JP3245113U - 光るばらキット - Google Patents

Abstract

【課題】ばらの花の華やかさや輝きを長期間にわたり保つことのできる光るばら装飾具を少ない構成部品で手軽に誰でも単純に組み立てできる、光るばらキットを提供する。【解決手段】内部に光源を備え、ばら花の装飾具２０として用いられる光るばらキットであって、この光るばらキットは内部に光源を備えた発光台１７と、発光台の上部にセットで載置される透光性を有する花弁ホルダー１１、１４と、花弁ホルダー全体を覆う透光性を有する装飾カバー１９とからなり、花弁ホルダー１１、１４内にはばらのプレザーブドフラワーを花弁芯部１０と花弁周辺部１３とに分けてそれぞれ収納され、花弁ホルダー１１、１４は、花弁芯部１０が収納される花弁芯部ホルダー１１と、花弁周辺部１３が収納される花弁周辺部ホルダー１４とからなり、花弁芯部ホルダー１１は花弁芯部１０が収納された状態で花弁周辺部１３が収納された状態の花弁周辺部ホルダー１４に内挿される。【選択図】図１

Description

本考案は、内部に光源を備えたばら花装飾具の組立用キットに関する。

各種の生花や造花等の装飾具として内部にＬＥＤなどの発光体を備えて発光演出を行うための装飾具は従来より多数存在している（例えば特許文献１参照）。
また、一般に生花は採花後の日持ちが悪いため生花を加工保存して生花に近い雰囲気を持つプレザーブドフラワーが上記の装飾具に用いられることもある。

実用新案登録第３１４７７２１号公報

発光体を備えた花の装飾具は装飾花毎にその特徴を活かした発光演出に工夫がなされているが、当該花の華やかさや輝きを活かすためには手間と経験が必要でかつコスト面にも課題があり手軽に誰でも製作することが困難であった。
特にばらの花への適用についてはその花弁やその周辺部の独自の立体構造により花弁の取り扱いや発光演出が特に難しくかつ長期間にわたる華やかさや輝きを保つことは極めて困難であった。このためばらの花を用いた光る装飾具を実用化したものは極めて少なかった。
本考案は、上記課題を解決するためにばらの花の華やかさや輝きを長期間にわたり保つことのできる光るばら装飾具を少ない構成部品で手軽に誰でも単純に組み立てることのできる光るばらキットを提供することを目的とする。

上記目的を達成するために、本考案の光るばらキットは、内部に光源を備えばら花の装飾具として用いられる光るばらキットであって、前記光るばらキットは内部に光源を備えた発光台と、前記発光台の上面にセットで載置される透光性を有する花弁ホルダーと、前記花弁ホルダー全体を覆う透光性を有する装飾カバーとからなり、前記花弁ホルダー内にはばらのプレザーブドフラワーを花弁芯部と花弁周辺部とに分けてそれぞれ収納され、前記花弁ホルダーは、花弁芯部が収納される花弁芯部ホルダーと、花弁周辺部が収納される花弁周辺部ホルダーとからなり、前記花弁芯部ホルダーは花弁芯部が収納された状態で花弁周辺部が収納された状態の前記花弁周辺部ホルダーに内挿されることを特徴としている。

本考案によれば、手間や時間のかかる接着などの工法は用いず、構成部品をはめ込む、いわゆるアドオンタイプで簡易に美しい光るばら装飾具を低コストで作ることができ、また、ばらの花弁にはプリザーブドフラワーを使用しているので花弁芯部と花弁周辺部とに容易に分離してそれぞれの花弁ホルダーに生け花のごとく収納することができ、さらにこれらの花弁ホルダーを組み合わせることにより華やかさや輝きを保持しながら幻想的な発光演出を長期間にわたり楽しむことができる。

本考案の光るばらキットを組み立てた後の光るばら装飾具の装飾カバーの一部を破断線で切り取って内部を表示した外観図である。 （ａ）は花弁芯部ホルダーの中に花弁芯部が収納された状態を、（ｂ）は花弁周辺部ホルダーに花弁周辺部が収納された状態を、（ｃ）は花弁芯部ホルダーが花弁周辺部ホルダーに内挿された状態を、（ｄ）は発光台に花弁ホルダー全体を載せた状態をそれぞれ示す。

以下、本考案に係る光るばらキットの実施の形態について図１及び図２に基づき説明する。
図１は本考案の光るばらキットを組み立てた後の光るばら装飾具の装飾カバー１９の一部を破断線で切り取って内部を表示した外観図を示しており、内部に光源を備えた発光台１７の上面には花弁周辺部ホルダー１４が載置され、この花弁周辺部ホルダー１４には花弁芯部ホルダー１１が内挿されている。さらにこれらの花弁ホルダー１１、１４全体を覆う装飾カバー１９が発光台１７の上面に設置されている。
また、後述するように、花弁芯部ホルダー１１と花弁周辺部ホルダー１４の内部にはそれぞればらのプリザーブドフラワー花弁芯部１０とばらのプリザーブドフラワー花弁周辺部１３が収納されている。
なお、花弁ホルダー１１、１４及び装飾カバー１９はいずれも透光性を有する材料例えばガラスやプラスチックなどが使用され、また、ばらのプリザーブドフラワーは別途ネット通販等で予め調達しておくことが必要である。

次に花弁ホルダー１１、１４の組み立て手順などを図２に基づき説明する。図２（ａ）に示すようにばらのプリザーブドフラワー花弁芯部１０を花弁芯部ホルダー１１に収納して花弁芯部体１２とし、また、図２（ｂ）に示すようにばらのプリザーブドフラワー花弁周辺部１３を花弁周辺部ホルダー１４に収納して花弁周辺部体１５とする。
花弁周辺部体１５の中に花弁芯部体１２を入れれば図２（ｃ）に示すような花弁ホルダー全体１６が出来上がる。花弁ホルダー全体１６を例えばＬＥＤ（発光ダイオード）を発光源とする発光台１７に載せると図２（ｄ）に示すような光るばら本体１８ができあがり、保護及び光の散乱加速のため装飾カバー１９を光るばら本体１８に載せると光るばら装飾具２０が完成する。

この光るばら装飾具２０の発光台１７の図示しないスイッチを入れると、図示しない多色のＬＥＤ（発光ダイオード）が輝き、上から見ると光るばら装飾具２０はピンク色になったり紫色になったりして緑色になって、輝く。さらにそれを横から見ると赤色や青色などに変わり魅惑的に輝く。

この光るばら装飾具２０は、製作者の意図でプリザーブドフラワー花弁芯部１０や花弁周辺部１３の花弁の枚数を増やしたり減らすことによりピンク色や紫色などの光の透過度を多くしたり少なくしたりでき、さらにばらの花弁の色合いを変えることで出来上がりを自由に変えることができる。

また、装飾カバー１９のガラスの模様を変えることにより横から見た赤色や青色などにも別の魅惑的な輝きを持たせることができる。

本実施例では、バラの花弁をプリザーブドフラワーにした花材を使用したが、プリザーブド処理した他の花でも花弁に透光性があれば、同じ効果がある。

本実施例では発光台１７に使用する発光源としてＬＥＤを使用したが、ＬＥＤに限定せず光ファイバーなどでも同様の効果がある。

本実施例では発光台１７の上に光るばら本体１８を置き、光るばら本体１８のみを装飾カバー１９で保護したが、発光台１７も含めた全体を装飾カバー１９で覆っても美しさは変わらない。

本実施例ではばらのプリザーブドフラワーは別途ネット通販等で予め調達しておくとしたが、自分でばらを育ててバラの花をプリザーブド処理してもよい。

１０ 花弁芯部
１１ 花弁芯部ホルダー
１３ 花弁周辺部
１４ 花弁周辺部ホルダー
１７ 発光台
１９ 装飾カバー

Claims (2)

1. 内部に光源を備えばら花の装飾具として用いられる光るばらキットであって、前記光るばらキットは内部に光源を備えた発光台と、前記発光台の上面にセットで載置される透光性を有する花弁ホルダーと、前記花弁ホルダー全体を覆う透光性を有する装飾カバーとからなり、前記花弁ホルダー内にはばらのプレザーブドフラワーを花弁芯部と花弁周辺部とに分けてそれぞれ収納されることを特徴とする光るばらキット。
2. 前記花弁ホルダーは、花弁芯部が収納される花弁芯部ホルダーと、花弁周辺部が収納される花弁周辺部ホルダーとからなり、前記花弁芯部ホルダーは花弁芯部が収納された状態で花弁周辺部が収納された状態の前記花弁周辺部ホルダーに内挿されることを特徴とする請求項１に記載の光るばらキット。