JP3243257U - 産後ケア用ショーツ - Google Patents
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Abstract
【課題】産婦の帝王切開をした箇所等を、オーガニックコットンで被覆するように構成することで、摩擦や乾燥、痒み等を抑えた履き心地の良く、上品なデザイン性も重視した産後ケア用ショーツを提供する。【解決手段】伸縮性のある生地からなる本体布5とクロッチ布4とからなり、前記本体布の正面裏側の一部であって、前記本体布の股部からショーツの上部開口にかけてオーガニックコットンを素材とする保護用布2を前記本体布に縫い合わせた。【選択図】図1
Description
本考案は、ショーツに関するものであり、特に、産婦が帝王切開を行った後などに着用する、産後ケア用ショーツに関するものである。
産婦が産後、特に、帝王切開を行った後に着用するショーツとして、足を通さず着脱が可能であり、寝たままでも傷口のケアができる、前開きや三方開きできるようにした産褥ショーツが知られている(例えば特許文献1)。前開きショーツでは、股部が前下方に開き、三方開きショーツでは、前部が左右と前方の三方に開くことができる。また、前開きや三方開きではなく、腹部の傷口部分を保護するためにガーゼを使用したショーツも知られている。
術後の回復期にあっては、産婦の動き易く履き心地の良いショーツが求められる。特に、帝王切開を行った後では、腹部の縦切り帝王切開部又は横切り帝王切開部に拘わらず傷口を十分に保護しながら、動き易いことが求められることになる。
また、女性の陰部は特に経皮吸収率が高いため、経皮を通して身体の中に入ってくる有害物質(経皮毒など)にも注意する必要がある。
術後の回復期にあっては、産婦の動き易く履き心地の良いショーツが求められる。特に、帝王切開を行った後では、腹部の縦切り帝王切開部又は横切り帝王切開部に拘わらず傷口を十分に保護しながら、動き易いことが求められることになる。
また、女性の陰部は特に経皮吸収率が高いため、経皮を通して身体の中に入ってくる有害物質(経皮毒など)にも注意する必要がある。
通常、女性用下着であるショーツは、正面側と背面側と股部(クロッチ部)とからなり、ウエストラインの上部開口および左右脚ぐりに沿う開口の端部は、袋状に折り返してゴム等の伸縮性テープ等を入れたり、ストレッチレース等の縁取り材を取り付ける等の処理がなされている。
このように、伸縮性テープ等を取り付けることにより、内股などの柔らかい肌と接触する部分は食い込みが発生しやすく、圧迫感(しめつけ感)が大きい。また、股部内面が別体のクロッチ布を裏打ちされているような場合には、本体布と縫着することで、縫着部が肌に接触して、肌に痒み等を発生させる原因にもなる。
このように、伸縮性テープ等を取り付けることにより、内股などの柔らかい肌と接触する部分は食い込みが発生しやすく、圧迫感(しめつけ感)が大きい。また、股部内面が別体のクロッチ布を裏打ちされているような場合には、本体布と縫着することで、縫着部が肌に接触して、肌に痒み等を発生させる原因にもなる。
圧迫感の改善策としては、伸縮性テープ等を用いる代わりに、生地の裁断端を端始末しなくともほつれが発生しないような伸縮性のある生地(例えば特許文献2)を用いることもできるが、股ぐりに沿った位置への保持力が弱く、挙動時には肌に追従して動き、ずり下がり等が生じやすくなる。このように着用時における安定感が劣る問題がある。
解決しようとする問題点は、帝王切開を行った産婦が、術後の傷口を十分に保護しながら動き易くした、産後ケア用ショーツの提供がなされていない点である。
本考案は、国産オーガニックコットンを使用して帝王切開を行った傷口部分及びクロッチ部分を保護する構成としたことを最も主要な特徴とする。
本考案の産後ケア用ショーツは、オーガニックコットンを使用することで、産婦にとって、動き易さと肌触りの良い履き心地を向上させることができ、術後も長く使用することができる。また、化学繊維では皮膚を通して身体の中に入ってくる経皮毒を吸収する可能性があるのに対して、天然繊維であるオーガニックコットンを使用することで、経皮毒など有害物質の吸収を予防できる効果が期待できる。さらに、下腹部・陰部の冷えは内臓を冷やし、身体の血流が悪くなると体調不良の原因にもなるため、冷え対策としても有効である。上品な色合いや既存の類似品にはない魅力的なデザイン、肌触りの良さにも需要が期待できる。
帝王切開をした産婦の傷口を保護して、履き心地や動き易さ、肌ストレスの軽減を考慮した産後ケア用ショーツを提供するという目的を、オーガニックコットンを使用することで、実現した。
以下、本考案に係る実施態様について図面を参照して説明する。なお、図面において、同一又は機能的に同様の構成要素については、同一符号を付してその説明を省略する。
以下、本考案に係る実施態様について図面を参照して説明する。なお、図面において、同一又は機能的に同様の構成要素については、同一符号を付してその説明を省略する。
図1は、本考案に係る産後ケア用ショーツの正面図である。図中、1は、産後ケア用ショーツ、2は、後述するオーガニックコットンを使用した保護用布、3は、オーガニックコットンを使用した補助布、4は、クロッチ布、5は、本体布である。
産後ケア用ショーツ1は、本体布5とクロッチ布4を縫い合わせて全体が構成されている。
産後ケア用ショーツ1は、本体布5とクロッチ布4を縫い合わせて全体が構成されている。
通常、女性用肌着のショーツは、正面側と背面側とクロッチ部とからなり、ウエストラインに当たる上部開口及び左右の脚ぐりに沿った開口の端部は、袋状に折り返してゴム等の伸縮性テープ等を封入したり、ストレッチレース等の縁取り材を取り付ける等の端始末がなされているが、本考案に係る産後ケア用ショーツ1では、術後の傷口がデリケートな時期の腹部への圧迫を和らげる為、ウエスト部分は伸縮性のある本体布5のトリコットによる編物の生地をそのまま利用している。これにより、必要以上に締め付けられることなく、柔らかくフィットするショーツを提供できる。本考案における本体布5の生地は、レース生地として、ナイロンやポリウレタンを使用している。また、本考案に係る産後ケア用ショーツ1では、後述するクロッチ布4とは別体の保護用布3を裏打ちしている。
クロッチ布4は、正面側の前端は略直線状とし、背面側の後端は略円弧状(図2参照)として、本体布5と縫着し、クロッチ布4の左右両端は本体布5の左右両側部とともにクロッチ部を形成している。なお、図2は、本考案に係る産後ケア用ショーツの背面図である。また、クロッチ布4は脚ぐりに沿って生地を、伸縮性のある千鳥がけにより縫っているため、生地の伸縮性をそのまま生かすことができる。なお、クロッチ布4には、縦横に伸縮するナイロン生地として2wayトリコットを使用している。
図3は、本考案に係る産後ケア用ショーツの正面の裏側を示す説明図であり、図4は、本考案に係る産後ケア用ショーツの断面を示す説明図である。
保護用布2は、産婦の腹部の帝王切開を行った部分、すなわち、縦切り又は横切りの帝王切開の縫合創の部分をオーガニックコットンが覆うように、適した形状寸法として、本体布5の正面の裏側に縫い付けられている。保護用布2の下部は、左縁と右縁が、産婦の腹部と左脚と右脚の境(脚の付け根)付近に位置(股部)し、上部は産後ケア用ショーツ1の上部開口とする、下開きの略台形形状としている。すなわち、これにより本体布5との縫い合わせ部分が傷口部分に直接当たることがない。なお、保護用布2は、産婦の腹部前面を覆うが、産婦の背面や左右の側面は覆わない形状にしている。
保護用布2は、産婦の腹部の帝王切開を行った部分、すなわち、縦切り又は横切りの帝王切開の縫合創の部分をオーガニックコットンが覆うように、適した形状寸法として、本体布5の正面の裏側に縫い付けられている。保護用布2の下部は、左縁と右縁が、産婦の腹部と左脚と右脚の境(脚の付け根)付近に位置(股部)し、上部は産後ケア用ショーツ1の上部開口とする、下開きの略台形形状としている。すなわち、これにより本体布5との縫い合わせ部分が傷口部分に直接当たることがない。なお、保護用布2は、産婦の腹部前面を覆うが、産婦の背面や左右の側面は覆わない形状にしている。
補助布3は、保護用布2の下部と繋がる位置に一端部を裏側に折り返して本体布5に縫い付けられている。保護用布2と補助布3の繋がる部分が傷口部分に直接当たることはない。補助布3は、クロッチ布4とほぼ同一の形状であるが、図4に示すように、上端部がクロッチ布4の前端部よりも産後ケア用ショーツ1の上部開口に近い位置となっている。どちらを上部開口に近い位置とするかは、デザイン性等を考慮して決めることができる。また、補助布3の下端部はクロッチ布4の後端部に、端部を裏側に折り返して縫い付けられている。このようにして、補助布3の上端部と下端部が縫い付けられて産後ケア用ショーツ1に形成したポケット部分に、ナプキンなどの吸収体の羽根部分を折り込んで収納することができる。
なお、補助布3の内側、すなわち肌が当たる表面は、オーガニックコットンを使用し、他方の裏面には防水布が縫い付けられて裏打ちされている。これにより補助布3の伸縮性が劣ることになるが、吸収体の位置を安定にするためには好ましい。また、防水布には、通気性があるものを使用しており、蒸れによるかゆみやかぶれを防止することができる。
なお、補助布3の内側、すなわち肌が当たる表面は、オーガニックコットンを使用し、他方の裏面には防水布が縫い付けられて裏打ちされている。これにより補助布3の伸縮性が劣ることになるが、吸収体の位置を安定にするためには好ましい。また、防水布には、通気性があるものを使用しており、蒸れによるかゆみやかぶれを防止することができる。
このように、保護用布2及び補助布3にオーガニックコットンを使用することで、オーガニックコットンの特性を生かして術後の産婦をケアサポートできる。また、補助布3の縫い目部分が隠れるように端部を裏側に折り返して縫い合わせるようにしていることから、縫い合わせ部分が肌に直接当たるのを避けることができて、肌ストレスを解消することが可能となる。
本考案は、産後ケア用ショーツに関するものであるが、オーガニックコットンの特性を生かして、レオタード等にも適用することができる。また、本考案の実施例では、保護用布2を略台形形状としたが、これに限られるものではなく、傷口の形状に応じて八角形状等その他の適切な形状にすることができる。
1 産後ケア用ショーツ
2 保護用布
3 補助布
4 クロッチ布
5 本体布
2 保護用布
3 補助布
4 クロッチ布
5 本体布
Claims (5)
- 伸縮性のある生地からなる本体布とクロッチ布とからなり、前記本体布の正面裏側の一部であって、前記本体布の股部からショーツの上部開口にかけてオーガニックコットンを素材とする保護用布を前記本体布に縫い合わせたことを特徴とする産後ケア用ショーツ。
- 前記保護用布は、前記本体布の股部からショーツの上部開口にかけて、産婦の腹部の帝王切開部を被覆する位置に保持された構成であることを特徴とする請求項1に記載の産後ケア用ショーツ。
- 前記クロッチ布と略同一形状の補助布を、その上端部と下端部のどちらか少なくとも一方が前記クロッチ布と重なるように縫い合わせて前記保護用布と繋ぐような位置に係止させたことを特徴とする請求項1に記載の産後ケア用ショーツ。
- 前記補助布と前記本体布又は前記クロッチ布との縫い合わせは、縫い目が隠れるように端部を裏側に折り返して縫い合わせるようにしたことを特徴とする請求項3に記載の産後ケア用ショーツ。
- 前記補助布の表面がオーガニックコットンの素材であり、裏面は防水布で構成されていることを特徴とする請求項3に記載の産後ケア用ショーツ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023002103U JP3243257U (ja) | 2023-06-16 | 2023-06-16 | 産後ケア用ショーツ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023002103U JP3243257U (ja) | 2023-06-16 | 2023-06-16 | 産後ケア用ショーツ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3243257U true JP3243257U (ja) | 2023-08-15 |
Family
ID=87562038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023002103U Active JP3243257U (ja) | 2023-06-16 | 2023-06-16 | 産後ケア用ショーツ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3243257U (ja) |
-
2023
- 2023-06-16 JP JP2023002103U patent/JP3243257U/ja active Active
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