JP3239550U - 前歯部反対咬合を治療できる上顎咬合床及びリップバンパーつきの矯正装置 - Google Patents

前歯部反対咬合を治療できる上顎咬合床及びリップバンパーつきの矯正装置 Download PDF

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Abstract

【課題】混合歯列期と早期永久歯の患者の軽度の骨格クラスIII及び機能クラスIIIの不正咬合の予防及び阻止に役立ち、矯正効果を果たすだけでなく、患者の装着の快適度を大幅に向上させる、前歯部反対咬合を治療できる上顎咬合床及びリップバンパーつきの矯正装置を提供する。【解決手段】硬口蓋の前部に設置された義歯床6であって、その前端に反対咬合斜面板又は二重湾曲弾線3が設けられる義歯床と、義歯床の両側にそれぞれ設置され、上顎の両側の臼歯後退位にそれぞれ位置し、臼歯に位置固定装置7を介して接続される一対の上顎咬合床1.1と、接続部材5を介して義歯床に接続され、上顎の両側の前庭溝にそれぞれ位置する一対の上リップバンパー4とを含む。【選択図】図1

Description

本考案は、歯科矯正学の技術分野に属し、より具体的には、前歯部反対咬合を治療できる上顎咬合床及びリップバンパーつきの矯正装置に関する。
骨格クラスIIIの不正咬合は、臨床で最も一般的な不正咬合の1つであり、成長と発達に伴って悪化する可能性があるため、多くの場合、そのような患者には、早期介入が推奨される。臨床的にわかるように、混合歯列期及びクラスIIIの早期永久歯の患者の一部は、下顎後退、又は軽度の骨格交叉咬合のみであるが、早期矯正治療による軽度の骨格クラスIII及び機能クラスIIIの不正咬合の予防/阻止に期待できる。現在、早期矯正治療で一般的に使用される機能性矯正器具には様々な種類があるが、大きな矯正器具を使用する患者には適応が難しい、日中の装用に適しない、食事に影響を与える、ほとんどの矯正器具が上顎骨のさらなる三次元的発達に対して明確な助けにはならないなど、様々な問題点がある。
従って、混合歯列期と早期永久歯の患者の軽度の骨格クラスIII及び機能クラスIIIの不正咬合の予防及び阻止に役立ち、矯正効果を果たすことができるだけでなく、患者の装着の快適度を向上させる前歯部反対咬合を治療できる上顎咬合床及びリップバンパーつきの矯正装置の開発が期待される。
本考案の目的は、混合歯列期と早期永久歯の患者の軽度の骨格クラスIII及び機能クラスIIIの不正咬合を予防及び阻止し、矯正効果を果たすだけでなく、患者の装着の快適度を大幅に向上させるための前歯部反対咬合を治療できる上顎咬合床及びリップバンパーつきの矯正装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本考案は、前歯部反対咬合を治療できる上顎咬合床及びリップバンパーつきの矯正装置を提供し、それは、
硬口蓋の前部に設置された義歯床であって、その前端に反対咬合斜面板又は二重湾曲弾線が設けられる義歯床と、
前記義歯床の両側にそれぞれ設置され、上顎の両側の臼歯後退位にそれぞれ位置し、前記臼歯に位置固定装置を介して接続される一対の上顎咬合床と、
接続部材を介して前記義歯床に接続され、前記上顎の両側の前庭溝にそれぞれ位置する一対の上リップバンパーとを含む。
選択可能では、前記上顎咬合床は、上顎臼歯の下顎後退位に被覆され、その表面は、溝のある解剖面である。
選択可能では、各前記上顎咬合床は、上顎バッカルシールドを含み、前記上顎バッカルシールドは、前記患者のバッカルコリドーに位置する。
選択可能では、前記反対咬合斜面板は、前記硬口蓋に沿って延在し、咬合面と夾角をなす。選択可能では、前記二重湾曲弾線は、S形で、上前歯の舌側に位置し、前記二重湾曲弾線の位置する平面は、切歯の舌面と垂直になる。
選択可能では、前記上リップバンパーの末端は、上顎の前庭溝に向かい、上歯槽骨粘膜から3mm~5mm離れる。選択可能では、前記位置固定装置は、アダムスクラスプと、単腕鉤と、エンブレージャークラスプとを含む。選択可能では、前記接続部材は、ブラケットと、二重湾曲唇側誘導線とを含む。選択可能では、前記義歯床と前記上顎咬合床は、一体成形される。選択可能では、前記位置固定装置と前記接続部材はいずれも鋼線で折り曲げられる。
本考案の有益な効果は以下のとおりである。従来技術に比べて、本考案は、特に混合歯列期及び早期永久歯の軽度の骨格クラスIIIの上顎低形成症及び機能性交叉咬合の患者に特に適用する。患者に装着する場合、それが上顎咬合床と協働して前歯交叉咬合のロック関係を解消し、上リップバンパーの底部から前庭溝までは、唇側の筋力を解消し、上顎骨のさらなる三次元的発達が可能になり、同時に、歯科矯正医は、患者の実際の状況に応じて、矯正治療と協力するために、反対咬合斜面板又は二重湾曲弾線を選択し、反対咬合斜面板の作用は、下歯を低くし、舌方向に傾斜させることであり、二重湾曲弾線3は、長い歯を前にプッシュするように作用するものであり、また、本矯正装置は上顎に装着するだけでよく、従来の矯正装置に比べて、サイズが小さく装着しやすく、患者の快適度を大幅に向上させ、基本的な言語機能と日常の食事にはほとんど影響がなく、混合歯列期の患者が医師と協力して終日着用するのに役立ち、従って、軽度の骨格クラスIII及び機能クラスIIIの不正咬合の予防/阻止の目的を達成し、良好な利用可能性を有する。
以下の具体的な実施形態では、本考案の他の特徴及び利点を詳細に説明する。
図面を参照しながら、本考案の例示的な実施形態をより詳細に説明するため、本発明の上記及び他の目的、特徴及び利点はより明らかになり、ここで、本考案の例示的な実施形態では、同じ参照番号は、一般的に同じ部材を表す。
本考案の一実施例による前歯部反対咬合を治療できる上顎咬合床及びリップバンパーつきの矯正装置の構造概略図を示す。 本考案の一実施例による前歯部反対咬合を治療できる上顎咬合床及びリップバンパーつきの矯正装置の構造概略図を示す。 本考案の一実施例による前歯部反対咬合を治療できる上顎咬合床及びリップバンパーつきの矯正装置の構造概略図を示す。 本考案の一実施例による前歯部反対咬合を治療できる上顎咬合床及びリップバンパーつきの矯正装置の構造概略図を示す。 本考案の一実施例による前歯部反対咬合を治療できる上顎咬合床及びリップバンパーつきの矯正装置の構造概略図を示す。 本考案の一実施例による前歯部反対咬合を治療できる上顎咬合床及びリップバンパーつきの矯正装置の構造概略図を示す。
記号:
1.1 上顎咬合床、1.2 上顎バッカルシールド、2.反対咬合斜面板、3 二重湾曲弾線、4 上リップバンパー、5 接続部材、6 義歯床、7 位置固定装置。
以下、本考案の好ましい実施例をより詳細に説明する。以下、本考案の好ましい実施形態を説明するが、本考案は、様々な形態で具現化することができ、本明細書に記載の実施形態によって限定されるわけではないことを理解されたい。
逆に、これらの実施形態は、本考案が徹底的かつ完全になり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるように提供される。
本考案の説明において、理解に必要なものとして、用語「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」、「時計回り」、「反時計回り」、「軸方向」、「径方向」、「円周方向」などで示される配向又は位置関係は、添付の図面に示される配向又は位置関係に基づいており、本考案を説明し、説明を簡略化するためにのみ使用され、言及される装置又は要素が特定の配向を有し、特定の方向で構築及び動作しなければならないことを示したり暗示したりするものではなく、従って、それらは本考案への限定として解釈されるべきではない。
本考案は、前歯部反対咬合を治療できる上顎咬合床及びリップバンパーつきの矯正装置を開示し、
それは、
硬口蓋の前部に設置された義歯床であって、その前端に反対咬合斜面板又は二重湾曲弾線が設けられる義歯床と、
義歯床の両側にそれぞれ設置され、上顎の両側の臼歯後退位にそれぞれ位置し、臼歯に位置固定装置を介して接続される一対の上顎咬合床と、
接続部材を介して義歯床に接続され、上顎の両側の前庭溝にそれぞれ位置する一対の上リップバンパーとを含む。
具体的には、本考案は、特に混合歯列期及び早期永久歯の軽度の骨格クラスIIIの上顎低形成症及び機能性交叉咬合の患者に特に適用する。患者に装着する場合、上顎咬合床が前歯交叉咬合のロック関係を解消し、上リップバンパーの底部から前庭溝までは、唇側の筋力を解消し、上顎骨のさらなる三次元的発達が可能になり、同時に、歯科矯正医は、患者の実際の状況に応じて、矯正治療と協力するために、反対咬合斜面板又は二重湾曲弾線を選択し、反対咬合斜面板の作用は、下歯を低くし、舌方向に傾斜させることであり、二重湾曲弾線3は、長い歯を前にプッシュするように作用するものであり、また、本矯正装置は上顎に装着するだけでよく、従来の矯正装置に比べて、サイズが小さく装着しやすく、患者の快適度を大幅に向上させ、基本的な言語機能と日常の食事にはほとんど影響がなく、混合歯列期の患者が医師と協力して終日着用するのに役立ち、従って、軽度の骨格クラスIII及び機能クラスIIIの不正咬合の予防/阻止の目的を達成し、良好な利用可能性を有する。
選択肢として、上顎咬合床は、上顎臼歯の下顎後退位に被覆され、その表面は、溝のある解剖面である。
具体的には、上顎咬合床は、下歯列弓の位置に影響を与えず、その厚さは、前歯交叉咬合のロック関係を解消し、上前歯と下前歯を1mm~2mm離す。選択肢として、各上顎咬合床は、上顎バッカルシールドを含み、上顎バッカルシールドは、患者のバッカルコリドーに位置する。
具体的には、上顎咬合床と上顎バッカルシールドは、一体成形される。選択肢として、反対咬合斜面板は、硬口蓋に沿って延在し、咬合面と夾角をなす。
具体的には、反対咬合斜面板は、歯科矯正医が臨床上の必要に応じて上前歯の口蓋側の義歯床を厚くすることによって形成でき、咬合面に対する角度が約45°である。
選択肢として、二重湾曲弾線は、S形で、上前歯の舌側に位置し、二重湾曲弾線の位置する平面は、切歯の舌面と垂直になる。
具体的には、二重湾曲弾線の一端は、義歯床に接続され、他端は上前歯の舌側に置かれ、その直径は、0.6mm~0.7mmであり、その最大幅は歯冠の幅と同じである。選択肢として、上リップバンパーの末端は、上顎の前庭溝に向かい、上歯槽骨粘膜から3mm~5mm離れる。
選択肢として、位置固定装置は、アダムスクラスプと、単腕鉤と、エンブレージャークラスプとを含む。具体的には、アダムスクラスプは、0.6mm~0.7mmの鋼線で折り曲げられ、単腕鉤は、0.8mm~1.0mmの鋼線で折り曲げられ、エンブレージャークラスプは、0.8mm~0.9mmの鋼線で折り曲げられる。選択肢として、接続部材は、ブラケットと、二重湾曲唇側誘導線とを含む。
具体的には、ブラケット、二重湾曲唇側誘導線は、0.6mm~1.0mmの鋼線で折り曲げられる。
選択肢として、義歯床と上顎咬合床は、一体成形される。具体的には、義歯床によって上顎の両側及び上前歯の口蓋側に複数の二重湾曲弾線、ブラケット又は二重湾曲唇側誘導線、位置固定装置が埋め込まれる。
選択肢として、位置固定装置と接続部材はいずれも鋼線で折り曲げられる。
(実施例)
実施例は、図1~6に示され、本実施例の前歯部反対咬合を治療できる上顎咬合床及びリップバンパーつきの矯正装置は、義歯床6と、一対の上顎咬合床1.1と、上リップバンパー4とを含む。
義歯床6は、硬口蓋の前部に設置され、義歯床6の前端に反対咬合斜面板2(図3、図4に示す)又は二重湾曲弾線3(図1、図2に示す)が設けられ、反対咬合斜面板2の作用は、下歯を低くし、舌方向に傾斜させることであり、二重湾曲弾線3は、長い歯を前にプッシュするように作用するものである。反対咬合斜面板2は、歯科矯正医が臨床上の必要に応じて上前歯の口蓋側の義歯床を厚くすることによって形成でき、硬口蓋に沿って延在し、咬合面に対する角度が約45°であり、二重湾曲弾線3は、類似するS形構造で上前歯の舌側に置かれ、その直径が0.6~0.7mmで、その平面が切歯の舌面と垂直になり、その最大幅が歯冠の幅と同じである。
一対の上顎咬合床1.1は、義歯床6の両側にそれぞれ設置され、上顎の両側の臼歯後退位にそれぞれ位置し、臼歯に位置固定装置7を介して接続される。上顎咬合床1.1は、上顎臼歯の下顎後退位咬合床に被覆され、下歯列弓の位置に影響を与えず、その厚さは好ましく前歯交叉咬合のロック関係を解消し、上前歯と下前歯を1mm~2mm離し、その表面は、溝のある解剖面であり、各上顎咬合床1.1は、上顎バッカルシールド1.2を含み、上顎バッカルシールド1.2は、患者のバッカルコリドーに位置し、各上顎咬合床1.1と一体成形され、位置固定装置7は、アダムスクラスプ、単腕鉤又はエンブレージャークラスプであり、アダムスクラスプは、0.6~0.7mmの鋼線で折り曲げられ、単腕鉤は、0.8~1.0mmの鋼線で折り曲げられ、エンブレージャークラスプは、0.8~0.9mmの鋼線で折り曲げられる。
一対の上リップバンパー4は接続部材5を介して前記義歯床6に接続され、上顎の両側の前庭溝にそれぞれ位置する。上リップバンパー4の末端は、上顎の前庭溝に向かい、上歯槽骨粘膜から3mm~5mm離れる。接続部材5は、ブラケット(図1、図3に示す)又は二重湾曲唇側誘導線(図2、図4に示す)であり、それらはいずれも0.6~1.0mmの鋼線で折り曲げられる。
義歯床6によって上顎の両側及び上前歯の口蓋側に複数の二重湾曲弾線3、接続部材5及び位置固定装置7が埋め込まれる。
使用中、歯科矯正医は、患者に上顎咬合床を設計し、上顎咬合床の研磨面に溝を作り出して解剖面を形成し、上顎の前庭溝に上リップバンパーを設置し、異常の唇側の筋力を解消し、臨床状況に応じて、上前歯の口蓋側の義歯床を厚くして反対咬合斜面板を形成し、又は上顎の口蓋側に二重湾曲弾線を設置し、アダムスクラスプ、単腕鉤又はエンブレージャークラスプで固定し、ブラケット/二重湾曲唇側誘導線、位置固定装置及び二重湾曲弾線の自由端は義歯床に埋め込まれる。ブラッシング時以外は、一日中、矯正器具を装着しなければならないように患者に指示する。
成長・発達期の症例について、図2、図4に示すように、発達段階に応じて二重湾曲唇側誘導線を調整してリップバンパーの位置を変更し、異なる段階の矯正ニーズを満たすことができ、叢生を伴う歯列代償が明らかな症例について、図1、図2に示すように、二重湾曲弾線は、交叉咬合を解決するだけでなく、代償及び叢生の一部を除去することができ、過蓋咬合の症例について、図3、図4に示すように、反対咬合斜面板は、前歯交叉咬合を矯正するために適用する。
本装置の製造ステップは、患者の口腔内の上顎と下顎の石膏模型を製造するステップと、咬合関係を記録するステップと、上顎フレームで患者の咬合関係を変えるステップと、矯正器具の口腔内部材を製造するステップと、自己硬化性樹脂で矯正器具を成形するステップと、矯正器具を整え直して研磨するステップとを含む。本考案は、臨床状況に応じて、弾線/反対咬合斜面板と協働し、混合歯列期と早期永久歯の患者の軽度の骨格クラスIII及び機能クラスIIIの不正咬合の予防及び阻止に役立ち、矯正効果を向上させるだけでなく、患者の装着の快適度を大幅に向上させ、良好な利用可能性を有する。
以上は、本考案の各実施例を説明し、上記説明は例示であり、網羅的ではなく、開示された各実施例を限定するものではない。記載された各実施例の範囲及び精神から逸脱することなく、当業者には多数の修正及び変形が明らかである。

Claims (10)

  1. 前歯部反対咬合を治療できる上顎咬合床及びリップバンパーつきの矯正装置であって、
    硬口蓋の前部に設置された義歯床であって、その前端に反対咬合斜面板又は二重湾曲弾線が設けられる義歯床と、
    前記義歯床の両側にそれぞれ設置され、上顎の両側の臼歯後退位にそれぞれ位置し、臼歯に位置固定装置を介して接続される一対の上顎咬合床と、
    接続部材を介して前記義歯床に接続され、前記上顎の両側の前庭溝にそれぞれ位置する一対の上リップバンパーとを含むことを特徴とする、前歯部反対咬合を治療できる上顎咬合床及びリップバンパーつきの矯正装置。
  2. 前記上顎咬合床は、上顎臼歯の下顎後退位に被覆され、その表面は、溝のある解剖面であることを特徴とする、請求項1に記載の前歯部反対咬合を治療できる上顎咬合床及びリップバンパーつきの矯正装置。
  3. 各前記上顎咬合床は、上顎バッカルシールドを含み、前記上顎バッカルシールドは、患者のバッカルコリドーに位置することを特徴とする、請求項1に記載の前歯部反対咬合を治療できる上顎咬合床及びリップバンパーつきの矯正装置。
  4. 前記反対咬合斜面板は、前記硬口蓋に沿って延在し、咬合面と夾角をなすことを特徴とする、請求項1に記載の前歯部反対咬合を治療できる上顎咬合床及びリップバンパーつきの矯正装置。
  5. 前記二重湾曲弾線は、S形で、上前歯の舌側に位置し、前記二重湾曲弾線の位置する平面は、切歯の舌面と垂直になることを特徴とする、請求項1に記載の前歯部反対咬合を治療できる上顎咬合床及びリップバンパーつきの矯正装置。
  6. 前記上リップバンパーの末端は、上顎の前庭溝に向かい、上歯槽骨粘膜から3mm~5mm離れることを特徴とする、請求項1に記載の前歯部反対咬合を治療できる上顎咬合床及びリップバンパーつきの矯正装置。
  7. 前記位置固定装置は、アダムスクラスプと、単腕鉤と、エンブレージャークラスプとを含むことを特徴とする、請求項1に記載の前歯部反対咬合を治療できる上顎咬合床及びリップバンパーつきの矯正装置。
  8. 前記接続部材は、ブラケットと、二重湾曲唇側誘導線とを含むことを特徴とする、請求項1に記載の前歯部反対咬合を治療できる上顎咬合床及びリップバンパーつきの矯正装置。
  9. 前記義歯床と前記上顎咬合床は、一体成形されることを特徴とする、請求項1に記載の前歯部反対咬合を治療できる上顎咬合床及びリップバンパーつきの矯正装置。
  10. 前記位置固定装置と前記接続部材はいずれも鋼線で折り曲げられることを特徴とする、請求項1に記載の前歯部反対咬合を治療できる上顎咬合床及びリップバンパーつきの矯正装置。
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