JP3243893U - 防錆紙 - Google Patents

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Abstract

【課題】実用性の高い防錆紙を提供する。【解決手段】防錆剤14が塗布あるいは含浸された防錆紙であって、複数の切れ目30を有し、当該防錆紙10が引っ張られることによって切れ目30が伸び広がってハニカム構造を形成する構成とする。【選択図】図5

Description

本考案は、防錆紙に関する
下記特許文献1には、防錆紙の一例が記載されている。なお、下記特許文献1に記載の防錆紙は、気化性防錆紙であり、気化性防錆剤組成物層を設けた面(裏面)と反対側の面(表面)の透湿度を200g/m・24hr以下として、高温高湿下での防錆機能を高めたものとなっている。
特開2003-41497号公報
防錆紙は、金属製の対象物を包むように使用される。防錆紙は、一般に、単なるシート状のものであるため、金属製の対象物には様々な形状があり、包むのが難しい場合がある。また、対象物の損傷を防止したい場合には、さらに、緩衝材が必要となる。そのような問題に対処することで、防錆紙の実用性を向上させ得ると考えられる。
本考案は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、実用性の高い防錆紙を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本願に開示される防錆紙は、下記の構成とされている。
(1)防錆剤が塗布あるいは含浸された防錆紙であって、
複数の切れ目を有し、当該防錆紙が引っ張られることによって前記切れ目が伸び広がってハニカム構造を形成する防錆紙。
本願に開示の防錆紙は、防錆機能だけでなく、緩衝機能も有するものとなっている。本願に開示の防錆紙は、防錆紙を引っ張って展開させてハニカム構造を形成した状態で、防錆する対象物を包むことができる。したがって、本願に開示の防錆紙は、その包んだ対象物の損傷を防ぐだけでなく、対象物が金属製のものであるため、その対象物と接触する物の損傷を防ぐこともできる。また、防錆の対象となる物は、比較的複雑な形状の場合もあるが、本願に開示の防錆紙は、容易に伸縮できるため、比較的容易に対象物を包むことができる。さらに、本願に開示の防錆紙は、通常の紙の状態から広げた状態で包むため、従来の広げることができない防錆紙に比較して、同じ大きさの防錆紙であっても、大きな対象物を包むことが可能である。換言すれば、ある対象物を包むのに必要な防錆紙の大きさを、従来の展開できない構成の防錆紙に比較して、小さくすることができる。
また、上記構成の防錆紙において、以下に示す種々の態様とすることが可能である。
(2)複数の前記切れ目は、それぞれが直線状のものとされ、
前記切れ目が伸びる方向である延設方向に、複数の前記切れ目が並んで延設列をなし、
前記延設列は、前記延設方向に直交する方向である直交方向に、複数並んでおり、
前記延設列のうち、前記直交方向に順に並ぶ第1延設列、第2延設列、第3延設列について、
前記第1延設列を構成する複数の前記切れ目と、前記第3延設列を構成する複数の前記切れ目とは、それぞれ前記直交方向に並ぶ位置に配される一方、
前記第2延設列を構成する複数の前記切れ目は、前記第1延設列を構成する複数の前記切れ目の間の中間位置と、前記第3延設列を構成する複数の前記切れ目の間の中間位置とに、それぞれ前記直交方向に並ぶ位置に配されており、
前記直交方向に伸長可能とされた(1)項に記載の防錆紙。
この構成の防錆紙は、直線状の切れ目が千鳥格子状に配された構成となっている。この構成の防錆紙は、特定の方向に伸ばすことができるようになっており、容易にハニカム構造を形成した状態とすることができる。
(3)前記複数の切れ目のうち、前記第1延設列を構成する第1切れ目は、
前記延設方向における一端部が、前記第2延設列を構成する第2切れ目に対して前記直交方向において重なるように配されるとともに、
前記延設方向における他端部が、前記第2延設列を構成する第3切れ目であって、前記第2切れ目と延設方向に隣接する第3切れ目に対して前記直交方向において重なるように配されており、
前記第2切れ目と前記一端部とが前記直交方向に重なる部分の前記延設方向における長さ、および、前記第3切れ目と前記他端部とが前記直交方向に重なる部分の前記延設方向における長さは、前記第2切れ目と前記第3切れ目との間の間隔と等しくされている(2)項に記載の防錆紙。
この構成の防錆紙は、引っ張られた場合に、各切れ目が、各辺の長さの等しい六角形の空間となる。つまり、この構成の防錆紙は、概して正六角形を隙間なく並べたハニカム構造を形成し、緩衝機能を効果的に発揮することができる。
(4)前記防錆剤は、当該防錆紙の一方側の面に塗布あるいは含浸されており、
前記防錆剤の有無を示す表示が設けられている(1)項から(3)項のいずれか一項に記載の防錆紙。
この構成の防錆紙は、片面のみに防錆剤が設けられている。防錆剤が設けられている面か否かは、視認することが難しいが、この構成の防錆紙は、いずれの面かを判別できるため、その防錆剤側の面を対象物に対して接触させることができ、防錆機能を有効的に活用することができる。
(5)当該防錆紙によって包んだ対象物を密閉可能な包装具によって包まれた状態とすることで、前記包装具内において防錆機能を発揮させる(1)項から(4)項のいずれか一項に記載の防錆紙。
この構成の防錆紙は、いわゆる気化性防錆紙とされている。本願に開示の防錆紙は、切れ目が伸び広がった状態で使用されるため、接触式の防錆紙より、この構成のような気化性防錆紙に好適である。
本考案によれば、実用性の高い防錆紙を提供することができる。
実施形態に係る防錆紙の平面図 防錆紙の断面図(図3におけるII-II断面) 防錆紙を拡大して示す平面図 防錆紙を伸び広げた状態を拡大して示す平面図 伸び広げた防錆紙の上に対象物を載せた状態を示す写真 対象物を防錆紙によって包んだ状態を示す写真 防錆紙によって包んだ対象物を密閉袋に入れた状態を示す写真
本考案の実施形態の防錆紙10を、図1~図7によって説明する。本実施形態の防錆紙10は、図2に示すように、クラフト紙12の片面に、防錆剤14が塗工されたものである。そして、図1には、概して矩形にカットされたもの、あるいは、ロール紙から任意の長さでカットされたものを示している。
防錆剤14は、特に限定されないが、気化性防錆剤であり、例えば、アミン類、酸アミド類、カルボン酸塩類、又は第四級アンモニウム塩類等の材料を用いることができる。この防錆剤14は、自身に含まれる防錆成分が気化し、金属製の対象物20(図5参照)の表面に付着して被膜を形成し、水や酸素の侵入を防いで、防錆効果を発揮するものである。
本実施形態の防錆紙10は、図1および図3に示すように、無数の切れ目30が形成されている。切れ目30の各々は、本防錆紙10の外縁まで延びているものを除いて、全て同じ長さの直線状のものとなっている。また、複数の切れ目30は、切れ目30が伸びる方向である延設方向(図におけるX方向)に並んで、延設列40をなしている。その延設列40は、延設方向に直交する方向である直交方向(図におけるY方向)に複数並んで設けられている。
複数の延設列40のうち、直交方向において並んでいる3つのものを、その順に、第1延設列40A、第2延設列40B、第3延設列40Cとして、それらの関係を説明する。まず、第1延設列40Aを構成する複数の切れ目30Aと、第3延設列40Cを構成する複数の切れ目30Cとは、それぞれ直交方向に並ぶ位置に配されている。一方、第2延設列40Bを構成する複数の切れ目30Bは、第1延設列40Aを構成する複数の切れ目30Aの間の中間位置と、第3延設列40Cを構成する複数の切れ目30Cの間の中間位置とに、それぞれ直交方向に並ぶ位置に配されている。平たく言えば、直線状の切れ目が、千鳥格子状に配された構成となっている。
このような構成により、本実施形態の防錆紙10は、直交方向に引っ張られることで、複数の切れ目30が、直交方向に広がって、図4や図5の写真に示すように、概して六角形状の空間となる。つまり、本実施形態の防錆紙10は、直交方向に伸長することができる。そして、直交方向に加えられる力の大きさによって、切れ目30によって形成される空間の直交方向の幅を調整して、比較的自由に伸縮させることができ、図6の写真に示すように、様々な形状の対象物を容易に包むことができる。さらに、本実施形態の防錆紙10は、複数の切れ目30が伸び広げられ状態において、ハニカム構造が形成されるため、ハニカム構造が形成され本実施形態の防錆紙10は、緩衝機能を発揮することができる。つまり、本実施形態の防錆紙10で包んだ対象物20を保護するとともに、その本防錆紙10で包んだ金属製の対象物20へ接触する物を保護したり、本防錆紙10で包んだ金属製の対象物20を載置する箇所を保護したりすることができる。
また、第1延設列40Aを構成する複数の切れ目30Aのうちの1つを、第1切れ目50とすると、その第1切れ目50の一端部50aは、第2延設列40Bを構成する第2切れ目52に対して直交方向において重なるように配されている。また、第1切れ目50の他端部50bは、第2延設列40Bを構成する切れ目であって、第2切れ目52と延設方向に隣接する第3切れ目54に対して直交方向において重なるように配されている。そして、第2切れ目52と第1切れ目50の一端部50aとが直交方向に重なる部分の延設方向における長さL1、および、第3切れ目54と第1切れ目50の他端部50bとが直交方向に重なる部分の延設方向における長さL2は、第2切れ目52と第3切れ目54との間の間隔L3と等しくされているのである。
そのような構成により、本防錆紙10が引っ張られた場合に、各切れ目30が、各辺の長さの等しい六角形の空間となる。つまり、この構成の防錆紙は、概して正六角形を隙間なく並べたハニカム構造を形成することができ、緩衝機能を効果的に発揮することができるようになっている。
本実施形態の防錆紙10は、図2に示したように、クラフト紙12の一方側の面12aのみに、防錆剤14が塗工されたものとなっている。クラフト紙12の他方側の面12bには、防錆紙であることを示す文字60が印刷されている(図1参照)。この文字60は、印刷された面12bに防錆剤14が塗工されていないことを示すものとなっている。それにより、本実施形態の防錆紙10は、対象物に対して、防錆剤14が塗工された面が直接触れるようにして包むことが可能である。
なお、本実施形態の防錆紙10は、前述したように、防錆剤14が気化性防錆剤であるため、図7の写真に示すように、本防錆紙10で包んだ対象物20を、包装具としての密閉袋70に収容することで、対象物20に対して、防錆剤14の防錆成分を、効果的に付着させることができる。
<他の実施形態>
本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することができる。例えば、次のような実施形態も本考案の技術的範囲に含まれる。
上記実施形態の防錆紙10は、クラフト紙12における防錆剤14が塗工された面12aとは反対側の面12bには、何も加工が施されていなかったが、それに限定されない。例えば、この反対側の面12bにも、防錆剤14が塗工された構成であってもよい。また、このクラフト紙12の反対側の面12bは、ラミネート加工が施されたものとしたり、防湿材が施されたものとしたりすることもできる。
上記実施形態の防錆紙10は、複数の切れ目30のすべてが同じ方向に延設するものとされていたが、それに限定されない。範囲によって、延設方向を異ならせた構成とすることもできる。
上記実施形態の防錆紙10は、矩形状とされていたが、それに限定されず、種々の形状とすることができる。
10…防錆紙、14…防錆剤、20…対象物、30…切れ目、40…延設列、40A…第1延設列、40B…第2延設列、40C…第3延設列、50…第1切れ目、50a…一端部、50b…他端部、52…第2切れ目、54…第3切れ目、70…密閉袋〔包装具〕

Claims (5)

  1. 防錆剤が塗布あるいは含浸された防錆紙であって、
    複数の切れ目を有し、当該防錆紙が引っ張られることによって前記切れ目が伸び広がってハニカム構造を形成する防錆紙。
  2. 複数の前記切れ目は、それぞれが直線状のものとされ、
    前記切れ目が伸びる方向である延設方向に、複数の前記切れ目が並んで延設列をなし、
    前記延設列は、前記延設方向に直交する方向である直交方向に、複数並んでおり、
    前記延設列のうち、前記直交方向に順に並ぶ第1延設列、第2延設列、第3延設列について、
    前記第1延設列を構成する複数の前記切れ目と、前記第3延設列を構成する複数の前記切れ目とは、それぞれ前記直交方向に並ぶ位置に配される一方、
    前記第2延設列を構成する複数の前記切れ目は、前記第1延設列を構成する複数の前記切れ目の間の中間位置と、前記第3延設列を構成する複数の前記切れ目の間の中間位置とに、それぞれ前記直交方向に並ぶ位置に配されており、
    前記直交方向に伸長可能とされた請求項1に記載の防錆紙。
  3. 前記複数の切れ目のうち、前記第1延設列を構成する第1切れ目は、
    前記延設方向における一端部)が、前記第2延設列を構成する第2切れ目に対して前記直交方向において重なるように配されるとともに、
    前記延設方向における他端部が、前記第2延設列を構成する第3切れ目であって、前記第2切れ目と延設方向に隣接する第3切れ目に対して前記直交方向において重なるように配されており、
    前記第2切れ目と前記一端部とが前記直交方向に重なる部分の前記延設方向における長さ、および、前記第3切れ目と前記他端部とが前記直交方向に重なる部分の前記延設方向における長さは、前記第2切れ目と前記第3切れ目との間の間隔と等しくされている請求項2に記載の防錆紙。
  4. 前記防錆剤は、当該防錆紙の一方側の面に塗布あるいは含浸されており、
    前記防錆剤の有無を示す表示が設けられている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の防錆紙。
  5. 当該防錆紙によって包んだ対象物を密閉可能な包装具によって包まれた状態とすることで、前記包装具内において防錆機能を発揮させる請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の防錆紙。
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