JP3238491U - 個人に適合する運動処方箋に対応する最適なリハビリ強度または運動量を調整するインテリジェントシステム - Google Patents

Abstract

【課題】個人に適合する運動処方箋に対応する最適なリハビリ強度または運動量を調整するインテリジェントシステムを提供する。【解決手段】インテリジェントシステムは、登録メンバーが測定したバイタルサイン情報をクラウドデータ統合サーバーにアップロードし、医師、リハビリ療法士またはリハビリトレーナー等の医療専門家が診断した後、不断で更新されるＡＩ運動処方箋の最適なパラメータ値により、リハビリテーション及びフィットネス器具を自動的に調整し、個人のリハビリまたは運動フィットネスの効果を高める。【選択図】図１

Description

本考案は、個人に適合する運動処方箋に対応する最適なリハビリ強度または運動量を調整するインテリジェントシステムに関する。

社会と経済の発展に伴い、人々は多くの時間を仕事と社交的活動に費やすようになっており、運動の機会が減少する傾向にある。然しながら、身体の健康及び美しいプロポーションを維持するために、多くの社会人が運動機器を用いて身体を鍛えている。

また、年齢層や疾病の違いにより必要とされる運動量が異なり、運動量の違いによって血圧、血糖値、心拍数、血中酸素、及び心肺機能が変化するため、フィットネスを行う者及び患者に対しリアルタイムでの医療及び監視を行うことがより重要になっている。そこで、フィットネスまたはリハビリと医療と密接なものであり、リハビリまたはフィットネスを行う際に現れるバイタルサインは、フィットネス器具のセンサー及び医療用センサーにより検出するが、上述の異なる種類のサインを統合することは容易ではない。

台湾特許出願公開第７０４９４３号公報 台湾特許出願公開第２０１５１３０３２号公報

しかしながら、各種各様の運動器具は通常独立して操作するための、相互間の検知データを相互に共有することができず、各種検知データを統合することができず、往々にして単一或いは特定の項目のみを運動指標として参照するのみでトレーニングの成果を評価している。また、多くの運動器具は使用する機器に限られた運動記録しか記憶できず、プラットフォームの共通性が欠けており、医師、リハビリ療法士、或いはリハビリトレーナー等の医療専門家が統一されたチャンネルを通してユーザーの完了したトレーニングの成果を完全にチェックすることができず、トレーニング計画とトレーニング効果との間の関連性及び変化を観察することもできず、ユーザーがリハビリ及びフィットネス計画をリアルタイムに更新する機会もない。

このため、リハビリ及びフィットネスの強度を医療専門家の診断に適応させ、クラウドデータ統合システムにより長期間の監視を行い、ユーザーがリハビリ及びフィットネスを行う際に動的信号を提供し、リハビリ及びフィットネス器具に監視している医療データを表示することで、ユーザーがフィットネスの状態を調整できるようにすることが本考案により改善される課題である。

本考案は、上述に鑑みてなされたものであり、その目的は、個人に適合されたリハビリテーションまたはスポーツフィットネスの効果を高める個人に適合する運動処方箋に対応する最適なリハビリ強度または運動量を調整するインテリジェントシステムを提供することにある。

本考案は、登録メンバーが測定したバイタルサイン情報をインターネットを通してクラウドデータ統合サーバーにアップロードすることと、医療リハビリ専門家診断ユニットがクラウドデータ統合サーバーからメンバーのバイタルサイン情報をダウンロードし、診断後に個人に適合された運動処方箋を処方すると共にクラウドデータ統合サーバーにアップロードすることと、リハビリテーション及びフィットネス機器ユニットがクラウドデータ統合サーバーから運動処方箋をダウンロードし、最適なリハビリ強度または運動量に自動的に調整するように制御することと、運動中の処方箋とパラメータ調整ユニットが、メンバーのリアルタイムバイタルサインに基づいてパラメータを自律的に調整すると共に運動処方箋内に記録することと、運動後の処方箋とパラメータ返信調整ユニットが運動終了後にメンバーの最新運動情報及びメンバーが自分で調整したパラメータ値をクラウドデータ統合サーバーに返信することと、を含む。
ここに、医療専門家とは、医師、リハビリ療法士もしくはリハビリトレーナーまたはこれらの関係者等を含む専門家をいう。

本考案は、上述に説明したように構成されているので、以下に記載される効果を奏する。
本考案は医療専門家が診断した後、不断で更新されるＡＩ運動処方箋の最適なパラメータ値によりパーソナライズされたリハビリまたは運動フィットネスの効果を向上する。ユーザーがリハビリまたは運動フィットネス器具を正しく使用しないために引き起こされる運動傷害を回避し、使用上の安全性を高める効果を有している。

本考案の他の目的、構成及び効果については、以下の考案の実施形態から明らかである。

本考案の実施例に係る個人に適合する運動処方箋に対応する最適なリハビリ強度または運動量を調整するインテリジェントシステムの概略構成を示すブロック図である。 本考案の実施例に係る個人に適合する運動処方箋に対応する最適なリハビリ強度または運動量を調整するインテリジェントシステムの運動処方箋を示す説明図である。 本考案の実施例の使用状態を示した説明図（一）である。 本考案の実施例の使用状態を示した説明図（二）である。 本考案の実施例のモバイルデバイス追跡ユニットを示す概略図である。 本考案の実施例の使用プロセスを示す概略説明図である。

以下、本考案の実施形態による個人に適合する運動処方箋に対応する最適なリハビリ強度または運動量を調整するインテリジェントシステムを図面に基づき説明する。

図１から図６を参照しながら、本考案の実施形態をさらに詳しく説明する。

本考案の実施例の個人に適合する運動処方箋に対応する最適なリハビリ強度または運動量を調整するインテリジェントシステムは、ユーザーＩＤが登録メンバーのものであるか否かを判断するためのユーザーログインユニット１０を備えている。ユーザーログインユニット１０は使用したいリハビリ器具またはフィットネス機器でログインを行い、ユーザーが登録メンバーである場合、ログインして使用することを許可する。以下の構成が主に含まれる。

＜全面的健康検知ユニット２０＞
各検知装置によりメンバーのバイタル状態を検知し、バイタルサイン情報を獲得する。本実施例では、全面的健康検知ユニット２０はメンバーの身体の組成成分、血圧、血糖値、心拍数、血中酸素、心肺機能、柔軟性、身長、体重及び運動データのうちの何れか１つまたはそれらの組み合わせの構成を検知する。

＜検知データアップロードユニット３０＞
前述のメンバーのバイタルサイン情報をインターネット３１を通してクラウドデータ統合サーバー４０にアップロードする。本実施例では、クラウドデータ統合サーバー４０は身体検出クラウドデータベース４１及び運動処方箋クラウドデータベース４２を備えている。

＜医療リハビリ専門家診断ユニット５０＞
医師、リハビリ療法士またはリハビリトレーナーで構成されているチームまたは個人であり、遠隔から、クラウドデータ統合サーバー４０からメンバーのバイタルサイン情報をダウンロードし、診断、評価及び集約を行う。本実施例において、全面的健康検知ユニット２０と医療リハビリ専門家診断ユニット５０との間には、医療専門家が有益な診断情報を提供するための医師診療ユニット２１を更に備えている。

＜運動処方箋発行ユニット６０＞
前述の医療専門家がユーザーのバイタルサイン情報を集約した後、個人に適合された運動処方箋６１を処方し、運動処方箋６１をクラウドデータ統合サーバー４０にアップロードする。本実施例において、個人に適合された運動処方箋６１はリハビリ処方箋、日常的なヘルスケア処方箋または運動提案項目処方箋のうちの何れか１つまたはそれらの組み合わせで構成されている。

本考案の従来の運動監視プラットフォームとの相違について、医療専門家で構成されているチームまたは個人を運用し、遠隔から、クラウドデータ統合サーバー４０からメンバーのバイタルサイン情報をダウンロードし、ユーザーのバイタルサイン情報を診断、評価及び集約した後、図２に示すように、個人に適合された運動処方箋６１を処方し、不断で更新されるＡＩ運動処方箋６１の最適なパラメータ値によりリハビリ及びフィットネスを行う者にとっての最適なリハビリ強度または運動量を達成するスマートシステムである。

＜リハビリテーション及びフィットネス機器ユニット７０＞
制御装置７２に電気的に接続されているリハビリテーション及びフィットネス器具７１を少なくとも有している。制御装置７２はクラウドデータ統合サーバー４０から運動処方箋をダウンロードし、リハビリテーション及びフィットネス器具７１の動作条件を制御し、且つメンバーのリハビリ強度または運動量を自動的に調整する。本実施例において、リハビリテーション及びフィットネス機器ユニット７０の制御装置７２は、リハビリテーション及びフィットネス器具７１の周辺に設置されているか（図４参照）、リハビリテーション及びフィットネス器具７１に直接設置されている（図３参照）。制御装置７２はマイクロプロセッサ、メモリ及びワイヤレス伝送装置等を備えているが、詳述は省略する。

＜運動中の処方箋とパラメータ調整ユニット８０＞
メンバーのリアルタイムバイタルサインに基づいて運動パラメータを自律的に調整し、運動処方箋６１内に記録する。運動後の処方箋とパラメータ返信調整ユニット９０は、運動終了後にメンバーの最新運動情報及びメンバーが自分で調整したパラメータ値をクラウドデータ統合サーバー４０に返信する。

本実施例では、クラウドデータ統合サーバー４０に接続されているモバイルデバイス追跡ユニット１００を更に備えている。メンバーはモバイルアプリにより個人に適合されたリハビリまたは運動効果をチェックし、メンバーにリハビリまたは運動過程レポート情報１０１を提供する（図５参照）。本実施例では、モバイルデバイス追跡ユニット１００としてスマートフォン及びタブレット端末を含むが本考案はこれに限定されるものではない。

図６は本考案の実施例の使用プロセスを示す概略説明図である。システム全体の使用方法について明確に説明する。運動処方箋またはリハビリ処方箋をロードし、運動中に処方箋を調整し、運動終了後にメンバーの最新運動情報及びメンバーが自分で調整したパラメータ値をクラウドデータ統合サーバー４０等に自動的に返信し、不断で更新されるＡＩ運動処方箋を構成する実例であり、ユーザーの身体の素質及び状態を十分に把握する。

上記技術的手段により、本考案は医療専門家が診断した後、不断で更新されるＡＩ運動処方箋の最適なパラメータ値により個人に適合されたリハビリまたは運動フィットネスの効果を高めている。ユーザーがリハビリまたは運動フィットネス器具を正しく使用しないことで引き起こされる運動傷害を回避するのみならず、使用上の安全性を高める効果も更に有している。

以上、本考案は、上記実施形態に限定されるものではなく、考案の要旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。

１０ ユーザーログインユニット
２０ 全面的健康検知ユニット
２１ 医師診療ユニット
３０ 検知データアップロードユニット
３１ インターネット
４０ クラウドデータ統合サーバー
４１ 身体検出クラウドデータベース
４２ 運動処方箋クラウドデータベース
５０ 医療リハビリ専門家診断ユニット
６０ 運動処方箋発行ユニット
６１ 運動処方箋
７０ リハビリテーション及びフィットネス機器ユニット
７１ リハビリテーション及びフィットネス器具
７２ 制御装置
８０ 運動中の処方箋とパラメータ調整ユニット
９０ 運動後の処方箋とパラメータ返信調整ユニット
１００ メンバーのモバイルデバイス追跡ユニット
１０１ 会員レポート情報を提供する

Claims (8)

1. ユーザーＩＤが登録メンバーのものであるか否かを判断するためのユーザーログインユニットと、
   各検知装置により前記メンバーのバイタル状態を検知し、バイタルサイン情報を獲得するための全面的健康検知ユニットと、
   前記メンバーのバイタルサイン情報をインターネットを介してクラウドデータ統合サーバーにアップロードするための検知データアップロードユニットと、
   医療専門家で構成されているチームまたは個人である医療リハビリ専門家診断ユニットであって、前記クラウドデータ統合サーバーから前記メンバーのバイタルサイン情報をダウンロードし、診断、評価及び集約するための前記医療リハビリ専門家診断ユニットと、
   前記医療専門家が前記ユーザーのバイタルサイン情報を集約した後、個人に適合された運動処方箋を処方し、前記運動処方箋を前記クラウドデータ統合サーバーにアップロードするための運動処方箋発行ユニットと、
   制御装置に電気的に接続されているリハビリテーション及びフィットネス器具を少なくとも有し、前記制御装置は前記クラウドデータ統合サーバーから前記運動処方箋をダウンロードし、前記リハビリテーション及びフィットネス器具の動作条件を制御し、同時に前記メンバーのリハビリ強度または運動量を自動的に調整するためのリハビリテーション及びフィットネス機器ユニットと、
   前記メンバーのリアルタイムバイタルサインに基づいてパラメータを自律的に調整し、前記運動処方箋内に記録するための運動中の処方箋とパラメータ調整ユニットと、
   運動を終了した後に前記メンバーの最新運動情報及び前記メンバーが自分で調整したパラメータ値を前記クラウドデータ統合サーバーに返信するための運動後の処方箋とパラメータ返信調整ユニットと、を備えていることを特徴とする、個人に適合する運動処方箋に対応する最適なリハビリ強度または運動量を調整するインテリジェントシステム。
2. 前記全面的健康検知ユニットと前記医療リハビリ専門家診断ユニットとの間には、前記医療専門家が有益な診断情報を提供するための医師診療ユニットを備えていることを特徴とする請求項１に記載の個人に適合する運動処方箋に対応する最適なリハビリ強度または運動量を調整するインテリジェントシステム。
3. 前記クラウドデータ統合サーバーに接続され、前記メンバーがモバイルアプリによりパーソナライズされたリハビリまたは運動効果をチェックできるようにし、前記メンバーにリハビリまたは運動過程レポート情報を提供するためのメンバーのモバイルデバイス追跡ユニットを備えていることを特徴とする請求項１に記載の個人に適合する運動処方箋に対応する最適なリハビリ強度または運動量を調整するインテリジェントシステム。
4. 前記メンバーのモバイルデバイス追跡ユニットとしてスマートフォン及びタブレット端末を含むことを特徴とする請求項３に記載の個人に適合する運動処方箋で最適なリハビリ強度または運動量に自動的に調整するインテリジェントシステム。
5. 個人に適合された前記運動処方箋は、リハビリ処方箋、日常的なヘルスケア処方箋または運動提案項目処方箋のうちの何れか１つまたはそれらの組み合わせで構成されていることを特徴とする請求項１に記載の個人に適合する運動処方箋に対応する最適なリハビリ強度または運動量を調整するインテリジェントシステム。
6. 前記全面的健康検知ユニットは、前記メンバーの身体の組成成分、血圧、血糖値、心拍数、血中酸素、心肺機能、柔軟性、身長、体重、及び運動データのうちの何れか１つまたはそれらの組み合わせの構成を検知することを特徴とする請求項１に記載の個人に適合する運動処方箋に対応する最適なリハビリ強度または運動量を調整するインテリジェントシステム。
7. 前記クラウドデータ統合サーバーは身体検出クラウドデータベース及び運動処方箋クラウドデータベースを備えていることを特徴とする請求項１に記載の個人に適合する運動処方箋に対応する最適なリハビリ強度または運動量を調整するインテリジェントシステム。
8. 前記リハビリテーション及びフィットネス機器ユニットの前記制御装置は、前記リハビリテーション及びフィットネス器具の周辺に設置されているか、前記リハビリテーション及びフィットネス器具に直接設置されていることを特徴とする請求項１に記載の個人に適合する運動処方箋に対応する最適なリハビリ強度または運動量を調整するインテリジェントシステム。

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