JP3239811U

JP3239811U - スーツバッグスタンド

Info

Publication number: JP3239811U
Application number: JP2022003092U
Authority: JP
Inventors: 浩一植村
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2022-08-31
Filing date: 2022-08-31
Publication date: 2022-11-14
Anticipated expiration: 2032-08-31

Abstract

【課題】スーツ等のもち運び時に用いるスーツバッグをスタンドフレームと一体化させ、歩行運搬時には接地台座が三つ折れになって携帯歩行の妨げにならず、接地時にはスーツ等を含む重量で安定して自立して手などの身体的負担を解放するスーツバッグスタンドを提供する。
【解決手段】スタンドフレーム本体１にスタンドフレーム強度用シート２、スタンドフレーム離隔防止及びスタンドフレーム強度用シート固定帯３、三つ折れ接地台座４、接地台座巻き込み防止具５を装着し、キャリーハンガーハンドル６ａとコの字型の受け１ａを互い違いに挿し入れて一体化させることによって、キャリーハンガーハンドル６ａをもち上げる度に接地台座４が三つ折りに畳まれて歩行運搬の妨げにならず、接地時には接地台座４が一面に開いて安定して自立する。
【選択図】図１

Description

本考案は、スタンドフレーム本体とスーツのもち運び時に用いるキャリーハンガー付きスーツバッグとを一体化させることにより、歩行運搬の妨げにならず、接地時には安定して自立するフレーム式スタンドに関するものである。

スーツなどが皺になりにくく型崩れさせないためには、スーツバッグは常に手でもち続けるか、電車の網棚等に平置きするか、キャリーハンガーハンドルに収納されたフックで手摺り等に引っ掛けてぶら下げる必要がある。あるいは、伸縮自在の三脚がついた専用のハンガーを使う必要があった（非特許文献１参照）。

実開昭５２－１６５８０４号公報

スーツをハンガーにかけた状態のままでもち運ぶことができ、皺になりにくく型崩れがしにくいというメリットをもつ、衣料品店等でスーツ購入時に入れてもらえる一般的な二つ折りのキャリーハンガー付きスーツバッグだが、歩行運搬時以外でも常に手でもつか、電車の網棚等に平置きするか、キャリーハンガーハンドルに収納されたフックで手摺り等に引っ掛けてぶら下げる必要がある。あるいは、伸縮自在の三脚がついた専用のハンガーを使う必要があった。片手が常に制約される状態は体力的に負担であり、財布からお金を出す等の両手を使う作業は尚更不便である。また、スーツバッグを手から離す場合は置き場所や特殊なハンガーの使用など限定があり不便である。したがって、容易に着脱ができ、足元の床や地面に安定して置くことができ、即座にもち運べる状態となる自立式のスタンドフレームと前述の一般的なキャリーハンガー付きスーツバッグを一体化させることにより、前述の欠点を解決しようとするものである。

本考案はスーツバッグスタンドのフレームに強度用のシートを張り付け、２本のスタンドフレームが離れないようにする帯状のバンドとも固着させて、強度用シートがずり落ちないようにすると共に、スタンドフレーム下部に三つ折れの接地台座ならびに接地台座巻き込み防止具を装着し、且つ、スーツバッグのキャリーハンガーハンドルにスタンドフレーム上部のコの字型の受けを互い違いにくぐらせて挿し入れ一体化させることによって、キャリーハンガーハンドルをもち上げる度に自然に三つに折り畳まれて、歩行運搬の妨げにならず、接地時には接地台座が開いて一面になり、安定して自立することにより問題点を解決している。

上述のように、本考案の汎用性のある一般的なキャリーハンガー付きスーツバッグを使った着脱が容易な自立一体化型のスーツバッグスタンドにより、歩行運搬の妨げにならず、歩行運搬時以外は手を解放することができ、スーツ等の皺や型崩れへの心配をする必要がなくなる。

本考案のスーツバッグスタンドにキャリーハンガー付きスーツバッグを装着させ、接地状態にした実施例を示す斜視図である。本スタンドの接地状態時の斜視図である。本スタンドのスタンドフレーム上面を拡大した斜視図である。本スタンドにキャリーハンガー付きスーツバッグを装着し、キャリーハンガーハンドルをもち上げた状態の斜視図である。

２本のスタンドフレームと接地台座とでできる三角形にスーツバッグを入れ、キャリーハンガーハンドルにスタンドフレーム上部のコの字型の受けを互い違いにくぐらせて挿し込む。こうすることによってスタンドフレームとスーツバッグの固定が可能となる。キャリーハンガーハンドルをもち上げると接地台座が三つに折り畳まれ、歩行運搬時に歩行の妨げにならない。接地時には接地台座に設けた巻き込み防止具により、接地台座が常に一面となって広がり、加えて、スーツ等を含めたスーツバッグの重量により、常に安定した接地形態となる。

以下、添付図面に従って、一実施例を説明する。１はアルミニウム丸棒等適宜素材にて形成されたスタンドフレーム本体。接地時にキャリーハンガー付きスーツバッグ６の重量を支持するために、スタンドフレーム上部のキャリーハンガーハンドルのコの字型の受け１ａをキャリーハンガーハンドル６ａに互い違いにくぐらせて挿し入れる。キャリーハンガーハンドル６ａが容易に外れないようにすると共に、２本のスタンドフレームでスーツ等を含むキャリーハンガー付きスーツバッグ６の重量を分散させるために、キャリーハンドルのコの字型の受け１ａは、上下で下の方の奥行きをフレームの太さ分だけ長くし、スタンドフレームの上の方をフレームの太さ分だけ高くする。スタンドフレーム上部側面を弧状にすることによって、接地面積の広さを確保しつつも歩行運搬時の高さと幅が抑制され、携帯歩行の妨げにも、他歩行者への妨げにもならない。

２はスタンドフレーム強度用シートで接地時にスーツ等を含むキャリーハンガー付きスーツバッグ６の重量でスタンドフレームが外側にたわむのを防ぐ。そのため、ライメックスやポリプルピレン等の伸縮性の低い素材で形成する必要がある。３はスタンドフレーム離隔防止帯であると同時に、スタンドフレーム強度用シート２がずり落ちないようにする固定帯でもある。

４はＰＰシート等適宜軽量素材にて形成されて三つ折りになる接地台座で、蝶番様になってるため、キャリーハンガーハンドル６ａをもち上げる度に三つ折れのコンパクトな形態となる。５は巻き込み防止具で、三つ折れ接地台座４の両外側部分がスタンドフレーム本体１の内側に巻き込むことを防ぐため、接地時に安定して三つ折れ状態から一面となる。

本考案の一実施例は上述の如き構成からなるものであるから、キャリーハンガー付きスーツバッグ６とスタンドフレーム本体１とを一体化させることにより、歩行運搬時には携帯歩行の妨げにならないと同時に接地時には安定した自立となる。

１スタンドフレーム本体
１ａキャリーハンガーハンドルのコの字型の受け
２スタンドフレーム強度用シート
３スタンドフレーム離隔防止及びスタンドフレーム強度用シート固定帯
４三つ折れ接地台座
５接地台座巻き込み防止具
６キャリーハンガー付きスーツバッグ
６ａキャリーハンガーハンドル

Claims

スタンドフレーム本体に強度用シートを張り付け、２本のスタンドフレームが離れないようにする帯状のバンドとも固着させて、強度用シートがずり落ちないようにすると共に、スタンドフレーム下部に三つ折れの接地台座ならびに接地台座巻き込み防止具を装着し、且つ、スーツバッグのキャリーハンガーハンドルにスタンドフレーム上部のコの字型の受けを互い違いにくぐらせて挿し入れ一体化させることによって、キャリーハンガーハンドルをもち上げる度に自然に三つに折り畳まれて歩行運搬の妨げにならず、接地時には接地台座が開いて一面となり、安定して自立することを特徴とする着脱が容易なスーツバッグスタンド。