JP3263737B2 - 断層振動変位計測装置 - Google Patents

断層振動変位計測装置

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JP3263737B2
JP3263737B2 JP11780698A JP11780698A JP3263737B2 JP 3263737 B2 JP3263737 B2 JP 3263737B2 JP 11780698 A JP11780698 A JP 11780698A JP 11780698 A JP11780698 A JP 11780698A JP 3263737 B2 JP3263737 B2 JP 3263737B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、断層の振動変位
計測装置に関し、特に地震や発破等の動的応力伝播に関
連した岩盤内の断層や活断層等の相対的振動変位を計測
するための断層振動変位計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、地震工学あるいは地球物理学
の分野において、地震の発生メカニズムや地震による岩
盤のダメージを適正に評価すべく、岩盤等の地震波計測
やひずみ計測が行われている。そして、かかる岩盤内の
地震動に関連する計測方法としては、一般に地震計、加
速度計によるものが採用されている。これら従来の計測
装置は、岩盤内を伝播する地震動の動的応力波に伴う岩
盤表面の振動を共振する振動子の振幅あるいは振動圧力
として計測することにより、地震動に関連した岩盤の現
象を解析するものであった。
【0003】ところで崩落事故の起きたトンネルについ
て事後に詳細な解析評価を行った結果、もともと岩盤内
に存在していた亀裂が浸透水の凍結融解や地震の影響な
どを被り、長年の経年劣化によって一気に成長し破断し
たと判断された例がある。又阪神大震災は、地表近くに
存在する活断層がひずみエネルギの解放により滑り破壊
を生じたものとされている。
【0004】このように岩盤に関わる事故や災害の多く
は岩盤内の亀裂、割れ目、断層などの不連続な部分の破
壊の問題と考えられており、このような岩盤内の不連続
な部分を力学的に考える場合には、実際の現象把握を通
じて破壊に至るプロセスを解明する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の地震
計、加速度計による計測は、特定した断層の振動変位を
解析するものではなく、岩盤内を伝播する地震動の振動
方向とその大きさを包括的に評価するものであった。従
って従来の計測装置では、地震動の発生に直接的に関連
すると推察される断層の変位挙動、即ち地震動が岩盤内
に蓄積されたひずみエネルギーの解放として断層の滑り
破壊現象を生ずるとする地震メカニズムに関連した断層
の挙動をいち早く適正に検出することはできなかった。
又地震動の伝播に伴って残留変形等の影響を被る断層変
状を特定して評価することも困難であった。
【0006】このように岩盤内に存在する断層等の不連
続面において破壊に至るまでの挙動現象を計測した例は
未だなく、又地震によって発生した急激な断層ずれ変位
についても、それ以前の微少変位を直接的に観測した例
はなかった。これは上述したように従来の地震計、加速
度計が地震動の発生後における岩盤内の伝播現象を把握
して評価するものに過ぎなかったのに加え、岩盤が高い
剛性を持つため破壊前の挙動は非常に微細であり、従来
の岩盤表面に設置するひずみ計等では計測不能であった
ためである。
【0007】又、地震動に関連した断層の挙動は三次元
的に評価する必要があるが、仮に従来のひずみ計等を用
いて行うとすれば、断層を挟む両岩盤内に計測器設置空
間を多数設け、多点計測を行って相対差評価を行わねば
ならず膨大な実験作業を必要とするという問題があっ
た。
【0008】この発明は、上記のような従来の問題点を
鑑みてなされたものであり、岩盤内の断層の三次元的な
振動変位の評価を容易に行うことができると共に、地震
発生前の活断層の微少変動や周辺地震動による断層の変
状を三次元的変位として、高精度かつ効率的に特定計測
し得る断層振動変位計測装置を提供することを目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明の断層振動変位計測装置は、断層面を挟む
一方の孔井に固定する計測部にあって互いに交差する少
なくとも三面の計測面と、断層面を挟む他方の孔井に固
定するセンサ部にあって1KHz以上の応答性能を備え
前記計測面に直交する少なくとも三方向の振動変位セン
サと、前記断層面を挟む何れか一方の孔井に固定する加
速度センサと、この加速度センサ又は振動変位センサの
信号レベルをトリガとして入力する制御部を備えること
を特徴とするものである。
【0010】孔井は岩盤内に存在する断層面を横断して
穿孔し、この孔井内に設置する断層振動変位計測装置
は、断層を挟む岩盤内に各々独立して固定設置された計
測部及びセンサ部間の相対的な振動変位と残留変位を三
次元的に計測し、加速度センサによって岩盤内を伝播す
る応力波を併せて計測することで絶対的な振動評価を得
る。
【0011】なお、計測部及びセンサ部は着脱可能な固
定ガイド部材によって一体として孔井内に挿入し、各々
を伸縮手段により固定した後、固定ガイド部材を抜き取
る。振動変位センサには地震動に追随し得る1KHz以
上の応答性能を備える公知のもの、例えば差動トランス
型振動変位センサを用いる。
【0012】計測部及びセンサ部は各々の岩盤に固定さ
れるため各岩盤の振動が妨げられることなく伝達され、
これにより両者の相対的な振動変位が計測できる。一方
加速度センサは公知の例えば半導体式のものをセンサ部
側の孔井壁面に圧着して設置し、この側の岩盤内の応力
波を計測するので、当該岩盤の振動を特定することがで
き、相対的振動変位を各岩盤の絶対的な振動評価に変換
することが可能になる。
【0013】振動変位センサと加速度センサは、各種接
続ラインを介して当該センサの増幅器、AD変換器、計
測制御とデータ収集を行うCPU及びメモリと接続して
おり、この制御部に相対的振動変位と加速度センサの信
号を常時入力する。制御部には加速度センサ又は振動変
位センサの検出レベルがトリガとして設定され、トリガ
を高速検出した後の振動変位等を順次メモリに記録す
る。これにより波形の高速計測が可能になる。
【0014】又請求項2記載の断層振動変位計測装置
は、計測部及びセンサ部を収容する筒状部材の円周に少
なくとも2面の孔壁圧着部を備え、前記振動変位センサ
は、孔井半径方向の振動変位を孔軸方向の振動変位に変
換するための測定アームを備えることを特徴とするもの
である。
【0015】計測部及びセンサ部を孔井内の断層を挟ん
で設置する際には、油圧シリンダーやスプリングなどの
伸縮手段によって固定部材を筒状部材の径方向外方に向
って突出させ、この固定部材の反対面に存する少なくと
も2面の孔壁圧着部を孔壁岩盤面に加圧固定する。孔壁
圧着部を多くすることで地震時にも岩盤に安定的に固定
されるので、岩盤の振動を妨げることなく測定すること
ができる。
【0016】振動変位センサと用いる例えば差動トラン
ス型変位センサの孔井の半径方向に振動する測定子は、
測定アームを有するリンク伝達機構を介して半径方向の
動きを孔軸方向に変換し差動トランス部に伝達する。こ
のため、半径方向の挙動であっても差動トランス部の長
さを限定する必要がなくなるため大きな振幅に対しても
対処可能となる。なお孔軸方向の振動変位センサは、通
常の直接圧着のものでよい。
【0017】
【発明の実施の形態】次にこの発明の実施の形態を添付
図面に基づき詳細に説明する。図1は岩盤内の断層の振
動変位を計測するための、断層振動変位計測装置の一例
を示すもので、断層振動変位計1は、断層面である破砕
帯2を横断して、岩盤3,4に穿孔形成した孔井5内に
おいて、破砕帯2を挟んだ一方の岩盤3内に固定手段6
によって固定設置された計測部7と、他方の岩盤4内に
同様な固定手段6によって固定設置されたセンサ部8及
び加速度センサ9を有する。このセンサ部8は計測部7
とは分離した部材であるが相互に接触した状態で設置さ
れる。
【0018】計測部7は、先端が縮径する第一筒状部材
10の後端に設けるもので、平坦で互いに直角に交差す
る三面の計測面を有する。一方センサ部8は第一筒状部
材10に後続する第二筒状部材11の先端に設けるもの
で、前記計測面に垂直に対向する三軸方向に各々設けら
れた三台の振動変位センサが取付けられている。
【0019】これら第一及び第二筒状部材10,11は
夫々2箇所の固定手段6によって岩盤3,4に夫々固定
されているが、この固定手段の詳細を図2及び図3に基
づき説明する。図2は図1におけるa部拡大図、図3は
図2のIII−III断面を示す断面図である。固定手段6
は、第一筒状部材10の径方向を横断するシリンダ12
と、筒状部材の外面に設ける2箇所の孔壁圧着部13,
13からなる。
【0020】シリンダ12には油圧ライン12aに接続
する油圧室12bと、スプリング12cを内設するバネ
室12dとが設けられ、これら油圧とバネの荷重バラン
スで移動する圧着固定ロッド12eを内蔵する。圧着固
定ロッド12eのバネ室12d側の端部にはロッド頭部
12fが、又油圧室12b側の端部には突起12gが設
けられている。
【0021】突起12g側の筒状部材の外周には着脱可
能な外装部材として固定ガイド部材14が配設される。
固定ガイド部材14は各筒状部材10,11の外周面に
沿って湾曲する薄板で、この板材には突起12gに係止
する係止孔14aが設けられている。
【0022】油圧ライン12aを介して油圧力を供給す
ると図4に示すように圧着固定ロッド12eは油圧力が
スプリング12cの弾性力を上回るため突起12gが係
止孔14aに係止することになる。これにより計測部7
及びセンサ部8を固定ガイド部材14に固定することが
でき、一体化した断層振動変位計1として孔井5内に挿
入することができる。
【0023】この固定ガイド部材14には後続して図示
しない支持台車が設けられ、その後方には延長して孔口
に至る図示しない延長ロッドが接続している。又支持台
車には孔井壁面を目視するためのボアホールテレビが取
付けられている。断層振動変位計1を固定ガイド部材1
4に一体固定した状態で孔井内に挿入すると共に延長ロ
ッドを順次継ぎ足して孔井内に押込むことにより固定ガ
イド部材14をスライド移動させる。
【0024】この時ボアホールテレビを介して孔井の壁
面を目視し、破砕帯2の正確な位置を確認する。その
後、固定ガイド部材14を所定長さ引き戻して、破砕帯
2を挟んだ位置に計器を配設する。この時孔口の作業ベ
ースから油圧ライン12aを介して負荷していた油圧力
を減じ、圧着固定ロッド12eをスプリング12cの反
発力によってスライドさせ、突起12gを引き込む。こ
れにより固定ガイド部材14の係止状態が解除されるの
で、延長ロッドを介して引き抜くことができる。
【0025】一方圧着固定ロッド12eが移動してロッ
ド頭部12fが孔壁に当接すると、孔壁圧着部13が孔
壁面を押圧するので3点支持により計器を孔井内に強固
に固定することになる。なお計測終了後には、再度固定
ガイド部材14等を挿入した後、孔壁面への圧着を解除
して計器を回収する。
【0026】各固定手段6は少なくとも二面以上の孔壁
圧着部13とロッド頭部12fにより孔壁に強固に圧着
されるので、地震の振動に際しても岩盤に安定的に固定
され、岩盤の振動を妨げることなく計測部7及びセンサ
部8に伝達することができる。
【0027】次に計測部及びセンサ部の詳細を図5に基
づき説明する。図5は図1のb部拡大図である。計測部
7の計測面は第一筒状部材10に直交する孔軸直交面7
aと、これの後方垂直方向に延長固定した互いに直角に
交差する2枚の孔軸平行面7b,7cからなる。これら
の各計測面に垂直に対向して孔軸直交面振動変位センサ
8aと、孔軸平行面振動変位センサ8b,8cが支持基
台8dを介して三軸方向に各々取付けられている。
【0028】なお、計測部7とセンサ部8との間隙部分
に孔井内の地下水が浸入しないよう、自在に変形する耐
水部材としてのメンブレン15が取付けられ計測面や振
動変位センサを防護している。
【0029】ここで各振動変位センサ8a,8b,8c
には、地震時の振動等動的な現象に対応し得る1KHz
以上の応答性能を備える公知の差動トランス変位センサ
(以下「LVDT変位センサ」と記す。)を用いる。こ
れらは夫々差動トランス部16と計測面にスプリングを
介して圧着する測定子17を有し、この測定子17の移
動により比例的に変化する2次信号を検波して直流信号
として出力することにより計測面の変位を検出するもの
である。
【0030】又孔軸平行面振動変位センサ8b,8cは
図6の拡大断面図にも示すように孔井の半径方向に振動
する測定子17を有するため、ヒンジ部材により回動可
能に支持される測定アーム18を介して半径方向の動き
を孔軸方向に動きに変換し、スピンドル16a及びコア
16bにより差動トランス部16に伝達する。このよう
に半径方向の挙動であっても孔軸方向に設置する差動ト
ランス部16を用いるので大きな振幅に対しても対処可
能となる。
【0031】このように計測部7及びセンサ部8は各々
の岩盤3,4に独立して固定されるため各岩盤の振動が
妨げられることなく伝達され、これにより両者の相対的
な振動変位が計測可能となる。
【0032】一方加速度センサ9は公知の例えば半導体
式の振動加速度計等をセンサ部8側の孔井壁面に圧着し
て設置する。加速度センサ9は、各振動変位センサ8
a,8b,8cの変位計測方向に対応する感度方向を備
え、一方の岩盤内の応力波の加速度を計測するので、当
該岩盤の振動を特定することができ、これと破砕帯2を
挟む両岩盤3,4の相対的振動変位を考慮することで、
各岩盤の絶対的な振動評価を得ることが可能になる。な
お、上記実施形態では加速度センサ9をセンサ部8側の
岩盤4に固定したが、断層面を挟む何れか一方の孔井に
固定すればよい。
【0033】図7に示すように加速度センサ9と各振動
変位センサの差動トランス部16は、各種接続ライン1
9を介して当該各センサの増幅器20やAD変換器2
1、更には計測制御とデータ収集を行うCPU22a及
び各種メモリ22bを備える制御部22と接続してお
り、この制御部22に相対的振動変位と加速度センサの
信号を入力する。
【0034】制御部22には予めBCDコードSW22
cにより基準値として例えば振動変位センサの信号レベ
ルがトリガとして設定され、この基準値より大きい変位
データが入力された場合、CPU22aは順次メモリ2
2bに記録する。記録された変位データはパーソナルコ
ンピュータ23に出力され、このデータを蓄積すること
により波形の高速計測が可能になる。又、各振動変位セ
ンサ用の増幅器20をセンサ部8の内側に設置すること
により、孔井内の信号ラインにおける信号ノイズや信号
減衰の影響を排除することができる。
【0035】以上説明したような断層振動変位計測装置
を用いることにより断層を挟んだ2点間の相対変化を1
/500mmオーダーで検出する。この計測により断層
がどの方向にどれだけの大きさで微少滑りを生じ、その
滑り変位によってどれだけの微少開きを生じたか評価で
きる。この計測技術を例えば崩壊に至る亀裂に適用すれ
ば、亀裂が成長して破断に至る直前の劣化や応力集中の
過程でどのような微小挙動を呈するかを直接的に計測す
ることが可能となる。又このような破壊に至る現象デー
タを集積し、分析することにより、亀裂の破壊に対する
危険度を評価する予知システムへの発展することもでき
る。
【0036】又地震動によって生ずる断層の微小振動現
象や残留変位挙動を直接的に計測することで、加わった
応力レベルと微小挙動の関係やエネルギの解放と残留変
形の関係を解明することもできる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の振動変
位計測装置は、断層面を挟む一方の孔井に固定する計測
面と、断層面を挟む他方の孔井に固定するセンサ部にあ
って1KHz以上の応答性能を備え計測面に直交する少
なくとも三方向の振動変位センサと、前記断層面を挟む
何れか一方の孔井に固定する加速度センサと、この加速
度センサ又は振動変位センサの信号レベルをトリガとし
て入力する制御部を備えるので、断層の微少な振動変位
を的確に三次元評価することができると共に、地震動に
伴う応力波の加速度とそれに関連する断層面の三次元的
な振動変位を考慮することで断層面を挟む各岩盤の絶対
的な振動評価を得ることが可能になる。
【0038】更に、地震の発生に伴う断層ずれ変形によ
る被害防止及び地震発生予知の観点から、振動変位計測
装置を利用することで、地表近傍の活断層あるいは地殻
プレートのトランスフォームに存在する断層を特定して
直接計測するような地震等の監視を高精度かつ効果的に
行うことができる。
【0039】又請求項2記載の振動変位計測装置は、計
測部及びセンサ部の各々を収容する筒状部材の円周に少
なくとも2面の孔壁圧着部を備え、変位センサとして孔
井半径方向の振動変位を孔軸方向の振動変位に変換する
ための測定アームを備えるので、振動変位計測装置の外
径を小さく押さえることができ、計測に占めるボアホー
ルの穿孔費用の節約にも効果的となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】断層振動変位計の設置状況を示す断面図であ
る。
【図2】図1のa部拡大図である。
【図3】図2のIII−III断面を示す断面図である。
【図4】図3における固定ガイド部材係止時の断面図で
ある。
【図5】図1のb部拡大図である。
【図6】孔軸平行面振動変位センサの拡大断面図であ
る。
【図7】断層振動変位計測装置の制御部のブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 断層振動変位計 2 破砕帯 3 岩盤 4 岩盤 5 孔井 6 固定手段 7 計測部 8 センサ部 9 加速度センサ 22 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野寺 勇記 埼玉県春日部市大沼3丁目103番地 株 式会社テラ内 審査官 本郷 徹 (56)参考文献 特開 昭60−203723(JP,A) 特開 平6−138245(JP,A) 特開 平9−145849(JP,A) 特開 昭57−40608(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01V 1/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 岩盤内に存在する断層面を横断して孔井
    を穿孔し、この孔井内に設置して三次元的な振動変位を
    計測するための振動変位計測装置であって、前記断層面
    を挟む一方の孔井に圧力シリンダーやスプリング等の伸
    縮手段によって固定する計測部と、この計測部にあって
    互いに交差する少なくとも三面の計測面と、断層面を挟
    む他方の孔井に前記伸縮手段によって固定するセンサ部
    と、このセンサ部にあって1KHz以上の応答性能を備
    え前記計測面に直交する少なくとも三方向の振動変位セ
    ンサと、前記断層面を挟む何れか一方の孔井に前記伸縮
    手段によって固定する加速度センサと、この加速度セン
    サ又は振動変位センサの信号レベルをトリガとして入力
    する制御部を備えることを特徴とする断層振動変位計測
    装置。
  2. 【請求項2】 前記計測部及び前記センサ部は、各々を
    収容する筒状部材の円周に少なくとも2面の孔壁圧着部
    を備え、前記振動変位センサは、孔井半径方向の振動変
    位を孔軸方向の振動変位に変換するための測定アームを
    備えることを特徴とする請求項1記載の断層振動変位計
    測装置。
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KR102023192B1 (ko) * 2018-05-24 2019-11-04 이현주 지진감지모듈을 포함한 지진예보시스템 및 지진예보방법
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