JP3239910U - 米収納具及び米収納具販売システム - Google Patents
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Abstract
【課題】品質を損なうことなく、手軽に米を食することができる米収納具及び米収納具販売システムを提供することである。【解決手段】米収納具11は、三合の米を収納可能であり、直径が60mm~70mm及び高さが200mm~220mmである筒状の容器本体部20と、容器本体部20を開閉可能な蓋部22と、を備えることを特徴とする。米収納具販売システム10は、三合の米を収納可能であり、直径が60mm~70mm及び高さが200mm~220mmである筒状の容器本体部20と、容器本体部20を開閉可能な蓋部22と、を有する米収納具11と、米収納具11を収容しつつ、米収納具11を販売可能な自動販売機と、を備え、容器本体部20は、冷蔵庫の扉のポケット部に起立可能な底面部を有することを特徴とする。【選択図】図1
Description
本考案は、米収納具及び米収納具販売システムに関する。
従来、米は、米穀店などで5kg、10kgの容量のサイズで販売されている。また、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどでは、1.5kgの小容量のサイズでも販売されている。
本考案に関連する技術として、例えば、特許文献1には、建屋内に精米機(4)と利用者が入る客室部を備え、料金を投入して玄米を精米処理する料金式精米設備において、精米機(4)の稼働状況を管理するシステムと、利用者が所有する携帯情報端末(23)と連携可能に構成し、前記システムは、精米機(4)が精米作動中であるか否かの情報を前記携帯情報端末(23)に提供することを特徴とする料金式精米設備が開示されている。
近年、家庭における米の需要が低迷している。また、少子高齢化の時代において、大容量の米は、すぐに消費できずに長期間保管しておく必要がある。しかしながら、長期間保管すると保管状況によっては米の劣化に繋がり、品質が悪くなる虞がある。
本考案の目的は、品質を損なうことなく、手軽に米を食することができる米収納具及び米収納具販売システムを提供することである。
本考案に係る米収納具は、三合の米を収納可能であり、直径が60mm~70mm及び高さが200mm~220mmである筒状の容器本体部と、前記容器本体部を開閉可能な蓋部と、を有する米収納具と、前記米収納具を収容し、前記米収納具を販売するための自動販売機と、を備え、前記容器本体部は、冷蔵庫の扉のポケット部に起立可能な底面部を有し、前記米収納具の表面には、二次元コードが設けられており、前記二次元コードは、前記米収納具のサブスクリプション販売サイトに誘導するためのアクセス情報を含み、前記蓋部は、前記容器本体部に螺合する蓋構造を有していることを特徴とする。
本考案によれば、品質を損なうことなく、手軽に米を食することができる。
以下に、本考案に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
図1は、本考案に係る実施形態の米収納具11及びこれを用いた米収納具販売システム10を示す図である。図2は、本考案に係る実施形態の米収納具11の試作品を示す図である。
図3は、本考案に係る実施形態の米収納具11の試作品を自動販売機で販売している様子を示す図である。図4は、本考案に係る実施形態の米収納具11の試作品を自動販売機で購入した後に、冷蔵庫の扉のポケット部に収納している様子を示す図である。
米収納具11は、精米してから30日以内の米450g(三合)を収納するための容器である。米収納具11は、直径が60mm~70mm及び高さが200mm~220mmである円筒形状を有することが好ましいが、ここでは、直径が65mmであり、高さが210mmであるものとして説明する。
米収納具11は、合成樹脂(プラスチック)の一種であるポリエチレンテレフタラート (PET) を材料として作られている容器であるものとして説明するが、もちろん、その他の樹脂などで構成されていてもよい。
米収納具11は、再利用可能な材質で構成されているため、三合の米を食べた後は、詰め替えパックの米を購入し、再度、米収納具11に収納して利用してもよい。
米収納具11は、容器本体部20と、蓋部22とを有する。容器本体部20は、冷蔵庫の扉のポケット部に起立可能な平坦形状の底面部と、内部の空間領域を有する円筒形状の側面部と、米を収納するための開口部を有する天井面部とを備えている。
容器本体部20の側面部のうち天井面部側には、蓋部22と螺合するための螺合溝26が形成されている。側面部の中央部には、表示シール部が設けられており、二次元コード24が表示されている。表示シール部には、二次元コード24の他に、商品の商標名が表示されている。
容器本体部20の側面部には、収納される米8を一合(150g)ずつ取り出すための目印が表示されている。これにより、ユーザは、計量カップを用いることなく、必要な量の米を炊飯することが出来る。
二次元コード24は、米収納具11のサブスクリプション販売サイトに誘導するためのアクセス情報(例えば、ウェブサイトのURLなど)が含まれている。ユーザは、例えば、スマートフォンやタブレット端末などの二次元コード読み取りアプリなどを用い、上記サブスクリプション販売サイトにアクセスする。この後、後述する登録部12の機能を用いて、サブスクリプション契約などを行うことができる。
また、商品の商標名等が表示された表示シール部を表面とした場合に、裏面にも表示シールを設けてもよい。裏面の表示シール部には、例えば、米の販売者の名称、住所、連絡先の他に、精米、5分搗き、玄米などの米の状態、米の産地などを表示している。
蓋部22は、容器本体部20に螺合する蓋構造を有する。蓋部22を容器本体部20の螺合溝に螺合させることにより、しっかりと密封することが出来る。
米収納具販売システム10は、米収納具11を利用して米を販売するシステムである。図2には、米収納具11のみが掲載されており、この状態で、小売店などで販売してもよいが、例えば、図3に示されるように自動販売機で販売してもよい。米収納具11が500mlの飲料の缶やペットボトルの大きさとほぼ同じであるので、既存の飲料の自動販売機を利用して販売することが出来る。
お金や電子マネー等を用いて、自動販売機で米収納具11を購入した後、図4に示されるように、冷蔵庫の扉のポケット部に立設することが出来る。
米収納具販売システム10は、登録部12と、サブスク部14と、記憶部16とを備えている。登録部12は、ユーザがスマートフォンやタブレット端末などを用いて、サブスクリプション販売サイトにアクセスし、ユーザの所定の情報(氏名、住所、年齢、米の種類、配達周期など)を入力する。
記憶部16は、登録部12により登録されたユーザの所定の情報などについて記憶する。サブスク部14は、登録部12により登録された情報に基づいて、米を所定の周期で継続してユーザの所に配達する手配をする。
続いて、上記構成の米収納具11を利用した米収納具販売システム10の作用について説明する。近年、少子高齢化による米に対する需要が減退している。また、過疎化や少子高齢化などの影響で、小売店の撤退や廃業により流通機能が弱体化しており、鉄道や路線バスなど公共交通機関の廃止や衰退により自家用車以外の交通手段が乏しくなったため、食料品や日用品などの生活必需品の買い物が困難となっている買い物難民化が課題となっている。
また、従来のように、5kg、10kgの米は、重くかさばるため、普段の買い物のついでに購入するといったことが難しい。5kgや10kgといった大容量の米となると、例えば、高齢者の家族のみでは長期間消費することができないため、保管状況による米の劣化が問題となる。
炊飯器については年数をかけて多機能に進化してきたのに対し、計量、洗米、水加減、炊飯の手間は、昔から、ほぼ変わらない。また、レトルト食品のご飯は、割高であり、例えば、お茶碗1杯150gで約150円である。
近年、食事の主食として、米飯以外のパン、麺類を食する人が増えている。特に、若年層の米離れが顕著である。1.5kgの小容量の米について、スーパーやコンビニエンスストアなどでも販売されているが、販売チャネルが限定的である。
コストパフォーマンスを重視し、味より量と評価されるような低品質の米が氾濫した結果、本当に美味しい米は自宅で食べられず、ブランド米は贅沢品であって、和食店、専門店のような場所でしか得ることができないと思い込んでいる人が多い。このような課題に対して、本考案に係る実施形態の米収納具11を利用した米収納具販売システム10は、顕著な効果を発揮する。
米収納具11は、容器本体部20が収納できる量は、450g(三合)であるので、1週間以内に消費できる量である。米収納具11は、冷蔵庫の扉のポケット部に収納して、冷蔵保存ができるため、米の劣化を防ぐことができるという効果を奏する。
冷蔵庫のポケット部以外にも冷蔵庫内の隙間に立てることができ、また、寝かして収納できる。したがって、米収納具11によれば、精米したての米を新鮮な状態のまま、すなわち、高品質のまま食することが出来る。特に、米の消費の少ない高齢者や単身世帯にとって最適である。
また、米収納具11は、一般的な缶飲料500ml又はペットボトル飲料500mlの販売レーンを用いて、既存の自動販売機により冷蔵販売ができるため、販売チャンネルを大幅に増やすことができるという利点がある。
そして、米収納具11は、450g(三合)の米が収容されているだけで軽量であるため、大きな荷物の持ち運びがしづらい人でも手軽に購入することが出来る。また、米収納具11は、軽量、かつ、コンパクトであるので、キャンプなどのアウトドアに使用する際にも適している。
米収納具11は、150g(一合)の米を取り出しやすいように150gごとに目印が記されている。これにより、計量カップなどを用いなくても簡便に1回の炊飯を一合とすることができる。
昨今のコロナ禍で外食の機会が減り、一次産業である農家、特に日本の米作りは危機に瀕している。そのような中、米収納具11を用いることで、本当に美味しいお米がいつでも手軽に最善な状態で炊けることができるため、近年の米離れを改善して米の需要が高まることが期待される。
米収納具11によれば、品種、精米、分搗き、玄米を自由に選択できるので、各家庭でお父さんはコシヒカリの白米、お母さんはササニシキの玄米等のように、各人の好みに合わせ消費することも出来る。
また、米収納具11は、再利用可能であるので、サブスクリプションで購入して継続して配達された詰め替え用の米を利用することにより、常に新鮮で、高品質な状態で米を食べることが出来る。
米収納具11を利用することで、米の鮮度や品種にこだわるグルメな人や、環境保護の観点からリユースなどのエコに関心のある方にとって好適である。さらに、米収納具11を利用することで、夏場の虫付きで米の備蓄に不安のある方に適している。米の虫は無害であるが、虫の苦手な方は多い。しかしながら、こまめに米を購入して米櫃を洗い入れ替える手間は面倒である。このような課題に対しても、米収納具11は、顕著な効果を発揮する。
また、米収納具11を高齢者の実家や単身の家族への仕送りとして利用することで、長期不在や受取連絡が無い場合の安否確認にも活用することが出来る。
8 米、10 米収納具販売システム、11 米収納具、12 登録部、14 サブスク部、16 記憶部、20 容器本体部、22 蓋部、24 二次元コード 26 螺合溝。
Claims (1)
- 三合の米を収納可能であり、直径が60mm~70mm及び高さが200mm~220mmである筒状の容器本体部と、前記容器本体部を開閉可能な蓋部と、を有する米収納具と、
前記米収納具を収容し、前記米収納具を販売するための自動販売機と、
を備え、
前記容器本体部は、冷蔵庫の扉のポケット部に起立可能な底面部を有し、
前記米収納具の表面には、二次元コードが設けられており、
前記二次元コードは、前記米収納具のサブスクリプション販売サイトに誘導するためのアクセス情報を含み、
前記蓋部は、前記容器本体部に螺合する蓋構造を有していることを特徴とする米収納具販売システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022003123U JP3239910U (ja) | 2022-09-20 | 2022-09-20 | 米収納具及び米収納具販売システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022003123U JP3239910U (ja) | 2022-09-20 | 2022-09-20 | 米収納具及び米収納具販売システム |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021213610 Continuation | 2021-12-28 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3239910U true JP3239910U (ja) | 2022-11-21 |
Family
ID=84139512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022003123U Active JP3239910U (ja) | 2022-09-20 | 2022-09-20 | 米収納具及び米収納具販売システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3239910U (ja) |
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2022
- 2022-09-20 JP JP2022003123U patent/JP3239910U/ja active Active
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