JP3243328U - 鋼管-管内プレストレスト鋼撚線によって接続されたプレハブコンクリート橋脚 - Google Patents

鋼管-管内プレストレスト鋼撚線によって接続されたプレハブコンクリート橋脚 Download PDF

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Abstract

【課題】構造的完全性がより高く、接続強度がより高く、支持安定性が優れたプレハブコンクリート橋脚を提供する。【解決手段】鋼管-管内プレストレスト鋼撚線によって接続されたプレハブコンクリート橋脚であり、現場打ちフーチングユニット1と、プレハブセグメントユニット2と、現場打ちセグメントユニット3と、鋼管-管内プレストレスト鋼撚線を含み、現場打ちフーチングユニットには、複数のプレハブセグメントユニットを配置し、隣接するプレハブセグメントユニット間には、現場打ちセグメントユニットを配置し、全てのプレハブセグメントユニット全体には、管内コンクリート鋼撚線ユニット4を配置する。【選択図】図1

Description

本考案は、橋工学の技術分野に属し、特に、鋼管-管内プレストレスト鋼撚線によって接続されたプレハブコンクリート橋脚に関する。
橋梁建設の発展と技術の進歩に伴い、橋梁建設は、設計の標準化、工場生産、施工の組立化と機械化、管理の情報化の方向に発展している。従って、セグメントプレハブ梁や橋脚などのフルプレハブ組立技術は、今後の橋の主要工法の1つとなることが期待されている。
セグメントプレハブ橋脚は、橋脚全体の長さに応じて1つ以上の橋脚セグメントに分けられ、更に、橋脚の異なるセグメントプレハブで一体型のプレハブ橋脚とセグメント化プレハブ橋脚に分けられる。
工場で橋脚セグメントをプレハブし、コンクリートの養生が完了した後、対応する工事現場に輸送し、ポストテンション工法により、プレストレスト鉄筋を引っ張り、各橋脚セグメントを組み立てて橋脚全体を形成し、外部から加えられたプレストレスト力により、セグメント化橋脚は、一定の完全性を有し、現場打ちの一体型橋脚に比べて、より高い自己復元能力を有し、セグメント化橋脚の使用は、工事サイクルを大幅に短縮し、工事現場の敷地面積を減らし、交通圧力を効果的に緩和する。
しかし、現在のポストテンション工法のプレストレスト式セグメント化組み立て橋脚のほとんどは、元の一体型の現場打ちの鉄筋コンクリート橋脚の設計に基づいて、プレストレス管路の配置の最適化、プレストレスト力の引っ張りにより、セグメント間の接続の有効性を確保し、切断後の縦応力鉄筋が連続せず、埋設コルゲート管の上下位置ずれが大きく、橋脚の有効断面が弱くなるなどの問題があり、そのせい、セグメント組み立て橋脚の全体的な性能が低くなるため、実際のプロジェクトにおける適用と普及に役立たない。
2022.08.02に開示された第CN217104690U号の中国特許出願は、上から下まで順に配置された橋脚の頂部セグメント、複数の橋脚の中間セグメント、橋脚の二次的底部セグメント、橋脚の底部セグメント及びフーチングを含む混合式自己復元型プレハブ橋脚を開示する。
橋脚の頂部セグメント、複数の橋脚の中間セグメント、橋脚の二次的底部セグメント、橋脚の底部セグメント及びフーチングには、位置が対応する垂直方向の中心穴が開けられ、垂直方向の中心穴内には、プレストレスト撚線が設けられ、橋脚の底部セグメントとフーチングは一体成形して設けられ、橋脚の二次的底部セグメントと橋脚の底部セグメントとの間には、粘弾性減衰層が設けられ、橋脚の二次的底部セグメントと橋脚の底部セグメントの対向する2つの側面には、数本の垂直方向のエネルギー消散鉄筋が対称的に設けられ、垂直方向のエネルギー消散鉄筋の両端はそれぞれ橋脚の二次的底部セグメントの頂面及び橋脚の底部セグメントの底面まで延在する。
該プレハブ橋脚の一般的な使用原理は、以下のとおりである。わずかな地震に遭遇すると、橋脚がわずかに揺れ、複数の数本の垂直方向のエネルギー消散鉄筋が効果的にエネルギーを消散でき、橋脚の二次的底部セグメントと橋脚の底部セグメントが揺れると、両者間の接合部が開き、粘弾性減衰層が柔軟に変形してエネルギーを消散し、振動振幅を低減し、接合部のコンクリートが押しつぶされることを防止する。
しかし、該プレハブ橋脚の構造的完全性の面では、以下の2つの欠陥があり、それらも本考案が解決しようとする技術的問題である。
第一、橋脚セグメント間、橋脚セグメントとフーチングとの間は、鉄骨構造でも、コンクリート構造でも接続されず、後から追加される垂直方向のエネルギー消散鉄筋のみで接続されるため、この強度は十分ではない。
第二、プレストレスト撚線の場合、それは、ぜんぜん橋脚セグメント及びフーチングに接続されず、アンカー固定で張力が加えられるだけである。つまり、アンカー固定板が無効になると、プレストレ撚線の引っ張り効果も完全に失われ、その接続強度と構造的完全性は十分ではない。
要するに、現在、完全性が向上し、構造的接続強度が向上し、支持安定性が向上した、新規なプレハブコンクリート橋脚が必要とされている。
本考案は、鋼管-管内プレストレスト鋼撚線によって接続されたプレハブコンクリート橋脚を提供し、それは、現場打ちフーチングユニットには、複数のプレハブセグメントユニットを配置し、隣接するプレハブセグメントユニット間には、現場打ちセグメントユニットを配置し、全てのプレハブセグメントユニット全体には、管内コンクリート鋼撚線ユニットを配置するという方法により、該プレハブコンクリート橋脚の構造的完全性がより高く、接続強度がより高く、支持安定性が優れたことを確保できる。
本考案は、上記プレハブコンクリート橋脚の施工方法を更に提供し、該方法は、工場でプレハブセグメントユニットを打設成形する工程と、管内コンクリート鋼撚線ユニットを取り付ける工程と、現場打ちフーチングユニットを打設する工程と、現場打ちセグメントユニットを打設する工程と、管内コンクリート鋼撚線ユニットを引っ張ってアンカー固定して打設する工程とを順に含み、該プレハブコンクリート橋脚の施工効果が秩序的で高効率であることを確保する。
上記問題を解決するために、本考案は、以下の技術的解決手段を使用する。鋼管-管内プレストレスト鋼撚線によって接続されたプレハブコンクリート橋脚において、該構造は、現場打ちフーチングユニットと、前記現場打ちフーチングユニットに設けられた複数のプレハブセグメントユニットと、隣接する2つの前記プレハブセグメントユニットの間に設けられた現場打ちセグメントユニットと、下端が前記現場打ちフーチングユニット内に設けられ、全ての前記プレハブセグメントユニットを引っ張るための管内コンクリート鋼撚線ユニットとを含む。
更に、好ましい技術的解決手段は、以下のとおりである。前記現場打ちフーチングユニットは、前記プレハブセグメントユニットと管内コンクリート鋼撚線ユニットを挿着するための鉄筋メッシュケージと、前記鉄筋メッシュケージに設けられたフーチングコンクリートとを含む。
更に、好ましい技術的解決手段は、以下のとおりである。前記プレハブセグメントユニットは、コンクリートセグメントと、前記コンクリートセグメントに設けられ、両端が完全に露出し、前記管内コンクリート鋼撚線ユニットを挿入して取り付けるための鋼管と、前記コンクリートセグメント内に設けられたリング状スターラップと、前記コンクリートセグメント内に設けられ、両端が完全に露出した鉄筋とを含む。
更に、好ましい技術的解決手段は、以下のとおりである。前記プレハブセグメントユニットは、前記鋼管の外輪面に設けられ、前記鉄筋メッシュケージ及び/又はリング状スターラップを挿着するための穴開き鋼板を更に含む。
更に、好ましい技術的解決手段は、以下のとおりである。複数の前記鉄筋は、前記コンクリートセグメントにおいて、上下にずれるように分布する。
更に、好ましい技術的解決手段は、以下のとおりである。前記現場打ちセグメントユニットは、両端が上下の2つの前記鋼管をそれぞれ嵌着する外管と、上下の2つの前記鉄筋を接続する溶接ブロックと、上下の2つのコンクリートセグメントを接続する現場打ちコンクリートとを含む。
更に、好ましい技術的解決手段は、以下のとおりである。前記管内コンクリート鋼撚線ユニットは、全ての前記鋼管及び外管を貫通する鋼撚線と、それぞれが前記鋼撚線の両端の位置に設けられたアンカー固定板と、全ての前記鋼管及び外管内に設けられた管内コンクリートとを含む。
更に、好ましい技術的解決手段は、以下のとおりである。前記アンカー固定板は、底部円形ブロックと、前記底部円形ブロックに設けられた中間円形ブロックと、前記底部円形ブロック及び中間円形ブロックに設けられたねじ穴と、前記底部円形ブロックに設けられ、前記鉄筋メッシュケージの縦方向鉄筋セグメントを貫通し、前記管内コンクリートを打設するための長方形の穴とを含む。
鋼管-管内プレストレスト鋼撚線によって接続されたプレハブコンクリート橋脚の施工方法は、
工場で全ての前記プレハブセグメントユニットを打設成形する工程S1と、
そのうち1つの前記プレハブセグメントユニットにおいて、前記管内コンクリート鋼撚線ユニットを貫通して取り付け、底部セグメントを得る工程S2と、
前記底部セグメントに鉄筋をバンディングし、コンクリートを打設し、前記現場打ちフーチングユニットを形成し、底部セグメント-フーチング組み合わせを得る工程S3と、
前記底部セグメント-フーチング組み合わせにおいて、前記管内コンクリート鋼撚線ユニットによって残りの全ての前記プレハブセグメントユニットを挿着し、全ての前記現場打ちセグメントユニットを間隔的に打設して形成し、橋脚本体を得る工程S4と、
まず、前記管内コンクリート鋼撚線ユニットを引っ張ってアンカー固定し、最後に、管内コンクリートを打設して養生し、橋脚全体の施工が完了する工程S5とを順に含む。
更に、好ましい技術的解決手段は、以下のとおりである。工程S5では、前記管内コンクリート鋼撚線ユニットへの引っ張り強度は、前記管内コンクリート鋼撚線ユニットの設計標準強度の10~30%である。
本考案によるプレハブコンクリート橋脚の構造概略図である。 本考案によるプレハブセグメントユニットの構造概略図である。 本考案による鉄筋が上下にずれる状態の構造概略図である。 本考案による鋼管の位置概略図である。 本考案による現場打ちフーチングユニットの位置構造概略図である。 本考案による現場打ちセグメントユニットの位置構造概略図である。 本考案による管内コンクリート鋼撚線ユニットの位置構造概略図である。 本考案によるアンカー固定板の使用方法の概略図である。
以下の内容は本考案の好ましい実施例に過ぎず、本考案の範囲を限定しない。
図1~8に示すように、鋼管-管内プレストレスト鋼撚線によって接続されたプレハブコンクリート橋脚において、該構造は、現場打ちフーチングユニット1と、前記現場打ちフーチングユニット1に設けられた複数のプレハブセグメントユニット2と、隣接する2つの前記プレハブセグメントユニット2の間に設けられた現場打ちセグメントユニット3と、下端が前記現場打ちフーチングユニット1内に設けられ、全ての前記プレハブセグメントユニット2を引っ張るための管内コンクリート鋼撚線ユニット4とを含む。
本実施例では、一番下の前記プレハブセグメントユニット2の作用、構造的強度の要件は、他の全ての前記プレハブセグメントユニット2と異なる。従って、一番下の前記プレハブセグメントユニット2と前記現場打ちフーチングユニット1の鉄骨構造との間は、バンディング、溶接、挿着などの方法によって補強される。
なお、本実施例におけるプレハブコンクリート橋脚が本質的に「部分的なプレハブ」であるのは、場所打ちセグメントユニット3及び場所打ちフーチングユニット1は、橋梁工事現場で現場打ちする必要があるからである。
最後に、通常のアンカー固定型鋼撚線に比べて、前記管内コンクリート鋼撚線4の利点は、以下のとおりである。第一、鋼撚線と橋脚が挿着して接続するだけでなく、鋼撚線がコンクリートに埋もれ、つまり、アンカー固定部材がなくなっても、橋脚を引っ張る効果が部分的に残り、第二、該ユニットと鋼管が一体化し、現場打ちセグメントユニット3が鋼管間に接続されるため、プレハブコンクリート橋脚の構造的完全性はより高くなる。
前記現場打ちフーチングユニット1は、前記プレハブセグメントユニット2と管内コンクリート鋼撚線ユニット4を挿着するための鉄筋メッシュケージ101と、前記鉄筋メッシュケージ101に設けられたフーチングコンクリート102とを含む。
本実施例では、前記鉄筋メッシュケージ101の形状は、立方体又は円柱であり、それは、横方向、垂直方向、縦方向という3つの方向の鉄筋を含み、相互に十分にバンディングされる。ここで、前記プレハブセグメントユニット2の挿入位置には、略円形の溝を作り出し、前記プレハブセグメントユニット2における穴を挿着し、十分に接続するために、横方向の鉄筋、垂直方向の鉄筋は該溝から適切に突出する。
前記プレハブセグメントユニット2は、コンクリートセグメント201と、前記コンクリートセグメント201に設けられ、両端が完全に露出し、前記管内コンクリート鋼撚線ユニット4を挿入して取り付けるための鋼管202と、前記コンクリートセグメント201内に設けられたリング状スターラップ203と、前記コンクリートセグメント201内に設けられ、両端が完全に露出した鉄筋204とを含む。
本実施例では、前記鉄筋204は、隣接する他の1つの前記プレハブセグメントユニット2における鉄筋204を接続し、又は前記鉄筋メッシュケージ101の縦方向鉄筋を接続するために使用され、接続方法は、バンディング、溶接などを含む。
なお、単一の前記プレハブセグメントユニット2内の前記鋼管202の数は、2~4個であり、より多くなると、プレハブセグメントユニット2の自己構造強度が低下し、接続作業の負荷が増大し、より小さくなると、隣接する前記プレハブセグメントユニット2間の接続強度が不十分である。
前記プレハブセグメントユニット2は、前記鋼管202の外輪面に設けられ、前記鉄筋メッシュケージ101及び/又はリング状スターラップ203を挿着するための穴開き鋼板205を更に含む。
本実施例では、前記穴開き鋼板205の応用シーンは、以下の3つである。
第一、前記鋼管202の外輪面の中部領域のみに設けられ、前記リング状スターラップ203を貫通して接続するために使用され、
第二、一番下の前記プレハブセグメント2の前記鋼管202の下部露出部分のみに設けられ、前記鉄筋メッシュケージ101の横方向の鉛直鉄筋、縦方向の鉛直鉄筋、又は横方向の円形鉄筋を貫通して接続するために使用され、
第三、上記の2つ方法を同時に使用する。
最後に、前記穴開き鋼板205を使用するのは、それ自体を強化することであれ、接続を強化することであれ、プレハブセグメントユニット2を強化するからである。
複数の前記鉄筋204は、前記コンクリートセグメント201において、上下にずれるように分布する。
本実施例では、前記鉄筋204は、一般的には、他の1つの前記プレハブセグメントユニット2における鉄筋204を接続し、一番下の前記鉄筋204は比較的特別であり、前記鉄筋メッシュケージ101の縦方向鉄筋を接続するために使用され、上記接続方法は、バンディング、溶接であり得る。
別の態様では、上記「上下にずれる」という用語は、全ての前記鉄筋204の長さが同じであり、例えば、その長さが前記コンクリートセグメント201よりも1m長いが、前記鉄筋204の一部が上に0.3m突出し、下に0.7m突出し、残りの部分が逆であり、即ち、上に0.7m突出し、下に0.3m突出することを意味する。該方法により、上記のバンディング、溶接の位置は、「千鳥状の縫い目」になり、そのため、接続位置が集中しすぎず、有効接続領域の垂直方向の幅を広げ、接続構造がより安定することを確保する。
前記現場打ちセグメントユニット3は、両端が上下の2つの前記鋼管202をそれぞれ嵌着する外管301と、上下の2つの前記鉄筋204を接続する溶接ブロック302と、上下の2つのコンクリートセグメント201を接続する現場打ちコンクリート303とを含む。
本実施例では、前記外管301の上下の両端はそれぞれ十分に嵌着し、前記鉄筋204がずれるように分布するため、前記溶接ブロック302も対応して高低がふぞろいであり、千鳥状の縫い目の接続方法の構造安定性が高いことを確保する。
前記管内コンクリート鋼撚線ユニット4は、全ての前記鋼管202及び外管301を貫通する鋼撚線401と、それぞれが前記鋼撚線401の両端の位置に設けられたアンカー固定板402と、全ての前記鋼管202及び外管301内に設けられた管内コンクリート403とを含む。
本実施例では、前記管内コンクリート403は、前記フーチングコンクリート102、場所打ちコンクリート303の次に打設され、また、アンカー固定板402を締め付けてからコンクリートを打設する。
最後に、前記管内コンクリート403の存在のため、前記鋼撚線401の引っ張り作用は完全に独立することではなく、それと橋脚との間は、十分な接続効果を有する。つまり、前記アンカー固定板402が失われた場合でも、管内コンクリート403は前記鋼撚線401を「保持」することもできるため、前記管内コンクリート鋼撚線ユニット4は依然として一定の引っ張り効果を有する。
前記アンカー固定板402は、底部円形ブロック402aと、前記底部円形ブロック402aに設けられた中間円形ブロック402bと、前記底部円形ブロック402a及び中間円形ブロック402bに設けられたねじ穴402cと、前記底部円形ブロック402aに設けられ、前記鉄筋メッシュケージ101の縦方向鉄筋セグメントを貫通し、前記管内コンクリート403を打設するための長方形の穴402dとを含む。
本実施例では、前記鋼撚線401の場合、まず、ニーズに応じて引っ張り、次にコンクリートを打設し、従って、従来の通常のアンカー固定部材は、該要件を満たさず、従来のアンカー固定部材が締め付けられると、コンクリートを打設するための入口がなくなる。
従って、前記長方形の穴402dは、前記アンカー固定板402の締め付け効果に影響を与えない条件で、該箇所から前記管内コンクリート403を加えることを確保できる。
最後に、下方の前記アンカー固定板402は、前記現場打ちフーチングユニット1内に位置し、従って、前記長方形の穴402dは、鉄筋メッシュケージ101の縦方向鉄筋を挿着するために使用されるため、前記アンカー固定板402を補強し、前記管内コンクリート鋼撚線ユニット4を補強する。
ここで、前記長方形の穴402dの形状は、具体的には、面取り長方形であり、それは、前記鋼管202を横断し、直径方向の内側がコンクリートを加えるために使用され、直径方向の外側が前記鉄筋メッシュケージ101の縦方向鉄筋を貫通するために使用されることを確保する。
鋼管-管内プレストレスト鋼撚線によって接続されたプレハブコンクリート橋脚の施工方法は、
工場で全ての前記プレハブセグメント2を打設成形する工程S1と、
そのうち1つの前記プレハブセグメントユニット2において、前記管内コンクリート鋼撚線ユニット4を貫通して取り付け、底部セグメントを得る工程S2と、
前記底部セグメントに鉄筋をバンディングし、コンクリートを打設し、前記現場打ちフーチングユニット1を形成し、底部セグメント-フーチング組み合わせを得る工程S3と、
前記底部セグメント-フーチング組み合わせにおいて、前記管内コンクリート鋼撚線ユニット4によって残りの全ての前記プレハブセグメントユニット2を挿着し、全ての前記現場打ちセグメントユニット3を間隔的に打設して形成し、橋脚本体を得る工程S4と、
まず、前記管内コンクリート鋼撚線ユニット4を引っ張ってアンカー固定し、最後に、管内コンクリートを打設して養生し、橋脚全体の施工が完了する工程S5とを順に含む。
本実施例では、工程S1は、前記鉄筋204とリング状スターラップ203を接続し、鉄筋ケージセグメントを得る工程と、前記リング状スターラップ203と鋼管202を相互に位置決めして接続する工程と、コンクリートを打設し、養生して硬化し、前記コンクリートセグメント201を形成する工程とを含む。
工程S2では、前記現場打ちフーチングユニット1の前記フーチングコンクリート102の高さは、上方に寄り、一番下の前記プレハブセグメントユニット2の長さの一部を覆う。
工程S5では、前記管内コンクリート鋼撚線ユニット4への引っ張り強度は、前記管内コンクリート鋼撚線ユニット4の設計標準強度の10~30%である。
最後に、本実施例は、以下の利点を有する。
第一、該プレハブコンクリート橋脚は、本質的に「部分的なプレハブ」であり、従って、それは、プレハブと現場打ちという2つの方法の利点を有し、橋脚の構造強度と工事現場の作業負荷との釣り合いを取る。
第二、前記現場打ちセグメントユニット3は、鉄筋204の接続効果を有するだけでなく、鋼管202の嵌着効果を有し、最後に、現場打ちコンクリート303を有し、上下の隣接する2つの前記プレハブセグメントユニット2が十分に接続して固定されることを確保する。
第三、一番下の前記プレハブセグメントユニット2と現場打ちフーチングユニット1との間には、鋼管挿入、鉄筋接続、コンクリート打設などの複数の接続部分を有するため、該箇所は、同様に高強度の接続であることを確保する。
第四、前記管内コンクリート鋼撚線ユニット4の場合、その構造は、外から内まで順に鋼管、コンクリート、鋼撚線であり、従って、その引っ張り作用は、橋脚全体を固定して接続するものであり、引っ張り強度がより隆右、引っ張り効果が解消しにくい。
第五、下方の前記アンカー固定板402は、前記鉄筋メッシュケージ101の縦方向鉄筋を挿着することができ、そのため、前記管内コンクリート鋼撚線ユニット4と現場打ちフーチングユニット1との間には、接続があり、それは、前記管内コンクリート鋼撚線ユニット4を補強し、前記プレハブセグメントユニット2を補強することができる。
第六、前記アンカー固定板402自身には、適切に穴を開き、前記管内コンクリート403を打設して形成し、前記鉄筋メッシュケージ101の縦方向鉄筋を挿入するために使用され、構造と機能上の利点が高度に統合されることを実現する。
前述の内容は、図面を参照しながら、本考案の実施形態を説明するが、本考案は、上記実施形態に限定されず、当業者は、、本考案の要旨を逸脱せずに様々な修正を行うことができる。それらは、創造的な修正ではなく、本考案の実用新案登録請求の範囲内に含まれる修正はいずれも特許法によって保護される。
図面の記号説明
図面では、各記号で示された要素は、以下のとおりである。
現場打ちフーチングユニット1、プレハブセグメントユニット2、現場打ちセグメントユニット3、管内コンクリート鋼撚線ユニット4。
鉄筋メッシュケージ101、フーチングコンクリート102、コンクリートセグメント201、鋼管202、リング状スターラップ203、鉄筋204、穴開き鋼板205、外管301、溶接ブロック302、現場打ちコンクリート303、鋼撚線401、アンカー固定板402、管内コンクリート403。
底部円形ブロック402a、中間円形ブロック402b、ねじ穴402c、長方形の穴402d。

Claims (8)

  1. 鋼管-管内プレストレスト鋼撚線によって接続されたプレハブコンクリート橋脚であって、該構造は、現場打ちフーチングユニット(1)と、前記現場打ちフーチングユニット(1)に設けられた複数のプレハブセグメントユニット(2)と、隣接する2つの前記プレハブセグメントユニット(2)の間に設けられた現場打ちセグメントユニット(3)と、下端が前記現場打ちフーチングユニット(1)内に設けられ、全ての前記プレハブセグメントユニット(2)を引っ張るための管内コンクリート鋼撚線ユニット(4)とを含むことを特徴とする、鋼管-管内プレストレスト鋼撚線によって接続されたプレハブコンクリート橋脚。
  2. 前記現場打ちフーチングユニット(1)は、前記プレハブセグメントユニット(2)と管内コンクリート鋼撚線ユニット(4)を挿着するための鉄筋メッシュケージ(101)と、前記鉄筋メッシュケージ(101)に設けられたフーチングコンクリート(102)とを含むことを特徴とする、請求項1に記載の鋼管-管内プレストレスト鋼撚線によって接続されたプレハブコンクリート橋脚。
  3. 前記プレハブセグメントユニット(2)は、コンクリートセグメント(201)と、前記コンクリートセグメント(201)に設けられ、両端が完全に露出し、前記管内コンクリート鋼撚線ユニット(4)を挿入して取り付けるための鋼管(202)と、前記コンクリートセグメント(201)内に設けられたリング状スターラップ(203)と、前記コンクリートセグメント(201)内に設けられ、両端が完全に露出した鉄筋(204)とを含むことを特徴とする、請求項2に記載の鋼管-管内プレストレスト鋼撚線によって接続されたプレハブコンクリート橋脚。
  4. 前記プレハブセグメントユニット(2)は、前記鋼管(202)の外輪面に設けられ、前記鉄筋メッシュケージ(101)及び/又はリング状スターラップ(203)を挿着するための穴開き鋼板(205)を更に含むことを特徴とする、請求項3に記載の鋼管-管内プレストレスト鋼撚線によって接続されたプレハブコンクリート橋脚。
  5. 複数の前記鉄筋(204)は、前記コンクリートセグメント(201)において、上下にずれるように分布することを特徴とする、請求項3に記載の鋼管-管内プレストレスト鋼撚線によって接続されたプレハブコンクリート橋脚。
  6. 前記現場打ちセグメントユニット(3)は、両端が上下の2つの前記鋼管(202)をそれぞれ嵌着する外管(301)と、上下の2つの前記鉄筋(204)を接続する溶接ブロック(302)と、上下の2つのコンクリートセグメント(201)を接続する現場打ちコンクリート(303)とを含むことを特徴とする、請求項3に記載の鋼管-管内プレストレスト鋼撚線によって接続されたプレハブコンクリート橋脚。
  7. 前記管内コンクリート鋼撚線ユニット(4)は、全ての前記鋼管(202)及び外管(301)を貫通する鋼撚線(401)と、それぞれが前記鋼撚線(401)の両端の位置に設けられたアンカー固定板(402)と、全ての前記鋼管(202)及び外管(301)内に設けられた管内コンクリート(403)とを含むことを特徴とする、請求項6に記載の鋼管-管内プレストレスト鋼撚線によって接続されたプレハブコンクリート橋脚。
  8. 前記アンカー固定板(402)は、底部円形ブロック(402a)と、前記底部円形ブロック(402a)に設けられた中間円形ブロック(402b)と、前記底部円形ブロック(402a)及び中間円形ブロック(402b)に設けられたねじ穴(402c)と、前記底部円形ブロック(402a)に設けられ、前記鉄筋メッシュケージ(101)の縦方向鉄筋セグメントを貫通し、前記管内コンクリート(403)を打設するための長方形の穴(402d)とを含むことを特徴とする、請求項7に記載の鋼管-管内プレストレスト鋼撚線によって接続されたプレハブコンクリート橋脚。

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