JP3245293U - 犬の咬傷防止口輪 - Google Patents

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Abstract

【課題】犬の口輪の装着固定時に咬傷の危険性を回避できる機能を備えた犬の咬傷防止口輪を提供する。【解決手段】口輪本体1に長さ40cm~50cm程度の紐2、3を取り付け、口輪本体1の側面に着脱を容易にする面ファスナー6を設置し、それに支持棒4、5を接着させる。支持棒4、5の犬の口から遠い端を把持することにより咬傷を受けることなく口輪本体1を犬の口に挿通が可能となり、挿通後は紐2、3により短時間で犬の首後部に縛り付けて口輪本体1を装着固定できることにより、犬の口輪本体1装着時の咬傷事故防止に役立つ。【選択図】図2

Description

本考案は犬の口輪に支持棒と紐を取り付けた犬の咬傷防止口輪に関するものである。
犬の口輪は装着時に、常に咬傷を受ける危険性がつきまとう。また口輪の装着装置がバックルタイプであるため、初めて装着する場合に犬の大きさにうまく合致した固定がしづらいものであった。
犬の口輪の装着時は、口輪本体を人の手で犬の口近くに持っていかないと装着できず、咬傷を受ける危険性が常にあった。また、バックルで長さを調節してから装着する必要があるため時間を要してしまい咬傷の危険性をさらに増してしまっていた。本考案の目的はこの二つの危険性を回避する機能を備えた犬の咬傷防止口輪を提供することにある。
本考案は、犬の口が閉じた状態で当該口が挿通される筒形状の口輪本体と、前記口輪本体に取り付けられ、当該口輪本体を犬の口に装着するために当該犬の後頭部で互いに結索可能な一対の紐と、前記口輪本体に対して後方へ差し出される向きで脱着自在に取り付けられており、作業者が把持することで前記口輪本体を支持可能で、かつ当該口輪本体が装着される犬を傷つけない柔軟性を有し、前記口輪本体を犬の口に装着した状態で作業者の手が犬の口に届かない長さを有する支持棒と、を備えることを特徴とする犬の咬傷防止口輪である。
かかる構成にあっては、口輪本体に着脱可能な支持棒を取り付け、口輪本体の固定時には従来のバックル式ではなく紐で縛ることとし、口輪本体装着時の口輪本体をはめる手は、支持棒と紐を犬の首からの遠位端を同時に把持することにより、口輪本体を把持する手は犬の口から離れた犬の後方に位置することが可能となり、犬の口近くには支持棒と紐しかないため、人の手への咬傷を防止することができ、口輪本体の犬の首への固定は紐であることから犬の大小に関係なく短時間に固定することができるため、口輪本体装着時の咬傷の危険性を大幅に減らすことが可能となった。
人が口輪本体を装着する時に、犬の口から遠位にある支持棒の端を把持して装着でき、紐により短時間に口輪を犬の首に固定することが可能となった。これにより犬による人の手への咬傷防止に役立つ。
実施例における紐が設置されている口輪本体及び支持棒の左右の側面図である。 実施例における紐が設置されている口輪本体に支持棒を取り付けた状態を示す平面図である。 実施例における紐と支持棒を把持しながら犬の咬傷防止口輪を犬の口に挿通した状態を示す説明図である。 実施例における犬の咬傷防止口輪を犬の口に挿通し、紐で犬の首に口輪本体を保持した状態を示す説明図である。 実施例における犬の咬傷防止口輪を犬の口に挿通し、紐で犬の首に口輪本体を固定し、支持棒を口輪から外した口輪装着完了の状態を示す説明図である。
以下に本考案を具体化した実施例を詳細に説明する。なお、本考案は、下記に示す実施例に限定されることはなく、適宜、設計変更が可能である。また、実施例においては犬の咬傷防止口輪が装着される犬からみた前後左右の方向を規定して説明しているが、これに限定されない。
犬の咬傷防止口輪(10)は、図1等に示すように、装着された犬の口が閉じた状態で挿通される筒形状の口輪本体1を備えている。
口輪本体(1)は、柔軟な化学繊維や皮革等の適宜な素材からなる。
口輪本体(1)の左右側部には、一対の紐(2,3)が取り付けられている。紐(2,3)は長さ40cm~50cmの柔軟な紐体である。なお、紐(2,3)の長さは、口輪本体(1)が装着される犬の後頭部で紐(2,3)が互いに結索可能な長さであれば特に限定されない。
また、口輪本体(1)において紐(2,3)が取り付けられた近傍の外周面にはそれぞれ本体側面ファスナー(6,6)が設けられている。
さらに犬の咬傷防止口輪(10)は、一対の長尺な支持棒(4,5)を備えている。支持棒(4,5)は一端部において本体側面ファスナー(6,6)に着脱自在な支持棒側面ファスナー(7,7)が設けられ、
軟質なウレタン等の適宜な素材からなり、口輪本体(1)を支持可能で、かつ口輪本体(1)が装着される犬を傷つけない柔軟性を有している。支持棒(4,5)の他端部は、口輪本体(1)に装着された状態で口輪本体(1)の後方に位置している。
本実施例における犬の咬傷防止口輪(10)を対象となる犬の首に装着する場合、まず口輪本体(1)の本体側面ファスナー(6,6)と支持棒(4,5)の支持棒側面ファスナー(7,7)とを接着して口輪本体(1)と支持棒(4,5)とを一体化する。この際、支持棒(4,5)における他端(支持棒側面ファスナー側ではない端部)が後方に位置するように一体化する。
次に、支持棒(4,5)の他端と紐(2,3)とを一緒に把持する。この際、例えば図3に示すように、作業者(装着する人)は、紐(2)と支持棒(4)の他端とを一緒に右手で持ち、紐(3)と支持棒(5)の他端とを一緒に左手で持つ。
この状態で、図3に示すように、口輪本体(1)を犬の口周りに装着する。このとき、装着する人の手は犬の口から遠位な位置となり、咬傷を受ける危険性を回避できる。
そしてその後、図4に示すように、支持棒(4,5)を手から離し、紐(2,3)のみを持って、紐(2,3)同士を犬の首の後ろ(後頭部)において結索する。ここで、紐(2,3)を犬の首の後ろで結索することによって、犬の大きさに関係なく初心者であっても人の手を犬の口に近づけることなく安全性が確保できる。
紐(2,3)の結索が済んだら、図5に示すように、支持棒(4,5)を口輪本体(1)から取り外す。これにより、口輪本体(1)を犬に装着することができる。
動物病院、犬の訓練所等では犬に直接触れたり接近したりしての作業が必須である。犬によっては凶暴な個体もあり、また犬の性格不明な場合咬傷の危険性が常に存在することとなる。その場合、口輪は咬傷防止のために必要な道具であるが、従来の口輪は口輪本体を人の手で犬の口近くに持っていかないと装着ができず、また装着がバックルタイプのものが多いため最初の装着時には時間を要することがあり、咬傷の危険が増していた。本考案にあってはこれらの危険性を回避することができ、産業上利用可能である。
1 口輪本体
2,3 紐
4,5 支持棒
6 本体側面ファスナー
7 支持棒側面ファスナー
10 犬の咬傷防止口輪

Claims (1)

  1. 犬の口が閉じた状態で当該口が挿通される筒形状の口輪本体と、
    前記口輪本体に取り付けられ、当該口輪本体を犬の口に装着するために当該犬の後頭部で互いに結索可能な一対の紐と、
    前記口輪本体に対して後方へ差し出される向きで脱着自在に取り付けられており、作業者が把持することで前記口輪本体を支持可能で、かつ当該口輪本体が装着される犬を傷つけない柔軟性を有し、前記口輪本体を犬の口に装着した状態で作業者の手が犬の口に届かない長さを有する支持棒と、
    を備える
    ことを特徴とする犬の咬傷防止口輪。
JP2023004111U 2023-11-14 2023-11-14 犬の咬傷防止口輪 Active JP3245293U (ja)

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