JP3242709U - 水流式薬液散布装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】薬液量を適宜可変とすることにより、噴射の対象物の状態に対応した薬液量により適切な薬液噴射効果を有する水流式薬液散布装置を提供する。【解決手段】本体11、ノズル12、グリップ13、リザーバ14で散布装置を構成し、これらをプラスチック製とし、グリップを本体に螺合接続する構造とした。装置全体の重量を大幅に軽減し、その密閉性も確保した。リザーバタンクからの薬液路31に複数の透孔(口径の異なる透孔)を介在させる。薬液路に介在させた円板32を回転させ、異なる口径の透孔を薬液路に配置する。その結果、任意の量の薬液を、薬液路から水道水の流路に供給する。グリップの水路から水道水が供給され、本体の液路で薬液を吸い上げて混合し、混合液がノズルの噴射路12Aから噴射される。このとき、空気吸入口からの空気により、水道水で希釈された薬液は泡状となり噴射される。【選択図】図1

Description

この考案は水流式薬液散布装置、例えば水道水を使用した洗車用スプレーガンなどの水流式薬液散布装置に関する。
従来の水道水を用いて洗浄液を対象物に噴射する装置としては、例えば下記の特許文献1に記載のものが知られている。このものは、洗浄剤(液剤)を水と混合して洗浄液とし、洗浄液を発泡させて洗浄対象物に噴射・散布するための水流式フォーマである。この水流式フォーマは、洗浄剤収容部と、水導入部と、洗浄剤と水を混合させて洗浄液とする、空気導入口とアスピレータ構造を有する筒状部と、筒状部の先端に設けられ、洗浄液を噴射する吐出部とを備えている。吐出部は、この吐出部の表面に多数の孔が設けられたシャワーヘッド形状とされている。
アスピレータ構造は、以下の原理を実現するものである。すなわち、水が流れている水平な配管を途中で細くして径を絞ることで、太い部分よりも細い部分の方がその流速が速くなる。この流速の違いにより、流速の速い部分が真空(低圧)状態になる(ベンチュリ効果)。真空になった部分に周囲の気体が流れ込むため、配管が細くなった部分に気体の取り込み口を作っておくと、取り込み口から気体を吸引するという原理である。
特開2020-195948号公報
しかしながら、このような従来の水流式フォーマにあっては、シャワーヘッドから吐出される混合洗浄液は、水道水に対して洗浄剤が常に一定の割合で混合されていたため、その洗浄対象物の状態、条件などに対応した洗浄が行えていなかった。例えば洗浄剤が必要以上に消費されること、また、洗浄剤が少量のため洗浄効果が不十分であることなどの不具合が生じていた。
そこで、考案者は鋭意研究の結果、薬液を水道水と混合する場合にその薬液路の口径を可変として通過量をコントロールすることにより、上述した問題点を解消できることを知見し、この考案を完成させた。
この考案の目的は、薬液を水道水に混合してノズルから噴射する装置にあって、薬液量を適宜可変とすることにより、噴射の対象物の状態に対応した薬液量により適切なその薬液噴射効果を提供することにある。
請求項1に記載の考案は、水道水の水圧を用いてノズルより水道水をまたは薬液を水道水で希釈した混合液を噴射する水流式薬液散布装置において、水道水が供給される液路が形成された本体と、本体に連結され、上記液路に連通する噴射路が形成された上記ノズルと、本体に連結され、上記薬液が貯留されるリザーバと、リザーバの薬液を上記液路に供給する薬液路と、上記液路に水道水を供給する水路と、この水路を開閉する弁と、上記薬液路に配設され、通過する薬液量を変更する液量可変手段と、を含む水流式薬液散布装置である。
この散布装置では、水道管(給水管)から供給された水道水の水圧を用いて、水道水を、または薬液を水道水で希釈した混合液を、ノズル(噴射路)より噴射する。水道水は水路を介して液路に供給され、この液路には薬液路から薬液が供給されて混合液が生成される。供給される薬液量は液量可変手段により調整される。混合液は液路から噴射路に供給され、噴射路から対象物に対して噴射される。水道水の供給は弁を開閉することで行われる。
すなわち、水流式薬液散布装置は、水道(給水管)直結型であって、例えばホース(外径20mm、内径12~15mm)で給水管の蛇口から本装置の水路に直結して水道水を加圧された状態で使用する。
水流式薬液散布装置としては、薬液(混合液)を泡状にして吹き付けるフォーマガンタイプ、洗浄・洗車用シャワー(スプレー)タイプなどがある。ノズルからは混合液を広角に、また直噴式として噴射することができる。そして、本体やノズルは、その素材がPP(ポリプロピレン)、TPR(熱可塑性ゴム)等が好適である。金属素材(例えば銅製)に比較して軽量化を達成することができる。
そして、液量可変手段としては、本体にリザーバを取り付ける部分にダイヤル付きの円板(複数の透孔付き)を薬液路に介在させた構造とすることができる。
また、例えば噴射路にオリフィスを形成し、ノズルに吸気口を設けて、混合液が泡状に噴射される構成とする。
さらに、薬液として界面活性剤を含むこと、その使用目的を衛生面での洗浄などとすることができる。洗車目的での使用についても、薬液(洗浄剤)を水道水で自動的に希釈する水圧式の発泡装置として、その希釈率も可変とすることが可能である。なお、薬液としては洗浄液の他、除草剤、消毒液などを含むものとする。
さらに、水道水に替えて他の水源を使用することもできる。例えばポンプで汲み上げた井戸水、河川水などである。すなわち、上記水道水(約3kg/m2)は、その圧力以上に加圧された加圧水(ポンプ加圧水)で代替することができる。
請求項2に記載の考案は、上記本体にはグリップが連結され、このグリップにレバーを配し、このレバーを揺動させて上記弁を開閉動作させる請求項1に記載の水流式薬液散布装置である。
いわゆるスプレーガン方式の散布装置とすることができる。グリップ部分にレバー(トリガー)を配置することで、その使用目的を容易に達成することができる。なお、グリップ部分に水路を形成し、これに水道水ホースを連結することができる。
請求項3に記載の考案は、上記本体および上記グリップはいずれもプラスチック製であって、螺合することにより着脱自在とした請求項2に記載の水流式薬液散布装置である。
本体にはノズル、グリップ、リザーバが連結されるが、本体とグリップとの連結構造での両者をプラスチック製として螺合する構造とすることができる。軽量化に資することができる。すなわち、グリップと本体の接続部にあって、従来挿入して使用される金属製品(銅製の接続リングなど)を廃してプラスチック材で直接螺合接続する構成により、大幅な軽量化を達成することができる。結果として、金属製スプリング材などを除いてその他の部材をプラスチック製品化することでは、例えば大略40%程度の軽量化を達成可能とされる。また、水密性を確保するため、Oリング、パッキンなどの非金属製品を用いる。この場合のネジ結合によっては、金属リングを挿入して結合する方式に比較して、その密閉性を大幅に高めることもできる。
請求項4に記載の考案は、上記ノズルには、上記噴射路に対して空気を供給可能な空気吸入口が形成された請求項1~3のいずれか1項に記載の水流式薬液散布装置である。
ノズルに形成された空気吸入口から噴射路に空気を供給する。この場合、混合液の流速をオリフィス(小径部)で速め、負圧を発生させて空気吸入を行う。
請求項1~4に記載の考案によれば、水道水の水圧を用いてノズルより水道水を、または、薬液を水道水で希釈した混合液を噴射する。例えば水圧動作型のアスピレータ構造にあって、水道水の液路に小径部を設け、この小径部に発生する低圧により薬液を吸い込んで混合液を形成する。リザーバに貯留された薬液は薬液路から液路に吸い込まれるが、その吸い込み量は液量可変手段(透孔の口径の変更)により適宜変更することができる。この結果、洗浄・散布の対象となる物体、部材などの散布面の条件に対応した薬液量を混合液として所定の水圧に基づいて噴射することができる。
また、この水流式薬液散布装置については、プラスチック製本体にプラスチック製グリップを螺合する連結構造とすることにより、上述のように、金属部品を廃して、装置全体の軽量化に寄与することができる。
この考案の実施例1に係る水流式薬液散布装置を示す分解図である。 この考案の実施例1に係る水流式薬液散布装置の液量可変手段(透孔形成円板)を示す平面図である。
以下、この考案の実施例に係る水流式薬液散布装置を説明する。
実施例1に係る水流式薬液散布装置10は、図1に示すように、大略して、プラスチック製の筒状の本体11と、この本体11の筒形状部分での長さ方向の一端側に連結されたプラスチック製のノズル12と、本体11の他端側にネジ結合で連結されたプラスチック製のグリップ13と、により構成されている。
本体11の下端には薬液容器であるプラスチック製のリザーバ14がさらに連結されている。リザーバ14の連結構造では、筒状の本体11の下端部に平面視して円形のソケット形状の上蓋部15が一体に形成されている。この上蓋部15にはリザーバ取付口部16がビスで固定されている。リザーバ取付口部16は同様に円形筒状であって、開口部内面には雌ねじが形成されている。その上端開口に形成された雄ねじがこの雌ねじに螺合することにより、リザーバタンク17が本体上蓋部15に垂下された状態でかつ着脱自在に取り付けられている。
本体11の筒状部分には水平方向に延びる液路21が貫通して形成されており、液路21の一端側開口に上記ノズル12の基端部22が挿入・固定されている。ノズル12は、円筒形状の基端部22の先端に漏斗形状に絞られた噴射部23が固定されている。これらの基端部22および噴射部23には上記液路21に同軸的に連通して噴射路12Aが設けられており、この噴射路12Aの一部は小径化(オリフィス)されてこの小径部分に近接して空気吸入口12Bが配設・形成されている。基端部22は発泡作用を発揮するパイプとして機能している。なお、51はストレーナ、52はブラケットで、発泡パイプ22と噴射部23との間に介装されている。図中50は、本体11に基端部22を接合してロックする金具である。
筒状の本体11の液路21の他端側開口には、連結ナット24A、平リング24B、およびこれらの連結カバー24を介して、グリップ13のネジ連結部25がねじ込み連結される。また、当該液路21内には自動吸入パイプ41、水圧スイベルヘッド42、栓43およびOリング63がそれぞれ介装されている。これら部材41,42,43を液路21内に配設し、上記連結用ナット24Aなどにより本体11に固定している。
グリップ13は、このネジ連結部25を固着したグリップ本体26を有し、このグリップ本体26の下端には給水管に接続するホースを連結するコネクタプラグ27が固定されている。コネクタプラグ27は、図外の給水管蛇口に接続されたホース端に接続され、グリップ本体26内に穿設された水路(図外)にホースを介して加圧された水道水が供給されることとなる。25Aはパッキンであり、握り手形状のグリップ本体26の水路開口部でネジ連結部25からのシールを行う。27AはOリングである。
この水路は弁28(開閉弁機構)により開閉される。すなわち、水路が上記液路21に連通・接続されているが、弁28により開閉される構造である。弁28を動作(水平往復動)させるトリガレバー29はグリップ本体26の背面に水平ピン30を支点として揺動自在に配設されている。グリップ本体26を把持してトリガレバー27を握り込めばピン30を始点としてレバー端が弁28をバネ(金属バネ)28Cに抗して引っ張り水路を開くよう構成されている。レバー27を放すとスプリング付勢されて弁28は水路を閉止し、水道水の液路21への供給が停止される。図中、28Aはナット、28Bは密閉パッキン、28Dはロック金具である。
ここで、上記リザーバタンク17に貯留された薬液の液路21への供給量を変更可能とした液量可変手段について説明する。リザーバ14におけるリザーバタンク17内には、そのリザーバ取付口部16について所定口径のパイプ31がタンク開口部からタンク底面に向かって垂直に垂下・固定されている。このパイプ31の上端はリザーバ取付口部16を介して上記上蓋部15に固定されている。詳しくは、パイプ31の上端は液路連結パイプ47に接続され、このパイプが本体11の上蓋部15の垂直孔に挿入、接続されている。48はパイプ付勢用のスプリングである。この結果、パイプ31、液路連結パイプ47を介してリザーバタンク17内の薬液は上記液路21に供給可能とされている。これら部材31、47により薬液路が構成されている。
そして、この上蓋部15と取付口部16との間には、流量調整具である円板(ダイヤル)32が回転可能に配置されている。61はリザーバ取付口部16の中心から情報に突出する十字形状の突起である。62はこの突起61に嵌まり込むよう円板32の中心から下方に向かって突出する筒状突出部である。
この所定厚さの円板32には、図2に示すように、その同一半径位置で周方向に等間隔で5つの口径の異なる透孔33A,33B,33C,33D,33Eが形成されている。すなわち、円板32には同一半径位置に口径の異なる5つの透孔33A,33B,33C,33D,33Eが配設されており、この位置に上記パイプ31(連結パイプ47)の上端開口が配置されている。同一半径で周方向には等間隔(等角度)に5つの透孔と1つの盲栓とが配置されている。
よって、ダイヤル形状の円板32をその垂直軸を中心に回動させ、この口径の異なる透孔または透孔の無い位置にパイプ31の上端開口を一致させてパイプなどの上・下通路(薬液路)を連通または不通とすることができる。このような薬液路に円板32を配置し、円板32の透孔33A~33Eのいずれかを選択することがパイプ31(薬液路)を通過する薬液の量を可変とするものである。
また、このパイプ上端開口はこの円板32を介して上蓋部15に形成された縦通路に対峙している。縦通路は横通路(メインの液路21)に連通している。すなわち、液路21と縦通路(パイプ薬液路)とはT字路の構成となっている(アスピレータ構造;水流ポンプ)。水道水はこの横通路(液路21)を所定の速度で通流すると、薬液路31からの薬液は上記透孔の口径に応じた液量の薬液が吸い出されて混合液が形成される。
なお、円板32には各透孔に対応して、クリック感形成用の凹部34が配置されている。45はこれら凹部に嵌まり込む位置決めボールであってスプリング46で上方に向かって付勢されている。よって、ボールが当接する際の各凹部34のクリック感で所望の口径の透孔がパイプ上端位置に位置することを判定できる。複数の凹部34間にはそれぞれ口径を識別できるように複数の数字目盛りが配置されている。凸部34と隣の凸部34の間に目盛りが配設されている。この場合、各透孔33A,33B,33C,33D,33Eはその口径が小さいものから、より大きいものへと周方向において順に配置している。この場合、例えば透孔は口径0.5mm~3.0mmとする。なお、44は空気吸入栓である。
この考案に係る水流式薬液散布装置では、グリップ本体26のコネクタプラグ27に水道水蛇口からのホースを接続し、この水道水の水圧を用いてノズルより水道水または混合液を、散布対象物に噴射する。すなわち、操作者がトリガレバー29を握り込むことで弁28を開放させ、水道水を水路から液路21に供給する。混合液とは薬液を水道水で希釈した液である。
よって、水路から液路21を介して噴射路12Aに水道水を通流させ、噴射路12Aから対象物に噴射する。この際、水道水に薬液を混合させて(薬液が吸い上げられて)混合液を形成し、その後混合液に対して空気を吸入口12Bから吸入して泡状の混合液としてこれを噴射する。このとき、薬液として液状洗浄剤を使用する場合、対象物の汚れの程度などに応じて混合する薬液量を調節する。ダイヤル円板32を回動させて最大口径から最小口径のいずれか1の透孔を通して薬液(洗浄剤)を薬液路(パイプ31など)から液路21に供給する。
なお、家庭用の洗浄、または洗車用としては中性洗剤などを使用する。低粘度の薬液であれば200倍程度に希釈して使用する。ムラ無く洗浄するには発泡させて使用する。
すなわち、ホース接続により水導入口に水道水の水圧がかかった状態とし、スプレーガンのトリガー29を握ることで水道水が筒状部(液路)に導入される。とともに、吸入パイプ31から洗浄剤が液路21に導入され、液路21において洗浄剤と水道水が混合され、洗浄剤が希釈されて洗浄液となる。詳しくは、この液路21はT字形状のアスピレータ構造を有し、アスピレータ構造には洗浄剤導入口が設けられている。水道水がアスピレータ構造を通るときに、ベンチュリ効果によって洗浄剤がリザーバタンク17からパイプ31を介して洗浄剤導入口に吸い上げられ、その後、水道水と洗浄剤が合流して混合されて洗浄液となる。噴射路12Aでは、空気導入口12Bから空気が導入されて洗浄液と混合され、泡状の洗浄液となる。
吸入パイプ31の先端には希釈チップ(円板32)を取り付け、その透孔の口径を変更することで希釈倍率を調整することができ、洗浄液における洗浄剤の濃度を調整することができる。
水道水を導入する場合、水が流れていない場合(未噴射時)は水道水の圧力(静水圧)が当該散布装置に加わるが、使用時の水の圧力は、水が流れているとき(噴射中)の圧力である動水圧である。この動水圧は、0.12~0.32MPaである。洗浄剤としてアルカリ性の洗浄剤や塩素剤を配合した洗浄剤を使用するが、アルカリ剤や塩素剤による腐食が生じにくい耐食性の素材であることが好ましい。
この本体11などはプラスチックで製作されるが、この樹脂としてはポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、エンプラ類等が挙げられる。
発泡洗浄液の不均一な飛散を抑制して発泡洗浄液を洗浄対象物に噴射・散布することができる。使用すると、噴射・散布された発泡洗浄液は薄く広く拡がり、洗剤の使用量に対して発泡洗浄液が有効に広がる面積が大きくなるので、洗剤使用量を減らすことができる。
また、不均一な飛散を抑制して、発泡洗浄液の噴射・散布を広範囲に短時間で行うことができるので、発泡洗浄液の噴射・散布に要する作業時間を短くすることができる。
この場合、界面活性剤を含む洗浄剤を使用することができる。
洗浄剤が界面活性剤を含むと、洗浄剤および発泡洗浄液の表面張力が小さくなるので、液滴の集合が丸くならず、濡れ性の向上が期待でき、洗浄対象物への洗浄効果が均一になる。
界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、脂肪酸塩、アルカンスルホン酸塩、オレフィンスルホン酸塩などの陰イオン界面活性剤や、アルキルアミン塩、第四級アンモニウム塩などの陽イオン界面活性剤が挙げられる。また、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、などの非イオン界面活性剤が挙げられる。さらに、アルキルアミンオキシド、アミノ酸型両性界面活性剤などの両性界面活性剤が挙げられる。
洗浄剤は、界面活性剤の他には、アルカリ剤、キレート剤、塩素剤等を含むことが好ましい。
アルカリ剤としては、アルカリ金属又はアルカリ土類金属塩を用いることができ、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムが望ましい。
キレート剤としては、アミノカルボン酸系、ヒドロキシカルボン酸系等を使用することができる。
塩素剤としては、塩素化イソシアヌール酸塩(塩素化イソシアヌール酸ナトリウム、塩素化イソシアヌール酸カリウム等)、次亜塩素酸塩(次亜塩素酸ナトリウム等)等が挙げられる。
洗浄対象物としては、車を含む各種機械、装置の他に飲食店、ホテルなどの厨房、公共施設、スーパーマーケット、食品工場における食品製造・加工・調理装置や床などに用いることができる。また、農薬などを散布する場合は、薬液として所定濃度の液剤を使用するが、水道水に替えて水源から供給された所定圧力の水を使用することもできる。
この考案は、洗浄剤などの薬液を散布するための技術として有用である。
10 水流式薬液散布装置、
11 本体、
12 ノズル、
12A 噴射路、
13 グリップ、
14 リザーバ、
21 液路、
28 弁、
29 トリガレバー、
31 パイプ(薬液路)、
32 円板(液量可変手段)、
33A~33E 透孔(液量可変手段)。

Claims (4)

  1. 水道水の水圧を用いてノズルより水道水または薬液を水道水で希釈した混合液を噴射する水流式薬液散布装置において、
    水道水が供給される液路が形成された本体と、
    本体に連結され、上記液路に連通する噴射路が形成された上記ノズルと、
    本体に連結され、上記薬液が貯留されるリザーバと、
    リザーバの薬液を上記液路に供給する薬液路と、
    上記液路に水道水を供給する水路と、
    この水路を開閉する弁と、
    上記薬液路に配設され、通過する薬液量を変更する液量可変手段と、を含む水流式薬液散布装置。
  2. 上記本体にはグリップが連結され、このグリップにレバーを配し、このレバーを揺動させて上記弁を開閉動作させる請求項1に記載の水流式薬液散布装置。
  3. 上記本体および上記グリップはいずれもプラスチック製であって、本体にグリップを螺合することにより着脱自在とした請求項2に記載の水流式薬液散布装置。
  4. 上記ノズルには、噴射路に対して空気を供給可能な空気吸入口を形成した請求項1~3のいずれか1項に記載の水流式薬液散布装置。
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