JP3243299U - 火災早期警報器 - Google Patents

Abstract

【課題】建築物の空間内の煙画像を検知することで火災を早期に発見し、警報メッセージを遠隔にある外部機器に即時に伝送する火災早期警報器を提供する。【解決手段】火災早期警報器は、建築空間内の少なくとも１つの画像をキャプチャするための画像収集モジュールと、少なくとも１つの前記画像を受信するように前記画像収集モジュールに接続されている第１制御ユニットと、少なくとも１つの前記画像を保存するように前記第１制御ユニットに接続されている記憶ユニットと、少なくとも１つの前記画像に対し煙判定演算を行って判定結果を生成するように前記第１制御ユニットに接続されている煙判定モジュールと、前記判定結果を中継装置に伝送するように前記第１制御ユニットに接続されている第１近距離無線通信インターフェースと、を有している。【選択図】図１

Description

本考案は、火災早期警報器に関し、より詳しくは、建築物の空間内の煙画像を検知して火災を早期発見し、遠隔にある火災早期警報器に警報メッセージを即時伝送する火災早期警報器に関する。

火災を即時検知するため、一般的な建築物内には煙警報器を設置し、火災の初期段階で煙を検知し、すぐに警報音を発し、建築物内の住人に迅速に通知し、避難、消防への通報、或いは消火器による消火を行えるようにしている。

しかしながら、前述した従来の技術では、火災発生時に住人が家に不在であれば、住居内に煙警報器が装設されていても早期に警報を発する効果を発揮できなかった。

そこで、本考案者は上記の欠点が改善可能と考え、鋭意検討を重ねた結果、合理的設計で上記の課題を効果的に改善する本考案の提案に至った。

本考案は、上記問題点に鑑みて本考案者の鋭意研究により成されたものであり、その目的は、建築物の空間内の煙画像を検知することで火災を早期発見し、近距離無線通信（ブルートゥース：登録商標）により警報メッセージを遠隔にある外部機器に即時伝送する火災早期警報器を提供することにある。

本考案の他の目的は、建築物の空間内の煙画像を検知し、且つ煙警報器が発した音声または救命メッセージを検知して火災を確認し、近距離無線通信により警報メッセージを遠隔にある外部機器に即時伝送する火災早期警報器を提供することにある。

上記目的を達成するための主たる考案は、
建築物の空間内の少なくとも１つの画像をキャプチャするための画像収集モジュールと、
少なくとも１つの前記画像を受信するように前記画像収集モジュールに接続されている第１制御ユニットと、
少なくとも１つの前記画像を保存するように前記第１制御ユニットに接続されている記憶ユニットと、
少なくとも１つの前記画像に対し煙判定演算を行って判定結果を生成するように前記第１制御ユニットに接続されている煙判定モジュールと、
前記判定結果を中継装置に伝送するように前記第１制御ユニットに接続されている第１近距離無線通信インターフェースと、を備えていることを特徴とする火災早期警報器である。

また、本考案に係る火災早期警報器において、前記画像収集モジュールはカメラを含むことを特徴とする。

また、本考案に係る火災早期警報器において、前記煙判定モジュールは第１人工知能演算モジュールを含むことを特徴とする。

また、本考案に係る火災早期警報器において、前記中継装置は、前記第１近距離無線通信インターフェースと通信するように第２近距離無線通信インターフェースを駆動し、且つインターネットを介して前記比較結果を外部機器に伝送するようにネットワークインターフェースを駆動する第２制御ユニットを備えていることを特徴とする。

可能な実施形態において、前記外部機器はサーバーまたはスマートフォンであることを特徴とする。

また、本考案に係る火災早期警報器において、前記の火災早期警報器は前記第１制御ユニットに接続されている音声収集モジュール及び音声判定モジュールを更に有している。前記第１制御ユニットは前記煙判定演算により生成された前記判定結果が適合する場合、前記音声収集モジュールにより音声を受信すると共に前記音声を前記記憶ユニットに保存し、前記音声判定モジュールにより前記音声と前記記憶ユニットに予め保存されている少なくとも１つの参照音声とを比較して比較結果を生成し、前記比較結果を前記中継装置に伝送することを特徴とする。

また、本考案に係る火災早期警報器において、前記音声判定モジュールは第２人工知能演算モジュールを含むことを特徴とする。

また、本考案に係る火災早期警報器において、前記中継装置は、前記第２制御ユニットに接続されているスピーカーユニットを更に有し、前記スピーカーユニットは前記判定結果が適合する場合、警報音を発することを特徴とする。

可能な実施形態において、少なくとも１つの前記参照音声は煙警報器が発する音声または救命メッセージであることを特徴とする。

本考案の火災早期警報器によれば、次のような効果がある。
（一）本考案に係る火災早期警報器は建築物の空間内の煙画像を検知することで火災を早期発見し、近距離無線通信により警報メッセージを遠隔にある外部機器に即時伝送する。
（二）本考案に係る火災早期警報器は建築物の空間内の煙画像を検知し、且つ煙警報器が発する音声または救命メッセージを検知することで火災を確認し、近距離無線通信により警報メッセージを遠隔にある外部機器に即時伝送する。

本考案の他の目的、構成及び効果については、以下の考案の実施の形態の項から明らかになるであろう。

本考案の一実施例に係る火災早期警報器を示す概略構成図である。 図１に示す中継装置の一実施例を示すブロック図である。 本考案の他の実施例に係る火災早期警報器を示す概略構成図である。

以下、本考案の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本考案は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本考案の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。

まず、図１～図３を参照しながら、本考案に係る火災早期警報器について説明する。図１は本考案の一実施例に係る火災早期警報器を示す概略構成図である。

火災早期警報器１００は、画像収集モジュール１０１と、第１制御ユニット１０２と、記憶ユニット１０３と、煙判定モジュール１０４と、第１近距離無線通信インターフェース１０５と、を有している（図１参照）。

画像収集モジュール１０１は、建築物の空間内の少なくとも１つの画像をキャプチャするためのカメラを含む。

第１制御ユニット１０２は、少なくとも１つの前記画像を受信するように画像収集モジュール１０１に接続されている。

記憶ユニット１０３は、少なくとも１つの前記画像を保存するように第１制御ユニット１０２に接続されている。

煙判定モジュール１０４は、第１制御ユニット１０２に接続され、且つ少なくとも１つの前記画像に対し煙判定演算を行って判定結果を生成するための第１人工知能演算モジュールを含む。前記判定結果は適合及び不適合を示す2種類の状態を含む。具体的には、前記第１人工知能演算モジュールはニューラルネットワークをを介して各前記画像に対しスコア計算を行ってスコアを生成した後、閾値に基づいて前記スコアを適合及び不適合を示す2種類の状態に2値化する。

第１近距離無線通信インターフェース１０５は第１制御ユニット１０２に接続され、前記判定結果を中継装置に伝送するために用いられている。

また、図２は図１に示す中継装置１１０の一実施例を示すブロック図である。図２に示す如く、中継装置１１０は、第２近距離無線通信インターフェース１１１と、ネットワークインターフェース１１２と、第２制御ユニット１１３と、スピーカーユニット１１４と、を含んで構成されている。第２近距離無線通信インターフェース１１１は第２制御ユニット１１３による制御下において、第１近距離無線通信インターフェース１０６と通信するために用いられている。ネットワークインターフェース１１２は第２制御ユニット１１３による制御下において、インターネット２１０を介して前記判定結果を外部機器２００に伝送するために用いられている。スピーカーユニット１１４は第２制御ユニット１１３による制御下において、警報音を発するために用いられている。

また、外部機器２００はサーバーまたはスマートフォンである。

また、本考案に係る火災判定の精度を更に高めるため、本考案は画像判定を補助するための音声判定メカニズムを更に有している。図３は本考案の他の実施例に係る火災早期警報器を示す概略構成図である。火災早期警報器１００は、画像収集モジュール１０１と、第１制御ユニット１０２と、記憶ユニット１０３と、煙判定モジュール１０４と、第１近距離無線通信インターフェース１０５と、音声収集モジュール１０６と、音声判定モジュール１０７と、を有している（図３参照）。

画像収集モジュール１０１、第１制御ユニット１０２、記憶ユニット１０３、煙判定モジュール１０４、及び第１近距離無線通信インターフェース１０５の機能及び接続関係は既に述べているため、ここでは、その説明は繰り返さない。

音声収集モジュール１０６は音声を受信するために用いられている。

音声判定モジュール１０７は、前記音声と記憶ユニット１０３に予め保存されている少なくとも１つの参照音声とを比較して比較結果を生成するための第２人工知能演算モジュールを含む。少なくとも１つの前記参照音声は煙警報器が発する音声または救命メッセージである。詳しくは、前記比較結果は適合及び不適合を示す2種類の状態を含み、前記第２人工知能演算モジュールはニューラルネットワークを介して前記音声と少なくとも１つの前記参照音声との比較運算を行ってスコアを生成した後、閾値に基づいて前記スコアを適合及び不適合を示す2種類の状態に2値化する。

また、スピーカーユニット１１４は前記判定結果が適合する場合、警報音を発し、或いは、前記判定結果及び前記比較結果が共に適合する場合、警報音を発する。

以上、本考案を実施の形態を用いて説明したが、本考案の技術的範囲は前記実施の形態に記載の範囲には限定されない。前記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本考案の技術的範囲に含まれ得ることが、実用新案登録請求の範囲の記載から明らかである。

１００ 火災早期警報器
１０１ 画像収集モジュール
１０２ 第１制御ユニット
１０３ 記憶ユニット
１０４ 煙判定モジュール
１０５ 第１近距離無線通信インターフェース
１０６ 音声収集モジュール
１０７ 音声判定モジュール
１１０ 中継装置
１１１ 第２近距離無線通信インターフェース
１１２ ネットワークインターフェース
１１３ 第２制御ユニット
１１４ スピーカーユニット
２００ 外部機器
２１０ インターネット

Claims (10)

1. 建築空間内の少なくとも１つの画像をキャプチャするための画像収集モジュールと、
   少なくとも１つの前記画像を受信するように前記画像収集モジュールに接続されている第１制御ユニットと、
   少なくとも１つの前記画像を保存するように前記第１制御ユニットに接続されている記憶ユニットと、
   少なくとも１つの前記画像に対し煙判定演算を行って判定結果を生成するように前記第１制御ユニットに接続されている煙判定モジュールと、
   前記判定結果を中継装置に伝送するように前記第１制御ユニットに接続されている第１近距離無線通信インターフェースと、を備えていることを特徴とする火災早期警報器。
2. 前記画像収集モジュールはカメラを含むことを特徴とする請求項１に記載の火災早期警報器。
3. 前記煙判定モジュールは第１人工知能演算モジュールを含むことを特徴とする請求項１に記載の火災早期警報器。
4. 前記中継装置は、前記第１近距離無線通信インターフェースと通信するように第２近距離無線通信インターフェースを駆動し、且つインターネットを介して前記判定結果を外部機器に伝送するようにネットワークインターフェースを駆動する第２制御ユニットを備えていることを特徴とする請求項１に記載の火災早期警報器。
5. 前記外部機器はサーバーまたはスマートフォンであることを特徴とする請求項４に記載の火災早期警報器。
6. 前記第１制御ユニットに接続されている音声収集モジュール及び音声判定モジュールを更に有し、前記第１制御ユニットは前記煙判定演算により生成した前記判定結果が適合する場合、前記音声収集モジュールにより音声を受信すると共に前記音声を前記記憶ユニットに保存し、前記音声判定モジュールにより前記音声と前記記憶ユニットに予め保存されている少なくとも１つの参照音声とを比較して比較結果を生成し、前記比較結果を前記中継装置に伝送することを特徴とする請求項１に記載の火災早期警報器。
7. 前記音声判定モジュールは第２人工知能演算モジュールを含むことを特徴とする請求項６に記載の火災早期警報器。
8. 前記中継装置は、前記第２制御ユニットに接続されているスピーカーユニットを更に有し、前記スピーカーユニットは前記判定結果が適合する場合、警報音を発することを特徴とする請求項４に記載の火災早期警報器。
9. 前記中継装置はスピーカーユニットを有し、前記スピーカーユニットは前記判定結果及び前記比較結果が共に適合する場合、警報音を発することを特徴とする請求項６に記載の火災早期警報器。
10. 少なくとも１つの前記参照音声は煙警報器が発する音声または救命メッセージであることを特徴とする請求項６に記載の火災早期警報器。