JP3263717B2 - 歯磨補助剤及びそれが混入された歯磨剤 - Google Patents

歯磨補助剤及びそれが混入された歯磨剤

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯を磨くときに歯
磨きと共に使用する歯磨補助剤及びそれが混入された歯
磨剤に関し、特に、歯垢、歯石をきれいに落とす効果を
有する歯磨補助剤及びそれが混入された歯磨剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、歯磨剤には粉歯磨きが使用されて
いたが、現在では練り歯磨きが主流となり、歯磨剤の中
には、歯に付着する歯垢、歯石、細胞膜を除去する清掃
料、歯の表面を適度に磨く研磨剤、乳酸中和剤、甘味
剤、香料、及び色素が含まれている。練り歯磨きは、粉
歯磨きに、水、グリセリン、発泡剤、結合剤などを加え
て練ってペースト状とし、チューブや一定の容器に充填
したものである。そして、歯を磨くときにはこれらの歯
磨剤を歯ブラシに付着させて歯を磨いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】虫歯の原因となる歯垢
は、歯の表面に付着したタンパク質、糖分等の中に多く
のバクテリアが増殖したものであり、この歯垢がそのま
まにされると唾液中のカルシウム分によって固められて
歯石が形成される。いったん歯石が形成されるとその周
辺に歯垢が付着して虫歯の原因となる。しかしながら、
一度形成された歯石を落とすのは難しく、多くの場合は
歯科医によって削ってもらっていた。そして、従来の歯
磨剤では歯を磨いただけでは歯垢、歯石をきれいに落と
すことができないという問題があった。本発明は、かか
る従来の問題点を解決するためになされたものであっ
て、その目的とするところは、歯垢、歯石をきれいに落
とす効果を有する歯磨補助剤及びそれが混入された歯磨
剤を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本出願人は、モロヘイヤ
に含まれる成分が、歯垢、歯石等を落とす効果を有する
ことを見出し、モロヘイヤを歯磨補助剤として使用する
ことにより、あるいはモロヘイヤを混入した歯磨剤を使
用して歯を磨くことにより歯垢、歯石をきれいに落とす
ことができることに着目して本発明を完成させたもので
ある。すなわち、前記目的を達成するための手段として
請求項1記載の歯磨補助剤では、歯磨剤と共に使用する
歯磨補助剤であって、モロヘイヤ粉末からなる構成とし
た。請求項2記載の歯磨剤では、粉状やペ−スト状の歯
磨きにモロヘイヤ粉末を混入して形成した構成とした。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。まず、請求項1記載の歯磨補助剤について
説明する。本実施例の歯磨補助剤は、モロヘイヤの葉、
茎を乾燥させた後、粉砕して形成したモロヘイヤ粉末で
構成している。
【0006】本実施例で使用するモロヘイヤとは、アフ
リカ、インド原産の食用の麻で、シナノキ科、ツナソ属
の食用農産物である。そして、主にエジプトで生産さ
れ、我国でも最近輸入されるようになり、また我国でも
一部の地方で栽培が行われるようになってきた。食用と
されるのはやわらかい葉の部分であり、粉末として食用
に供されるときは茎も含めて粉末とされて食用とされ
る。また、各種ビタミン、ミネラル類が豊富に含まれた
栄養価の高い緑黄色野菜である。
【0007】前記モロヘイヤ粉末を製造するときは、ま
ず、約0〜30℃の温度と乾燥庫内湿度30%程度以下
の乾燥空気をモロヘイヤの葉や茎に強制的に当てて低温
低湿度乾燥させる。低温低湿度乾燥は、例えば、実公昭
62ー3633号公報に記載された「除湿機」を用いて
行うのが好ましい。低温低湿度乾燥を行なうのは、天日
乾燥のような紫外線による成分の変質、熱風乾燥のよう
な熱によるタンパク質の変性、ビタミン類の破壊を防止
し、良質の乾燥モロヘイヤを短時間のうちに得るためで
ある。
【0008】乾燥されたモロヘイヤは粉砕機によって1
〜100μに細かく粉砕する。このとき粉砕機が熱を発
生すると、その熱を受けてモロヘイヤの成分が変質する
おそれがあるので、粉砕機としては、粉砕する際にモロ
ヘイヤに熱を与えない構造のものを使用する。
【0009】前記乾燥されて粉末とされたモロヘイヤ粉
末は歯磨補助剤として使用され、使用する場合には、歯
を磨くときに練り歯磨きや粉歯磨きと共に歯ブラシに付
着させて歯を磨く。練り歯磨きとしては、一般的に使用
されている研磨剤、湿潤剤、発泡剤、粘結剤、香味剤、
保存料等が含まれたものを使用し、歯磨補助剤の付着割
合は練り歯磨きの重量に対し、10%程度の割合のもの
を付着させて使用する。このように、粉末とされたモロ
ヘイヤを歯磨補助剤として使用することにより歯に付着
した歯垢、歯石を効率よく落とすことができる。
【0010】したがって、本実施例の歯磨補助剤では、
モロヘイヤが低温低湿度乾燥されて粉末とされているの
で、モロヘイヤに含まれる成分は熱によって破壊される
ことなく、タンパク質、ビタミン、糖分等の成分が分解
されずに残り、このモロヘイヤの粉末を歯磨補助剤とし
て、練り歯磨きと共に使用して歯を磨いた場合には、モ
ロヘイヤに含まれる成分、ビタミン、ミネラル、タンパ
ク質等が歯ぐきに栄養を与えると共に、モロヘイヤの成
分が歯の歯垢、歯石に作用し、歯の歯垢、歯石をきれい
に落とすことができる。また、モロヘイヤに含まれる葉
緑素によって口中の脱臭、臭気発生防止がなされる等の
効果が得られる。
【0011】次に、請求項2記載の歯磨剤について説明
する。本実施例の歯磨剤は、前記実施例のモロヘイヤ粉
末、すなわち、歯磨補助剤を練り歯磨きや粉歯磨きに混
入したものである。モロヘイヤ粉末の製造方法としては
前記実施例と同様に低温低湿度乾燥によって製造する。
【0012】次に、モロヘイヤ粉末をペースト状の練り
歯磨きや粉状の粉歯磨きと混練する。練り歯磨きや粉歯
磨きとしては、一般的に使用されている研磨剤、湿潤
剤、発泡剤、粘結剤、香味剤、保存料等が含まれたもの
を使用し、モロヘイヤ粉末の練り歯磨きへの混練割合と
しては、歯磨きの重量に対しモロヘイヤ粉末を約10%
程度混練する。そして混練後は、チューブ等の容器に充
填する。歯を磨くときには、前記チューブから歯磨剤を
適当量押し出し歯ブラシに付着させて歯を磨く。これに
より歯に付着した歯垢、歯石を効率よく落とすことがで
きる。
【0013】したがって、本実施例の歯磨剤では、モロ
ヘイヤ粉末が混入されているので、歯を磨くときにモロ
ヘイヤに含まれる成分、ビタミン、ミネラル、タンパク
質等が歯ぐきに栄養を与えると共に、モロヘイヤの成分
が歯の歯垢、歯石に作用し、歯の歯垢、歯石をきれいに
落とすことができる。また、モロヘイヤに含まれる葉緑
素によって口中の脱臭、臭気発生防止がなされる等の効
果が得られる。
【0014】以上、本発明の実施例を説明してきたが、
本発明の具体的な構成は前記実施例に限定されるもので
はなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の変更等があって
も本発明に含まれる。
【0015】例えば、前記実施例では、歯磨補助剤はモ
ロヘイヤ粉末だけで構成したが、これに甘味料や香料等
を加えることも可能である。また、この粉末に水、グリ
セリン、発泡剤、結合剤等を加えてペ−スト状にするこ
とも可能である。また、実施例では、モロヘイヤ粉末は
低温低湿度乾燥させるとしたが、それ以外の天日乾燥や
熱風乾燥等の他の方法により乾燥させたものでもよい。
また、モロヘイヤ粉末としては、モロヘイヤからエキス
を抽出し、これを凍結乾燥や噴霧乾燥等の公知の方法で
粉末としたものでもよい。また、前記抽出エキスを粉末
の代わりにそのまま、あるいは歯磨きに混入して使用し
てもよい。また、実施例ではモロヘイヤの混入割合を練
り歯磨きに対して10%(重量)としたが、用途、歯磨
剤の種類に応じ混合割合を増減することも可能である。
【0016】
【発明の効果】以上説明してきたように請求項1記載の
歯磨補助剤は、モロヘイヤ粉末で形成しているので、練
り歯磨き等と共に使用して歯を磨いた場合には、モロヘ
イヤに含まれる成分、ビタミン、ミネラル、タンパク質
等が歯ぐきに栄養を与えると共に、モロヘイヤの成分が
歯の歯垢、歯石に作用し、歯の歯垢、歯石をきれいに落
とすことができる。また、モロヘイヤに含まれる葉緑素
によって口中の脱臭、臭気発生防止がなされる等の効果
が得られる。
【0017】請求項2記載の歯磨剤では、モロヘイヤ粉
末が混入されているので、歯を磨くときにモロヘイヤに
含まれる成分、ビタミン、ミネラル、タンパク質等が歯
ぐきに栄養を与えると共に、モロヘイヤの成分が歯の歯
垢、歯石に作用し、歯の歯垢、歯石をきれいに落とすこ
とができる。また、モロヘイヤに含まれる葉緑素によっ
て口中の脱臭、臭気発生防止がなされる等の効果が得ら
れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−286611(JP,A) 特開 平3−38237(JP,A) 特開 平3−41014(JP,A) 特開 平3−153611(JP,A) 特開 平4−145012(JP,A) 特開 平4−321614(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/16 - 7/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯磨剤と共に使用する歯磨補助剤であっ
    て、モロヘイヤ粉末からなることを特徴とする歯磨補助
    剤。
  2. 【請求項2】 粉状やペ−スト状の歯磨きにモロヘイヤ
    粉末を混入して形成したことを特徴とする歯磨剤。
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