JP3239747U - 本 - Google Patents

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Abstract

【課題】 構造を複雑化することなく、簡単に机等に載置して起立させることが可能な本を提供する。【解決手段】 本考案に係る本1は、背表紙部50と、表表紙部30と、裏表紙部40と、複数の紙が背側で綴じられた本文部10と、第一見返し紙60と、第二見返し紙70とを有し、背表紙部50には、水平な第一谷折り部100が設けられ、表表紙部30には、第一谷折り部100の表表紙部30側の端部32から表表紙部30の下側角部33まで、直線状の第二谷折り部110が設けられ、裏表紙部40には、第一谷折り部100の裏表紙部40側の端部42から裏表紙部40の下側角部43まで、直線状の第三谷折り部120が設けられ、第一見返し紙60ののど62の下部には、切り込み部64が設けられ、第二見返し紙70ののど72の下部には、切り込み部74が設けられている。【選択図】 図1

Description

本考案は、表表紙部と裏表紙部とが背表紙部を介して一体に形成された本に関する。
今日では、文庫本、単行本、新書などさまざまな種類の本(書籍)が発行されている。特に、頁数の多い本やサイズの大きい本は、ハードカバーと呼ばれる上製本によって製本されることが多い。上製本の表表紙部や裏表紙部は、硬い厚紙等で形成されている。さらに本の背部には、表表紙部と裏表紙部を繋ぐ背表紙部が設けられており、表表紙部と裏表紙部とが背表紙部を介して一体に形成されている。
上製本は、表表紙部等が厚紙で形成されているため、一般的な並製本(ソフトカバー)よりも耐久性に優れ、長期保存に適している。しかしながら、上製本は、並製本に比べて重くなる傾向があり、本を持って読書をすると、手が疲れやすいという問題があった。
本を持たずに読書するための設置台として、いわゆるブックスタンド(例えば、特許文献1参照)が知られている。ブックスタンドを利用することにより、本を開いた状態で斜めに傾けて設置することが可能になる。
また、表表紙部および裏表紙部の一部に切り込み部を入れて折り返し部を形成し、折り返し部を本の背側に折り曲げることにより、本を支える構造が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、表表紙部および裏表紙部の下部に折り畳まれたポータブルスタンド部を付加し、ポータブルスタンド部を扇状に広げることにより本を起立させる構造が提案されている(例えば、特許文献3参照)。また、背表紙部の下部にスライド可能なスタンド部を設けて、スタンド部を引き出すことによってファイルを起立させる構造が提案されている(例えば、特許文献4参照)。
実用新案登録第3209483号公報 特開2014-128897号公報 実用新案登録第3231948号公報 意匠登録第1687325号公報
ブックスタンドを利用する場合、ブックスタンドを本と一緒に持ち歩く必要が生じるため、荷物が増えてしまうという問題があった。また、折り返し部が設けられた本の場合、本の重さに応じて折り返し部が背側に大きく開いてしまい、本を支えることができない場合があった。
さらに、ポータブルスタンド部やスタンド部を設ける構造では、ポータブルスタンド部等を本に対して付加的に設ける必要が生じるため、本の構造が複雑化してしまうという問題があった。
本考案は、上記の事情に鑑みてなされたもので、構造を複雑化することなく、簡単に机等に載置して起立させることが可能な本を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本考案に係る本は、背表紙部と、表表紙部と、裏表紙部と、複数の紙が背側で綴じられた本文部とを有し、前記表表紙部と前記裏表紙部とは前記背表紙部を介して一体に形成され、前記表表紙部が第一見返し紙によって前記本文部に取り付けられ、前記裏表紙部が第二見返し紙によって前記本文部に取り付けられた本であって、前記背表紙部には、水平な第一谷折り部が設けられ、前記表表紙部には、前記第一谷折り部の前記表表紙部側の端部から前記表表紙部の下側角部まで、直線状の第二谷折り部が設けられ、前記裏表紙部には、前記第一谷折り部の前記裏表紙部側の端部から前記裏表紙部の下側角部まで、直線状の第三谷折り部が設けられ、前記第一見返し紙ののどには、前記第一谷折り部の前記表表紙部側の端部に対応する位置より下側に、切り込み部が設けられ、前記第二見返し紙ののどには、前記第一谷折り部の前記裏表紙部側の端部に対応する位置より下側に、切り込み部が設けられている。
このような本において、前記表表紙部には、前記第一谷折り部が延伸された水平な第四谷折り部が設けられ、前記裏表紙部には、前記第一谷折り部が延伸された水平な第五谷折り部が設けられていてもよい。
本考案によれば、本の構造を複雑化することなく、本を机等に簡単に載置し、起立させることが可能になる。
(a)は、実施の形態1に係る本の開かれた状態を表表紙部側から見た状態を示す斜視図であり、(b)は、実施の形態1に係る本の開かれた状態を裏表紙部側から見た状態を示す斜視図である。 実施の形態1に係る本の閉じられた状態を示す斜視図である。 (a)は、実施の形態1に係る本の表表紙部、裏表紙部および背表紙部を示す平面図であり、(b)は、実施の形態2に係る本の表表紙部、裏表紙部および背表紙部を示す平面図である。 実施の形態1に係る本が起立した状態を示す斜視図である。 実施の形態2に係る本が起立した状態を示す斜視図である。 (a)は、実施の形態3に係る本の開かれた状態を表表紙部側から見た状態を示す斜視図であり、(b)は、実施の形態3に係る本の開かれた状態を裏表紙部側から見た状態を示す斜視図である。 実施の形態3に係る本が起立した状態を示す斜視図である。
本考案を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。
[実施の形態1]
実施の形態1に係る本は、図1(a)、図1(b)、図2、図3(a)に示すように、本文部10と、表表紙部30と、裏表紙部40と、背表紙部50と、第一見返し紙60と、第二見返し紙70とにより概略構成されている。本1は、上製本として製本されている。
本文部10は、複数の紙が端部(背側)で綴じられて冊子となったものである。本文部10の背側には、冊子の接着部分を補強するための花布90が設けられている。表表紙部30と裏表紙部40とは、同じ大きさの長方形状の厚紙によって形成されている。この長方形状は、本文部10の紙面より一回り大きなサイズとなっており、このサイズの違いによって、本にチリ80が形成される。
背表紙部50は、本文部10の背側を隠す役割を有している。背表紙部50は、本文部10の束(つか:本の厚さ)Lに対応する幅寸法となっており、表表紙部30や裏表紙部40よりも薄い厚紙が用いられる。本の外面を構成する表表紙部30、裏表紙部40および背表紙部50には、帯状の布や皮が張り付けられて(布張り加工、あるいは革張り加工されて)いる。これらの張り付け加工により、表表紙部30、裏表紙部40および背表紙部50は、一体に形成されている。
第一見返し紙60および第二見返し紙70は、一体に形成された表表紙部30、裏表紙部40および背表紙部50に対して、本文部10を取り付ける役割を有している。第一見返し紙60および第二見返し紙70には、本文部10の紙よりも厚手の紙が用いられる。第一見返し紙60および第二見返し紙70は、本文部10の紙面の2倍の大きさとなっており、第一見返し紙60および第二見返し紙70を半分に折り畳むことにより、本文部10の紙面の大きさと一致したサイズとなる。
折りたたまれた第一見返し紙60の一の半分の外側面は、表表紙部30の内側面(表表紙部30の本文部10側の面)に、全体的に接着されている。また、折りたたまれた第一見返し紙60の他の半分の外側面(特に、折り曲げ箇所近傍の端辺)は、本文部10の表面の背側端辺に接着されている。見返し紙の谷折り部分は、一般に「のど」と呼ばれている。第一見返し紙60の「のど」を、便宜上「第一のど62」と称する。
折りたたまれた第二見返し紙70の一の半分の外側面は、裏表紙部40の内側面(裏表紙部40の本文部10側の面)に、全体的に接着されている。また、折りたたまれた第二見返し紙70の他の半分の外側面(特に、折り曲げ箇所近傍の端辺)は、本文部10の裏面の背部端辺に接着されている。第二見返し紙70の谷折り部分を、便宜上「第二のど72」と称する。
第一見返し紙60を、表表紙部30の内側面と本文部10の表面の端辺とに接着させることにより、表表紙部30が本文部10に取り付けられる。また、第二見返し紙70を、裏表紙部40の内側面と本文部10の裏面の端辺とに接着させることにより、裏表紙部40が本文部10に取り付けられる。
背表紙部50には、図3(a)に示すように、水平な谷折り部が設けられている。この谷折り部を「第一谷折り部100」と称する。第一谷折り部100は、本1の上下高の上側30%~50%の位置(より好ましくは、上側から45%の位置)に設けられる。表表紙部30には、第一谷折り部100の表表紙部30側の端部32から表表紙部30の下側の角部33まで伸びる、直線状の谷折り部が設けられている。この谷折り部を「第二谷折り部110」と称する。さらに、裏表紙部40には、第一谷折り部100の裏表紙部40側の端部42から裏表紙部40の下側の角部43まで伸びる、直線状の谷折り部が設けられている。この谷折り部を「第三谷折り部120」と称する。
第一見返し紙60の第一のど62には、図1に示すように、切り込み部64が設けられている。具体的に、切り込み部64は、第一谷折り部100の端部32に対応する第一のど62の高さ位置を基準として、この位置より下側に設けられている。また、第二見返し紙70の第二のど72にも、切り込み部74が設けられている。切り込み部74は、第一谷折り部100の端部42に対応する第二のど72の高さ位置を基準として、この位置より下側に設けられている。
図4は、表表紙部30の第二谷折り部110、裏表紙部40の第三谷折り部120および背表紙部50の第一谷折り部100をそれぞれ谷折りに折り曲げて、机等の平面に本1を載置して起立させた状態を示している。第一見返し紙60の第一のど62に切り込み部64が設けられ、第二見返し紙70の第二のど72に切り込み部74が設けられているため、第一谷折り部100、第二谷折り部110および第三谷折り部120を谷折りに折り曲げた場合、表表紙部30の下部35と裏表紙部40の下部45と背表紙部50の下部55とを本の外側に折り返すことができる。
特に、背表紙部50は、本文部10の背側を隠すように設けられているが、背表紙部50は、本文部10の背側に固定されていない。さらに、背表紙部50は、表表紙部30や裏表紙部40よりも薄い紙でできている。このため、背表紙部50を柔軟に撓ませて背表紙部50の左右幅を簡単に変化させることができ、下部35,45,55を容易に外側へ折り返すことが可能となる。外側に折り返された下部35,45,55は、底辺部分が略ハ字状に開かれた状態となる。
さらに、略ハ字状に開かれた下部35,45,55の底辺を平面に接地させることにより、本文部10の背側の下端部13が平面に接地した状態となり、傾いた本文部10を下部35,45,55で支えるようにして、本1を起立させることが可能となる。この場合、本1における重心の垂線が、略ハ字状となる下部35,45,55の底辺3点(略ハ字状における中央屈曲部と両端33,43の3点)と本文部10の下端部13とからなる四角形の範囲内を通れば、本1を安定的に起立させ続けることができる。
なお、背表紙部50に設けられる第一谷折り部100の高さ位置によって、略ハ字状に開かれた下部35,45,55の開脚角度(特に、下部35の底辺に対する下部45の底辺の開脚角度)や、本1を起立させたときの本文部10の傾斜角度等を変化させることできる。このため、本1の重量、本文部10の頁数、表表紙部30や裏表紙部40を厚さ・強度などを考慮しつつ、第一谷折り部100の高さ位置を調整・決定することにより、より安定した状態で、本1を机等の平面に載置することができ、最適な角度に本文部10を傾斜させることが可能になる。
[実施の形態2]
次に、実施の形態2に係る本について説明する。実施の形態2に係る本は、実施の形態1に係る本1の表表紙部30および裏表紙部40に対して、新たな谷折り部を追加することを特徴とする。実施の形態2では、実施の形態1に係る本と同じ構成部分について同じ符号を用いるとともに、該当箇所の説明を省略する。
図3(b)に示すように、実施の形態2に係る本2の表表紙部30には、第一谷折り部100より水平に延設された新たな谷折り部が形成されている。この谷折り部を「第四谷折り部130」と称する。また、本2の裏表紙部40にも、第一谷折り部100より水平に延設された新たな谷折り部が形成されている。この谷折り部を「第五谷折り部140」と称する。
図5は、本2に設けられた第一谷折り部100~第五谷折り部140の5箇所の谷折り部を谷折りに折り曲げて、本2を起立させた状態を示した図である。まず、実施の形態1で説明したように、本2を広げながら、下部35,45,55を外側へ折り返すことにより、略ハ字状に開かれた下部35,45,55の底辺を、机等の平面に接地させる(図4のような状態)。この状態から、第四谷折り部130および第五谷折り部140を谷折りに折り曲げていくと、略ハ字状の下部35,45,55は、下部55の底辺部分が徐々に平面から離れてから上側に移動する(図5の矢印A参照)とともに、表表紙部30の角部33(下部35の端部)と裏表紙部40の角部43(下部45の端部)との間隔が縮まりつつ、2つの角部33,43が背側(本文部10から離れる方向)へ移動することになる。そして、最終的には、下部35,45,55の底辺が背側に向けられた状態となり、本文部10の下端部13と2つの角部33,43とが平面に当接して、本2が起立された状態となる。
このとき、第四谷折り部130および第五谷折り部140をより一層折り曲げようとしても、下部35の底辺と下部45の底辺とのなす角が鋭角に変化するとともに、本2の表表紙部30と裏表紙部40との角度がより開いた状態となるため、第四谷折り部130および第五谷折り部140を谷折りに折り曲げることが難しくなる。このため、特許文献2(特開2014-128897号公報)に開示された折り返し部と異なり、本2が起立した状態において第四谷折り部130および第五谷折り部140がより一層折り曲げられてしまうことを抑制することができ、下部35,45,55が背側に大きく傾いてしまうことを防止することができる。従って、簡単且つ安定的に、本2を平面に起立させることが可能となる。
特に、本2の構成の場合、本文部10の下端部13と2つの角部33,43とによって形成される平面上の三角形の広さは、実施の形態1で形成された四角形よりも広くなる傾向がある。このため、本2の重心の垂線が、平面上の三角形の範囲内を通るように調整することが容易となり、本2を、安定的に起立させることが可能になる。
さらに、本1,2では、特許文献3(実用新案登録第3231948号公報)のポータブルスタンド部や、特許文献4(意匠登録第1687325号公報)のスタンド部のような別部材を、付加的に設ける必要がない。製本された一般的な本は、表表紙部、裏表紙部および背表紙部を備えているため、表表紙部30、裏表紙部40および背表紙部50に対して、第一谷折り部100~第三谷折り部120(必要に応じて、第四谷折り部130、第五谷折り部140)を簡単に設けことができる。このため、本1,2では、本の構造を複雑化することがない。
[実施の形態3]
次に、実施の形態3に係る本について説明する。実施の形態3では、実施の形態1に係る本と同じ構成部分について同じ符号を用いるとともに、該当箇所の説明を省略する。
図6(a)は、実施の形態3に係る本の開かれた状態を表表紙部側から見た状態を示す斜視図であり、(b)は、実施の形態3に係る本の開かれた状態を裏表紙部側から見た状態を示す斜視図である。また、図7は、表表紙部30の第二谷折り部110、裏表紙部40の第三谷折り部120および背表紙部50の第一谷折り部100をそれぞれ谷折りに折り曲げて、実施の形態3に係る本3を机等の平面に載置して起立させた状態を示している。
実施の形態3に係る本3は、実施の形態1に係る本1と比較して、第一のど62に設けられていた「切り込み部」が設けられておらず、また、第二のど72に設けられていた「切り込み部」が設けられていない点で相違する。
さらに、実施の形態1に係る本1では、第一見返し紙60の一の半分の外側面が、表表紙部30の内側面(表表紙部30の本文部10側の面)に全体的に接着されていたが、実施の形態3に係る本3では、第一見返し紙60の一の半分の外側面が、表表紙部30の内側面の一部、具体的には、表表紙部30の内側面の第二谷折り部110よりも上側部分(図6(a)(b)、図7においてグレーで示した部分)だけに接着され、第二谷折り部110よりも下側部分は、表表紙部30の内側面に接着されていない。
同様に、実施の形態1に係る本1では、第二見返し紙70の一の半分の外側面が、裏表紙部40の内側面(裏表紙部40の本文部10側の面)に全体的に接着されていたが、実施の形態3に係る本3では、第二見返し紙70の一の半分の外側面が、裏表紙部40の内側面の一部、具体的には、裏表紙部40の内側面の第三谷折り部120よりも上側部分(図6(a)(b)、図7においてグレーで示した部分)だけに接着され、第三谷折り部120よりも下側部分は、裏表紙部40の内側面に接着されていない。また、背表紙部50は、本文部10の背面側に固着されていない。
このため、表表紙部30の第二谷折り部110、裏表紙部40の第三谷折り部120および背表紙部50の第一谷折り部100をそれぞれ谷折りに折り曲げることにより、表表紙部30の第二谷折り部110より下側部分が、第一見返し紙60から離れた状態となり、裏表紙部40の第三谷折り部120より下側部分が、第二見返し紙70から離れた状態となり、背表紙部50の第一谷折り部100より下側部分が、本文部10の背面側から離れた状態になって、その部分に空間が形成されることになる。
従って、図7に示すように、表表紙部30の第二谷折り部110、裏表紙部40の第三谷折り部120および背表紙部50の第一谷折り部100をそれぞれ谷折りに折り曲げることによって、本3を机等の平面に載置して起立させることが可能となる。略ハ字状に開かれた表表紙部30の下部35、裏表紙部40の下部45および背表紙部50の下部55の底辺を平面に接地させることにより、本文部10の背側の下端部13が平面に接地した状態となり、傾いた本文部10を下部35,45,55で支えるようにして、本3を起立させることが可能となる。
以上、本考案に係る本について、実施の形態1、実施の形態2および実施の形態3に係る本1,2,3を一例として示して説明したが、本考案に係る本は、上述した構成に限定されない。例えば、実施の形態1、実施の形態2および実施の形態3では、本1,2,3が上製本である場合について説明した。しかしながら、本考案に係る本は、上製本には限定されず、並製本であってもよい。
今日の並製本には、厚手の紙で出来たカバーが予め取り付けられることが多い。また、重量の軽い本の場合には、並製本であっても、表表紙部および裏表紙部で本文部を容易に支えることが可能である。このため、並製本であっても、表表紙部、裏表紙部および背表紙部(カバーの対応する部位含む)に対して第一谷折り部~第三谷折り部(必要に応じて、第四谷折り部、第五谷折り部)を設けて、第一見返し紙および第二見返し紙のそれぞれののどに切り込み部を設けることにより、本の構造を複雑化することなく、机等に本を簡単に載置し、起立させることが可能になる。
1,2,3 …本
10 …本文部
13 …(本文部の)下端部
100 …第一谷折り部
110 …第二谷折り部
120 …第三谷折り部
130 …第四谷折り部
140 …第五谷折り部
30 …表表紙部
32,42 …(第一谷折り部の)端部
33 …(表表紙部の)角部
35 …(表表紙部の)下部
40 …裏表紙部
43 …(裏表紙部の)角部
45 …(裏表紙部の)下部
50 …背表紙部
55 …(背表紙部の)下部
60 …第一見返し紙
62 …第一のど
64 …(第一のどの)切り込み部
70 …第二見返し紙
72 …第二のど
74 …(第二のどの)切り込み部
80 …チリ
90 …花布
L …本の厚さ(束)

Claims (3)

  1. 背表紙部と、表表紙部と、裏表紙部と、複数の紙が背側で綴じられた本文部とを有し、前記表表紙部と前記裏表紙部とは前記背表紙部を介して一体に形成され、前記表表紙部が第一見返し紙によって前記本文部に取り付けられ、前記裏表紙部が第二見返し紙によって前記本文部に取り付けられた本であって、
    前記背表紙部には、水平な第一谷折り部が設けられ、
    前記表表紙部には、前記第一谷折り部の前記表表紙部側の端部から前記表表紙部の下側角部まで、直線状の第二谷折り部が設けられ、
    前記裏表紙部には、前記第一谷折り部の前記裏表紙部側の端部から前記裏表紙部の下側角部まで、直線状の第三谷折り部が設けられ、
    前記第一見返し紙ののどには、前記第一谷折り部の前記表表紙部側の端部に対応する位置より下側に、切り込み部が設けられ、
    前記第二見返し紙ののどには、前記第一谷折り部の前記裏表紙部側の端部に対応する位置より下側に、切り込み部が設けられていることを特徴とする本。
  2. 前記表表紙部には、前記第一谷折り部が延伸された水平な第四谷折り部が設けられ、
    前記裏表紙部には、前記第一谷折り部が延伸された水平な第五谷折り部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の本。
  3. 背表紙部と、表表紙部と、裏表紙部と、複数の紙が背側で綴じられた本文部とを有し、前記表表紙部と前記裏表紙部とは前記背表紙部を介して一体に形成され、
    前記背表紙部には、水平な第一谷折り部が設けられ、
    前記表表紙部には、前記第一谷折り部の前記表表紙部側の端部から前記表表紙部の下側角部まで、直線状の第二谷折り部が設けられ、
    前記裏表紙部には、前記第一谷折り部の前記裏表紙部側の端部から前記裏表紙部の下側角部まで、直線状の第三谷折り部が設けられ、
    前記表表紙部は、前記第二谷折り部よりも上側部分だけ第一見返し紙に接着された状態で、該第一見返し紙によって前記本文部に取り付けられ、
    前記裏表紙部は、前記第三谷折り部よりも上側部分だけ第二見返し紙に接着された状態で、該第二見返し紙によって前記本文部に取り付けられることを特徴とする本。
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