JP3242522U - 衣服部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブラジャーを付ける負担を減らすカップ付き衣服を自分の好む衣服に取り付けることのできる衣服部材を提供する。【解決手段】乳房を保護しつつ左右の形状の違いを補うことができるお椀型のフルカップとよばれるカップ110と、カップの移動の自由度を制限するずれ防止ガイドベルト120と反転防止ガイドベルト130及び固定部材140、150とカップの位置を調節する調節ベルト160からなる衣服部材であって、衣服部材を任意の衣服又は補助布に縫合又は接着することによってカップ付き衣服を形成するものであり、カップに備えられたポケットの中に任意のクッション材を挿入することで乳房の形状に依らず美しいバストラインを維持し、任意の衣服又は補助布とカップを結合する調節ベルトの長さを調節することによってカップの位置を調節できる。【選択図】図1

Description

本考案は、ブラジャーを付ける負担を減らすためのカップ付き衣服を自分の好む衣服に取り付け、外観が美しいバストを提供することのできるカップ付き衣服を提供するための衣服部材とその作成方法に関するものである。
近年、ブラジャーを着ける必要のないカップ付きインナーウエア、カップ付きアウターウェア、カップ付きルームウェアなどが販売され、広く普及している。
これらのカップ付き衣服は、予めカップが衣服に固定されているものと、任意のカップを挿入するためのポケットが備えられているものに分類される。また、衣服の形状はキャミソールのように収縮性のある素材で身体に沿うもの、Tシャツのように頭から被って着用し、衣服と身体の間に空間的ゆとりのあるもの、ワイシャツのように前開きでボタンなどを備えるものなど様々である。これらのカップ付き衣服は、着用時のバストの位置や大きさを調節できないという課題がある。
これに対し、特許文献1では柔らかなカップとカップ用ポケットから構成されるカップ付き衣服に用いるためのカップ部材が開示されている。カップの外側とカップ用ポケットの内側に掛止部材を備え、カップ用ポケットの中の任意の位置でカップを固定することで、着用時のバストの位置を調節できる。
また特許文献2では、衣服の内側にカップを固定できる肩ベルトや背面ベルトなどを設置し、ベルトの長さを調節することでバストの位置を調節できる衣服が開示されている。
ところで、カップ付き衣服へのニーズは、ブラジャーを付けなくてもバストを美しく見せたい場合や、家庭内や近所への外出などブラジャーを付けずに楽な服装で過ごしたい場合の他に、身体機能の制約や一時的な手術創でブラジャーを着けることが困難な場合もある。
例えば喘息などの呼吸器疾患がある場合、胸部を圧迫するブラジャーやカップ付きキャミソールの着用が困難な場合がある。また、肩関節の可動域が狭い場合、ブラジャーの着用やTシャツのように頭から被って着用する衣服の着用が困難な場合がある。特に、乳がんの患者は様々な理由から一般的なブラジャーやカップ付き衣服の着用が困難な場合がある。
乳がんの外科的治療を行う場合、乳房の全摘出、部分摘出、腋寓リンパ節の摘出などが行われる。そのため腋や胸部の手術創を圧迫するブラジャーの着用は痛みを伴い、またリンパ浮腫や蜂窟織炎を引き起こすことがある。そのため、術後は専用の術後用ブラジャーを着用が必要となる。しかし、残された乳房の形状はさまざまであり自分に合った術後用ブラジャーや、ブラジャーの中に挿入するパットを見つけることは労力と金銭の面でコストが大きい。また、手術は必ずしも一度で完結する訳ではなく、再発や転移のために複数回手術を行うこともあり、その度に術後ブラジャーを変更することになる。
乳がんの治療は外科的治療に加え、抗がん剤治療や放射線治療も併せて行うことがある。抗がん剤治療では、その副作用や後遺症から指先が痺れボタン掛けなど指先を使う作業が困難になる。また、強い倦怠感を伴うため上記のような術後用ブラジャーを複数試すことは難しい。放射線治療中は高頻度で通院し衣服を着脱する必要があるため、手術創や抗がん剤治療の後遺症である指先の痺れを考慮して前開きの衣服が好ましい。なにより、手術によるバストの変形やカップ付きアウターウェアしか着ることができないことから、外出を伴う社会復帰への意欲低下は重大な課題である。
特開2010-013774公報 特開2004-315978公報
特許文献1は胸部の圧迫がなく、バストの位置を調節できるカップ付き衣服を提供することができるが、衣服の内側についたポケットの中でカップの位置を細かく調節することは難しく、指先が痺れた状態では困難である。また、柔らかなカップであるため、カップ付き衣服を着用しても自分が望む美しいパストの形状をつくり維持することは難しい。
特許文献2に記載の衣服はカップ位置を調節するベルトを固定するために多数の縫い目が存在し、衣服の外側に不自然なしわが発生することが予想される。また、複雑な構造であるがゆえ製作や着用に困難が伴うと考えられる。
本考案は、上述の乳がん治療の後遺症に悩む患者でも楽に着脱でき、かつ美しいバストラインを維持できる自分が望む衣服を提供することで、心身ともに社会復帰を後押しすることを目的とする。そのために本考案で解決する課題は以下の通りである。
(1)身体的な制限があっても簡単に着脱できるカップ付き衣服又はカップ付き衣服を作成する部材を提供する。
(2)使用者が望む任意の衣装に適用できる部材を提供する。
(3)乳房の形状が左右で異なっても美しいバストラインを維持することができる。
(4)使用者が望む位置でバストラインを維持するために、カップの位置を簡単に調節できる。
前記課題を解決するために、請求項1の考案は、任意の衣服に装着することで、その衣服をカップ付き衣服にすることができる衣服部材であって、個人の体形に合わせてカップに取り付けた上下に移動可能なずれ防止ガイドベルト反転防止ガイドベルトと、外観上バランスの良い個人が好む位置を確保するための調節ベルトと、乳房を保護するフルカップと、を備えることを特徴としている。
本考案の代表的な実施の形態によると、身体的な制限があっても簡単に着脱でき、かつ美しいバストラインを維持できる自分が望む衣服を提供することができる。
本考案による衣服部材を衣服と接する側面から模式的に示した説明図である。 本考案による衣服部材を身体と接する側面から模式的に示した説明図である。 本考案による衣服部材を用いて制作する衣服部材である補助布を身体側から模式的に示した説明図である。 一般に市販されるワイシャツの構成部材である左前身頃300の裏面に本考案による衣服部材を装着した図である。 一般に市販されるワイシャツの構成部材である左前身頃300の裏面に本考案による衣服部材を装着した図である。 一般に市販されるワイシャツの構成部材である左前身頃300の裏面に本考案による衣服部材を装着した図である。 一般に市販されるワイシャツの構成部材である左前身頃300の裏面に本考案による衣服部材を装着した図である。 一般に市販されるワイシャツの構成部材である左前身頃300の裏面に本考案による衣服部材を装着した図である。
以下、本考案を実施するための形態について説明する。以下の実施の形態は、本考案を説明するための例示であり、本考案をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。また、本考案は、その要旨を逸脱しない限り、様々な変形が可能である。さらに、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
衣服部材100は左胸用の衣服部材であり、実際には左右対称又は左右同一に作られた右胸用と二つ一組として用いる。図1は衣服部材100を衣服側から図示した図であり、カップ110の凸面が描画されている。反対に、図2は衣服部材100を身体側から図示したものであり、カップ110の凹面が描画されている。
衣服部材100は、カップ110とずれ防止ガイドベルト120、反転防止ガイドベルト130と、ガイド固定部材140、150と、調整ベルト160と、ポケット210とで構成され、衣服部材の一部を衣服やその他の衣服部材に縫合又は接着して用いる。これらの用い方は、後述の実施例で説明する。
反転防止ガイドベルト130はカップ110が腕などによる横からの力でカップが反転することを防ぐ。
カップ110は球面を平面で切断したようなお椀型の形状であり、軽く弾力があるなめらかな素材からなる。ずれ防止ガイドベルト120、反転防止ガイドベルト130は薄く滑らかなベルトであり、それぞれ縫合部121と122、131と132とでカップ110と縫合又は接着される。
調整ベルト160は滑りにくい平らなベルトでありエイトカン163で長さ調節することでカップ110の位置を161と162の間で上下に調節でき、縫合部121でカップと縫合される。カップ110の身体側には、薄く滑らかで伸縮性のあるポケット210が縫合部212によって縫合される。ポケット210はマチ211を備えるため、乳房の一部又は全部を切除した場合に任意のクッション材を挿入することができる。
衣服部材100は、薄く滑らかなベルトであるガイド固定部材140、150におけるそれぞれの縫合部141と142、151と152に加え、調整ベルト160の縫合部161、162を衣服等に縫合又は接着することで位置調整の自由度を維持したうえで固定される。
<実施例1>
本考案の基本的な実施例として、図4乃至図8を用いて前開きのワイシャツに衣服部材100を取り付ける場合を説明する。
図4乃至図8では、一般に市販されるワイシャツの構成部材である左前身頃300の裏面を表している。ただし、本考案を実施するためには必ずしもワイシャツを用いる必要はなく、任意の衣服に対して実施することができる。
衣服部材100のカップ110を、使用者にとって理想的な胸の位置に配置し、縫合部141と142、151と152、161、162で左前身頃300と縫合することで固定する。このとき、衣服部材100はその機能によって垂直方向の調節が可能であるが、水平方向の調節はできない。そのため、調節ベルト160は理想的な乳頭の位置を通る仮想的な垂直補助線上に固定する。また、ガイド固定部材140と150は、それぞれガイドベルト120と130に直交するよう左前身頃300に固定する。
使用者は、衣服部材100を装着したワイシャツを試着し、調節ベルト160の長さを調節することにより外観が整う位置にバストを作ることができる。
本実施例では、ワイシャツに直接衣服部材100を縫合するため、ワイシャツの表面から縫い目が見えるという課題が残る。この場合、ワイシャツにポケットを新たに作ることや、刺繍やデザインステッチなどの工夫を要す。
<実施例2>
実施例2では、実施例1で残った縫い目の課題を解消するために補助布を導入する。補助布400に140と150、162を縫合又は接着した衣服部材で、任意の服に400を服の前立て410と脇の縫い目420と服の肩に161を縫合することで、服の表面に縫製跡がでることなくカップ付き衣服を作ることができる。
100 本考案による衣服部材の全体図
110 乳房を保護するフルカップ
120 ずれ防止ベルト
121 ベルト120をカップ110に縫合
122 ベルト120をカップ110に縫合
130 反転防止ベルト
131 ベルト130をカップ110に縫合
132 ベルト130をカップ110に縫合
140 120を固定する部材
141 ベルト130をカップ110に縫合
142 ベルト120を服に縫合部
150 130の固定部材
151 ベルト130を服に縫合
152 ベルト130を服に縫合
160 調整ベルト
161 ベルト160を服に縫合
162 ベルト160を服に縫合
163 110を上下に調節するエイトカン
210 ポケット
211 ポケット マチ部分
300 任意のワイシャツ
400 補助布
410 補助布とワイシャツの縫合部(前立てとの縫合部)
420 補助布とワイシャツの縫合部(脇線との縫合部)

Claims (2)

  1. 任意の衣服に装着することで、その衣服をカップ付き衣服にすることができる衣服部材であって、
    個人の体形に合わせてカップに取り付けた上下に移動可能なずれ防止ガイドベルト反転防止ガイドベルトと、
    外観上バランスの良い個人が好む位置を確保するための調節ベルトと、
    乳房を保護するフルカップと、
    を備えることを特徴とする衣服部材。
  2. 請求項1に記載の衣服部材であって、
    フルカップの内側に任意のパットなどのクッション材を挿入することができるポケットと、
    を備えることを特徴とする衣服部材。
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