JP3246280U - 透心高圧ラミネート板構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】高圧ラミネート板の全体構造がはっきりと見えて見た目が良い、透心高圧ラミネート板構造を提供する。【解決手段】透心高圧ラミネート板構造は、底層2、同色層3及び耐摩印刷層4を備えた高圧ラミネート板構造1を含む。底層は、下地として用いる。同色層は、底層上に形成する。耐摩印刷層は、同色層上に形成する。底層の材料は、含浸底紙又は不織布を含む。底層の厚さは0.05mm~0.3mmである。底層の一面は、接着剤を塗布して一表面上に固定する。同色層の材料は、PETG又はABS共重合体を含む。同色層の厚さは0.2mm~0.8mmである。同色層の色は、白色、黒色、灰色、黄色又は赤色を含む。耐摩印刷層の材料は、ポリプロピレン又はポリ塩化ビニルを含む。耐摩印刷層の厚さは0.05mm~0.2mmである。耐摩印刷層の表面には、エンボス部を形成する。【選択図】図1

Description

本考案は、高圧ラミネート板(High-Pressure Laminate:HPL)構造に関し、特に、精巧で美しい構造配置により、透心高圧ラミネート板の縁部と板材の表面とを同じ色調に融合し、高圧ラミネート板が非常に高い透過性を有し、周枠が無いように見え、高圧ラミネート板の全体構造がはっきりと見えて見た目が良い、透心高圧ラミネート板構造に関する。
高圧ラミネート板は、住居の内装でよく使用される材料の一つであり、壁、天井又はキッチンカウンターによく使用され、石材、タイル材よりも安価であり、加工技術により大理石、木目などの質感を模倣することができる。
従来の高圧ラミネート板は、特殊な樹脂を含浸させた装飾色紙及びクラフト紙の各層を積層するとともに、高温・高圧、乾燥などの工程で処理する。色が多様なため、貼り合わせた後に塗料を塗布する必要がなく、各種扉、カウンターなどの表面材料として広く利用されている。
高圧ラミネート板は耐汚染性、耐擦傷性、清掃が容易な特性を有する。高圧ラミネート板の表面は、凹部が少ないため、汚れが溜まり難く、大部分の弱酸アルカリの洗剤及び食材の汚れにも耐性がある。そのため、キッチンカウンター、机・椅子、扉、キャビネット、壁などに広く利用されている。
高圧ラミネート板には様々な種類があり、単一色のもの以外には、木目、石材、金属などを含み、その価格は、タイプにより異なった。
高圧ラミネート板は、クリーニングに関しては、汚れを吸収し難いという特性を有する。しかし、例えば、ワイヤーブラシ、サンドペーパーなど、板材に酷い傷をつける工具の使用を避けなければならない上、高圧ラミネート板の表面を腐食させて使用寿命が短くなってしまうため、酸性の洗剤を使用することは避けなければならなかった。
高圧ラミネート板は、表面に特殊な処理を行い、耐擦傷、耐摩耗性、防炎性などの機能を備えていたが、それ自体が特殊な樹脂及び紙材からなるため、耐熱性、耐酸アルカリ性は備えていなかった。そのため使用する際、特別に注意し、高温により表面が焦げないようにしなければならず、一旦焦げてしまうと、復元することは困難であった。
また、接着剤も慎重に選択する必要がある。高圧ラミネート板は水に触れると膨張し易いため、施工の際に液体状の接着剤を使用すると、壁面が平らでなくなり、密着せずに隙間が生じてしまう虞があった。そのため、施工する前に背面を予め水に浸しておき、施工の安定性を確保する必要があった。同時に、無害で汚染を発生させず、低ホルムアルデヒドの接着剤を選択しなければならず、施工が終了した後でも2カ月ほど風通しをした後でなければ、入居することはできなかった。
上述したことをまとめると、高圧ラミネート板は、耐用性に優れ、様式が多様で、安価であるなどの長所を備えているため、多くの住居の内装材料としてよく利用されていた。しかし、他の建材と同様に、使用する際、耐久性を確保するために、その特性に注意する必要があった。
高圧ラミネート板は、以上のような特性を有するが、従来の高圧ラミネート板の板辺の縁部が黒色であり、見た目が黒色の周枠が目障りで見た目がよくなかったため、高圧ラミネート板の応用範囲は限られていた。こうした現状に鑑み、本考案者は、関連分野の長年にわたる製造及び設計の経験、知識により、様々な工夫を凝らして本考案を完成したものである。
本考案の主な目的は、精巧で美しい構造配置により、透心高圧ラミネート板の縁部と板材の表面とを同じ色調に融合し、高圧ラミネート板が非常に高い透過性を有し、周枠が無いように見え、高圧ラミネート板の全体構造がはっきりと見えて見た目が良い、透心高圧ラミネート板構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案の第1の形態によれば、底層、同色層及び耐摩印刷層を備えた高圧ラミネート板構造を含む、透心高圧ラミネート板構造であって、前記底層は、下地として用い、前記同色層は、前記底層上に形成し、前記耐摩印刷層は、前記同色層上に形成することを特徴とする、透心高圧ラミネート板構造を提供する。
前記底層の材料は、含浸底紙又は不織布を含むことが好ましい。
前記底層の厚さは0.05mm~0.3mmであることが好ましい。
前記底層の一面は、接着剤を塗布して一表面上に固定することが好ましい。
前記同色層の材料は、PETG(Polyethylene Terephthalate Glycol)又はABS(Acrylonitrile-Butadiene-Styrene)共重合体を含むことが好ましい。
前記同色層の厚さは0.2mm~0.8mmであることが好ましい。
前記同色層の色は、白色、黒色、灰色、黄色又は赤色を含むことが好ましい。
前記耐摩印刷層の材料は、ポリプロピレン(Polypropylene:PP)又はポリ塩化ビニル(Polyvinyl Chloride:PVC)を含むことが好ましい。
前記耐摩印刷層の厚さは0.05mm~0.2mmであることが好ましい。
前記耐摩印刷層の表面には、エンボス部を形成することが好ましい。
本考案の透心高圧ラミネート板構造は、精巧で美しい構造配置により、透心高圧ラミネート板の縁部と板材の表面とを同じ色調に融合し、高圧ラミネート板が非常に高い透過性を有し、周枠が無いように見え、高圧ラミネート板の全体構造がはっきりと見えて見た目が良い。
図1は、本考案の一実施形態に係る透心高圧ラミネート板構造を示す斜視図。 図2は、本考案の一実施形態に係る透心高圧ラミネート板構造を示す分解斜視図。 図3は、本考案の一実施形態に係る透心高圧ラミネート板構造を示す側面図。 図4は、本考案の一実施形態に係る透心高圧ラミネート板構造を使用する状態の説明図(1)。 図5は、本考案の一実施形態に係る透心高圧ラミネート板構造を使用する状態の説明図(2)。
本考案の技術手段及びそれにより達成可能な効果を、より完全かつ明白に開示するために、開示した添付の図面及び符号と併せて本考案を以下で詳説する。
図1~図3を参照する。図1は、本考案の一実施形態に係る透心高圧ラミネート板構造を示す斜視図である。図2は、本考案の一実施形態に係る透心高圧ラミネート板構造を示す分解斜視図である。図3は、本考案の一実施形態に係る透心高圧ラミネート板構造を示す側面図である。
図1~図3に示すように、本考案の一実施形態に係る透心高圧ラミネート板構造が含む高圧ラミネート板構造1は、底層2、同色層3及び耐摩印刷層4の三層構造を含む。
底層2は、下地として用いる。好適には底層2の材料は、含浸底紙又は不織布を含む。底層2の厚さは0.05mm~0.3mmであり、底層2の一面は、接着剤を塗布して一表面上に固定する。実際の応用では、現場において直接、接着剤を塗布して施工することができるため、施工の利便性が高い。
同色層3は、底層2上に形成する。好適には同色層3の材料は、PETG(Polyethylene Terephthalate Glycol)又はABS(Acrylonitrile-Butadiene-Styrene)共重合体を含む。同色層3の厚さは0.2mm~0.8mmである。同色層3の色は、白色、黒色、灰色、黄色又は赤色を含むがこれらだけに限定されるわけではない。実際の応用では、PETG(Polyethylene Terephthalate Glycol)又はABS(Acrylonitrile-Butadiene-Styrene)は、単一色(白色、黒色、灰色、黄色、赤色など任意の色でもよい)であり、当該色は、耐摩印刷層4と同じ色であるか似た色である。
耐摩印刷層4は、同色層3上に形成する。好適には耐摩印刷層4の材料は、ポリプロピレン(Polypropylene:PP)又はポリ塩化ビニル(Polyvinyl Chloride:PVC)を含む。耐摩印刷層4の厚さは0.05mm~0.2mmである。耐摩印刷層4の表面には、エンボス部を形成する。耐摩印刷層4は耐摩耗性及び防炎性を備える。実際の応用では、木目をリアルに模した模様を印刷し、表面のエンボス部を組み合わせて木目の触感を高めてもよい。
上述した構造、組成設計に基づき、本考案の使用動作の状況について以下説明する。
図4を参照する。図4は、本考案の一実施形態に係る透心高圧ラミネート板構造を使用する状態の説明図(1)である。図4に示すように、本考案に係る透心高圧ラミネート板構造は、例えば、卓面、カウンター又はキャビネットの平面部などの内装に取り付けることができる。本考案に係る透心高圧ラミネート板構造の縁部と板材表面とは同色系であるため透過性が高い。そのため、全体的に周枠が無いように見え、従来技術と比べて本考案は自然で見た目が良い。
図5を参照する。図5は、本考案の一実施形態に係る透心高圧ラミネート板構造を使用する状態の説明図(2)である。図5に示すように、本考案に係る透心高圧ラミネート板構造は、例えば、机・椅子、カウンター、バーカウンター、棚、扉、キッチンカウンター、壁面の立面部など、様々な家具などに取り付けることができる。図5に示すように本考案を棚に応用した場合、自然で見た目が良い。
本考案は、最適化された透心高圧ラミネート板構造であり、「透心高圧ラミネート板構造」の「透」とは、色が透過するか中心まで延伸していることを意味する。つまり、板材表面の耐摩印刷層4の色が、同色層3の色に近似することを表す。
本考案に係る透心高圧ラミネート板構造は、以下(1)~(3)の用途及び長所を有する。
(1)美観性:木目、石目、布目などをリアルに模した模様を印刷して同色層3を組み合わせると、製品の断面の色が本物の材料に近くなり、耐摩印刷層4の硬度を組み合わせることにより、耐摩印刷層4の表面に模様の触感を作り出し、材料の耐候性、耐白化性を高めることができる上、視覚効果及び触感のリアル感を高めることもできる。
(2)利便性:底層2は、含浸底紙又は不織布からなり、運送する際、紙と同じように巻くことができる上、非常に軽いため、設置するための大きな空間も力も必要無い。現場で施工する際、様々な材料の接着剤を使用することができ、接着剤を塗布するだけで施工することができるため、時間と手間を省き、内装工事を簡便に行うことができる。そのため、時間及びコストを節約することができる。
(3)実用性:各層を結合すると、製品の弾性が高まり、例えば、室内、屋外、凹凸面、曲面など、様々な曲面又は不規則な表面にも容易に貼り付けることができ、施工が制限を受けない上にコストも安価であるため、使用する意欲を高めて改装の実用性を高めることもできる。
全ての図面を参照すると分かるように、本考案を実際に使用する場合、従来技術と比べて以下の長所がある。本考案に係る透心高圧ラミネート板構造は、精巧で美しい構造配置により、透心高圧ラミネート板の縁部と板材の表面とを同じ色調に融合し、高圧ラミネート板が非常に高い透過性を有し、周枠が無いように見え、高圧ラミネート板の全体構造がはっきりと見えて見た目が良い。
当該分野の技術の当業者が理解できるように、本考案の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本考案を限定するものではない。本考案の主旨と領域を逸脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本考案の実用新案登録請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。
1 高圧ラミネート板構造
2 底層
3 同色層
4 耐摩印刷層

Claims (10)

  1. 底層、同色層及び耐摩印刷層を備えた高圧ラミネート板構造を含む、透心高圧ラミネート板構造であって、
    前記底層は、下地として用い、
    前記同色層は、前記底層上に形成し、
    前記耐摩印刷層は、前記同色層上に形成することを特徴とする、透心高圧ラミネート板構造。
  2. 前記底層の材料は、含浸底紙又は不織布を含むことを特徴とする請求項1に記載の透心高圧ラミネート板構造。
  3. 前記底層の厚さは0.05mm~0.3mmであることを特徴とする請求項1に記載の透心高圧ラミネート板構造。
  4. 前記底層の一面は、接着剤を塗布して一表面上に固定することを特徴とする請求項1に記載の透心高圧ラミネート板構造。
  5. 前記同色層の材料は、PETG(Polyethylene Terephthalate Glycol)又はABS(Acrylonitrile-Butadiene-Styrene)共重合体を含むことを特徴とする請求項1に記載の透心高圧ラミネート板構造。
  6. 前記同色層の厚さは0.2mm~0.8mmであることを特徴とする請求項1に記載の透心高圧ラミネート板構造。
  7. 前記同色層の色は、白色、黒色、灰色、黄色又は赤色を含むことを特徴とする請求項1に記載の透心高圧ラミネート板構造。
  8. 前記耐摩印刷層の材料は、ポリプロピレン(Polypropylene:PP)又はポリ塩化ビニル(Polyvinyl Chloride:PVC)を含むことを特徴とする請求項1に記載の透心高圧ラミネート板構造。
  9. 前記耐摩印刷層の厚さは0.05mm~0.2mmであることを特徴とする請求項1に記載の透心高圧ラミネート板構造。
  10. 前記耐摩印刷層の表面には、エンボス部を形成することを特徴とする請求項1に記載の透心高圧ラミネート板構造。
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