JP3238851U - 可搬式害虫駆除装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】場所を選ばずに、効果的に樹木に寄生する害虫の駆除ができる、可搬式害虫駆除装置を提供する。【解決手段】樹木201の木質組織に打ち込むことができる先端が尖った第1の電極111及び第2の電極112と、第1の電極111と第2の電極112との間に電圧を印可する可搬電源115と、第1の電極111及び第2の電極112と、可搬電源115とを接続する導電ケーブル117、118とを備えている。第1の電極111と第2の電極112との設置間隔は、樹木の最大地上高の20%以上、80%以下とする。【選択図】図1

Description

本考案は、可搬式害虫駆除装置に関する。
マツノザイセンチュウによる松枯れは、急速に広範囲に広がるため大きな問題となる。松枯れは、マツノマダラカミキリによって媒介されるマツノザイセンチュウによって生じるため、マツノザイセンチュウが松に寄生した後は、マツノマダラカミキリを駆除しても松枯れを防ぐことはできない。
松枯れの一般的な対策は、マツノザイセンチュウに寄生されて枯れた松を伐採し、薬剤燻蒸する方法である。これは、マツノザイセンチュウの宿主となるマツノマダラカミキリが羽化して新たな松にマツノザイセンチュウを寄生させることを防ぐことを目的とし、松に寄生したマツノザイセンチュウを死滅させ、松枯れを防止するものではない。
松に寄生したマツノザイセンチュウを死滅させ、松を再生する方法として、マツノザイセンチュウが寄生した樹木にパルス電流を流す方法が検討されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開平10-23852号公報
しかしながら、従来の通電によるマツノザイセンチュウの駆除は、高圧のパルス電流を加えており、複雑なパルス電源回路を必要とするので、装置が高額になる。マツノザイセンチュウの被害を抑えるためには、一定の領域内に生える複数の樹木において駆除を行う必要がある。また、被害樹木は近づくことが容易にできない場所にあることが多く、複数の駆除装置の設置が容易にできること、一旦設置した装置は回収可能になるまで放置しておいても問題ないものであることが、効果的な駆除のためには重要である。なお、マツノザイセンチュウに限らず、樹木に寄生する同様の害虫の駆除において、同様の問題が発生し得る。
本開示の課題は、場所を選ばずに、効果的に樹木に寄生する害虫の駆除ができるようにすることである。
本開示の害虫駆除装置の一態様は、樹木の木質組織に打ち込むことができる先端が尖った第1の電極及び第2の電極と、第1の電極と第2の電極との間に電圧を印可する可搬電源と、第1の電極及び第2の電極と、可搬電源とを接続する導電ケーブルとを備え、第1の電極と第2の電極との間隔は、樹木の最大地上高の10%以上、80%以下とする。
害虫駆除装置の一態様は、可搬電源を備えており、どこへでも持ち運ぶことが可能である。第1の電極と第2の電極との間隔を、樹木の最大地上高の10%以上、80%以下とすることにより容易に設置することができる。また、構造が単純で屋外において野ざらしで使用することもでき、回収が可能になるまでそのまま放置することができるので、容易にアクセスできないような場所においても効率よく害虫駆除を行うことができる。
本開示の害虫駆除装置によれば、種々の場所において、効果的に害虫の駆除ができる。
一実施形態に係る害虫駆除装置の設置状態を示す図である。
図1に示すように、本開示の可搬式害虫駆除装置は、第1の電極111及び第2の電極112と、第1の電極111と第2の電極112との間に電圧を印可して通電する可搬電源115と、第1の電極111と可搬電源115の正極115Aとを接続する第1の導電ケーブル117と、第2の電極と可搬電源115の負極115Bとを接続する第2の導電ケーブル118とを有している。
第1の電極111及び第2の電極112は、松等の樹木201の幹に少なくとも先端部を打ち込むことができるように、尖った鋭利な先端部を有する。第1の電極111及び第2の電極112は、特に限定されないが、電気抵抗を小さくできる銅又は銅合金からなるものが好ましい。幹へ打ち込む強度を確保する観点から、特に銅合金からなるものが好ましい。第1の電極111及び第2の電極112のサイズは特に限定されないが、幹へ打ち込むと共に導電ケーブルを接続できるようにする観点から、長さが10cm~20cm程度で、太さが3mm~10mm程度とすることが好ましい。
可搬電源115は、第1の電極111と第2の電極112との間に電圧を印加して通電することができればよく、種々の1次電池及び2次電池を用いることができる。中でも鉛蓄電池及びリチウムイオンバッテリ等の2次電池が好ましく、可搬性の観点からリチウムイオンバッテリがより好ましい。可搬電源115の出力電圧は、取り扱い性の観点及び第1の電極111と第2の電極112との間に0.1mA~10mA程度の電流を流せるようにする観点から10V~50V程度が好ましい。所定の出電圧が得られるように複数の電池を接続することができる。
第1の導電ケーブル117及び第2の導電ケーブル118は、電流を流すことができれば特に限定されないが、耐久性及び安全性の観点から絶縁体により被覆された被覆導線が好ましい。第1の導電ケーブル117及び第2の導電ケーブル118は、第1の電極111及び第2の電極112並びに正極115A及び負極115Bと接続するための端子を設けることができる。また、第1の導電ケーブル117及び第2の導電ケーブル118の末端に、クリップ等を設けて第1の電極111及び第2の電極112並びに正極115A及び負極115Bと接続することもできる。
第1の電極111と第2の電極112との設置位置は、特に限定されないが、2つの電極の間隔をある程度大きくした方が駆除効果を高めることができるので、2つの電極の間隔を対象となる樹木の最大地上高の20%以上とすることが好ましい。第1の電極111を樹木の上端に設置し、第2の電極112を樹木の地上部の下端に設置することは可能であるが、設置の労力が大きくなる。ある程度の間隔を開けることにより十分な駆除効果が得られるので、設置のし易さの観点からは、2つの電極の間隔を対象となる樹木の最大地上高の好ましくは80%以下とすることができる。但し、間隔を80%以上とすることもできる。なお、第2の電極112を樹木の地上部のできるだけ下方に設置した方が、電極の設置が容易で、駆除効果も高くなるので、地上高100cm以下の位置に設けることが好ましく、地上高50cm以下の位置の設けることがより好ましい。
第1の電極111及び第2の電極112は、1本の樹木201に1つずつ設置することができるが、複数本ずつ設置することもできる。例えば、高さを揃えて幹の周上に間隔をおいて複数の電極を設置することができる。この場合、同じ電極同士は並列に接続することができる。また、第1の電極111の数と第2の電極112の数とを同じにする必要はない。
また、1つの可搬電源115から、1本の樹木201に設置した電極に電力を供給する例を示したが、1つの可搬電源115から複数の樹木201に設置した、電極に電力を供給することもできる。
なお、樹木の上方に位置する第1の電極111を可搬電源115の正極115Aに接続し、樹木の下方に位置する第2の電極112を可搬電源115の負極115Bに接続する例を示したが、正負を逆に接続することもできる。
本実施形態の害虫駆除装置は、可搬電源を用いるため、商用電源を利用することができない場所に生える樹木の害虫駆除に用いることができる。また、非常に単純な構成であるため、野ざらしの屋外に長期間放置することも可能である。また、電池が放電状態になるまで放置しても何ら問題はない。このため、駆除処理後にすぐ装置を回収しなくてもよいので、アクセスが容易でない山中に生える樹木等についても害虫駆除が容易にできる。なお、所定時間通電をして害虫駆除をした後、通電を停止できるように、タイマー等を設けることもできる。この場合、通電時間は好ましくは1日以上、より好ましくは3日以上である。
マツノザイセンチュウによる被害が認められた地上高が約4mの4本の松の木に、本実施形態の害虫駆除装置を設置した。可搬電源には自動車用の12Vの鉛蓄電池を用いた。第1の電極は地上約3mの位置に設置し、第2の電極は地上約30cmの位置に設置した。設置後、7日間通電した。1本の松の木については立ち枯れたが、3本については葉が緑色に戻り、健常な状態に復帰した。
本実施形態の害虫駆除装置は、マツノザイセンチュウの駆除に有用であるが、マツノザイセンチュウに限らず樹木の幹に寄生する種々の害虫に対して有用である。
本開示の害虫駆除装置は、構成が簡単で長期間放置できるため、種々の環境における害虫駆除に有用である。
111 第1の電極
112 第2の電極
115 可搬電源
115A 正極
115B 負極
117 第1の導電ケーブル
118 第2の導電ケーブル
201 樹木

Claims (3)

  1. 樹木の木質組織に打ち込むことができる先端が尖った第1の電極及び第2の電極と、
    前記第1の電極と前記第2の電極との間に電圧を印可する可搬電源と、
    前記第1の電極及び前記第2の電極と、前記可搬電源とを接続する導電ケーブルとを備え、
    前記第1の電極と前記第2の電極との設置間隔を前記樹木の最大地上高の20%以上、80%以下とする、可搬式害虫駆除装置。
  2. 前記可搬電源は、リチウムイオンバッテリを含む、請求項1に記載の可搬式害虫駆除装置。
  3. 前記第1の電極及び前記第2の電極は、前記樹木の周方向に間隔をおいて複数配置する、請求項1又は2に記載の可搬式害虫駆除装置。
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