JP3245372U - 接着型医療用照射器 - Google Patents

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Abstract

【課題】光を照射すると同時に、身体の表面を押圧し、身体に熱を与える接着型医療用照射器を提供する。【解決手段】接着型医療用照射器100は、光源部11が発光した光を身体に照射する照射熱伝導部12を有し、光源部は発光した複数の照射光を所望の方向に集光する光学素子部材11Bを備え、照射熱伝導部は光を身体に照射する押圧照射部材12Aと、集光した照射光を反射して押圧照射部材に投光する反射熱源部材12Bと、押圧照射部材を支持する発条部材とを備え、押圧照射部材は球状のレンズであり、発条部材は略ばね形状であり、発条部材の伸縮により押圧照射部材を照射方向に移動可能に支持し、かつ、発条部材の押圧力により押圧照射部材を回転可能に保持し、押圧照射部材を身体に押さえ付けて、身体の表面で回転させながら、光を照射する。【選択図】図2

Description

本考案は、身体に光を照射して治療するときに使用する接着型医療用照射器に関する。
身体に光(たとえばレーザ光ビーム)を照射して治療するための医療器具が知られている。特許文献1では、レーザシステムポートアダプタであって、レーザ源と結合するための第1のポートアームであって、光の電磁スペクトルの2つの狭帯域の少なくとも一方内に含まれる波長を有するレーザ光ビームをコリメートするための光学素子を含む第1のポートアームと、照明システムと結合するための第2のポートアームと、レーザプローブの光ファイバケーブルと結合するための第3のポートアームと、前記第1のポートアーム、前記第2のポートアーム及び前記第3のポートアームが交差する多重交差領域であって、コリメートされたレーザ光ビームを前記光学素子から受け、且つレーザ光ビームのマルチスポットレーザパターンを生成するように構成される回折光学素子(DOE)と、前記光の電磁スペクトルの前記少なくとも2つの狭帯域を反射し、前記レーザ光ビームのマルチスポットパターンを受け、前記レーザ光ビームのマルチスポットレーザパターンを前記第3のポートアームに向けて反射し、前記照明システムから照明ビームを受け、且つ前記電磁スペクトルの前記少なくとも2つの狭帯域内に含まれていない前記照明ビームの一部を前記第3のポートアームに向けて透過するように構成されるビームスプリッタとを含む多重交差領域とを含み、前記第2のポートアーム及び前記第3のポートアームは、前記交差領域にわたって略同一線上にあり、前記第1のポートアームは、前記多重交差領域において前記第2のポートアーム及び前記第3のポートアームに略直交する、レーザシステムポートアダプタに関する技術を開示している。
特開2023-138671号公報
身体に光(たとえばレーザ光ビーム)を照射して治療するときに、大型の装置で高額な医療機器が必要な場合が一般的である。操作が容易で安全性が高く、小型化され、より低額の医療機器が求められている。また、治療効果を高めるために、光を照射すると同時に、身体の表面を押圧したり、身体に熱を与えたりすることができる医療機器や方法が求められる。特許文献1には、光を照射すると同時に、身体の表面を押圧し、身体に熱を与える方法に関する記載がない。
本考案は、身体に光を照射して治療するときに、操作が容易で安全性が高く、小型化され、より低額の照射器を用いることができ、かつ、光を照射すると同時に、身体の表面を押圧したり、身体に熱を与えたりすることができる接着型医療用照射器を提供することを目的とする。
本考案の一の実施形態は、身体に光を照射して治療するときに使用する接着型医療用照射器であって、前記光を発光する光源部と、前記光源部が発光した前記光を前記身体に照射する照射熱伝導部と、を有し、前記光源部は、複数の照射光をそれぞれ発光する複数の発光部材と、前記発光部材が発光した複数の前記照射光を所望の方向に集光する光学素子部材と、を備え、前記照射熱伝導部は、前記光源部の前記光学素子部材が集光した前記照射光を透過して生成された前記光を前記身体に照射する押圧照射部材と、前記光学素子部材が集光した前記照射光を反射して前記押圧照射部材に投光する反射熱源部材と、前記押圧照射部材を照射方向に移動可能に支持する発条部材と、を備え、前記押圧照射部材は、球状のレンズであり、前記発条部材は、略ばね形状であり、該発条部材の伸縮により前記押圧照射部材を照射方向に移動可能に支持し、かつ、該発条部材の押圧力により前記押圧照射部材を回転可能に保持し、前記身体に前記光を照射するときに、前記押圧照射部材を該身体に押さえ付けて、前記発条部材を用いて該押圧照射部材を該身体の表面で回転させながら、該光を照射する、ことを特徴とする接着型医療用照射器を提供する。
また、本考案の他の実施形態は、上記接着型医療用照射器であって、前記反射熱源部材は、人口鉱石であり、該反射熱源部材の表面は前記照射光を反射可能な略平面または略曲面であり、前記反射熱源部材は、前記照射光を反射する際に該照射光により発熱し、前記発条部材は、前記反射熱源部材が発する熱を前記押圧照射部材に伝達し、前記押圧照射部材は、前記発条部材が伝達した前記熱を前記身体に伝える、ことを特徴とする接着型医療用照射器であってもよい。
また、本考案の他の実施形態は、上記のいずれかの接着型医療用照射器であって、複数の前記発光部材は、複数のLEDであり、略円板の基板の両面に複数個、配置される、ことを特徴とする接着型医療用照射器であってもよい。
本考案に係る接着型医療用照射器によれば、身体に光を照射して治療するときに、操作が容易で安全性が高く、小型化され、より低額の照射器を用いることができ、かつ、光を照射すると同時に、身体の表面を押圧したり、身体に熱を与えたりすることができる。
本考案の実施形態に係る接着型医療用照射器の一例を説明する説明図である。 本考案の実施形態に係る接着型医療用照射器の一例を説明する概略断面図である。 本考案の実施形態に係る発光部材の一例を説明する説明図である。 本考案の実施形態に係る接着型医療用照射器の光の光路の例を説明する説明図である。
実施形態に係る接着型医療用照射器の一例を用いて、本考案を説明する。なお、本考案は、以後に説明する接着型医療用照射器以外でも、身体に光を照射して治療するときに使用するもの(器具、装置、部品、システムなど)であれば、いずれのものにも用いることができる。なお、光を照射して治療する疾病や怪我、外傷などは、特に限定されない。
(1.接着型医療用照射器の構成)
図1乃至図4を用いて、本考案の実施形態に係る接着型医療用照射器の構成を説明する。ここで、図1は、本考案の実施形態に係る接着型医療用照射器100の一例を説明する説明図である。図2(a)は、本考案の実施形態に係る接着型医療用照射器100の一例(凹レンズを使用した場合)を説明する概略断面図(発条部材は断面ではない)である。図2(b)は、本考案の実施形態に係る接着型医療用照射器100の一例(凸レンズを使用した場合)を説明する概略断面図(発条部材は断面ではない)である。図3は、本考案の実施形態に係る発光部材11Aの一例を説明する拡大説明図である。図4(a)は、本考案の実施形態に係る接着型医療用照射器100の光の光路の例(発光ステップ)を説明する説明図である。図4(b)は、本考案の実施形態に係る接着型医療用照射器100の光の光路の例(集光ステップ・投光ステップ)を説明する説明図である。図4(c)は、本考案の実施形態に係る接着型医療用照射器100の光の光路の例(照射ステップ)を説明する説明図である。
なお、図1等に示す接着型医療用照射器の構成等は一例であり、本考案は図1等に示す接着型医療用照射器等に限定されるものではない。
図1乃至図4に示すように、本考案に係る接着型医療用照射器100は、身体に光を照射して治療するときに使用するものである。接着型医療用照射器100は、本実施形態では、図1および図2に示すように、身体に照射する光を発光する光源部11と、光源部11が発光した光を身体に照射する照射熱伝導部12と、を有する。接着型医療用照射器100は、本実施形態では、図1および図2に示すように、光源部11は手で持ち運びや移動が容易にできる略円筒形状の内部に配置し、照射熱伝導部12は略円錐形状の内部に配置し、先端(後述する球状の押圧照射部材12A)から光を照射する(後述する図4のLB)。本考案に係る接着型医療用照射器100は、各構成に動作を指示し、その動作を制御する制御手段10を含んでもよい。制御手段10は、例えばCPU及びメモリで構成される演算装置を用いることができる。また、制御手段10は、各構成に予め搭載されている演算装置、コントローラ又はその他制御手段を利用する構成であってもよい。なお、本考案に係る接着型医療用照射器100は、他の機能や手段を含むものであってもよい。なお、筐体の形状は、設計、実験、計算などで予め定められる形状とすることができる。
光源部11は、図1および図2に示すように、複数の照射光をそれぞれ発光する複数の発光部材11Aと、発光部材11Aが発光した複数の照射光を所望の方向に集光する光学素子部材11Bと、複数の照射光を反射する複数の反射面部材13と、を備える。
図2および図3に示すように、複数の発光部材11Aは、複数の照射光をそれぞれ発光するものである。複数の発光部材11Aは、図2および図3に示すように、取付部材11ASで取り付けられた制御基板(略円板の基板)の両面に配置される構成であってもよい。複数の発光部材11A(制御基板)は、図2に示すように、照射方向(光軸方向)にスライドして移動可能な取り付けであってもよい。本考案に係る発光部材は、1つ又は2つ以上であってもよい。これにより、本考案に係る光源部11は、より多くの光源をコンパクトに配置することができ、集光した光(照射する光)の強度を向上することができる。また、複数の発光部材11Aは、図3に示すように、複数のLEDを用いてもよい。また、複数の発光部材11Aは、図3に示すように、LEDを配置してもよい。これにより、本考案に係る光源部11は、より多くの光源をコンパクトに配置することができ、消費電力を低減することができ、集光した光(照射する光)の強度を向上することができる。なお、本考案において、発光部材11A(光源部11)については特に限定されるものではなく、公知の技術を用いることができる。また、発光部材11Aの形状や配置、材質は、設計、実験、計算などで予め定められる形状、配置および材質とすることができる。
図2および図4に示すように、光学素子部材11Bは、発光部材11Aが発光した複数の照射光を所望の方向に集光するものである。光学素子部材11Bは、図2および図4に示すように、複数の照射光を所望の方向に集光するために、光路(照射方向)を中心軸(光軸)に配置される。光学素子部材11Bは、光学レンズなど(たとえば凹レンズや凸レンズ)を用いることができる。具体的には、光学素子部材11Bは、先ず図4(a)に示すように発光部材11Aが発光した複数の照射光L1を反射面部材13で反射し、次に図4(b)に示すように反射光L2を制御基板と筐体内壁の間から通過させ、反射光L2および照射光L1を透過して集光し、次いで図4(c)に示すように集光した照射光を照射熱伝導部12(後述する押圧照射部材12A)に投光して、照射方向LBに光を照射する。これにより、本考案に係る光学素子部材11Bは、複数の光源から集光した光(照射する光)の強度を向上し、身体に照射することができる。なお、本考案において、光学素子部材11B(光源部11)については特に限定されるものではなく、公知の技術を用いることができる。また、光学素子部材11Bの形状や配置、材質は、設計、実験、計算などで予め定められる形状、配置および材質とすることができる。
照射熱伝導部12は、図1および図2に示すように、光源部11が発光した光を身体に照射するものである。照射熱伝導部12は、光源部11の光学素子部材11Bが集光した照射光を透過して生成された光を身体に照射する押圧照射部材12Aと、光学素子部材11Bが集光した照射光を反射して押圧照射部材12Aに投光する反射熱源部材12Bと、押圧照射部材12Aを照射方向に移動可能に支持する発条部材12Cと、を備える。
図2に示すように、押圧照射部材12Aは、球状のレンズである。押圧照射部材12Aは、身体に光を照射するときに、身体に押さえ付けられて、発条部材12Cの伸縮により照射方向(光軸方向)に移動可能に支持され、かつ、発条部材12Cの押圧力(伸長力、復元力)により回転可能に保持される。これにより、押圧照射部材12Aは、身体に光を照射しているときに、押圧照射部材12Aを身体に押さえ付けて、かつ、押圧照射部材12Aを身体の表面で回転させながら、光を照射することができる。なお、本考案において、押圧照射部材12A(照射熱伝導部12)については特に限定されるものではなく、公知の技術を用いることができる。また、押圧照射部材12Aの形状や配置、材質は、設計、実験、計算などで予め定められる形状、配置および材質とすることができる。
図2に示すように、反射熱源部材12Bは、光学素子部材11Bが集光した照射光を反射して押圧照射部材12Aに投光するものである。反射熱源部材11Bの表面は、照射光を反射可能な略平面または略曲面である。反射熱源部材12Bは、人口鉱石を用いることができる。また、反射熱源部材12Bは、テラヘルツ鉱石を用いることができる。これにより、反射熱源部材12B(照射熱伝導部12)は、照射光を反射する際に、鉱石の発熱作用により照射光で発熱することができる。なお、本考案において、反射熱源部材12B(照射熱伝導部12)については特に限定されるものではなく、公知の技術を用いることができる。また、反射熱源部材12Bの形状や配置、材質は、設計、実験、計算などで予め定められる形状、配置および材質とすることができる。
図2に示すように、発条部材12Cは、押圧照射部材12Aを照射方向に移動可能に支持するものである。発条部材12Cは、本実施形態では、略ばね形状である。発条部材12Cは、発条部材12Cの伸縮により押圧照射部材12Aを照射方向に移動可能に支持し、かつ、発条部材12Cの押圧力(伸長力、復元力)により押圧照射部材12Aを回転可能に保持する。これにより、発条部材12C(照射熱伝導部12)は、身体に光を照射するときに、押圧照射部材12Aを身体に押さえ付けて、押圧照射部材12Aを身体の表面で(摩擦により)回転させながら、光を照射することができる。また、発条部材12Cは、球状で全方向に回転させることができるのでより強い圧を身体表面にかけることもでき、指圧での痛みや刺激を軽減することができる。また、発条部材12Cは、反射熱源部材12Bが発する熱および光源部11(発光部材11A、光学素子部材11B)が発する熱を押圧照射部材12Aに伝達する。これにより、押圧照射部材12A(照射熱伝導部12)は、発条部材12Cが伝達した熱を身体に伝えることができるので、身体に光を照射して治療するときに、操作が容易で安全性が高く、小型化され、かつ、光を照射すると同時に、身体の表面を押圧したり、身体に熱を与えたりすることができ、治療効果を向上することができる。なお、本考案において、発条部材12C(照射熱伝導部12)については特に限定されるものではなく、公知の技術を用いることができる。また、発条部材12Cの形状や配置、材質は、設計、実験、計算などで予め定められる形状、配置および材質とすることができる。
以上のとおり、本考案に係る接着型医療用照射器100によれば、身体に光を照射して治療するときに、操作が容易で安全性が高く、小型化され、より低額の照射器を用いることができ、かつ、光を照射すると同時に、身体の表面を押圧したり、身体に熱を与えたりすることができ、治療効果を向上することができる。
本考案は、身体に光を照射して治療するときに利用することができる。本考案は、光を照射することを利活用する遺伝子治療、免疫療法、再生医療、抗体医薬生産、美容分野(化粧品など)、食品分野などにおいて好適に利用することが可能である。
以上のとおり、本考案に係る実施形態について説明したが、本考案は上記の実施形態に限定されるものではない。すなわち、本考案は、実用新案登録請求の範囲に記載の内容に基づいて、様々に変形、変更又はその他任意に改変され得る。
100 : 接着型医療用照射器
10 : 制御手段
11 : 光源部
11A: 発光部材
11AS:取付部材
11B: 光学素子部材
12 : 照射熱伝導部
12A: 押圧照射部材
12B: 反射熱源部材
12C: 発条部材
13 : 反射面部材
L1,L2,L3: 光の屈折方向(進行方向)
LB : 照射光
MS : 可動方向

Claims (3)

  1. 身体に光を照射して治療するときに使用する接着型医療用照射器であって、
    前記光を発光する光源部と、
    前記光源部が発光した前記光を前記身体に照射する照射熱伝導部と、
    を有し、
    前記光源部は、複数の照射光をそれぞれ発光する複数の発光部材と、前記発光部材が発光した複数の前記照射光を所望の方向に集光する光学素子部材と、を備え、
    前記照射熱伝導部は、前記光源部の前記光学素子部材が集光した前記照射光を透過して生成された前記光を前記身体に照射する押圧照射部材と、前記光学素子部材が集光した前記照射光を反射して前記押圧照射部材に投光する反射熱源部材と、前記押圧照射部材を照射方向に移動可能に支持する発条部材と、を備え、
    前記押圧照射部材は、球状のレンズであり、
    前記発条部材は、略ばね形状であり、該発条部材の伸縮により前記押圧照射部材を照射方向に移動可能に支持し、かつ、該発条部材の押圧力により前記押圧照射部材を回転可能に保持し、
    前記身体に前記光を照射するときに、前記押圧照射部材を該身体に押さえ付けて、前記発条部材を用いて該押圧照射部材を該身体の表面で回転させながら、該光を照射する、
    ことを特徴とする接着型医療用照射器。
  2. 前記反射熱源部材は、人口鉱石であり、該反射熱源部材の表面は前記照射光を反射可能な略平面または略曲面であり、
    前記反射熱源部材は、前記照射光を反射する際に該照射光により発熱し、
    前記発条部材は、前記反射熱源部材が発する熱を前記押圧照射部材に伝達し、
    前記押圧照射部材は、前記発条部材が伝達した前記熱を前記身体に伝える、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の接着型医療用照射器。
  3. 複数の前記発光部材は、複数のLEDであり、
    略円板の基板の両面に複数個、配置される、
    ことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の接着型医療用照射器。
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