JP3241131U - 男性々器からの排泄尿を受け入れて保留する装具 - Google Patents

男性々器からの排泄尿を受け入れて保留する装具 Download PDF

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Abstract

【課題】使用状態における排泄尿量の増加に対しても確実且つ容易に対応できるような男性々器からの排泄尿の一時的保留装具を提供しようとするものである。【解決手段】男性々器1からの排泄尿を保留する為の容器本体部Aと、男性々器1を包接する筒状開口保持部A-1とが気密状に連通してなる装具であって、容器本体部Aは、容器壁面の一部を、容器本体部Aの外面側からの押圧で凹ませることによって、容器本体部A内の空気を容器本体部A外に放出でき、筒状開口保持部A-1の開口縁が男性々器1の先端部分で封鎖されている状態で押圧を解除することによって凹みA-4を復元させることで容器本体部A内が負圧状態となる様な弾性容器構造で構成し、筒状開口保持部A-1が、容器本体部内の負圧によって引き込んだ男性々器の外周面が筒状開口保持部A-1の内壁面に包接されることで、外部空気と容器本体部内空気の遮断状態が維持される装具。【選択図】図1

Description

本考案は男性々器からの排泄尿を受け入れて保留する装具に関し、詳細には疾病的若しくは機能的喪失、または高齢化による排尿制御機能の全面的乃至部分的、または一時的低下による軽度失禁などのように、尿の排泄・停止を意識的に制御する能力を喪失または減じた男性(以下、便宜上、患者と言うこともある)に対して、極めて簡素な構造と取扱性を以て、安心・安全・確実に対応することのできる、男性々器からの排泄尿を受け入れて保留する装具に関するものである。
詳細には、日中活動時間帯~夜間就眠時間帯、更には寝たきり状態などの如何に拘わらず、当該患者の排出尿を継続的に保留容器内に受け入れ・貯留し、任意の頃合いを見計らって当該保留容器内の尿を簡便な操作で全量排出し、そして再度の装着作業を容易に行うことが可能であるような、男性々器からの排泄尿の保留装具に関し、さらに詳細には、貯留尿量が増えた時点でその一部または全量を排出せずとも、保留容器内への受け入れ・貯留能を簡便な作業で引き続き維持・向上せしめて更なる排尿の受け入れ態勢を継続的に維持・発揮することも可能であるような男性々器からの排泄尿の保留装具に関するものである。
排尿器周りの諸疾患、或いは高齢化などによって、排尿行為の遂行・完遂を自由にコントロ-ルすることができなくなった男性患者が増加している。そのような男性患者の多くは、使い捨て紙おむつやパンツ或いは尿取りパッド等を日常的に使用している。しかしこれらを長期間に亙って使用する他ない患者たちの被る肉体的苦痛、例えば尿かぶれに伴う痒みなどは著しく激しいものがあり、当人たちの悩みは筆舌に尽くし難いものがあって、健康生活からは程遠い生活環境に甘んじざるを得ないのが実情である。
また要介護の度が進んだ患者は介護者のお世話にならざるを得ないが、多くは女性に依存している介護現場における当事者の精神的・肉体的負担も甚だ厳しいものがあり、高齢者の一層の増加が見込まれる昨今の社会状況に鑑みれば、早期の根本的改善が望まれる。
そこで紙おむつやパンツ或いは尿取りパッド等に頼らない装具が幾つか提案されるに至っている。例えば以下に示すような特許文献が知られているが、何れの技術も装具の構成部品点数が多く、或いは構造が複雑であり、従って装具の都度々々の着脱に時間が掛かるという不便を伴う。また装具を上手く且つ失敗なく活用・習熟できる迄には長期の準備時間を要することが想定され、しかも装着状態の良し悪しに個人差が生じ、何回もの失敗を体験しなければならないことも想定され、実用に耐え得る製品として商品化されたものは寡聞にして知らない。
また何れもが、別途準備された蓄尿バッグやチューブを併用するものが多いため、保留された尿の排出処理や容器の洗浄にも手間・暇が掛かるという不便があり、何よりも当該装具を使用する患者の負担感乃至気後れ感への配慮、そして日常生活で遭遇・想定されるあらゆる場面への配慮が行き届いているとは言い難く、やはり実用化に至っていない様である。
実用新案登録第3233744号 特開2007-143718号公報 特表2013-519408号公報 特開2021-154053号公報
従って本考案の目的は、患者自身にとって、または介護者にとって、当該装具を使用装着するための操作自体、そしてそれを十二分に習得する為の繰り返し実装作業がとても簡単であり、且つそれだけでなく患者の立場に立ってみたとき、自分自身への装着状態が起床時、歩行時、就眠時の何れの場面においても、常に安定して継続的に装着し続け得るであろうと合理的に理解・納得・期待でき、更に使用状態における排泄尿量の増加に対しても確実且つ容易に対応できるような男性々器からの排泄尿の一時的保留装具を提供しようとするものである。
男性々器からの排泄尿を保留する為の容器本体部と、男性々器を包接する筒状開口保持部と、が気密状に連通してなる、男性々器からの排泄尿を受け入れて保留する装具であって、
前記容器本体部は、当該容器壁面の一部を、当該容器の外面側からの押圧で凹ませることによって、該容器本体部内の空気を容器外に放出でき、前記筒状開口保持部の開口縁が男性々器の先端部分で封鎖されている状態で前記押圧を解除することによって凹みを復元させることで容器本体部内が負圧状態となる様な弾性容器構造で構成し、
前記筒状開口保持部が、前記容器本体部内の前記負圧によって引き込んだ男性々器の外周面が該保持部の内壁面に包接されることで、外部空気と前記容器本体部内空気の遮断状態が維持されることを特徴とする男性々器からの排泄尿を受入れて保留する装具であり、更に詳細には、
容器本体部は、前記筒状開口保持部を通気状態にして外面側からの押圧で凹ませることで元の容積の60%となるまで容積を減少させた後に前記押圧を開放したときに、当該解放から5秒以内に、元の容積の90%以上にまで自己復元するものであることが好ましい。
本考案装具の連続装着時間が長くなっていく中で男性々器からの排泄尿受け入れ量が次第に増加してきた状況であっても、諸般の事情があって、便所が見当たらない、或いは仮に近くにあったとしても、便所に行くことをしないで現時点での作業状況などを中断することなく継続したいとき、その他現在状態を継続・維持したいときなどへの対処手段として、次の(1)、(2)のいずれかからなる容器内空気の一時的放出・再封鎖機構を確保すれば、容器内に流入した尿の体積分だけ容器外に向けて押し戻されていた性器を再び当初の装着完成状態にまで吸い込み、弾性容器内が適切な負圧状態に変更・維持される。このような機構を付加することは本考案における好ましい実施態様の一つである。
(1)容器本体部の壁面の一部を貫通して設けられ、開状態で容器内/外の空気を導通でき、閉状態で容器内/外の空気の導通を遮断できるような容器内空気の一時的放出・再封鎖機構を付加したもの、或いは
(2)筒状開口保持部の内壁面と男性々器外周面の包接部の一部に、その包接に抗して長さ方向に出し入れ自在である両端解放チューブ、または外側に開閉自在キャップを備え内側が解放されて上記内壁面に沿って一体的に保持されるチューブ、による容器内空気の一時的放出・再封鎖機構を付加したもの。
更に別の態様としては、前記筒状開口保持部は、第1筒状開口保持部と、該第1筒状開口保持部の内側に着脱自在に配置されている1または複数の第2筒状開口保持部とで構成し、
使用者である男性の性器に合わせて前記第2筒状開口保持部を選択使用できるものであることが好ましい。
この様な構成であれば、例えば男性々器を受け入れる筒状開口保持部の大きさ(特に内径)或いは形状を、患者個々における男性々器の個人差(特に太さや包茎の度合い、若しくは弾性乃至剛性の程度など)に応じて適格に対応できるような大~中~小のアタッチメントに取り換えることも可能である。
本考案装具の使い方について説明すると、男性々器の受入れが想定される弾性容器に結合された前記筒状開口保持部の開口縁が男性々器の先端部分で封鎖されている状態において弾性容器本体の壁面の一部に、その外面側からの押圧を加えて当該一部の壁面を凹ませることによって、弾性容器内空間の内部空気を的確に放出し(必要に応じて当該押圧の力を若干緩めて外部空気を再取り込みしつつ操作する:これらの操作を、以下押圧加減の調整ということがある)、その状態で前記筒状開口保持部または任意の空気放出口を再封鎖しながら外面側からの押圧を解除すると、前記凹こみは弾性容器本体の弾性に基づいてその大きさを減じる方向への力を生じる。この力は内部気圧を減少させる方向に作用して内部空間が負圧状態に付勢される。なお前記で述べた(1)や(2)の構成、即ち容器内空気の一時的放出・再封鎖機構を付加したものであれば、これを利用して容器内空気の出し入れをすることもできる。
このような筒状開口保持部の封鎖状況は、男性々器を筒状開口保持部の入口部分に軽く押し当てることによって確保される。本考案装具を使用することが想定されている男性患者の性器は柔軟であり(勃起力が弱く)、表面皮膚がかなりの変形自在状態になっているから、この様にして押し当てられた性器の表面皮膚には容器内空間部から作用する前記した負圧に基づく吸引力が作用し、筒状開口保持部の内壁面に押し当てられる様に密接変形しながら容器内部方向に吸い込まれる力を受けて引き込まれ、装着が完了する。上記で説明したように男性々器装着作業が容易であると共に、安定した装着状態が維持される。
以上述べたように、筒状開口保持部の中へ性器を無理やり押し込み挿入するのではないから、性器の外表面を形成する皮膚が捲れ上がって痛みを感じることや、時には折れ曲がって挿入が停止するといった不都合を生じることもなく、極めてスム-スに引っ張り込まれるようにして、且つ筒状開口保持部の内壁面を滑り込むようにして容器内に入り、亀頭部が平常通りの外形を維持した状態で容器内に位置付けられる。
上記作用をより具体的に説明する。例えば仮に容器本体部の内容積が150ccであるとしたとき、その外壁面を外から加圧することで壁面に凹こみが形成されて容器内空気が押し出され、内容積が120ccになった状態で壁面加圧を停止したとする。この状態で男性々器を容器の筒状開口保持部の外側から封鎖するように押し当てつつ壁面への押圧を解除すると、前記したように容器内部からの引き込み力が働き、性器は容器本体の封鎖状態を確保しつつ上記筒状開口部内をその軸心に沿って容器内方向へ引き込まれる。
吸引挿入の準備が完了した時点、即ち筒状開口保持部が性器で封鎖された時点、更に押圧力を解除した条件での容器の内圧を計算すると、120/150=0.8気圧となり、その時点で0.2気圧分の負圧が発生して性器の吸引装着状態が完成する。
また使用中の装着感に関しても、挿入中の男性々器を僅かに吸い込む力が働き続けるので、立位~座位の何れにおいても、弾性容器内の負圧(後述するf3)が継続して働いていることを感じることのできている男性は、自身の性器が想定外に抜け出して容器が脱落する、といった心配なしに安心感を持って装着状態を維持・継続できるという利点も享受できる。
なお就眠の為の横臥姿勢になっている間は装着時間が長くなって保留尿量が増え、容器内圧力が正圧になろうとするが、この圧力は装着状態の男性々器を押し戻す(別表現を用いれば押し出す)方向に作用することで容器内空間容積の減少を緩和し、そのことで容器内圧力の増大を抑制するので装着状態は安定して継続され、極めて合理的である。
なお就寝時には、より大きな容量、例えば250ccや300ccといった装具に付け替えておけば、より大きな安心が得られる。
これまでの説明では、弾性容器本体の壁面は基本的に同一厚みで形成したものを用いてきたが、指で押圧を与える部分を想定して、その部分を他の部分と比べて厚肉に形成したもの、或いは薄肉に形成したものを用いることもできる。この様にすれば、肉厚が変わる境界部分に押圧時の応力集中が生じるので、一層軽い押圧力で、弾性容器に凹みを与えやすくなり、従って簡単に吸い込み力を与えることができ、装具の取り扱い性が向上する。
本考案の更に他の実施態様について説明する。
本考案装具の着用時間が経過していくうちに、容器内には男性々器から少しずつ排出された尿が徐々に増加しつつ保留し続け、やがて容器内圧力が少しずつ正圧方向に高められて、大気圧との差が段々少なくなっていく。前記した性器の押し戻しによる負圧状況の遷延的維持機能による装着維持機能は先に述べた通りではあるが、そうは言っても、装着時間が長くなり過ぎると、それまで感じていた容器内からの吸引力が少しずつ減少するのを感じるようになり、自分の性器が容器から抜けて、保留量が高まって重くなった容器が脱落するのではないか、との心配を感じるようになっていく。
そのような時期が近づいて来るのを察することができたときには、追って説明するように本考案装具をいったん取外して尿を排出し、そして再装着できることは言うまでもないが、尿を貯留させたままで、前記した(1)または(2)に示すような容器内空気の一時的放出・再封鎖機構を活用して、容器内の空気を放出しつつ容器内の負圧を回復することによって尿の保有量を更に高める方向に誘導することができる。この様な対応をすれば、本考案装具による男性々器の保持力も回復し、更に引き続き長い時間に亘って且つあらゆる場面に対応して尿の貯留能力を一層高めていくことが可能である。
こうして所望時間に亘って排泄尿の保留を続け、その保留尿を容器外に排出することが妥当であるようなタイミングが来たならば、本考案装具の構成が簡素であるから、容器本体部を外面側から押圧するだけで、男性々器を開口保持部から簡単に抜き出すことができ、取り外された容器本体部を、例えば便器の水溜部の上で傾けて貯留尿を該開口部から簡単に排出すればよい。その後は水や洗浄液を容器の中に入れて洗浄するのも容易であり、更にはブラシを使って衛生的且つ確実に洗浄することもできるので、何度も繰り返し使用することが可能である。
加えて装具構成が簡素であるから製造コストが安価となり、患者の金銭的負担も低減され、高齢者の増えた現今社会への普及が期待される。そして介護の必要な患者に対しても、介護現場では、従来技術では得ることのできなかった装着操作時間の短縮効果を享受でき、且つ被介護者の不安感も解消されて速やかに安心状態に入るから、介護者および被介護者の物理的・時間的・精神的負担軽減効果は極めて高いものとなる。
上記精神的負担軽減効果を、より具体的に説明するならば、使い捨て紙おむつやパンツ或いは尿取りパッドなどを使用する他なかった頃には心ならずも受容せざるを得なかった尿かぶれなどによる痒みや痛みからの解放という精神的安堵効果であり、患者にとっては極めて絶大に評価されるべきポイントである。
本考案装具の使用状態において男性々器にどの様な力学的作用が働くか、という視点からの理解を深めるために、重複を恐れず、更に詳細に解析して説明しておく。
男性々器の亀頭表皮部、亀頭部、陰茎部の最大外径(通常は亀頭部が最大外径)と、筒状開口保持部の内径を略一致させておけば、亀頭後部が該開口保持部に引掛かることによって生じる引き抜き抵抗力f1と、亀頭表皮部、亀頭部、陰茎部の皮膚表面と筒状開口保持部の内面が密着することにより生じる摩擦力f2と、容器本体部分に適度の凹み(肉眼的に無視し得るほどの微細な凹み)を残すことによって得られる負圧f3の総和(f1+f2+f3)が保持力となり、本考案装具全体の自重および貯留した尿の重さによって生じる離脱力f4より充分高めに設定できるので、その他の装具や手段を付加すること無く、本考案装具を男性々器に直接懸垂、保持させることができる。
本考案では、本考案装具の自重および貯留尿の重さによって生じる力、即ち、本装具を性器1から離脱させようとする離脱力f4に比べて、f1+f3やf2+f3、そして更にはf1+f2+f3で示される保持力を大きく設定することができ、その他の装具や手段を付加しなくとも、本考案装具を男性々器に直接懸垂、保持することができ、従って股間部にコンパクトに装着することができる。
取扱の要領を習得すれば、本装具を取り外し、尿を処分し、洗浄をし、再度装着するまでの全工程を5分~10分位の時間で行うことができる。
容積が150ccから200ccの大きい装具を使いこなせば、装着していることを忘れるほどの快適さで日常生活を送ることができる。
なお筒状開口保持部に紐状の部材を取り付けて、これを衣服やバンドに締結することによって脱落の不安を一層軽減させるような使い方を排除するものではない。
なお本考案装具を男性々器に装着する際には、前記負圧によって亀頭表皮部、亀頭部、陰茎部を容器内部に吸引することは先に述べたが、このことによって亀頭表皮部、亀頭部、陰茎部が長さ方向に引き伸ばされて外径が小さくなり、装着作業が容易となる。こうして装着作業が終わって一段落すれば、今度は男性々器が縮もうとする為、その分、外径が大きくなってf2が増大する方向に作用する。
こうして容器内部に貯留される尿量が増えると、その増加につれてf4が高まることでf1+f2+f3に近付き、保留尿量が更に増加してf3が正圧に近付けば、この力によって亀頭表皮部、亀頭部、陰茎部を容器外に押し出そうとする力が大きくなってくる。こうして脱落しそうな感覚を受け易くなったときは、その時点若しくはその状態が近付いたことを予感できた時点で、患者の意思に基づいて、若しくは介護者に伝えることによって、前記したような操作で装具を外し、貯留尿を排出するが、次に述べるようにして装着状態を維持したままで継続使用し、排泄尿の貯留量を更に若干継続して受け入れるような選択をなすことも可能である。
すなわち後述するような対処手段(1)、(2)の何れかを講ずることによって容器内の空気を若干抜き出してf3を負圧方向に取り戻す様に再調整すれば、懸垂、保持力を再び回復させることができる。こうした作業を1~2度繰り返せば、保留尿の増加にも十分に対処することができ、こうして保留量が所望以上に増えれば、任意の時点で装着状態を解き、保留尿の全量を便器に放出処分することになる。
上記で触れたような対処手段(1)、(2)について、より詳細に説明しておく。
対処手段(1)は容器本体部の壁面に、容器内/外を貫通するように設けられて開閉自在で且つ閉状態を適切に維持できるような内部空気放出路である。この空気放出路は飽くまでも一時的な内部空間解放手段であって、この趣旨を確実にする趣旨で、利用時のみ開栓できるキャップ状のものを併用するか、或いは開閉自在の適宜バルブ機構とすることもできる。
そして容器内部圧力が正圧に近付いた時点で、男性々器の装着状態を継続したままでこれらを開状態としつつ、該容器本体部の一部をその外壁側から押圧して僅かの凹みを与えることによって内部空気を的確に放出し、容器本体部内の容積を下げた状態にしてから再び閉状態に戻すと同時に押圧を解除することで、容器本体部の内圧を装着完了時の負圧状態に戻すことができる。この様な操作によって、本考案装具による尿の保持可能量を更に高めると共に男性々器の保持力を継続して発揮させることができるのである。
対処手段(2)の一つは前記筒状開口保持部内壁面と男性々器外周面の当接面の一部にそれらの当接圧に抗して一時的に出し入れ自在なチューブ体を併用することである。このようなチューブの出し入れが可能であるのは、かかる患者の男性々器の皮膚物性が柔軟であるという特性を活用できるからであり、このチューブは当該出し入れ操作によって折れ曲がり、或いはチューブ内通路が封鎖されるようなものでなければ、その構造・形態・素材を制限するものではないが、男性々器の皮膚を傷つけない柔軟な素材を用いることが推奨される。
このチューブ挿入によって容器内の空気が若干放出され適正負圧を回復できれば、このチューブを引き抜いて元の状態に戻せば良いだけである。
なおこのチューブを筒状開口保持部の内壁面に固着的に取り付けるような設計とすることもできるが、その場合はチューブの出口側に前記対処手段(1)の構造で述べ得たような、利用時のみ開栓できるキャップ状のもの、或いは開閉自在の適宜バルブ機構を取り付けることが必要である。
上記したように、対処手段(1)、(2)は男性々器の装着状態を維持しつつ容器内圧を調整して負圧方向に高めて装着時の状態に復する趣旨のものであるが、これら対処手段(1)、(2)を採用していない場合は、男性々器の装着状態をいったん解除して(つまり男性々器を一旦筒状開口保持部から抜き出して容器本体部を開放状態にして)から、当初の装着作業をもう一度繰り返すようにして、容器外壁を押圧し、次に凹み付与し、男性々器先端の押し当てる、という手順を経て再引き込みを行うことを排除するものではない。
なお上記対処手段(1)、(2)に係る容器本体部内空気の一時的放出・再封鎖機構は、当初の装着作業を実施する際の空気放出口として利用することも可能である。即ち先に説明した当初の装着作業では、筒状開口保持部が解放状況であるときに弾性容器本体の壁面を外面からの押圧によって容筒状開口保持部器内空気の一部を当該筒状開口保持部から放出すると述べたが、男性々器の先端を筒状開口保持部の開口側にもう少し強めに押し当ててこれを封鎖する程度にした状態で(または亀頭部先端の皮膚が柔軟で変形自在性に富んでいることを利用して筒状開口保持部の開口側内部方向に若干押し込んだ状態で)、対処手段(1)、(2)を用いて容器内空気の一時的放出を行い、そうして再封鎖する手順を行うことによっても、男性々器の本装具への装着を完遂することが可能である。
なお男性々器の形態、特に大きさには個人差があり、上記で説明した筒状開口保持部の大きさ(具体的には長軸方向の長さと半径)については、患者の個人差に対応できるような設計思想を取ることが勧められる。そこで本考案では、これを外側筒状開口保持部と、該外側筒状開口保持部の内周側に同芯状に着脱自在である内側筒状開口保持部とで構成することを提案する。具体的には、前者(外側筒状開口保持部)は大きい半径で且つ一定形状に設計しておき、後者(内側筒状開口保持部)をその内周側に挿入固定できる構成とし、その後者である内側筒状開口保持部の大きさ(特に内径)が異なる複数のセット品で構成しておき、その中から患者の個人差に応じた適切大きさのものを選択使用できるように構成することが推奨される。両者の組み合わせに際しては、ねじ込み式やパッキンを介した挿入方式、或いは必要に応じて接着方式などが自由に採用できる。
本考案装具は、装具の構成部材が極めて簡素であって、しかも取り扱い手順が極めて簡単であるにも関わらず、装着中に装具が外れる心配が極めて少ないため、装着中の安心感、安定感が著しく高く、尿の保留量が増えた時の対応も、許容できる保留尿量を高めて継続使用時間を遷延させ、或いは任意に取り外して容器内の保留尿を放出する作業、そして再装着作業も簡素であり、尿排泄に不便を抱える男性患者にとって、極めて有用な装具を提供できることとなった。介護現場における介護者の負担も大きく軽減される。
そして本考案装具を使用することによって得られる日常生活の安心感、具体的には尿かぶれによる痒みからの解放感は、何ものにも替え難いものである。
容器本体部の外壁を軽く押圧して凹みを形成しつつ内部空気を少し放出した状態で、男性々器を容器の筒状開口保持部に軽く触れさせている状態の説明図。 押圧を若干緩和させて容器本体部自身の弾性変形能を利用して凹みを軽減することで容器の内圧を負圧にして男性々器が筒状開口保持部を経て容器本体部の内部まで引き込まれた時の状態を示す説明図。 容器本体部内への排泄尿が少しずつ溜まっていき、それによって容器内圧が高まるのを受けて性器が容器外面へ向けて少しずつ押し戻されている状態を示す説明図。 容器本体部における押圧予定位置の肉厚を、(a)他の部分に比して厚く形成したときの説明図、及び(b)他の部分に比して薄く形成したときの説明図。 容器本体部の壁面に容器内圧力調整用のキャップを取り付けた例の説明図。 容器本体部の筒状開口保持部の内側に内部空気の出し入れを自由に行うためのチューブを取り付けた例の説明図。 容器の筒状開口保持部を一定寸法の外側固定部と組み合わせ選択自在の内側固定部に分けた場合の実施例を示す説明図。 容器の筒状開口保持部を一定寸法の外側固定部と組み合わせ選択自在の内側固定部に分けた場合の別の実施例を示す説明図。 容器の筒状開口保持部を一定寸法の外側固定部と組み合わせ選択自在の内側固定部に分けた場合のさらに別の実施例を示す説明図。
以下、本考案の実施の形態について、図面を用いて説明する。
使用する装具の寸法に関して、図1に示すように、自然状態の男性々器1の亀頭部の外径L1と、全体若しくは一部が柔軟素材よりなる容器本体部Aの筒状開口保持部A-1の内径L2と、該筒状開口保持部に連接している容器肩部A-3の内径L3とを略々一致させた状態にしておけば良い。これら寸法の若干の大小差は男性々器1の柔軟性による変形自在性によって十分に対応可能である。
本考案装具の使用に当たっては、まず図1に示すように、性器1の亀頭部先端を筒状開口保持部A-1の開口側先端に対して軽く触れる状態とする(容器本体部内外の空気移動を若干許容する程度の接触状態)。次に容器本体部Aの壁面の一部を患者の手(親指と他の2~4指)で外周側から軽い荷重Mを与えて僅かに押し込んで凹みA-4を形成して容器本体部A内の空気を、例えば前記で例示した30cc排出させる。凹みA-4は容器本体部Aの一部に形成すれば良い。
理解の便のため大きめの凹みA-4が形成されたかの如くに見える図面で表したが、実用上は、容器本体部Aの対向2か所が少し凹む程度の押圧で十分である。その状態で性器1の亀頭部を筒状開口保持部A-1の開口側先端に押し付けて容器本体部内から大気中へ向かう空気の移動を停止する。
この状態で容器本体部Aの外壁押し込み圧を若干開放すると、容器本体部Aが弾性容器構造で形成されていることによって、容器本体部Aの押し込み変形による凹みA-4が元の形に戻ろうとする力が生じて容器内部に負圧が発生すると共に、性器1はその先端から容器本体部A内の負圧に引かれて筒状開口保持部A-1の奥方向へ引き込まれて挿入が完了する。ここでは亀頭表皮部、亀頭部、陰茎部の全てが長さ方向に引き伸ばされることによって性器1の外径が全体的に小さくなり、特に亀頭部が筒状開口保持部A-1の内面に沿って通りやすくなり、略瞬間的に装着状態が得られる。
その装着状態は図2に示される。この時の凹み(図ではA-5として示す)の形状は、性器1が挿入されて容器本体部A内の空気が圧縮され(負圧が緩み)、その分に応じて極めて僅かに浅くなりつつも容器本体部A内の負圧が維持されて性器1の引き込み力が継続して発揮される。なお容器本体部Aの壁部に大きい凹みを残すことによってf3の負圧の程度を大きくし過ぎると、それによって尿の保留力を大きくすることもできる反面、陰茎の表皮に浮腫が生じることがあるので注意を要する。
こうして亀頭表皮部、亀頭部、陰茎部の全体が容器本体部A内に入った状態では、例えば、仮に半径1.2cm、長さ6.3cmとすると、1.2×1.2×3.14×6=28となり、これらの全体積は計算上約28cc位であり、排出された30ccの空気容量に略対応している。従ってこの時のf3は、2cc/150cc=0.013気圧程度の負圧状態である。
こうして亀頭表皮部、亀頭部、陰茎部の皮膚表面全体が、容器本体部Aの筒状開口保持部に止まらず、更にはその先端奥側に連接している容器肩部A-3の内面に到達し、更に容器内部方向迄までの吸引密着によって装入が完了すると、今度は容器肩部A-3から亀頭表皮部を介しての亀頭部、陰茎部を含めた性器1の全体を押し戻そうとする反力が作用すると共に、性器1が今度は縮もうとして外径が大きくなる方向の力を受ける。それにより陰茎部の表皮が若干弛んで容器肩部A-3の全周方向で筒状開口保持部の奥側周縁に食い込む状態となり、結果として摩擦力f2が大きくなろうとする。
装着が終った時点では、本装具を性器1から離脱させようとする力f4は本装具の自重だけであり、f2+f3>f4となるので、本装具を安定して性器1に懸垂、保持できる。
やがて尿の貯留が始まると、その容積分だけ容器本体部Aの内圧が高まり始めるので、その高まり始めた内圧による押し戻し力を受けて性器1の全体が容器外方向へ向けて若干押し戻され、それによって前記で述べたような圧力バランスが保たれて、本装具の懸垂、保持状態が維持される。
排泄尿の増加による尿保留が進み、容器本体部Aの内圧が高まることで、陰茎部を押し出す力が少しずつ大きくなっていく。図3では亀頭後部が容器の出入り口部A-2に当たることによって、新たに力f1が発生した状態を示している。同図に示すように、亀頭表皮部、亀頭部、陰茎部の全体が押し縮められる様に容器外へ押し出されているので、性器1の全体の大きさが図2に比べると約半分になっている。
尿量が例えば15~20ccで、これによって押し戻された性器1の容積を14ccとすると、尿量との差1~6ccだけ、すなわち(1/150~6/150)=0.0067~0.04気圧だけ、f3は正圧側になっている可能性がある。この段階では、容器Aと性器1の接触面積も小さくなっているので、f2も小さくなっているが、まだ保持力(f1+f2)>離脱力(f4+f3)の状態にあり、保持状態は維持されている。
図3の状態だけを見ると、本装具が性器1から離脱することがあるのではないか、との不安が生じるかも知れない。一般に尿の生成量は1分間当たり1cc~1.5cc程度とされているので、1時間当たりの排尿量は60cc~90ccになる。つまり座敷で1時間ほど座り続け、その間に容器本体部に20cc程の尿が溜まっていたとすると、膀胱内には残り40cc~70ccの尿が溜まって漏れ出し準備状態なっている、ということなる。よってその時点で急に立ち上がると、本装具が性器から離脱する場合も起こり得るので注意を要する。
図4の(a)は、弾性容器本体部Aにおける押圧予定位置の肉厚を他の部分に比して厚く形成したときの説明図、図4の(b)は他の部分に比して薄く形成したときの説明図であり、肉厚が変わる境界部分には押圧時の応力集中が生じるので、一層軽い押圧力で、弾性容器本体部に弾性変形を与え易くなり、従って簡単に吸い込み力を与えることができ、装具の取り扱い性が向上する。
静かに座っている時、或いは休息姿勢としての横臥状態の時、或いは睡眠中には、前立腺を全摘した人でも尿は殆ど漏れ出して来ないが、上記のような不安が生じるならば、容量の大きい容器を使用すればより安心である。
或いは図5、6に示すようなジグを用いて、装着中であっても保留尿量の高まりに応じて容器本体部A内の空気を若干放出させて容器内部の空気を抜き、図2に示すような状態に復することによって尿の保留力を高める方向に回復することができる。この作業を1~2回繰り返すと、保留した尿を捨て、洗浄をして再装着するのが望ましい。
図5は容器本体部Aの壁面に小さな開口突起3を外螺旋付きで形成し、これに旋回着脱可能なキャップ4を取り付けた例であり、容器内圧が高まった時点でこのキャップ4を若干緩めれば、そして容器本体部Aの壁面を若干押圧すれば、突起3とキャップ4の間の微小な隙間を通して、内外空気の出し入れ調節が可能であり、容器内圧力の制御手段として有効である。
図6では、筒状開口保持部の内壁面に細い中空チューブ5を一体的に取り付けた例であり、図ではその外面側に開閉自在のキャップ6を設けている。このキャップを開閉し、そして容器本体部Aの壁面を若干押圧すれば、キャップ内空間を通じて、内外空気の出し入れ調節が可能である。なおこのチューブを使う例としては、図示したごとく筒状開口保持部の内壁面に固定する構成を示したが、出し入れ自在型としておき、患者自身が、必要に応じて一時的に挿入して内部空気を放出させるほか、容器本体部Aの壁面を若干押圧することで容器本体部Aの負圧程度を任意に調節することも可能であり、この場合は負圧調整操作が終わればチューブを引き抜くだけで良く、図に示した様なキャップを付ける必要はない。
図7~図9は、筒状開口保持部A-1の内側に内側部材7を挿入固定できる構造としている。内側部材7は患者の性器寸法に合わせて自在に取り付け可能な構成としたものである。図7、8はパッキン併用型であり(符号8はシール部材、符号9はオーリング)、図9は接着による固定型である。内側部材を複数セットで準備しておけば、本考案装具の購入・注文に際して、自己の性器の寸法を伝える必要がなく、或いは、一度使用してみて、自分の性器状況や寸法に最適な内側部材との組み合わせを選択使用することが可能となる。
A:容器本体部
A-1:容器の開口保持部(筒状開口保持部)
A-2:筒状開口保持部の淵部
A-3:容器肩部
A-4:凹こみ
A-5:凹こみ
1:男性々器
3:小さな開口突起
4:キャップ
5:中空チューブ
6:キャップ
7:筒状開口保持部における内側部材
8:シール部材
9:オーリング

Claims (5)

  1. 男性々器からの排泄尿を保留する為の容器本体部と、男性々器を包接する筒状開口保持部と、が気密状に連通してなる、男性々器からの排泄尿を受け入れて保留する装具であって、
    前記容器本体部は、当該容器本体部の壁面の一部を、当該容器本体部の外面側からの押圧で凹ませることによって、該容器本体部内の空気を容器本体部外に放出でき、前記筒状開口保持部の開口縁が男性々器の先端部分で封鎖されている状態で前記押圧を解除することによって凹みを復元させることで容器本体部内が負圧状態となる様な弾性容器構造で構成し、
    前記筒状開口保持部が、前記容器本体部内の前記負圧によって引き込んだ男性々器の外周面が該筒状開口保持部の内壁面に包接されることで、外部空気と前記容器本体部内空気の遮断状態が維持されること
    を特徴とする男性々器からの排泄尿を受入れて保留する装具。
  2. 容器本体部は、前記筒状開口保持部を通気状態にして外面側からの押圧で凹ませることで元の容積の60%となるまで容積を減少させた後に前記押圧を開放したときに、当該解放から5秒以内に、元の容積の90%以上にまで自己復元するものである請求項1に記載の装具。
  3. 前記容器本体部の壁面の一部を貫通して設けられ、開状態で容器内/外の空気を導通でき、閉状態で容器内/外の空気の導通を遮断できるような容器内空気の一時的放出・再封鎖機構を付加したものである請求項1に記載の装具。
  4. 前記筒状開口保持部の内壁面と男性々器外周面の包接部の一部に、その包接に抗して長さ方向に出し入れ自在である両端解放チューブ、または内側が解放され外側に開閉自在キャップを備えて上記内壁面に沿って一体的に保持されるチューブ、による容器内空気の一時的放出・再封鎖機構を付加したものである請求項1に記載の装具。
  5. 前記筒状開口保持部は、第1筒状開口保持部と、該第1筒状開口保持部の内側に着脱自在に配置されている1または複数の第2筒状開口保持部とで構成し、
    使用者である男性の性器に合わせて前記第2筒状開口保持部を選択使用できる請求項1~4の何れかに記載の装具。
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