JP3249701B2 - 誘電加熱装置 - Google Patents

誘電加熱装置

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    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/46Dielectric heating
    • H05B6/62Apparatus for specific applications

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  • Electromagnetism (AREA)
  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、肉・魚等の冷凍食品を
誘電加熱によって解凍する高周波解凍装置、電子レンジ
の解凍用治具等の複合調理器といった誘電加熱装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の高周波解凍装置等の誘電加熱装置
では、加熱電極間に高周波高電圧を印加し、その間に誘
電体である被解凍物を挟んで誘電加熱が行われる。この
ような誘電加熱装置において、加熱電極に加える高周波
高電圧を発生する高周波発振回路の共振回路には、共振
用コンデンサと共振用コイルを直列関係に接続し、直列
共振回路を形成することにより、共振用コンデンサと共
振用コイルの整合定数を調整して整合が行われている。
【0003】また、特開昭58−7788号公報には、
大容量で固定値の容量安定用コンデンサを負荷と並列に
接続することで、整合を容易にした高周波解凍装置が開
示されており、特公昭61−41107号公報には、負
荷に対して並列に容量可変のフィルターコンデンサを接
続して、フィルターコンデンサの容量を可変することに
より高周波出力を変える高周波解凍装置が開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術におい
て、被解凍物との負荷の整合を行う際に、直列共振回路
による方法では、共振回路の形成が簡単になる反面、解
凍が進行するにつれて共振回路の被解凍物の誘電体損失
の値が変化するため、負荷との整合がずれるという欠点
があった。また、容量安定用コンデンサを並列接続する
場合では、整合の調整範囲が小さくなるという欠点があ
った。また、従来整合を行う際には高周波高電圧を入力
した状態で負荷との整合を行うため、高周波高電圧を発
生させる発振回路および増幅回路において無効電力によ
る損失が発生するなどの欠点があった。
【0005】本発明は、上記に鑑み、連続的にかつ簡単
に誘電体との負荷整合が可能で、エネルギー損失の低い
誘導加熱装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、高周波電源部6と、該高周波電源部6の出力端子
に接続された共振用コイル13と誘電体を誘電加熱する
加熱電極とからなる共振回路とを備え、前記加熱電極は
平行に対向配置された固定電極板4および可動電極板5
からなり、該可動電極板5を挟んで前記固定電極板4の
反対側に容量安定用コンデンサ21を形成する第3の電
極板20が設けられている。
【0007】そして、加熱電極に対して第3の電極板2
0が電気的に並列に接続されるか、あるいは加熱電極に
対して第3の電極板20が電気的に直列に接続されてい
る。また、第3の電極板20を移動自在とし、該電極板
20の移動により負荷の整合の微調整を行うものであ
る。
【0008】また、高周波電源部6の出力を可変する出
力可変手段が設けられ、負荷の不整合状態のとき負荷へ
の高周波電圧の入力が低くなるように前記高周波電源部
6からの出力が調整されるものである。
【0009】
【作用】上記課題解決手段において、容量安定用コンデ
ンサ21の容量を固定値にせず、共振用回路全体の合成
キャパシタンスの変化を小さくするように電極板の間隔
を変えることによって容量安定用コンデンサ21の容量
を可変すると、誘電体の負荷アドミタンスの変化を小さ
くすることができるため、誘電体の形状に左右されるこ
となく、負荷変動による誘電体との負荷整合が容易に行
えるようになる。
【0010】また、負荷整合を行っているときに不整合
であった場合には高周波電源部6に負担がかかるため、
低入力にて負荷整合を行うことにより、負担を与えるこ
となく高周波電源部6における不必要な電力消費を抑え
るとともに、負荷との整合を行うのに最適な条件を最小
限の電力損失で検知することができ、負荷整合を容易に
することができる。
【0011】
【実施例】
(第一実施例)本発明の第一実施例の高周波解凍装置
は、図2の如く、その筐体1が、金属製で接地されたオ
ープンキャビティ2と、高周波発振回路室3とからな
る。オープンキャビティ2内には加熱電極が収納され、
加熱電極は、下側の固定電極板4とその上方に配された
可動電極板5とからなる。固定電極板4はオープンキャ
ビティ2内に固定され、可動電極板5は、オープンキャ
ビティ2内に上下動自在に案内支持され、モータによっ
て固定電極板4と平行関係を維持したまま上下動され
る。そして、各電極板4,5はそれぞれ高周波電源部6
に接続される。
【0012】可動電極板5の下面には、電極板表面の保
護等を目的として非金属製で誘電体損失の小さい(ta
nδの小さい)保護板7が装着され、また固定電極板4
の直上には同じく非金属製で誘電体損失の小さい載置板
8が配置されており、載置板8上に誘電体としての被解
凍物9が載置される。
【0013】図3は高周波電源部6とその加熱電極への
接続の状態を示している。高周波電源部6は、コルピッ
ツ発振回路等の高周波発振回路と、信号増幅トランジス
タによる1段もしくは数段の電力増幅回路によって構成
されている。高周波電源部6の出力端子には、高周波ト
ランス11が接続され、高周波トランス11と並列に可
変コンデンサ12と共振用コイル13と被解凍物9を挟
んだ状態の加熱電極からなる共振回路部14とが接続さ
れ、高周波トランス11をタップにより切り替えること
によって共振回路部14と高周波電源部6とのインピー
ダンスのマッチングを行っている。
【0014】そして、載置板8の上に被解凍物9を置い
て可動電極板5を上下に動かし、被解凍物9の上面と保
護板7の下面が接触しないように近接した位置に可動電
極板5を移動する。こうした後に、高周波電源部6を駆
動すると、両電極板4,5の間には高周波高電圧が誘起
され、被解凍物9は高周波高電圧により生ずる電界に対
する誘電体損失により加熱される。被解凍物9が加熱解
凍されていくと、被解凍物9の誘電体損失の大きさが変
化して、加熱電極のキャパシタンスおよびQ値が変化す
るので、これらの変数の変化を小さくして、回路の整合
を容易に行えるようにするため、本実施例では以下に示
すようにしている。
【0015】すなわち、図1に示すように、可動電極板
5の上方に、容量安定用の第3電極板20を設置し、固
定電極板4と第3電極板20を電気的に接続する。これ
によって、可動電極板5と第3電極板20とで容量安定
用コンデンサ21が形成され、加熱電極と被解凍物9に
よるキャパシタンスと、容量安定用コンデンサ21とが
並列に接続された状態となる。
【0016】ここで、可動電極板5の位置を上下させる
と、加熱電極と被解凍物9による合成キャパシタンス
と、容量安定用コンデンサ21の各容量は、一方が減少
すれば他方が増加するといった互いに逆の関係で増減す
る。合成キャパシタンス容量の大きさの変化量は、図4
に示す第3電極板20がないときより第3電極板20を
設けたときには図5に示すように小さくなる。なお、こ
れらのデータは、10cm×10cmの銅製電極板を用
い、被解凍物9から第3電極板20までの間隔は5cm
とし、可動電極板5を被解凍物9から0〜5cmの間で
変化させたとき、合成キャパシタンスの容量をC=εε
0A/d(ε:空気の比誘電率、ε0:真空の誘電率、
A:面積、d:誘電体から可動電極板までの距離)で求
めてシュミレーションを行ったときの結果である。
【0017】この曲線の傾き具合からキャパシタンスの
変化量に対するリアクタンスの変化量が小さくなるとこ
ろが整合をとるのに最適な領域となり、使用領域となる
(以下、図中に示された使用領域はこれと同じように設
定されている)。すなわち、加熱が進行して被解凍物9
の誘電体損失が変化しても、容量安定用コンデンサ21
の容量の大きさを被解凍物9を挟んだ加熱電極による合
成キャパシタンス容量より大きく設定することにより、
整合定数自体の変化を小さくすることができるため、被
解凍物9との負荷整合の調整が容易になる。
【0018】このように、加熱電極間に載置された被解
凍物9の形状によって可動電極板5の位置が変わり、キ
ャパシタンスの容量の大きさは大きく変化するため、第
3電極板20を設けると、加熱電極間の距離と容量安定
用コンデンサ21を形成する電極板間の距離が互いに逆
の関係になり、電気的に絶縁された状態にすると、各コ
ンデンサ容量は互いに逆の関係になる。容量安定用コン
デンサ21の容量を共振回路部14に比べて大きく設定
して並列接続することにより、共振回路部14の容量変
化を吸収することができ、コンデンサの合成容量は全領
域で値の変化が小さくなるので、負荷整合を行う際に整
合定数を大きく変えることなくマッチングを行うことが
できる。
【0019】(第二実施例)第二実施例では、図6に示
すように、第一実施例と同じ第3電極板20を設け、容
量安定用の第3電極板20と固定電極板4との間に高周
波高電圧を印加するようにし、二つの固定された電極板
4,20の間を移動可能な可動電極板5(容量安定用の
移動電極板と併用)が上下に移動するようにする。この
構造により、加熱電極と被解凍物9による合成キャパシ
タンスと容量安定用コンデンサ21が直列に接続された
状態となる。
【0020】可動電極板5の位置が上下すると、電極板
4,5に挟まれた被解凍物9のインピーダンスの虚数部
は電極板間の間隔により大きく変化し、加熱電極と被解
凍物9によるキャパシタンスと、容量安定用コンデンサ
21の各容量は互いに逆の関係で増減するため、第3電
極板20がない場合よりも合成キャパシタンス容量の変
化量が図7に示すように小さくなる。また、加熱が進行
して加熱電極の間の被解凍物9の誘電体損失が変化して
も、直列接続であるため、容量安定用コンデンサ21の
容量を合成キャパシタンスよりも小さな容量となるよう
に使用領域を設定すれば、整合定数自体の変化を小さく
することができ、被解凍物9との負荷整合の調整が容易
になる。
【0021】したがって、この二つのコンデンサを直列
接続することにより、コンデンサの合成容量はある一定
の範囲では値の変化が非常に小さくなるので、負荷整合
を行う際には、整合定数を大きく変えることなくマッチ
ングを行うことができる。
【0022】(第三実施例)第三実施例では、加熱電極
間に被解凍物9を載置し、高周波高電圧を与えて負荷整
合を行う際に、共振回路全体が不整合であった場合には
発振回路や電力増幅回路に負担がかかるため、負荷部へ
の高周波の入力を低く抑えることを目的として、図8に
示すように、高周波電源部6の電力増幅回路に対して出
力可変手段を設ける。そして、可動電極板5を被解凍物
9に近付けて、可動電極板5の位置決めが終了してから
被解凍物9との負荷の整合が合うまでの調整中は、高周
波入力を必要最小限に絞るようにする。
【0023】すなわち、可動電極板5の移動により合成
キャパシタンスの容量は電極板間の距離が変化すること
で変化する。そのため、可動電極板5が移動終了したと
きの位置を検知して、その大きさによりリアクタンスの
大きさを制御する回路が必要になる。しかし、実際はリ
アクタンス分を連続的に変化させる装置を作成するのは
コスト的、技術的に困難であるので、離散値的にリアク
タンス成分の決定を行い、キャパシタンス成分で補足し
て整合を得ることになる。したがって、可変コンデンサ
12により高周波の出力調整を行っているので、整合状
態となったかどうかを検知する整合検知回路30を設
け、可変コンデンサ12の値を調整する制御回路31に
より加熱電極に印加する高周波高電圧の出力が制御され
ている。不整合状態では入力電力が負荷で反射して発振
回路または増幅回路に戻るため、大きな電力が入力され
ると発振回路または増幅回路が破壊する。そこで、増幅
回路に出力可変回路32を設けて、負荷から反射してく
る電力を電力検知回路33により検知しながら負荷の電
力を一定に調整する。これらの回路によって前記出力可
変手段が構成されている。
【0024】これによって、負荷との整合を行う際には
負荷への高周波の入力を低く抑えることができ、高周波
電源部6と共振回路部14との整合が成立していないと
きに生じる共振回路部14からの反射波による高周波電
源部6への不必要な電力負担をかけることをなくすこと
ができるとともに、整合調整中に増幅回路および発振回
路等によって消費される無効電力を削減することができ
る。
【0025】なお、第一実施例あるいは第二実施例の装
置に本実施例を適用しても同様の作用効果を奏する。
【0026】(第四実施例)第四実施例では、加熱電極
間に被解凍物9を載置し、高周波入力を与えて共振回路
部14の整合を行う際に、第三実施例のように高周波高
電圧の出力を必要最小限に絞るとき、移動可能な可動電
極板5の位置と高周波トランス11のタップによるイン
ピーダンスの値により、被解凍物9との負荷と整合した
ときの整合定数が決まる。もし調整がずれた場合に、高
周波トランス11のタップを切り替えて整合調整を行う
が、解凍が進行して被解凍物9の誘電体損失が変化し
て、整合の徴調整を行わなければならないときにタップ
を切り替えねばならなくなる恐れがある。
【0027】このため、図9に示すように、負荷との整
合調整時に可動電極板5の位置を検出してその位置にお
ける最適な整合状態となる調整範囲を検知する整合調整
検知回路40を設ける。そして、整合の調整範囲が大き
くなる位置に可動電極板5の位置を合わせることによっ
て、整合の調整範囲を大きくとることができ、可動電極
板5の位置に関係なく整合を行った場合における共振用
コイル13のタップの割り振りによって負荷整合が行え
る範囲が小さくなることを防止でき、解凍が進行しても
負荷整合を容易に行うことができる。
【0028】(第五実施例)第五実施例では、図10に
示すように、第3電極板20を上下動自在に支持して、
モータにより移動させる。そして、負荷との整合状態を
検知する整合検知回路50を設けておき、加熱電極間に
被解凍物9を載置し、初期の負荷整合を行い解凍動作に
移行したときに、解凍動作に入った後に被解凍物9の誘
電体損失が変化した場合、整合検知回路50によって検
知される整合状態に応じて第3電極板20を上下させる
ことにより、容量安定用のコンデンサ容量を可変できる
ようにして、被解凍物9を置いた加熱電極のキャパシタ
ンスの変化を吸収するようにしている。容量安定用コン
デンサ21は、平板電極板から構成されているため、Q
値の大きな理想的なコンデンサであり、被解凍物9のイ
ンピーダンスに影響を与えることがない。
【0029】したがって、このコンデンサを共振用コン
デンサとして用いることにより、共振回路部14におけ
る実抵抗分を増やすことなく、共振用コイル13のリア
クタンス値を共振回路全体のキャパシタンスと整合でき
る値に設定すると、図11に示すような曲線になる。こ
れにより、共振用コイル13のタップを切り替える等の
非直線的な整合定数による負荷整合を行わずに、解凍が
進行して誘電体損失が変化しても、整合の徴調整を容易
に行うことができる。
【0030】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、請求項1
の発明によると、互いに平行に対向配置された固定電極
板および可動電極板からなる加熱電極に対して、可動電
極板を挟んで固定電極板の反対側に容量安定用コンデン
サを形成する第3の電極板が設けられているので、可動
電極板の位置に応じて共振用回路全体の合成キャパシタ
ンスの変化を小さくするように容量安定用コンデンサの
容量が可変され、共振回路部の容量変化を吸収すること
ができ、誘電体との負荷整合を容易に行うことができ
る。
【0032】請求項2の発明によると、加熱電極に対し
て第3の電極板を電気的に並列に接続すると、容量安定
用コンデンサの容量を共振回路部に比べて大きく設定し
た場合、コンデンサの合成容量は全領域で値の変化が小
さくなるので、負荷整合を行う際に整合定数を大きく変
えることなくマッチングを行うことができる。
【0033】請求項3の発明によると、加熱電極に対し
て第3の電極板を電気的に直列に接続すると、加熱電極
と被解凍物によるキャパシタンスと容量安定用コンデン
サによる合成容量はある一定の範囲では値の変化が非常
に小さくなるので、負荷整合を行う際には、整合定数を
大きく変えることなくマッチングを行うことができる。
【0034】請求項4の発明によると、第3の電極板を
移動自在とし、この電極板の移動により負荷の整合の微
調整を行うことにより、容量安定用コンデンサの容量が
変化し、共振回路全体のキャパシタンスと共振用コイル
のリアクタンスを整合させることができ、解凍が進行し
て誘電体損失が変化しても整合の徴調整を容易に行うこ
とができる。
【0035】
【0036】請求項の発明によると、整合状態を検知
することによって、整合の調整範囲が広くなる位置に可
動電極板を移動させると、整合の調整範囲を大きくとる
ことができ、可動電極板の位置に関係なく整合を行った
場合に、解凍が進行しても負荷整合を容易に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の共振回路部を示す図
【図2】高周波解凍装置の透視正面図
【図3】高周波解凍装置の全体回路図
【図4】第3電極板がない場合の可動電極板を移動させ
たときの合成キャパシタンスと共振用リアクタンスの特
性図
【図5】第3電極板がある場合の可動電極板を移動させ
たときの合成キャパシタンスと共振用リアクタンスの特
性図
【図6】第二実施例の共振回路部を示す図
【図7】可動電極板を移動させたときの合成キャパシタ
ンスと共振用リアクタンスの特性図
【図8】第三実施例の高周波解凍装置の全体回路図
【図9】第四実施例の共振回路部を示す図
【図10】第五実施例の共振回路部を示す図
【図11】可動電極板を移動させたときの合成キャパシ
タンスと共振用リアクタンスの特性図
【符号の説明】
4 固定電極板 5 可動電極板 6 高周波電源部 9 被解凍物 14 共振回路部 20 第3電極板 21 容量安定用コンデンサ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波電源部と、該高周波電源部の出力
    端子に接続された共振用コイルと誘電体を誘電加熱する
    加熱電極とからなる共振回路とを備え、前記加熱電極は
    平行に対向配置された固定電極板および可動電極板から
    なり、該可動電極板を挟んで前記固定電極板の反対側に
    容量安定用コンデンサを形成する第3の電極板が設けら
    れたことを特徴とする誘電加熱装置。
  2. 【請求項2】 加熱電極に対して第3の電極板が電気的
    に並列に接続されたことを特徴とする請求項1記載の誘
    電加熱装置。
  3. 【請求項3】 加熱電極に対して第3の電極板が電気的
    に直列に接続されたことを特徴とする請求項1記載の誘
    電加熱装置。
  4. 【請求項4】 第3の電極板を移動自在とし、該電極板
    の移動により負荷の整合の微調整を行うことを特徴とす
    る請求項2または3記載の誘電加熱装置。
  5. 【請求項5】 負荷の整合状態を検知する整合検知手段
    が設けられ、整合の調整範囲が広い位置に可動電極板を
    移動させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
    記載の誘電加熱装置。
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