JP3246275U - 電磁駆動型直線往復運動装置及び美容機器 - Google Patents

電磁駆動型直線往復運動装置及び美容機器 Download PDF

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Abstract

【課題】体積を大幅に小さくし、運動反応感度を向上させることができる、電磁駆動型直線往復運動装置及び美容機器を提供する。【解決手段】ブラケット13、磁性体100、振動体200及び弾性体300を含み、ブラケットは、第1収納空間を有し、磁性体及び振動体は、第1収納空間内に位置し、磁性体の一端がブラケットに接続され、振動体の外周にはコイル7が巻き付けられ、弾性体のエッジは、ブラケットの端部に接続され、第1収納空間の1つの端口を密閉し、振動体の一端が弾性体に接続される。コイルが通電されると磁場を発生させ、磁性体の磁性作用で、振動体に対して反発力又は吸引力を発生させ、直線往復運動するように振動体を押し、弾性体は、振動体に接続され、振動体に対して保護と弾性の役割を果たす。【選択図】図1

Description

本考案は、直線往復運動の技術分野に関し、特に電磁駆動型直線往復運動装置及びこの電磁駆動型直線往復運動装置を用いる美容機器に関する。
現在、いくつかの直線往復運動機構は、モータ、偏心輪及びリンクを含み、モータの出力軸は、偏心輪の一端に接続され、偏心輪の他端は、リンクに接続され、モータは、偏心輪を運動駆動し、偏心輪は、リンクを直線往復運動させ、この機構は、体積が大きく、機構が複雑であるという欠陥がある。
現在、もう1つの直線往復運動機構は、電磁石ユニットを含み、該電磁石ユニットは、複数のコア及びコイルを含み、複数のコアとコイルとは、間隔を空けて設置され、コイルが通電されるとコアを着磁し、コアに磁場を発生させ、磁場によって振動体を吸引又は反発させて上下往復運動を実現し、この機構にある欠陥は、以下のとおりである。間隔を空けて設置される複数のコア及びコイルを取り付けるためには大きな空間が必要であり、体積が大きく、また、振動体がコアの中間に感知される磁性が小さく、反応が遅く、運動の効率が低い。
本考案は、従来技術にある、体積が大きく、機構が複雑で、磁気誘導効率が低いという技術課題を少なくとも解決することを目的とする。したがって、本考案は、体積を大幅に小さくし、運動反応感度を向上させることができる電磁駆動型直線往復運動装置を提案する。
本考案の実施例による電磁駆動型直線往復運動装置であって、ブラケット、磁性体、振動体及び弾性体を含み、前記ブラケットは、第1収納空間を有し、前記磁性体及び前記振動体は、第1収納空間内に位置し、前記磁性体の一端が前記ブラケットに接続され、前記振動体の外周にはコイルが巻き付けられ、前記弾性体は、前記ブラケットの端部に接続され、前記第1収納空間の1つの端口を密閉し、前記振動体の一端が前記弾性体に接続される。
本考案の実施例による電磁駆動型直線往復運動装置は、少なくとも以下の有益な効果を有する。
コイルは、振動体の外周に巻き付けられ、コイル及び振動体の体積が小さく、軽量であり、コイルが通電されると、コイルの両端を着磁してN-S又はS-Nの変化磁場を発生させ、振動体の周囲に集中させ、磁場を集中させ、磁性が強く、運動反応感度が高く、運動効率が高く、磁場の変化周波数は、交番電流の周波数によって決まり、磁場の強度は、交番電流の大きさによって決まり、磁場の強度が強いほど、振動体の振動が強くなる。磁性体は、磁性を有し、一端がN極、他端がS極であり、コイルの磁石に近い端の生じた磁場がNである場合に、磁性体のN極端と反発し、振動体は、磁性体から離れる方向へ直線運動し、コイルの磁石に近い端の生じた磁場がSである場合に、磁性体のN極端と吸引され、振動体は、磁性体に接近する方向へ直線運動し、順に繰り返し、それにより直線往復運動を実現する。直線往復運動中に、振動体は、弾性体を直線往復運動させ、弾性体は、ブラケットに接続され、振動体に対して規制の役割を果たすため、振動体を第1収納空間内に規制して直線往復運動させる。
該電磁駆動型直線往復運動装置は、体積が小さく、構成が簡単で、磁力により振動体の往復運動を実現し、モータ制御に比べてノイズが小さい利点があり、また、電流を制御することによって振動体の往復運動ストローク、周波数、及び力の大きさを容易に変更することができる。
本考案のいくつかの実施例によれば、前記磁性体は、磁石及びガイド透磁部材を含み、前記磁石の一端が前記ブラケットに接続され、前記磁石の他端が前記ガイド透磁部材の一端に接続される。
本考案のいくつかの実施例によれば、前記振動体は、前記コイルが外周に巻き付けられる、前記弾性体に接続されるスライドブッシュを含む。
本考案のいくつかの実施例によれば、前記スライドブッシュは、中空構造の絶縁体であり、前記コイルが通電されると、前記弾性体を直線往復運動させる。
本考案のいくつかの実施例によれば、一端が前記ブラケットに接続される、前記ガイド透磁部材との間に第2収納空間が形成される磁性鋼スリーブを更に含み、前記コイルが通電されると、前記スライドブッシュは、前記第2収納空間内を直線往復運動する。
本考案のいくつかの実施例によれば、前記弾性体は、前記ブラケットに接続される弾性スリーブを含む。
本考案のいくつかの実施例によれば、前記弾性スリーブは、前記ブラケットの外周に外嵌される第1固定部材と、一端が前記第1固定部材と前記ブラケットとの間に設けられる弾性部品とを含む。
美容機器であって、ブラケット、磁性体、振動体及び弾性体を含み、前記ブラケットは、第1収納空間を有し、前記磁性体及び前記振動体は、前記第1収納空間内に位置し、前記磁性体の一端が前記ブラケットに接続され、前記振動体の外周にはコイルが巻き付けられ、前記弾性体は、前記ブラケットの端部に接続され、前記第1収納空間の1つの端口を密閉し、前記振動体の一端が前記弾性体に接続され、ハウジング、電池及び第2回路基板を更に含み、前記ハウジングは、前記ブラケットに接続され、前記ブラケットと第3収納空間を形成し、前記電池及び前記第2回路基板は、前記第3収納空間内に位置し、前記振動体は、前記第2回路基板に電気的に接続され、前記電池は、前記第2回路基板に電気的に接続される。
本考案のいくつかの実施例によれば、前記磁性体は、磁石及びガイド透磁部材を含み、前記磁石の一端が前記ブラケットに接続され、前記磁石の他端が前記ガイド透磁部材の一端に接続される。
本考案のいくつかの実施例によれば、前記振動体は、スライドブッシュ及びマッサージシートを含み、前記マッサージシートは、前記弾性体の外面に設けられ、前記スライドブッシュは、前記弾性体の内側に設けられ、前記マッサージシートの一端は、前記弾性体を貫通して前記スライドブッシュに接続される。
本考案のいくつかの実施例によれば、前記スライドブッシュは、中空構造の絶縁体であり、前記コイルは、前記スライドブッシュの外周に巻き付けられ、前記コイルが通電されると、前記スライドブッシュは、前記弾性体を直線往復運動させる。
本考案のいくつかの実施例によれば、一端が前記ブラケットに接続される、前記ガイド透磁部材との間に第2収納空間が形成される磁性鋼スリーブを更に含み、前記コイルが通電されると、前記スライドブッシュは、前記第2収納空間内を直線往復運動する。
本考案のいくつかの実施例によれば、前記マッサージシートの内側にはねじ孔が設けられ、前記弾性体の表面には貫通孔が設けられ、前記マッサージシートのねじ孔は、前記貫通孔を貫通して前記スライドブッシュに接続される。
本考案のいくつかの実施例によれば、前記スライドブッシュに機械的に接続される第1回路基板を含み、
前記マッサージシートは、前記第1回路基板又は前記第2回路基板に電気的に接続され、
又は、前記マッサージシートは、前記ねじ孔を介して前記第1回路基板に電気的に接続される。
本考案のいくつかの実施例によれば、前記コイルは、前記第1回路基板又は前記第2回路基板板に電気的に接続される。
本考案のいくつかの実施例によれば、前記弾性体は、前記第1回路基板が設けられる第1凹溝と、第2凹溝とを含み、前記マッサージシートは、マッサージ固定シートを介して前記弾性体の外面に設けられ、前記マッサージシート及び前記マッサージ固定シートは、前記第2凹溝内に設けられる。
本考案のいくつかの実施例によれば、前記マッサージシートの内側には加熱シートが設けられる。
本考案のいくつかの実施例によれば、前記ブラケットに接続される、前記ハウジングと前記ブラケットとの間に位置する、エッジが前記ハウジング及び前記ブラケットに露出する接続部品を更に含み、前記接続部品は、導電性材料であり、前記接続部品は、前記第2回路基板に機械的に接続され及び電気的に接続される。
本考案のいくつかの実施例によれば、光干渉防止部材を更に含み、前記光干渉防止部材は、前記第2回路基板に固定して接続され、複数の光格子を有し、前記第2回路基板は、複数のモードランプビーズを有し、各前記光格子は、各前記モードランプビーズに対応している。
本考案のいくつかの実施例によれば、導光部材を更に含み、前記導光部材は、光干渉防止部材に設けられ、前記導光部材には複数のモードマークが設けられ、各前記モードマークは、各前記光格子に相互に対応して設けられる。
本考案のいくつかの実施例によれば、前記第2回路基板にはボタン及び充電インタフェースが設けられ、前記ハウジングにはボタンスルーホール及びボタンキャップが設けられ、前記ボタンキャップは、前記ボタンスルーホールを貫通して前記ボタンに接続され、前記充電インタフェースにはシリカゲルプラグが設けられる。
本考案の追加的な態様と利点の一部は、以下の説明において与えられるか、以下の説明から明らかになるか、又は本考案の実践により理解できるようになる。
本考案の上記及び/又は追加の態様及び利点は、以下の図面と実施例の説明から明らかかつ理解しやすくなる。
本考案実施例の電磁駆動型直線往復運動装置構造の模式図である。 本考案実施例の美容機器の構造断面模式図である。 本考案実施例の美容機器の分解図である。 本考案実施例の美容機器の構造模式図である。
以下に、本考案の実施例を詳細に説明する。本実施例の例は、図面に示され、最初から最後まで同一又は類似の符号は、同一又は類似の要素、又は同一又は類似の機能を有する要素を表す。以下に図面を参照して説明する実施例は例示的であり、本考案を説明するためだけに使用され、本考案に対する制限とは理解できない。
本考案の説明において、方位に関わる記述、例えば上、下、前、後、左、右などにより指示される方位又は位置関係は、示される装置又は要素が特定の方位を有したり、特定の方位で構成されたり操作たりすることを指示又は暗示するのではなく、図面に示す方位又は位置関係に基づくものであり、本考案を説明しやすくする及び説明を簡略化するためのものに過ぎず、したがって、本考案に対する制限とは理解できない。
本考案の説明において、「いくつか」の意味は、1つ又は複数であり、「複数」の意味は、2つ以上であり、「より大きい」、「より小さい」、また「超える」などは、その数を含まないと理解され、「以上」、「以下」、又は「以内」などは、その数を含むと理解される。第1、第2の説明は、技術的特徴を区別するためのものに過ぎず、相対的な重要性を指示又は暗示するか、指示された技術的特徴の数を暗黙的に明示するか、指示された技術的特徴の前後関係を暗黙的に明示すると理解されるべきではない。
本考案の説明において、特に明確な限定がない限り、設置、取り付け、接続などの言葉は広義の理解をすべきであり、当業者は技術案の具体的な内容に基づいて本考案における上記の言葉の具体的な意味を合理的に決定することができる。
図1を参照すると、本考案実施例による電磁駆動型直線往復運動装置は、ブラケット13、磁性体100、振動体200及び弾性体300を含み、ブラケット13は、第1収納空間を有し、磁性体100及び振動体200は、第1収納空間内に位置し、磁性体100の一端がブラケット13に接続され、振動体200の外周にはコイル7が巻き付けられ、弾性体300は、ブラケット13の端部に接続され、第1収納空間の1つの端口を密閉し、振動体200の一端が弾性体300に接続される。
コイル7は、振動体200の外周に巻き付けられ、コイル7及び振動体200の体積が小さく、軽量であるため、電磁駆動型直線往復運動装置の体積が小さく、軽量で、携帯に便利である。コイル7が通電されると、コイル7の両端を着磁してN-S又はS-Nの変化磁場を発生させ、振動体200の周囲に集中させ、磁場を集中させ、磁性が強く、運動反応感度が高く、運動効率が高く、磁場の変化周波数は、交番電流の周波数によって決まり、磁場の強度は、交番電流の大きさによって決まる。磁性体100は、磁性を有し、一端がN極、他端がS極であり、コイル7の磁石11に近い端の生じた磁場がNである場合に、磁性体100のN極端と反発し、振動体200は、磁性体100から離れる方向へ直線運動し、コイル7の磁石11に近い端の生じた磁場がSである場合に、磁性体100のN極端と吸引され、振動体200は、磁性体100に接近する方向へ直線運動し、逆にしても同じであり、順に繰り返し、それにより直線往復運動を実現する。直線往復運動中に、振動体200は、弾性体300を直線往復運動させ、弾性体300は、ブラケット13に接続され、振動体200に対して規制の役割を果たすため、振動体200を第1収納空間内に規制して直線往復運動させる。弾性体300の弾性作用により、振動体200の振動が顕著に現れることができる。一方、弾性体300が第1収納空間の1つの端口を密閉することで、該電磁駆動型直線往復運動装置は、防水・防塵の役割を有する。
該電磁駆動型直線往復運動装置は、体積が小さく、構成が簡単で、磁力により振動体の往復運動を実現し、モータ制御に比べてノイズが小さい利点があり、また、電流を制御することによって振動体の往復運動ストローク、周波数、及び力の大きさを容易に変更することができる。
いくつかの実施形態では、磁性体100は、磁石11及びガイド透磁部材10を含み、磁石11の一端が磁石固定部材12を介してブラケット13に接続され、磁石11の他端がガイド透磁部材10の一端に接続される。
ブラケット13は、第1収納空間内に位置する、磁性体100が設けられる取り付け空間を更に有する。
ガイド透磁部材10は、振動体200をガイドすることによって、振動体200を正確に直線方向に往復運動させることができ、磁石11の磁力線を中心に集中させ、電磁効率を向上させる。
いくつかの実施形態では、振動体200は、コイル7が巻き付けられる、弾性体300に接続されるスライドブッシュ61を含む。スライドブッシュ61にはコイル7が巻き付けられ、コイル7及び振動体200の体積を小さくしており、この構成により装置全体の体積が小さく、軽量で、且つ磁力線が集中している。
いくつかの実施形態では、スライドブッシュ61は、中空構造の絶縁体であり、ガイド透磁部材10は、棒状であり、コイル7が通電されると、スライドブッシュ61は、弾性体300を直線往復運動させる。
スライドブッシュ61は、中空構造の絶縁体であり、第2収納空間内に位置し且つガイド透磁部材10の外周に外嵌され、第1に、スライドブッシュ61の重量を低減し、第2に、ガイド透磁部材10と合わせて正確な直線往復運動を行うことができるという利点がある。
いくつかの実施形態では、この電磁駆動型直線往復運動装置は、一端がブラケット13に接続される、ガイド透磁部材10との間に、開口部を有する第2収納空間が形成される磁性鋼スリーブ8を更に含み、コイル7が通電されると、スライドブッシュ61は、第2収納空間内を直線往復運動する。具体的に、スライドブッシュ61は、開口部から第2収納空間に入り込み、第2収納空間内を直線往復運動する。
磁性鋼スリーブ8がガイド透磁部材10と第2収納空間を形成し、磁力線又は磁気誘導線が該第2収納空間内に集中しており、磁場の強度が強化され、それにより振動体200の吸引力及び反発力が強化され、振動体200の直線往復運動の力が強化される。
いくつかの実施形態では、弾性体300は、ブラケット13に接続される弾性スリーブ30を含む。
弾性スリーブ30は、ブラケット13に接続され、弾性スリーブ30の端口は、ブラケット13の端口に嵌合接続して固定されてもよく、組み立てが容易であり、取り外し修理が容易である。
弾性スリーブ30は、直線往復運動中に伸ばされる又は復元されるしわ部を有してもよい。
いくつかの実施形態では、弾性スリーブ30は、ブラケット13の外周に外嵌される第1固定部材9と、一端が第1固定部材9とブラケット13との間に設けられる弾性部品3とを含む。
第1固定部材9により弾性部品3の端口をブラケット13の端口に固定することによって、往復運動中に弾性部品3が脱落するのを防止するために更に補強する。第1固定部材9は、透磁材料であり、必要に応じて磁気を帯びた部品を外付けすることができる。
図1-4に示す美容機器は、ブラケット13、磁性体100、振動体200及び弾性体300を含み、ブラケット13は、第1収納空間を有し、磁性体100及び振動体200は、第1収納空間内に位置し、磁性体100の一端がブラケット13に接続され、振動体200の外周にはコイル7が巻き付けられ、弾性体300は、ブラケット13の端部に接続され、第1収納空間の1つの端口を密閉し、振動体200の一端が弾性体300に接続され、ハウジング21、電池15及び第2回路基板16を更に含み、ハウジング21は、ブラケット13に接続され、ハウジング21は、ブラケット13と第3収納空間を形成し、電池15及び第2回路基板16は、第3収納空間内に位置し、振動体200は、第2回路基板16に電気的に接続され、電池15は、第2回路基板16に給電する。
コイル7は、振動体200の外周に巻き付けられ、コイル7及び振動体200の体積が小さく、軽量であるため、電磁駆動型直線往復運動装置の体積が小さく、軽量で、携帯に便利である。コイル7が通電されると、コイル7の両端を着磁してN-S又はS-Nの変化磁場を発生させ、振動体200の周囲に集中させ、磁場を集中させ、磁性が強く、運動反応感度が高く、運動効率が高く、磁場の変化周波数は、交番電流の周波数によって決まり、磁場の強度は、交番電流の大きさによって決まる。磁性体100は、磁性を有し、一端がN極、他端がS極であり、コイル7の磁石11に近い端の生じた磁場がNである場合に、磁性体100のN極端と反発し、振動体200は、磁性体100から離れる方向へ直線運動し、コイル7の磁石11に近い端の生じた磁場がSである場合に、磁性体100のN極端と吸引され、振動体200は、磁性体100に接近する方向へ直線運動し、逆にしても同じであり、順に繰り返し、それにより直線往復運動の役割を実現する。直線往復運動中に、振動体200は、弾性体300を直線往復運動させ、弾性体300は、ブラケット13に接続され、振動体200に対して規制の役割を果たすため、振動体200を第1収納空間内に規制して直線往復運動させる。弾性体300の弾性作用により、振動体200の振動が顕著に現れることができる。該美容機器に使用する場合、弾性体300の外側の部分が皮膚に作用することができ、振動体200の往復振動に伴い、マッサージ、皮膚美容の目的を達成することができる。
一方、弾性体300が第1収納空間の1つの端口を密閉することによって、該美容機器は、防水・防塵の役割を有し、該美容機器は、洗浄液を有する美容スキンケアに応用でき、弾性体300の振動により洗浄液が皮膚に作用し、洗浄液が第1収納空間内に流入するのを回避できる。
該美容機器は、体積が小さく、構成が簡単で、磁力により振動体の往復運動を実現し、モータ制御に比べてノイズが小さい利点があり、また、電流を制御することによって振動体の往復運動ストローク、周波数、及び力の大きさを容易に変更することができる。
いくつかの実施形態では、磁性体100は、磁石11及びガイド透磁部材10を含み、磁石11の一端が磁石固定部材12を介してブラケット13に接続され、磁石11の他端がガイド透磁部材10の一端に接続される。
ブラケット13は、第1収納空間内に位置する、磁性体100が設けられる取り付け空間を更に有する。取り付け空間と第1収納空間との間にはスルーホールがある。
ガイド透磁部材10は、振動体200をガイドすることによって、振動体200を正確に直線方向に往復運動させることができ、また、磁石11の磁力線を中心に集中させ、電磁効率を向上させる。
いくつかの実施形態では、振動体200は、スライドブッシュ61及びマッサージシート1を含み、マッサージシート1は、弾性体300の外面に設けられ、スライドブッシュ61は、弾性体300の内側に設けられ、マッサージシート1の一端は、弾性体300を貫通してスライドブッシュ61に接続される。
いくつかの実施形態では、スライドブッシュ61は、中空構造の絶縁体であり、コイル7は、スライドブッシュ61の外周に巻き付けられ、コイル7が通電されると、スライドブッシュ61は、弾性体300を直線往復運動させる。
スライドブッシュ61は、中空構造の絶縁体であり、第2収納空間内に位置し且つガイド透磁部材10の外周に外嵌され、第1に、スライドブッシュ61の重量を低減し、第2に、ガイド透磁部材10と合わせて正確な直線往復運動を行うことができるという利点がある。
いくつかの実施形態では、一端がブラケット13に接続される、ガイド透磁部材10との間に、開口部を有する第2収納空間が形成される磁性鋼スリーブ8を更に含み、コイル7が通電されると、スライドブッシュ61は、第2収納空間内を直線往復運動する。具体的に、スライドブッシュ61は、開口部から第2収納空間に入り込み、第2収納空間内を直線往復運動する。
磁性鋼スリーブ8がガイド透磁部材10と第2収納空間を形成し、磁力線又は磁気誘導線が該第2収納空間内に集中しており、磁場の強度が強化され、それにより振動体200の吸引力及び反発力が強化され、振動体200の直線往復運動の力が強化される。
いくつかの実施形態では、マッサージシート1の内側にはねじ孔111が設けられ、弾性体300の表面には貫通孔が設けられ、マッサージシート1のねじ孔111は、貫通孔を貫通してスライドブッシュ61に接続される。
ねじ孔111を介してスライドブッシュ61に接続され、接続が強固であり、且つ取り外しが容易であり、組み立て及び修理が容易である。
弾性部品300は、弾性の良いシリカゲル部材又はゴム部材であり、抵抗が小さく、弾性が良いという特徴を持つとともに、振動体200を規制し、美容機器に対して防水・防塵の役割を果たす。該美容機器は、洗浄液を有する美容スキンケアに応用でき、弾性体300の振動により洗浄液が皮膚に作用し、洗浄液が第1収納空間内に流入するのを回避できる。
いくつかの実施形態では、第1回路基板4を含み、第1回路基板4は、スライドブッシュ61に機械的に接続され、マッサージシート1は、第1回路基板4又は第2回路基板16に電気的に接続される。
第1回路基板4がスライドブッシュ61に機械的に接続され、マッサージシート1が第1回路基板4又は第2回路基板16に電気的に接続されることによって、マッサージシート1が通電されると、微小電流を発生させて皮膚に作用させることで、該美容機器が電気治療機能を持つようにすることができる。
いくつかの実施形態では、マッサージシート1は、ねじ孔111を介して第1回路基板4に電気的に接続される。この接続形態により、美容機器内の配線が簡潔で整然となり、振動体200の直線往復運動中に、接続線5の引張りが減少し、電気接続の信頼性が向上する。
いくつかの実施形態では、マッサージシート1の内側には加熱シート23が設けられる。加熱シート23が通電されると、マッサージシート1を加熱することで、マッサージシート1がホットパック効能を有する。
いくつかの実施形態では、コイル7は、第1回路基板4又は第2回路基板16に電気的に接続され、具体的に接続線5を介して電気的に接続される。美容機器の内部電源が給電することによって、コイル7が通電されて磁場を発生させ、美容機器の体積及び重量を減らすことができる。コイル7が第1回路基板4に電気的に接続される場合に、美容機器内の配線が簡潔で整然となり、振動体200直線往復運動中に、接続線の引張りが減少し、電気接続の信頼性が向上する。
いくつかの実施形態では、弾性体300は、第1回路基板4が設けられる第1凹溝31と、第2凹溝32とを含み、マッサージシート1は、マッサージ固定シート2を介して弾性体300の外面に設けられ、マッサージシート1及びマッサージ固定シート2は、弾性体300の第2凹溝32内に設けられる。
第1回路基板4は、弾性体300の第1凹溝31内に設けられ、このようにして直線往復運動中に第1回路基板4を保護することができ、且つ第1回路基板4及び弾性体300を固定することができる。
マッサージシート1と弾性体300との間には、マッサージ固定シート2が設けられ、マッサージ固定シート2は、透明プラスチック材質であり、導光に用いることができる一方、マッサージシート1は、ステンレス鋼、鉄又はアルミニウム材質であり、皮膚に接触するために用いられる。
いくつかの実施形態では、ブラケット13に接続される、ハウジング21とブラケット13との間に位置する、エッジがハウジング21及びブラケット13に露出する接続部品19を更に含み、本実施例では、接続部品19のエッジは、ブラケット13及びハウジング21の外面と同一の水平面にあり、接続部品19は、導電性材料であり、第2回路基板16に機械的に接続され及び電気的に接続される。
接続部品19のエッジが第3収納空間の外に露出し、接続部品19のハウジング21及びブラケット13に露出する部分を握り、マッサージシート1を皮膚に接触させ、第1回路基板4、第2回路基板16、マッサージシート1と人体が回路を発生させ、それによりマッサージシート1に微小電流を発生させ、該微小電流は、皮膚に作用し、皮膚に電気治療美容の効果を持つ。
いくつかの実施形態では、光干渉防止部材17を更に含み、光干渉防止部材17は、第2回路基板16に固定して接続され、複数の光格子を有し、第2回路基板16は、複数のモードランプビーズを有し、各光格子は、各モードランプビーズに対応している。光干渉防止部材17は、第2回路基板16における複数のモードランプビーズの光干渉を防止し、相互干渉を回避することができる。
いくつかの実施形態では、導光部材18を更に含み、導光部材18は、光干渉防止部材17に設けられ、導光部材18には複数のモードマークが設けられ、モードマークは、光干渉防止部材17の光格子に相互に対応して設けられる。第2回路基板16におけるあるモードランプビーズが点灯すると、該ランプビーズの光は、光干渉防止部材17の光格子を通って透過し、導光部材18の対応するモードマークに照射し、この時、対応するモードマークが点灯し、使用者がこの時の美容機器のモードをはっきり見ることができ、点灯していないモードランプビーズに対応する導光部材18のモードマークも点灯しない。
第2回路基板16にはボタン161及び充電インタフェース14が設けられ、ハウジング21にはボタンスルーホール211及びボタンキャップ20が設けられ、ボタンキャップ20は、ボタンスルーホール211を貫通してボタン161に接続され、充電インタフェース14にはシリカゲルプラグ22が設けられる。シリカゲルプラグ22は、充電インタフェースに対して防塵・防水の役割を果たす。ボタンキャップ20は、ボタンスルーホール211に対して防塵・防水の役割を果たす。それによって、美容機器全体は、防塵・防水ができる。
図4に示すように、いくつかの実施形態では、第1固定部材9に取り外し可能に接続される固定フレーム24と、弾性体300の外面を被覆し、固定フレーム24と第1固定部材9との間に設けられる化粧コットン25とを更に含む。
第1固定部材9は、透磁材料であり、固定フレーム24は、第1固定部材9に磁気吸着するように接続され、固定フレーム24は、化粧コットン25を弾性体300の外面に固定する。美容機器の応用を広げる。
上述した実施例の各技術的特徴は、任意に組み合わせることができ、説明を簡潔にするために、上述した実施例における各技術的特徴の全ての可能な組み合わせについて説明していないが、これらの技術的特徴の組み合わせに矛盾がない限り、本明細書に記載された範囲と見なされるべきである。
以上、図面を用いて本実施例について詳細に説明したが、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、前記技術分野の当業者が備える知識の範囲内において、本趣旨を逸脱することなく種々の変更を行うことができる。
1-マッサージシート、111-ねじ孔、2-マッサージ固定シート、3-弾性部品、31-第1凹溝、32-第2凹溝、4-第1回路基板、5-接続線、200-振動体、61-スライドブッシュ、7-コイル、8-磁性鋼スリーブ、9-第1固定部材、10-ガイド透磁部材、11-磁石、12-磁石固定部材、13-ブラケット、14-充電インタフェース、15-電池、16-第2回路基板、161-ボタン、17-光干渉防止部材、18-導光部材、19-接続部品、20-ボタンキャップ、21-ハウジング、211-ボタンスルーホール、22-シリカゲルプラグ、23-加熱シート、24-固定フレーム、25-化粧コットン、300-弾性体、30-弾性スリーブ、100-磁性体。

Claims (10)

  1. 電磁駆動型直線往復運動装置であって
    ブラケット(13)、磁性体(100)、振動体(200)及び弾性体(300)を含み、前記ブラケット(13)は、第1収納空間を有し、前記磁性体(100)及び前記振動体(200)は、第1収納空間内に位置し、前記磁性体(100)の一端が前記ブラケット(13)に接続され、前記振動体(200)の外周にはコイル(7)が巻き付けられ、前記弾性体(300)は、前記ブラケット(13)の端部に接続され、第1収納空間の1つの端口を密閉し、前記振動体(200)の一端が前記弾性体(300)に接続される、ことを特徴とする電磁駆動型直線往復運動装置。
  2. 前記磁性体(100)は、磁石(11)及びガイド透磁部材(10)を含み、前記磁石(11)の一端が前記ブラケット(13)に接続され、前記磁石(11)の他端が前記ガイド透磁部材(10)の一端に接続される、ことを特徴とする請求項1に記載の電磁駆動型直線往復運動装置。
  3. 前記振動体(200)は、前記コイル(7)が外周に巻き付けられる、前記弾性体(300)に接続されるスライドブッシュ(61)を含む、ことを特徴とする請求項2に記載の電磁駆動型直線往復運動装置。
  4. 前記スライドブッシュ(61)は、中空構造の絶縁体であり、前記コイル(7)が通電されると、前記弾性体(300)を直線往復運動させる、ことを特徴とする請求項3に記載の電磁駆動型直線往復運動装置。
  5. 一端が前記ブラケット(13)に接続される、前記ガイド透磁部材(10)との間に第2収納空間が形成される磁性鋼スリーブ(8)を更に含み、前記コイル(7)が通電されると、前記スライドブッシュ(61)は、前記第2収納空間内を直線往復運動する、ことを特徴とする請求項4に記載の電磁駆動型直線往復運動装置。
  6. 前記弾性体(300)は、前記ブラケット(13)に接続される弾性スリーブ(30)を含む、ことを特徴とする請求項5に記載の電磁駆動型直線往復運動装置。
  7. 前記弾性スリーブ(30)は、前記ブラケット(13)の外周に外嵌される第1固定部材(9)と、一端が前記第1固定部材(9)と前記ブラケット(13)との間に設けられる弾性部品(3)とを含む、ことを特徴とする請求項5に記載の電磁駆動直線往復運動の装置。
  8. 請求項1に記載の電磁駆動型直線往復運動装置を含み、
    ハウジング(21)、電池(15)及び第2回路基板(16)を更に含み、
    前記ハウジング(21)は、前記ブラケット(13)に接続され、前記ブラケット(13)と第3収納空間を形成し、前記電池(15)及び前記第2回路基板(16)は、前記第3収納空間内に位置し、前記振動体(200)は、前記第2回路基板(16)に電気的に接続され、前記電池(15)は、前記第2回路基板(16)に電気的に接続される、ことを特徴とする美容機器。
  9. 前記磁性体(100)は、磁石(11)及びガイド透磁部材(10)を含み、前記磁石(11)の一端が前記ブラケット(13)に接続され、前記磁石(11)の他端が前記ガイド透磁部材(10)の一端に接続される、ことを特徴とする請求項8に記載の美容機器。
  10. 振動体(200)は、スライドブッシュ(61)及びマッサージシート(1)を含み、前記マッサージシート(1)は、前記弾性体(300)の外面に設けられ、前記スライドブッシュ(61)は、前記弾性体(300)の内側に設けられ、前記マッサージシート(1)の一端は、前記弾性体(300)を貫通して前記スライドブッシュ(61)に接続される、ことを特徴とする請求項9に記載の美容機器。
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