JP3245228U - 視聴覚の睡眠補助アイマスク - Google Patents

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Abstract

【課題】睡眠補助光照射と快眠音声周波数により睡眠の品質を高める、視聴覚の睡眠補助アイマスクを提供する。【解決手段】頭部に装着し、アイマスク本体110と、2つのイヤーマフ120と、赤外線感知ユニット130と、計算モジュールと、制御モジュールで構成される。アイマスク本体はユーザーの眼窩位置に対応し、2つの発光ユニット112が配置されている。2つのイヤーマフはアイマスク本体の両側に連結され、ユーザーの両耳を被覆する。イヤーマフには音声ユニットが配置され、2つのイヤーマフには赤外線感知ユニットが配置されている。その制御方法は、制御モジュールが赤外線感知ユニットにより取得したユーザーの生理状態に基づいて発光ユニット及び音声ユニットを所定の周波数差に調整しユーザーの心拍変動を所定の状態にする。【選択図】図6

Description

本考案は、視聴覚の睡眠補助アイマスク(An audio-visual eye mask)に関し、より詳しくは、音声周波数差と光線の閃光周波数の周波数差により睡眠を補助するアイマスクに関するものである。
睡眠障害は睡眠の品質及びリズムに影響を与える健康問題であり、入眠が困難になり、眠りが浅くなり、頻繁に目が覚めたり、早く目覚める等する。睡眠障害は身体及び心の健康に悪影響を与え、日中に眠気に襲われたり、注意力が低下したり、情緒不安定や体力の低下等を引き起こす。
従来の特許文献、例えば、下記特許文献1には「睡眠補助アイマスクとその制御方法」が開示されている。特許文献1では、心拍測定モジュール及び2つの脳波測定モジュールによりユーザーの生理状態データを取得してユーザーの生理状態を推測し、制御モジュールが、生理状態に基づいて周波数を所定の調整周波数差に徐々に改変し、生理状態データを所定の生理状態データに達するようにする。
台湾特許出願第202322772A号明細書
しかしながら、前述した従来の技術では、脳波センサーを使用してユーザーの生理状態を測定するが、脳波センサーは価格が高く、移動し易いため、正確な生理状態の監視が実現困難であった。
そこで、本考案者は上記の欠点が改善可能と考え、鋭意検討を重ねた結果、合理的設計で上記の課題を効果的に改善する本考案の提案に至った。本考案者は関連技術の研究開発を続け、適切な睡眠補助光照射及び快眠音声周波数により睡眠を効果的に補助し、ユーザーの睡眠の品質を高める新規の視聴覚の睡眠補助アイマスクを開発した。
本考案者は、鋭意研究した結果、ユーザーの頭部に装着し、アイマスク本体と、2つのイヤーマフと、赤外線感知ユニットと、計算モジュールと、制御モジュールと、を備えている睡眠補助アイマスクにより、上記目的を達成できることを見出した。
上記課題を解決するために、本考案のある態様の視聴覚の睡眠補助アイマスクは、前記アイマスク本体が前記ユーザーの眼窩位置に対応し、且つ前記眼窩位置には、複数のカラー光線及び閃光周波数をそれぞれ発生させる2つの発光ユニットが配置されている。前記2つのイヤーマフは前記アイマスク本体の両側にそれぞれ連結され、前記ユーザーの両耳に対応すると共に被覆する。前記イヤーマフには、複数の音声周波数をそれぞれ発生させる音声ユニッがそれぞれ配置されている。前記赤外線感知ユニットは2つのイヤーマフの上に配置され、前記ユーザーの皮膚に光照射を発射するために用いられ、反射光により血流の変化を測定し、前記ユーザーの心拍数を推定する。前記計算モジュールは前記アイマスク本体内部に配置され、前記計算モジュールは前記赤外線感知ユニットに電気的に接続され、前記赤外線感知ユニットの信号に基づいて前記ユーザーの心拍変動を推定するために用いられている。前記制御モジュールは前記アイマスク本体内部に配置され、前記制御モジュールは前記音声ユニット、前記赤外線感知ユニット、及び前記発光ユニットに電気的に接続されている。前記制御モジュールは、前記ユーザーの前記心拍変動に基づいてステップ式フィードバックにより前記発光ユニット及び前記音声ユニットが複数のカラー光線を発生させるように制御し、閃光周波数及び音声周波数のうちの1つの複数の作動モードにより、前記赤外線感知ユニットの信号を設定範囲にする。
本考案の別の実施態様によれば、第1モードでは、前記制御モジュールにより前記発光ユニットのそれぞれが第1カラー光線を発射するように制御し、且つ前記音声ユニットのそれぞれが発する音声が第1所定の周波数差を有するように制御する。前記発光ユニットのそれぞれが発射する前記第1カラー光線のそれぞれは前記第1所定の周波数差を有している。第2モードでは、前記制御モジュールにより前記発光ユニットのそれぞれが第2カラー光線を発射するように制御し、且つ前記音声ユニットのそれぞれが発する音声が第2所定の周波数差を有するように制御する。前記発光ユニットのそれぞれが発射する前記第2カラー光線のそれぞれは前記第2所定の周波数差を有している。第3モードでは、前記制御モジュールにより前記発光ユニットのそれぞれが第3カラー光線を発射するように制御し、且つ前記音声ユニットのそれぞれが発する音声が第3所定の周波数差を有するように制御する。前記発光ユニットのそれぞれが発射する前記第3カラー光線のそれぞれは前記第3所定の周波数差を有している。第4モードでは、前記制御モジュールにより前記発光ユニットのそれぞれが第4カラー光線を発射するように制御し、且つ前記音声ユニットのそれぞれが発する音声が第4所定の周波数差を有するように制御する。前記発光ユニットのそれぞれが発射する前記第4カラー光線のそれぞれは前記第4所定の周波数差を有している。前記第1カラー光線、第2カラー光線、第3カラー光線、及び第4カラー光線は、赤色光、青色光、及び緑色光が異なる比率で組み合わせられた色調群からそれぞれ選択されている。
本考案の別の実施態様によれば、前記アイマスク本体は、前記制御モジュールに電気的に接続されているエア注入ユニットを更に備えている。前記エア注入ユニットは前記ユーザーの前記眼窩位置及びこめかみ位置を被覆する。
本考案の別の実施態様によれば、前記視聴覚の睡眠補助アイマスクは、前記アイマスク本体底部に設置され、充電するために外部電源に接続されている充電ユニットを更に備えている。
本考案の別の実施態様によれば、前記視聴覚の睡眠補助アイマスクは、前記アイマスク本体の外側の端部に設置されている複数のボタンを更に備えている。これら前記ボタンは前記制御モジュールに電気的に接続され、前記視聴覚の睡眠補助アイマスクの電源、状態選択キー、及び音声ユニットを制御するために用いられている。
本考案の別の実施態様によれば、前記視聴覚の睡眠補助アイマスクは、前記2つのイヤーマフに連結され、前記視聴覚の睡眠補助アイマスクを前記ユーザーの頭部に固定するための固定ストラップを更に備えている。
本考案の別の実施態様によれば、前記視聴覚の睡眠補助アイマスクは、前記イヤーマフのそれぞれと前記アイマスク本体とを連結するための2つの連結部を更に備えている。
本考案の別の実施態様によれば、前記アイマスク本体の中部には、前記視聴覚の睡眠補助アイマスクを湾曲するか折り畳んで前記ユーザーの頭部に貼り付けるための折りたたみ式部材が設けられている。
本考案の別の実施態様によれば、前記視聴覚の睡眠補助アイマスクは、前記アイマスク本体の外側に配置され、前記眼窩位置にそれぞれ対応する2つの呼吸ライトを更に備えている。前記呼吸ライトは前記赤外線感知ユニットの信号に基づいて閃光する。
このように、本考案によれば、次のような効果がある。
以上を総合すると、本考案の効果は、音声周波数差と異なる色の光線の閃光周波数によりユーザーが睡眠状態、リラックス状態、または集中状態等になるように補助する。また、制御モジュールがユーザーの心拍変動に基づいて音声周波数差または閃光周波数の周波数差を調整し、ユーザーが選択した状態になれるようにする。
本考案の他の目的、構成及び効果については、以下の考案の実施の形態の項から明らかになるであろう。後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
本考案の一実施例に係る視聴覚の睡眠補助アイマスクを示す外観斜視図である。 本考案の一実施例に係る視聴覚の睡眠補助アイマスクを示す正面図である。 本考案の一実施例に係る視聴覚の睡眠補助アイマスクを示す右側面図である。 本考案の一実施例に係る視聴覚の睡眠補助アイマスクを示す左側面図である。 本考案の一実施例に係る視聴覚の睡眠補助アイマスクを示す上面図である。 本考案の一実施例に係る視聴覚の睡眠補助アイマスクを示す背面図である。
以下、本考案の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、本考案は以下の例に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更可能であることは言うまでもない。
本考案の各実施例について更に具体的に説明するため、以下では、添付図面を併せて説明する。ここで理解すべき点は、部材が他の部材に「連結」または「設置」されている場合、部材が他の部材に直接位置しているか、或いは、中間部材が存在し、部材が中間部材を介して他の部材に連結されていることを示す。反対に、部材が「他の部材に直接ある」または「他の部材に直接連結される」場合、中間部材が存在しないと明確に定義される。
まず、図1~6を参照しながら、本考案に係る視聴覚の睡眠補助アイマスク100の実施形態について説明する。
本考案に係る視聴覚の睡眠補助アイマスク100は、アイマスク本体110と、2つのイヤーマフ120と、赤外線感知ユニット130と、計算モジュールと、制御モジュールと、を備えている。アイマスク本体110は両側にある2つの連結部により両側のイヤーマフ120に連結され、且つ両側にあるイヤーマフ120は固定ストラップ170により更に連結されている。本考案に係る視聴覚の睡眠補助アイマスク100を挿着するには、アイマスク本体110の発光ユニット112をユーザーの左右の眼窩位置にそれぞれ位置を揃え、2つのイヤーマフ120をユーザーの左右の耳にそれぞれ位置を揃えるのみでよい。次いで、固定ストラップ170をユーザーの後頭部に回し掛け、本考案に係る視聴覚の睡眠補助アイマスク100をユーザーの頭部に堅固に装着する。前記固定ストラップ170は弾性材質であり、且つユーザーが固定ストラップ170の締まり具合を調整するための留めを有している。また、本考案に係る視聴覚の睡眠補助アイマスク100のアイマスク本体110の中部には折りたたみ式部材180が更に配備され、ユーザーは必要に応じてアイマスクを湾曲または折り畳むことができ、ユーザーの頭部に更に好適に貼り付けることができる。このような設計によりユーザーの快適性を確保し、着用時でも使用時でも共に良好な適応性が得られる。なお、折りたたみ式部材180は視聴覚の睡眠補助アイマスク100を折り畳み可能にし、収納を便利にしている。
前記視聴覚の睡眠補助アイマスク100のアイマスク本体110の外側には複数のボタン116及び2つの呼吸ライトが更に設置され、前記複数のボタン116はアイマスク本体110の外側の辺縁に設置され、図1では2つのボタン116を図示する。1つのボタン116は視聴覚の睡眠補助アイマスク100が提供するモードを選択するために用いられ(表1参照)、他の1つのボタン116はアイマスク100の機能をオンまたはオフにするために用いられている。2つの呼吸ライトはアイマスク本体110の外側に配置され、且つユーザーの眼窩位置にそれぞれ対応する。呼吸ライトはユーザーの呼吸のリズムに基づいて、視覚的なリズム感及びリラックス効果を提供する。また、アイマスク本体110の内側には、制御モジュールに電気的に接続されているエア注入ユニット114が更に設置されている。前記エア注入ユニット114とは、通常はガス(通常は空気)をある物体(例えば、エアクッション、エアバッグ等)に注入して膨らませる装置または部材を指す。このようなユニットは通常、チャージバルブまたはコネクタを備え、前記バルブまたはコネクタを介して空気源(例えば、エアシリンダー、エアポンプ、手動ポンプ等)に接続され、且つ気圧または時間を調節することで空気の充填程度を制御する。エア注入ユニット114は眼窩及びこめかみ位置をマッサージし、リラックス及び鎮静効果を提供する装置である。視聴覚の睡眠補助アイマスク100は、アイマスク本体110の底部に位置し、充電を行うように外部電源に接続するための充電ユニットを更に含む。
Figure 0003245228000002
文献(Fred Shaffer and J. P. Ginsberg, An Overview of Heart Rate variability Metrics and Norms, Front Public Health. 2017; 5: 258.)を参照すると、PPGで測定した反射光の波形にはECG中のPQRST等の波形が無く、R波のピークがあるのみで、時間も遅延している。然しながら、HRVの計算にはR波の間隔のみが必要であり、よって、PPGにより従来のECG信号を代替可能である。心電図(electrocardiogram、ECG)測定設備は高価で複雑であるため、本考案に係る視聴覚の睡眠補助アイマスク100はフォトプレチィスモグラフィ(Photoplethysmography、PPG)により心拍を測定する。本考案に係る視聴覚の睡眠補助アイマスク100は赤外線感知ユニット130により心拍を測定する。前記赤外線感知ユニット130(すなわち、PPGセンサー)は2つのイヤーマフ120の上に配置され、前記ユーザーの皮膚に光照射を発射し、反射光により血流の変化を測定することで前記ユーザーの心拍数を推定し、ユーザーの心拍数を計算モジュールに伝送する。
計算モジュールは赤外線感知ユニット130が伝送した心拍数の信号に基づいて前記ユーザーの心拍変動を推定する。心拍変動から算出したパラメーターにより交感神経または副交感神経の活性を評価することで、ユーザーの身体が緊張しているのか、それともリラックスしているのかを知ることができる。ユーザーの身体の状況を知ることで、ユーザーに適合するモードを実行する。また、ユーザーの身体の状況の変化状況を出力する。
制御モジュールは前記アイマスク本体110内部に配置され、前記制御モジュールは2つの音声ユニット、赤外線感知ユニット130、及び2つの発光ユニット112に電気的に接続されている。制御モジュールはユーザーの心拍変動に基づいてステップ式フィードバックにより2つの発光ユニット112及び2つの音声ユニットを制御し、複数のカラー光線を発生させ、閃光周波数及び音声周波数のうちの1つの複数の作動モードにより、前記赤外線感知ユニット130の信号を設定範囲にする。前記複数の作動モードは、第1モードと、第2モードと、第3モードと、第4モードと、を含む。
前記第1モードでは、前記制御モジュールにより、前記発光ユニット112のそれぞれが第1カラー光線を発射するように制御し、且つ前記音声ユニットのそれぞれが発する音声が第1所定の周波数差を有するように制御し、前記発光ユニット112のそれぞれが発射する前記第1カラー光線のそれぞれは前記第1所定の周波数差を有している。前記第2モードでは、前記制御モジュールにより、前記発光ユニット112のそれぞれが第2カラー光線を発射するように制御し、且つ前記音声ユニットのそれぞれが発する音声が第2所定の周波数差を有するように制御し、前記発光ユニット112のそれぞれが発射する前記第2カラー光線のそれぞれは前記第2所定の周波数差を有している。前記第3モードでは、前記制御モジュールにより、前記発光ユニット112のそれぞれが第3カラー光線を発射するように制御し、且つ前記音声ユニットのそれぞれが発する音声が第3所定の周波数差を有するように制御し、前記発光ユニット112のそれぞれが発射する前記第3カラー光線のそれぞれは前記第3所定の周波数差を有している。前記第4モードでは、前記制御モジュールにより、前記発光ユニット112のそれぞれが第4カラー光線を発射するように制御し、且つ前記音声ユニットのそれぞれが発する音声が第4所定の周波数差を有するように制御し、前記発光ユニット112のそれぞれが発射する前記第2カラー光線のそれぞれは前記第4所定の周波数差を有している。前記第1カラー光線、第2カラー光線、第3カラー光線、及び第4カラー光線は、赤色光、青色光、及び緑色光を異なる比率で構成した群からそれぞれ選択され、第1所定の周波数差、第2所定の周波数差、第3所定の周波数差、及び第4所定の周波数差はそれぞれα波、β波、θ波、δ波である。
続いて、第1作動モードでは、2つのイヤーマフ120内部にそれぞれ配置されている音声ユニットがユーザーの左右の耳に音声をそれぞれ再生し、且つ左右の耳の各音声周波数は第1所定の周波数差のα波である。2つの発光ユニット112がそれぞれ発射する第1カラー光線の閃光周波数も第1所定の周波数差のα波である。前記α波の周波数は8~12Hzの間の範囲である。前記第1カラー光線は、赤色光、青色光、及び緑色光を異なる比率で構成した群から選択されるが、神経をリラックスさせる効果のある青色光の比率が高くなっている。α波は通常、ユーザーがくつろいだり、目を閉じて休息をとったり、リラックスしたり、瞑想したり、安静にしている状態で発生する。人が覚醒しているがリラックスしている状態において、α波の活動が強くなる。
前記β波(すなわち、第2所定の周波数差)の周波数は12~28Hzの間の範囲であり、β波は通常、覚醒、集中、思考、会話、及び日常活動に関連している。覚醒し、集中している状態において、β波の活動が強くなる。第2カラー光線は、赤色光、青色光、及び緑色光を異なる比率で構成した群から選択されるが、神経を活性化する効果のある赤色光の比率が高くなっている。
前記θ波(すなわち、第3所定の周波数差)の周波数は4~8Hzの間の範囲であり、θ波は通常、深くリラックスした状態及び軽く入眠した状態で発生する。第3カラー光線は、赤色光、青色光、及び緑色光を異なる比率で構成した群から選択されるが、青色光の比率が第1カラー光線よりも高い。
前記δ波(すなわち、第4所定の周波数差)の周波数は2~4Hzの間の範囲であり、δ波は通常、熟睡(ノンレム睡眠または深いノンレム睡眠)期間に発生し、第4カラー光線は、赤色光、青色光、及び緑色光を異なる比率で構成した群から選択されるが、青色光の比率が第3カラー光線よりも高い。
詳しくは、本考案の一実施形態によれば、視聴覚の睡眠補助アイマスク100の制御方法によりユーザーの生理状態を段階的に改変し、例えば、熟睡状態や集中状態にする。また、前記の制御方法は、ステップ式フィードバックにより音声ユニット及び発光ユニット112の作動を制御する方法である。前記制御方法は以下のステップを含む。赤外線感知ユニット130によりユーザーの血流の変化を測定し、前記ユーザーの心拍数を推定すると共に前記心拍数を計算モジュールに伝送するステップ1。前記計算モジュールが前記心拍数を受信した際に、前記計算モジュールが前記ユーザーの心拍変動を推定するステップ2。制御モジュールが前記ユーザーの心拍変動に基づいてステップ式フィードバックにより発光ユニット112及び音声ユニットを所定の周波数差になるように制御するステップ3。赤外線感知ユニット130が前記ユーザーの心拍数を検出すると共に、心拍数を計算モジュールに伝送するステップ4。前記計算モジュールが心拍数を受信した際に、計算モジュールが前記ユーザーの心拍変動を推定するステップ5。前記ユーザーの心拍変動が所定の状態に達していない場合、ステップ3に戻るステップ6。前記所定の周波数差は前記発光ユニットのそれぞれの閃光周波数の周波数差の組み合わせ及び前記音声ユニットのそれぞれの周波数差の組み合わせである。
本考案の他の実施形態によれば、前記計算モジュールは心拍変動(Heart Rate Variability, 略称HRV)に基づいて前記ユーザーの自律神経系(Autonomic Nervous System、略称ANS)の状況を推測する。心拍変動から算出したパラメーターにより交感神経または副交感神経の活性を評価することで、ユーザーの身体が緊張しているのか、リラックスしているのかを知ることができる。交感神経は通常、ストレスや危機的状況で活性化される。交感神経系が活性化した場合、心拍数が速まる、呼吸が速く深くなる、筋肉が緊張する、瞳孔が開く、血圧が上昇する、溜めこんだエネルギーが解放される等の一連の生理的変化を引き起こし、危険やストレスに対応する。副交感神経系は通常、身体がリラックス及び休息状態にある際に活性化される。副交感神経系が活性化されると、心拍数の低下、血圧低下、消化促進、唾液の分泌量増加、筋肉の弛緩、呼吸速度の低下、及び身体の休息及び身体の修復等の一連の生理的変化が引き起こされる。よって、前記赤外線感知ユニット130は交感神経の興奮または副交感神経の興奮に基づいて、音声と閃光周波数を調整することで前記ユーザーを必要な状態にする。
以下、前記表1の内容について例を挙げて説明する。例えば、ユーザーがボタン116を使用してモード4(熟睡モード)を選択すると、視聴覚の睡眠補助アイマスク100が光線の閃光周波数及び音声周波数の所定の周波数差によりユーザーの脳波をδ波に近付くか等しくなるように調整することで、ユーザーを熟睡させる効果を獲得する。視聴覚の睡眠補助アイマスク100が光線の閃光周波数及び音声周波数の所定の周波数差をα波からδ波に徐々に調整することについて更に説明する。ユーザーの心拍変動から算出したパラメーターが、ユーザーの副交感神経が興奮し、脳波の周波数が12~28Hzの間にある場合のエネルギー強度が他の脳波の周波数帯より高いことを示す場合、光線の周波数及び音声周波数を所定の周波数差の8~12Hz(すなわち、α波)に改変し、且つ発光ユニット112が第1カラー光線を発射し、ユーザーをリラックス状態にする。ユーザーの心拍変動から算出したパラメーターが、ユーザーの副交感神経が興奮し、脳波の周波数が8~12Hzの間にある場合のエネルギー強度が他の脳波の周波数帯より高いことを示す場合、光線の周波数及び音声周波数を所定の周波数差の4~8Hz(すなわち、θ波)に改変し、且つ発光ユニット112が第3カラー光線を発射し、ユーザーを軽い入眠状態にする。次に、ユーザーの心拍変動から算出したパラメーターが、ユーザーの副交感神経が興奮し、脳波の周波数が4~8Hzの間にある場合のエネルギー強度が他の脳波の周波数帯より高いことを示す場合、光線の周波数及び音声周波数を所定の周波数差の2~4Hz(すなわち、δ波)に改変し、且つ発光ユニット112が第4カラー光線を発射し、ユーザーを深い睡眠にする。最後に、ユーザーの心拍変動から算出したパラメーターが、ユーザーの副交感神経が興奮し、脳波の周波数が2~4Hzの間にある場合、光線の周波数及び音声周波数を所定の周波数差の2~4Hz(すなわち、δ波)に維持し、且つ発光ユニット112が第4カラー光線を発射し、ユーザーを深い睡眠に維持する。ただし、本考案はこれらに限定されるものではない。
また、ユーザーがボタン116を使用してモード2(お昼寝モード)を選択すると、視聴覚の睡眠補助アイマスク100が前記過程で光線の閃光周波数及び音声周波数の所定の周波数差によりユーザーの脳波をα波からθ波に調整し、再度α波に戻す。また、エア注入ユニット114は10分前に空気を充填し、気圧によりユーザーをリラックスさせ、且つユーザーを軽い入眠状態にしてから停止する。お昼寝モードが残り5分になると、エア注入ユニット114が空気を充填することで気圧によりユーザーを覚醒させる。
以上を総合すると、本考案は赤外線感知ユニット130によりユーザーの異なる状態を検出し、且つ制御モジュールにフィードバックして対応する発光及び音声再生機能を調整し、音声周波数差及び異なる色の光線の閃光周波数によりユーザーが睡眠状態、リラックス状態、或いは集中状態等になるように補助する。また、マッサージ機能も更に兼ね備えている。
ちなみに、本明細書において、「備える」、「含む」、或いは他の変異形の用語は、非排他的に含むことを意味し、一連の要素の過程、方法、商品、或いは設備がそれらの要素を含むのみならず、明確に列挙されていない他の要素を更に含み、或いはその過程、方法、商品、または設備の固有の要素を更に含む。更なる制限が無い状況において、「1つの……を含む」という語句は要素が限定的であり、前記要素の過程、方法、商品、または設備に他の同じ要素が更に存在することを排除しない。
本考案は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ考案された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本考案の技術的範囲に含まれる。
100 視聴覚の睡眠補助アイマスク
110 アイマスク本体
112 発光ユニット
114 エア注入ユニット
116 ボタン
120 イヤーマフ
130 赤外線感知ユニット
170 固定ストラップ
180 折りたたみ式部材

Claims (7)

  1. ユーザーの頭部に装着するために用いられる折りたたみ可能な視聴覚の睡眠補助アイマスクであって、
    前記ユーザーの2つの眼窩位置にそれぞれ対応し、且つ前記2つの眼窩位置には複数のカラー光線及び閃光周波数をそれぞれ発生させるために2つの発光ユニットがそれぞれ配置されているアイマスク本体と、
    前記アイマスク本体の両側にそれぞれ連結され、前記ユーザーの両耳に対応すると共に被覆する2つのイヤーマフであって、前記2つのイヤーマフには複数の音声周波数をそれぞれ発生させるために音声ユニットがそれぞれ配置され、且つ前記ユーザーの前記2つのイヤーマフの近く皮膚に光照射を発射し、反射光により血流の変化を測定し、前記ユーザーの心拍数を推定するために前記2つのイヤーマフの内側に配置される赤外線感知ユニットを有する2つのイヤーマフと、
    前記アイマスク本体に連結され、前記ユーザーの頭に貼り付けるように可能な視聴覚の睡眠補助アイマスクを曲がったり、折りたたんだりする折りたたみ式部材と、を備えていることを特徴とする折りたたみ可能な視聴覚の睡眠補助アイマスク。
  2. 前記アイマスク本体は制御モジュールに電気的に接続されているエア注入ユニットを更に備え、前記エア注入ユニットは前記ユーザーの各前記眼窩位置と前記ユーザーのこめかみ位置を被覆することを特徴とする請求項1に記載の折りたたみ可能な視聴覚の睡眠補助アイマスク。
  3. 前記アイマスク本体底部に設置され、充電するために外部電源に接続される充電ユニットを更に備えていることを特徴とする請求項1に記載の折りたたみ可能な視聴覚の睡眠補助アイマスク。
  4. 前記アイマスク本体の外側の端部に設置されている複数のボタンを更に備え、前記折りたたみ可能な視聴覚の睡眠補助アイマスクの電源、状態選択キー、及び前記音声ユニットを制御するために用いられることを特徴とする請求項1に記載の折りたたみ可能な視聴覚の睡眠補助アイマスク。
  5. 前記2つのイヤーマフのそれぞれに連結され、前記折りたたみ可能な視聴覚の睡眠補助アイマスクを前記ユーザーの頭部に固定するための固定ストラップを更に備えていることを特徴とする請求項1に記載の折りたたみ可能な視聴覚の睡眠補助アイマスク。
  6. 前記イヤーマフのそれぞれと前記アイマスク本体とを連結するための2つの連結部を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載の折りたたみ可能な視聴覚の睡眠補助アイマスク。
  7. 前記アイマスク本体の外側に配置され、各前記眼窩位置にそれぞれ対応する2つの呼吸ライトを更に備え、これら前記呼吸ライトは前記赤外線感知ユニットの信号に基づいて閃光することを特徴とする請求項1に記載の折りたたみ可能な視聴覚の睡眠補助アイマスク。
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