線費用が、非常に効果的に最小化さ
れ得る利点を有する。
【0025】更に、本発明による方法及び装置に関し
て、エージェントにより入手可能になる探索結果が、ユ
ーザに調査可能なデータ・パケットとして供給されるよ
うに考慮され、パケットには、HTML(ハイパテキス
ト・マークアップ言語)文書記述言語において通常的
な'ハイパリンク'が含まれる。それにより伝達情報内に
おいて、ローカル・"サーフィン"がエンドユーザにとっ
て容易になり、インターネットとの対話作業における大
きな応答時間の欠点が、自動的に排除される。供給され
ない文書へのハイパリンクは、ここでは次のように変更
される。すなわち、それらのハイパリンクは再度インタ
ーネットへ差し向けられ、ユーザは探索基準により取得
されなかった他の文書を読出すために、回り道をするこ
と無く直接インターネットへ入り、必要に応じて、ネッ
トワークからそれらをダウンロードする。
【0026】更に、本発明では、フィルタ機能の供給が
考慮され、それによりエージェントにより見い出される
情報の範囲が、思慮深く制限される。
【0027】別の実施例によれば、帯域幅予約が提供さ
れ、それにより情報ネットワーク内の伝送資源の利用が
最適化される。
【0028】更に、別の実施例によれば、エージェント
により取得され、ユーザに伝送される情報が、フィルタ
により最小化され、そのパラメータが要求時にユーザに
より指定され得る事実にもとづき、情報ネットワークと
エージェント間、及びエージェントとエンドユーザ間の
両方の有効伝送容量が、より良好に使用され得る。
【0029】更に、エージェントによりユーザに伝達さ
れる情報が、伝送以前に更に圧縮され、これら両者間の
伝送資源を最適に使用可能にする。この形式の性能は、
ユーザとネットワーク・プロバイダまたはエージェント
との間で、一般にほんの少しの自由な伝送容量を有する
モデム接続の場合に、特に有利に適用可能である。
【0030】ユーザの要求がエージェントに、バックグ
ラウンドまたはバッチ操作に必要な情報を含む(ジョ
ブ)書式により、有利に転送される。その中で、もくろ
まれる情報の基準、及び伝送される情報をフィルタリン
グする上記パラメータの両方が、ユーザにより指定され
得る。探求される情報はこの点に関して、探索語の形式
で、または直接探索アドレス(例えばURL)として、
範囲を定められる。
【0031】更に別の実施例では、例えば特に効率的に
探索を編成するために、エージェントが情報ネットワー
ク内に確立された1つ以上の探索エンジンと協働する。
定期的に使用される情報は、エージェント(キャッシュ
操作)により予め記憶される。特に、ユーザ要求に従
い、ジョブが複数の探索エンジンに並列に(同時に)発
行される。それにより、要求される情報の産出が著しく
増加され、エージェントにおける最初の情報の到来に続
き、問い合わせが切り詰められ得るという事実により、
探索が加速される。異なる時刻における、エージェント
における情報の到来が、例えば、アドレス指定される探
索エンジンの異なる処理速度により、発生し得る。
【0032】更に別の実施例では、第2の最適化ステー
ジに従い、自由な帯域幅が使用可能になるや否や、少な
くとも1つの新たなプログラム・スレッドが生成される
か、開始される。
【0033】性能面の好適な形態では、時間スケジュー
リング・モジュール(スケジューラ)が、別のプロセス
手段として提供され、定期的な間隔で有効伝送帯域幅を
チェックし、他のプロセス手段への適切なアクセス、及
び新たなプログラム・スレッドを生成するためのバッフ
ァ記憶を有する。
【0034】更に、バッファ記憶に配置される探索の場
合、参照される文書の取得の深さに関する追加の情報が
考慮され、特に、こうした切り詰め基準が無い場合に、
果てしなく継続し得る分析及び探索プロセスの臨機の終
了を保証する。
【0035】更に、全ての顧客ジョブ、特に新たに入来
する全てのジョブは、それぞれの探索ジョブのあらゆる
フィルタ条件と一緒に、一時的にバッファ記憶に有利に
記憶される。
【0036】特に有利な実施例では、本発明の実現のた
めに要求される全ての構成要素、特に、文書要求の中核
に関する機能パーツが、オブジェクト指向技術により供
給される。
【0037】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の基本を形成する
情報ネットワークの範囲を示し、ここではインターネッ
トであり、多数のエンドユーザがネットワーク・プロバ
イダを介して、情報ネットワークへのアクセスを有す
る。それぞれの状況は基本的に、ここでは2つの伝送セ
クションにより特徴付けられ、一方は、ネットワーク・
プロバイダとインターネットの間の伝送セクションであ
り、これは一般にピーク時の極度の過負荷と、他の時の
極度の軽負荷とにより特徴付けられ、他方は、エンドユ
ーザとネットワーク・プロバイダとの間の個々の接続で
あり、それらの伝送属性は、しばしば互いに正反対であ
る。ネットワーク・プロバイダとインターネットとの間
の伝送リンクに比較して、ネットワーク・プロバイダと
エンドユーザとの間の回線接続は、通常、ピーク時の極
度の軽負荷と、有効帯域幅を遥かに下回るデータ・スル
ープット率とにより特徴付けられる。
【0038】図2を参照すると、本発明に従うサービス
の2つの最適化ステージが最初に比較される。第1の最
適化ステージでは、提案されるサービスが、ネットワー
ク・プロバイダとエンドユーザとの間の回線接続1が、
できる限り出入りされないという事実により、特に回線
接続を最適化するために使用される。これは原則的に、
ユーザ要求の生成及びそれらの処理が、互いに別々に処
理されるという事実により達成される。これに対して、
第2の最適化ステージでは、特にネットワーク・プロバ
イダと情報ネットワーク(例えばインターネット)との
間の回線接続が最適化される。この最適化は、この例で
はネットワーク・プロバイダにより確立される機能ユニ
ットがジョブを処理し、要求を情報ネットワークに時間
的に並列に送信する概念にもとづく。従って、文書アド
レスの'プール'が事前に生成され、最適な回線状態で連
続的にインターネットにサービスされる。そのため、自
由な伝送容量が即時使用されるという目的が達成され、
最初に分析プロセスから新たな文書アドレスを待機する
必要がない。プール内に配置されるジョブは優先順位付
けされ、例えばピクチャを有さない文書は、ピクチャを
有する文書より高い優先順位を与えられ、或いは要求の
処理において、小さな文書が大きな文書より優先され
る。
【0039】図3を参照すると、本発明の性能の形態が
示される。両方の最適化ステージの場合に要求される機
能要素が、エンドユーザにより直接確立される。以下で
詳述される本発明によるサービスの属性により、ここで
は利点が既に回線最適化の場合に役に立つ。
【0040】本発明は第1の最適化ステージにおいて、
エージェントを提供する概念にもとづき、エージェント
は、情報ネットワークを通じて探索し、要求された情報
を収集し、それをそれぞれのエンドユーザからエンドユ
ーザに伝達するタスクを実行する。ユーザの要求は、こ
こではエージェントにより、ユーザからオフラインのバ
ックグラウンドまたはバッチ処理の形式で実行される。
本発明はここでは、スケジュールに従い、情報ネットワ
ーク内で情報の探索及び収集を実行することを可能に
し、そこではユーザ要求の実行が1度だけ、またはユー
ザによる要求ジョブの生成に続くある時間長内で実行さ
れる。バックグラウンドで実行されるバッチ処理は、好
適には時折実行され、その時情報ネットワークは少なく
とも完全には使用されない。この方法により、情報ネッ
トワーク内を流れるデータ・ストリームの利用度が一方
で最適化され、他方、伝送におけるトラフィック・ピー
クが著しく低減される。情報ネットワークへのアクセス
のために要求される伝送帯域幅を低減することにより、
運営費も結果的に低減される。
【0041】ダイヤル・アップ接続の場合には、ユーザ
と、本発明の基礎を成すエージェントによるジョブ処理
との時間的及び空間的な分離により、費用面の利点が既
にもたらされる。ユーザが自分の要求をエージェントに
伝達した後、両者の間のダイヤル・アップ接続が中断さ
れ得る。新たなダイヤル・アップ接続は、完了されたジ
ョブ処理後にエージェントに存在する収集情報がユーザ
に伝達される場合にだけ、再度セットアップされる必要
がある。この点において、発生する費用面の利点は、要
求の発行から探求された情報のユーザへの伝送まで、ダ
イヤル・アップ接続を維持する必要性が排除されるとい
う事実による。
【0042】上述の分離は、上述の情報システムに関連
して、従来技術に比較して、モバイル・システム(例え
ばラップトップ)の時間接続性の振る舞いの大きな改善
を容易にする。ここでもまた、探索ジョブがエージェン
トに発行された後、モバイル・システムが情報ネットワ
ークから完全に切断され得る。後に、ジョブがエージェ
ントにより処理されたと期待されるとき、情報ネットワ
ークへの接続が再度セットアップされ、情報がエージェ
ントによりモバイル・システムに伝送され得る。従っ
て、これらのシステムの移動性がとりわけ改善され得
る。
【0043】インターネットとの対話において、エンド
ユーザは現在、情報の探求のために、情報ネットワーク
をオンラインにより、対話式に調査することに頼らねば
ならない。第1のステップでは、インターネット内の予
想される領域内に存在する全ての文書の概要を獲得する
ために、いわゆる探索エンジンが通常、アドレス指定さ
れる。HTML文書内で供給されるハイパリンクを使用
することにより、探索エンジンによりまず最初に供給さ
れる情報から開始し、それぞれのもとのサーバから、更
により詳細な情報を検索することが可能である。この一
般にマルチステージ・プロセスは、結局所望の文書を獲
得するために、膨大な時間消費を意味し、従って商業分
野では事実上、実行可能ではない。
【0044】本発明により提案されるサービスは、エン
ドユーザの代わりに、上述された探索ステップを自主的
に実行し、探索プロセスの終りに、全情報を単一パケッ
トの形式でユーザに伝達する。この情報パケットは、も
とのハイパリンクに対応する参照を提供するので、ユー
ザがより特殊な情報を求めて、限られた情報パケットを
通じて、更に局所的に探索することが可能である。
【0045】ネットワーク・プロバイダの情報ネットワ
ークへのアクセスに関しても、同様に最適化され、ネッ
トワーク・プロバイダの近辺において、本発明に従うサ
ービスを確立する上で、特に有利である。図4に示され
る本発明の第1の実施例では、このサービスが、インタ
ーネットとネットワーク・プロバイダとの間の伝送路範
囲内に配置されるが、他の実施例では、制御機能が例え
ば特殊なハードウェアにより、上述の機能性に従い実現
され得る。サービスはそれぞれのユーザにより所望され
る情報を、完全に自主的に収集し、見い出された情報を
ユーザに直接伝達するか、それを一時的に記憶すること
により、情報がエンドユーザにとってオンデマンドで使
用可能になる。両方の場合において、ユーザとネットワ
ーク・プロバイダとの間の接続は、ともかくほぼ最適な
伝送速度で稼働され、バッチ処理の終了後は、全てのデ
ータがネットワーク・プロバイダにおいて使用可能であ
り、如何なる種類のデータもインターネットを介してオ
ンラインで探索される必要はない。提案されるサービス
は、処理される探索ジョブのより詳細なスケジューリン
グを容易にし、提案されるサービスは非常に効率的に、
多くのユーザが同時にインターネットへのオンライン・
アクセスを有することを阻止する。従って、もはや以前
に要求されたネットワークに、多量の同時アクセスを供
給する必要がない。
【0046】この点で、本発明に従うサービスは、クラ
イアントとサーバとの間に配置され、例えば上述の"従
来の技術"の章で引用された欧州特許出願の場合のよう
に、サーバの背後とは異なる。更に、サービス(エージ
ェント)の存在は、活発に問い合わされる必要があるた
め、サーバまたはサーバ・スクリプトのいずれかに知ら
れていなければならない。提案されるエージェントはこ
こでは、クライアントにのみ知られており、他のサーバ
には単に正規のクライアントとして、例えばウェブ・ブ
ラウザとして思われる。
【0047】図4に示される実施例に比較して、本発明
に従うサービスを、ネットワーク・プロバイダ自身に提
供することも得策であり、その場合、プロバイダはネッ
トワーク・トラフィックを最適化するための、より良い
開始条件を有する。好適な実施例が図5に示される。こ
の実施例では、提案されるサービス及び必要なデータベ
ースまたは中間記憶のために要求される監視プログラム
が、インターネット・プロバイダ自身に、例えばネット
ワーク・プロバイダのサーバ上に配置される。
【0048】インターネット(またはワールド・ワイド
・ウェブ)で最も使用される通信プロトコルは、いわゆ
るHTTPプロトコル(ハイパテキスト転送プロトコ
ル)である。このプロトコルは通常、HTML文書を伝
送するために使用される。しかしながら、この通信プロ
トコルはまた、いわゆるURL(ユニフォーム・リソー
ス・ロケータ)を有する任意の種類の情報の伝送にも好
適である。ハイパテキスト文書は、テキスト、いわゆ
る"リンク"、及びそれぞれの文書内に埋め込まれたデー
タを含む。これらの文書は従って、"文書ネットワーク"
として見なされ、そこでは文書が他の文書を参照し、ま
た文書が事実上、画像、音声またはテキスト情報などの
全てのタイプの情報を含むことができる。
【0049】文書内に埋め込まれるデータは、最初にそ
れぞれの文書と一緒に提供されるが、このデータへのア
クセスは、このデータをロードする各々の場合におい
て、新たなHTTP要求(ジョブ)を必要とする。参照
される文書がそれらの一部として、ネットワークを介し
て、HTTPプロトコルを用いて伝送される。HTTP
ウェブ・サーバは今日、供給される全ての情報に対する
ファイル・タイプ("内容タイプ")を伝達することがで
きる。
【0050】本発明に従うサービス(エージェント)の
更に別の実施例によれば、ユーザが、実際の探索の開始
以前に書式を完了することが考慮され、書式には探索ジ
ョブが詳細に指定される。この書式は、例えばエージェ
ントに接続されるウェブ・サーバにより供給される。ユ
ーザが既に探求される情報に対するアドレスを有する場
合、直接インターネット・アドレス(URL)が書式内
で指定されるか、適用可能な場合には、論理的にリンク
される1つ以上の探索語が指定される。探索語が使用さ
れる場合、エージェントは最初に、インターネット内で
確立される少なくとも1つの探索エンジンを調べる。
【0051】全体として見い出される情報を、勧告され
た主題領域に範囲限定するために、また費用の最小化の
ために、ユーザに後に伝達されるヒットの最大上限、例
えば各主題領域における最初の10個のヒットが、ジョ
ブ形式で示される。更に、問い合わせに対する探索の深
さ、すなわち、サーバが文書内の"リンク"またはFTP
(ファイル転送プロトコル)アーカイブ内のサブ・ディ
レクトリを、どの程度頻繁に追跡するかに関する上限が
セットされる。更に、探索時間または情報をネットワー
クからダウンロードするための時間を制限することによ
り、及び情報量自体を制限することにより、情報の流れ
が更に制限される。
【0052】選択的に、問い合わせにおいてエージェン
トにより使用されるプロトコル、及び探求される媒体及
びデータ・タイプが、より正確に指定される。従って、
比較的大きな伝送容量を要求する画像データの通信は、
しばしば除外される。上記のプロトコルは、一方で、大
抵、ハイパテキスト文書内に含まれる他の文書またはウ
ェブ・サイトへのリンクに関係する。これらのリンクは
HTTPまたはFTPリンクなどであり、HTTPリン
クは他のHTTPリンクに再帰的に接続され得る。他
方、プロトコルに関して、情報が世界的な情報ネットワ
ークにおいて見い出される全ての場所が、HTTPベー
スという訳ではないことが考慮され得る。本発明の状況
において使用される探索ルーチンは、それに加えて、ニ
ュース・サーバから現在の日刊ニュースを検索するため
に使用される。
【0053】HTTP文書とは対照的に、FTP文書に
関しては、ファイルのタイプも内容も事前に知れていな
いので、調査され得ず、探索もFTPアーカイブ内では
開始されない。
【0054】文書探索の領域における本発明の1つの応
用例について、図6を参照しながら詳細に述べることに
する。基礎を成す探索ジョブにおいて、とりわけこの例
では、HTTP及びFTPリンクを考慮する探索が、探
索の深さが"2"で発生することが示され、そこでは第2
世代までの文書だけ(すなわち、ネットワーク構造内の
合計2レベル)が考慮される。更に、媒体タイプ'HT
ML'及び'Postscript'の文書だけが、探索されるべき
である。
【0055】ネットワークから抽出される全ての情報
は、まずファイルに一時的に記憶される。各文書内に含
まれる他の文書または埋め込みファイルの参照は、ここ
ではそれらがファイル内のローカル・コピーを指し示す
ように、書直される。例えば指定された探索の深さの外
にあるファイルなど、ネットワークからダウンロードさ
れないファイルの場合、クライアント(エンドユーザ)
がこれらのリンクにもとづき、他の問い合わせをより深
く進行できるように、もとのリンクが保持される。
【0056】図7に示されるフロー図は、本発明に従う
エージェントにより処理されるジョブの機能実行を示
す。
【0057】エージェントに到来する探索ジョブは、ま
ずジョブリストに記憶される。現在実行されているジョ
ブの各々に対して、実施例では図示の処理ステップが実
行される。ジョブが既に終了しており、従って完了され
得るときには、ジョブがまず活動ジョブのリストから除
去される。各ジョブに従い獲得された情報が、同時に一
時的に記憶される。この実施例では、記憶された探索結
果が、クライアントの要求時にエージェントによりクラ
イアントに伝達される。この実施例では更に、エージェ
ントにより処理されるジョブが、事前に収集キュー内に
整列され、エージェントとユーザとの間の通信リンクを
最適化する。
【0058】ジョブが完了されるまで、図の右手部分に
示されるステップが実行される。最初に、各部分ジョブ
に対して、その部分ジョブを処理するために必要な帯域
幅が使用可能か否かが調査される。ここでは更に、対話
プロセスのための予備が考慮される。更に、エージェン
トまたはジョブにとって使用可能なプログラム・スレッ
ドの最大値、及び、獲得される情報の最大処理時間また
は最大量などの、要求プロファイル内でより詳細に指定
されるフィルタが、追加の処理(探索)プロセスを可能
にするか否かが調査される。この条件に応じて、探索ジ
ョブは打ち切られるか、新たなプログラム・スレッドが
開始され、これが探求される文書を獲得する。同時に、
この文書が文書リストから除去される。
【0059】続く別のタスクは、探索ジョブの処理に関
して、エージェントに割り当てられる。すなわち、ネッ
トワークからエージェントの一時記憶への、既に開始さ
れた情報転送が中断され、このことがデータの損失を生
じ、全データ転送の再開を要求し得る。従って、要求さ
れる伝送容量が使用可能になるまで、新たな取得ジョブ
は開始されない。エージェントはそのため、各有効帯域
幅の状況において、定期的に現状況を確認し、他の顧客
の対話作業を危険に晒すこと無く、更に文書が(それ自
身のプログラム・スレッド内で別々に)要求され得るか
否かを判断する。
【0060】文書を獲得するために開始されるプログラ
ム・スレッドの実行が、図8に示されるフローチャート
により詳細に示される。文書が他の文書を参照しない場
合、文書はまず、エージェントによりクライアントに有
利に通信されるように圧縮され、次に既存の全アーカイ
ブに追加される。参照、特にまだ処理されていない参照
が存在する場合、各場合において参照される文書の記述
が要求される。文書の記述が、この文書が要求プロファ
イルに従う既存のフィルタ条件を満足しないことを示す
場合、参照が外部的に考慮される。すなわち、可能な相
対アドレスが、インターネット内のそれぞれの外部ソー
ス(例えばURL)に書直される。しかしながら、文書
がフィルタ条件を満足する場合には、既存のハイパリン
クが文書の参照に書直され、次に局所的に使用可能にさ
れる(ローカル・ソース)。更に、適切な文書をユーザ
に対して使用可能にするため、文書参照がそれぞれのジ
ョブの文書リストに入力される。
【0061】本発明の更に別の実施例(図示せず)で
は、エージェントが帯域幅の動的な予約を実行する。こ
れは情報をダウンロードするプロセスの中断が、上述の
理由から不都合であり、従って、有効な回線資源を絶え
ず上限において稼働せずに、開始される新たな探索プロ
セスのために使用され得る、または進行中のプロセスに
おいて、データ・スループットが増加するとき使用され
得る回線予備を有効にすることが好都合であると言う認
識にもとづく。この種の予備はまた、非常に大きな接続
ファイルをダウンロードするときにも要求され、こうし
た場合の中断は、特に悪影響を有するものである。有効
帯域幅は特定のフレームワーク内では予測可能である。
なぜなら、個々のインターネット・ユーザの利用の可変
の習慣は、全てのユーザの大きな集団を鑑みると、統計
的に比較的小さな影響しか有さないからである。更に、
広大なインターネットのクライアント全体の利用の習慣
は、時間を通じて比較的僅かにしか変化しない。
【0062】過去及び現在のユーザ振る舞いから、ごく
近い将来の対話型トラフィックのための帯域幅利用度を
推論することが可能である。この予想される負荷と最大
有効帯域幅との間の差が、エージェントのバックグラウ
ンド操作またはバッチ操作のための自由帯域幅を決定す
る。しかしながら、この自由帯域幅の一部は、これによ
り使用されない。この部分は、予想される詳細のユーザ
振る舞い、及び期待されるデータ・スループットの変化
に向けられる。従って、対話式に作業するより多くの顧
客が期待される場合、自由に維持される帯域幅が増加さ
れ、一方、数が一定に維持されるか減少する場合には、
帯域幅は減少する。接続がごく近い将来、更に移動でき
ると期待される場合、予備もまた減少する。なぜなら、
多分より少ないトラフィックが、他の領域において普及
すると思われるからである(例えばUSAでは夜間)。
逆の場合には、予備はそれに応じて増加する。
【0063】前述の説明から、提案されるサービス(エ
ージェント)の支援により、ネットワーク・プロバイダ
とエンドユーザ(クライアント)との間の回線接続が、
最適な費用/利用ウィンドウで稼働され得ることが明ら
かである。従って、ネットワーク・プロバイダ及びエン
ドユーザの両者において、回線接続の保守のための相当
な運営費が節約される。
【0064】図9は、第2の最適化ステージに従う、本
発明の好適な実施例のブロック図を示す。既に述べたよ
うに、URLリスト(プール)が新たな取得及び分析プ
ロセスをセットアップするために、スケジューラにより
使用される。分析プロセス及びスケジューラは、この点
に関して、互いに独立に動作する。これらはURLリス
トを介して間接的に通信するだけで、スケジューラは自
由な帯域幅が使用可能な度に、URLリストから、まだ
要求される必要がある文書のURLを選出する。新たな
アドレスが文書分析プロセスにより連続的に追加される
が、これらはスケジューラとの直接的な対話を生ぜず、
従って(必然的に)アドレスの直接的な追加の処理も生
じない。それとは対照的に、スケジューラは、自由帯域
幅条件が満足される場合、新たな取得プロセスを開始す
るだけである。スケジューラがジョブの完了以前に、文
書を要求できる立場にない場合、それがURLリストか
ら除去され、ジョブが完了される。URLリストは好適
には、時間的に早く獲得されたアドレスを他のアドレス
よりも優先化するために、FIFO(先入れ先出し)リ
ストとして構成される。
【0065】図10は、本発明の最適化の第2ステージ
に従い、取得及び分析プロセスの時間進行を示す図であ
る。文書取得の完了時に、文書はそれが含む他の文書の
あらゆる参照を分析され、こうした参照が存在する場
合、確認されたURLがURLプール内に配置される。
有効な帯域幅の場合には、更に"子プロセス"(スレッ
ド)がURLに従い生成され、これらのプロセスは文書
取得及び分析プロセスから構成される。子プロセスの生
成は既に述べたように、クライアントにより指定される
探索深さで終了する。
【0066】図11は、オブジェクト指向実施例におけ
る、本発明の第2の最適化ステージに従うジョブ・スケ
ジューラ(JobScheduler)の性能の好適な形態を示す。
URLを介して特定の文書が要求されるジョブ(文書取
得ジョブ)は、クラス'ジョブ(Job)'のオブジェクト
に直接変換され、ジョブ・スケジューラに転送される。
ジョブが探索問い合わせ(文書探索ジョブ)の場合、問
い合わせを引き受けるプログラム・スレッド内で、幾つ
かの探索エンジンが並列に、またエージェントとは非同
期に調査され、返却されるアドレスがURLリストに入
力される。その後、文書取得ジョブのための規定の標準
プロシージャが続く。すなわち、クラス'ジョブ'のオブ
ジェクトが、見い出されたアドレスにより生成され、ジ
ョブ・スケジューラ・オブジェクトに転送される。ジョ
ブが分類され、それらの優先順位(例えばジョブ完了時
間または起こり得る料金クラス)に従い処理される。ジ
ョブの完了時、ジョブ・スケジューラ・オブジェクト
は、ウェブ・エージェント(WebAgent)・オブジェクト
にジョブの完了を通知する。ウェブ・エージェント・オ
ブジェクトは次に、例えばユーザにジョブ完了を電子メ
ールを介して告げるか、データがFTPアップロードに
よりユーザに送信される。
【0067】システムに、永久的なステータス問い合わ
せ(ポーリング)の負荷を負わせないように、本発明に
よるサービスの機能要素、特にジョブ・スケジューラ
は、事象制御される。従って、ジョブ・スケジューラ
は、関連プロセス(クラス'ジョブ'のオブジェクト)
に、喚起信号の受信時にそれらの現ステータスを折り返
し報告するように要求する。これは通常、新たなジョブ
に対して送信されるか、文書取得の終了時に送信され
る。最も緊急のジョブに対して、スケジューラは十分な
帯域幅が存在する場合、1つ以上のプログラム・スレッ
ドの開始を許可する。このために、各プログラム・スレ
ッドに対して、クラス'スレッド'のオブジェクトが生成
される。これらの当初属性の無いオブジェクトの各々
は、クラス'ジョブ:スレッドデータ(Job:ThreadDat
a)'のオブジェクトを介して、ジョブ・オブジェクトに
リンクされる。これはジョブ・データへのアクセスを容
易にする。このデータの中核は、URL形式の文書アド
レスである。URLは更に、クラス'WebRequest'のオブ
ジェクト内に配置される。
【0068】新たなプログラム・スレッドの第1のアク
ションは、クラス'レトリーバ(Retriever)'を介する
参照文書の獲得である。TCP/IPを介して通信する
ために、このクラスは、クラス'調整済みトランシーバ
(Regulated Tranceiver)'のオブジェクトを生成す
る。レトリーバ・オブジェクトは文書のデータ、及び各
場合に使用されるサービス・プロトコルに従い、クラ
ス'HTTP文書情報'(HTTPDocumentInfo)または'F
TP文書情報'(FTPDocumentInfo)を返却する。HTT
Pプロトコル(ハイパテキスト転送プロトコル)を介し
てロードされる文書が含まれる場合、媒体タイプに戻る
ことも可能である。このような場合には、プログラム・
スレッドが、HTML文書が含まれるか否かをチェック
し、文書データを用いて、クラス'HTML文書'(HTML
Document)のオブジェクトを生成する。このクラスは、
ハイパリンクに対する文書をくまなく探索する機会を提
供する。スレッド・オブジェクトは全ての参照文書に対
して、それらの属性をチェックし、参照文書が既に現存
するURLリストに追加されるか否かを決定する。選択
基準はファイルのサイズ及びタイプなど、ユーザ選択で
ある。プログラム・スレッドが終了する場合、それはジ
ョブ・スケジューラ・オブジェクトに喚起信号を送信す
る。ジョブのURLリストが空の場合、ジョブは完了さ
れ、ジョブ・スケジューラは活動ジョブのリストからジ
ョブを除去する。
【0069】図12は、ジョブ・スケジューラが喚起信
号を受信したとき(1)の内部シーケンスを示す。ジョ
ブ・スケジューラは自身で、セマフォを介して、全ての
データ構造への排他的アクセスを確保する(2)。これ
は、ジョブ・スケジューラが他のプログラム・スレッ
ド、例えばクラス'ウェブ・エージェント'またはクラ
ス'ジョブ'のオブジェクトからもアドレス指定され得る
ために必要である。ジョブ・スケジューラは確実なアク
セスを獲得した後、処理されるジョブにそれらのステー
タスを問い合わせ(3)、あらゆる完了されたジョブを
ウェブ・エージェント・オブジェクトに報告するか(A
4、A4.1)、十分な帯域幅が使用可能な場合(B
4)、ジョブ・オブジェクトに新たなプログラム・スレ
ッドを開始させる(B5、B5.1)。最後に、ジョブ
・スケジューラはセマフォを再度解放し(6)、新たな
喚起信号を待機する(1)。
【0070】本発明に従うジョブ処理のシーケンスを示
す対話図の例が、図13に示される。ユーザ(クライア
ント)は最初に、ジョブ及び好適なジョブ・オプション
をエージェントに伝送する(1)。エージェントはこれ
からジョブ・オブジェクトを生成し(1.1)、スケジ
ューラこのオブジェクトを通知する(1.2)。スケジ
ューラは次にジョブ・オブジェクトに、各場合に使用可
能な帯域幅に応じて、文書取得のためのプログラム・ス
レッドを開始するように依頼する(1.2.1、1.
2.2、1.2.3、及び後に1.2.5)。ジョブは
これらのプログラム・スレッドを開始し(1.2.1.
1、1.2.2.1、1.2.3.1、1.2.5.
1)、それらに対する制御はそれ以上有さない。プログ
ラム・スレッドは終了の少し前にスケジューラに報告
し、それらの完了を通知する(1.2.4、1.2.
6、1.2.7、1.2.8)。スケジューラは、これ
以上文書がロードされないことを認識し、エージェント
に対してジョブの完了を宣言し(1.3)、待機状態に
戻る。エージェントはプログラム・スレッドを開始し
(1.4)、スレッドがメール・オブジェクト(1.
4.1)を介して、ユーザにジョブが完了したことを通
知する(1.4.1.1)。その時、エージェントはジ
ョブの消去を指示されるだけである(2)。この消去
(2.1)は同時に、ジョブ・オブジェクトの破壊
(2.2)を生じる。
【0071】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0072】(1)ユーザの要求に従い、情報ネットワ
ーク内で情報を探索して獲得し、この情報を上記ユーザ
に伝達する方法であって、上記情報ネットワークが、情
報を供給する少なくとも1つのネットワーク・ノードを
有するものにおいて、上記ユーザの要求が最初にエージ
ェントに伝達され、該エージェントが上記ユーザから切
り離されて、上記情報ネットワーク内で上記要求を上記
情報ネットワークの低ネットワーク利用度の時に実行
し、情報の伝送に先立ち、上記エージェントが、上記情
報ネットワーク内の追加の対話型情報トラフィックのた
めに帯域幅予約を実行する、上記方法。 (2)上記ユーザが、ネットワーク・プロバイダを介し
て、上記情報ネットワークへのアクセスを獲得し、上記
エージェントが上記ネットワーク・プロバイダに配置さ
れる、(1)記載の方法。 (3)上記ユーザが結合装置を介して上記情報ネットワ
ークと直接通信し、上記エージェントが上記情報ネット
ワーク内で自律サービスとして実現される、(1)記載
の方法。 (4)上記エージェントにより供給される情報が、上記
ユーザへの伝送以前に圧縮される、(1)乃至(3)の
いずれかに記載の方法。 (5)上記エージェントにより供給される情報が、要求
プロファイルに従いフィルタリングされ、フィルタリン
グされた情報だけが上記ユーザに伝送される、(1)乃
至(4)のいずれかに記載の方法。 (6)上記ユーザが上記要求を上記エージェントに書式
により伝達する、(1)乃至(5)のいずれかに記載の
方法。 (7)特に、少なくとも2つの探索エンジンが提供され
るワールド・ワイド・ウェブ(WWW)における使用の
ために、ユーザ要求に対して、少なくとも2つの探索ジ
ョブが並列に2つ以上の異なる探索エンジンに伝達され
る、(1)乃至(6)のいずれかに記載の方法。 (8)上記ユーザ要求に対して獲得される情報が、上記
探索エンジンにより上記エージェントに並列に伝達され
る、(7)記載の方法。 (9)ユーザにより要求される情報のために、情報ネッ
トワークを探索し、獲得された情報を上記ユーザに伝達
する装置であって、上記情報ネットワークが、情報を供
給する少なくとも1つのネットワーク・ノードを有する
ものにおいて、上記情報ネットワーク内でユーザ要求を
実行する少なくとも1つのエージェントと、上記ユーザ
と上記エージェントとの間の第1の通信手段と、上記エ
ージェントと上記情報ネットワークとの間の第2の通信
手段と、上記第1の手段を介して上記エージェントに伝
達される上記ユーザ要求、及び上記第2の通信手段を介
して上記エージェントにより獲得される情報を記憶する
記憶手段と、上記第2の通信手段を介して、上記ユーザ
から切り離されて、上記ユーザ要求を実行するプロセス
手段とを含み、上記エージェントが各場合に存在する伝
送容量に応じて、情報伝送のために帯域幅を最適化する
手段を有する、装置。 (10)上記ユーザ要求に際して、上記獲得された情報
を上記エージェントから上記ユーザに伝達する手段を含
む、(9)記載の装置。 (11)上記ユーザがネットワーク・プロバイダを介し
て上記情報ネットワークへのアクセスを獲得し、上記エ
ージェントが上記ネットワーク・プロバイダに配置され
る、(9)または(10)記載の装置。 (12)上記ユーザが結合装置を介して、上記情報ネッ
トワークと直接通信し、上記エージェントが上記情報ネ
ットワーク内で自律サービスとして実現される、(9)
または(10)記載の装置。 (13)上記ユーザが社内ネットワーク内に存在し、上
記社内ネットワークが上記情報ネットワークに接続さ
れ、上記エージェントが上記社内ネットワークと上記情
報ネットワークとの間の接続のインタフェースに配置さ
れる、(9)または(10)記載の装置。 (14)上記エージェントが、上記情報ネットワーク内
の追加の対話型情報トラフィックのために帯域幅予約を
実行する、(9)乃至(13)のいずれかに記載の装
置。 (15)上記エージェントが上記ユーザに伝送される情
報を圧縮する手段を有する、(9)乃至(14)のいず
れかに記載の装置。 (16)上記エージェントが上記エージェントにより供
給される情報をフィルタリングする手段を有し、上記フ
ィルタリング手段により、上記ユーザに伝送される情報
が要求プロファイルに従いフィルタリングされる、
(9)乃至(15)のいずれかに記載の装置。 (17)上記ユーザ要求を書式により上記ユーザから上
記エージェントに伝送する、(9)乃至(16)のいず
れかに記載の装置。 (18)上記情報ネットワーク内で、情報を並列に探索
し、獲得する手段を提供する、上記エージェントのオペ
レーティング・システムを含む、(9)乃至(17)の
いずれかに記載の装置。 (19)ユーザの要求に従い、情報ネットワーク内で情
報を探索して獲得し、この情報を、時間的に可変の伝送
帯域幅を有する回線ネットワークを介して、上記ユーザ
に伝達する方法であって、上記情報ネットワークが、情
報を供給する少なくとも1つのネットワーク・ノードを
有し、上記情報が、各々の場合において別の情報の少な
くとも1つの参照を含むものにおいて、上記ユーザの要
求に従い、情報を要求するステップと、既に受信された
情報を、参照に関して分析するステップと、上記分析に
おいて見い出された参照をファイリングするステップ
と、それに応じて参照される情報を、上記分析プロセス
から切り離して要求するステップと、上記回線ネットワ
ークの伝送帯域幅を監視し、有効帯域幅が各々の場合に
おいて存在するとき、上記参照情報を要求するステップ
と、を含む、方法。 (20)上記分析において見い出される参照を、URL
リストにファイリングするステップを含む、(19)記
載の方法。 (21)上記参照ファイルを優先連鎖に従い処理するス
テップを含む、(19)または(20)記載の方法。 (22)有効帯域幅が存在する場合、新たなプログラム
・スレッドの実行を各々の場合において生成するステッ
プを含む、(19)乃至(21)のいずれかに記載の方
法。 (23)ユーザにより要求される情報のために、情報ネ
ットワークを探索し、時間的に可変の伝送帯域幅を有す
る回線ネットワークを介して、獲得された情報を上記ユ
ーザに伝達する装置であって、上記情報ネットワーク
が、情報を供給する少なくとも1つのネットワーク・ノ
ードを有し、上記情報が各々の場合において、別の情報
の少なくとも1つの参照を含むものにおいて、ユーザ要
求を処理し、それに応じて、上記情報ネットワークから
情報を要求するプロセス手段と、既に獲得された情報
を、参照に関して分析するプロセス手段と、上記分析の
結果に応じて、上記参照情報を要求するプロセス手段
と、上記ユーザ要求、既に獲得された上記情報、及び上
記分析において見い出された参照を記憶する記憶手段
と、上記回線ネットワークの伝送帯域幅を監視し、それ
ぞれの伝送帯域幅に応じて、上記プロセス手段を活動化
し、上記参照情報を要求するタイム・スケジューリング
手段と、を含む、装置。 (24)上記参照情報を要求するプロセス手段が、有効
な上記伝送帯域幅に応じて、要求に対する新たなプログ
ラム・スレッドを生成する、(23)記載の装置。 (25)適切なURLのリストが、上記分析において見
い出された参照を記憶する記憶手段として提供される、
(23)または(24)記載の装置。 (26)FIFO記憶が、上記分析において見い出され
た参照を記憶する記憶手段として提供される、(23)
乃至(25)のいずれかに記載の装置。 (27)上記探索の取得深さに関する追加の情報が、上
記記憶手段にファイリングされる、(23)乃至(2
6)のいずれかに記載の装置。 (28)全てのユーザ要求が上記記憶手段にファイリン
グされる、(23)乃至(27)のいずれかに記載の装
置。 (29)上記ユーザにより指定される上記探索のフィル
タ条件が、上記記憶手段にファイリングされる、(2
3)乃至(28)のいずれかに記載の装置。 (30)上記参照情報を要求するプロセス手段が、上記
要求を処理するとき、特定の情報を該情報の固有の属性
により、他の情報より優先化する優先付け手段を有す
る、(23)乃至(29)のいずれかに記載の装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にもとづく従来技術による情報ネットワ
ークを示す図である。
【図2】本発明の第1の最適化ステージに従うサービス
の概要を示す図である。
【図3】図2と比較して、本発明に従う第2の最適化ス
テージを示す図である。
【図4】本発明に従うサービスが、ネットワークとネッ
トワーク・プロバイダとの間に配置される、図1に対応
する図である。
【図5】本発明に従い提案されるサービスが、ネットワ
ーク・プロバイダ自身と一緒に配置される、本発明の実
施例を示す、図1及び図4に対応する図である。
【図6】ユーザの要求において、本発明に従いバックグ
ラウンドで実行される文書探索を示す図である。
【図7】フローチャートを参照することにより、本発明
に従うエージェントの場合のジョブ処理の機能実行、及
び既存の文書間の参照にもとづく処理操作を示す図であ
る。
【図8】フローチャートを参照することにより、本発明
に従うエージェントの場合のジョブ処理の機能実行、及
び既存の文書間の参照にもとづく処理操作を示す図であ
る。
【図9】本発明に従う第2の最適化ステージの好適な実
施例のブロック図である。
【図10】本発明の第2の最適化ステージに従う取得及
び分析プロセスの時間進行を示す図である。
【図11】ジョブ処理のための基本クラスが表現される
(UML(統一モデリング言語)に従う記述)エージェ
ントのオブジェクト・モデル例を示す図である。
【図12】本発明の第2の最適化ステージに従うオブジ
ェクト指向ジョブ・スケジューラの性能の好適な形態を
示す図である。
【図13】本発明に従うジョブ処理の詳細概要を示す対
話図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ドクター、ヨッヒェン・サンドフォス ドイツ、ディ−68159マンハイム、ジェ イ1 12 (56)参考文献 特開 平9−54776(JP,A) 特開 昭64−41358(JP,A) 特開 平8−321895(JP,A) 特開 平7−49880(JP,A) 特開 平6−301577(JP,A) 特開 平9−26974(JP,A) 特開 平4−299458(JP,A) 特表 平11−506233(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/30 G06F 13/00 JICSTファイル(JOIS)

Claims (30)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユーザの要求に従い、情報ネットワーク内
    で情報を探索して獲得し、この情報を上記ユーザに伝達
    する方法であって、上記情報ネットワークが、情報を供
    給する少なくとも1つのネットワーク・ノードを有する
    ものにおいて、 上記ユーザの要求が最初にエージェントに伝達され、該
    エージェントが上記ユーザから切り離されて、上記情報
    ネットワーク内で上記要求を上記情報ネットワークの低
    ネットワーク利用度の時に実行し、 情報の伝送に先立ち、上記エージェントが、上記情報ネ
    ットワーク内の追加の対話型情報トラフィックのために
    帯域幅予約を実行する、上記方法。
  2. 【請求項2】上記ユーザが、ネットワーク・プロバイダ
    を介して、上記情報ネットワークへのアクセスを獲得
    し、上記エージェントが上記ネットワーク・プロバイダ
    に配置される、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】上記ユーザが結合装置を介して上記情報ネ
    ットワークと直接通信し、上記エージェントが上記情報
    ネットワーク内で自律サービスとして実現される、請求
    項1記載の方法。
  4. 【請求項4】上記エージェントにより供給される情報
    が、上記ユーザへの伝送以前に圧縮される、請求項1乃
    至請求項3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】上記エージェントにより供給される情報
    が、要求プロファイルに従いフィルタリングされ、フィ
    ルタリングされた情報だけが上記ユーザに伝送される、
    請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】上記ユーザが上記要求を上記エージェント
    に書式により伝達する、請求項1乃至請求項5のいずれ
    かに記載の方法。
  7. 【請求項7】特に、少なくとも2つの探索エンジンが提
    供されるワールド・ワイド・ウェブ(WWW)における
    使用のために、ユーザ要求に対して、少なくとも2つの
    探索ジョブが並列に2つ以上の異なる探索エンジンに伝
    達される、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の方
    法。
  8. 【請求項8】上記ユーザ要求に対して獲得される情報
    が、上記探索エンジンにより上記エージェントに並列に
    伝達される、請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】ユーザにより要求される情報のために、情
    報ネットワークを探索し、獲得された情報を上記ユーザ
    に伝達する装置であって、上記情報ネットワークが、情
    報を供給する少なくとも1つのネットワーク・ノードを
    有するものにおいて、 上記情報ネットワーク内でユーザ要求を実行する少なく
    とも1つのエージェントと、 上記ユーザと上記エージェントとの間の第1の通信手段
    と、 上記エージェントと上記情報ネットワークとの間の第2
    の通信手段と、 上記第1の手段を介して上記エージェントに伝達される
    上記ユーザ要求、及び上記第2の通信手段を介して上記
    エージェントにより獲得される情報を記憶する記憶手段
    と、 上記第2の通信手段を介して、上記ユーザから切り離さ
    れて、上記ユーザ要求を実行するプロセス手段とを含
    み、 上記エージェントが各場合に存在する伝送容量に応じ
    て、情報伝送のために帯域幅を最適化する手段を有す
    る、 装置。
  10. 【請求項10】上記ユーザ要求に際して、上記獲得され
    た情報を上記エージェントから上記ユーザに伝達する手
    段を含む、請求項9記載の装置。
  11. 【請求項11】上記ユーザがネットワーク・プロバイダ
    を介して上記情報ネットワークへのアクセスを獲得し、
    上記エージェントが上記ネットワーク・プロバイダに配
    置される、請求項9または請求項10記載の装置。
  12. 【請求項12】上記ユーザが結合装置を介して、上記情
    報ネットワークと直接通信し、上記エージェントが上記
    情報ネットワーク内で自律サービスとして実現される、
    請求項9または請求項10記載の装置。
  13. 【請求項13】上記ユーザが社内ネットワーク内に存在
    し、上記社内ネットワークが上記情報ネットワークに接
    続され、上記エージェントが上記社内ネットワークと上
    記情報ネットワークとの間の接続のインタフェースに配
    置される、請求項9または請求項10記載の装置。
  14. 【請求項14】上記エージェントが、上記情報ネットワ
    ーク内の追加の対話型情報トラフィックのために帯域幅
    予約を実行する、請求項9乃至請求項13のいずれかに
    記載の装置。
  15. 【請求項15】上記エージェントが上記ユーザに伝送さ
    れる情報を圧縮する手段を有する、請求項9乃至請求項
    14のいずれかに記載の装置。
  16. 【請求項16】上記エージェントが上記エージェントに
    より供給される情報をフィルタリングする手段を有し、
    上記フィルタリング手段により、上記ユーザに伝送され
    る情報が要求プロファイルに従いフィルタリングされ
    る、請求項9乃至請求項15のいずれかに記載の装置。
  17. 【請求項17】上記ユーザ要求を書式により上記ユーザ
    から上記エージェントに伝送する、請求項9乃至請求項
    16のいずれかに記載の装置。
  18. 【請求項18】上記情報ネットワーク内で、情報を並列
    に探索し、獲得する手段を提供する、上記エージェント
    のオペレーティング・システムを含む、請求項9乃至請
    求項17のいずれかに記載の装置。
  19. 【請求項19】ユーザの要求に従い、情報ネットワーク
    内で情報を探索して獲得し、この情報を、時間的に可変
    の伝送帯域幅を有する回線ネットワークを介して、上記
    ユーザに伝達する方法であって、上記情報ネットワーク
    が、情報を供給する少なくとも1つのネットワーク・ノ
    ードを有し、上記情報が、各々の場合において別の情報
    の少なくとも1つの参照を含むものにおいて、 上記ユーザの要求に従い、情報を要求するステップと、 既に受信された情報を、参照に関して分析するステップ
    と、 上記分析において見い出された参照をファイリングする
    ステップと、 それに応じて参照される情報を、上記分析プロセスから
    切り離して要求するステップと、 上記回線ネットワークの伝送帯域幅を監視し、有効帯域
    幅が各々の場合において存在するとき、上記参照情報を
    要求するステップと、 を含む、方法。
  20. 【請求項20】上記分析において見い出される参照を、
    URLリストにファイリングするステップを含む、請求
    項19記載の方法。
  21. 【請求項21】上記参照ファイルを優先連鎖に従い処理
    するステップを含む、請求項19または請求項20記載
    の方法。
  22. 【請求項22】有効帯域幅が存在する場合、新たなプロ
    グラム・スレッドの実行を各々の場合において生成する
    ステップを含む、請求項19乃至請求項21のいずれか
    に記載の方法。
  23. 【請求項23】ユーザにより要求される情報のために、
    情報ネットワークを探索し、時間的に可変の伝送帯域幅
    を有する回線ネットワークを介して、獲得された情報を
    上記ユーザに伝達する装置であって、上記情報ネットワ
    ークが、情報を供給する少なくとも1つのネットワーク
    ・ノードを有し、上記情報が各々の場合において、別の
    情報の少なくとも1つの参照を含むものにおいて、 ユーザ要求を処理し、それに応じて、上記情報ネットワ
    ークから情報を要求するプロセス手段と、 既に獲得された情報を、参照に関して分析するプロセス
    手段と、 上記分析の結果に応じて、上記参照情報を要求するプロ
    セス手段と、 上記ユーザ要求、既に獲得された上記情報、及び上記分
    析において見い出された参照を記憶する記憶手段と、 上記回線ネットワークの伝送帯域幅を監視し、それぞれ
    の伝送帯域幅に応じて、上記プロセス手段を活動化し、
    上記参照情報を要求するタイム・スケジューリング手段
    と、 を含む、装置。
  24. 【請求項24】上記参照情報を要求するプロセス手段
    が、有効な上記伝送帯域幅に応じて、要求に対する新た
    なプログラム・スレッドを生成する、請求項23記載の
    装置。
  25. 【請求項25】適切なURLのリストが、上記分析にお
    いて見い出された参照を記憶する記憶手段として提供さ
    れる、請求項23または請求項24記載の装置。
  26. 【請求項26】FIFO記憶が、上記分析において見い
    出された参照を記憶する記憶手段として提供される、請
    求項23乃至請求項25のいずれかに記載の装置。
  27. 【請求項27】上記探索の取得深さに関する追加の情報
    が、上記記憶手段にファイリングされる、請求項23乃
    至請求項26のいずれかに記載の装置。
  28. 【請求項28】全てのユーザ要求が上記記憶手段にファ
    イリングされる、請求項23乃至請求項27のいずれか
    に記載の装置。
  29. 【請求項29】上記ユーザにより指定される上記探索の
    フィルタ条件が、上記記憶手段にファイリングされる、
    請求項23乃至請求項28のいずれかに記載の装置。
  30. 【請求項30】上記参照情報を要求するプロセス手段
    が、上記要求を処理するとき、特定の情報を該情報の固
    有の属性により、他の情報より優先化する優先付け手段
    を有する、請求項23乃至請求項29のいずれかに記載
    の装置。
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