JP3252739B2 - バーコードリーダ - Google Patents

バーコードリーダ

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JP3252739B2
JP3252739B2 JP02490097A JP2490097A JP3252739B2 JP 3252739 B2 JP3252739 B2 JP 3252739B2 JP 02490097 A JP02490097 A JP 02490097A JP 2490097 A JP2490097 A JP 2490097A JP 3252739 B2 JP3252739 B2 JP 3252739B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザービームを用
いてバーコードを走査するバーコードリーダに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】レーザービームの走査方式にはポリゴン
ミラーを回転させる方式や、走査ミラーを振動させる方
式(特開平6−76094号公報参照)が一般的であ
る。走査ミラーを用いる方式では駆動モータの周波数を
自然共振周波数とする構成が開示されている。
【0003】また、前記の従来例を含めて、バーコード
の走査に用いるレーザービームは連続点灯状態で用いる
ことが一般的に行われている。このことは最初に実用化
されたレーザーが点滅性能に問題がある放電管式のヘリ
ウムネオンガスレーザーを用いたためであり、最近にな
って半導体のレーザーダイオードに置き換されてきたに
もかかわらず、光源以外の回路についてはレーザービー
ム振動手段が従来の延長できているためと考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】最近、携帯型ハンディ
ターミナルにバーコードリーダを接続したり、一体化し
たりする例が多くなり、従来に増して消費電力の少な
く、電池に負荷をかけないバーコードリーダが求められ
てきている。これに対して、従来の半導体レーザーを連
続点灯状態で用いるバーコードリーダでは消費電流の低
減に限界があった。
【0005】また、消費電流のピークを低くする要望も
あるが、レーザーダイオードとレーザービーム振動手段
とに同時に通電する方式のバーコードリーダでは消費電
流のピークも高くなる傾向があった。
【0006】また、レーザービームによる反射光量と別
に周辺光量のみを測定できれば、あらかじめ、受光感度
を調節することが容易となるが、従来のレーザーダイオ
ードを連続点灯状態で用いるバーコードリーダでは読取
開始した後ではレーザービームによる反射光量と周辺光
量の合計が受光されるため、受光素子の感度調整ができ
なかった。本発明は前記従来の課題を解決することを目
的とするものである。
【0007】
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の第1のバーコードリーダは、レーザービー
ムを周期的に振動させてバーコードを周期的に走査する
バーコードリーダであって、前記レーザービームの一定
の走査範囲でレーザーダイオードを点灯し、両端部での
逆方向に方向転換する範囲ではレーザーダイオードを消
灯するレーザービーム振動手段を備え、前記レーザービ
ームの走査を永久磁石と電磁石の吸引力や反発力で行
い、前記レーザービームを発生する前記レーザーダイオ
ードと前記電磁石とをそれぞれ差動回路の各負荷として
周期的にON・OFFするレーザービーム振動手段を備
えたものである。
【0009】また、本発明第2のバーコードリーダは、
本発明第1のバーコードリーダに加え、レーザービーム
の走査をガルバノミラーの振動で行い、レーザーダイオ
ードと前記ガルバノミラーを駆動するモータとをそれぞ
れ差動回路の各負荷として周期的にON・OFFするレ
ーザービーム振動手段を備えたものである。
【0010】また、本発明第3のバーコードリーダは、
本発明第1または第2のバーコードリーダに加え、レー
ザーダイオードの消灯期間で受光素子の感度調整を行う
ものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の第1手段において、レー
ザービームの一定の走査範囲とは、レーザービームを左
右方向に振動運動させるとき、レーザービームの振幅の
両端部を除く中央部分である。また、レーザービームの
左右の走査端部ではレーザービームの走査方向が逆方向
に方向転換する。この走査端では仮にレーザービームを
点灯していてもバーコードの走査を行うことはできない
ので、この左右の走査端部でレーザービームを消灯する
ことは消費電流の低減やレーザーダイオードの寿命を延
長する作用を有する。
【0012】また、本発明の第2手段は、前記電磁石と
レーザーダイオードとをそれぞれ差動回路の各負荷とし
て周期的にON・OFFし、電磁石とレーザーダイオー
ドの両方の負荷を切替えるので、前記電磁石と前記レー
ザーダイオードの消費電流のバランスをとることによ
り、消費電流の変動が小さくなる作用を有する。
【0013】また、本発明の第3手段は、ガルバノミラ
ーを駆動するモータとレーザーダイオードとをそれぞれ
差動回路の各負荷として周期的に切替えるので、前記モ
ータと前記レーザーダイオードの消費電流のバランスを
とることにより、消費電流の変動が小さくなる作用を有
する。
【0014】つぎに、本発明の第4手段は、レーザーダ
イオードの消灯期間では、受光部は周囲光のみを測定で
きるので周囲光に正確に対応した感度調整やオフセット
調整を都度行うことができる作用を有する。
【0015】以下、本発明の実施の形態を図1ないし図
4に沿って説明する。図1は縦軸にレーザービームの振
動位置をとり、横軸に時間をとったダイヤグラムであ
る。縦軸の範囲を3つの範囲に分けており、上から範囲
A,範囲B,範囲Cとする。範囲Aと範囲Cはレーザー
ビームの振動が遅くなり逆方向に方向転換する範囲を示
す。範囲Bはレーザービームの振動が往復方向であり、
走査速度が略一定速度である範囲を示す。
【0016】範囲Aと範囲Bと範囲Cの切替わる点を時
間軸に対応させると一周期としてイ,ロ,ハ,ニの時間
に分けることができる。時間イが範囲Aに対応し、時間
ハが範囲Cに対応している。なお、範囲Aと範囲Cとは
レーザービームの振動の両端部となる。
【0017】またロとニは範囲Bに対応しており、レー
ザービームの走査方向が逆となる。本発明ではイとハの
時間でレーザーダイオードを消灯する。ロとニの時間は
レーザーダイオードを点灯してレーザービームの走査を
行う。この結果、レーザーダイオードへの通電時間は一
周期で比較して消灯をしない場合に比較して減少する。
範囲Aと範囲Cの合計は全体の振幅に対して10〜30
%の範囲が好ましいが、このとき通電時間の減少は20
〜40%が期待できる。
【0018】図2はレーザーダイオードDと電磁石M
1,M2とを切替える差動回路5を示す。まず、電磁石
M1,M2とはレーザービームの振動の両端で通電の方
向を逆転する制御を行うために4つのトランジスタTR
1ないしTR4で構成する。最初にトランジスタTR
1,TR4とを導通とし、トランジスタTR2,TR
3,TR5を非導通とする。このとき、電磁石M1から
電磁石M2に向かって電流が流れる。これは図1では時
間イに対応する。つぎに差動回路SのトランジスタTR
5のみを導通とする。これにより、レーザーダイオード
Dが点灯する。これは図1の時間ロに対応する。つぎに
トランジスタTR2,TR3とを導通とし、トランジス
タTR1,TR4,TR5とを非導通とする。このと
き、電磁石M2から電磁石M1に向かって電流が流れ
る。これは図1では時間ハに対応する。つぎに差動回路
SのトランジスタTR5のみを導通とする。これによ
り、レーザーダイオードDが点灯する。これは図1の時
間ニに対応する。この一周期の間にレーザーダイオード
Dまたは電磁石M1,M2のどちらかに常に通電してい
るので、レーザーダイオードDと電磁石M1,M2との
電流のバランスをとることにより、ノイズを発生しやす
いピーク電流のない安定した電流を流すことができる。
【0019】図3はレーザービーム振動手段1Aの概略
構成を示すものである。レーザーダイオードDから出る
光はコリメートレンズ2で絞られ、略平行光線となる。
つぎに絞り板3を通り、周辺の光をカットしてさらに細
いレーザービームLとなって出射する。前記レーザーダ
イオードDとコリメートレンズ2と絞り板3は永久磁石
4とともにレーザービーム振動板5に固定され、軸6の
回りに回転する。レーザーダイオードDへの電気的な接
続はフレキシブル接続基板7を介してコネクタ8で行わ
れる。
【0020】レーザービーム振動板5を駆動するには電
磁石M1,M2に電流を流すことにより行う(図2)。
そして、電磁石M1,M2の永久磁石4側をともにN極
とするような向きに電流を流せば永久磁石4は図3で上
方に回動し、レーザービームは右側に回動する。つぎ
に、電磁石M1,M2の永久磁石4側をともにS極とす
るような向きに電流を流せば永久磁石4は図3で下方に
回動し、レーザービームLは左側に回動する。これを繰
り返して一定周期で回動することにより、レーザービー
ムLを振動させることができる。振動の周期は10〜1
00回/秒を実用的に用いることができる。また、レー
ザービームLの振動は電磁石M1,M2とに流す電流パ
ルスと同期しているので、レーザービームLの振動端部
近傍でレーザーダイオードDへの通電を停止することは
容易である。また、レーザービームLがバーコードBに
当たって反射してくる光は受光素子9で検出するもので
ある。
【0021】図4はレーザービーム振動手段の他の構成
を示すものである。レーザーダイオードDから出る光は
コリメートレンズ2で絞られ、略平行光線となる。つぎ
に絞り板3を通り、周辺の光をカットしてさらに細いレ
ーザービームLとなって出射する。つぎにガルバノミラ
ー10に反射してバーコードBに向け出射する。図4は
図3の実施の形態に比較してレーザービームLを一旦ガ
ルバノミラー10で反射させるもので、レーザーダイオ
ードDを固定してガルバノミラー10の振り角度をレー
ザーダイオードDを振る方式に比較し、半分にすること
ができる。なお、ガルバノミラー10は永久磁石4に取
付けられ、軸6の周りに回動する構成である。
【0022】また、ガルバノミラー10を振動させるに
はコイル11a,11bに電流を流し、図4のコイル1
1a、11bの上側をともにN極とするような向きに電
流を流せば永久磁石4は時計回りに回動し、レーザービ
ームLは右側に回動する。
【0023】また、コイル11a,11bの上側をとも
にS極とするような向きに電流を流せば永久磁石4は反
時計回りに回動し、レーザービームLは左側に回動す
る。これを繰り返して一定周期でレーザービームLを振
動させることができ、実用的に10〜150回/秒の周
期を用いることができる。コイル11a,11bは同じ
鉄心12に巻いて構成しており、このコイル11a,1
1bを巻いた鉄心12と前記の永久磁石4と軸6とを合
わせてガルバノミラー10を駆動するモータMという。
【0024】レーザービームLの振動はコイル11a,
11bとに流す電流パルスと同期しているので、レーザ
ービームLの振動の両端近傍でレーザーダイオードDへ
の通電を停止することは容易である。レーザービームL
がバーコードBに当たって反射してくる光は受光素子1
1で検出するものである。
【0025】またレーザービームLを消灯している間に
周期的に周囲光を受光素子9で計測することにより自身
のレーザービームLの照度に影響を受けずに周囲光の計
測ができるので、受光素子9からの信号処理をあらかじ
め周囲光の照度に合わせておくことが正確にできる。具
体的には受光素子9の感度調整とオフセット調整がレー
ザービームLの走査毎に可能である。
【0026】
【0027】
【発明の効果】本発明の第1のバーコードリーダによれ
ば、差動回路を用いてレーザーダイオードと電磁石とに
流す電流をそれぞれ周期的に切替えることにより、負荷
が略一定となり、ノイズの原因となる電流パルスのピー
クが発生し難くなる優れた効果を奏するものである。
【0028】さらに、本発明の第2のバーコードリーダ
によれば、差動回路を用いて、レーザーダイオードとガ
ルバノミラーのモータに流す電流をそれぞれ周期的に切
替えることにより、負荷が略一定となり、ノイズの原因
となる電流パルスのピークが発生し難くなる優れた効果
を奏するものである。
【0029】さらに、本発明の第3のバーコードリーダ
によれば、レーザーダイオードの消灯期間で、受光素子
の感度調整がレーザービームの走査毎に可能となり、周
囲光の変化に応じた最適条件での信号処理ができ、結果
として周囲光が変化した場合の読取性能が向上する優れ
た効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるバーコードリーダ
のレーザービームの振動特性を示すダイヤグラム図
【図2】同実施の形態におけるバーコードリーダに用い
る差動回路図
【図3】同実施の形態におけるバーコードリーダに用い
るレーザービーム振動手段の概念図
【図4】同レーザービーム振動手段の他の構成を示す概
念図
【符号の説明】
D レーザーダイオード L レーザービーム M モータ M1,M2 電磁石 S 差動回路 1 レーザービーム振動手段 9 受光素子 10 ガルバノミラー 11a,11b コイル

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザービームを周期的に振動させてバー
    コードを周期的に走査するバーコードリーダであって、
    前記レーザービームの一定の走査範囲でレーザーダイオ
    ードを点灯し、両端部での逆方向に方向転換する範囲で
    はレーザーダイオードを消灯するレーザービーム振動手
    段を備え、前記レーザービームの走査を永久磁石と電磁
    石の吸引力や反発力で行い、前記レーザービームを発生
    する前記レーザーダイオードと前記電磁石とをそれぞれ
    差動回路の各負荷として周期的にON・OFFするレー
    ザービーム振動手段を備えたバーコードリーダ。
  2. 【請求項2】レーザービームの走査をガルバノミラーの
    振動で行い、レーザーダイオードと前記ガルバノミラー
    を駆動するモータとをそれぞれ差動回路の各負荷として
    周期的にON・OFFするレーザービーム振動手段を備
    えた請求項1記載のバーコードリーダ。
  3. 【請求項3】レーザーダイオードの消灯期間で受光素子
    の感度調整を行う請求項1または2いずれかに記載のバ
    ーコードリーダ。
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