JP3244653U - レンチカバー - Google Patents
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Abstract
【課題】指先の力が弱い作業者であっても、所定のトルクで旗付きレンチを回転させることができ、しかも暗い場所でも軸先が見え易いレンチカバーを提供する。【解決手段】レンチカバーは、扁平で横長箱状の本体10と、本体の内部に形成された、下側から旗付きレンチの旗部2を挿入できるレンチ収納部15と、レンチ収納部の上面に形成された、旗付きレンチの軸部1が挿入される貫通孔19と、本体の内部に収納され、底面を照らすLEDライト20とを備える。【選択図】図3
Description
実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り 展示日 令和4年(2022年)10月26日~10月28日 展示会名 第5回名古屋オートモーティブワールド 開催場所 ポートメッセなごや(愛知県名古屋市港区金城ふ頭2-2) 展示日 令和5年(2023年)4月13日 展示会名 工場の省エネ・生産性の向上展示会 開催場所 海津市OCT文化センター(岐阜県海津市海津町高須585-1)
本考案は、旗付きレンチの操作性を高めるために用いられるレンチカバーに関するものである。
旋盤やフライス盤などの切削工作機には、ボディー(シャンク)にスローアウェイチップを取り付けたスローアウェイ工具が用いられている。スローアウェイ工具は、チップが摩耗したり欠損した場合にチップのみを交換すればよく、ボディーはそのまま使用することができるため、業界において広く使用されている。
このようなスローアウェイチップはボディーに特殊なボルトによって固定されていることが多く、スローアウェイチップのメーカーはこのボルトを締結するために、図1に示すような専用レンチを付属品として提供又は販売している。これは軸部1の上部に旗部2を一体成型したものであり、本明細書では「旗付きレンチ」と呼ぶ。そのサイズは様々であるが、旗部2の横幅は20mm前後である。軸部1の先端にはボルトの頭部に形成された特殊形状の凹部に対応するレンチ部3が形成されている。また軸部1の上端4は摘み部となっている。
図2は旗付きレンチを用いてスローアウェイチップ5を工具のボディー6に固定する状態を示す模式図である。スローアウェイチップ5を確実に固定するには、ボルト7を所定のトルクで締結する必要がある。旗付きレンチの旗部2は、大人の男性が所定トルクでボルト7を締結可能なサイズに設定されている。しかし指先の力が弱い男性作業者や女性作業者は、旗部2が小さく手の平全体で掴むことができないために力を掛けにくく、所定のトルクで締結することが容易ではないことがあった。もしボルト7の締結トルクが不足すると、切削作業中にスローアウェイチップ5ががたつくおそれがある。
また、スローアウェイチップ5は切削工作機の内部に位置するため周囲が暗く、旗付きレンチの軸部1の先端位置が見えにくいことが多い。このため、軸部1の先端のレンチ部3をボルト7の頭部に形成された凹部に正確に嵌めることが容易でないという問題もあった。
なお特許文献1には、L型レンチ用のアダプタが記載されている。このアダプタにL型レンチを嵌めると、上記した旗付きレンチと似た形状となる。しかしこのアダプタを用いた場合にも、指先の力が弱い男性作業者や女性作業者は力を掛けにくいという問題は残されていた。
従って本考案の目的は上記した従来の問題点を解決し、指先の力が弱い作業者であっても、所定のトルクで旗付きレンチを回転させることができ、しかも暗い場所でも軸先が見え易いレンチカバーを提供することである。
上記の課題を解決するためになされた本考案のレンチカバーは、扁平で横長箱状の本体と、前記本体の内部に形成された、下側から旗付きレンチの旗部を挿入できるレンチ収納部と、前記レンチ収納部の上面に形成された、旗付きレンチの軸部が挿入される貫通孔と、前記本体の内部に収納された、底面を照らすLEDライトと、を備えたことを特徴とするものである。
なお、前記レンチ収納部の内面に、旗付きレンチの旗部を保持する突条を形成した構造とすることが好ましい。また前記本体の側面に、LEDライトをオンオフするスイッチボタンを設けた構造とすることが好ましい。
本考案のレンチカバーは、本体の内部のレンチ収納部に旗付きレンチの旗部を挿入し、その上面に形成された貫通孔に旗付きレンチの軸部の上端を挿入して用いるものである。本体は扁平で横長箱状であるため、手の平全体で掴むことができ、指先の力が弱い作業者であっても、楽に旗付きレンチを回転させてボルトを締結することができる。しかも本体の内部にはLEDライトが収納されているため、暗い場所においても旗付きレンチの軸部先端を照らすことができ、作業性を向上させることができる。
なお、レンチ収納部の内面に旗付きレンチの旗部を保持する突条を形成した構造としておけば、レンチカバーの内部に挿入した旗付きレンチが脱落することがない。また、本体の側面にLEDライトをオンオフするスイッチボタンを設けた構造としておけば、本体をつかんだ状態で人差し指を延ばすことにより、容易にLEDライトをオンオフすることができ、作業性を高めることができる。
以下に本考案の実施形態を説明する。
図3は実施形態のレンチカバーにの旗付きレンチを挿入した状態を示す斜視図である。レンチカバーの本体10は扁平で横長箱状の樹脂成形品であり、図4と図5に示す左右の側版11、12をビス止めした構造である。
図3は実施形態のレンチカバーにの旗付きレンチを挿入した状態を示す斜視図である。レンチカバーの本体10は扁平で横長箱状の樹脂成形品であり、図4と図5に示す左右の側版11、12をビス止めした構造である。
図4に示す側板11のほぼ中央部にはレンチ収納部を形成する空間13が形成され、図5に示す側板12の対応位置にもレンチ収納部を形成する空間14が形成されている。これらの空間13、14は重ね合わされて下面が開口したレンチ収納部15となる。この実施形態ではレンチ収納部15は、図1に示した旗付きレンチの旗部2を下方から収納できるサイズとしてある。
レンチ収納部15の左右方向の幅は旗付きレンチの旗部2の厚さよりもやや大きくなっており、その内部側面には縦方向の突条16が複数本形成されている。突条16の水平断面は台形状であり、旗付きレンチの旗部2の側面と密着して保持できるようになっている。この構造によって、レンチカバーの本体10に対して旗付きレンチを着脱することが可能となるとともに、挿入された旗付きレンチがレンチカバーから脱落するおそれをなくしている。
側版11、12の空間13、14の天井面には半円形の凹部17,18が形成されており、側版11、12を重ね合わせるとレンチ収納部の上面に円形の貫通孔19が形成される。この貫通孔19は旗付きレンチの軸部1の上端4が挿入される孔であり、レンチ収納部15の端部に位置している。レンチ収納部15に旗付きレンチを下方から挿入すると、旗付きレンチの旗部2が天井面に当り、軸部1の上端4が貫通孔19から突出した状態となる。
図6に示すように、本体10の内部には底面を照らすLEDライト20が収納されている。LEDライト20の先端は本体10の底面に形成された孔21に装入されている。また電池22とスイッチボタン23も収納されている。スイッチボタン23は本体10の側面に開口するボタン孔24内に収納されており、その先端は本体10の側面から僅かに突出させてある。本実施形態のスイッチボタン23は押し込むとオンとなってLEDライト20を点灯させ、再度押し込むとオフとなってLEDライト20を消灯させる構造であるが、これに限定されるものではない。本体10を片手で握ったとき、人差し指を延ばした先にスイッチボタン23が設けられているので、容易にオンオフ操作を行うことができる。
このように構成された本考案のレンチカバーは、図3、図6に示すように本体10のレンチ収納部15に旗付きレンチを下側から挿入し、その軸部1の上端4を貫通孔19から突出させた状態として用いるものである。本体10は扁平で横長箱状であるから手の平全体で握ることができ、旗付きレンチをその軸部1から離れた位置で力を加えて回転させることができる。このため図2のように旗付きレンチを単独で用いる場合よりも大きいトルクを加えることができ、指先の力が弱い作業者であっても、所定のトルクで旗付きレンチを回転させることができる。
また、スローアウェイ工具は工作機の内部にあるため、周囲が暗く旗付きレンチの軸部1の先端が見えにくいことがあったが、本考案のレンチカバーには底面を照らすLEDライト20が設けられているため、旗付きレンチの軸部1の先端のレンチ部3を容易にボルト7の頭部に差し込むことができる。
なお、本体10のレンチ収納部15に挿入した旗付きレンチは突条16により保持されているため脱落することはないが、貫通孔19から突出している軸部1の上端4を強く押し込め本体10から取外すことができるので、レンチ部3が損耗したような場合には、新しい旗付きレンチと交換することも容易に行える。
以上に説明した通り、本考案のレンチカバーは従来の問題点を一掃したものであり、その実用的価値は大きい。
1 軸部
2 旗部
3 レンチ部
4 上端
5 スローアウェイチップ
6 ボディー
10 本体
11 側板
12 側板
13 空間
14 空間
15 レンチ収納部
16 突条
17 凹部
18 凹部
19 貫通孔
20 LEDライト
21 孔
22 電池
23 スイッチボタン
24 ボタン孔
2 旗部
3 レンチ部
4 上端
5 スローアウェイチップ
6 ボディー
10 本体
11 側板
12 側板
13 空間
14 空間
15 レンチ収納部
16 突条
17 凹部
18 凹部
19 貫通孔
20 LEDライト
21 孔
22 電池
23 スイッチボタン
24 ボタン孔
Claims (3)
- 扁平で横長箱状の本体と、
前記本体の内部に形成された、下側から旗付きレンチの旗部を挿入できるレンチ収納部と、
前記レンチ収納部の上面に形成された、旗付きレンチの軸部が挿入される貫通孔と、
前記本体の内部に収納された、底面を照らすLEDライトと、
を備えたことを特徴とするレンチカバー。 - 前記レンチ収納部の内面に、旗付きレンチの旗部を保持する突条を形成したことを特徴とする請求項1に記載のレンチカバー。
- 前記本体の側面に、LEDライトをオンオフするスイッチボタンを設けたことを特徴とする請求項1に記載のレンチカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023003462U JP3244653U (ja) | 2023-09-22 | 2023-09-22 | レンチカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023003462U JP3244653U (ja) | 2023-09-22 | 2023-09-22 | レンチカバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3244653U true JP3244653U (ja) | 2023-11-20 |
Family
ID=88822977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023003462U Active JP3244653U (ja) | 2023-09-22 | 2023-09-22 | レンチカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3244653U (ja) |
-
2023
- 2023-09-22 JP JP2023003462U patent/JP3244653U/ja active Active
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Date | Code | Title | Description |
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A80 | Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80 Effective date: 20230925 |
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