JP3258653B1 - 給水配管洗浄方法及び給水配管洗浄システム - Google Patents

給水配管洗浄方法及び給水配管洗浄システム

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JP3258653B1 JP2000245838A JP2000245838A JP3258653B1 JP 3258653 B1 JP3258653 B1 JP 3258653B1 JP 2000245838 A JP2000245838 A JP 2000245838A JP 2000245838 A JP2000245838 A JP 2000245838A JP 3258653 B1 JP3258653 B1 JP 3258653B1
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憲介 葛西
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Abstract

【要約】 【課題】 オゾン供給位置からの距離に拘わらず確実な
洗浄効果が得られ、衛生面でも優れた効果を発揮する給
水配管洗浄方法及び給水配管洗浄システムを提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 高層建造物の給水配管を洗浄する方法に
おいて、給水内のオゾンの濃度をC、洗浄時間をTとし
たときに、高層階の領域で使用されるオゾン濃度Ca、
洗浄時間Taと、低層階で使用されるオゾン濃度Cb、
洗浄時間Tbとを、Ca>Cb、Ta<Tbの関係とす
ることで、上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建造物特に高層建
造物に配置された給水配管系を、オゾンを用いて洗浄す
る洗浄方法、及び洗浄システムに関する技術分野に属す
る。
【0002】
【従来の技術】給水配管(一般的に鉄管が多い)は、使
用期間が長くなるに従って、内部に様々なものが付着す
る。図7は給水配管3の内部を示すモデル図で、矢印A
側は洗浄前の、矢印B側は洗浄後を示している。給水配
管3の内部の壁面には、図7の矢印A側のように、錆コ
ブ101やスライム102等の付着物が堆積していて、
衛生面で有害であったり、流路を狭くして水の流れに悪
影響を及ぼすなどの問題を生じる。
【0003】付着物の中の錆コブ101は、水中に含ま
れる塩素と酸素によって生成された錆がコブ状に成長し
付着したものである。この錆コブ101は、給水管の鉄
の溶出を促進するため、最終的には給水配管を腐らせた
り、異臭を発生したりするという問題点を有している。
この錆の一部が水道水中に含まれている状態が「赤水」
と言われるものである。付着物の中のスライム102
は、バクテリアが水中の浮遊懸濁物質とともに付着する
ことから始まり、ついには微生物、有機物、無機物から
なる付着物に成長して形成されたものである。このよう
な錆コブ101やスライム102等の除去対策として、
従来より殺菌力や酸化力の強いオゾンが注目され、オゾ
ンを用いた洗浄方法や装置が提案されてきた。
【0004】例えば、特開平11−342394号公報
においては、量水器箱や給水タンクに接続される給水管
路に、給水を迂回させるバイパス管とオゾン洗浄装置を
取り付けて、管内を通る給水にオゾンを供給するオゾン
洗浄装置が開示されている。また、この中ではエアコン
プレッサーによる高圧空気を付加し、給水管路内の除去
を促進する方法が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、オゾンは水溶
液に溶存するものの、時間とともに酸素に分解する。図
8に水中でのオゾンの残存率と時間との関係のグラフを
示す。このグラフは、縦軸にオゾンの残存率(比率)、
横軸にオゾン水溶液の放置時間(分)を示している。図
8からは、pHにより差はあるものの、水溶液中のオゾ
ンは時間とともには残存率が低下し、最後には消滅する
ことが明らかである。また、オゾンは、給水管路内の錆
コブ101やスライム102を除去することによっても
消費されてしまう。そのため、従来の方法では、オゾン
が供給された位置から遠い下流側においては、オゾン濃
度がどんどん低下し、洗浄能力も低下する。従って、オ
ゾンの供給位置からの距離によって、洗浄結果にばらつ
きが生じるという課題があった。
【0006】また、最近では、付着物の単なる除去で
は、殺菌効果が十分に得られないという点が問題となっ
ている。例えば、配管内に入り込んだ菌や原虫の中に
は、消毒の塩素でも死滅しない原虫(ジアルジアやクリ
プトスポリジウム等)等があり、これらが混入した水に
より健康を害する事例も報告されている。このような菌
や原虫は、配管内のスライム膜や、錆の下、沈殿物の下
で生き続け増殖することがある。そのため、付着物を高
圧空気等を付加して物理的に除去したとしても、除去後
に新たに露出した部位、例えば図7の部位103等に、
菌や原虫が生き残る可能性がある。従って、付着物の完
全な除去だけでなく、十分な殺菌効果が得られる洗浄方
法や洗浄システムが必要とされている。
【0007】本発明は、このような課題を考慮してなさ
れたもので、オゾン供給位置からの距離に拘わらず確実
な洗浄効果が得られ、衛生面でも優れた効果を発揮する
給水配管洗浄方法、及び給水配管洗浄システムを提供す
ることを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の給水配管洗浄方法は、次のような手段を採
用する。
【0009】すなわち、請求項1では、建造物の給水配
管内をオゾンを用いて洗浄する方法において、給水配管
系の任意の位置にオゾン供給装置を設置し、給水配管内
の給水に所定濃度のオゾンを供給し、オゾン供給位置か
らの距離が遠くなるに従って、給水配管の洗浄時間を増
加させ、菌・原虫等への殺菌作用を確認して得られた値
であってそのオゾン濃度Cと洗浄時間Tを乗じたCT値
に基づいて時間制御することを特徴とする給水配管洗浄
方法。
【0010】この手段では、給水にオゾンを供給するオ
ゾン供給位置からの距離が離れるに従って、オゾンの消
費や消滅により給水内のオゾン濃度が低下するが、逆に
洗浄時間を増加させる時間制御を行うことによって、オ
ゾンによる付着物除去能力や殺菌能力を維持させる。オ
ゾンによる殺菌能力は、オゾン濃度と洗浄時間(オゾン
との接触時間を意味する)に比例するため、CT値をも
とに時間制御することで、特に殺菌能力の確実性が向上
され、管理も容易となる。
【0011】また、請求項2では、請求項1記載の給水
配管洗浄方法において、洗浄される給水配管系は、オゾ
ン供給位置から低所あるいは高所に延長していることを
特徴とする。
【0012】この手段では、給水配管系で、オゾン供給
位置から高くても低くても、高低に関係なくオゾンによ
る付着物除去能力と殺菌能力が維持される。
【0013】また、請求項3では、請求項1記載の給水
配管洗浄方法において、洗浄される給水配管系は、オゾ
ン供給位置から水平に延長していることを特徴とする。
【0014】この手段では、給水配管系で、オゾン供給
位置の水平方向に近くても遠くても、距離に関係なくオ
ゾンによる付着物除去能力と殺菌能力が維持される。
【0015】また、請求項4では、請求項1記載の給水
配管洗浄方法において、オゾン濃度をC(mg/L)、
洗浄時間をT(分)としたとき、CT値を5≦CT≦2
5の範囲で管理することを特徴とする。
【0016】この手段では、塩素でも死滅しない菌や原
虫(ジアルジアやクリプトスポリジウム等)を確実に死
滅させる。
【0017】また、上記課題を解決するために、本発明
の給水配管洗浄システムは、次のような手段を採用す
る。
【0018】すなわち、請求項5では、高層建造物の高
置水槽から立て管を介して各階に分岐される専有管に至
る給水配管系と、高置水槽に設置され高置水槽内の給水
にオゾンを供給するオゾン供給器とを備え、オゾン供給
位置からの距離が遠くなるに従って、給水配管の洗浄時
間を増加させ、菌・原虫等への殺菌作用を確認して得ら
れた値であってそのオゾン濃度Cと洗浄時間Tを乗じた
CT値に基づいて時間制御する。
【0019】この手段では、高層建造物の高所に設けら
れた高置水槽においてオゾンが供給された給水は、高置
水槽から立て管を介して低所に流れながら、分岐して各
階の専有管に至る。そして、高置水槽からの距離が低く
または遠くに離れるに従ってオゾン濃度は低下するが、
洗浄時間を増加させて時間制御することで、オゾンによ
る付着物の除去能力と殺菌能力は、位置に関係なく維持
される。オゾンによる殺菌能力は、オゾン濃度と洗浄時
間(オゾンとの接触時間を意味する)に比例するため、
CT値をもとに時間制御することで、特に殺菌能力の確
実性が向上され、管理も容易となる。
【0020】また、請求項6では、高層建造物の受水糟
から揚水ポンプにより加圧され揚水管を介して高置水槽
に至る給水配管系と、受水槽に設置され受水槽内の給水
にオゾンを供給するオゾン供給器とを備え、オゾン供給
位置からの距離が遠くなるに従って、給水配管の洗浄時
間を増加させ、菌・原虫等への殺菌作用を確認して得ら
れた値であってそのオゾン濃度Cと洗浄時間Tを乗じた
CT値に基づいて時間制御する給水配管洗浄システム。
【0021】この手段では、高層建造物の低所に設けら
れた受水槽においてオゾンが供給された給水は、揚水ポ
ンプにより加圧されて揚水管を上昇し、高所に設けられ
た高置水槽に至る。そして、受水槽からの距離が高くま
たは遠くに離れるに従ってオゾン濃度は低下するが、洗
浄時間を増加させて時間制御することで、オゾンによる
付着物の除去能力と殺菌能力は、位置に関係なく維持さ
れる。オゾンによる殺菌能力は、オゾン濃度と洗浄時間
(オゾンとの接触時間を意味する)に比例するため、C
T値をもとに時間制御することで、特に殺菌能力の確実
性が向上され、管理も容易となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る給水配管洗浄
システムの基本的な実施の形態について図面を用いて説
明し、このシステムを用いた給水配管洗浄方法について
述べる。図1は実施の形態(1)のシステムを示す説明
図、図2、図3は実施の形態(1)の洗浄の手順を示す
フローチャートである。
【0023】実施の形態(1)の給水配管洗浄システム
は、高層建造物1の高置水槽21から立て管31を介し
て各階10に分岐される専有管32、33に至る給水配
管系(以下、第1給水配管系13と記す)と、高置水槽
21に設置されるオゾン供給器2とを備え、オゾン供給
位置50からの距離が遠くなるに従って、給水配管の洗
浄時間を増加させ時間制御を行うものである。
【0024】高層建造物1は、例えば住宅やオフィスビ
ルといった用途によって多少構造が異なるが、ここでは
給水配管系として一般的な例を取り上げる。なお、ここ
で言う高層建造物とは、2階以上の建造物を意味してい
る。
【0025】実施の形態(1)の高層構造物1は、低所
11に受水槽22が設置されており、この受水槽22は
水道本管24に給水配管34、バルブ42によって接続
され給水を取り入れている。この受水槽22の給水は、
前後にバルブ43、44を備えた揚水ポンプ23によっ
て加圧され、揚水管35を介して高所12に設けられた
高置水槽21に送られる。そして、高置水槽21に貯ま
った給水は、上述のように高層建造物1の上下に延長す
る立て管31と、立て管31から分岐され各階に水平に
延長する専有管32、33を含む第1給水配管系13に
よって、各室内に給水されている。高層建造物1として
6階建て建造物を例に用い、各階の同じ部位には符号の
後にa〜fを添付して具体的に説明する。
【0026】上記第1給水配管系13において、高層建
造物1の高所12に設けられた高置水槽21は、バルブ
41により立て管31に接続されるとともに、内部の水
を抜くためのドレイン71が設けられている。立て管2
1は、高置水槽21から低い位置に向かって降下する途
中に分岐点51a〜51fが設けられ、各階10a〜1
0fに分岐される。各階10a〜10fでは、まず分岐
点51a〜51fのすぐ近くにバルブ45a〜45fが
設けられており、各階への給水の有無を操作することが
できる。また、立て管31は各分岐点51で分岐される
以外は、出口がなく閉鎖されている。1つの階では、1
階10aを例に説明すると、バルブ45aで分岐された
給水は、専有管32aを通り、給水メータ81aを介し
てその先の各室内の専有管33aに至る。室内では浴
槽、洗面台、台所、トイレ等の複数の水栓が設けられて
いる。ここでは水栓62a、63a、64aの3箇所と
する。
【0027】オゾン供給器2は、オゾンを発生させてこ
のオゾンを水中に溶解(あるいは混和)させることで、
オゾン水溶液を作り出すことができる。従って、このオ
ゾン供給器2をチューブ7等(バイパス管等でも良い)
を介して高置水槽21付近に設置し、オゾン供給器2の
設定値を変えることで、高置水槽21内に所定濃度のオ
ゾン水溶液6を作ることができる。なお、高置水槽21
内ではオゾン供給器2によってオゾン水溶液6は一定の
濃度を保っているが、高置水槽21から流れ出る点から
濃度の低下が始まる。従ってここでは、高置水槽21の
出口をオゾン供給位置50とする。
【0028】このオゾンによる殺菌は、溶存するオゾン
濃度が高いほど効果が上がることが知られている。しか
し、オゾン濃度は水中でのオゾンの溶解度に影響され、
高濃度に設定するにも限界がある。そのため、本発明で
は、オゾン水溶液の洗浄時間、すなわち菌(原虫も含
む)とオゾン水溶液との接触時間に着目した。図9に、
引用文献:海賀信好・鈴木孝充の”高濃度オゾン水によ
る給水管の洗浄”(第153回三 技研ミナー”建築物
内給水管等の衛生管理”)から引用したグラフを示す。
このグラフは、縦軸が微生物の付着個数、横軸がオゾン
水溶液との接触時間を示しており、オゾン水溶液による
剥離作用を表している。図9では、オゾン濃度として、
0、0.2、0.7(mg/L)の、3種類を比較して
おり、オゾン濃度0以外はいずれもオゾン水溶液との接
触時間が長くなる程、微生物の死滅・剥離が進むことが
わかる。さらには、菌・原虫の殺菌効果は、オゾン濃度
Cと接触時間Tとの積によって決まることが知られてい
る。一例として、クリプトスポリジウムの不活化では、
オゾン濃度1.4mg/L、接触時間10分、CT値は
14となる。このことから、本発明では、オゾン濃度の
高い領域では洗浄時間を比較的短くし、オゾン濃度の低
い領域では洗浄時間を比較的長く設定し、オゾン濃度C
と接触時間Tとを乗じたCT値を目安に、時間管理によ
って給水配管を洗浄するシステムを導き出した。
【0029】すなわち、オゾン供給位置50に近い給水
配管の上流側では、オゾン供給器2で設定されたオゾン
濃度に近い高濃度のオゾン水溶液が流れるため、比較的
短時間の洗浄時間を設定する。一方、オゾン供給位置よ
りも遠い下流側では、オゾン濃度が低下し低濃度のオゾ
ン水溶液が流れるため、比較的長時間の洗浄時間を設定
する。従って、オゾン供給位置50から給水配管の下流
に行くに従って、徐々に洗浄時間を長くするようシステ
ムを設定する。なお、ここで言う上流、下流の概念は、
高さの上下だけでなく、水平方向への長さも含んでお
り、オゾン供給位置50からの距離の遠近を意味するも
のである。
【0030】次に具体的な給水配管洗浄方法について説
明する。なお、この手順は一例であり、高層建造物1の
構造等により多少異なっても良い。
【0031】まず、洗浄手順を開始する前に、あらかじ
め洗浄しようとする高層建造物1の第1給水配管系13
の内部をファイバースコープ等を用いて、汚染度の調査
を実施しておく。この結果を検討し、高置水槽21に生
成するオゾン水溶液の濃度C0と、洗浄の目安となるC
T値とを決定する。そして、従来のデータを基に各階を
洗浄する際のオゾン水溶液の濃度が予測される。各階で
徐々に低下する濃度は、濃度計を現場に持ち込んで測定
しながら行っても良いが、水量、管径、距離の諸条件か
らあらかじめ算出(実証)されたデータを基に決定され
る値を用いる方が、現場における作業が効率化される。
【0032】目安とするCT値は、あらかじめ実験的に
菌や原虫等の殺菌作用を確認して得られた値を基にして
いる。そのため、この値に基づいて洗浄時間を決定する
ことにより、オゾン濃度が低下した部位の給水配管であ
っても、確実に殺菌効果を得ることができる。具体的に
は、C(mg/L)、洗浄時間をT(分)としたとき、
5≦CT≦25の範囲から選ばれた値を基に管理するこ
とが望ましい。これによりオゾン水溶液によって付着物
の除去能力だけでなく、殺菌能力をも十分発揮させるこ
とができる。特に、立て管31を中心とする洗浄におい
ては、さらには、10≦CT≦24の範囲から選ばれた
値を基に管理することが望ましい。
【0033】そして、CT値と各階のオゾン濃度の予測
値から、各階の洗浄時間をあらかじめ算出しておく。ま
た、第1給水配管系13の管径や流量と、上記各階の洗
浄時間を基に、洗浄に必要とされるオゾン水溶液の水量
も算出しておく。
【0034】次に図2、図3を用いて、第1給水配管系
13において高層階から低層階に渡って順次洗浄を行う
手順を説明する。まずステップ1により、揚水ポンプ2
3を停止し、高置水槽21に送り込まれる水の流入を遮
断する。次にステップ2により、バルブ41を閉め、高
置水槽21からの水の流出を遮断する。またバルブ45
a〜45fは後の作業のためにこの段階で遮断してお
く。次にステップ3により、高置水槽21の水量をあら
かじめ算出した所定量に調整する。この所定量は、洗浄
に必要なオゾン水溶液の量に余裕分を加えた値である。
この所定量に合わせるため、通常ドレイン71を開けて
水量を減らしておく。これにより、必要量以上のオゾン
水溶液を作り出す手間や時間の無駄を省略することがで
きる。
【0035】次に、ステップ4により、高置水槽21付
近にオゾン供給器2を設置する。そしてステップ5によ
り、高置水槽21内の給水にオゾンを供給し、所定の濃
度C0のオゾン水溶液6を作り出す。
【0036】次に、ステップ6により、立て管31に繋
がるバルブ41が開けられる。続いてステップ7により
立て管31から6階に分岐するためのバルブ45fが開
かれる。立て管31は各階に分岐される以外には閉鎖さ
れているため、1階から5階までのバルブ45a〜45
eが閉められている状態では、5階以下には給水の流れ
が生じない状態が維持される。
【0037】次に、ステップ8により、室内の水栓、例
えば水栓64fを開く。この水栓64fの開放によって
初めてオゾン供給位置50からの通水が行われる。そし
て、オゾン供給位置50から立て管31の分岐点51f
までと、この分岐点51fから水栓64fまでの専有管
32f、33fの内部がオゾン水溶液により洗浄され
る。この時のオゾン水溶液の濃度C1は濃度C0に近い
高濃度であるため、比較的短い洗浄時間T1だけ通水す
れば良い。なお、室内においても本来は上流に近い側の
水栓62fから順次開栓する方法を採用するが、その説
明は後述する。ステップ9により、時間T1の通水を行
い、水栓64fから出る水の色等で、付着物や汚れの除
去状態を確認する。完全に除去が終了したことを確認で
きたら、水栓64fを閉じる。なお、もし時間T1通水
後も、除去が不十分であれば、時間を延長して洗浄す
る。
【0038】次に、ステッ10により、6階のバルブ4
5fを閉め、5階のバルブ45eを開ける。続いてステ
ップ11により、水栓64eを開け通水を行う。オゾン
供給位置50から立て管31の分岐点51fまでは、先
の作業で洗浄が終了しているため、この部位でオゾンが
消費されることがない。そのため、分岐点51fより下
流に効率よくオゾン水溶液が給水され、5階の専有管3
2e、33eの洗浄が行われる。この時のオゾン水溶液
の濃度C2は6階に比較して距離が離れた分低下し、C
2<C1となっている。そのため、通水時間T2は、T
2>T1となるよう設定されている。
【0039】上述の手順と同様に立て管31に繋がる各
階のバルブ45を切り替えて、順次下の階の洗浄を行っ
ていく。そして、ステップ13〜15によって、1階の
洗浄までを完了する。1階の洗浄では、オゾン濃度が最
も低いC6となっているため、通水時間を最も長いT6
に設定して行う。
【0040】次にステップ16により、高置水槽21に
貯まったオゾン水をドレイン71から排水する。そし
て、ステップ17で揚水ポンプ23で高置水槽21に水
張りし、ステップ18で各階のバルブ45a〜45fを
開け、洗浄前の元の稼働状態に戻しておく。
【0041】なお、各部位の洗浄では、単にオゾン水溶
液を通水するとして説明したが、勿論、エアブローを同
時に供給して付着物の剥離を促進する工程や、オゾン水
溶液を数回に分けて通水する工程等の洗浄効果を高める
工程を付加して良い。また、オゾン水溶液やオゾン化気
体を混合して通水しても良い。さらに、通常オゾンは時
間とともに完全に消滅するが、最後に清水を通水して、
オゾン水溶液自体の除去を確実に行う等の工程を加えて
も良い。
【0042】また、洗浄時間の設定は、各階毎に細かく
設定したが、例えば、1階〜3階を低層階、4階〜6階
を高層階として2つに区分し、洗浄時間を2つに大別し
て決定しても良い。なお、この区分は2つに限定するも
のではなく、3つでもそれ以上でも良い。
【0043】また、図2のステップ8においては、水栓
64fを開けて通水し、専有管33fを一気に洗浄する
方法を説明した。しかし、室内の各部の水栓を上流側か
ら段階的に開けて、丁寧に順次洗浄する方法をとっても
良い。例えば、初めに水栓62fのみを開けて通水する
ことで、専有管33fの分岐点52fから先には給水さ
せない状態として洗浄する。次いで水栓62fを閉め、
水栓63fを開けて、専有管33fを分岐点53fで分
岐して洗浄する。この時、先の洗浄で分岐点52fより
上流側では既に洗浄が完了しているため、この部位での
オゾン水溶液の消費はほとんどない。次いで、水栓63
fを閉め、水栓64fを開けて通水し、上述と同様に洗
浄する。これにより専有管33f及び専有管33fから
分岐された給水配管全ての洗浄を完了する。
【0044】なお、上述の専有管33の洗浄は、高置水
槽21に配置したオゾン供給器2において行ったが、例
えば、各階の給水メータ81付近に設置し個別に洗浄を
行っても良い。6階を例に説明すると、まず、給水メー
タ81fの付近に、給水配管を迂回させるような構造を
用いてオゾン供給器2を設置し、所定濃度のオゾンを給
水に供給する。次に水栓62fを開けて通水し、洗浄す
る。この後は上述と同様に順次下流側の水栓を開け閉め
して、専有管33f及び分岐した給水配管の洗浄を行
う。この場合も各水栓を開けて行われる通水時間は、C
T値を目安として行われることが望ましく、5≦CT≦
25の範囲から選ばれた値に基づいて行われることが好
ましい。専有管のみの洗浄は比較的距離も短いため、さ
らには、6≦CT≦14の範囲から選ばれた値に基づい
て行われることが好ましい。
【0045】以上説明してきたように、本発明の実施の
形態(1)の給水配管洗浄システムにおいては、オゾン
供給位置50に近い上流側から、順次バルブや水栓を開
け閉めすることにより、第1給水配管系13を区分しな
がら順次洗浄している。そのため、上流側から確実に洗
浄を完了してから下流側に洗浄部位を移行させているた
め、下流側にオゾンの消費の少ない高濃度のオゾン水溶
液を供給することができ、効率的な洗浄を行うことがで
きる。
【0046】次に本発明の実施の形態(2)について説
明する。図4は実施の形態(2)のシステムを示す説明
図、図5、図6は実施の形態(2)の洗浄の手順を示す
フローチャートである。実施の形態(2)は、実施の形
態(1)と洗浄しようとする給水配管系の位置が異なる
だけであるため、その他の実施の形態(1)と同様の説
明には、同一符号を付し説明を省略する。
【0047】実施の形態(2)の給水配管洗浄システム
は、高層建造物1の受水糟22から揚水ポンプ23によ
り加圧され揚水管35を介して高置水槽21に至る給水
配管系(以下、第2給水配管系14と記す)と、受水槽
22に設置されるオゾン供給器2とを備え、オゾン供給
位置50からの距離が遠くなるに従って、給水配管洗浄
時間を増加させ時間制御を行うものである。
【0048】実施の形態(2)でも、実施の形態(1)
の説明に用いた6階建ての高層建造物1を例に、具体的
な洗浄方法を説明する。なお、この手順は一例であり、
高層建造物1の構造等により多少異なっても良い。
【0049】実施の形態(2)においても、実施の形態
(1)と同様に、あらかじめ第2給水配管系14の内部
を事前調査し、受水槽22に生成するオゾン水溶液6の
濃度C0と、目安とするCT値を決定し、洗浄時間、及
び受水槽22に生成するオゾン水溶液の水量を算出して
おく。
【0050】目安とするCT値は、5≦CT≦25の範
囲から値を選ぶことが望ましいが、さらには、10≦C
T≦15の範囲から選ばれた値を基に管理することが望
ましい。揚水管35の洗浄においては、受水槽22のオ
ゾン供給位置50に近い上流側では、オゾン水溶液の濃
度がC0に近い高濃度であるが、揚水管35の位置が高
くなる下流側に行くに従って、オゾン水溶液の濃度は低
下する。そのため、第2給水配管系14の最も下流とな
る高置水槽21近辺でのオゾン水溶液の濃度を考慮し
て、通水時間T1が決定される。すなわち、受水槽22
からの高置水槽21までの距離から、あらかじめでデー
タ化した値を基に通水時間が決定される。なお、第2給
水配管系14の洗浄では、途中にメンテナンス用のバル
ブ等が設けられている場合もあるが、ここでは、途中で
区切らずに一気に洗浄を行う方法を前提とする。
【0051】次に図5、図6を用いて、第2給水配管系
14における洗浄の手順を説明する。 まずステップ1
01により、揚水ポンプ23を停止し、受水槽22から
の水の流出を遮断する。次にステップ102により、水
道本管24からのバルブ42を閉め、受水槽22への水
の流入を遮断する。次に高置水槽21から立て管31に
繋がるバルブ41を閉め、高置水槽21からの水の流出
を遮断する。
【0052】次にステップ104により、受水槽22の
水量を所定量に調整する。この所定量に合わせるため、
通常ドレイン72を開けて水量を減らしておく。次にス
テップ105により、受水槽22付近にオゾン供給器2
を設置し、ステップ106により、受水槽22内の給水
にオゾンを供給し、所定の濃度C0のオゾン水溶液を作
り出す。
【0053】次にステップ107により、高置水槽22
の水をドレイン71から抜いて空にし、ステップ108
により、揚水ポンプ23により加圧しながら揚水管35
に時間T1通水する。
【0054】次にステップ109により、揚水管35か
ら高置水槽21に出る水の色等で付着物や汚れの除去が
終了したことを確認できたら、揚水ポンプ23を停止す
る。次にステップ110により、高置水槽21に貯まっ
たオゾン水溶液をドレイン71から排水する。次にステ
ップ111により、バルブ42を開いて、受水槽22に
清水を水張りする。次にステップ112で揚水ポンプ3
5の運転を再開し、ステップ113でバルブ41を開い
て、通常の稼働状態に戻す。
【0055】なお、実施の形態(1)で第1給水配管系
13、実施の形態(2)で第2給水配管系14の洗浄方
法を説明したが、これらは1つの高層建造物の洗浄方法
として、連続して実施しても良い。その場合、実施の形
態(2)の第2給水配管系14を先に洗浄し、続いて実
施の形態(1)の第1給水配管系13の洗浄を行うと一
層効果的である。
【0056】次に、実施例により本発明をさらに詳細に
説明する。 (実施例1) 高層建造物1としては、実施の形態(1)(2)と同じ
6階建ての建造物で、図1に示すものと同じ給水配管系
を備えている。洗浄の手順としては、第2給水配管系1
4を洗浄した後、第1給水配管系13の洗浄を行った。
まず事前調査により、第2給水配管系14の受水槽22
に生成するオゾン水溶液の濃度C0を2.0mg/L、
CT値=15と決定した。従来のデータを基に、高置水
槽21付近で低下するオゾン水溶液の濃度Cは、約1.
0mg/Lと予測される。これにより、第2給水配管系
14の洗浄時間は、15/1.0=15(分)と算出し
た。また、揚水ポンプ23には、流量150L/分のも
のが設置されている。従って、洗浄に必要とされるオゾ
ン水溶液の水量は、この流量に洗浄時間を乗じた150
(L/分)×15(分)=2,250(L)に余裕分を
加えた量となり、これが受水槽22に生成されるオゾン
水溶液の量となるこのように準備されたオゾン水溶液を
用い、実施の形態(2)の手順で上記通水時間15分だ
け通水して洗浄を実施した。その結果、第2給水配管系
14において、給水配管内部の付着物が完全に除去で
き、また、十分な殺菌効果も得ることができた。
【0057】次に事前調査により、第1給水配管系13
の高置水槽21に生成するオゾン水溶液の濃度C0を
3.0mg/L、CT値=20と決定した。また、従来
のデータを基に各階での濃度の予測値は、6階:約3.
0mg/L、5階:約2.5mg/L、4階:約2.2
mg/L、3階:約2.0mg/L、2階:約1.5m
g/L、1階:約1.0mg/Lとなる。従って各階の
洗浄時間は、CT値を各階の濃度で割ることで求められ
るため、6階:約7分、5階:約8分、4階:約9分、
3階:約10分、2階:約13分、1階:約20分、と
なり、通算の洗浄時間は、67分と算出した。一方、給
水配管の管径及び給水圧力から必要なオゾン水溶液の流
量は、15L/分と求められる。従って、この流量に洗
浄時間を乗じた15(L/分)×67(分)=1,00
5(L)に余裕分を加えた量が高置水槽21に生成され
るオゾン水溶液の量となる。このように準備されたオゾ
ン水溶液を、実施の形態(1)の手順により、各階に上
記通水時間だけ通水して洗浄を実施した。その結果、第
1給水配管系13において、給水配管内部の付着物が完
全に除去でき、また、十分な殺菌効果も得ることができ
た。
【0058】
【発明の効果】以上、詳述してきたように本発明の給水
配管洗浄方法は、給水配管内の任意の位置に設置された
オゾン供給位置からの距離に従って、給水配管の洗浄時
間を増加させ、特に菌・原虫等への殺菌作用を確認して
得られた値であってそのオゾン濃度Cと洗浄時間Tを乗
じたCT値に基づいて時間管理することにより、単なる
付着物の除去でだけでなく、殺菌効果も確実に得られ、
衛生面で優れた効果を発揮する。
【0059】また、本発明の給水配管洗浄システムで
は、高層建造物の高置水槽から立て管、専有管に至る給
水配管系において、高置水槽にオゾン供給器を設置し、
オゾン供給位置からの距離に従って洗浄時間を菌・原虫
等への殺菌作用を確認して得られた値であってそのオゾ
ン濃度Cと洗浄時間Tを乗じたCT値に基づいて時間管
理することにより、洗浄をばらつきなく効率よく行うこ
とができる。
【0060】また、本発明の給水配管洗浄システムで
は、高層建造物の受水槽から揚水管、高置水槽に至る系
においても、受水槽にオゾン供給器を設置し、オゾン供
給位置からの距離に従って洗浄時間を菌・原虫等への殺
菌作用を確認して得られた値であってそのオゾン濃度C
と洗浄時間Tを乗じたCT値に基づいて時間管理するこ
とにより、洗浄をばらつきなく効率よく行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態(1)のシステムを示す説明図であ
る。
【図2】実施の形態(1)の洗浄の手順を示すフローチ
ャートである。
【図3】実施の形態(1)の洗浄の手順を示すフローチ
ャートである。
【図4】実施の形態(2)のシステムを示す説明図であ
る。
【図5】実施の形態(2)の洗浄の手順を示すフローチ
ャートである。
【図6】実施の形態(2)の洗浄の手順を示すフローチ
ャートである。
【図7】一般的な給水配管の内部のモデル図である。
【図8】水中でのオゾンの残存率と時間との関係を示す
引用グラフである。
【図9】オゾン水溶液の殺菌能力と接触時間との関係を
示す引用グラフである。
【符号の説明】
1 高層建造物 2 オゾン供給器 3 給水配管 4 錆コブ 5 スライム 6 オゾン水溶液 10 各階 11 高所 12 低所 13 第1給水配管系 14 第2給水配管系 21 高置水槽 22 受水槽 23 揚水ポンプ 24 水道本管 31 立て管 32、33 専有管 34 給水配管 35 揚水管 41 バルブ 42〜45 バルブ 50 オゾン供給位置 51〜54 分岐点 62〜64 水栓 81 給水メータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C02F 1/50 531 C02F 1/78 ZAB 1/78 ZAB B08B 9/06 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03C 1/02 B08B 3/08 B08B 9/027 C02F 1/50 510 C02F 1/50 520 C02F 1/50 531 C02F 1/78 ZAB

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建造物の給水配管内をオゾンを用いて洗
    浄する方法において、給水配管系の任意の位置にオゾン
    供給装置を設置し、給水配管内の給水に所定濃度のオゾ
    ンを供給し、オゾン供給位置からの距離が遠くなるに従
    って、給水配管の洗浄時間を増加させ、菌・原虫等への
    殺菌作用を確認して得られた値であってそのオゾン濃度
    Cと洗浄時間Tを乗じたCT値に基づいて時間制御する
    ことを特徴とする給水配管洗浄方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の給水配管洗浄方法におい
    て、洗浄される給水配管系は、オゾン供給位置から低所
    あるいは高所に延長していることを特徴とする給水配管
    洗浄方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の給水配管洗浄方法におい
    て、洗浄される給水配管系は、オゾン供給位置から水平
    に延長していることを特徴とする給水配管洗浄方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の給水配管洗浄方法におい
    て、オゾン濃度をC(mg/L)、洗浄時間をT(分)
    としたとき、CT値を5≦CT≦25の範囲で管理する
    ことを特徴とする給水配管洗浄方法。
  5. 【請求項5】 高層建造物の高置水槽から立て管を介し
    て各階に分岐される専有管に至る給水配管系と、高置水
    槽に設置され高置水槽内の給水にオゾンを供給するオゾ
    ン供給器とを備え、オゾン供給位置からの距離が遠くな
    るに従って、給水配管の洗浄時間を増加させ、菌・原虫
    等への殺菌作用を確認して得られた値であってそのオゾ
    ン濃度Cと洗浄時間Tを乗じたCT値に基づいて時間制
    御する給水配管洗浄システム。
  6. 【請求項6】 高層建造物の受水糟から揚水ポンプによ
    り加圧され揚水管を介して高置水槽に至る給水配管系
    と、受水槽に設置され受水槽内の給水にオゾンを供給す
    るオゾン供給器とを備え、オゾン供給位置からの距離が
    遠くなるに従って、給水配管の洗浄時間を増加させ、菌
    ・原虫等への殺菌作用を確認して得られた値であってそ
    のオゾン濃度Cと洗浄時間Tを乗じたCT値に基づいて
    時間制御する給水配管洗浄システム。
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