JP3247776U - キャップ開栓部付きコップ - Google Patents
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Abstract
【課題】キャップ開栓の利便性を維持しつつ、繰り返し使用可能なキャップ開栓部付きコップを提供する。
【解決手段】本考案に係るキャップ開栓部付きコップ1は、環状の飲み口(口縁)12aを含む第1端部12と、第1端部の飲み口(口縁)12aに対向する底面23を含む第2端部22(コップ外側の底面23)と、第1端部の飲み口(口縁)12aで開口し飲み物を収容する収容部18とを有するコップであって、第2端部の底面23で開口する窪み部41と、窪み部の内周面46に形成された凹凸溝50と、を備え、窪み部の内周面46の凹凸溝50における第1端部側の凸部間の第1内径51は、第2端部側の凸部間の第2内径52よりも小さい。
【選択図】図2
【解決手段】本考案に係るキャップ開栓部付きコップ1は、環状の飲み口(口縁)12aを含む第1端部12と、第1端部の飲み口(口縁)12aに対向する底面23を含む第2端部22(コップ外側の底面23)と、第1端部の飲み口(口縁)12aで開口し飲み物を収容する収容部18とを有するコップであって、第2端部の底面23で開口する窪み部41と、窪み部の内周面46に形成された凹凸溝50と、を備え、窪み部の内周面46の凹凸溝50における第1端部側の凸部間の第1内径51は、第2端部側の凸部間の第2内径52よりも小さい。
【選択図】図2
Description
本開示は、飲み物を収容する収容部18を有するコップであって、コップの外側の底面23に下向きに開口する窪み部41を備えるキャップ開栓部付きコップ1に関する。
特許文献1は、コップの内側の収容部18の底17に、ペットボトルのキャップを開閉できる窪みを設けた脚付きコップが開示されている。ペットボトル飲料を保存する場合に、そのコップを下向きに一体化できるようにしている。
このようなキャップ開栓部付きコップ1は、外出時等の一時的に利用する際には、ペットボトルのキャップが開けやすく、コップおよびキャップの保管が容易となる。しかし、一旦利用した後には、コップ内およびキャップ開栓用窪みの中に飲み物が残る問題がある。このため、コップの内側の底17の凹部に飲み物が付着し不衛生であるので、きれいに洗浄し、乾燥させる必要があり、結局、再利用し難いものとなっていた。
本考案は、このような点に鑑み、キャップ開栓の利便性を維持しつつ、繰り返し使用可能なキャップ開栓部付きコップ1を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係るキャップ開栓部付きコップ1は、環状の飲み口12a(口縁)を含む第1端部12と、第1端部12の飲み口12a(口縁)に対向する底面23を含む第2端部22(コップ外側の底面23)と、第1端部12の飲み口12a(口縁)で開口し飲み物を収容する収容部18とを有するコップであって、第2端部22の底面23で開口する窪み部41と、窪み部の内周面46に形成された凹凸溝50と、を備え、窪み部の内周面46の凹凸溝50における第1端部12側の凸部間の第1内径51は、第2端部22側の凸部間の第2内径52よりも小さい。
本開示の一態様によるキャップ開栓部付きコップ1は、外側の底面23にキャップを開栓する窪み部41を設けた。このため、窪み部41の内壁面には飲み物残渣の付着物がなく、衛生的であり、繰り返し使用が可能とすることができる。
キャップ開栓部付きコップ1は、例えば、ペットボトルのキャップを開栓する際に、キャップを開栓し、コップの飲み物を収容する収容部18にペットボトルの飲み物等を注いで利用される。
図1~図3には、本考案の一実施例におけるキャップ開栓部付きコップ1が示される。本実施例のキャップ開栓部付きコップ1は、飲み物を収容する収容部18と、コップの底面23に下向きに開口する窪み部41を備える。
図1にはキャップ開栓部付きコップ1の斜視図が、図2には断面図が、示されている。キャップ開栓部付きコップ1は、環状の飲み口12a(口縁)を含む第1端部12と、第1端部12に対向する底面23を含む第2端部22と、第1端部12の飲み口12aで開口し飲み物を収容する収容部18と、を有する。キャップ開栓部付きコップ1(以下、単にコップということもある)は、筒状や錐台状を上下逆さまにしたような形状をし、上方に環状に開口する飲み口12a(口縁)を有する。本実施例のキャップ開栓部付きコップ1は、円筒形の胴に環状の飲み口12a(口縁)とこれに対向する底面23とを有している。
<第1端部12>
飲み口12a(口縁)を含む端部が第1端部12である。第1端部12は、コップの壁の上方の先端部分となる。第1端部12の先端において、コップの内周面16とコップの外周面14との間に、飲み口12a(口縁)が、接続されている。第1端部12は環状の形状をしており、環の中心内側は開口されている。コップ内部には、飲み物が収容される収容部18が、第1端部12の飲み口12a(口縁)で開口している。コップの壁は、収容部18を構成し、壁の内部の第1空間に飲み物が収容される。
飲み口12a(口縁)を含む端部が第1端部12である。第1端部12は、コップの壁の上方の先端部分となる。第1端部12の先端において、コップの内周面16とコップの外周面14との間に、飲み口12a(口縁)が、接続されている。第1端部12は環状の形状をしており、環の中心内側は開口されている。コップ内部には、飲み物が収容される収容部18が、第1端部12の飲み口12a(口縁)で開口している。コップの壁は、収容部18を構成し、壁の内部の第1空間に飲み物が収容される。
<収容部>
収容部18は、第1端部12と第2端部22とをつなげるコップ壁13によって囲まれ、第1端部12で上方に開口された空間(第1空間)を有している。コップ壁13の内周面16は、飲み口12a(口縁)から下方に延びていき、コップの内側の底17につながる。これにより、収容部18は飲み物を収容可能とする。第1空間は、コップの内側の底17からコップの内周面16を経て、上方に開口する第1端部12側に拡がっている。本開示のキャップ開栓部付きコップ1は、外側の底面23にキャップを開栓する窪み部41を設けた。このため、収容部18であるコップの内側の底17にはキャップ開栓用の凹凸がなく、きれいに洗浄でき衛生的であり、繰り返し使用が可能となる。
収容部18は、第1端部12と第2端部22とをつなげるコップ壁13によって囲まれ、第1端部12で上方に開口された空間(第1空間)を有している。コップ壁13の内周面16は、飲み口12a(口縁)から下方に延びていき、コップの内側の底17につながる。これにより、収容部18は飲み物を収容可能とする。第1空間は、コップの内側の底17からコップの内周面16を経て、上方に開口する第1端部12側に拡がっている。本開示のキャップ開栓部付きコップ1は、外側の底面23にキャップを開栓する窪み部41を設けた。このため、収容部18であるコップの内側の底17にはキャップ開栓用の凹凸がなく、きれいに洗浄でき衛生的であり、繰り返し使用が可能となる。
コップの外周面14は、第1端部12と第2端部22の各外側の面をつないでいる。コップの外周面14は、第2端部22(底面23)の外縁から立ち上がり、第2端部22に対向する第1端部12につながっている。コップの外周面14は、第2端部22の底面23の外側の縁と、第1端部12の先端である飲み口12a(口縁)との間に接続された面であり、コップの壁の外側の面を形成している。
<コップの底面23>
コップの外側の最下部は、コップの底面23を有する。底面23は、テーブル等の水平面に接地する接地面24を備える。第2端部22は底面23を含む。第1端部12の飲み口12a(口縁)が、第1面11に位置している。第2端部22の底面23が第2面21に位置している。第1面11上の第1端部12の飲み口12a(口縁)に対して、第2面21上の第2端部22の底面23が向かい合っている。キャップ開栓部付きコップ1は、底面23(第2端部22)から離間した飲み口12a(第1端部12)に向かって上方にコップ壁13が立ち上がってつながっている。底面23とコップの外周面14とは、第2端部22において一体に形成され、互いに異なる方向に向いている。
コップの外側の最下部は、コップの底面23を有する。底面23は、テーブル等の水平面に接地する接地面24を備える。第2端部22は底面23を含む。第1端部12の飲み口12a(口縁)が、第1面11に位置している。第2端部22の底面23が第2面21に位置している。第1面11上の第1端部12の飲み口12a(口縁)に対して、第2面21上の第2端部22の底面23が向かい合っている。キャップ開栓部付きコップ1は、底面23(第2端部22)から離間した飲み口12a(第1端部12)に向かって上方にコップ壁13が立ち上がってつながっている。底面23とコップの外周面14とは、第2端部22において一体に形成され、互いに異なる方向に向いている。
コップの底面23には、下向きに開口する窪み部41が設けられている。底面23の形状は、窪み部41が開口し、環状につながった形状となる。第2端部22の底面23において、環状の底面23の中心側の内側端は、開栓用の窪み部41の内周面46とつながる。環状の底面23の外周面側の外側端は、コップの外周面14とつながる。底面23は、コップの外周面14と隣接してつながる環状の接地面24を有する。第2端部22(底面23)の外縁は、コップの外周面の下端と接している。コップの外周面14の下端は、底面23の外縁と連なっており、底面23の外縁は、環状の接地面24となっている。したがって、キャップ開栓部付きコップ1をテーブル等の水平面に置いたときに、振動や不用意なわずかな力が加わっても、コップの転倒を防止し、倒れにくい。
図3は、キャップ開栓部付きコップ1の底面23からみた図である。図2,図3に示すように、キャップ開栓部付きコップ1は、第2端部22の底面23で下方に開口する窪み部41と、窪み部41の内周面46に形成された凹凸溝50と、を備える。
<窪み部>
第2端部22の底面23には、下方に開口する窪み部41が形成されている。窪み部41は、第1端部12と第2端部22とをつなげる壁によって囲まれ、第2端部22の底面23で下方に開口された空間(第2空間42)を有している。窪み部41は、キャップ開栓部付きコップ1の底面23に下向きに開口するように設けられている。ペットボトルのキャップが窪み部41に挿入され、キャップが開栓される。窪み部41の空間形状は、内壁面が略円筒状、略円錐台となるような形状であってもよい。窪み部41の空間形状は、例えば、好適には、内壁面が略円錐台形状の窪みが形成される。
第2端部22の底面23には、下方に開口する窪み部41が形成されている。窪み部41は、第1端部12と第2端部22とをつなげる壁によって囲まれ、第2端部22の底面23で下方に開口された空間(第2空間42)を有している。窪み部41は、キャップ開栓部付きコップ1の底面23に下向きに開口するように設けられている。ペットボトルのキャップが窪み部41に挿入され、キャップが開栓される。窪み部41の空間形状は、内壁面が略円筒状、略円錐台となるような形状であってもよい。窪み部41の空間形状は、例えば、好適には、内壁面が略円錐台形状の窪みが形成される。
<収容部と窪み部>
キャップ開栓部付きコップ1には、上方に開口する飲み物の収容部18があり、これと反対方向である下方に開口するキャップ開栓用の窪み部41がある。キャップ開栓部付きコップ1は、飲み口12a(口縁)で上向きに開口する第1空間と、底面23で下向に開口する第2空間42を有している。第1空間は、飲み物を入れるための収容部18であり、第2空間42の窪み部41は、第1空間より小さい空間であり、開栓用のキャップを挿入できるように開口している。このように、キャップ開栓部付きコップ1は、一つのコップに対して、互いに逆方向に窪んだ穴が形成されている。
キャップ開栓部付きコップ1には、上方に開口する飲み物の収容部18があり、これと反対方向である下方に開口するキャップ開栓用の窪み部41がある。キャップ開栓部付きコップ1は、飲み口12a(口縁)で上向きに開口する第1空間と、底面23で下向に開口する第2空間42を有している。第1空間は、飲み物を入れるための収容部18であり、第2空間42の窪み部41は、第1空間より小さい空間であり、開栓用のキャップを挿入できるように開口している。このように、キャップ開栓部付きコップ1は、一つのコップに対して、互いに逆方向に窪んだ穴が形成されている。
<コップ壁と窪み壁>
コップ壁13の厚み(第1厚み)は、コップ壁13における内周面16から外周面14までの距離である。一方、本考案は、第2端部22の底面23に窪み部41を設けており、壁を立設したものではない。このため、窪み部41には、本来、窪みの壁自体がない。しかし、窪みの空間を支える構造の観点からみて、窪み部41の内周面46からコップの外周面14に向かう距離(第2厚み)は、分厚いものとなる。例えば、窪み部41の内周面46からコップの外周面14に向かって、中実であることが、窪み部41の強度や耐久性の観点で好ましい。キャップを窪み部41に挿入して、回転させる際に、窪み部41の内壁が変形するのを防止する補強効果を有する。窪み部41の内周面46からコップの外周面14までの距離である第2厚みは、収容部18におけるコップ壁13の第1厚みより大きい。第2厚みは、第1厚みより2倍以上大きく、3倍以上大きい。このため、窪み部41の強度が補強され、耐久性に優れ、窪み部41がキャップの開栓に繰り返し使用できる。
コップ壁13の厚み(第1厚み)は、コップ壁13における内周面16から外周面14までの距離である。一方、本考案は、第2端部22の底面23に窪み部41を設けており、壁を立設したものではない。このため、窪み部41には、本来、窪みの壁自体がない。しかし、窪みの空間を支える構造の観点からみて、窪み部41の内周面46からコップの外周面14に向かう距離(第2厚み)は、分厚いものとなる。例えば、窪み部41の内周面46からコップの外周面14に向かって、中実であることが、窪み部41の強度や耐久性の観点で好ましい。キャップを窪み部41に挿入して、回転させる際に、窪み部41の内壁が変形するのを防止する補強効果を有する。窪み部41の内周面46からコップの外周面14までの距離である第2厚みは、収容部18におけるコップ壁13の第1厚みより大きい。第2厚みは、第1厚みより2倍以上大きく、3倍以上大きい。このため、窪み部41の強度が補強され、耐久性に優れ、窪み部41がキャップの開栓に繰り返し使用できる。
<係止部>
窪み部41の内周面46は、凹凸となる溝(凹凸溝50)が形成され、キャップを係止する係止部である。凹凸溝50は、キャップ開栓用のものである。窪み部41に挿入したキャップの蓋のローレット状の縦溝と、窪み部41の内周面46に形成された凹凸溝50がはまり係止する。これにより、コップの外周面14を持って回転させることにより、キャップを開けることができる。窪み部41の内周面46の凹凸溝50は、キャップの外周に形成された縦溝にはまって係止してキャップを保持できればよく、凹凸溝50の形状は任意であり、多少丸みを設けてもよい。
窪み部41の内周面46は、凹凸となる溝(凹凸溝50)が形成され、キャップを係止する係止部である。凹凸溝50は、キャップ開栓用のものである。窪み部41に挿入したキャップの蓋のローレット状の縦溝と、窪み部41の内周面46に形成された凹凸溝50がはまり係止する。これにより、コップの外周面14を持って回転させることにより、キャップを開けることができる。窪み部41の内周面46の凹凸溝50は、キャップの外周に形成された縦溝にはまって係止してキャップを保持できればよく、凹凸溝50の形状は任意であり、多少丸みを設けてもよい。
<係止部の配置>
この係止部である凹凸溝50は、必ずしも全周に必要ではなく、周方向の複数カ所に形成されていればよい。この係止部である凹凸溝50が、全周に形成されていれば、キャップを開栓する上で好ましい。特に、窪み部41の内周面46における同じ深さ(第1端部側)に位置する複数の係止部における凹凸溝50が、同一円周上に位置すればよい。窪み部41の内周面46における他の同じ深さ(第2端部側)に位置する複数の係止部における凹凸溝50が、同一円周上に位置していれば、さらに好適である。
この係止部である凹凸溝50は、必ずしも全周に必要ではなく、周方向の複数カ所に形成されていればよい。この係止部である凹凸溝50が、全周に形成されていれば、キャップを開栓する上で好ましい。特に、窪み部41の内周面46における同じ深さ(第1端部側)に位置する複数の係止部における凹凸溝50が、同一円周上に位置すればよい。窪み部41の内周面46における他の同じ深さ(第2端部側)に位置する複数の係止部における凹凸溝50が、同一円周上に位置していれば、さらに好適である。
窪み部41の内周面46に凹凸溝50が形成され、凹凸溝50が同一円周上に位置する内径を有している。この内径は、係止部の凹凸溝の凸部(山部)57同士で測定でき、また、係止部の凹凸溝の凹部(谷部)58同士で測定できる。窪み部41の内周面46の凹凸溝50における第1端部側の凸部間の最大距離である凸間の第1内径51(D1)は、第2端部側の凸部間の最大距離である凸間の第2内径52(D2)よりも小さい。このため、キャップが窪み部41に挿入されやすく、凹凸溝50に嵌め込みやすい。最大距離(内径)は、同一深さにおける凹凸溝50の凸部間を測定する。即ち、凸間の第1内径51(D1)および凸間の第2内径52(D2)は、同一深さにおける窪み部の内周面46の凸部同士の最大距離(直径)を測定する。
キャップ開栓部付きコップ1は、経年使用により凹凸溝50中の凸部が摩耗する場合があり、凹部同士の距離を測定してもよい。窪み部の内周面46の凹凸溝50における第1端部側の凹部間の最大距離である凹間の第1内径53(D1’)は、第2端部側の凹部間の最大距離である凹間の第2内径54(D2’)よりも小さい。このため、キャップが窪み部41に挿入されやすく、凹凸溝50に嵌め込みやすいので好ましい。最大距離(内径)の測定は、同一深さにおける凹凸溝50の凹部間を測定する。即ち、凹間の第1内径53(D1’)および凹間の第2内径54(D2’)は、窪み部の内周面46の凹部同士の最大距離(直径)を測定する。
以下、単に第1内径は、凸間の第1内径51(D1)または凹間の第1内径53(D1’)のことをいう。また、単に第2内径は、凸間の第2内径52(D2)または凹間の第2内径54(D2’)のことをいう。以上のように、窪み部の内周面46の凹凸溝50において、同一深さにおける凸部同士の最大距離または凹部同士の最大距離のいずれかについて、第1端部側の第1内径(D1、D1’)が、第2端部側の第2内径(D2、D2’)より小さい。
<変形例>
図4は、本考案の他の実施例におけるキャップ開栓部付きコップ1の断面図である。この場合、窪み部41の内周面46は、深さ方向に2段に窪み、窪みの深さ方向の途中で内径が急に小さく絞られる形状をしている。窪み部41の内周面46の凹凸溝50における第1端部側の第1内径(D1、D1’)は、第2端部側の第2内径(D2、D2’)よりも小さい。例えば、350mLのペットボトルのキャップの蓋の外径は、2Lのペットボトルのキャップの蓋の外径よりも小さい。このため、この窪み形状は、異なる外径のキャップにもはまって、開栓できる。このように、窪み部41は、異なる内径の窪みを2段に形成しており、第2内径(D2、D2’)は、第1内径(D1、D1’)よりも大きく設定されてもよい。なお、コップの底面23には、環状の接地面24がわずかに突き出ており、底面23の中心寄りの中央の部分をわずかに浮き上がらせている。
図4は、本考案の他の実施例におけるキャップ開栓部付きコップ1の断面図である。この場合、窪み部41の内周面46は、深さ方向に2段に窪み、窪みの深さ方向の途中で内径が急に小さく絞られる形状をしている。窪み部41の内周面46の凹凸溝50における第1端部側の第1内径(D1、D1’)は、第2端部側の第2内径(D2、D2’)よりも小さい。例えば、350mLのペットボトルのキャップの蓋の外径は、2Lのペットボトルのキャップの蓋の外径よりも小さい。このため、この窪み形状は、異なる外径のキャップにもはまって、開栓できる。このように、窪み部41は、異なる内径の窪みを2段に形成しており、第2内径(D2、D2’)は、第1内径(D1、D1’)よりも大きく設定されてもよい。なお、コップの底面23には、環状の接地面24がわずかに突き出ており、底面23の中心寄りの中央の部分をわずかに浮き上がらせている。
図5は、本考案の他の実施例におけるキャップ開栓部付きコップ1の断面図である。コップの第1端部12の上端(口縁)における外周面14の外径が、コップの底面23における接地面24の最大距離である直径よりも大きい。この場合、コップの底面23における接地面24の直径が、コップの第1端部12の上端(口縁)におけるコップの外周面14の外径の70%以上が好ましく、80%以上がさらに好ましい。コップが水平面に置かれ、揺れや振動等を受けたても、転倒を防止でき、倒れにくくなる。もちろん、コップの外周面14の外径は、タンブラーのように上端と下端がほぼ同じであってもよい(図1,図2)。
また、コップの高さは任意である。コップの高さが、収容部18の第1端部12における外径よりも大きい場合であってもよい。コップの高さが、収容部18の第1端部12における外径よりも大きい場合(例えば10%以上大きい場合、20%以上大きい場合)は、倒れやすくなる。しかし、本考案のキャップ開栓部付きコップ1は、コップの底面23の外縁がコップの外周面14の下端と接する。または、コップの底面23における接地面24の直径が、コップの第1端部12の上端(口縁)におけるコップの外周面14の外径の70%以上、好ましくは80%以上である。これにより、コップは倒れにくくなり、転倒を防止できる。
また、傾斜状のテーパー面25が、コップの底面23の外縁に設けられてもよい。底面23に含まれるテーパー面25が底面23の外縁に位置し、テーパー面25(底面23)の外縁がコップの外周面14の下端とつながる。例えば、テーパー面25は、底面23の外縁に片側2~10mmの範囲に設けてもよい。
<コップの形状>
キャップ開栓部付きコップ1の形状は、略円筒状、略逆円錐台形状、略角筒形状、略逆角錐台形状であってもよい。図6は、本考案の他の実施例におけるキャップ開栓部付きコップ1の底面23からみた図である。キャップ開栓部付きコップ1は、断面形状が八角形の角筒形状である。窪み部41にキャップを嵌め込んだ際に、コップの外周面14が断面多角形なので、コップの外周面14をつかみやすく、コップをつかんだ力が伝わりやすく、キャップを開栓しやすくなる。
キャップ開栓部付きコップ1の形状は、略円筒状、略逆円錐台形状、略角筒形状、略逆角錐台形状であってもよい。図6は、本考案の他の実施例におけるキャップ開栓部付きコップ1の底面23からみた図である。キャップ開栓部付きコップ1は、断面形状が八角形の角筒形状である。窪み部41にキャップを嵌め込んだ際に、コップの外周面14が断面多角形なので、コップの外周面14をつかみやすく、コップをつかんだ力が伝わりやすく、キャップを開栓しやすくなる。
その他、コップの容量の目盛りが、コップの外周面14またはコップの内周面16につけられると、便利である。
以上、本開示の実施例について説明したが、本開示は上記実施例に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の例示は必要に応じて任意に組合せ可能である。
1: キャップ開栓部付きコップ、
11:第1面、
12:第1端部、 12a:飲み口(口縁)、
13:コップ壁(第1厚み)、
14:コップの外周面、 16:コップの内周面、
17:コップの内側の底(収容部の底)、
18:収容部(第1空間)、
21:第2面、
22:第2端部、
23:底面、 24:接地面、 25:テーパー面
41:窪み部、 42:第2空間、
43:窪み壁(第2厚み)、 46:窪み部の内周面、
50:凹凸溝(係止部)、
51:凹凸溝(係止部)の第1端部側の凸部間の第1内径(D1)、
52:凹凸溝(係止部)の第2端部側の凸部間の第2内径(D2)、
53:凹凸溝(係止部)の第1端部側の凹部間の第1内径(D1’)、
54:凹凸溝(係止部)の第2端部側の凹部間の第2内径(D2’)、
57:係止部の凹凸溝の凸部(山部)、
58:係止部の凹凸溝の凹部(谷部)
11:第1面、
12:第1端部、 12a:飲み口(口縁)、
13:コップ壁(第1厚み)、
14:コップの外周面、 16:コップの内周面、
17:コップの内側の底(収容部の底)、
18:収容部(第1空間)、
21:第2面、
22:第2端部、
23:底面、 24:接地面、 25:テーパー面
41:窪み部、 42:第2空間、
43:窪み壁(第2厚み)、 46:窪み部の内周面、
50:凹凸溝(係止部)、
51:凹凸溝(係止部)の第1端部側の凸部間の第1内径(D1)、
52:凹凸溝(係止部)の第2端部側の凸部間の第2内径(D2)、
53:凹凸溝(係止部)の第1端部側の凹部間の第1内径(D1’)、
54:凹凸溝(係止部)の第2端部側の凹部間の第2内径(D2’)、
57:係止部の凹凸溝の凸部(山部)、
58:係止部の凹凸溝の凹部(谷部)
Claims (5)
- 環状の飲み口を含む第1端部と、
前記第1端部の飲み口に対向する底面を含む第2端部と、
前記第1端部の飲み口で開口し飲み物を収容する収容部とを有するコップであって、
前記第2端部の底面で開口する窪み部と、
前記窪み部の内周面に形成された凹凸溝と、
を備え、
前記窪み部の内周面の凹凸溝における前記第1端部側の凸部間の第1内径は、前記第2端部側の凸部間の第2内径よりも小さい、コップ。 - 前記第2端部の外縁は、
前記コップの外周面の下端と接している
請求項1に記載のコップ。 - 前記窪み部から外周面に向かって壁がつづき、前記窪み部の内周面から前記コップの外周面までの距離である第2厚みは、
前記収容部におけるコップ壁の第1厚みより大きい
請求項1または2に記載のコップ。 - 前記コップの外周面の断面形状が多角形である
請求項1または2に記載のコップ。 - 前記コップの高さは、
前記収容部の前記第1端部における外径よりも大きい、
請求項1または2に記載のコップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2024001856U JP3247776U (ja) | 2024-06-07 | 2024-06-07 | キャップ開栓部付きコップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2024001856U JP3247776U (ja) | 2024-06-07 | 2024-06-07 | キャップ開栓部付きコップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3247776U true JP3247776U (ja) | 2024-08-02 |
Family
ID=91967245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2024001856U Active JP3247776U (ja) | 2024-06-07 | 2024-06-07 | キャップ開栓部付きコップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3247776U (ja) |
-
2024
- 2024-06-07 JP JP2024001856U patent/JP3247776U/ja active Active
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R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3247776 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |