JP3238009U

JP3238009U - インテリジェントスイッチ

Info

Publication number: JP3238009U
Application number: JP2022001336U
Authority: JP
Inventors: 建祺温
Original assignee: 建祺温
Priority date: 2022-04-25
Filing date: 2022-04-25
Publication date: 2022-06-23
Anticipated expiration: 2032-04-25

Abstract

【課題】インテリジェントスイッチを提供する。【解決手段】本考案のインテリジェントスイッチは、交流電システムに設置される負荷が電力を得て作動できるか否かを制御するために用いられ、かつ前記交流電システムの負荷線及び中性線がそれぞれ前記負荷に接続され、前記インテリジェントスイッチは、電力取得ユニットと、リモートコントローラと、負荷制御器とを備え、前記電力取得ユニットは、前記交流電システムの活線及び前記負荷線と接続されるために用いられ、これにより前記活線及び前記負荷線の電気回路の通断を制御すると共に、前記リモートコントローラに対して直流電を供給することで、前記リモートコントローラに作動に応じる所要の電気エネルギーを蓄積させ、前記負荷制御器は、前記負荷の作動を制御するために用いられ、前記リモートコントローラは、遠隔地から無線で前記負荷制御器をリモートコントロールして、これにより前記負荷を制御するために用いられる。【選択図】図１

Description

本考案は、単一の活線に設置される供電のための電力スイッチに係り、特に、インテリジェントスイッチの斬新な構造形態の開示に関するものである。

単一の活線による電力取得は、交流電システムにより灯具またはその他の電気器具などの負荷に対する供電作動を制御する電源の供電制御形態の一種であり、従来の単一の活線のスイッチでは、Ｌ相入力を電力取得スイッチに接続し、Ｎ相を前記負荷に接続し、Ｌ相出力を前記電力取得スイッチ及び前記負荷に接続し、その内、Ｌ相入力を一般に活線と称し、Ｎ相を一般に中性線またはゼロ電位線と称し、Ｌ相出力を一般にランプ線または負荷線と称し、前記電力取得スイッチは、Ｌ相入力とＬ相出力との間の電気回路の通断を切換えることができ、これにより前記負荷に作動のための電力を獲得できるか否かを制御する。

ところが、この種の構造形態は、実際の使用経験において、依然として下記の問題点が存在することが発見された。前記電力取得スイッチは、Ｌ相入力を通過する入力電圧に対して変動抑制能力が劣るため、前記負荷に対して供電される電圧が不安定になり、前記負荷の作動及び使用寿命に対して悪影響を及ぼしやすくなり、かつ前記電力取得スイッチは、電気回路の通断を切換えることだけを利用して、前記負荷に作動のための電力を獲得できるか否かを制御できるけれども、前記負荷に対してその他の制御を施すことができない。例を挙げて言えば、前記負荷が電球であるときに、前記電力取得スイッチでは、前記電球の点滅しか制御できず、前記電球の輝度や光色を制御することはできない。

本考案は、インテリジェントスイッチを提供することを主な目的とし、その解決しようとする技術的課題は、如何にしてより理想的で実用性のあるオリジナルなインテリジェントスイッチの構造形態を研究開発するかを目標として革新突破を思案することである。

前述の目的に基づいて、本考案は、交流電システムに設置される負荷が電力を得て作動できるか否かを制御するために用いられ、かつ前記交流電システムの負荷線及び中性線がそれぞれ前記負荷に接続されるインテリジェントスイッチを提供する。

前記インテリジェントスイッチは、電力取得ユニットと、リモートコントローラと、負荷制御器とを備え、その内、前記電力取得ユニットは、前記交流電システムの活線及び前記負荷線と接続されるために用いられ、これにより前記活線及び前記負荷線の電気回路の通断を制御すると共に、前記リモートコントローラに対して直流電を供給することで、前記リモートコントローラに作動に応じる所要の電気エネルギーを蓄積させ、前記負荷制御器は、前記負荷の作動を制御するために用いられ、前記負荷制御器と前記リモートコントローラとは無線で接続され、前記リモートコントローラは、遠隔地から無線で前記負荷制御器をリモートコントロールして、これにより前記負荷を制御するために用いられる。

このような斬新な構造形態と技術的特徴によれば、本考案は、従来の技術に比べ、前記電力取得ユニットからは、前記負荷に前記活線を介して作動所要の電気エネルギーを獲得できるか否かを決定し、前記負荷の補修または交換時の安全性を高めることができ、前記電力取得ユニットは、また前記リモートコントローラに対して電気エネルギーを提供して、前記リモートコントローラにより、遠隔地から無線で前記負荷制御器をリモートコントロールでき、従って前記負荷を作動させたり、あるいは作動を停止させたりするように制御し、また前記負荷の作動モードを変化させるように制御することもできるという実用の進歩性を達成することができる。

交流電システムに設置される本考案の好ましい実施例の配置模式図である。本考案の好ましい実施例の電力取得ユニットの電気回路ブロック図である。本考案の好ましい実施例のリモートコントローラの電気回路ブロック図である。本考案の好ましい実施例の負荷制御器の電気回路ブロック図である。本考案の好ましい実施例の電力取得ユニットの斜視模式図である。本考案の好ましい実施例のリモートコントローラの斜視模式図である。本考案の好ましい実施例の電力取得ユニットの設置ハウジングへの設置を示す斜視模式図である。

図面を参照すると、これらの図に示すのは、本考案のインテリジェントスイッチの好ましい実施例だが、これらの実施例は説明のみに用いられるもので、実用新案登録請求の際、それらの構造に制限されないものとする。

図１～図７に示すように、かかるインテリジェントスイッチ０１は、交流電システム０２に設置される負荷０３が電力を得て作動できるか否かを制御するために用いられ、かつ前記交流電システム０２の負荷線０２２及び中性線０２４がそれぞれ前記負荷０３に接続される。

前記インテリジェントスイッチ０１は、電力取得ユニット１０と、リモートコントローラ２０と、負荷制御器３０とを備え、その内、前記電力取得ユニット１０は、前記交流電システム０２の活線０２６及び前記負荷線０２２と接続されるために用いられ、これにより前記活線０２６及び前記負荷線０２２の電気回路の通断を制御すると共に、前記リモートコントローラ２０に対して直流電を供給することで、前記リモートコントローラ２０に作動に応じる所要の電気エネルギーを蓄積させ、前記負荷制御器３０は、前記負荷０３の作動を制御するために用いられ、前記負荷制御器３０と前記リモートコントローラ２０とは無線で接続され、前記リモートコントローラ２０は、遠隔地から無線で前記負荷制御器３０をリモートコントロールして、これにより前記負荷０３を制御するために用いられる。

前記電力取得ユニット１０は、前記活線０２６及び前記負荷線０２２の電気回路の通断を制御し、前記負荷０３に前記活線０２６を介して作動所要の電気エネルギーを獲得できるか否かを決定し、前記電力取得ユニット１０は、また前記リモートコントローラ２０に対して電気エネルギーを提供し、前記リモートコントローラ２０に作動所要の電気エネルギーを蓄積させ得り、前記リモートコントローラ２０を操作することによれば、遠隔地から無線で前記負荷制御器３０をリモートコントロールでき、従って前記負荷０３を制御できる。

前記負荷０３を補修または交換しようとするときに、前記電力取得ユニット１０は、前記活線０２６と前記負荷線０２２との間に電流の断路を形成することができ、電流は、前記電力取得ユニット１０を通じて前記負荷線０２２に進入することができず、この場合には、前記負荷０３を補修または交換しても感電事故が発生することなく、前記負荷０３の補修または交換の安全性を高めることができる。

前記リモートコントローラ２０は、前記負荷制御器３０に合わせて前記負荷０３を制御するようにし、前記負荷０３を作動させるか、あるいは作動を停止させるように制御するほか、前記負荷０３の作動モードを変化させるように制御することもでき、電灯を前記負荷０３の具体例として用いて言えば、灯光の点滅を制御できるほか、灯光の輝度及び光色を選択変更することもできる。

前記電力取得ユニット１０は、スイッチ回路１１と、整流変圧回路１２と、第１入力ポート１３と、第１出力ポート１４と、第２出力ポート１５とを含み、その内、前記スイッチ回路１１及び前記整流変圧回路１２は並列に連結され、前記スイッチ回路１１及び前記整流変圧回路１２は、それぞれ前記第１入力ポート１３に電気的に接続され、前記スイッチ回路１１が前記第１出力ポート１４に電気的に接続され、前記整流変圧回路１２が前記第２出力ポート１５に電気的に接続され、前記第１入力ポート１３は、前記活線０２６と接続されるために用いられ、前記第１出力ポート１４は、前記負荷線０２２と接続されるために用いられることで、前記スイッチ回路１１は、前記活線０２６と前記負荷線０２２との間の電気回路の通断を切換えさせ、従って前記負荷０３に電力が得られるか否かを制御し、前記整流変圧回路１２は、前記第１入力ポート１３を通じて入力される交流電を直流電に整流変圧すると共に、前記第２出力ポート１５に対して前記直流電を出力するために用いられることで、前記リモートコントローラ２０に電気エネルギーを蓄積させ、前記スイッチ回路１１は、第１スイッチ１６を有し、前記第１スイッチ１６を手動操作すれば、前記活線０２６と前記負荷線０２２との間の電気回路の通断を切換えることができる。

前記スイッチ回路１１は、インダクタンス素子１７を有し、前記インダクタンス素子１７は、前記スイッチ回路１１が前記第１出力ポート１４に対して伝送される電流の電圧を安定化するために用いられ、これにより、前記インダクタンス素子１７を利用して電圧変動抑制作用が得られ、前記電力取得ユニット１０は、前記負荷０３に対して電圧の安定な電気エネルギーを提供することができ、前記負荷０３の作動信頼度及び使用寿命を高めることができる。

前記リモートコントローラ２０は、第１制御回路２１と、無線信号発射回路２２と、蓄電ユニット２３と、第２入力ポート２４とを含み、その内、前記蓄電ユニット２３は、多数回の充電及び放電が可能な二次電池であり、前記蓄電ユニット２３は、コンデンサ、またはその他の充電及び放電が可能な電子部品あるいは電子電気回路に置き換えることもでき、前記蓄電ユニット２３が前記第１制御回路２１及び前記第２入力ポート２４に電気的に接続されることで、前記電力取得ユニット１０は、第２出力ポート１５を通じて前記第２入力ポート２４と接続されて前記蓄電ユニット２３に対して充電を行わせ、前記蓄電ユニット２３には、前記リモートコントローラ２０の作動に提供される所要の電気エネルギーが蓄積され得られ、前記第１制御回路２１が前記無線信号発射回路２２に電気的に接続され、前記第１制御回路２１は、複数個の第２スイッチ２５を有し、これにより、各前記第２スイッチ２５を操作して前記第１制御回路２１から前記無線信号発射回路２２を通じて制御信号を外向きに発射させるようにし、前記第２スイッチ２５の個数については、必要に応じて増減変更可能であるが、少なくとも１個の前記第２スイッチ２５を必要とする。

前記第１スイッチ１６及び前記第２スイッチ２５としては、それぞれ必要に応じて機械式スイッチまたは電子式スイッチを選用してもよく、その内、前記機械式スイッチの具体的な例示としては、シーソー式スイッチ、スライド式スイッチ、押釦式スイッチ、トグル式スイッチを含むが、それらに限定されない。

前記負荷制御器３０は、第２制御回路３２と、無線信号受信回路３４とを含み、その内、前記第２制御回路３２が前記無線信号受信回路３４に電気的に接続され、前記無線信号受信回路３４は、前記制御信号を受信するために用いられ、前記第２制御回路３２は、前記制御信号に基づいて前記負荷０３に対して相応の制御信号を伝送することで、前記負荷制御器３０は、前記負荷０３を作動させるように制御する。

前記無線信号発射回路２２と前記無線信号受信回路３４との間には、近距離無線通信（ＮＦＣ）、ＲＦ２．４Ｇ、Ｚｉｇｂｅｅ、赤外線、ブルートゥース（登録商標）、Ｗｉ－Ｆｉ及びＺ－Ｗａｖｅのうちのいずれか１種を介する無線伝達形態を選択して前記制御信号を伝達することができる。

好ましい実施例では、設置ハウジング４０をさらに備え、その内、前記設置ハウジング４０は、壁面の箱状構造体に固定設置されるために用いられ、前記設置ハウジング４０の内部に収容空間４２が形成され、前記収容空間４２は、前記設置ハウジング４０の前側に向かって外方へ開放されるように形成され、前記電力取得ユニット１０が前記収容空間４２に設けられ、これにより前記電力取得ユニット１０を位置決めし、前記リモートコントローラ２０は、取り外し可能な形式で前記収容空間４２に設置されてもよく、かつ前記リモートコントローラ２０は、前記電力取得ユニット１０の前側に位置しており、これにより、前記リモートコントローラ２０は、前記電力取得ユニット１０と接続され、前記電力取得ユニット１０が前記蓄電ユニット２３に対して充電を行うときに、前記リモートコントローラ２０を前記設置ハウジング４０に設置することができる。

０１：インテリジェントスイッチ
１０：電力取得ユニット
１１：スイッチ回路
１２：整流変圧回路
１３：第１入力ポート
１４：第１出力ポート
１５：第２出力ポート
１６：第１スイッチ
１７：インダクタンス素子
２０：リモートコントローラ
２１：第１制御回路
２２：無線信号発射回路
２３：蓄電ユニット
２４：第２入力ポート
２５：第２スイッチ
３０：負荷制御器
３２：第２制御回路
３４：無線信号受信回路
４０：設置ハウジング
４２：収容空間
０２：交流電システム
０２２：負荷線
０２４：中性線
０２６：活線
０３：負荷

Claims

交流電システムに設置される負荷が電力を得て作動できるか否かを制御するために用いられ、かつ前記交流電システムの負荷線及び中性線がそれぞれ前記負荷に接続されるインテリジェントスイッチであって、
前記インテリジェントスイッチは、電力取得ユニットと、リモートコントローラと、前記負荷の作動を制御するために用いられる負荷制御器とを備え、前記電力取得ユニットは、前記交流電システムの活線及び前記負荷線と接続されるために用いられ、前記活線及び前記負荷線の電気回路の通断を制御すると共に、前記リモートコントローラに対して直流電を供給し、前記負荷制御器と前記リモートコントローラとは無線で接続され、前記リモートコントローラは、遠隔地から無線で前記負荷制御器をリモートコントロールして前記負荷を制御するために用いられることを特徴とする、インテリジェントスイッチ。
前記電力取得ユニットは、スイッチ回路と、整流変圧回路と、第１入力ポートと、第１出力ポートと、第２出力ポートとを含み、前記スイッチ回路及び前記整流変圧回路は並列に連結され、前記スイッチ回路及び前記整流変圧回路は、それぞれ前記第１入力ポートに電気的に接続され、前記スイッチ回路が前記第１出力ポートに電気的に接続され、前記整流変圧回路が前記第２出力ポートに電気的に接続され、前記第１入力ポートは、前記活線と接続されるために用いられ、前記第１出力ポートは、前記負荷線と接続されるために用いられ、前記スイッチ回路は、前記活線と前記負荷線との間の電気回路の通断を切換えて前記負荷に電力が得られるか否かを制御し、前記整流変圧回路は、前記第１入力ポートを通じて入力される交流電を直流電に整流変圧すると共に、前記第２出力ポートに対して前記直流電を出力するために用いられることで、前記リモートコントローラに電気エネルギーを蓄積させ、前記スイッチ回路は、第１スイッチを有することにより、前記活線と前記負荷線との間の電気回路の通断を手動操作で切換えるために供され、前記リモートコントローラは、第１制御回路と、無線信号発射回路と、蓄電ユニットと、第２入力ポートとを含み、前記蓄電ユニットが前記第１制御回路及び前記第２入力ポートに電気的に接続され、前記電力取得ユニットは、前記第２出力ポートを通じて前記第２入力ポートと接続されて前記蓄電ユニットに対して充電を行い、前記第１制御回路が前記無線信号発射回路に電気的に接続され、前記第１制御回路は、少なくとも１つの第２スイッチを有し、これにより、前記第２スイッチを操作して前記第１制御回路から前記無線信号発射回路を通じて制御信号を外向きに発射させるようにし、
前記負荷制御器は、前記制御信号を受信するために用いられる無線信号受信回路と、前記無線信号受信回路に電気的に接続される第２制御回路とを含み、前記第２制御回路は、前記制御信号に基づいて前記負荷に対して相応の制御信号を伝送し、前記負荷制御器は、前記負荷を作動させるように制御することを特徴とする、請求項１に記載のインテリジェントスイッチ。
前記スイッチ回路は、前記スイッチ回路が前記第１出力ポートに対して伝送される電流の電圧を安定化するために用いられるインダクタンス素子を有することを特徴とする、請求項２に記載のインテリジェントスイッチ。
壁面の箱状構造体に固定設置されるために用いられる設置ハウジングをさらに備え、前記設置ハウジングの内部には、前記設置ハウジングの前側に向かって外方へ開放されるように形成される収容空間が形成され、前記電力取得ユニットが前記収容空間に設けられることを特徴とする、請求項１に記載のインテリジェントスイッチ。