JP3242246U - wooden products - Google Patents
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Abstract
【課題】屋外に設置される木製品で問題となる木柱の腐朽の発生および進行を抑制して、木柱ひいては木製品の寿命を延ばすことが可能な、当該木製品を提供する。【解決手段】本考案に係る木製品10は、屋外に設置される木製品10であって、一端12aが地下部18に埋められて立設される木柱12の地際部14がFRP層24で被覆されていることを特徴とする。【選択図】図2The object of the present invention is to provide a wooden product capable of suppressing the occurrence and progress of rotting of a wooden post, which is a problem in wooden products installed outdoors, and extending the life of the wooden post and the wooden product. A wooden product (10) according to the present invention is a wooden product (10) to be installed outdoors, and a ground part (14) of a wooden pole (12) erected with one end (12a) buried in an underground part (18) is made of an FRP layer (24). It is characterized by being covered. [Selection drawing] Fig. 2
Description
本考案は、屋外に設置される木製品に関する。 TECHNICAL FIELD The present invention relates to a wooden product installed outdoors.
屋外に恒常的に設置される、木製の遊具、ベンチ、看板、四阿等の木製品(以下、本明細書で、単に「木製品」と表記する場合も、屋外に設置される木製品であることを前提とする)は、経年によって腐朽が発生するという問題がある。腐朽は、木材腐朽菌が木製品を構成する木柱等の木材の成分を分解することで木材を劣化させ、木製品の寿命(耐用期間)を縮める。木材腐朽菌は、その生命活動(木材成分の分解)に必要な酸素および水分が保持される地表面付近で繁殖しやすいため、木製品においては、一端が地下部に埋められて立設される木柱の地際部において、特に腐朽が発生しやすい。 Wooden products such as wooden playground equipment, benches, signboards, squares, etc. that are permanently installed outdoors ) has the problem of rotting over time. Rot deteriorates wood by decomposing components of wood such as wooden poles that constitute wood products by wood-rotting fungi, and shortens the life (service life) of wood products. Wood-rotting fungi tend to proliferate near the ground surface, where the oxygen and moisture necessary for their vital activity (decomposition of wood components) are retained. Decay is particularly likely to occur at the ground part of the pillar.
木材の腐朽に対しては、一例として、特許文献1(特公平7-108268号公報)に、木製浴槽の周壁部を構成する基材の両面を防水シール層で被覆し、さらにその両面に複数枚の短冊状の合成樹脂含浸つき板を併設しかつ接着した構成が記載されている。しかしながら、例えば棒材である木製品の木柱等に対しては、このような構成を適用することはできない。 As an example of wood decay, Patent Document 1 (Japanese Patent Publication No. 7-108268) discloses that both sides of a base material that constitutes the peripheral wall of a wooden bathtub are coated with a waterproof seal layer, and that both sides are coated with a plurality of waterproof seal layers. A configuration in which strip-shaped plates impregnated with synthetic resin are arranged side by side and adhered is described. However, such a configuration cannot be applied to, for example, a wooden pole made of wood such as a bar.
従来、屋外に設置される木製品に対しては、木柱の地際部に円筒状の鉄製保護帯が装着されることがあった。これは、保護帯により木柱の表面を保護して、当該表面に酸素や水分が付着すること防止し、木材腐朽菌の活動および繁殖を抑制することを目的としていたが、保護帯と木柱とを十分に密着させることができず、これらの隙間に入り込んだ酸素および水分がかえって保持されて、腐朽が発生、進行し、木柱(木製品)の寿命を縮めてしまうおそれがあった。 Conventionally, for wooden products installed outdoors, a cylindrical steel protection band was sometimes attached to the ground part of the wooden pole. The purpose of this was to protect the surface of the wooden pole with a protective belt, prevent oxygen and moisture from adhering to the surface, and suppress the activity and propagation of wood-rotting fungi. However, there is a risk that oxygen and moisture that have entered these gaps will be retained, causing and progressing decay and shortening the life of the wooden pole (wood product).
本考案は、上記事情に鑑みてなされ、屋外に設置される木製品で問題となる木柱の腐朽の発生および進行を抑制して、木柱ひいては木製品の寿命を延ばすことが可能な、当該木製品を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above-mentioned circumstances, and is a wooden product that can suppress the occurrence and progress of decay of wooden poles, which is a problem in wooden products installed outdoors, and can extend the life of the wooden pole and, by extension, the wooden product. intended to provide
本考案に係る木製品は、屋外に設置される木製品であって、木柱の地際部がFRP層で被覆されていることを特徴とする。 A wooden product according to the present invention is a wooden product to be installed outdoors, and is characterized in that the ground portion of a wooden pole is covered with an FRP layer.
本考案の木製品によれば、屋外に設置される木製品の木柱の腐朽の発生および進行を抑制して、木柱ひいては木製品の寿命を延ばすことができる。 According to the wooden product of the present invention, it is possible to suppress the occurrence and progress of rotting of the wooden pole of the wooden product installed outdoors, thereby extending the life of the wooden pole and thus the wooden product.
本考案に係る木製品は、より詳細には、屋外に恒常的に設置される木製の製品であって、木製の遊具、ベンチ、看板、四阿等が例示される。これら木製品は、木材のみで構成されることを要せず、社会通念上、「木製」と認識され得る製品を含む。 More specifically, the wooden products according to the present invention are wooden products that are permanently installed outdoors, such as wooden playground equipment, benches, signboards, and squares. These wooden products do not need to be composed only of wood, and include products that can be recognized as "wooden" according to social conventions.
以下、図面を参照して、本考案を実施するための形態について説明する。図1は、本実施形態に係る木製品10の木柱12の地際部14の正面図である。図2は、本実施形態に係る木製品10の木柱12の地際部14の断面図である。図中の符号「GL」を付した線は、グランドレベルすなわち地盤面を表し、当該地盤面GLより上方が地上部16、下方が地下部18である。木柱12の地際部14は、一端12aが地下部18に埋められて立設される木柱12の地盤面GLより上方および下方の近傍部を含む領域を指す。なお、本考案の構成を理解しやすいように、全図において、FRP層24およびコーキング層22ならびに塗装層20の厚みを、通常よりも厚く示す。
EMBODIMENT OF THE INVENTION Hereafter, with reference to drawings, the form for implementing this invention is demonstrated. FIG. 1 is a front view of a
本実施形態に係る木製品10は、図2示すように、当該木製品10の木柱12の地際部14の表面がFRP層24で被覆されている。木柱12は、木製品10の主要部を支持する支柱、木製品10の骨格を形成する木材、その他の木製品10の一部を構成する棒状の木材であって、丸棒、角棒等の別、すなわち断面形状は限定されない。本実施形態では、円柱状の木材として例示し、図示している。
In the
FRPは、Fiber Reinforced Plastics、すなわち、所定の樹脂に所定の繊維を複合して強度を向上させた、繊維強化プラスチックである。強化繊維の種類によって、GFRP(ガラス繊維強化プラスチック)、CFRP(カーボン繊維強化プラスチック)等が例示され、これらガラス繊維やカーボン繊維等と複合される樹脂として、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、ビニルエステル樹脂等が例示される。このうち、本考案に適用される強化繊維および樹脂の種類ならびにそれらの組み合わせは限定されないが、防水加工としてこれまで用いられ、且つ、生物資源としての木材への化学的な影響が想定されにくいGFRP等が好ましい。 FRP is Fiber Reinforced Plastics, that is, fiber reinforced plastics in which predetermined fibers are combined with a predetermined resin to improve strength. Depending on the type of reinforcing fiber, GFRP (glass fiber reinforced plastic), CFRP (carbon fiber reinforced plastic), etc. are exemplified, and resins to be combined with these glass fibers, carbon fibers, etc. Ester resins and the like are exemplified. Among these, the types and combinations of reinforcing fibers and resins applied to the present invention are not limited, but GFRP, which has been used for waterproofing and is unlikely to have a chemical impact on wood as a biological resource. etc. are preferred.
本実施形態に係るFRP層24は、一例として、GFRP層であれば、ガラス繊維を結着してなるガラスマット、またはガラス繊維を織り込んでなるガラスクロスもしくはロービングクロス等が、木柱12の地際部14に巻回されて、硬化剤を含むポリエステル樹脂等が含浸されて硬化されてなる。これによれば、防水作用を有するFRP層24が木柱12に十分に密着することで、被覆部において、木材腐朽菌の生命活動(木材成分の分解)に必要な酸素および水分を好適に遮断できる。したがって、木材腐朽菌の活動および繁殖を抑制して、木材の腐朽(発生および進行)を抑制することができ、木柱12ひいては木製品10の寿命を延ばすことができる。本実施形態に係るFRP層24は、いずれの断面形状を有する木柱12にも適用でき、優れた防気・防水作用を発揮する。
As an example of the
また、FRP層24は複数層形成されてもよく、その場合、2層~6層が好ましく、より好適には3層~5層が好ましい。これによれば、FRP層24による防気・防水作用をより高められ、また、FRP層24自体が強固になることでFRP層24の劣化を抑制できる。その結果、木柱12ひいては木製品10の寿命をさらに延ばすことができる。本実施形態では、一例として、木柱12上に、ガラスマット層(1層目)、ガラスマット層(2層目)、ロービングクロス層(3層目)、および、ガラスマット層(4層目)の計4層が積層される。複数層が積層される場合の各層の構成(強化繊維および樹脂の種類)は違っていてもよい。
Also, the
また、木柱12の地際部14に形成されるFRP層24のより詳細な位置および範囲は限定されないが、FRP層24が、地上部16においては地盤面GLから10cm±3cmの範囲に、地下部18においては地盤面GLから20cm±3cmの範囲に、それぞれ木柱12の全周を覆っていることが好ましい。すなわち、図2のように、地上部16におけるFRP層24の高さを符号A、地下部18におけるFRP層24の高さを符号Bで示すとき、A=10cm±3cm、B=20cm±3cmの設定で、FRP層24が木柱12の全周を覆っていることが好ましい。
In addition, although the detailed position and range of the
この高さの領域は、地上部16においては雨、雪等の水分が付着した状態が継続しやすく、地下部18においては一定の酸素を有して木材腐朽菌が活動、繁殖しやすく、木材の腐朽が特に発生、進行しやすい。したがって、この高さの領域を木柱12の全周に亘ってFRP層24で覆うことで、腐朽(発生および進行)を好適に抑制することができ、木柱12ひいては木製品10の寿命を好適に延ばすことができる。なお、本実施形態に係るFRP層24は、地盤の構成(種類)に関わらず、土壌、石、岩、アスファルト、コンクリート等の各種の地盤に立設される木柱12に適用でき、優れた防気・防水作用を発揮する。
In this height region, the
また、本実施形態に係る木製品10における木柱12は、図2に示すように、FRP層24の上部側、すなわち木柱12の地上部16におけるFRP層24との境界にコーキング層22が形成されている。これによれば、FRP層24の地上部16における隙間をより確実に塞ぐことができ、上方から落ちる水分等がFRP層24の内側或いは内部に浸入することを防止できる。その結果、木柱12ひいては木製品10の寿命をさらに延ばすことができる。本実施形態では、コーキング層22を形成するコーキング材には、一例として、密着性および耐久性共に優れたウレタン系のコーキング材が用いられる。また、本実施形態では、FRP層24の上部側にのみコーキング層22が形成されているが、FRP層24の下部側(木柱12の地下部18におけるFRP層24との境界)にもコーキング層22が形成されてもよい。
In addition, as shown in FIG. 2, the
さらに、本実施形態に係る木柱12は、一例として、FRP層24およびコーキング層22が塗装層20で被覆されている。そのため、塗装層20が透明でない場合、図1に示すように、外観上、FRP層24およびコーキング層22は視認できない。塗装層20は、FRP層24およびコーキング層22をトップコートしたもので、FRP層24およびコーキング層22を紫外線や摩耗等から保護し、また、防気・防水性を補強する。
Furthermore, in the
以上の構成を備える本実施形態によれば、FRP層24によって被覆部における酸素および水分を好適に遮断し、木材腐朽菌の活動および繁殖を抑制して、木材の腐朽(発生および進行)を抑制することができる。その結果、木柱12ひいては木製品10の寿命を延ばすことが可能になる。
According to this embodiment having the above configuration, the
続いて、図3に示すフローチャートに沿って、本実施形態に係る木製品10の木柱12の製造方法(加工方法)の例について説明する。図3に示すように、本実施形態に係る木製品10の木柱12は、FRP層形成工程S01、コーキング層形成工程S02、塗装層形成工程S03を含む。以下、一例としての各工程S01、S02、S03について説明する。
Next, an example of a manufacturing method (processing method) for the
本実施形態に係るFRP層形成工程S01は、木柱12上に4層のFRP層24を形成する。先ず、ロール状のガラスマットを適切な形状に切り出す。例えば、最終的にFRP層24を、地盤面GLから上10cm且つ下20cmの範囲に、木柱12の全周に亘って形成させる設定では、縦幅を当該高さ範囲である30cmに数cm程度(例えば3cm前後)の余幅を加えた長さ(ここでは一例として33cmとする)、横幅を木柱12の被覆対象部の最大周径以上の長さに切り出す。そして、切り出したガラスマットに、硬化剤を添加した樹脂を、ハケ等を用いて塗布し、含浸させる。次いで、樹脂が含侵したガラスマットを、地盤面GLから上13cm、下20cmの高さにあわせて木柱12に巻回する。なお、予め立設させた木柱12は、地盤を完全に埋めず、地下部18の被覆対象部を露出させておく。また、ガラスマットを木柱12に巻回した後、そこに樹脂を塗布し、含浸させてもよい。
In the FRP layer forming step S01 according to this embodiment, four
こうして、樹脂が乾燥すると、図4に示すように、1層目のFRP層24が、地盤面GLから上13cm且つ下20cmの範囲に、木柱12の全周に亘って形成される。続いて、同様にして、ガラスマット、ロービングクロス、およびガラスマットを、順次貼り重ねることで4層のFRP層24を積層できる。
When the resin dries in this way, as shown in FIG. 4, the
次いで、コーキング層形成工程S02は、FRP層24の地上部16における隙間をコーキングする。先ず、図5Aに示すように、FRP層24を上端部から3cmのところでリング状にカットし、それより上部のFRP層24を除去する。次いで、ハケ等を用いて、FRP層24を除去した当該木柱12表面にプライマーを塗布し、さらにその上にウレタン系のコーキング材を塗布する。これにより、図5Bに示すように、FRP層24の上部側、すなわち木柱12の地上部16におけるFRP層24との境界にコーキング層22が形成されると共に、コーキング層22に密接して、FRP層24が、地盤面GLから上10cm且つ下20cmの範囲に形成される。
Next, the caulking layer forming step S02 caulks the gaps in the
本工程02によれば、前工程01で形成したFRP層24において相対的に密着性が弱い端部を除去し、その箇所をコーキングすることで、コーキング材が、プライマーを介して木柱12の表面、および新たに形成されたFRP層24の端部に十分に密着し、FRP層24の隙間がより確実に塞がれる。コーキング層22の幅は、FRP層24の除去幅(ここでは3cm)よりも狭くてもよく(<3cm)、広くてもよく(>3cm)、同じでもよい(=3cm)。プライマーは、当業者の知る、コーキング材の種類に応じた組み合わせを選択すればよい。
According to this step 02, the ends of the
また、ここでは、特に上方からの水分等が浸入しやすいFRP層24の地上部16における隙間をコーキングしたが、同様に地下部18における隙間もコーキングしてもよい。その場合、前工程S01において、縦幅に上記の2倍程度の余幅を取ってガラスマット等を切り出し、最終的な設定範囲(高さ範囲)よりも上下に余幅を有するようにFRP層24を形成したうえで、本工程02において、上下の余幅を除去し、それらの箇所をそれぞれコーキングすればよい。
Also, here, the gaps in the above-
次いで、塗装層形成工程S03は、図6に示すように、FRP層24およびコーキング層22の表面を塗装し、塗装層20で被覆する。塗装材(コーティング材)も、当業者の知る、コーキング材やFRPの種類に応じた組み合わせを選択すればよい。以上の各工程S01、S02、S03を実施することで、本実施形態に係る木製品10の木柱12の特徴的な構成を製造(加工)することができる。
Next, in the coating layer forming step S03, the surfaces of the
なお、本考案は、木製品10の補修方法としても適用できる。すなわち、既に腐朽が発生し、或いはそれ以外の損傷が発生した木柱12を、以下の手順で補修したうえで、図3に示す製造方法(加工方法)を適用し、腐朽の発生および進行を抑制して、木柱12ひいては木製品10の寿命を延ばすことができる木製品10を製造できる。
The present invention can also be applied as a method for repairing the
一例として、図7Aに示す腐朽等の損傷が発生した木柱12に対して、図7Bに示すように、損傷部26を切除して除去部28を形成する。除去部28は損傷部26の一部を除去するものであっても全部を除去するものであってもよい。また、図7Bでは、輪状の除去部28を形成した例を示すが、除去部28の形状も限定されない。次いで、図7Cに示すように、当該除去部28に当て木材30を装着して木柱12を補修する。このときに形成する補修部32は、その周囲一帯と同一の外形を有するように形成するとよい。すなわち、本例のように、円柱状の木材としての木柱12では、図7Cに示すように、補修部32を含む周囲一帯(上下一帯)において、一定の周径を有する円柱状を再現する。これによって、補修を施した(補修部32を形成した)補修木柱13を、損傷のない木柱12と同様に取り扱うことが可能になる。したがって、当該補修木柱13に対して図3に示す製造方法(加工方法)を適用して、補修部32を含む領域(範囲)を全周に亘ってFRP層24で覆うことができる。
As an example, as shown in FIG. 7B, a removed
なお、除去部28は、木材腐朽菌を除去したり、当て木材30を装着しやすくしたりする目的で形成する。そのため、損傷の種類、程度、形状等の態様によって、除去部28の形態(損傷部26の除去部位や除去程度)は適宜調整すればよく、或いは除去部28自体を形成せずに、損傷部26にそのまま当て木材30を装着して補修部32を形成してもよい。
The
また、補修対象とされる木柱12は、必ずしも一端12aが地下部18に埋められて立設されていなくてもよく、木製品10の一部を構成する棒状の木材であればよい。また、損傷部26は当該木柱12の地際部14に位置していなくてもよく、また、補修部32は補修木柱13の地際部14に位置していなくてもよい。また、損傷部26の損傷は、腐朽以外の損傷であってもよい。
Moreover, the
以上説明した本考案に係る木製品は、例示の実施形態に限定されず、当該実施形態から拡張乃至一般化できる範囲において、変更可能である。一例として、本考案は以下の技術的思想を含む。 The wooden products according to the present invention described above are not limited to the illustrated embodiments, and can be modified within the range that can be expanded or generalized from the embodiments. As an example, the present invention includes the following technical ideas.
(1)
屋外に設置される木製品の補修方法であって、
木柱の損傷部を切除して形成した除去部に当て木材を装着し、または、該損傷部にそのまま当て木材を装着して、補修部を形成し、
次いで前記補修部を含む領域をFRP層で被覆すること
を特徴とする木製品の補修方法。
(1)
A method for repairing a wooden product installed outdoors,
Forming a repaired part by attaching a backing wood to the removed part formed by excising the damaged part of the wooden pole, or attaching the backing wood to the damaged part as it is,
A method for repairing a wooden product, characterized in that, next, the area including the repaired portion is covered with an FRP layer.
(2)
前記補修部を、該補修部の周囲一帯と同一の外形を有するように形成すること
を特徴とする(1)の木製品の補修方法。
(2)
The method of repairing a wooden product according to (1), wherein the repaired portion is formed so as to have the same outer shape as the entire circumference of the repaired portion.
(3)
前記木柱は、一端が地下部に埋められて立設される木柱であって、
該木柱の地上部における前記FRP層との境界には、コーキング層が形成されていること
を特徴とする(1)または(2)の木製品の補修方法。
(3)
The wooden pole is a wooden pole erected with one end buried underground,
The method of repairing a wooden product according to (1) or (2), wherein a caulking layer is formed at the boundary between the ground portion of the wooden pole and the FRP layer.
10 木製品
12 木柱
12a 一端
13 補修木柱
14 地際部
16 地上部
18 地下部
20 塗装層
22 コーキング層
24 FRP層
26 損傷部
28 除去部
30 当て木材
32 補修部
GL 地盤面
S01 FRP層形成工程
S02 コーキング層形成工程
S03 塗装層形成工程
10
Claims (3)
一端が地下部に埋められて立設される木柱の地際部がFRP層で被覆されていること
を特徴とする木製品。 A wooden product installed outdoors,
A wooden product characterized by comprising a wooden pole erected with one end buried in an underground part, and a ground part covered with an FRP layer.
を特徴とする請求項1記載の木製品。 The FRP layer covers the entire circumference of the wooden pole within a range of 10 cm±3 cm from the ground surface in the above-ground portion and within a range of 20 cm±3 cm from the ground surface in the underground portion. Item 1. The wooden product according to item 1.
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