JP3261517B2 - 搬送具 - Google Patents

搬送具

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JP3261517B2
JP3261517B2 JP13256795A JP13256795A JP3261517B2 JP 3261517 B2 JP3261517 B2 JP 3261517B2 JP 13256795 A JP13256795 A JP 13256795A JP 13256795 A JP13256795 A JP 13256795A JP 3261517 B2 JP3261517 B2 JP 3261517B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軽量気泡コンクリート
板(通称ALC板)、発泡ウレタン製アルミ板、内部に
縦方向に貫通孔を設けてコンクリートを軽量にした軽量
コンクリート板(通称ラムダ式コンクリート板)等の結
束したものを、車が出入りできない建設現場や工場敷地
内を運搬する際に使用する搬送具に関する。
【0002】
【従来技術】従来の搬送具は図5に示すように、野天の
建設現場、工場敷地及び建設資材の展示場等の車が直接
出入りできない所において、軽量気泡コンクリート板、
軽量コンクリート板及び一枚一枚は軽量であるものの発
泡ウレタン等を使用した長尺の断熱壁パネルを結束した
ものなど2〜3m程度の長さと10〜20cm程度の厚
みを有する被搬送物を搬送する場合には、断面U字状の
フレームに一対の車輪を設け、そのフレームの底面にゴ
ムパッドを介して被搬送物を載置できる搬送具を用い
て、作業者がバランスを取りながら搬送していた。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】図5に記載された従
来技術による搬送具は簡単なものであるため、搬送具の
幅とおおよそ一致する幅を有し、かつ、軽量の被搬送物
を搬送する場合には便利であった。しかしながら、被搬
送物の幅が厚いものは積載できず、薄いものはガタつい
て搬送し難く、またその被搬送物の重量が大きくなる
と、単に被搬送物の概ね重心位部分を搬送具の所に位置
せしめて載置し、あとは被搬送物の一端を作業者が抱え
た状態で搬送するものであるので、もともと車が出入り
できないような隘路、狭路や凸凹した悪路や工場敷地等
を搬送する際に、路面の凸凹により被搬送物の重心が移
動して、搬送する作業者にとって、なかなかコントロー
ルが困難であり、場合によっては、再度重心を搬送具の
中心にくるように調整し直すか、詰め物をしてガタつき
を防止するか、もしくは、搬送する人間がその際生じる
力に対抗してバランスを取りながら支持し搬送しなけれ
ばならなかった。本発明はその欠点を解決するものであ
る。
【0004】
【発明の目的】現場、工場敷地等の現地において簡単に
組み立てることができ、かつ、人力で搬送するには重
く、長尺である軽量気泡コンクリート等の被搬送体を建
設現場や工場敷地内の隘路狭路等において安定的に運搬
できる運搬具を得ることを目的とする。
【0005】
【発明の構成】本発明の搬送具は、トレイ1、車輪体
2、起伏ハンドル体3及び被搬送物固定体4とから基本
的に構成される。そして、トレイ1は倒伏時の起伏ハン
ドル31を受容する凹部11を有し、車輪体2はトレイ
1の後部付近の下部に装着された前車輪21と、起伏ハ
ンドル体3の下部に一体的に装着された後車輪22とか
ら構成される三輪又は四輪の車輪体2で構成され、起伏
ハンドル体3はトレイ1の前部付近に揺動自在に設けら
れ常に起立するように付勢され、被搬送物固定体4はト
レイ1上面を幅方向にスライド自在かつ固定自在に設け
られた一対の被搬送物固定板41,42を有し、その一
対の被搬送物固定板41,42により被搬送物を把持固
定する。さらに、上記各部材は、以下のような形態を取
り得る。それを各部材毎に示す。
【0006】トレイ1:トレイ1は断面コ字状の形鋼や
鋼板を用いることが好ましく、そのトレイ1は被搬送物
を載置する平坦な上面を有し、かつ、トレイ上面1の前
部に設けられた凹部11は倒伏時の起伏ハンドル体3
起伏ハンドル31を受容する形状であればよい。後述す
るように起伏ハンドル体3はトレイ1の前部側面、前部
上面もしくは前部下面において軸34により枢支するこ
とができるが、側面枢支の場合はトレイ1の前部上面の
幅方向に溝12を設けるのみでよいが、前部上面及び
前部下面の枢支部に枢支する場合には、両側に起伏ハン
ドル31の縦棹部を受用する縦溝16を設ける必要があ
る(図3参照)。また、トレイ1の上面を後述する被搬
送物固定板41,42をトレイ1の幅方向にスライド自
在かつ固定自在に設けることができるようにトレイ1の
上面には横溝12、あり溝13、穴14、凹溝15が設
けられている。これらの溝や穴は形態を問わず、少なく
とも両被搬送物固定板41,42をそれぞれ個別もしく
は互いに同調させてスライド及び固定できるように設け
られればよい。また、トレイ1の上面には被搬送物の破
損を防止するために、ゴムパッドやフェルト等を貼り付
けることもできる。
【0007】車輪体2:前記車輪体2は、トレイ1の後
部付近の下部に装着された前車輪21と、起伏ハンドル
31の下部に一体的に装着された後車輪22とから三輪
又は四輪を形成している。そして、三輪の車輪体2の場
合、前車輪21が二つの前車輪21a、21bに対して
一つの後車輪22aとから構成されるか、前車輪21
一つの前車輪21aに対して二つの後車輪22a、22
とから構成される。なお、後車輪22が二つの場合、
後車輪取付プレート33を用いることなく、後車輪22
起伏ハンドル31の両下端に直接取り付けることもで
きる。また、前車輪21が二つの前車輪21a、21
である場合には、その前車輪21a、21b前車輪2
1a、21b前車輪取付プレート23をトレイ1の側
面内部もしくは側面外部に溶着固定したり、あるいはボ
ルトナットにより着脱自在に取り付けることができる。
この固着自在の場合は前車輪取付プレート23の下端に
前車輪21a、21bを回転自在に装着しえる車軸取付
ボルトを水平に設ける必要がある。車輪体2が三輪又は
四輪のいずれにしても、基本的に搬送具の操向が自在と
なるように、垂直軸回りで回転自在のキャスターを一つ
又は二つを利用することが好ましい。この場合は、車輪
体2が三輪である場合は操向性に優れているが安定性に
欠けるのに対して、車輪体2が四輪である場合は操向性
難点があるものの安定に優れていることは言うまでもな
い。いずれにせよ、車輪の取付方法は四輪のスタンド折
り畳み式運搬台車などで多用される固定装着方法、回転
自在キャスターの装着方法を利用することが好ましい
が、それら限定されることはない。要するに、車輪の機
能は本発明の重要な要素ではなく、本発明の車輪の機能
は一般的に利用されている車輪の機能を発揮できる程度
の装着方法であれば、どのような方法でも採用できる。
【0008】起伏ハンドル体3起伏ハンドル体3
伏ハンドル31を有し、起伏ハンドル31はトレイの前
部に軸34を介して前後揺動自在に枢支されている。
伏ハンドル31の形状は、逆U字状に一体成形された金
属部材好ましくはパイプで構成され、側面視においてく
字状に屈曲し、起伏ハンドル31はその屈曲点付近でト
レイ1に枢支される。起伏ハンドル31の下部に後車輪
取付プレート33を装着するほうが好ましい。起伏ハン
ドル31の枢支場所はトレイ1の側面、上面、下面でも
よく、かつ、枢支方法はトレイ1に支軸を設けるととも
に、起伏ハンドル31に軸受けを設けてもよく、その反
対にトレイ1に軸受けを設けるとともに起伏ハンドル3
に支軸を設けてもよい。また、トレイ1の前部側面よ
り突出して軸34を固着、固定することにより、起伏ハ
ンドル31をその軸34に装着することができる。要す
るに、起伏ハンドル31がトレイ1の前部において、常
に起立するように装着できればよい。起伏ハンドル31
を常に起立するように付勢する方法としては、扉の開閉
用に用いられるバネ付勢ヒンジや、単にトレイ1と起伏
ハンドル31の下部にコイルバネやゴム、トレイ1と
伏ハンドル31の上部の間に板バネコイル、ピンバネ等
の弾発材35を掛け渡してもよい。トレイ1の前部下面
起伏ハンドル31を取り付ける場合は、起伏ハンドル
31自体を起伏できるような形状にし、それに併せてト
レイ1に凹部11を設ける必要がある。何れにせよ、
伏ハンドル31は、トレイ1に対して前後揺動自在に枢
支され、かつ、常に起立するように付勢するドアなどの
バネヒンジ、コイルバネ、ゴム、板バネコイル、洗濯バ
サミに利用するバネ等の手段を採用すればよい。
【0009】被搬送物固定体4:被搬送物固定体4は、
トレイ1上面において幅方向にスライド自在かつ固定自
在の被搬送物固定板41、42から構成される。その装
着方法は、トレイ1上面の幅方向に両被搬送物固定板4
1,42が固定自在に移動できればよい。例えば、トレ
イ1の上面にあり溝13、穴14、凹溝15などを設
け、それら溝や穴内に両被搬送物固定板41,42をス
ライドさせる手段を設けてもよい。また、両被搬送物固
定板41,42はそれぞれ別にスライドしても良い。そ
の機構は、ネジ軸、歯車、傘歯車など機構学上ありふれ
良く知られた周知の方法で構成される。何れにせよ、両
被搬送物固定板41,42はトレイ1上面に設けられた
あり溝13、穴14、凹溝15等に対して、幅方向にス
ライド自在かつ固定自在に設けられる。以上の発明の必
須要件を具体化した発明を以下の実施例1,2,3とし
て示すが、本発明の思想はこれら実施例に限定されるこ
とはない。
【0010】
【実施例1】(1)図1を参照して実施例1を説明す
る。トレイ1は、断面コ字状の形鋼や鋼板で構成され、
後部付近の幅方向に設けられたあり溝13を有し、両被
搬送物固定板41,42を互いに離接近するようにスラ
イド自在固定自在に受容している。そして、前部付近は
幅方向の横溝12を有し、倒伏時の起伏ハンドル31
水平棹部を受容する。被搬送物が搬送のために、トレイ
1上面に載置されたときに、倒伏させた起伏ハンドル3
の水平棹部が邪魔にならないように受容して、トレイ
1上面を面一にする。また、トレイ1の前部の下方は斜
めにカットされ、起伏ハンドル31が横溝12に受容さ
れて、トレイ1が地上面に対して斜めに傾斜したとき、
トレイ1の前部面の下方は地上面に大略一致するように
斜めに設けられている。
【0011】(2)車輪体2は三輪であって、前車輪2
は二つの前車輪21a,21bを有し、それら前車輪
21a、21bはトレイ1の両側面にボルトナットによ
り着脱自在に装着される前車輪取付プレート23に取り
付けられる。また、両プレートはその下端に水平に取り
付けた車輪取付軸を有し、その取付軸は前車輪21a,
21bを回転自在、かつ、ナット等により取り外し自在
に装着することにより構成される。また、後車輪22
起伏ハンドル31の下部の後車輪取付プレート33に操
向性が自在のキャスターを後車輪22aとして装着して
構成される。
【0012】(3)起伏ハンドル体3は、逆U字状に一
体的に成形された起伏ハンドル31と、その両下端に水
平に固着した後車輪取付プレート33と、その後車輪取
付プレート33の下面に垂直軸回りに回転自在の一つの
後車輪22aとから構成される。さらに、起伏ハンドル
31は逆U字状の金属部材好ましくはパイプから構成さ
れ、側面視においてく字状に屈曲し、そしてその屈曲点
に水平に軸受けを取り付け、トレイ1の側面に水平に設
けた軸34と嵌合した起伏ハンドル31を前後揺動自在
に枢支している。また、軸受34は内部又は外部にバネ
付勢されて、トレイ1に対して常に起伏ハンドル31
起立するように付勢している。
【0013】(4)被搬送物固定体4は、互いにスライ
ド自在かつ固定自在の被搬送物固定体41,42とから
構成される。また、トレイ1の後部付近に設けたあり溝
13は被搬送物固定板41,42をトレイ1の幅方向に
スライド自在かつ固定自在に受容する。被搬送物固定板
41,42はそれぞれ矢印a、b方向に移動自在である
が作業効率の面から、両被搬送物固定板41,42は同
調して互いに離接近運動を行う方が好ましい。被搬送物
固定板41,42の移動方法としてはトレイ1の側面に
設けられた被搬送物固定板スライドハンドルを受容する
穴に被搬送物固定板スライドハンドルを差し込み移動さ
せることができる。
【0014】
【実施例2】(1)図2を参照して実施例2を説明す
る。トレイ1は、断面コ字状の形鋼や鋼板で形成され、
後部付近に幅方向に設けられた穴14を有し、被搬送物
固定板41,42をトレイ1の幅方向にスライドかつ固
定自在に受容している。そして、前部付近のトレイ1上
面の幅方向に設けた横溝12を有し、倒伏時の起伏ハン
ドル31の水平棹部を受容し、被搬送物のためにトレイ
1上面に載置されたときに倒伏された起伏ハンドル31
が邪魔にならないように起伏ハンドル31の水平棹部を
受容し、トレイ1の上面を少なくとも面一にする。ま
た、トレイ1の前部の下方に切り欠きを設け、起伏ハン
ドル31が倒伏したときにトレイ1の下方に地面に大略
水平に接するように設けておく。
【0015】(2)車輪体2は、四輪であって、前車輪
21は二つの前車輪21a、21bを有し、それら前車
輪21a,21bはトレイ1の両側面にボルトナットに
より着脱自在に装着される前車輪取付プレート23に取
付される。また、前車輪取付プレート23はその下端に
水平に取り付けた車輪取付軸を有し、その車輪取付軸は
前車輪21a、21bを回転自在かつナット等により取
り外し自在に装着することにより構成される。また、
車輪22起伏ハンドル31の下部の後車輪取付プレー
ト33に操向自在のキャスターを二つの後車輪22a、
22bとして装着して構成される。
【0016】(3)起伏ハンドル体3は、逆U字状に一
体的に成形された起伏ハンドル31と、その両下端には
水平に固着された後車輪取付プレート33と、その後車
輪取付プレート33の下面に垂直軸回りに回転自在のキ
ャスターを利用して装着して二つの後車輪22a、22
とから構成される。起伏ハンドル31は逆U字状の金
属部材又はパイプから構成され、側面視においてく字状
に屈曲し、そしてその屈曲点に水平に軸受けを取り付
け、トレイ1の側面に水平に設けた軸34と嵌合して
伏ハンドル31を前後揺動自在に枢支している。また、
後車輪取付プレート33とトレイ1の下部の間にバネ又
はゴム等の弾発材を掛け渡して設けられ、常にトレイ1
に対して起伏ハンドル31を付勢している。
【0017】(4)被搬送物固定体4は、互いにスライ
ド自在かつ固定自在の被搬送物固定板41,42とから
構成される。トレイ1の後部付近に設けられた穴14は
被搬送物固定板41,42をトレイ1の幅方向にスライ
ド自在かつ固定自在に受容する。両被搬送物固定板4
1,42は穴14内をそれぞれ矢印a,b方向に移動自
在であるが、作業効率の面から、両被搬送物固定板4
1,42は同調して互いに離接近運動を行う方が好まし
い。両被搬送物固定板41,42はトレイ1の側面に設
けられた被搬送物固定板スライドハンドルを挿し込んで
移動させることができる。
【0018】
【実施例3】(1)図3を参照して実施例3を説明す
る。トレイ1は、後部付近に幅方向に設けられた凹溝1
5を有し、被搬送物固定板41,42をトレイ1の幅方
向にスライド自在かつ固定自在に受容している。そし
て、トレイ1の前部付近のトレイ1上面の幅方向溝及び
縦方向に設けた溝を有し、倒伏時の起伏ハンドル31
水平棹部及び両縦棹部を受容する凹部11を形成してお
り、被搬送物の搬送にために、トレイ1上面に載置され
たときに起伏ハンドル31が邪魔にならないように起伏
ハンドル31の水平棹部を受容して、トレイ1の上面を
少なくとも面一にする。また、トレイ1の前部の下方に
は切り欠きを設け、起伏ハンドル31が倒伏したときに
トレイ1の下方が地面に水平に接するように設けてお
く。
【0019】(2)車輪体2は三輪であって、前車輪2
は二つの前車輪21a、21bを有し、それら前車輪
21はトレイ1の両側面にボルトナットにより着脱自在
に装着される前車輪取付プレート23に取り付けられ
る。また、前車輪取付プレートはその下端に水平に取り
付けた車輪取付軸を有し、その車輪取付軸は前車輪21
a、21bを回転自在かつナット等により取り外し自在
に装着することにより構成される。また、後車輪22
起伏ハンドル31の下部に操向自在のキャスターを一つ
後車輪22aとして装着される。
【0020】(3)起伏ハンドル体3は、逆U字状の
伏ハンドル31と、その起伏ハンドル31の両下端に水
平に固着した前車輪取付プレート33と、そのプレート
33の下面に垂直軸回りに回転自在の一つの後車輪22
とから構成される。起伏ハンドル31は、逆U字状の
金属又はパイプから構成され、側面視においてく字状に
屈曲し、そしてその屈曲点に水平軸受を取り付け、トレ
イ1の側面に水平に設けた軸34と嵌合して起伏ハンド
ル31を前後揺動自在に枢支している。また、起伏ハン
ドル31の縦棹部とトレイ1の間に板バネコイルピンバ
ネ等の弾発材35を掛け渡して設けられ、常にトレイ1
に対して起伏ハンドル31を起立するように付勢してい
る。
【0021】(4)被搬送物固定体4は、互いにスライ
ド自在かつ固定自在の被搬送物固定板41,42から構
成される。トレイ1の後部付近に凹溝15を設け、前記
被搬送物固定板41,42をトレイ1の幅方向にスライ
ド自在かつ固定自在に受容する被搬送物固定板取付プレ
ート43を着脱自在に取り付けている。両被搬送物固定
板41,42は凹溝15内をそれぞれ矢印a、b方向に
移動自在であるが、作業効率の面から両被搬送物固定板
41,42は同調して互いに離接近運動を行う方が好ま
しい。両搬送物固定板41,42の移動方法としてはト
レイ1の側面の被搬送物固定板スライドハンドルを受容
する穴に被搬送物固定板スライドハンドルを挿し込んで
移動させることができる。
【0022】
【発明の作用】上記のように構成した搬送具のトレイ1
の上面に、被搬送物により後車輪22を一体的に付設し
起伏ハンドル31を倒伏させて、もしくは倒伏させつ
つ、人力やクレーン等により載置し、次いで、両被搬送
物固定板41,42を互いに接近するようにスライドさ
せて被搬送物をトレイ1上に確実に固定する。そして、
作業者が被搬送物の一端を把持してバランスを取りつ
つ、被搬送物を持ち上げた状態で、被搬送物を搬送具の
前車輪21のみを用いて、隘路、狭路等を通って目的地
まで押しながら搬送する。次いで、目的地まで搬送され
た被搬送物の一端を作業者が地面に降ろし、次いで、両
被搬送物固定板41,42の固定を解除し、クレーンや
人力により被搬送物をトレイ1上から降ろして搬送が終
了する。さらに、被搬送物を降ろすと同時に搬送具の
伏ハンドル31は常に起立するように付勢されているた
め、自動的に起立して三輪又は四輪の車輪体の搬送具と
なる。
【0023】
【発明の効果】
(1) この発明の搬送具を用いることにより、少
々の凹凸のある現場や工場内の敷地の隘路、狭路等にお
いて被搬送物の搬送を従来より安定的に搬送することが
できる。 (2) 被搬送物非載置時は通常のキャリアと同じ
く三輪または四輪の車輪で迅速に移動でき、しかも、キ
ャスターを利用することにより操向性に優れた搬送具を
得ることができ、被搬送物載置時には二輪の状態で操向
性よく操作者が被搬送物の一端を把持して隘路や狭路内
を搬送することができる。(3) 組立式にもでき
るため、不必要時には分解することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の図面である。
【図2】実施例2の図面である。
【図3】実施例3の図面である。
【図4a】弾発材35の実施例である。
【図4b】弾発材35の実施例である。
【図5】従来例の搬送具の図面である。
【符号の説明】
1:トレイ、2:車輪体、3:起伏ハンドル体、4:被
搬送物固定体、11:凹部、12:横溝、13:あり
溝、14:穴、15:凹溝 21:後車輪、22:前車
輪、23:前車輪取付プレート、31:起伏ハンドル、
33:後車輪取付プレート、34:軸、35:弾発材、
41,42:被搬送物固定板、43:被搬送物固定板取
付プレート

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 倒伏時に起伏ハンドル31を受容する凹
    部11を有するトレイ1と、トレイ1に装着された前車
    輪21起伏ハンドル31の下部に一体的に装着された
    後車輪22とから構成される三輪又は四輪の車輪体2
    と、トレイ1の前部に軸34を介して揺動自在に枢支さ
    れ常に起立するように付勢された起伏ハンドル31を有
    する起伏ハンドル体3と、トレイ1上面の幅方向におい
    て被搬送物を固定可能な一対の被搬送物固定板41,4
    2とからなる被搬送物固定体4とから構成される搬送
    具。
  2. 【請求項2】 上記凹部11は起伏ハンドル31の水平
    棹部を受容するべく搬送具の搬送方向に直交する方向で
    あるトレイ1の幅方向に設けられた横溝12により構成
    されるか、又は上記倒伏時の起伏ハンドル31の縦棹部
    を受容する縦溝16と横溝12とから構成されることを
    特徴とする請求項1に記載された搬送具。
  3. 【請求項3】 トレイ1上面の幅方向に、被搬送物固定
    体4を固定するあり溝13、穴14もしくは凹溝15を
    有することを特徴とする請求項1もしくは請求項2のい
    ずれか一つの請求項に記載された搬送具。
  4. 【請求項4】 軸34は、起伏ハンドル31常に起立
    するように付勢する弾発材35を内装又は外装すること
    を特徴とする請求項1、請求項2および請求項3のいず
    れかの一つの請求項に記載された搬送具。
  5. 【請求項5】 上記被搬送物固定体4は、凹溝15内に
    着脱自在に取り付けられた被搬送物固定板取付プレート
    43内において、被搬送物固定板41,42をスライド
    自在かつ固定自在に移動できることを特徴とする請求項
    3又は請求項4のいずれかの一つの請求項に記載された
    搬送具。
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