JP3243097U - サーキュレータの仰角調整構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】縦方向の首振りにおいて斜め後方にまで送風方向を調整することが可能なサーキュレータの仰角調整構造を提供する。【解決手段】サーキュレータ1は、土台部110と、スタンド部120と、ハウジング部130と、回転軸部140と、俯仰角調節機構150と、前カバー部160と、ファンブレード170と、ロックスリーブ180と、保護スリーブ190と、後カバー部200と、制御部によって構成される。サーキュレータの仰角調整構造は、モータ駆動により所定の角度範囲で俯仰往復運動を行う第一角度調節機構と、第一角度調節機構による俯仰往復運動の回動始点を段階的に設定する手動の第二角度調節機構と、を備える。【選択図】図1

Description

本考案は、サーキュレータの仰角調整構造に関するものであり、特に、室内の空気循環のみならず、洗濯物を乾かすなど多用途に使用可能となる技術に関する。
サーキュレータは主に、直進性の高い気流を発生させ室内の空気を攪拌して循環させることを目的として使用される。従来のサーキュレータは風向を変えることができない工業用のものも多かったが、近年においては、住環境における室内空気の循環の用途、とりわけ、空気調和機による冷暖房の効果を補助する役割として、用途が拡大している。
ところで、我が国日本は多湿な気候であり、特に梅雨の時期などには雨が降る日が多く、洗濯物を室内において乾かすことができる装置についての需要が高い。このような需要を満たすものとして、各種の除湿乾燥機が販売されているが、梅雨時期に洗濯物を乾かすという用途のためだけに、大きな容量を有する除湿乾燥機を室内に設置することは、狭小な日本の住宅事情を考えると合理的ではない。
そのような状況の中、直進性の高い気流を発生させるサーキュレータを洗濯物乾燥用の送風機として使用することが考えられる。サーキュレータを洗濯物の乾燥用の送風機として使用するためには、送風方向を直上ないし斜め後方にまで向くようスイングする機構が必要となる。
ところで、サーキュレータの縦方向のスイングを可能とする技術として、特許文献1に記載されるような仰角調整構造が提案されている(特許文献1)。
特許文献1に記載のサーキュレータは、上下方向の首振り用のモータを備えており、必要に応じて、水平方向から直上にまで仰角をスイングさせながら送風運転することができる。
しかしながら、特許文献1に開示されるようなサーキュレータでは、水平方向と直上との間で縦方向のスイングを許容するものの、斜め後方にまで気流を発生させる運転は難しい。
特許第6647602号公報
本考案はこのような課題に鑑みてなされたものであり、縦方向の首振りにおいて斜め後方にまで送風方向を調整することが可能なサーキュレータの仰角調整構造を提供することを目的とする。
本考案では、以下のような解決手段を提供する。
第1の特徴に係るサーキュレータは、モータ駆動により所定の角度範囲で俯仰往復運動を行う第一角度調節機構と、第一角度調節機構による俯仰往復運動の回動始点を段階的に設定する手動の第二角度調節機構と、を備える。
第1の特徴に係る考案によれば、モータ駆動により所定の角度範囲で俯仰往復運動を行う第一角度調節機構を備えることにより、送風運転中において、所定の角度範囲で縦方向の往復運動を行うことができる。また、第一角度調節機構による俯仰往復運動の回動始点を段階的に設定する手動の第二角度調節機構を備えることにより、第一角度調節機構のみでは到達できなかった角度にまで、首振り角度を調節することができる。
第2の特徴に係る考案は、第1の特徴に係る考案であって、第一角度調節機構による所定の角度範囲での俯仰往復運動が回動始点から70°の範囲で行われるよう設定されており、第二角度調節機構による調節が水平から55°まで可能である。
第2の特徴に係る考案によれば、第一角度調節機構による所定の角度範囲での俯仰往復運動が回動始点から70°の範囲で行われ、かつ、第二角度調節機構による調節が水平から55°まで可能であるため、最大で水平から125°の角度まで、つまり、直上を超えた斜め後方までの送風が可能となる。
本考案によれば、縦方向の首振りにおいて斜め後方にまで送風方向を調整することが可能なサーキュレータの仰角調整構造を提供することができる。
図1は、本考案に係るサーキュレータの分解斜視図である。 図2は、本考案に係るサーキュレータの全体構造を示す斜視図である。 図3は、本考案に係るサーキュレータ1の部分断面図である。 図4は、本考案に係るサーキュレータ1を部分的に分解した分解斜視図である。 図5は、本考案に係るサーキュレータ1を部分的に分解した平面図である。 図6は、本考案を用いたサーキュレータ1の俯仰角調節方法を示す模式図である。
以下、本考案を実施するための形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも一例であって、本考案の技術的範囲はこれに限られるものではない。
図1~5を用いて、本実施形態に係るサーキュレータ1の全体構成について説明する。
図1は、本考案に係るサーキュレータ1の分解斜視図であり、図2は本考案に係るサーキュレータ1の全体構成を示す斜視図であり、図3は本考案に係るサーキュレータ1の部分断面図であり、図4は本考案に係るサーキュレータ1を部分的に分解した分解斜視図であり、図5は本考案に係るサーキュレータ1を部分的に分解した平面図である。
図1に示すように、本考案に係るサーキュレータ1は、土台部110と、スタンド部120と、ハウジング部130と、回転軸部140と、俯仰角調節機構150と、前カバー部160と、ファンブレード170と、ロックスリーブ180と、保護スリーブ190と、後カバー部200と、図示しない制御部によって構成される。
土台部110は、サーキュレータ1の全体を床面に対して載置するための部材であり、略円盤状を呈する部材である。土台部110の上面には電源のON-OFFの切り替えや、風量の調整、及び首振り角度の調整などを行うための操作部が設けられる。
スタンド部120は、土台部110の上面から略鉛直上方に延出して設けられる部材である。本実施形態に係るスタンド部120は、後述するスリット部221内を貫通できるよう、幅方向に並設された二枚の板状部材によって形成される。
ハウジング部130は、スタンド部120の上端に対して、後述する俯仰角調節機構150を介して縦方向に回動可能に枢支されるとともに、ファンブレードを駆動するための図示しない電動モータを収容する部材である。ハウジング部130は後述する俯仰角調節機構150が機能することにより、上下方向に俯仰運動を行う。この俯仰運動は、ハウジング部130にロックスリーブ180を介して接続される第一後カバー210、第一後カバー210に接続される第二後カバー220、前カバー部160及び保護カバー190も同時に行われる。
回転軸部140は、ハウジング部130に収容される電動モータの回転をファンブレード170に伝達するものであり、ファンブレード170に挿通可能な軸部材によって形成されており、軸部材の先端にはキャップを締結するための雄ネジが刻設されている。また、回転軸部140の基部には雄ネジ部が刻設されており、後述するロックスリーブ180が螺着可能に形成される。
俯仰角調節機構150は、俯仰角調節のための図示しない首振りモータによって所定の角度範囲で俯仰往復運動を行う第一角度調節機構と、第一角度調節機構による俯仰往復運動の回動始点を段階的に設定する手動の第二角度調節機構とによって構成される。
第一角度調節機構は、所定の角度範囲で俯仰往復動を行わせるものであり、図示しないギアや首振りモータによって構成される。第一角度調節機構による所定角度での俯仰往復動は、土台部110に設けられた操作部での操作に伴い開始又は停止され、図示しない制御装置によって制御される。本実施形態においては、第一角度調節機構による所定の角度範囲での俯仰往復運動は、第二角度調節機構によって調節された点を回動始点として0°から70°の仰角範囲で往復するよう行われるよう設定されている。
第二角度調節機構は、手動で段階的にハウジング部130とスタンド部120とのなす角を変更するための機構であり、例えばラッチ機構のように多段階的に角度を調節可能な機構によって構成される。本実施形態においては、第二角度調節機構による角度調節は、水平(0°)から55°まで不連続に調節可能である。
前カバー部160は、ファンブレード170を前方から覆うファンブレード170保護のための部材である。
ファンブレード170は、気流を発生させる部材であり、ハウジング部130内に収容される図示しない電動モータの動力が伝達して駆動される。ファンブレード170の中心には貫通孔が穿設されており、回転軸部140の軸部材を貫通させた状態で図示しないキャップを軸部材の雄ネジ部に締結することにより、軸部材に従動可能となるよう構成されている。
ロックスリーブ180は、回転軸部140に形成される雄ネジ部に螺着されるよう、内面に雌ネジが形成された環状の部材である。後述する第一後カバー210の中心に形成される貫通孔211に回転軸部140の雄ネジ部を貫通させた状態でロックスリーブ180を回転軸部140の雄ネジ部に螺着させることにより、第一後カバー210をハウジング部130に固定することができる。
保護カバー190は、前カバー部160の側面を覆うカバーである。
後カバー部200は、ハウジング部130の前方において、ファンブレード170を後方から覆う第一後カバー210と、ハウジング部130を後方から覆う第二後カバー220から構成される。
第一後カバー210は略お椀状の部材であり、前カバー部160と接続されることで内部にファンブレード170の収容空間が形成される。第一後カバー210の中心部には回転軸部140が貫通可能な貫通孔211が形成される。また、第一後カバー210の後面には俯仰角調節機構150が後方から収容される空間となる前方膨出部212が形成される。同様に、第一後カバー210の後面中央部にはハウジング部130が後方から収容される空間となる中央膨出部213が形成される。回転軸部140が貫通可能な貫通孔211は中央膨出部213の中心に形成される。また、第一後カバー210の下側半分で、かつ、後述するスリット221に対応する箇所には、孔部214が形成され、第二後カバー220の一部であってスリット221が形成される箇所が嵌入可能に形成されている。これにより、第一後カバー210の略お椀状に形成される曲面に沿ってスリットが形成されたかのように構成できる
第二後カバー220は第一後カバー210と協働してハウジング部の収容空間を形成するものであり、後方に膨出する曲面状に形成される。図2、図4及び図5に示すように、第二後カバー220の縦方向には、二枚のスタンド部120が挿通するスリット221が幅方向に並んで形成される。
[本考案を用いたサーキュレータ1の俯仰角調節方法]
次に、図6(a)、図6(b)及び図6(c)を用いて、本考案に係るサーキュレータ1の俯仰角を調節する手順について説明する。
図6(a)は、回動始点を水平から0°とした場合、つまり、第二角度調節機構による角度調節を行わない場合の送風範囲を示す模式図である。この場合、操作部で縦方向の首振りをオンにすると、第一角度調節機構によって0~70°の範囲で俯仰往復運動をし送風を行う。
図6(b)は、第二角度調節機構を用いて回動始点を水平から20°とした場合の送風範囲を示す模式図である。この場合、操作部で縦方向の首振りをオンにすると、第一角度調節機構によって20~90°の範囲で俯仰往復運動をし送風を行う。このモードにおいては直上まで送風することができるため、洗濯物を斜め前方から真上に置いた場合などに有効となる。
図6(c)は、第二角度調節機構を用いて回動始点を最大の55°とした場合の送風範囲を示す模式図である。この場合、操作部で縦方向の首振りをオンにすると、第一角度調節機構によって55~125°の範囲で俯仰往復運動をし送風を行う。このモードにおいては斜め後方まで送風することができるため、並べて干した洗濯物の中心にサーキュレータ1を置いて乾燥させる場合などに有効である。
なお、本実施形態においては、第二角度調節機構による角度調節を0~55°の範囲とし、第一角度調節機構による角度調節範囲を70°としたが、具体的な角度についてはこれに限ったものではない。
以上の構成を有することにより、第二角度調節機構を用いて回動始点を水平から55°の仰角に設定し、操作部によって俯仰往復動を開始すると、図6に示すように、ハウジング部130と、それに接続される後カバー部200、後カバー部200に接続されるファンブレード170、前カバー部150及びほぼカバー190は仰角55°から125°までの範囲で往復動をすることになり、サーキュレータ1の上方にハンガー等でかけてある洗濯物に対し、広い仰角範囲で送風することが可能となる。
以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案は上述したこれらの実施形態に限るものではない。また、本考案の実施形態に記載された効果は、本考案から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本考案による効果は、本考案の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
また、上記した実施の形態は本考案を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
この考案のサーキュレータは、空間内の空気を循環させるための送風機のみならず、人体を冷却するためのいわゆる扇風機においても適用することができる。
1 サーキュレータ
110 土台部
120 スタンド部
130 ハウジング部
140 回転軸部
150 俯仰角調節機構
160 前カバー部
170 ファンブレード
180 ロックスリーブ
190 保護カバー
200 後カバー部
210 第一後カバー
220 第二後カバー

Claims (2)

  1. モータ駆動により所定の角度範囲で俯仰往復運動を行う第一角度調節機構と、
    前記第一角度調節機構による俯仰往復運動の回動始点を段階的に設定する手動の第二角度調節機構と、
    を備えるサーキュレータの仰角調整構造。
  2. 前記第一角度調節機構による前記所定の角度範囲での俯仰往復運動が前記回動始点から70°の範囲で行われるよう設定されており、
    前記第二角度調節機構による調節が水平から55°まで可能である、
    請求項1に記載のサーキュレータの仰角調整構造。

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