JP3238041B2 - バケット - Google Patents

バケット

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JP3238041B2
JP3238041B2 JP07504695A JP7504695A JP3238041B2 JP 3238041 B2 JP3238041 B2 JP 3238041B2 JP 07504695 A JP07504695 A JP 07504695A JP 7504695 A JP7504695 A JP 7504695A JP 3238041 B2 JP3238041 B2 JP 3238041B2
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gate
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昭二郎 岩池
宏信 村田
清志 山下
清 栗原
清 五味
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート等を吊り
上げて搬送するバケットの開閉装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ダムの建設においてはコンクリートをバ
ケットをケーブルクレーンで吊り上げて、コンクリート
製造機と打設現場との間を搬送している。
【0003】このバケットからコンクリートを下部の口
から放出させるためのゲートの駆動装置として、空気シ
リンダ装置を用いている。このものは、クレーンにてバ
ケットを吊り上げると、外枠に設置された蓄圧用シリン
ダで空気を圧縮し、蓄圧器に蓄える。その蓄えられた空
気を切り替え弁を介して空気シリンダ装置に供給し、ゲ
ートを開閉するものである。また、ゲートの開き位置を
検出することによって、開度を選択できるようにしてい
る。これは特公昭63−35548号公報、特公平1−
33428号公報に示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、バ
ケットを着床させると、蓄圧用シリンダ装置のロッドが
下降し、初期状態に復帰する。この場合、ピストンから
下方の室の空気は大気に排出され、ロッド側の室には大
気から空気フィルターを介して空気が吸入される。空気
フィルターが大きな抵抗となるので、ロットの下降に時
間を要し、作業性が悪いものである。
【0005】また、蓄圧用シリンダ装置のストロークが
短いため、断面積を大きくしないと、蓄圧器に蓄える空
気エネルギーが不足する。蓄える空気エネルギーが不足
すると、ゲートの開閉が困難になる。または、蓄圧用シ
リンダ装置を極めて大きくする必要が有る。
【0006】また、ゲートの開閉の際に、開閉用シリン
ダ装置の一方側の室の空気は大気に排気するので無駄で
ある。
【0007】また、開閉用シリンダ装置に供給する空気
エネルギーが多いと、蓄えた空気エネルギーが不足し、
吊り上げ一度にて蓄圧されたエネルギーにて開閉できる
回数が少なくなる。
【0008】本発明の第1の目的は、バケットの着床に
よって蓄圧用シリンダ装置の初期状態への復帰を早く
し、作業性を向上させることに有る。
【0009】本発明の第2の目的は、小さな装置で、必
要十分な空気圧を蓄圧できるようにすること、に有る。
【0010】本発明の第3の目的は、開閉用シリンダ装
置の排気空気を減らすこと、または有効利用すること、
に有る。
【0011】本発明の第4の目的は、開閉用シリンダ装
置への空気供給量を減らすことに有る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的は、
バケットが着床することによって、蓄圧用シリンダ装置
の両側の室を連通させること、によって達成できる。
【0013】本発明の第2の目的は、バケットが着床す
ることによって、バケットを吊り上げることによって圧
縮側となる蓄圧用シリンダ装置の室に空気を供給すると
共に、他側の室の空気を排出し、次に、前記圧縮側とな
る蓄圧用シリンダ装置の室と蓄圧タンクとを連通させる
こと、によって達成できる。
【0014】本発明の第3の目的は、開閉ゲートを開く
ように又は閉じるように開閉用シリンダ装置の室に空気
を供給し、他側の室を蓄圧タンクに連通させること、に
よって達成できる。
【0015】また、第3の目的を達成する、第二の方法
として、バケットの吊り上げによる蓄圧の際に、次の操
作であるゲート閉においてシリンダの室から排出される
閉じ側の室への空気の流通を遮断すること、にある。
【0016】本発明の第4の目的は、開閉用シリンダ装
置の閉じ室側の空気の排出を遮断し、開き側の室は空気
を供給し、次に開き側の室の空気を排出すること、によ
って達成できる。
【0017】また、第4の目的を達成する、第二の方法
として、開閉用シリンダ装置の開き側の室に空気を供給
し、しかる後に開き室側及び閉じ室側の空気の供給及び
排出を遮断し、更に開き側の室と閉じ側の室を連通し、
次に閉じ側の室に空気を供給し、開き側の室の空気を排
出するように順次操作すること、によって達成できる。
【0018】
【作用】前記の第1の目的に対する方法によれば、バケ
ットが着床することによって、蓄圧用シリンダ装置の両
側の室を連通するので、吸入すべき空気は空気フィルタ
ーを通る必要が無い。両側の室を接続する通路の抵抗は
空気フィルターよりも小さいので、初期状態への復帰を
短時間にできるものである。
【0019】前記の第2の目的に対する方法によれば、
蓄圧用シリンダ装置が初期状態に復帰した後、バケット
を吊り上げることによって圧縮側となる蓄圧用シリンダ
装置の室に蓄圧タンクの高圧空気を供給する。このた
め、バケットを吊り上げると、蓄圧用シリンダ装置によ
って得られる空気圧力はさらに大きくなる。このため、
小さな装置でゲートの開閉を十分に行うことができるも
のである。
【0020】前記の第3の目的に対する第一の方法によ
れば、開閉ゲートを開くように又は閉じるように開閉用
シリンダ装置の室に空気を供給し、他側の室を蓄圧タン
クに連通させるので、排気空気を回収でき、再利用でき
るものである。
【0021】また、前記の第3の目的に対する第二の方
法によれば、バケット吊り上げにより蓄圧する際に、次
の操作であるゲート閉においてシリンダの室から排出さ
れる閉じ側の室への空気の流通させないので、蓄圧時の
ままの高圧空気の排気をしないので無駄が無い。
【0022】前記の第4の目的に対する第一の方法によ
れば、開閉用シリンダ装置の閉じ側の室を塞いだまま
に、開き側の室に空気が供給されるので、シリンダのピ
ストンは閉じ側へ移り、閉じ側の室の空気は圧縮され
る。開き側を排気することにより前記圧縮された閉じ室
側の空気により閉じる。このように、開き側の圧力がピ
ストンを押す力にては動かなくなる範囲までは、閉じ室
を遮断したままに、開き側の室に空気を供給することに
できるので、閉じのための開閉シリンダへの空気供給を
しなくてよくなる。
【0023】また、前記の第4の目的に対する第二の方
法によれば、高い圧力の開き側の室の空気を低い圧力の
閉じ側の室へ導き、開閉シリンダロッドを閉じへ動かす
間は、蓄圧タンクから空気を供給しなくてよい。
【0024】
【実施例】本発明の実施例を、図1〜図10により説明
する。図1において、コンクリートバケット10の容器
11を支える円筒状の架台12の外側には2つの空気式
の蓄圧用シリンダ21,21を垂直に固定している。シ
リンダ21は空気を圧縮するものである。シリンダ2
1,21の上方のロッド22,22に連結したロープ2
3,23は容器21のフランジ13,13を貫通して上
方の吊りビーム24に連結している。ケーブルクレーン
のフック28からロープ29を介して吊りビーム24を
吊り上げると、シリンダ21,21が吊り上げられ、容
器11も吊り上げられる。上記吊り上げによってシリン
ダ21,21のロッド22,22側の室は圧縮される。
この圧縮された空気は後述する蓄圧タンクにためられ
る。図1の実線はバケット10を地面に置いた状態を示
し、点線は吊り上げた状態を示している。
【0025】容器11の下方にはコンクリートを放出す
るためのゲート16,17を開閉自在に設置している。
ゲート16,17は容器11に設置した空気式シリンダ
装置15によって開閉する。開閉用シリンダ装置15は
蓄圧用シリンダ装置21,21によって蓄圧タンクにた
められた空気を空気源としている。開閉用シリンダ装置
15は図1において手前側と奥側とにある。ゲート1
6,17は複数のリンク18を介してシリンダ装置15
によって開閉される。
【0026】後述する蓄圧タンクや各種の弁は容器11
の周囲の架台12にセットしている。機器室26,26
は架台12に設置している。また、後述する電磁弁はバ
ケット10に搭載した蓄電池を電源としている。電磁弁
への指令は作業員が無線装置によって行う。
【0027】図2,図3において、ゲート17の開閉の
軌跡上には複数のリミットバルブ31,32,33を配
置している。リミットバルブ31,32,33は架台1
2に設置している。ゲート17に設けたストライカ34
によってリミットバルブ31,32,33は押される。
リミットバルブ31はゲート17の閉鎖を検出し、リミ
ットバルブ33は最大の開放を検出し、リミットバルブ
32は中間の開放を検出する。105は手動でゲート1
6,17の開放を指令する空気弁であり、架台12に設
置している。
【0028】次に、蓄圧用シリンダ装置21,21によ
る蓄圧、および開閉用シリンダ装置15を駆動する空気
回路について図4〜図10により説明する。図4〜図6
において、M1,M2,M3,M4,P1,P2は管路
の接続端子を示している。
【0029】まず、蓄圧系について説明する。クレーン
でバケット10を吊り上げる(ステップS11)と、破
線で示すように、蓄圧用シリンダ装置21,21のロッ
ド22,22を上方向に吊り上げることになり(ステッ
プS13)、蓄圧シリンダ21,21のピストンより上
部にある空気が蓄圧用シリンダ装置21,21から押し
出される。この空気は、空気速度調整弁41,42によ
り速度調整され、さらに逆止弁43,44を通り、蓄圧
タンク70に封入される(ステップS15)。同時に、
大気中の空気をエアーフィルタ53,54、空気速度調
整弁45,46を経由して、蓄圧用シリンダ装置21,
21のピストンより下部の室に吸入する。 蓄圧用シリ
ンダ装置21,21による加圧によって、空気圧が所定
の圧力を超えると、リリーフバルブ74が作動し、逆止
弁73を通り、加圧タンク71に蓄圧される(ステップ
S17)。さらに空気圧が上昇すると、リリーフバルブ
75が作動して、大気に空気を放出する。
【0030】上記では、バケット10の吊り上げによっ
て、蓄圧用シリンダ装置21,21によって蓄圧タンク
70に空気を蓄えているが、外部に空気源がある場所で
は、補給口77に空気源を接続し(ステップS21)、
蓄圧する。外部空気源の空気は、空気フィルタ78、逆
止弁79を通り、蓄圧タンク70に蓄圧される(ステッ
プS23)。蓄圧タンク70が所定圧になると、リリー
フバルブ74が開放し、蓄圧タンク71に貯める(ステ
ップS25)。蓄圧タンク71の容積は蓄圧用タンク7
0の容積よりも大きい。外部空気源の空気は無限である
ので、大きい蓄圧タンク71に蓄圧させるものである。
蓄圧用シリンダ装置21,21によって得られる空気量
は少量であるので、小さい蓄圧タンク70に蓄圧し、高
圧が得られるようにしている。
【0031】また、外部空気源を接続する際に空気速度
調整弁85の絞りを開放しておけば、外部空気源の空気
は空気速度調整弁85を通り、蓄圧タンク71にも蓄圧
される。外部空気源を外した際には空気速度調整弁85
の絞りを閉じる。
【0032】このように空気のエネルギーを貯える系
は、蓄圧用シリンダ装置21,21と外部空気源を用い
た2系統がある。これは蓄圧用シリンダ装置21,21
が故障した際、あるいは蓄圧したエネルギーでまかなえ
る以上に複数回ゲート16,17を開閉したいことが判
っている際に、また、保守時に吊り上げない際に、補給
口77から空気を蓄え、ゲート16,17の開閉をとど
こうり無く行うためである。
【0033】また、補給口77に外部空気圧力が作用し
ている時は、空気フィルタ78と逆止弁79との間の空
気圧力が、パイロット空気回路81を介して空気弁10
7に作用し、空気弁107を遮断する(ステップS3
1)。このため、開閉用シリンダ装置15,15を操作
する切り替え弁100を閉じ側に移動させる(ステップ
S32)。切り替え弁100の「閉」の状態は図6の状
態である。このため、外部空気源を接続している状態で
は開閉用シリンダ装置15,15は動作しない。補給口
77から外部空気源を取り外す(ステップS35)と、
逆止弁79より補給口77側の空気圧力が降下するの
で、パイロット空気回路81も空気圧力が降下し、空気
弁107が導通する(ステップS37)。このため、切
り替え弁100は「開」位置に移動可能となり、開閉用
シリンダ装置15,15が動作可能となる。
【0034】外部空気源を接続した状態で、開閉用シリ
ンダ装置15が動作しないようにしている理由は次のと
おりである。容器11にコンクリートを入れた状態で、
放荷指令、すなわち、開閉用シリンダ装置15によるゲ
ート16,17の開き指令を与えた場合において、何ら
かの理由で空気圧が低下したので、ゲート16,17が
解放しなかったとする。この場合、バケット10を地上
近くに下降させた状態(バケット10をケーブルクレー
ンで取り下げている。)で、外部空気源を接続して空気
を注入すると、開閉用シリンダ15,15が作動し、ゲ
ート16,17が開放する。ゲート16,17が開放す
ると、コンクリートが放出される。このため、ケーブル
クレーンの荷重が無くなるので、バケット10は跳ね上
がる。これは周囲の作業員に対して非常に危険である。
このため、外部空気源を接続した場合には、その圧力を
検出して空気弁107によってゲート16,17の開放
を停止させているので、上記の危険を防止できるもので
ある。
【0035】このように開閉用シリンダ装置15,15
の動作停止手段として、空気圧によって動作する弁を用
いているので、電源の消費量を少なくできるものであ
る。他の回路においても、できるだけ電磁弁を用いない
で、圧力によって作動するようにしている。
【0036】次に、加圧系について説明する。これは蓄
圧方法の1つであるが、蓄圧用シリンダ装置21,21
によって蓄圧タンク70の圧力をさらに増大させる方法
である。
【0037】吊りビーム24によってバケット10、す
なわち蓄圧用シリンダ装置21,21のロッド22,2
2を吊り上げることによって、ロッド22,22は上限
まで達する。ゲート16,17を開放してコンクリート
を放出した後、コンクリートを入れるために、このバケ
ット10を着床させる(ステップS41)と、蓄圧用シ
リンダ装置21,21のロッド22,22が自重により
下限方向に移動する。この時、蓄圧用シリンダシリンダ
装置21,21のピストンより下部の空気は、空気速度
調整弁45,46、逆止弁51,52を通り、ルブリケ
ータ47,48で潤滑油を補充して、蓄圧用シリンダ装
置21,21の上部の室(ロッド側の室)に入る(ステ
ップS43)。これによって、新鮮空気が給気されたこ
とになる。ロッド22の体積分の空気は空気フィルタ5
3,54から排気される。
【0038】このように、バケットの吊り上げで生じた
蓄圧用シリンダ装置21,21のピストン側の室の空気
をロッド側の室に供給している。このため、この段階で
は空気フィルタ53,54から吸入する必要が無い。前
記2つの室を接続する管路の空気抵抗は空気フィルタ5
3,54による空気抵抗よりも小さいので、ロッド2
2,22が早く下降する。このため、コンクリートの注
入作業をより早く行うことができるものである。
【0039】また、蓄圧用シリンダ装置21,21のロ
ッド22,22が、元の下限位置に戻ると、ロッド22
の先端のストライカがリミットバルブ36を押し、リミ
ットバルブ36が導通する(ステップS45)。このた
め、蓄圧タンク70から、ルブリケータ76、フィルタ
101、逆止弁60、蓄圧タンク59、リミットバルブ
36、シャトルバルブ56を通った空気は空気弁57を
押し、空気弁57を導通させる。このため、加圧タンク
71の空気が逆止弁49,50及びルブリケータ47,
48を経由して蓄圧用シリンダ装置21,21のロッド
22,22側の室に供給される(ステップS47)。こ
のため、ロッド22側の室の圧力は高くなる。この加圧
は、ロッド22の下降の早い時点では行われないで、ロ
ッド22が最下端に下降した後、行われる。このため、
ピストン側の空気をロッド22側の室に供給した後、蓄
圧タンク71の空気が供給されるので、新鮮空気の供給
を行うことができるものである。
【0040】次にバケット10を吊り上げると、先と同
様に蓄圧シリンダ21,21のロッド22,22側の室
が加圧される。この場合、加圧されている空気を加圧す
るので、ロッド22,22の突出量は先の吊り上げ時よ
りも小さいが、空気圧エネルギー(圧力Pと容量Vとの
積)は大きくなる。蓄圧シリンダ21,21で加圧され
た空気は蓄圧タンク70に供給される。これはバケット
10の吊り上げの度に繰り返される。このようにバケッ
ト10の吊り上げの度に空気エネルギーは増大する。
【0041】この空気圧エネルギーは開閉用シリンダ装
置15,15の動作に使用される。蓄圧タンク70,7
1の加圧空気が供給されていない場合、すなわち、大気
圧の空気を加圧して発生できる空気エネルギーの値は、
ゲート16,17を1回開閉できる程度である。複数回
の開閉を行えるようにするためには蓄圧用シリンダ装置
21,21を大きくする必要が有る。しかし、この実施
例では蓄圧用タンク71の加圧空気を蓄圧用シリンダ装
置21,21でさらに加圧しているので、蓄圧用シリン
ダ装置21,21を小さくできるものである。
【0042】ゲート16,17を複数回開閉させる必要
の有る作業は、例えば、リミットバルブ32を選択して
中程度のゲートの開放を行う場合である。この場合は容
器11内のコンクリートの全部が落下しないので、複数
回の開閉を行う必要が有る。これはリミットバルブ33
を選択して全開を行う場合よりも多量の空気エネルギー
を消費する。
【0043】蓄圧用シリンダ装置21,21のロッド2
2,22が、元の下限位置に戻らなかったときには、空
気弁58を手動で押す。これによればリミットバルブ3
6が押されたのと等価になり、空気弁57が導通して、
逆止弁49,50を経由して、ロッド22,22を強制
的に下降させる。ここで逆止弁49,50はロッド2
2,22が吊り上げられたとき、蓄圧用シリンダ装置2
1,21の上部の室の空気をタンク71に行かないよう
にする目的で、設置してある。また同時に、逆止弁5
1,52は、蓄圧用シリンダ装置21,21の上部の室
の空気を大気に放出しないための目的で設置してある。
【0044】次に、ゲート16,17の駆動系について
説明する。この駆動系は図5および図6に示すように、
以下の2種類の回路から構成されている。第1の回路は
開閉ゲート16,17の開閉用シリンダ装置15,15
へのタンク70からの回路を切り替え弁100にて切り
替えて開閉動作させる空気回路であり、第2の回路は開
閉用シリンダ装置15,15を動作させる切り替え弁1
00を動作させるパイロット空気回路である。
【0045】まず、パイロット空気回路と第1の回路と
の関係について説明する。ルブリケータ76と切り替え
弁100の間から第2の回路であるパイロット空気回路
に空気圧力を分岐している。この空気はフィルタ101
を通り、ゲート開きパイロット空気回路と、ゲート閉じ
パイロット空気回路に分岐する。
【0046】ゲート開きパイロット空気回路に分岐した
空気は、逆止弁102を通り、空気タンク103に蓄積
される。ステップS51にて電磁弁104もしくは手動
弁105を投入すると、シャトルバルブ106はどちら
か先に空気圧力が上昇した回路(電磁弁104と手動弁
105のいずれか)と導通し、空気弁107を経由して
切り替え弁100を押し、切り替え弁100を「開」位
置に移動させる(ステップS53)。通常は外部空気源
が補給口77に接続されていないので、空気弁107は
導通しており、シャトルバルブ106の空気圧を切り替
え弁100に伝えることができる。
【0047】空気弁107によって切り替え弁100が
押されると、蓄圧タンク70の空気はルブリケータ7
6、切り替え弁100、空気速度調整弁124,126
を通って、開閉用シリンダ装置15,15に入る。これ
によって、開閉用シリンダ装置15,15は開き側に動
作し、ゲート16,17が解放する(ステップS55,
S57)。同時に、前記空気圧力にてパイロット逆止弁
128,129の逆止弁動作を解除し、開閉用シリンダ
装置15,15のロッド側の室の空気を空気速度調整弁
125,127、パイロット逆止弁128,129、及
び、パイロット逆止弁123を順次経由させて、切り替
え弁100から大気に放出する。
【0048】この例ではリミットバルブ32,33の選
択によって、ゲート16,17の開度を大、小の2段階
に設定できる。2つの電磁弁112,113の一方のみ
を選択できる。選択された電磁弁112,113は開路
する。ゲート閉じパイロット空気回路に分岐した空気
は、逆止弁108を通り、空気タンク109に蓄積され
ている。いま、電磁弁112を開路して、放荷量を最大
に設定した場合は、開閉ゲート16,17が最大の開度
まて開いた時、ストライカ34がリミットバルブ33を
押すので、リミットバルブ33はタンク109に導通す
る(ステップS59)。このため、空気タンク109の
空気はリミットバルブ33、電磁弁112押された切り
替え弁117、シャトルバルブ119,120を通り、
切り替え弁100を逆方向に押し、切り替え弁100を
「閉」側に移動させる(ステップS61)。
【0049】この時、切り替え弁117は押されてお
り、左側の通路がパイロット空気回路に接続している。
ストライカ34に接触していないリミットバルブ31,
32,33の通路の位置は図示の状態に有る。電磁弁1
13を開路させると、ゲート16,17の開度は中程度
となる。
【0050】シャトルバルブ120からの空気圧によっ
て切り替え弁100が「閉」側に移動すると、蓄圧タン
ク70の空気は、切り替え弁100、パイロット逆止弁
123,128,129、空気速度調整弁125,12
7を通り、開閉用シリンダ装置15,15のロッド側の
室に入る(ステップS63)。これによって開閉用シリ
ンダ装置15は閉じ側に動作し、ストライカ34でリミ
ットバルブ31を押し、リミットバルブ31を遮断させ
る(ステップS65)。これまでリミットバルブ31の
導通によって、蓄圧タンク109の空気がシャトルバル
ブ116を経由してパイロット逆止弁123に与えら
れ、パイロット逆止弁123は逆止弁動作を解除してい
た。しかし、リミットバルブ31が遮断するので、この
空気圧が無くなるので、パイロット逆止弁123は逆止
弁動作を開始する。このため、切り替え弁100から供
給された蓄圧タンク70の空気はパイロット逆止弁12
3によって遮断され、開閉用シリンダ装置15,15の
ロッド側の室への空気の供給が停止する。
【0051】一方、開閉用シリンダ装置15のピストン
の下部の室の空気は、空気速度調整弁124,126、
切り替え弁100、逆止弁72を通り、蓄圧タンク71
に蓄圧される(ステップS63)。
【0052】電磁弁115は、ゲート16,17が完全
に閉まらなかった場合に通電するものである。ストライ
カ34によってリミットバルブ31が遮断して閉じ動作
を停止したが、ゲート16,17が完全に閉じなかった
場合に電磁弁115に通電すると、通路の位置が左側と
なり、シャトルバルブ116に蓄圧タンク109の空気
を供給し、パイロット逆止弁123の逆止弁動作を解除
する。このため、切り替え弁100から圧力空気が開閉
用シリンダ装置15,15のロッド側の室に供給され、
閉じ動作を再開する。
【0053】切り替え弁117を手動で左側に戻すと、
図示の状態になる。また、電磁弁118が図示の状態で
あれば、電磁弁112,113を通過した空気は切り替
え弁100に作用しないので、開閉用シリンダ装置1
5,15は開放動作を継続する。そして、電磁弁118
に通電すると、電磁弁112,113の空気がシャトル
バルブ119に流れるので、切り替え弁100が押され
て、開閉用シリンダ装置15,15に閉じ動作を行わせ
る。切り替え弁100が押されているときは、ゲート1
6,17の閉じ動作が自動で行われる。しかし、切り替
え弁117が押されていないときは、電磁弁118によ
ってゲート16,17が閉じるタイミングを作業員が指
示できるものである。
【0054】また、電磁弁121に通電し、弁の位置を
左側にすると、蓄圧タンク109の空気がシャトルバル
ブ120を経由して空気弁を押すので、開き動作を途中
で停止させることができる。これは切り替え弁117の
動作に関係が無い。
【0055】電磁弁86は急激な空気圧縮による断熱変
化によって生じ水分を排出するためのものである。
【0056】図11の実施例は、ゲート16,17の開
き動作において、開閉用シリンダ装置15,15のロッ
ド側の室の空気を蓄圧タンク71に回収する実施例であ
る。
【0057】図12から図14に示す第3の実施例につ
いて説明する。図12,図13,図14は図4,図5,
図6にそれぞれ相当する。図1から図10の第1の実施
例と相違する点を主体に説明する。
【0058】図12において、切り替え弁133はロッ
ド22,22を強制的に下限位置に戻す際に押すもので
ある。切り替え弁133を押すと、タンク71の空気は
空気弁57をバイパスして、ロッド22,22側の室に
直接に流入する。このときバケットが着床すれば、ロッ
ド22,22が上端にあってもタンク71から加圧され
るので、ロッドの下降速度は速くなる。切り替え弁13
3は、ロッド22,22の下降速度を速くする目的と、
ロッド22,22が下端に達した時に、タンク71から
空気圧力を蓄圧シリンダ21,21に供給する目的を使
いわけるために設けられている。空気弁58はロッド2
2,22が下限位置にも戻らなっかったときに押した
が、切り替え弁133はこれとは無関係に強制的にロッ
ド22,22を下限位置に戻す際に押すものである。
【0059】図13において、切り替え弁87は、外部
からの空気をリリーフバルブ74を通さないで蓄圧タン
ク71に供給する場合に用いるものであり、外部の空気
圧力がリリーフバルブ74のリリーフ圧と異なる場合に
用いる。
【0060】蓄圧タンク70と蓄圧タンク71との間に
空気速度調整弁85と減圧弁131とを直列に接続して
いる。蓄圧タンク71の空気は減圧弁131によって設
定された圧力で弁100の方向に空気を流れる。また、
蓄圧タンク70へ空気が流れないよう逆止め弁130を
設けてある。このことから、蓄圧タンク70の圧力が減
圧弁131の所定圧よりも低下した場合に、自動的に蓄
圧タンク71を導通し、ゲート16,17の開閉に利用
することができる。
【0061】図14において、ステップS57の際に、
開閉用シリンダ装置15,15のロッド側の室135,
136の空気は空気速度調整弁125,127、パイロ
ット逆止弁128,129、電磁弁137、逆止弁付減
圧弁134の逆止弁、及び、パイロット逆止弁123を
順次経由させて、切り替え弁100から大気に放出す
る。
【0062】ステップ63の際に、シャトルバルブ12
0からの空気圧によって切り替え弁100が「閉」側に
移動すると、蓄圧タンク70の空気は、切り替え弁10
0、パイロット逆止弁123、逆止弁付減圧弁134の
減圧弁、電磁弁137、パイロット逆止弁128,12
9、空気速度調整弁125,127を通り、開閉用シリ
ンダ装置15,15のロッド側の室に入る。また、開閉
用シリンダ装置15のピストンの下部の室143,14
4の空気は空気速度調整弁124,126、電磁弁14
6、切り替え弁100、逆止弁72を通り、蓄圧タンク
71に蓄圧される。
【0063】ゲート16,17の駆動系として、前記第
1の回路、第2の回路の他に第3の回路を備えている。
第3の回路は開閉用シリンダ装置15,15とタンク7
0からの回路を切り替える弁100との間にて、開閉用
シリンダ装置15,15への空気供給量を減らすための
回路である。この回路は前記第1の回路に機能を追加す
るものであって、第1の回路の機能を制限するものでは
ない。第3の回路を活かすには、ゲート16,17の開
きの程度によって2段階の方法がある。
【0064】まず、ゲート16,17の開き度合いの少
ない場合について説明する。切り替え弁100と開閉用
シリンダ装置15,15の閉じ側の室135、136の
間に遮断用電磁弁137を接続する。これと並列に減圧
弁138と逆止弁139を直列に接続した回路を設け
る。また回路には開閉用シリンダ装置15,15の開き
側の室143、144の空気圧力が高圧時に逃がすか否
かを指示する電磁弁140とリリーフ弁145を直列の
組にして接続してある。切り替え弁100が開き側にな
る際に電磁弁137にて閉じ側の室135、136の排
気を遮断する。蓄圧タンク70、71から開き側の室1
43、144に供給されて開閉シリンダのピストンヘッ
ド141、142が動くにつれ、閉じ側の室135、1
36の空気が圧縮され、リリーフ弁145の設定圧力近
くに空気圧力が高くなり、設定圧力を越えると大気中に
空気が放出される。
【0065】次に、切り替え弁100を閉じ側に入れる
と、開き側の室143、144の空気が切り替え弁10
0からタンク71、もしくは蓄圧シリンダ21、21に
放出されるので、リリーフ弁145の設定圧力以下の空
気圧力が、閉じ室135、136にある。この空気圧力
より押されてピストンヘッド141、142は閉じの方
向へ動く。この際空気は膨張して閉じ室135、136
の空気圧力が低くなるが、規定空気圧力以下にしたくな
い場合は、減圧弁138にて一定の空気圧力に常時保つ
ことが可能である。つまり、閉じ動作を優先させる。
【0066】次に、ゲート16,17の開き度合いの大
きい場合について説明する。切り替え弁100と開閉用
シリンダ装置15,15の開き側の室143、144と
の間に遮断用電磁弁146を接続する。また、回路には
開き側と閉じ側を短絡するか否かを指示する電磁弁14
7とその流れの向きを開き側から閉じ側へ規定する逆止
弁148が設けられる。
【0067】かかる構成において、作業員が無線装置
で、ゲート16,17を閉じ方向に操作したとき、電磁
弁118、121によって、切り替え弁100が開き側
から閉じ側へ入ると、電磁弁137、電磁弁146が通
路を遮断し、その後、この状態で、電磁弁147が開き
側と閉じ側を短絡する。開閉シリンダのロッドの開き側
の室が閉じ側の室よりも広い場合はピストンヘッド14
1、142が閉じる方向へ動き、両方の室の圧が近づく
まで進む。その後、電磁弁147は開き側と閉じ側を遮
断する。この時、電磁弁137,電磁弁146はまだ通
路を遮断したままである。次に、電磁弁137、電磁弁
146が通路を導通させると、蓄圧タンク70から供給
された空気がピストンヘッド141、142を閉じる方
向へ動かす。タイマによる所定時間後、電磁弁147を
閉路させる。
【0068】閉じるに必要な圧力が減圧弁138の規定
値でよい場合は電磁弁137を遮断したままにしてもよ
い。減圧弁138の規定値が減圧弁134の規定値より
も低い場合は供給エネルギーは更に少ない。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
ケットが着床することによって、蓄圧用シリンダ装置の
両側の室を連通するので、初期状態への復帰を短時間に
でき、荷役作業を早くすることができるものである。
【0070】また、蓄圧用シリンダ装置が初期状態に復
帰した後、バケットを吊り上げることによって圧縮側と
なる蓄圧用シリンダ装置の室に蓄圧タンクの高圧空気を
供給すれば、バケットを吊り上げることによって、蓄圧
用シリンダ装置によって得られる空気圧力をさらに大き
くでき、小さな装置でゲートの開閉を十分に行うことが
できるものである。
【0071】また、開閉ゲートを開くように又は閉じる
ように開閉用シリンダ装置の室に空気を供給し、他側の
室を蓄圧タンクに連通させれば、排気空気を回収でき、
再利用できるものである。
【0072】また、バケット吊り上げの際に、開閉シリ
ンダの閉じ室は蓄圧の高い圧力から遮断させれば、開き
の際に高圧を逃さなくて良いので、無駄が無い。
【0073】閉じ室側を遮断して、開き室側に給気する
ことにより圧縮される力を利用して閉じれば、閉じの為
の給気をしなくてよい。
【0074】タンクから給気せず、開き室側と閉じ室側
を短絡して、閉じれば、無駄が無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例のバケットの正面図である。
【図2】図1の開閉装置の拡大図である。
【図3】図2の開閉装置の開き状態図である。
【図4】本発明の蓄圧系の空気回路図である。
【図5】本発明の蓄圧・加圧タンク系の空気回路図であ
る。
【図6】本発明の開閉ゲート制御系の空気回路図であ
る。
【図7】本発明の蓄圧系の蓄圧動作のフローチャートで
ある。
【図8】本発明の外部補給系の蓄圧動作のフローチャー
トである。
【図9】本発明の加圧系の蓄圧動作のフローチャートで
ある。
【図10】本発明の開閉系の動作のフローチャートであ
る。
【図11】本発明の他の実施例の回路図である。
【図12】本発明の他の実施例の蓄圧系の空気回路図で
ある。
【図13】本発明の他の実施例の蓄圧・加圧タンク系の
空気回路図である。
【図14】本発明の他の実施例の開閉ゲート制御系の空
気回路図である。
【符号の説明】
10…バケット、11…容器、15…開閉用シリンダ装
置、16,17…ゲート、21…蓄圧用シリンダ装置、
22…ロッド、24…吊り具、31,32,33,36
…リミットバルブ、31,34…ストライカー、70,
71…蓄圧タンク、77…補給口、100…切り替え
弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 清志 山口県下松市大字東豊井794番地 日立 笠戸エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 栗原 清 山口県下松市大字東豊井794番地 日立 笠戸エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 五味 清 山口県下松市大字東豊井794番地 株式 会社 日立製作所 笠戸工場内 (56)参考文献 特開 平3−195693(JP,A) 実開 平6−60778(JP,U) 特公 昭63−35548(JP,B2) 特公 平1−33428(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 3/00 - 3/20

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部にゲートを有する容器と、前記ゲート
    を開閉する開閉用シリンダ装置と、 前記容器に垂直に向けて固定されており、ロッドを上方
    に引っ張ることによって空気を圧縮する蓄圧用シリンダ
    装置と、該蓄圧用シリンダ装置によって加圧された空気
    を蓄圧する蓄圧タンクと、前記蓄圧タンクの空気を前記
    開閉用シリンダに供給する手段と、からなるバケットに
    おいて、 前記蓄圧用シリンダ装置のピストンの両側の室同士を連
    通させるものであって、前記容器が着床した場合に連通
    する第1の弁51を備え、 前記蓄圧用シリンダ装置のロッドが最下端側に下降する
    ことによって、前記蓄圧タンクと前記蓄圧用シリンダ装
    置のロッド側の室とを接続する第2の弁49を備え、 前記第2の弁は、前記ロッドの上端が最下端側に下降し
    たことを検出する検出器の指令によって、動作するもの
    であること、 を特徴とするバケット。
  2. 【請求項2】 請求項1のバケットにおいて、前記検出器
    と等価であって、手動で操作可能な手段を前記検出器に
    並列に設けていること、を特徴とするバケット。
  3. 【請求項3】 請求項1のバケットにおいて、前記容器が
    着床した場合に前記蓄圧用シリンダ装置のロッドが最上
    端側にあって、前記蓄圧タンクと前記蓄圧用シリンダ装
    置のロッド側の室とを接続すること、又は前記ロッドが
    最下端側に下降することによって前記接続をすること、
    の選択をする切り替え弁を備えたこと、を特徴とするバ
    ケット。
  4. 【請求項4】 下部にゲートを有する容器と、前記ゲート
    を開閉する開閉用シリンダ装置と、前記容器に垂直に向
    けて固定されており、ロッドを上方に引っ張ることによ
    って空気を圧縮する蓄圧用シリンダ装置と、該蓄圧用シ
    リンダ装置によって加圧された空気を蓄圧する蓄圧タン
    クと、前記蓄圧タンクの空気を前記開閉用シリンダに供
    給する手段と、からなるバケットにおいて、 前記蓄圧タンクの空気を前記開閉用シリンダ装置のいず
    れの室に供給するかを定めるものであって、前記蓄圧タ
    ンクと前記開閉シリンダ装置との間に設けた切り替え弁
    と、前記開閉用シリンダ装置の室であって、空気の供給
    によって前記ゲートを閉じる側の室と前記切り替え弁と
    の間に設けられ、前記室から前記切り替え弁への供給は
    流通させ、逆は遮断する逆止弁と、を備えたこと、を特
    徴とするバケット。
  5. 【請求項5】 請求項4のバケットにおいて、前記逆止弁
    はパイロット空気圧によって逆止弁作用の可否を決める
    ものであって、パイロット圧が低い場合に逆止弁作用を
    行うパイロット逆止弁であり、前記ゲートが閉じたこと
    によって前記パイロット逆止弁へのパイロット空気圧を
    遮断するリミットバルブを備えたこと、を特徴とするバ
    ケット。
  6. 【請求項6】 下部にゲートを有する容器と、前記ゲート
    を開閉する開閉用シリンダ装置と、前記容器に垂直に向
    けて固定されており、ロッドを上方に引っ張ることによ
    って空気を圧縮する蓄圧用シリンダ装置と、該蓄圧用シ
    リンダ装置によって加圧された空気を蓄圧する蓄圧タン
    クと、前記蓄圧タンクの空気を前記開閉用シリンダに供
    給する手段と、前記蓄圧タンクの空気を前記開閉用シリ
    ンダ装置のいずれの室に供給するかを定めるものであっ
    て、前記蓄圧タンクと前記開閉シリンダ装置との間に設
    けた切り替え弁と、からなるバケットにおいて、 前記開閉用シリンダ装置の室であって、空気の供給によ
    って前記ゲートを閉じる側の室と前記切り替え弁との間
    に設けられ、前記室と前記切り替え弁とを流通させ、あ
    るいは遮断する止め弁を備えたこと、 を特徴とするバケット。
  7. 【請求項7】 請求項6のバケットにおいて、前記開閉用
    シリンダ装置の室であって、空気の供給によって前記ゲ
    ートを開く側の室の空気圧を受けて、前記止め弁と前記
    ゲートを閉じる側の室の間の空気圧が所定値よりも高い
    場合に、該部を開放するリリーフバルブを備えたこと、
    を特徴とするバケット。
  8. 【請求項8】 請求項6のバケットにおいて、空気の供給
    によって前記ゲートを開く側の室と前記切り替え弁との
    間に設けられ、前記室と前記切り替え弁とを流通させ、
    あるいは遮断する止め弁を備えたこと、前記ゲートを開
    く側の室と前記ゲートを閉じる側の室とを連通させるも
    のであって、前記ゲートを開く側の室と閉じる側の室と
    の空気を流通あるいは遮断する弁を備えたこと、を特徴
    とするバケット。
  9. 【請求項9】 下端にゲートを有する容器と、前記ゲート
    を開閉する開閉用シリンダ装置と、前記容器に垂直に向
    けて固定されており、ロッドを上方に引っ張ることによ
    って空気を圧縮する蓄圧用シリンダ装置と、該蓄圧用シ
    リンダ装置によって加圧された空気を蓄圧する蓄圧タン
    クと、前記蓄圧タンクの空気を前記開閉用シリンダに供
    給する手段と、前記蓄圧タンクの空気を前記開閉用シリ
    ンダ装置のいずれの室に供給するかを定めるものであっ
    て、前記蓄圧タンクと前記開閉シリンダ装置との間に設
    けた切り替え弁と、からなるバケットにおいて、 前記切り替え弁と前記蓄圧タンクとの通路に外部からの
    加圧空気を貯える第二の蓄圧タンクを接続し、前記空気
    を供給する蓄圧タンクと、第二の蓄圧タンクとの間に、
    第二の蓄圧タンクへの流れを遮断する逆止弁を備えたこ
    と、 を特徴とするバケット。
  10. 【請求項10】 請求項9において、逆止弁と直列に減圧
    弁を備えたこと、を特徴とするバケット。
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