JP3238408U - 電気制御キャビネットの静電気防止および防塵構造 - Google Patents

Abstract

【課題】内部の静電気を効果的に除去することができ、内部に入るほこりを減らすことができ、ろ過網の詰まりを防止することができる電気制御キャビネットの静電気防止および防塵構造を提供する。【解決手段】電気制御キャビネットの静電気防止および防塵構造は、キャビネット本体を備え、キャビネット本体の内壁に絶縁板層２が設置され、キャビネット本体の外壁に金属板層３が設置され、金属板層にアース線５が接続され、キャビネット本体の内腔に静電気除去ロッド４が設置され、キャビネット本体の一側に固定フレーム６が固定設置され、固定フレームの内腔とキャビネット本体の内腔はキャビネット本体の一側にある換気孔８を介して接続され、固定フレームの一側に換気装置７が設置され、固定フレームの内腔に集塵装置が設置され、ろ過網１４と活性炭素吸着網１５の設置により、キャビネット本体の内部に侵入する空気をろ過する。【選択図】図２

Description

本実用新案は、電気制御キャビネットの技術分野に関し、具体的には、電気制御キャビ
ネットの静電気防止および防塵構造である。

従来の技術

電気制御キャビネットは、電気配線の要件に応じて、スイッチ装置、計装、保護機器お
よび補助装置を閉鎖または半閉鎖の金属キャビネットの内部またはスクリーン上に組み立
てるものであり、電力システムの通常の動作の要件を満たし、保守しやすく、人や周囲の
機器の安全を危険にさらさないように配置する必要がある。

既存の電気制御キャビネットは、使用時に大量の静電気を発生し、その静電気は、キャ
ビネット内の装置の通常の動作を妨げるだけでなく、大量のほこりを吸い込まれて装置の
損傷の原因になる。

本実用新案は、背景技術の問題を解決するために、電気制御盤の静電気防止および防塵
構造を提供する。
上記の目的を達成するために、本実用新案は以下の技術的解決策を提供する。電気制御
キャビネットの静電気防止および防塵構造であって、キャビネット本体を備え、前記キャ
ビネット本体の内壁に絶縁板層が設置され、前記キャビネット本体の外壁に金属板層が設
置され、前記金属板層にアース線が接続され、前記キャビネット本体の内腔に静電気除去
ロッドが設置され、前記キャビネット本体の一側に固定フレームが固定設置され、前記固
定フレームの内腔とキャビネット本体の内腔はキャビネット本体の一側にある換気孔を介
して接続され、前記固定フレームの一側に換気装置が設置され、前記固定フレームの内腔
に集塵装置が設置される。
さらに、集塵装置は、止め板と、ろ過網とを備え、前記固定フレームに斜めに配置され
た止め板が設置され、前記止め板の換気孔から離れた一側と固定フレームの内壁との間に
ろ過網が設置される。
さらに、前記固定フレームの内腔の下部に回収フレームが摺動可能に設置される。
さらに、前記キャビネット本体の一側にろ過フレームが設置され、前記フレームの内腔
とキャビネット本体の内腔はキャビネットにある貫通穴を介して連通され、前記ろ過フレ
ームの貫通穴から離れた一側の表面に放熱シートの溝が均等に開設され、前記ろ過フレー
ムの内部にろ過網が設置される。
さらに、放熱シートの溝とろ過網の間にある前記ろ過フレームの上部の内壁に固定ロッ
ドが固定接続され、前記固定ロッドの下部に両端開口のスリーブが固定接続され、前記ス
リーブの内腔に衝突ロッドが摺動可能に設置され、前記衝突ロッドの一端は放熱シートの
溝を介してろ過フレームの外部に伸び、前記衝突ロッドのスリーブの内部にある部分の表
面にストッパが固定設置され、前記衝突ロッドのストッパとスリーブの内壁にある部分に
はばねが覆設される。
さらに、前記貫通穴の内部に活性炭素吸着網が設置される。

従来技術と比較して、本実用新案は、電気制御キャビネットの静電気防止および防塵構造
を提供し、以下の有益な効果がある。
該電気制御キャビネットの静電気防止および防塵構造は、絶縁板層、金属板層、アース線
および静電気除去ロッドの設置により、キャビネット本体内部の静電気を効果的に除去す
ることができる。
該電気制御キャビネットの静電気防止および防塵構造は、ろ過網と活性炭素吸着網の設置
により、キャビネット本体の内部に侵入する空気をろ過し、キャビネット本体の内部に入
るほこりを減らすことができ、衝突ロッドを押すと、ろ過網にあたってろ過網の表面に付
着したほこりが落ち、ろ過網の詰まりを防止することができる。

本実用新案の構造概略図である。 本実用新案の平面構造概略図である。 本実用新案のA部拡大概略図である。 本実用新案のB部拡大概略図である。

[符号の説明]
ここで、1、キャビネット本体、2、絶縁板層、3、金属板層、4、静電気除去ロッド、5、
アース線、6、固定フレーム、7、換気装置、8、換気穴、9、止め板、10、ほこりろ過網、
11、貫通穴、12、ろ過フレーム、13、放熱シートの溝、14、ろ過網、15、活性炭素吸着網
、16、固定ロッド、17、スリーブ、18、衝突ロッド、19、ストッパ、20、ばね、21、回収
フレーム。

具体的な実施形態
ここで、本実用新案の実施形態における添付図面を参照して、本実用新案の実施形態に
おける技術的解決策を明確かつ完全に説明する。ただし、ここで記載された実施形態は、
本実用新案の実施形態の一部にすぎず、すべての実施形態ではない。当業者は、本実用新
案の実施形態に基づいて、創造的な努力なしに得られた他のすべての実施形態は、本実用
新案の保護範囲に含まれるものとする。

図1から図4に示すように、本実用新案は電気制御キャビネットの静電気防止および防塵
構造を開示し、キャビネット本体1を備え、前記キャビネット本体1の内壁に絶縁板層2が
設置され、前記キャビネット本体1の外壁に金属板層3が設置され、前記金属板層3にアー
ス線5が接続され、前記キャビネット本体1の内腔に静電気除去ロッド4が設置され、前記
キャビネット本体1の一側に固定フレーム6が固定設置され、前記固定フレーム6の内腔と
キャビネット本体の内腔はキャビネット本体1の一側にある換気孔8を介して接続され、前
記固定フレーム6の一側に換気装置7が設置され、前記固定フレーム6の内腔に集塵装置が
設置される。

具体的には、集塵装置は止め板(9)と、ほこりろ過網（10）とを備え、前記固定フレー
ム(6)に斜めに配置された止め板(9）が設置され、前記止め板(9)の換気孔(8)から離れた
一側と固定フレーム(6）の内壁との間にろ過網(10)が設置される。

本実用新案では、換気装置7が動作するとき、キャビネット本体1内部の空気と付着する
ほこりを換気孔8から排出することができ、ほこりを含む空気は換気孔8を介して固定フレ
ーム6の内腔に流れ、止め板9に衝突して風向を変え、そして、ほこりがろ過網10に遮断さ
れ、空気が排出され、遮断されたほこりは固定フレーム6の内腔の下部に落ちる。
具体的には、前記固定フレーム6の内腔の下部に回収フレーム21が摺動可能に設置され
る。

本実用新案では、回収フレーム21の設置により、ろ過されたほこりが回収フレーム21に
落ちさせ、さらに、回収フレーム21は固定フレーム6の内部に摺動可能に設置しているの
で、保守員が回収フレーム21を取って回収フレーム21に回収されたほこりを簡単に処理す
ることができる。

具体的には、前記キャビネット本体1の一側にろ過フレーム12が設置され、前記ろ過フ
レーム12の内腔とキャビネット本体1の内腔はキャビネット本体1にある貫通穴11を介して
連通され、前記ろ過フレーム12の貫通穴11から離れた一側の表面に放熱シートの溝13が均
等に開設され、前記ろ過フレーム12の内部にろ過網14が設置される。

本実用新案では、放熱シートの溝13と貫通穴11の設置により、外部の空気がキャビネッ
ト本体1の内部に入り、キャビネット本体1の内部の動作装置の放熱に役立ち、さらに、ろ
過フレーム12の設置により、キャビネット本体1の内部に入る空気をろ過し、ほこりがキ
ャビネット本体１の内腔に入るのを防ぐことができる。

具体的には、放熱シートの溝13とろ過網14の間にある前記ろ過フレーム12の上部の内壁
に固定ロッド16が固定接続され、前記固定ロッド16の下部に両端開口のスリーブ17が固定
接続され、前記スリーブ17の内腔に衝突ロッド18が摺動可能に設置され、前記衝突ロッド
18の一端は放熱シートの溝13を介してろ過フレーム12の外部に伸び、前記衝突ロッド18の
スリーブ17の内部にある部分の表面にストッパ19が固定設置され、前記衝突ロッド18のス
トッパ19とスリーブ17の内壁にある部分にはばね20が覆設される。

本実用新案では、衝突ロッド18を押すと、衝突ロッド18がスリーブ17に沿って摺動して
ばね20を圧縮させながら、衝突ロッド18はろ過網14に衝撃を与えてろ過網14を振動させ、
ろ過網14の表面に付着するほこりを落ちさせる、衝突ロッド18を放すと、衝突ロッド18は
ばね20の弾性力を利用して復元することができる。

具体的には、前記貫通穴11に活性炭吸着網15が設置される。
本実用新案では、活性炭素吸着網15はほこりだけでなく、空気中の水分も吸着でき、そ
れにより、キャビネット本体1の内腔を乾燥状態に保つ。
使用中は、静電気除去ロッド4を起動し、静電気除去ロッド4は、正電荷と負電荷を持つ
大量の気団を生成し、これらの気団のイオン放射領域を通過する物質が持つ電荷を中和で
きる。換気装置7を起動すると、換気穴8を介してキャビネット本体1の内腔にある空気と
ほこりを排出でき、空気とほこりは換気穴8を貫通して止め板9に衝突して風向を変え、そ
して、ほこりがほこりろ過網10に遮断され、空気が排出され、遮断されたほこりは回収フ
レーム21に落ちる。

上記のように、該電気制御キャビネットの静電気防止および防塵構造は、絶縁板層2、
金属板層3、アース線5と静電気除去ロッド4の設置により、キャビネット本体1の内部の静
電気を効果的に除去することができ、さらに、ろ過網14と活性炭素吸着網15の設置により
、キャビネット本体1の内部に侵入する空気をろ過し、キャビネット本体1の内部に入るほ
こりを減らすことができ、そして、衝突ロッド18を押すと、ろ過網14にあたってろ過網14
の表面に付着したほこりが落ち、ろ過網14の詰まりを防止することができる。

上記のように本実用新案の実施形態を示して説明したが、当業者は、本実用新案の原理
および精神から逸脱することなく、これらの実施形態に対して様々な変更、修正、置換お
よび変形を加えることができ、本実用新案の範囲は、添付の特許請求の範囲およびそれら
の同等物によって限定されるものとする。

Claims (6)

1. 電気制御キャビネットの静電気防止および防塵構造であって、キャビネット本体(1）を備
   え、前記キャビネット本体(1）の内壁に絶縁板層(2)が設置され、前記キャビネット本体(
   1)の外壁に金属板層(3)が設置され、前記金属板層(3)にアース線(5)が接続され、前記キ
   ャビネット本体(1)の内腔に静電気除去ロッド(4)が設置され、前記キャビネット本体(1)
   の一側に固定フレーム(6)が設置され、前記固定フレーム(6)の内腔とキャビネット本体(1
   )の内腔はキャビネット本体(1)の一側にある換気孔(8)を介して接続され、前記固定フレ
   ーム(6)の一側に換気装置(7)が設置され、前記固定フレーム(6）の内腔に集塵装置が設置
   されることを特徴とする。
2. 請求項1に記載の電気制御キャビネットの静電気防止および防塵構造であって、集塵装置
   は止め板(9)と、ほこりろ過網（10）とを備え、前記固定フレーム(6)に斜めに配置された
   止め板(9）が設置され、前記止め板(9)の換気孔(8)から離れた一側と固定フレーム(6）の
   内壁との間にほこりろ過網(10)が設置されることを特徴とする。
3. 請求項2に記載の電気制御キャビネットの静電気防止および防塵構造であって、前記固定
   フレーム(6）の内腔の下部に回収フレーム(21）が摺動可能に設置されることを特徴とす
   る。
4. 請求項1に記載の電気制御キャビネットの静電気防止および防塵構造であって、前記キャ
   ビネット本体(1)の一側にろ過フレーム(12）が設置され、前記ろ過フレーム(12)の内腔と
   キャビネット本体(1)の内腔はキャビネット本体(1)にある貫通穴(11)を介して連通され、
   前記ろ過フレーム(12)の貫通穴(11）から離れた一側の表面に放熱シートの溝(13)が均等
   に開設され、前記ろ過フレーム(12)の内部にろ過網(14）が設置されることを特徴とする
   。
5. 請求項4に記載の電気制御キャビネットの静電気防止および防塵構造であって、放熱シー
   トの溝(13)とろ過網(14）間にある前記ろ過フレーム(12)の上部の内壁に固定ロッド(16)
   が固定接続され、前記固定ロッド(16）の下部に両端開口のスリーブ(17）が固定接続され
   、前記スリーブ(17）の内腔に衝突ロッド(18）が摺動可能に設置され、前記衝突ロッド(1
   8）の一端は放熱シートの溝(13）を介してろ過フレーム(12）の外部に伸び、前記衝突ロ
   ッド(18)のスリーブ(17）の内部にある部分の表面にストッパ(19)が固定設置され、前記
   衝突ロッド(18)のストッパ(19)とスリーブ(17）の内壁にある部分にはばね(20)が覆設さ
   れることを特徴とする。
6. 請求項4に記載の電気制御キャビネットの静電気防止および防塵構造であって、前記貫通
   穴(11)の内部に活性炭素吸着網(15)が設置されることを特徴とする。

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