JP3246640U - Storage case - Google Patents
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Abstract
【課題】緊急時に後続車への注意を促すことができる、モーターサイクルに設置される収納ケースを提供する。【解決手段】モーターサイクルMに設置される収納ケースとしてのシートバッグ10であって、シートバッグ10は、シートバッグ本体20と、シートバッグ本体20の上面を覆うカバー30と、カバー30の下側に一部が固定されるとともに停止表示42を付した停止表示シート40と、を備え、停止表示シート40は、カバー30がシートバッグ本体20の上面を覆った状態で停止表示42をカバー30から露出した状態とすることができる。【選択図】図6[Problem] To provide a storage case to be installed on a motorcycle that can call the attention of following vehicles in the event of an emergency. [Solution] A seat bag 10 as a storage case to be installed on a motorcycle M, the seat bag 10 comprises a seat bag main body 20, a cover 30 that covers the upper surface of the seat bag main body 20, and a stop display sheet 40 that is partially fixed to the underside of the cover 30 and has a stop display 42 attached thereto, and the stop display sheet 40 can be in a state where the stop display 42 is exposed from the cover 30 when the cover 30 covers the upper surface of the seat bag main body 20. [Selected Figure] Figure 6
Description
本考案は、モーターサイクルに設置される収納ケースに関する。 This invention relates to a storage case that is installed on a motorcycle.
例えば、実用新案登録第3218379号公報のように、モーターサイクルのシート等に設置されるシートバッグが知られている。 For example, a seat bag that can be installed on a motorcycle seat is known, as shown in Utility Model Registration No. 3218379.
ところで、道路上でモーターサイクルが緊急停止した場合など、後続車への注意を促すことが、後方からの追突等を防ぐために有用である。
そこで、本考案は、緊急時に後続車への注意を促すことができる収納ケースを提供することを目的とする。
Incidentally, when a motorcycle makes an emergency stop on the road, for example, it is useful to warn following vehicles of the motorcycle in order to prevent rear-end collisions and the like.
Therefore, an object of the present invention is to provide a storage case that can alert following vehicles in the event of an emergency.
上記課題を解決する手段は、モーターサイクルに設置される収納ケースであって、前記収納ケースは、収納ケース本体と、前記収納ケース本体の上面を覆うカバーと、前記カバーの下側に一部が固定されるとともに停止表示を付した停止表示シートと、を備え、前記停止表示シートは、前記カバーが前記収納ケース本体の上面を覆った状態で前記停止表示を前記カバーから露出した状態とすることができる、収納ケースである。 The means for solving the above problem is a storage case that is installed on a motorcycle, the storage case comprising a storage case body, a cover that covers the upper surface of the storage case body, and a stop display sheet that is partially fixed to the underside of the cover and has a stop display, the stop display sheet being capable of being exposed from the cover when the cover covers the upper surface of the storage case body.
また、前記停止表示は、正三角形枠の模様である。
前記停止表示は、反射塗料又は蛍光塗料にて印刷されている。
The stop display is a pattern of an equilateral triangular frame.
The stop sign is printed with reflective or fluorescent paint.
本考案の収納ケースによれば、緊急時に後続車への注意を促すことができる。 The storage case of this invention can alert following vehicles in the event of an emergency.
以下、本考案に係る収納ケースを、モーターサイクルMのリヤシートに設置するシートバッグ10に具体化した一実施形態を図1~図6にしたがって説明する。モーターサイクルMとは、原付自転車やオートバイその他トライサイクル等を含む。また、シートバッグ10の前とは、図1に示すようにシートバッグ10をモーターサイクルMに設置した場合のモーターサイクルMの進行方向をいい、その反対方向を後という。
The following describes an embodiment of the storage case according to the present invention, which is embodied as a
図1にモーターサイクルMのリヤシート(図示略)に設置したシートバッグ10の斜視図を示す。シートバッグ10は、収納ケース本体としてのシートバッグ本体20と、シートバッグ本体20の上部を覆うカバー30とを備える。シートバッグ本体20やカバー30は、強度、耐摩耗性、耐候性、耐水性等に優れた化学繊維を用いた生地や合成皮革等により形成されている。
Figure 1 shows a perspective view of a
シートバッグ本体20は全体として略四角箱状をなし、その前後面下部の合計4箇所には固定用メス側バックル21が下向きに取り付けられている。図1等ではシートバッグ本体20の後面下部に配置された2箇所の固定用メス側バックル21だけを図示する。一方、モーターサイクルMには例えばX状の固定用ベルト22がシートと車体の間に挟み込まれている。固定用ベルト22の4つの先端にはそれぞれ固定用オス側バックル23が取り付けられている。なお、バックルは、例えばサイドリリースバックルを使用することができる。
The
シートバッグ10をリヤシートに設置し、シートバッグ本体20の固定用メス側バックル21と、固定用ベルト22の固定用オス側バックル23とを係合することにより、シートバッグ10をモーターサイクルMのリヤシートに固定することが可能となる。また、両者の係合を解除するとシートバッグ10をモーターサイクルMのリヤシートから取り外すことができる。
The
カバー30はシート状に形成されている。図1に示す状態は、カバー30がシートバッグ本体20の上面を覆った状態である。カバー30は、その前端31がシートバッグ本体20の前面に固定された固定端であるとともに後端32が自由端となっている。
The
図2に示すようにカバー30の後端32を持ち上げると、シートバッグ本体20の上面が露出する。カバー30の後端32における幅方向両端には後端32からさらに突出する開閉用オス側バックル33が取り付けられている。一方、シートバッグ本体20の後面下部には開閉用メス側バックル24が取り付けられている。このバックルも、例えばサイドリリースバックルを使用することができる。カバー30がシートバッグ本体20を覆った状態でカバー30の開閉用オス側バックル33とシートバッグ本体20の開閉用メス側バックル24とを係合すると、カバー30の後端32とシートバッグ本体20とを固定することができる。なお、図2に示すように、シートバッグ本体20は上面に内蓋25を備えている。内蓋25はU字状に配置された図示しないファスナーにて開閉可能となっているため、内蓋25を介してシートバッグ本体20内への荷物の出し入れが可能である。
2, when the
図2に示すように、カバー30の下面34にはメッシュポケット35が形成されている。このメッシュポケット35は矩形状のメッシュ生地の外周をカバー30の下面34に固定したものである。なお、カバー30の下面34とはカバー30のうち図1の状態においてシートバッグ本体20と対向する側の面であり、図2の状態では後方に向いている面をいう。メッシュポケット35は、カバー30の後端32側(図2ではカバー30の上方)に幅方向に延びる開口部36が形成されている。開口部36は図示しないファスナーによって開閉可能となっている。メッシュポケット35は厚みが少ないため、薄手の荷物、例えば地図等を収納することができる。メッシュポケット35内には停止表示シート40が収容されている。
As shown in FIG. 2, a
図3に停止表示シート40を示す。同図中の停止表示シート40の上辺を基端40aといい、下辺を先端40bという。停止表示シート40は合成繊維等を用いた耐水性の白色のベースシート41の片面に赤色の着色剤で基端40aの側に頂点を有する正立正三角形枠の模様42を印刷したものである。この正立正三角形枠の模様42が停止表示となる。同図に示すように、正立正三角形枠の模様42はベースシート41の中央ではなく先端40bの側にずれた位置に付されており、停止表示シート40の基端40aと正立正三角形枠の模様42の頂点との間には一定の距離αが設けられている。この距離αについては後述する。
Figure 3 shows the
正立正三角形枠の模様42は反射塗料や蛍光塗料など、後続車からの視認性が良好な塗料を使用している。また、正立正三角形枠の模様42は、道路交通法施行規則第九条の十七、同第九条の十八にて規定された別記様式第五の五又は別記様式第五の六に定める中空の正立正三角形に類似ないし相似した形状であることが好ましいがこれに限られない。両様式では正立正三角形の内部は空間となっているが、本実施形態の停止表示シート40は、別記様式第五の五に示す昼間用停止表示器材に類似する正立正三角形枠の模様42とし、同様式にて空間とされている箇所はベースシート41の白色のままとしている。これは、図3に示す本実施形態の停止表示シート40は、道路交通法施行規則第九条の十七、同第九条の十八に規定された「停止表示器材」の基準に合致するものではなく、あくまで補助的に用いるためだからである。
The
停止表示シート40は、正立正三角形枠の模様42の面がメッシュ生地を向いた状態、すなわち図1に示すようにカバー30がシートバッグ本体20を覆った状態では正立正三角形枠の模様42の面が下を向いてメッシュポケット35に収容されている。停止表示シート40は、基端40aが幅方向全体にわたってメッシュポケット35の開口部36近傍のカバー30の下面34に固定されて、先端40bは自由端となっている。
The
また、停止表示シート40は、基端40aがカバー30の後端32側、先端40bがカバー30の前端31側となるように、メッシュポケット35内に配置されている。このため、図4に示すように、停止表示シート40の基端40aをカバー30の下面34に固定したまま停止表示シート40の略全体をメッシュポケット35の開口部36から取り出し可能となっている。
The
図5に停止表示シート40をメッシュポケット35から取り出し、カバー30がシートバッグ本体20の上面を覆った状態を示す。停止表示シート40の基端40aはカバー30の下面34に固定されているため、図5に示す状態では停止表示シート40は基端40a側の一部(図5に破線で示す)を除く部分がカバー30から露出した状態となる。すなわち、停止表示シート40のうち基端40a側の一部はカバー30に隠れて露出しないが、正立正三角形枠の模様42は全体がカバー30及びシートバッグ本体20に覆われることなく露出する。このため、距離αは、カバー30がシートバッグ本体20を覆った状態(図5の状態)で引き出された停止表示シート40の正立正三角形枠の模様42が完全に露出する距離とする。
Figure 5 shows the state in which the
次に、上記実施形態に係るシートバッグ10の使用方法について説明をする。
モーターサイクルMの故障又はガス欠等による緊急停止時には、モーターサイクルMを道路の路肩等の安全な場所に停止させるとともに、後続車に注意を促す必要がある。このとき高速道路や自動車専用道路では道路交通法第七五条の十一の規定により停止していることを表示するため、三角表示板等が用いられる。一方、一般道路ではそのような表示の義務はないものの、後続車に注意を促すことが後方からの追突等を防止するために有用である。
Next, a method of using the
In the event of an emergency stop due to a breakdown or running out of gas, etc., the motorcycle M must be stopped in a safe place, such as on the shoulder of the road, and the following vehicles must be warned. At this time, on expressways and motorways, triangles or other signs are used to indicate that the motorcycle is stopped, in accordance with Article 75-11 of the Road Traffic Act. On the other hand, on general roads, although there is no obligation to display such signs, warning following vehicles is useful in preventing rear-end collisions, etc.
このとき、図4に示すように、カバー30を持ち上げ、停止表示シート40をメッシュポケット35から取り出す。そして、そのままカバー30を下ろす。そうすると、図5に示すようにカバー30がシートバッグ本体20の上面を覆った状態で、停止表示シート40はカバー30から後方に向けて露出し、正立正三角形枠の模様42は全体がカバー30から露出する。
At this time, as shown in FIG. 4, the
図6に、図5に示すシートバッグ10をリヤシートに設置したモーターサイクルMの後方からの斜視図を示す。図6に示すように、シートバッグ10は後方に向けて停止表示シート40を垂下し、正立正三角形枠の模様42が露出した状態となる。このため、後続車からは停止表示シート40に付された正立正三角形枠の模様42を視認可能となって後続車への注意を促すことができる。また、高速道路等では三角表示板等と併せて使用することにより、より後続車への注意を促すことができる。
Figure 6 shows a perspective view from the rear of a motorcycle M with the
上記実施形態のシートバッグ10によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)シートバッグ10のカバー30の下面34に、停止表示となる正立正三角形枠の模様42が印刷された停止表示シート40の基端40aを固定し、停止表示シート40をカバー30から引き出し可能とした。そして、カバー30がシートバッグ本体20の上面を覆った状態で、カバー30から引き出された停止表示シート40に付された正立正三角形枠の模様42がカバー30から露出した状態となる。このため、モーターサイクルMの緊急停止時には、シートバッグ10から露出する正立正三角形枠の模様42により、後続車に注意を促すことができる。
According to the
(1) A base end 40a of a
(2)正立正三角形枠の模様42は、カバー30及びシートバッグ本体20から露出した状態となる。このため、後続車からも対象のモーターサイクルMが緊急時であるとの認識や把握が容易となる。
(2) The
(3)正立正三角形枠の模様42には、反射塗料や蛍光塗料など後続車からの視認性が良好な塗料が使用されている。このため、夜間等でも後続車からの視認性が向上する。
(4)停止表示シート40はカバー30の下面34のメッシュポケット35に収容されている。停止表示シート40の不使用時にはメッシュポケット35内に収容しておき、緊急時には停止表示シート40をメッシュポケット35から取り出してカバー30を閉じればよいため、緊急時でも使用が容易である。
(3) The
(4) The
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・停止表示シート40に付した停止表示は正立正三角形枠の模様42に限られない。例えば記号や文字情報等、後続車に注意を促すことができるものであればよい。
The above embodiment may be modified as follows.
The stop sign attached to the
・停止表示シート40に正立正三角形枠の模様42を付する場合には印刷に限らず、縫着、接着、面ファスナー、スナップボタン等によって付してもよい。例えば正立正三角形枠の模様42だけ別に成形等してベースシート41に付してもよい。
- When applying the
・停止表示シート40の基端40aをカバー30の下面34に固定したが、基端40aの固定対象はメッシュポケット35でもよい。停止表示シート40をカバー30から引き出したときに、停止表示シート40の一部がカバー30の下面34の側、すなわち下側に固定されていればよい。また、停止表示シート40のカバー30の下面34やメッシュポケット35等への固定は、縫着、接着、面ファスナー、スナップボタン等によるものでもよい。使用時に風雨等により停止表示シート40がカバー30から外れない程度であればよい。
- Although the base end 40a of the
・停止表示シート40を巻いた状態として一部をカバー30に固定しておき、巻きを解いて使用するものでもよい。
・収納ケースは、モーターサイクルMのリヤキャリヤやサイドキャリヤに設置するものでもよい。また、モーターサイクルMのタンクに設置するものでもよい。収納ケースの材質も樹脂製や金属製でもよい。
The
The storage case may be attached to a rear carrier or a side carrier of the motorcycle M. The storage case may also be attached to the tank of the motorcycle M. The storage case may be made of resin or metal.
M…モーターサイクル
10…シートバッグ(収納ケース)
20…シートバッグ本体(収納ケース本体)
30…カバー
40…停止表示シート
42…模様(停止表示)
M...
20...Seat bag body (storage case body)
30: Cover 40: Stop indication sheet 42: Pattern (stop indication)
Claims (3)
前記収納ケースは、収納ケース本体と、前記収納ケース本体の上面を覆うカバーと、前記カバーの下側に一部が固定されるとともに停止表示を付した停止表示シートと、を備え、
前記停止表示シートは、前記カバーが前記収納ケース本体の上面を覆った状態で前記停止表示を前記カバーから露出した状態とすることができる、収納ケース。 A storage case to be installed on a motorcycle,
The storage case includes a storage case body, a cover that covers an upper surface of the storage case body, and a stop display sheet that is partially fixed to the lower side of the cover and has a stop display,
The storage case, wherein the stop indication sheet can be in a state where the stop indication is exposed from the cover when the cover covers the upper surface of the storage case body.
3. The storage case according to claim 1, wherein the stop indication is printed with a reflective paint or a fluorescent paint.
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Ref document number: 3246640 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |