JP3244804U - 検体容器用開栓カッター - Google Patents
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Abstract
【課題】採血管などの検体容器の栓体を開栓する開栓装置の仕様が複雑になったり、大型化したりすることなく、複数本の採血管の栓体を一度に切断することができる検体容器用開栓カッターを提供する。【解決手段】複数の円筒状カッター1の上端を、それぞれ連結部2を介して一列に連結すると共に、各連結部2に上方へ突出する突部3を設け、両端に位置する前記円筒状カッター1にそれぞれ開栓装置への着脱部4を設けた開栓カッターとしている。そして、前記開栓カッターを上下方向に多段に積み上げたときに、下段の開栓カッターの突部3の上端が、上段の開栓カッターの連結部2の下面に当たって、上段の開閉カッターを持ち上げ、互いの開閉カッターの円筒状カッター1どうしが接触しないようにしている【選択図】図1
Description
本考案は、開栓装置にセットされて、採血管などの検体容器の栓体を開栓することができる検体容器用開栓カッターに関するものである。
従来、臨床検査等における採血に用いられる採血管としては、開口部をフィルム状の栓体で封止したものが使用されている。
このような採血管の栓体を開栓するには、一本の採血管ごとに一個の開栓カッターを使用して開栓し、一度使用した開栓カッターは廃棄して、血液検体間の汚染を防止している。
この種の開栓カッターとしては、例えば図9に示したように、採血管の蓋部の中心部に配置されたゴム材を貫通する針部21と、針部21の周囲から針部21と同方向に延び、前記ゴム材と採血管上部との間を封止しているフィルム材を押圧して切断するリング状の刃部22と、前記切断によって採血管の蓋部から分離された蓋中央部が針部21から脱落することを防止する脱落防止部23と、採血管に着脱自在に係合して採血管に栓をする栓部20とを備えたものが存在する。
このような従来の開栓カッターは、開栓後に採血管内の検体を再保存することができると共に、開栓時における検体飛散や周囲への汚染防止、コンタミネーションの防止としても有用な効果が得られるとしている。
しかしながら、特許文献1に記載された開栓カッターでは、リング状の刃部22が一個しか備えられていないため、採血管の栓体を一個ずつしか切断することができないという課題を有していた。
また、前記開栓カッターを用いて、複数本の採血管の栓体を切断するには、この開栓カッターを複数個、一列に配列すれば、一列に並べた複数本の採血管の栓体を一度に切断することができるが、複数の開栓カッターを一列に並べて一度に供給するフィ-ダ-や、その供給された複数の開栓カッターを一度に支持するチャックを備えた開栓装置を用いなければならず、その開栓装置の仕様が複雑になったり、大型化したりするという課題を有していた。
そこで、本考案は、このような従来の課題を解決するものであり、採血管などの検体容器の栓体を開栓する開栓装置の仕様が複雑になったり、大型化したりすることなく、複数本の採血管の栓体を一度に切断することができる検体容器用開栓カッターを提供することを目的としてなされたものである。
そのため、本考案の検体容器用開栓カッターは、複数の円筒状カッター1の上端を、それぞれ連結部2を介して一列に連結すると共に、各連結部2に上方へ突出する突部3を設け、両端に位置する前記円筒状カッター1にそれぞれ開栓装置への着脱部4を設けている。そして、前記開栓カッターを上下方向に多段に積み上げたときに、下段の開栓カッターの突部3の上端が、上段の開栓カッターの連結部2の下面に当たって、上段の開閉カッターを持ち上げ、互いの開閉カッターの円筒状カッター1どうしが接触しないようにしている。
また、本考案の検体容器用開栓カッターにおいて、前記円筒状カッター1は、大径の円筒部1aの下方に、内フランジ部1bを介して、小径の円筒部1cを形成しており、下端を鋸刃形状としている。
さらに、本考案の検体容器用開栓カッターにおいて、前記着脱部4は、前記円筒状カッター1の大径の円筒部1aの内面に形成した嵌合溝4aとしており、開栓装置のカッター支持アーム16に嵌脱自在としている。
本考案の検体容器用開栓カッターは、以上のように構成されており、開栓装置にセットして使用する場合に、複数の開栓カッターを一列に並べて一度に供給するフィ-ダ-や、その供給された複数の開栓カッターを一度に支持するチャックを備えた開栓装置を用いなくても、複数本の検査容器の栓体を一度に切断することができるので、開栓装置の仕様が複雑になったり、大型化したりすることがない。
以下、本考案の検体容器用開栓カッターを実施するための形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
本考案の検体容器用開栓カッターは、図1~4に示したように、複数の円筒状カッター1の上端を、それぞれ連結部2を介して一列に連結すると共に、各連結部2に上方へ突出する突部3を設けたものとしている。さらに、前記複数の円筒状カッター1のうちの両端に位置する円筒状カッター1には、それぞれ開栓装置への着脱部4が設けられている。なお、前記円筒状カッター1は、図示したものでは5連結としているが、一度に開栓する検査容器の数量に応じて、5連結より多くしたり少なくしたりすることができる。
前記検体容器用開栓カッターは、円筒状カッター1、連結部2および突部3を合成樹脂の一体成形体とするのが、安価に製造することができるので好ましいが、検体容器の栓体の厚さや強度などによっては、円筒状カッター1を金属製などとすることもできる。
前記円筒状カッター1は、大径の円筒部1aの下方に、内フランジ部1bを介して、小径の円筒部1cを形成しており、下端を鋸刃形状として検体容器の栓体に突き刺さり易くし、その栓体を切断し易いようにしている。なお、前記円筒状カッター1の形状は、一例を示すものであって限定されるものではない。
前記連結部2は、水平な板状体としており、複数の円筒状カッター1を連結した状態で撓まない程度の強度としており、支持ラックなどに一列に並べられた複数本の検査容器の間隔に合わせたものとしている。
前記突部3は、それぞれの連結部2に各2個設けたものとしており、図示したものでは丸棒体としているが、角棒体や板状体などとすることができ、開栓カッターを上下方向に多段に積み上げたときに、下段の開栓カッターの突部3の上端が、上段の開栓カッターの連結部2の下面に当たって、上段の開閉カッターを少し持ち上げ、互いの開閉カッターの円筒状カッター1どうしが接触しないようにしている。前記突部3が存在しないと、上段の開栓カッターの円筒状カッター1が下段の開栓カッターの円筒状カッター1に嵌り込んでしまい、後に述べるように、開栓カッターをカッターマガジン11の下部から落下させるときに、スムーズに落下させことができなくなる。
前記着脱部4は、前記円筒状カッター1の大径の円筒部1aの内面に形成した嵌合溝4aとしており、後に述べる開栓装置のカッター支持アーム16(図8参照)に嵌脱自在とすることにより、このカッター支持アーム16に着けたり外したりできるようにしている。なお、前記着脱部4は、開栓装置のカッター支持アーム16に着けたり外したりできるものであれば、このような構造に限定されるものではない。
このように構成された本考案の検体容器用開栓カッターは、以下のようにして開栓装置にセットされて使用される。
先ず、本考案の検体容器用開栓カッターは、図5、6に示したように、上下方向に多段に積み上げて、カッターマガジン11に、上支持体11aと下支持体11bの間に支持された状態で装填される。
そして、前記検体容器用開栓カッターが装填されたカッターマガジン11は、図7、8に示したように、開栓装置(図示せず)のカッター受け機構12にセットされる。
前記カッター受け機構12は、カッターマガジン支持部13、カッター受けシリンダー14、カッタースライダー15が備えられており、カッターマガジン支持部13に支持されたカッターマガジン11の下部から一個の開栓カッターを落下させる。
この場合、前記カッターマガジン11に、上下方向に多段に積み上げて装填された開栓カッターは、下段の開栓カッターの突部3の上端が上段の開栓カッターの連結部2の下面に当たって、上段の開栓カッターを少し持ち上げ、互いの開栓カッターの円筒状カッター1どうしが接触していないので、前記開栓カッターは、カッターマガジン11の下部からスムーズに落下させることができる。
そして、前記カッターマガジン11から落下させた開栓カッターをカッター受けシリンダー14によりカッタースライダー15に受け渡し、このカッタースライダー15により、開栓カッターを開栓装置のカッター移動機構(図示せず)の受け取り位置Pまで移動させる。
前記開栓装置のカッター移動機構の受け取り位置Pまで移動された開栓カッターは、その両端の着脱部4が前記カッター移動機構のカッター支持アーム16に着脱自在に支持される。
以下、詳細な説明は省略するが、前記カッター移動機構のカッター支持アーム16に支持された開栓カッターは、複数本の検査容器が支持ラックなどに一列に並べられた開栓位置まで移動され、前記カッター支持アーム21が下降して、複数本の検査容器の栓体を一度に開栓する。
前記検査容器の栓体を開栓した後、カッター支持アーム16が上昇して開栓カッターが持ち上げられ、この開栓カッターは、カッター支持アーム16によりカッター廃棄位置まで移動され、この位置でカッター支持アーム16から脱着され、カッター廃棄ボックスなどに廃棄される。
そして、前記カッター廃棄位置まで移動されたカッター支持アーム16は、前記受け取り位置Pまで戻され、この受け取り位置Pに移動された次の開栓カッターを支持し、再び同様の操作を繰り返して、その支持された開栓カッターによって検査容器の栓体を開栓していく。
以上に述べたように本考案の検体容器用開栓カッターは、開栓装置にセットして使用する場合に、複数の開栓カッターを一列に並べて一度に供給するフィ-ダ-や、その供給された複数の開栓カッターを一度に支持するチャックを備えた開栓装置を用いなくても、複数本の検査容器の栓体を一度に切断することができるので、開栓装置の仕様が複雑になったり、大型化したりすることのないものとなった。
1 円筒状カッター
1a 大径の円筒部
1b 内フランジ部
1c 小径の円筒部
2 連結部
3 突部
4 着脱部
4a 嵌合溝
16 カッター支持ア-ム
1a 大径の円筒部
1b 内フランジ部
1c 小径の円筒部
2 連結部
3 突部
4 着脱部
4a 嵌合溝
16 カッター支持ア-ム
Claims (3)
- 複数の円筒状カッターの上端を、それぞれ連結部を介して一列に連結すると共に、各連結部に上方へ突出する突部を設け、両端に位置する前記円筒状カッターにそれぞれ開栓装置への着脱部を設けた開栓カッターであって、
前記開栓カッターを上下方向に多段に積み上げたときに、下段の開栓カッターの突部の上端が、上段の開栓カッターの連結部の下面に当たって、上段の開閉カッターを持ち上げ、互いの開閉カッターの円筒状カッターどうしが接触しないようにしていることを特徴とする検体容器用開栓カッター。 - 前記円筒状カッターは、大径の円筒部の下方に、内フランジ部を介して、小径の円筒部を形成しており、下端を鋸刃形状としていることを特徴とする請求項1に記載の検体容器用開栓カッター。
- 前記着脱部は、前記円筒状カッターの大径の円筒部の内面に形成した嵌合溝としており、開栓装置のカッター支持アームに嵌脱自在としていることを特徴とする請求項2に記載の検体容器用開栓カッター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023003609U JP3244804U (ja) | 2023-10-02 | 2023-10-02 | 検体容器用開栓カッター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2023003609U JP3244804U (ja) | 2023-10-02 | 2023-10-02 | 検体容器用開栓カッター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3244804U true JP3244804U (ja) | 2023-12-01 |
Family
ID=88917315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2023003609U Active JP3244804U (ja) | 2023-10-02 | 2023-10-02 | 検体容器用開栓カッター |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3244804U (ja) |
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2023
- 2023-10-02 JP JP2023003609U patent/JP3244804U/ja active Active
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