JP3246863U - ネッククーラー - Google Patents

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伸晃 橋元
司 小須田
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CANAL WATER CO., LTD.
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Abstract

【課題】頸部全体を冷却することができ、装着者個人個人が心地よいと感じるよう冷感を調整することのできるネッククーラーを提供する。【解決手段】本考案のネッククーラーは、高吸水性素材を配設する構造を有する布地と、その布地に設けられた収容部と、を備え、収容部に、電子的な身体温冷装置が収容されており、その収納部は、皮膚密着面が布地で形成され、前記皮膚密着面の反対側の面は、通気性のある布地で形成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、主に頸部に冷感をもたらす、ネッククーラーに関するものである。
従来のネッククーラーは、様々な手段で頸部を冷却するものが知られていた。
特開2009-185420号公報 特開2020-058741号公報
従来のネッククーラーは、暑熱下でのスポーツや作業をしているときの清涼感を確保したり、発熱を伴う病中の熱さまし等を行うために使用する冷却具に関するものとして、特許文献1に示されるものが知られていた。これは、吸水性繊維もしくは高吸水性ポリマーが吸水した水の気化熱によって、装着された頸部を冷却する作用に加え、冷却部に冷却材を用いることによって、冷却効果を一層高めることができるものであった。しかし、冷却材の冷却温度は一定であるため、外部環境(温度。湿度、日射など)や個人差によって、装着者の快適な冷感は異なることから、これら従来のネッククーラーでは、必ずしも装着する個人個人が最適と感じる快適な冷感を得られないという課題があった。
一方、これとは別に冷却温度を変化させられる電子的な身体温冷装置としては、特許文献2に示されるような装置が知られていた。このような装置を用いれば、装着する個人個人が最適と感じる冷感を得ることはできるものの、冷却部位が局所的で、頸部全体を冷却することはできないという課題があった。
本考案のネッククーラーは、以上のような従来の課題に鑑み、頸部全体を冷却することができ、かつ装着者個人個人が心地よいと感じるような冷感を調整することのできるネッククーラーを提供することを目的としている。
本考案のネッククーラーは、高吸水性素材を配設する構造を有する布地と、その布地に設けられた収容部とを備え、その収容部には、電子的な身体温冷装置が収容されており、その収容部は、皮膚密着面が布地で形成され、前記皮膚密着面の反対側の面は、通気性のある布地で形成されている構造としたことで、これらの課題を解決している。
本考案のネッククーラーでは、高吸水性素材を配設する構造を有する布地から生じる気化熱で適度な冷涼感を得ることができる。さらに電子的な身体温冷装置は、例えばペルチェ効果を用いているため、ペルチェ素子に流す電流をコントロールすることで、さらに最適な冷涼感に調整することができる。このため、上記の布地からの気化熱で頸部全体を適度に冷却することができ、かつ電子的な身体温冷装置で、さらに一番冷涼感を感じやすいとされる頸部背後の部分で装着者個人個人が心地よいと感じるような冷感の両方が得られるように調整することができる。その際、収納部の皮膚密着面に形成された繊維により、電子的な身体温冷装置の冷却面が直接皮膚に触れないので装着者の低温やけどが防止され、かつ収納部の皮膚密着面の反対側の面に形成された通気性のある繊維により、電子的な身体温冷装置の放熱部に空気が循環できるため、電子的な身体温冷装置は安定した放熱を行うことができ、、効率の良い冷却を行うことができるという効果を奏する。
図1は、本考案のネッククーラーを示す正面図である。 図2は、図1におけるB-B断面図である。
以下、本考案を実施するための形態(以下、本実施形態という)を図に基づいて説明する。
本考案の冷却用具は、人の身体の一部、特に頸部を冷やすためのものである。ここでの冷却用具は、例えば、30℃の室温中で、冷却用具を付けた部位が人の体温以下の温度(35℃以下)に冷却できるものをいうが、使用環境、使用条件は色々であり、これにこだわるものではない。
本実施形態について図1を用いて説明する。本考案の冷却用具として、本実施形態では、身体の首周りに着用して使用するネッククーラー10であるものとして説明する。
図1(A)および図1(B)に示すように、ネッククーラー10は、例えば両サイドの下側に傾斜部13を有する略矩形状の布製の本体部12と、本体部12からそれぞれ側方に延びる本体部12より幅の小さい延長部14a,14bと、本体部12に設けられた冷却部16とを有している。図1(B)に示すように、本体部12および延長部14a,14bは、首に巻くことができるように、略帯状に一体的に形成されている。本体部12や冷却部16の形状や大きさはこれらに限ることはないことは言うまでもないことであり、冷却したい身体の部位の形状や大きさ、さらには、ネッククーラー10を着けるのが子供と大人、女性と男性によって要求されるサイズが異なるため、それらのサイズに対応できる大きさに適宜に変更可能である。
本体部12および延長部14a,14bの肌側(肌に当てられる側)は、例えばポリエステル、綿、絹及びこれらを適宜に選択して混織したものなど、吸汗性と速乾性を有するとともに皮膚感作性や変異原性等が陰性(身体の皮膚に対して優しい)の素材が用いられる。また、肌側に対して反対側の外側(例えば日光などを受ける側)も、例えば例えばポリエステル、綿、絹及びこれらを適宜に選択して混織したものなど、吸汗性と速乾性を有することが好ましい。
そして、延長部14a,14bの一方の延長部14aには、他方の延長部14bを係止するための係止部として他方の延長部14bを通す挿通孔18が形成されている。このため、一方の延長部14aの挿通孔18に対して他方の延長部14bを通す量を調整することにより、首の所望の部位(例えば首筋)に冷却部16を当てた状態を維持することができ、ネッククーラー10を首部分に対して当てる装着感を所望の状態にすることができる。なお、係止部の例として、挿通孔18の他、図示しないが、ホックやボタン、又は、面ファスナなど任意の固定手段を採用することができる。
ネッククーラー10の袋状内部(主に冷却部16以外の全体)に配設された高吸水性素材(図示せず)は、水に対して高い吸着、吸収能力を備え、この吸収した水分を保水する機能を備えている。ここで用いる高吸水性素材は、例えば高吸水性樹脂(高吸水性ポリマー)を用いると良い。さらに、身体の肌に当てるので、皮膚感作性や変異原性等が陰性であること(身体の皮膚に対して優しいこと)が好ましい。
本実施形態では、本体部12の中央部の収容部22には、身体の首筋に当てる冷却部16が配設されている。冷却部16にペルチェ素子等を用いた電子冷却装置136を用いることができるようになっている。本体部12の中央部には、冷却部16が収容される収容部22が形成されている。収容部22は、冷却部16にペルチェ素子等を用いた電子冷却装置136を収容する部分である。
本体部12の収容部22の皮膚密着面側は、吸汗(吸水)性と速乾性を有する素材を使用することが冷却効果を向上させる上でさらに好ましい。本体部12の素材は、上述したものに限定するものでなく任意の素材を使用することができる。
図2は、図1のB‐B断面を示す断面図である。本体部12の収容部22には、電子冷却装置136を出し入れするためのポケット122が形成されている。ポケット122は、電子冷却装置136が収容される部分である。冷却部16は、身体の肌側に配設された、例えば、本体部と同様の布地で形成され、前記皮膚密着面の反対側の面は、電子冷却装置136の放熱に必要な外気が電子冷却装置136に導入しやすいように、通気性のある布地、例えばナイロンなどのメッシュ布地34で形成されているのが望ましい。このような構成とすることで、電子冷却装置136の冷却効果をより高くすることができる。
すなわち、図2に示すように、冷却部16の各素材は、内側(肌側)から、皮膚密着面布地32、電子冷却装置の冷却面35、電子冷却装置136、メッシュ布地34の順に配置されている。これらの構造によって、収納部の皮膚密着面に形成された布地により、電子冷却装置の冷却面35が直接皮膚に触れず、かつ収納部の皮膚密着面の反対側の面に形成された通気性のある布地により、電子的な身体温冷装置の放熱部に空気が循環できるため、電子的な身体温冷装置136は安定した放熱を行うことができ、装着者の低温やけどが防止され、効率の良い冷却を行うことができるという効果を奏する。
ポケット122は、略袋状に形成されている。ポケット122は、電子冷却装置136を収納するに足りる大きさに形成され、開口部(出し入れ口)122cには、使用中にポケット122の内部から電子冷却装置136が勝手に出ないようにポケット122の開口部122cの内側に例えば面ファスナ(図示せず)が設けられていることが好ましい。
なお、図1(A)および図1(B)に示す例ではポケット122の開口部122cを内側、つまり、人の肌に接触する側(肌側)に設けている。なお、このポケット122の開口部122cは、本体部12の側方や下方の側部に設けても良く、肌側と反対側の外側(例えば日光が放射される側)に設けることもできる。
電子冷却装置136は、例えば概略的には50mm×50mm~120mm×60mm程度の矩形状に形成されているものが用いられることが好ましい。なお、この電子冷却装置136の厚さは、例えば10mm~50mm程度である。
次に、本実施形態に係るネッククーラー10の作用について説明する。高吸水性素材に水分を含ませるため、ネッククーラー10を水に浸す。ネッククーラー10で吸収できなかった水分が流れ落ちるのを防止するため、軽く絞る。そして、電子冷却装置136を開口部122cからポケット122に入れる。その後、この状態のネッククーラー10の冷却部16を、前述した実施形態で説明したように取り付け、電源を入れる。
ネッククーラー10の肌側の高吸水性素材に含んだ水分は、身体の体温や外気等によって水蒸気となる(気化する)。このように、水分が気化する際には、気化熱の作用により熱を奪う。このため、身体の肌に冷却効果(涼感)を与える。すなわち、電子冷却装置136を使用しなくとも、これらの構成だけで頸部全体を冷却できる構造となっている。しかし、この構造では、気化熱による冷却のみを行うため、特に高湿度下では十分な冷却性能が発揮できず、十分な冷感を感じることができない場合がある。このため、本実施の形態では、この収容部22に電子冷却装置136を配した冷却部16が配設されることによって、身体の冷感が強く得られるとされる頸部背後の背中側の部位に、所望の温度の冷却作用を与えられるようにしている。
電子冷却装置136は、ペルチェ素子が用いられていることが多いが、ペルチェ素子は流す電流によって冷却温度を簡単に制御することができるので、電子冷却装置136を使用すれば、装着者が快適と感じる冷感を簡単に調節して与えることができる。このようにすることで、前述した高吸水性素材による気化熱による構成だけで頸部全体を冷却できる構造に加えて、電子冷却装置136による局部のスポット的冷却により、外部環境(温度。湿度、日射など)や個人差によって快適な冷感が異なっても、装着する個人個人が最適と感じる快適な冷感を得られるという効果を奏する。
なお、本実施形態では、収容部22から電子冷却装置136を出し入れする開口部122cがあるのが肌側であるとして説明したが、日光などが当てられる外側にあることも好適である。または、肌側および外側の両方に開口部122cが設けられて電子冷却装置136が出し入れされることも可能である。
また、本実施形態で説明したように電子冷却装置136を使用することが好ましいが、ポケット122に電子冷却装置136を入れない状態で使用することもできる。
本実施形態では、図1に示すような形態のネッククーラーを例に説明してきたが、電子冷却装置136の重さによる垂れ下がりによるを防止し、冷却部16の皮膚への密着を確保するため、ネッククーラーにばね性を有する金属部材を入れたり、ネッククーラー本体をゴム状部材にして首に巻きつくようにしてもよい。
10...ネッククーラー、12...本体部、14a,14b...延長部、16...冷却部、22...収容部、32...皮膚密着面布地、34...メッシュ布地、35...電子冷却装置の冷却面、122...ポケット、136...電子冷却装置

Claims (1)

  1. 高吸水性素材を配設する構造を有する布地と、
    前記布地に設けられた収容部と、を備え、
    前記収容部には、電子的な身体温冷装置が収容され、
    前記収容部は、皮膚密着面が布地で形成され、前記皮膚密着面の反対側の面は、通気性のある布地で形成されていることを特徴とするネッククーラー。
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