JP3245279U - 迅速着脱装置 - Google Patents

Abstract

【課題】ロック力が強く、ロック解除操作時間が短い迅速着脱装置を提供する。【解決手段】脚部１と、ボールボウル２と、ボールボウル上に固定される接続スクリュー３と、ボールボウルと脚部との間のロックとロック解除を実現する迅速着脱ハンドルとを含み、迅速着脱ハンドルは、第一のテーパ面４１１を有するロックハンドルと、ロックハンドル内に置かれ、第一のテーパ面と嵌合する第二のテーパ面５４を有するネジブロック構造５とを含み、ネジブロック構造は、第一のネジブロックと第二のネジブロックとを含み、互いに嵌合して接続スクリューに嵌合されるネジ穴構造を形成し、ロックハンドルにシュート内に突入するネジブロックガイドが固定され、ロックハンドルには、第一のネジブロックと第二のネジブロックを互いに遠ざけるように駆動する押圧構造がさらに接続される。【選択図】図３

Description

本出願は、撮影補助機器の技術分野に関し、具体的には、迅速着脱装置に関する。

現在、ビデオカメラやカメラで撮影する際には、往々にして撮影脚部に固定する必要があり、従来の撮影脚部は、撮影角度と方向を調節できるボールボウルを有し、ボールボウルにはスクリューが固定的に接続され、スクリューにはハンドルが接続され、ハンドルにはロックのためのロックアセンブリが設けられ、ロックアセンブリは、スクリューをハンドルにロックするためのものである。ボールボウルの角度を調節する必要がある場合、ロックアセンブリを緩め、ハンドルを回動するとボールボウルの角度を調節することができ、ボールボウルの角度を十分に調節したら、ロックアセンブリを締め付け、ボールボウルを必要な角度に配置する。

従来技術において、ロックアセンブリは、ネジ構造を有するノブを用いてスクリューをロックしていたが、ノブによるスクリューのロック効果を確保するために、ノブのネジへの作業スパンが比較的長く、通常、ロックを実現するにはノブを何回も回動する必要があるため、ボールボウルのロックを実現するのに時間がかかり、最適な撮影タイミングを逃してしまうことがあり、また、押圧式の構造でスクリューのロックを実現するいくつかのロックアセンブリは、ロック操作時間が比較的短いが、一般的な押圧式の構造のスクリューに対するロック力が不足し、ボールボウルが揺れやすくなり、ビデオカメラやカメラの撮影効果に影響を及ぼす。

そのため、ロック力が強く、且つスクリューを迅速にロックしやすい迅速脱着装置を設計する必要がある。

そのため、本出願の目的は、ロック力が強く、且つスクリューの迅速ロックが実現できる迅速着脱装置を提供することである。

上記技術問題を解決するために、本出願の技術案は、以下の通りであり、
迅速着脱装置であって、脚部と、前記脚部上に置かれるボールボウルと、前記ボールボウル上に固定的に接続される接続スクリューと、前記ボールボウルと前記脚部との間のロックとロック解除を実現するための迅速着脱ハンドルとを含み、前記迅速着脱ハンドルは、
ロックハンドルであって、内部に収容キャビティを有し、頂部に前記接続スクリューが前記収容キャビティ内に突入するための接続穴を有し、前記ロックハンドルの内壁に第一のテーパ面を有するロックハンドルと、
前記収容キャビティ内に置かれるネジブロック構造であって、その外壁は、前記第一のテーパ面と嵌合する第二のテーパ面を有し、前記ネジブロック構造は、第一のネジブロックと第二のネジブロックとを含み、前記第一のネジブロックの前記第二のネジブロックに向かう側に第一のネジ構造が設けられ、前記第二のネジブロックの前記第一のネジブロックに向かう側に第二のネジ構造が設けられ、前記第一のネジ構造と前記第二のネジ構造は互いに嵌合して前記接続スクリューにネジ嵌合されるネジ穴構造を形成し、前記第一のネジブロックと前記第二のネジブロックにいずれも少なくとも一つのシュートが設けられ、前記シュートの延伸方向は、前記ネジブロック穴構造の軸線方向に対して傾斜して設置されるネジブロック構造と、
ネジブロックガイドであって、前記ロックハンドル上に固定的に接続され、且つ対応する前記シュート内に突入するネジブロックガイドと、
押圧構造であって、前記ロックハンドル上に接続され、前記ネジブロック構造を前記接続スクリューの軸線方向に沿って前記ボールボウルから離れる方向に運動させるように駆動し、前記第一のネジブロックと前記第二のネジブロックを前記ネジブロックガイドのガイド作用下で互いに遠ざけるための押圧構造と、
前記ネジブロック構造の前記ボールボウルとは反対側に設置される弾性部材であって、その弾性力が、前記ネジブロック構造を前記接続スクリューの軸方向に沿って前記ボールボウルに近づく方向に運動させるように駆動する弾性部材とを含む。

さらに、前記第一のネジブロックの対向する両側にシュートが設けられ、前記第二のネジブロックの対向する両側にもシュートが設けられ、各前記シュートにいずれも一つの前記ネジブロックガイドが対応して設けられる。

さらに、前記第一のネジブロックの対向する両側の二つの前記シュートは、前記第一のネジブロックの高さ方向にずれて配置され、前記第二のネジブロックの対向する両側の二つの前記シュートは、前記第二のネジブロックの高さ方向にずれて配置される。

さらに、前記ネジブロック構造の同一側に、前記第一のネジブロック上のシュートと前記第二のネジブロック上のシュートは、前記第一のネジブロックと前記第二のネジブロックとの連結線方向に沿って対称に設置される。

さらに、前記ロックハンドルは、ロックベースと前記ロックベースの上方に相対的に回動可能に設置される固定ベースとを含み、前記収容キャビティは、前記ロックベース内に位置し、前記第一のテーパ面は、前記ロックベースの前記収容キャビティに対応する内壁面上に設置され、前記固定ベースは、前記脚部の外壁と嵌合して前記固定ベースと前記脚部を相対的に静止するように保持する接触面を有する。

さらに、前記ロックベースの底部に底蓋が接続され、前記ネジブロック構造の下方にトップブロックが設けられ、前記弾性部材は、前記底蓋と前記トップブロックとの間に弾性的に設置される。

さらに、前記第一のネジブロックと前記第二のネジブロックの上方にいずれも傾斜面が設けられ、且つ前記第一のネジブロック上の傾斜面と前記第二のネジブロック上の傾斜面は、同一の第一の傾斜案内面上にあり、前記押圧構造は、前記ロックハンドルの側壁上に可動に接続されるボタンと、前記ボタンの前記ロックハンドル内に突入する端に接続され、且つ前記第一の傾斜案内面と嵌合する第二の傾斜案内面を有するスライダとを含み、前記ロックベース上に前記スライダの前記ネジブロック構造とは反対側で止められているストッパーブロックが接続される。

さらに、前記ストッパーブロックの中間に前記接続スクリューが通過するためのスクリューガイドスリーブが接続され、前記ストッパー部材の上方に前記スクリューガイドスリーブの外周に嵌設されるベアリングが設けられ、前記固定ベースは、前記ベアリングによって前記ストッパーブロックの上方に相対的に回動可能に設置される。

さらに、前記固定ベースの内壁に前記スクリューガイドスリーブの外周に嵌設される延伸壁が設けられ、前記ベアリングは、前記延伸壁と前記ストッパーブロックとの間に位置し、前記スクリューガイドスリーブの外壁にストッパーリングが固定的に接続され、前記ストッパーリングは、前記延伸壁の前記ベアリングとは反対側で止められている。

さらに、前記脚部の内壁上に第一の球面が設けられ、前記脚部の外壁上に第二の球面が設けられ、前記第一の球面と前記第二の球面は、同円心状に設置され、前記ボールボウルの外壁に前記第一の球面と嵌合する第三の球面が設けられ、前記ボールボウルは、前記第三の球面によって前記第一の球面上に回動可能に設置され、前記固定ベースの内壁に前記第二の球面と嵌合する第四の球面が設けられ、前記固定ベースは、前記第四の球面によって前記第二の球面上に回動可能に設置される。

本出願の技術案は、以下のような利点を有する。

１．本出願による迅速着脱装置は、ボールボウルを脚部上に置き、ボールボウル上の接続スクリューが迅速着脱ハンドルに挿入される時、接続スクリューは、ロックハンドルの頂部の接続穴からロックハンドル内部に突入し、ロックハンドルの上端は脚部の外壁に当接し、接続スクリューの端部が第一のネジブロックと第二のネジブロックに突き当たり、下方に移動し、ロックハンドル上に固定されるネジブロックガイドが第一のネジブロックと第二のネジブロックのシュート内に突入するため、第一のネジブロックと第二のネジブロックが下方に移動する時、第一のネジブロックと第二のネジブロックは、それぞれのネジブロックガイドのガイド作用下で互いに分離し、この時、接続スクリューは、第一のスクリューと第二のスクリューとの間に直接に挿入することができ、接続スクリューの挿入が停止したら、第一のネジブロックと第二のネジブロックは、弾性部材の作用下で上方に運動し、ネジブロックガイドのガイド作用下で互いに近づき、この時、第一のネジブロック上の第一のネジ構造と第二のネジブロック上の第二のネジ構造は、互いに嵌合して接続スクリューにネジ嵌合されるネジ穴構造を形成し、ネジブロック構造の全体は、接続スクリュー上に螺着され、この時、ロックハンドルを一方向に一周して締め付け、ロックハンドルがネジブロックガイドを介して第一のネジブロックと第二のネジブロックをロックハンドルと同期して回動させ、ネジブロック構造の全体が接続スクリューに対して上方に運動し、ロックハンドルの内壁である第一のテーパ面とネジブロック構造の外壁である第二のテーパ面との嵌合作用により、ネジブロック構造が上方に運動する時のロックハンドルとの間のロック力がますます大きくなり、対応するネジブロック構造と接続スクリューとの間のロック力も大きくなり、ロック効果が大幅に向上する。迅速着脱ハンドルを取り外す必要がある場合、ロックハンドルを反対方向に一周してから、押圧構造を押圧すると、押圧構造がネジブロック構造の全体を下方に運動させ、ネジブロック構造の全体が下方に運動すると同時、第一のネジブロックと第二のネジブロックがそれぞれのネジブロックガイドのガイド作用で互いに分離し、それによって接続スクリューに対するロックが解除され、この時、迅速ロックアセンブリを迅速に取り外すことができる。このような迅速着脱装置は、押圧構造とネジブロック構造を互いに組み合わせる方式によって接続スクリューのロックとロック解除を実現し、従来技術におけるネジ構造を有するノブを用いて接続スクリューをロックする方式に比べて、ロックする時、ロックハンドルを比較的少ない回転数で回動させるだけで接続スクリューとボールボウルをロックすることができ、取り外す時、ロックハンドルを比較的少ない回転数で回転させて押圧構造を押圧すればよく、操作時間が比較的短く、最適な撮影タイミングを逃すことを避けることができ、従来技術における押圧式構造を用いて接続スクリューをロックする方式に比べて、ロック力が大幅に強化され、ロック力が不足してボールボウルが揺れやすくなり、ビデオカメラやカメラの撮影効果に影響を及ぼすという問題が回避された。

２．本出願による迅速着脱装置は、第一のネジブロックと第二のネジブロックの対向する両側にいずれもシュートが設置され、且つ各シュートにいずれも一つのネジブロックガイドが対応して設置される方式は、ガイド信頼性がより高く、第一のネジブロックと第二のネジブロックの位置ずれを防止することができる。

３．本出願による迅速着脱装置は、第一のネジブロックと第二のネジブロックの対向する両側の二つのシュートは、高さ方向にずれて配置される方式は、ネジブロックガイドがシュートによってネジブロック構造の運動方向をガイドする効果を同時に向上させることができる。

４．本出願による迅速着脱装置は、ロックハンドルがロックベースと固定ベースとを含み、固定ベースは、脚部の外壁と嵌合する接触面を有し、ロックベースがネジブロック構造によって接続スクリューをロックする時、固定ベース上の接触面と脚部の外壁面は、相対的に静止するように保持し、固定ベースが脚部上にロックされ、それによってボールボウルの脚部上でのロックを実現し、ロックベースが接続スクリューを緩める時、脚部に対して脚部を回動させ、ボールボウルの脚部に対する取り付け角度を調整することができる。

５．本出願による迅速着脱装置は、ネジブロック構造と弾性部材との間のトップブロックの設置により、ネジブロック構造とトップブロックとの間の円滑な接触を保持することができ、弾性部材とネジブロック構造との直接接触による第一のネジブロックと第二のネジブロックが受けた弾性部材の弾力の大きさが異なるという問題を防止する。

６．本出願による迅速着脱装置は、押圧構造は第二の傾斜案内面を有するスライダと第一の傾斜案内面を有するネジブロック構造傾斜面とが嵌合することにより、ボタンの水平運動をネジブロック構造の垂直運動に変換することができ、構造が簡単で、操作しやすいという利点がある。

本出願の具体的な実施の形態又は従来の技術における技術案をより明瞭に説明するために、以下は、具体的な実施の形態又は従来の技術記述において使用される必要のある図面を簡単に紹介し、自明なことに、以下の記述における図面は、本出願のいくつかの実施の形態であり、当業者にとって、創造的な労力を払わない前提で、これらの図面に基づいて他の図面を得ることもできる。
本出願の実施例による迅速着脱装置の全体構造概略図である。 本出願の実施例による迅速着脱装置の分解図である。 本出願の実施例における迅速着脱装置の第一の面の断面図である。 本出願の実施例における迅速着脱装置の第二の面の断面図である。 本出願の実施例における迅速着脱装置のロックベースを隠した後の構造概略図である。 本出願の実施例における接続スクリュー、ネジブロック構造と押圧構造の接続関係概略図である。 本出願の実施例の第一のネジブロックと第二のネジブロックが互いに離れる時の構造概略図である。

以下は、図面を結び付けながら本出願の技術案を明瞭且つ完全に記述し、明らかに、記述された実施例は、本出願の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。

本出願の記述において、説明すべきこととして、用語である「中心」、「上」、「下」、「左」、「右」、「鉛直」、「水平」、「内」、「外」などにより指示される方位又は位置関係は、図面に基づいて示される方位又は位置関係であり、本出願の記述を容易にするため、及び記述を簡略化するためだけであり、言及された装置又は素子が特定の方位を有し、特定の方位で構成して操作しなければならないことを指示又は暗示するものではないため、本出願に対する制限とは理解できない。なお、用語である「第一」、「第二」、「第三」は、記述の目的でのみ使用され、相対的な重要性を指示したり、暗示したりすると理解すべきではない。

本出願の記述において、説明すべきこととして、特に明確に規定、限定されていない限り、用語である「取り付け」、「繋がり」、「接続」は、広義に理解されるべきであり、例えば固定的に接続されてもよく、取り外し可能に接続されてもよく、又は一体的に接続されてもよく、機械的に接続されてもよく、電気的に接続されてもよく、直接的に繋がってもよく、中間媒体によって間接的に繋がってもよく、二つの素子内部の連通であってもよい。当業者にとって、具体的な状況に基づいて上記用語の本出願における具体的な意味を理解することができる。

なお、以下に記述された本出願の異なる実施の形態に関わる技術的特徴は、互いに衝突していなければ互いに結合することができる。

図１－７に示す迅速着脱装置は、脚部１と、ボールボウル２と、接続スクリュー３と、迅速着脱ハンドルとを含む。

本実施例では、脚部１の外周に複数の接続座が設けられ、接続座上に接続スルーホールが設けられ、支持脚の一端は、接続スルーホール上に枢着され、接続座上に複数のストッパー歯位がさらに設けられ、ストッパー歯位は、支持脚と嵌合して支持脚が限定された開き角度を保つために用いられる。脚部１の内壁上に第一の球面１０１が設けられ、脚部１の外壁上に第二の球面１０２が設けられ、第一の球面１０１と第二の球面１０２は、同円心状に設置される。ここで説明すべきこととして、第一の球面１０１と第二の球面１０２は、いずれも完全な球面ではなく、ただ完全な球面の一部に過ぎない。

本実施例では、ボールボウル２は、脚部１上に置かれ、ボールボウル２の外壁に第一の球面１０１と嵌合する第三の球面２０１が設けられ、第三の球の半径と第一の球面１０１の半径は大きさが同じであり、ボールボウル２は、第三の球面２０１と第一の球面１０１の嵌合によって第一の球面１０１内で自由に回動することができる。ここで理解できるように、第三の球面２０１も完全な球面ではなく、ただ完全な球面の一部に過ぎない。ボールボウル２の中間に接続スクリュー３が固定的に接続され、接続スクリュー３の一端は、ボールボウル２の上端面から貫通し、他端は、ボールボウル２の下端面から貫通する。迅速着脱ハンドルは、ボールボウル２の下端面部分から貫通する接続スクリュー３上に螺着され、ボールボウル２と脚部１との間のロックとロック解除を実現するために用いられる。

本実施例では、迅速着脱ハンドルは、ロックハンドル４と、ネジブロック構造５と、ネジブロックガイド６と、押圧構造７と、弾性部材８とを含む。ここで、ロックハンドル４の内部に収容キャビティを有し、ロックハンドル４の頂部に接続スクリュー３が収容キャビティ内に突入するための接続穴を有し、ロックハンドル４の内壁に第一のテーパ面４１１を有し、第一のテーパ面４１１は下端開口が大きく、上端開口が小さいテーパ面構造である。ネジブロック構造５は、収容キャビティ内に設置され、ネジブロック構造５の外壁は、第一のテーパ面４１１と嵌合する第二のテーパ面５４を有し、ネジブロック構造５は、第一のネジブロック５１と第二のネジブロック５２とを含み、第一のネジブロック５１の第二のネジブロック５２に向かう側に第一のネジ構造５１１が設けられ、第二のネジブロック５２の第一のネジブロック５１に向かう側に第二のネジ構造５１２が設けられ、第一のネジ構造５１１と第二のネジ構造５１２は互いに嵌合して接続スクリュー３にネジ嵌合されるネジ穴構造を形成し、第一のネジブロック５１と第二のネジブロック５２の外壁にいずれも少なくとも一つのシュート５３が設けられ、シュート５３の延伸方向は、ネジブロック穴構造の軸線方向に対して傾斜して設置される。ネジブロックガイド６の一端は、ロックハンドル４上に固定的に接続され、他端は、対応するシュート５３内に突入する。押圧構造７は、ロックハンドル４の側壁上に可動に接続され、押圧構造７は、ネジブロック構造５を接続スクリュー３の軸線方向に沿ってボールボウル２から離れる方向に運動させるように駆動し、第一のネジブロック５１と第二のネジブロック５２をネジブロックガイド６のガイド作用下で互いに遠ざけるために用いられる。弾性部材８は、ネジブロック構造５のボールボウル２とは反対側に弾性的に設置され、弾性部材８の弾性力は、ネジブロック構造５を接続スクリュー３の軸方向に沿ってボールボウル２に近づく方向に運動させるように駆動する。

このような迅速着脱装置は、使用時にボールボウル２を脚部１上に置き、ボールボウル２上の接続スクリュー３が迅速着脱ハンドルに挿入される時、接続スクリュー３は、ロックハンドル４の頂部の接続穴からロックハンドル４内部に突入し、ロックハンドル４の上端は脚部１の外壁に当接し、接続スクリュー３の端部が第一のネジブロック５１と第二のネジブロック５２に突き当たり、下方に移動し、ロックハンドル４上に固定されるネジブロックガイド６が第一のネジブロック５１と第二のネジブロック５２のシュート５３内に突入するため、第一のネジブロック５１と第二のネジブロック５２が下方に移動する時、第一のネジブロック５１と第二のネジブロック５２は、それぞれのネジブロックガイド６のガイド作用下で互いに分離し、この時、接続スクリュー３は、第一のスクリューと第二のスクリューとの間に直接に挿入することができ、接続スクリュー３の挿入が停止したら、第一のネジブロック５１と第二のネジブロック５２は、弾性部材８の作用下で上方に運動し、ネジブロックガイド６のガイド作用下で互いに近づき、この時、第一のネジブロック５１上の第一のネジ構造５１１と第二のネジブロック５２上の第二のネジ構造５１２は、互いに嵌合して接続スクリュー３にネジ嵌合されるネジ穴構造を形成し、ネジブロック構造５の全体は、接続スクリュー３上に螺着され、この時、ロックハンドル４を一方向に一周して締め付け、ロックハンドル４がネジブロックガイド６を介して第一のネジブロック５１と第二のネジブロック５２をロックハンドル４と同期して回動させ、ネジブロック構造５の全体が接続スクリュー３に対して上方に運動し、ロックハンドル４の内壁である第一のテーパ面４１１とネジブロック構造５の外壁である第二のテーパ面５４との嵌合作用により、ネジブロック構造５が上方に運動する時のロックハンドル４との間のロック力がますます大きくなり、対応するネジブロック構造５と接続スクリュー３との間のロック力も大きくなり、ロック効果が大幅に向上する。迅速着脱ハンドルを取り外す必要がある場合、ロックハンドル４を反対方向に一周してから、押圧構造７を押圧すると、押圧構造７がネジブロック構造５の全体を下方に運動させ、ネジブロック構造５の全体が下方に運動すると同時、第一のネジブロック５１と第二のネジブロック５２がそれぞれのネジブロックガイド６のガイド作用下で互いに分離し、それによって接続スクリュー３に対するロックが解除され、この時、迅速ロックアセンブリを迅速に取り外すことができる。このような迅速着脱装置は、押圧構造７とネジブロック構造５を互いに組み合わせる方式によって接続スクリュー３のロックとロック解除を実現し、従来技術におけるネジ構造を有するノブを用いて接続スクリュー３をロックする方式に比べて、ロックする時、ロックハンドル４を比較的少ない回転数で回動させるだけで接続スクリュー３とボールボウル２をロックすることができ、取り外す時、ロックハンドル４を比較的少ない回転数で回転させて押圧構造７を押圧すればよく、操作時間が比較的短く、最適な撮影タイミングを逃すことを避けることができ、従来技術における押圧式構造を用いて接続スクリュー３をロックする方式に比べて、ロック力が大幅に強化され、ロック力が不足してボールボウル２が揺れやすくなり、ビデオカメラやカメラの撮影効果に影響を及ぼすという問題が回避された。

本実施例のいくつかの実施の形態では、ロックハンドル４は、ロックベース４１とロックベース４１の上方に相対的に回動可能に設置される固定ベース４２とを含み、収容キャビティは、ロックベース４１内に位置し、第一のテーパ面４１１は、ロックベース４１の収容キャビティに対応する内壁面上に設置され、第四の球面４２０は、固定ベース４２の上端に設置され、固定ベース４２は、第四の球面４２０と脚部１の外壁が嵌合して固定ベース４２と脚部１を相対的に静止するように保持する。ロックベース４１がネジブロック構造５によって接続スクリュー３をロックする時、固定ベース４２上の第四の球面４２０と脚部１の第二の球面１０２は、相対的に静止するように保持し、固定ベース４２は、脚部１上にロックされ、それによってボールボウル２の脚部１上でのロックを実現し、ロックベース４１が接続スクリュー３を緩める時、脚部１に対して脚部１を回動させ、ボールボウル２の脚部１に対する取り付け角度を調整することができる。

本実施例のいくつかの実施の形態では、第一のネジブロック５１の対向する両側にいずれもシュート５３が設けられ、第二のネジブロック５２の対向する両側にもいずれもシュート５３が設けられ、シュート５３は、一端のみが開口したブラインドビア構造であり、ネジブロックガイド６は四つあり、各シュート５３にはいずれも一つのネジブロックガイド６が対応して設けられ、四つのネジブロックガイド６の軸方向の方向は互いに平行であり、ネジブロックガイド６の一端はロックベース４１上にネジ止め接続されている。具体的には、ネジブロック構造５の同一側に、第一のネジブロック５１上のシュート５３と第二のネジブロック５２上のシュート５３は、第一のネジブロック５１と第二のネジブロック５２との連結線方向に沿って対称に設置される。第一のネジブロック５１と第二のネジブロック５２の対向する両側にいずれもシュート５３が設置され、且つ各シュート５３にいずれも一つのネジブロックガイド６が対応して設置される方式は、ガイド信頼性がより高く、第一のネジブロック５１と第二のネジブロック５２の位置ずれを防止することができる。本実施例のまたいくつかの実施の形態では、シュート５３は、両端に開口があるスルーホール構造であってもよく、ネジブロックガイド６の両端は、ロックベース４１の側壁上に固定される。

本実施例のいくつかの実施の形態では、第一のネジブロック５１の対向する両側の二つのシュート５３は、第一のネジブロック５１の高さ方向にずれて配置され、第二のネジブロック５２の対向する両側の二つのシュート５３は、第二のネジブロック５２の高さ方向にずれて配置される。このように設置すると、ネジブロックガイド６がシュート５３によってネジブロック構造５の運動方向をガイドする効果を向上させることができる。

本実施例では、ロックベース４１の底部に底蓋４３が接続され、ネジブロック構造５の下方にトップブロック９が設けられ、弾性部材８は、底蓋４３とトップブロック９との間に弾性的に設置される。トップブロック９の設置により、ネジブロック構造５とトップブロック９との間の円滑な接触を保持することができ、弾性部材８とネジブロック構造５との直接接触による第一のネジブロック５１と第二のネジブロック５２が受けた弾性部材８の弾力の大きさが異なるという問題を防止する。

本実施例では、第一のネジブロック５１と第二のネジブロック５２の上方にいずれも傾斜面が設けられ、且つ第一のネジブロック５１上の傾斜面と第二のネジブロック５２上の傾斜面は、同一の第一の傾斜案内面５５上にある。押圧構造７は、ロックベース４１の側壁上に可動に接続されるボタン７１と、ボタン７１のロックハンドル４内に突入する端に固定的に接続され、且つ第一の傾斜案内面５５と嵌合する第二の傾斜案内面７２１を有するスライダ７２とを含み、ロックベース４１上にボルトによってスライダ７２のネジブロック構造５とは反対側で止められているストッパーブロック４４が固定的に接続される。ボタン７１がスライダ７２を運動させるように押すと、ストッパーブロック４４は、スライダ７２が上方に運動することを防止することができ、それによってスライダ７２が傾斜面作用でネジブロック構造５を下方に運動させる。

本実施例では、ストッパーブロック４４の中間に接続スクリュー３が通過するためのスクリューガイドスリーブ４５が接続され、ストッパー部材の上方にスクリューガイドスリーブ４５の外周に嵌設されるベアリング４６が設けられ、固定ベース４２は、ベアリング４６によってストッパーブロック４４の上方に相対的に回動可能に設置される。固定ベース４２の内壁にスクリューガイドスリーブ４５の外周に嵌設される延伸壁４２１が設けられ、ベアリング４６は、延伸壁４２１とストッパーブロック４４との間に位置し、スクリューガイドスリーブ４５の外壁にストッパーリング４７が固定的に接続され、ストッパーリング４７は、延伸壁４２１のベアリング４６とは反対側で止められている。

以上のようにして、本出願の実施例による迅速着脱装置は、ボールボウル２を脚部１上に置き、迅速着脱ハンドルを用いてボールボウル２の接続スクリュー３に直接挿入することができ、迅速着脱ハンドルを時計回り又は反時計回りに一周するだけで（第一のネジ構造５１１と第二のネジ構造５１２のネジ山回転方向に応じて）、ボールボウル２と脚部１をロックすることができ、緩める時脚部１を一周してロック解除ボタン７１を押すだけで、迅速着脱ハンドルを抜くことができ、この時、ボールボウル２と脚部１を分離することができ、ロックする時のロック力が強く、ロック・ロック解除操作用の時間が短いという利点があり、ユーザ体験を大幅に向上させることができる。

明らかに、上記実施例は、ただ明瞭に説明するために挙げられた例に過ぎず、実施の形態を限定するものではない。当業者にとって、上記説明に基づいて他の異なる形式の変化又は変更をすることもできる。ここで必要もなければ、すべての実施の形態を網羅することもできない。それによって引き出された自明な変化又は変更は依然として本出願創造の保護範囲にある。

１、脚部、１０１、第一の球面、１０２、第二の球面、２、ボールボウル、２０１、第三の球面、３、接続スクリュー、４、ロックハンドル、４１、ロックベース、４１１、第一のテーパ面、４２、固定ベース、４２０、第四の球面、４２１、延伸壁、４３、底蓋、４４、ストッパーブロック、４５、スクリューガイドスリーブ、４６、ベアリング、４７、ストッパーリング、５、ネジブロック構造、５１、第一のネジブロック、５２、第二のネジブロック、５１１、第一のネジ構造、５１２、第二のネジ構造、５３、シュート、５４、第二のテーパ面、５５、第一の傾斜案内面、６、ネジブロックガイド、７、押圧構造、７１、ボタン、７２、スライダ、８、弾性部材、９、トップブロック。

Claims (10)

1. 迅速着脱装置であって、脚部（１）と、前記脚部（１）上に置かれるボールボウル（２）と、前記ボールボウル（２）上に固定的に接続される接続スクリュー（３）と、前記ボールボウル（２）と前記脚部（１）との間のロックとロック解除を実現するための迅速着脱ハンドルとを含み、前記迅速着脱ハンドルは、
   ロックハンドル（４）であって、内部に収容キャビティを有し、頂部に前記接続スクリュー（３）が前記収容キャビティ内に突入するための接続穴を有し、前記ロックハンドル（４）の内壁に第一のテーパ面（４１１）を有するロックハンドル（４）と、
   前記収容キャビティ内に置かれるネジブロック構造（５）であって、その外壁は、前記第一のテーパ面（４１１）と嵌合する第二のテーパ面（５４）を有し、前記ネジブロック構造（５）は、第一のネジブロック（５１）と第二のネジブロック（５２）とを含み、前記第一のネジブロック（５１）の前記第二のネジブロック（５２）に向かう側に第一のネジ構造（５１１）が設けられ、前記第二のネジブロック（５２）の前記第一のネジブロック（５１）に向かう側に第二のネジ構造（５１２）が設けられ、前記第一のネジ構造（５１１）と前記第二のネジ構造（５１２）は互いに嵌合して前記接続スクリュー（３）にネジ嵌合されるネジ穴構造を形成し、前記第一のネジブロック（５１）と前記第二のネジブロック（５２）にいずれも少なくとも一つのシュート（５３）が設けられ、前記シュート（５３）の延伸方向は、前記ネジブロック穴構造の軸線方向に対して傾斜して設置されるネジブロック構造（５）と、
   ネジブロックガイド（６）であって、前記ロックハンドル（４）上に固定的に接続され、且つ対応する前記シュート（５３）内に突入するネジブロックガイド（６）と、
   押圧構造（７）であって、前記ロックハンドル（４）上に接続され、前記ネジブロック構造（５）を前記接続スクリュー（３）の軸線方向に沿って前記ボールボウル（２）から離れる方向に運動させるように駆動し、前記第一のネジブロック（５１）と前記第二のネジブロック（５２）を前記ネジブロックガイド（６）のガイド作用下で互いに遠ざけるための押圧構造（７）と、
   前記ネジブロック構造（５）の前記ボールボウル（２）とは反対側に設置される弾性部材（８）であって、その弾性力が、前記ネジブロック構造（５）を前記接続スクリュー（３）の軸方向に沿って前記ボールボウル（２）に近づく方向に運動させるように駆動する弾性部材（８）とを含む、ことを特徴とする迅速着脱装置。
   
2. 前記第一のネジブロック（５１）の対向する両側にシュート（５３）が設けられ、前記第二のネジブロック（５２）の対向する両側にもシュート（５３）が設けられ、各前記シュート（５３）にいずれも一つの前記ネジブロックガイド（６）が対応して設けられる、ことを特徴とする請求項１に記載の迅速着脱装置。
   
3. 前記第一のネジブロック（５１）の対向する両側の二つの前記シュート（５３）は、前記第一のネジブロック（５１）の高さ方向にずれて配置され、前記第二のネジブロック（５２）の対向する両側の二つの前記シュート（５３）は、前記第二のネジブロック（５２）の高さ方向にずれて配置される、ことを特徴とする請求項２に記載の迅速着脱装置。
   
4. 前記ネジブロック構造（５）の同一側に、前記第一のネジブロック（５１）上のシュート（５３）と前記第二のネジブロック（５２）上のシュート（５３）は、前記第一のネジブロック（５１）と前記第二のネジブロック（５２）との連結線方向に沿って対称に設置される、ことを特徴とする請求項２に記載の迅速着脱装置。
   
5. 前記ロックハンドル（４）は、ロックベース（４１）と前記ロックベース（４１）の上方に相対的に回動可能に設置される固定ベース（４２）とを含み、前記収容キャビティは、前記ロックベース（４１）内に位置し、前記第一のテーパ面（４１１）は、前記ロックベース（４１）の前記収容キャビティに対応する内壁面上に設置され、前記固定ベース（４２）は、前記脚部（１）の外壁と嵌合して前記固定ベース（４２）と前記脚部（１）を相対的に静止するように保持する接触面を有する、ことを特徴とする請求項１から４のいずれか１項に記載の迅速着脱装置。
   
6. 前記ロックベース（４１）の底部に底蓋（４３）が接続され、前記ネジブロック構造（５）の下方にトップブロック（９）が設けられ、前記弾性部材（８）は、前記底蓋（４３）と前記トップブロック（９）との間に弾性的に設置される、ことを特徴とする請求項５に記載の迅速着脱装置。
   
7. 前記第一のネジブロック（５１）と前記第二のネジブロック（５２）の上方にいずれも傾斜面が設けられ、且つ前記第一のネジブロック（５１）上の傾斜面と前記第二のネジブロック（５２）上の傾斜面は、同一の第一の傾斜案内面（５５）上にあり、前記押圧構造（７）は、前記ロックハンドル（４）の側壁上に可動に接続されるボタン（７１）と、前記ボタン（７１）の前記ロックハンドル（４）内に突入する端に接続され、且つ前記第一の傾斜案内面（５５）と嵌合する第二の傾斜案内面（７２１）を有するスライダ（７２）とを含み、前記ロックベース（４１）上に前記スライダ（７２）の前記ネジブロック構造（５）とは反対側で止められているストッパーブロック（４４）が接続される、ことを特徴とする請求項５に記載の迅速着脱装置。
   
8. 前記ストッパーブロック（４４）の中間に前記接続スクリュー（３）が通過するためのスクリューガイドスリーブ（４５）が接続され、前記ストッパー部材の上方に前記スクリューガイドスリーブ（４５）の外周に嵌設されるベアリング（４６）が設けられ、前記固定ベース（４２）は、前記ベアリング（４６）によって前記ストッパーブロック（４４）の上方に相対的に回動可能に設置される、ことを特徴とする請求項７に記載の迅速着脱装置。
   
9. 前記固定ベース（４２）の内壁に前記スクリューガイドスリーブ（４５）の外周に嵌設される延伸壁（４２１）が設けられ、前記ベアリング（４６）は、前記延伸壁（４２１）と前記ストッパーブロック（４４）との間に位置し、前記スクリューガイドスリーブ（４５）の外壁にストッパーリング（４７）が固定的に接続され、前記ストッパーリング（４７）は、前記延伸壁（４２１）の前記ベアリング（４６）とは反対側で止められている、ことを特徴とする請求項８に記載の迅速着脱装置。
   
10. 前記脚部（１）の内壁上に第一の球面（１０１）が設けられ、前記脚部（１）の外壁上に第二の球面（１０２）が設けられ、前記第一の球面（１０１）と前記第二の球面（１０２）は、同円心状に設置され、前記ボールボウル（２）の外壁に前記第一の球面（１０１）と嵌合する第三の球面（２０１）が設けられ、前記ボールボウル（２）は、前記第三の球面（２０１）によって前記第一の球面（１０１）上に回動可能に設置され、前記固定ベース（４２）の内壁に前記第二の球面（１０２）と嵌合する第四の球面（４２０）が設けられ、前記固定ベース（４２）は、前記第四の球面（４２０）によって前記第二の球面（１０２）上に回動可能に設置される、ことを特徴とする請求項５に記載の迅速着脱装置。