JP3237575U - 圧力調節ユニット及びそれを備えるカートリッジ - Google Patents

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Abstract

本考案は、圧力調節ユニット及びそれを備えるカートリッジに関する。圧力調節ユニットは、カバー、ベース及びダイヤフラムを備え、カバーはベースと合わせて可変キャビティとインクキャビティを形成し、ダイヤフラムは可変キャビティの位置に取り付けられ、かつダイヤフラムの変形は可変キャビティ内に拘束され、可変キャビティ内には連通部が設けられ、可変キャビティは連通部を介してインクキャビティ又は外気に連通し、可変キャビティと前記インクキャビティとが接続する通路には逆止弁が設けられ、かつダイヤフラムが変形することにより連通部を閉めることができ、かつ前記可変キャビティ内の圧力を変化させることにより前記逆止弁を開ける。本考案は、可変キャビティ内に変形するダイヤフラムにより可変キャビティ内の連通部を閉め、かつ前記可変キャビティ内の圧力を変化させることにより前記逆止弁を開けることができる。それによりカートリッジのインク吐出を制御すると共に、可変キャビティはダイヤフラムを保護でき、ダイヤフラムの使用寿命を延長する作用を有し、また、カートリッジの使用寿命を延長する。【選択図】図1

Description

(関連出願の相互参照)
本願は、出願日が2020年01月08日で、出願番号が202020038102.3で、考案の名称が「圧力調節ユニット及びそれを備えるカートリッジ」の中国実用新案出願に基づいて提案されたものであり、当該中国実用新案出願の優先権を主張しており、当該中国実用新案出願の全内容は参照として本願に組み込まれている。
本考案は、インクジェット印刷の関連技術分野に属し、特に圧力調節ユニット及びそれを備えるカートリッジに関する。
インクジェットプリンタは、快速成形技術を用いた設備であり、プリントヘッドによりノズルを介して各色の液体インクを微小粒子にして印刷用紙に噴射する。カートリッジは、インクジェットプリンタの重要な構成部分であり、インクを貯蔵し、プリントヘッドに印刷の際に必要であるインクを供給する。
カートリッジがプリンタに取り付けて印刷状態に進入した後に、インクの消費に伴ってインクキャビティに負圧が形成され、印刷が中断されないようにカートリッジ内部及び外部の圧力のバランスを維持する必要がある。カートリッジ内部及び外部の圧力がアンバランスであると、インク供給システムの異常を引き起こし、印刷過程において圧力が非常に大きくなると色欠陥が発生し、印刷が待機するときに圧力漏れにより混色が発生し、それにより印刷性能が不安定で信頼性が低くなり、印刷品質が悪い。
インクが溢れ、及びインクが使い切れないのに印刷が中断するという不具合を解消するために、カートリッジの気圧のバランス性能及び密封性能を改善する必要がある。現在、従来のカートリッジ、例えば、中国実用新案公報に開示されたカートリッジ(公開番号:CN203157372U)は、ガス吹込み口に接続する可変キャビティと、可変キャビティの膨張又は収縮に伴って開閉する逆止弁とが設けられる。この構成によれば、プリントヘッドにおけるバブルを効果的に除去し、プリンタの使用要件を満足することができる。可変キャビティは、第1インクキャビティの上ケースに形成された内壁と、内壁にカバーする可変薄膜とからなる。しかしながら、可変キャビティの可変薄膜は、作動するときに膨張して損傷しやすいため、高強度印刷にとって不利であり、カートリッジの使用寿命が短くなる。
本考案に係る各実施例は、圧力調節ユニットを提供し、カバー、ベース及びダイヤフラムを備え、前記カバーが前記ベースと合わせて可変キャビティとインクキャビティが形成され、前記ダイヤフラムは前記可変キャビティの位置に取り付けられ、かつ前記ダイヤフラムの変形は前記可変キャビティ内に拘束され、前記可変キャビティ内には連通部が設けられ、前記可変キャビティは前記連通部を介して前記インクキャビティ又は外気に連通し、前記可変キャビティと前記インクキャビティとが接続する流体通路には逆止弁が設けられ、かつ前記ダイヤフラムが変形することにより前記連通部を閉めることができ、かつ前記可変キャビティ内の圧力を変化させることにより前記逆止弁を開けることができる。
一実施例において、前記連通部に第1流路孔が開設され、前記ダイヤフラムが変形した後に前記第1流路孔に当接し、かつ前記第1流路孔に閉塞可能である。
一実施例において、前記連通部は前記ベースに固定接続される接続突出柱として設けられ、前記ダイヤフラムの前記接続突出柱に対向する端面にシール用ガイドポストが設けられ、前記シール用ガイドポストの外径は前記ダイヤフラムから離れる方向につれて小さくなり、前記シール用ガイドポストの一部は前記接続突出柱の第1流路孔に挿入し、かつ前記ダイヤフラムは前記シール用ガイドポストを駆動し前記第1流路孔を閉塞することができる。
一実施例において、前記圧力調節ユニットは、前記可変キャビティ内に位置し、一端が前記ベースの底部に当接し、他端が前記ダイヤフラムの前記接続突出柱に近接する一側端面に当接する弾性素子を備える。
一実施例において、前記インクキャビティの数は2つであり、それぞれ第1インクキャビティ及び第2インクキャビティとして定義され、前記第1インクキャビティと前記第2インクキャビティは隔てて設置される。前記第1インクキャビティは前記連通部を介して前記可変キャビティに連通し、前記可変キャビティは前記第2インクキャビティに連通し、かつ前記逆止弁は、前記可変キャビティと前記第2インクキャビティとが連通する通路に設けられている。
一実施例において、前記ベースの底部には、前記可変キャビティが位置する位置に設けられる第2流路孔と、前記第2インクキャビティが位置する位置に設けられる接続孔とが開設される。前記ベースは、前記第2流路孔及び前記接続孔にそれぞれ連通する第1凹溝が開設された外側部を備える。前記逆止弁は前記接続孔の位置に設けられている。
一実施例において、前記圧力調節ユニットは、前記外側部の表面に貼り付けられ、前記第1凹溝、前記第2流路孔及び前記接続孔が形成するチャネルを密封する第1密封膜をさらに備える。
一実施例において、前記ベースの底部には、前記第1インクキャビティが位置する位置に設けられる第3流路孔が設けられ、前記ベースは、前記第3流路孔及び前記連通部にそれぞれ連通する第2凹溝が開設された外側部をさらに備える。
一実施例において、前記圧力調節ユニットは、前記外側部の表面に貼り付けられ、前記第2凹溝、前記第1流路孔及び前記第3流路孔が形成するチャネルを密封する第2密封膜をさらに備える。
一実施例において、前記圧力調節ユニットは、前記第1インクキャビティ及び外気にそれぞれ連通する吸気部をさらに備える。
一実施例において、前記逆止弁は、前記接続孔に固定接続される接続棒部と、前記接続棒部の一端に設けられる密封部とを備える柔軟性密封部材として設けられ、前記密封部は前記接続孔の一側にカバーされる。
一実施例において、前記ベースの前記第2インクキャビティが位置する位置には、凹面を有する接続ボスが設けられ、前記接続孔が前記接続ボスの前記凹面に設けられ、かつ前記密封部は前記接続ボスの凹面に寄り掛けて、前記接続孔を閉塞する。
本考案は、上記のいずれかの実施例に記載の圧力調節ユニットを備え、前記ベースにはガス吹込み口が開設され、前記ガス吹込み口を介して前記可変キャビティにガスを吹込み、かつ吹き込まれたガスが前記ダイヤフラムを押し付けてそれを変形させることができるカートリッジをさらに提供する。
本考案の好ましい態様として、前記カバーには、位置決め台が設けられ、前記ダイヤフラムは前記位置決め台と当接する位置決め台当接部を有し、前記ダイヤフラムは、前記位置決め台と前記位置決め台当接部との間の当接により、前記可変キャビティの位置に位置制限可能である。
上記技術案により、本考案が既存技術に比べて、以下のメリットを有する。
本考案に係る圧力調節ユニット及びそれを備えるカートリッジは、可変キャビティ内に変形するダイヤフラムにより、可変キャビティにおける連通部を閉め、かつ可変キャビティにおける圧力を変化させることにより逆止弁を開け、それにより該圧力調節ユニットが設けられたカートリッジのインク吐出機能を実現する。かつこのダイヤフラムの変形が可変キャビティに拘束されることにより、ダイヤフラムを保護する効果もある。該可変キャビティは、ダイヤフラムが膨張すぎて損傷されることを防止する作用を有し、それによりカートリッジの使用寿命を延長する。
ここで開示されたこれらの考案の実施例及び/又は例示を説明するために、1つ又は複数の図面を参照することができる。図面を説明するための付加的な詳細及び例示は、開示された考案、記載された実施例及び/又は例示、並びに理解されたこれらの考案の最適な態様のいずれかの範囲を限定するものと見なされるべきではない。
図1は、本考案の一実施態様によって提供されるカートリッジの構成の分解模式図である。 図2は、図1のカートリッジにおけるベースの立体構成模式図である。 図3は、図1のカートリッジにおけるベースの別の視角の立体構成模式図である。 図4は、図1のカートリッジにおけるダイヤフラムの別の視角の立体構成模式図である。 図5は、図1のカートリッジにおけるカバーの別の視角の立体構成模式図である。 図6は、図1のカートリッジにおける逆止弁の別の視角の立体構成模式図である。
10 ベース、11 ガス吹込み口、12 インク吐出口、13 吸気部、20 カバー、21位置決め台、211 通気孔、30 ダイヤフラム、31 シール用ガイドポスト、32 位置決め台当接部、40 連通部、41 第1流路孔、42 第3流路孔、43 第2流路孔、44 接続孔、50 弾性素子、60 逆止弁、61 接続棒部、62 密封部、63 位置決め突起、70 接続ボス、71 凹面、72 止めリング、100 外側部、110 第1凹溝、120 第2凹溝、101 第1インクキャビティ、102 可変キャビティ、103 第2インクキャビティ。
以下、本考案の実施例における図面を参照しながら、本考案の実施例における技術案を明瞭、完全に説明する。明らかに、説明した実施例は、すべての実施例ではなく、本考案の一部の実施例のみである。本考案の実施例に基づいて、当業者が創意工夫をしない前提で得られたすべてのほかの実施例は、いずれも本考案の保護範囲に含まれる。
別に定義しない限り、本文に使用されるすべての技術的用語及び科学的用語は、当業者が通常に理解する意味と同じである。本考案の明細書において使用される用語は、具体的な実施例を説明するためのものであり、本考案を限定するものではない。
図1~図6に示すように、本実施例に係るカートリッジは、インクジェットプリンタ(図示せず)に取り外し可能に取り付けられる。インクジェットプリンタは、インクジェットプリンタのプリントヘッドにインクを供給するためのエアーポンプ(図示せず)を備える。カートリッジは圧力調節ユニットを備える。
本実施例に係る圧力調節ユニットは、ベース10、カバー20及びダイヤフラム30を備える。カバー20はベース10と合わせて可変キャビティ102とインクキャビティを形成する。ダイヤフラム30は可変キャビティ102の位置に取り付けられ、かつダイヤフラム30の変形は可変キャビティ102内に拘束される。なお、「ダイヤフラム30の変形は可変キャビティ102内に拘束される」ことは、ダイヤフラム30が可変キャビティ102内だけに変形することを意味する。このように、可変キャビティ102はダイヤフラム30の保護作用を発揮し、ダイヤフラム30の変形が大きすぎて損傷することを回避し、それによりカートリッジの使用寿命を延長する。
本実施例において、可変キャビティ102内には連通部40が設けられ、可変キャビティ102は連通部40を介してインクキャビティ又は外気に連通する。可変キャビティ102とインクキャビティとが連通する通路には逆止弁60が設けられ、かつダイヤフラム30が変形することにより連通部40を閉めることができ、かつ可変キャビティ102内の圧力を変化させることにより逆止弁60を開けることができる。また、ダイヤフラム30が変形するとき、可変キャビティ102はインクキャビティ又は外気に連通し、逆止弁60はインクの消費による負圧で逆止弁60に作用する力と逆止弁60を開けるのに必要の圧力との間の比較結果に基づいて開閉する。具体的には、インクの消費による負圧で逆止弁60に作用する力が逆止弁60を開けるのに必要の圧力より大きいと、逆止弁60は開けられる。インクの消費による負圧で逆止弁60に作用する力が逆止弁60を開けるのに必要の圧力以下であると、逆止弁60が閉じられる。つまり、逆止弁60を開けるために一定の圧力値が必要である。そのため、インクキャビティ内は一定の負圧を維持し、これによりプリントヘッドにおけるバブルをカートリッジに案内し、プリントヘッドにおけるバブルを除去することができる。
具体的には、ベース10にはガス吹込み口11が設けられ、かつエアーポンプはガス吹込み口11を介して可変キャビティ102へ空気を吹き込み、かつ吹き込まれたガスは、ダイヤフラム30を押し付けてダイヤフラム30を変形させることができる。また、ベース10には、インクキャビティに連通するインク吐出口12が設けられている。インクキャビティにおけるインクはインク吐出口12を経ってプリントヘッドに流れることにより、該圧力調節ユニットが設けられるカートリッジがプリントヘッドにインクを供給することを実現する。
連通部40はベース10に固定接続される接続突出柱として設けられる。連通部40はインクキャビティ又は外気に連通する第1流路孔41が開設されている。ガス吹込み口11を介して可変キャビティ102に空気を吹き込むとき、吹き込まれるガスはダイヤフラム30を押し付けてダイヤフラム30を変形させることができる。ダイヤフラム30が変形した後に第1流路孔41に当接すると共に第1流路孔41を閉塞することができ、それにより連通部40を閉める。
また、ダイヤフラム30は、可変キャビティ102に吹き込まれたガスの押付作用で、連通部40と合わせることにより、可変キャビティ102がダイヤフラム30の変形を規制し、ダイヤフラム30がガスに押付けられて発生した変形量が小さくなり、それによりダイヤフラム30の保護作用を発揮する。
さらに、ダイヤフラム30の接続突出柱に対向する端面にはシール用ガイドポスト31が設けられ、シール用ガイドポスト31の外径は、ダイヤフラム30から離れる方向につれて小さくなり、シール用ガイドポスト31の一部は接続突出柱の第1流路孔41に挿入し、かつダイヤフラム30はシール用ガイドポスト31を駆動し第1流路孔41を閉塞可能である。つまり、本実施例に係るカートリッジはダイヤフラム30におけるシール用ガイドポスト31を介して接続突出柱の第1流路孔41を閉塞することにより、ダイヤフラム30と接続突出柱とが当接するときに第1流路孔41を閉塞する密封効果を確保する。他方、本実施例に係るシール用ガイドポスト31は、一部が第1流路孔41に挿入し、かつ第1流路孔41の孔壁との間に隙間が残され、それにより第1インクキャビティ101内のインクが第1流路孔41を経って可変キャビティ102に導入される。かつ、シール用ガイドポスト31は、一部が接続突出柱の第1流路孔41に挿入し、ダイヤフラム30がガスで駆動される運動に対して案内作用を発揮することができ、第1流路孔41に対する閉塞効果をさらに確保する。
また、本実施例に係る圧力調節ユニットは、可変キャビティ102内に位置し、一端がベース10の底部に当接し、他端がダイヤフラム30の接続突出柱に近接する一側端面に当接する弾性素子50を備える。ガス吹込み口11にガスが導入されていないとき、ダイヤフラム30は、弾性素子50の押し付けで接続突出柱から逸脱してリセットされる。本実施例において、弾性素子50はバネとして設けられる。
本実施例において、カバー20には、ベース10と合わせて可変キャビティ102を形成する位置決め台21が設けられる。ダイヤフラム30は、位置決め台21と当接する位置決め台当接部32を有し、ダイヤフラム30は、位置決め台21と位置決め台当接部32との間の当接により可変キャビティ102の位置に位置規制される。本実施例において、ダイヤフラム30が位置決め台21に取り付けられ、そして、カバー20がベース10に取り付けられると、ダイヤフラム30は、可変キャビティ102の位置に取り付けられる。そうすると、該実施例は、組み立て過程を大幅に簡易化し、組み立てが非常に便利である。本実施例において、ダイヤフラム30は、可変キャビティ102を2つの部分に分けることができ、つまり、可変キャビティ102は、カバー20とダイヤフラム30とが合わせて区画した第1部分、及びダイヤフラム30とベース10とが合わせて区画した第2部分を含む。連通部40は可変キャビティ102の第2部分に位置している。可変キャビティ102の第1部分にガスを注入するとき、ガスがダイヤフラム30を押し付けて変形させ、それによりダイヤフラム30が連通部40を密閉する。
また、位置決め台21には通気孔211が開設され、通気孔211はガス吹込み口11に連通する。ガス吹込み口11を介して可変キャビティ102にガスを吹き込むとき、ガス吹込み口11を介して導入されたガスはダイヤフラム30の位置決め台21内に位置する部分、即ち可変キャビティ102の第1部分に進入することができ、それによりダイヤフラム30を押し付ける。
また、本考案の第1実施例に開示された圧力調節ユニットでは、インクキャビティの数は2つであり、それぞれ第1インクキャビティ101及び第2インクキャビティ103として定義され、第1インクキャビティ101と第2インクキャビティ103は隔てて設置される。第1インクキャビティ101は連通部40を介して可変キャビティ102に連通し、可変キャビティ102は第2インクキャビティ103に連通し、且つ逆止弁60は可変キャビティ102と第2インクキャビティ103とが連通する通路に設けられる。つまり、本実施例に係る圧力調節ユニットにおける可変キャビティ102は、連通部40を介して第1インクキャビティ101内のインクに連通し、第1インクキャビティ101内のインクはまず連通部40を介して可変キャビティ102に導入され、その後に可変キャビティ102から逆止弁60を通って第2インクキャビティ103に導入され、最後に第2インクキャビティ103内のインクを吐出する。
具体的には、ベース10の底部には、可変キャビティ102が位置する位置に設けられる第2流路孔43と、第2インクキャビティ103が位置する位置に設けられる接続孔44とが開設される。ベース10は、第2流路孔43及び接続孔44にそれぞれ連通する第1凹溝110が開設される外側部100をさらに備える。また、逆止弁60は接続孔44の位置に設けられる。つまり、本実施例に係る可変キャビティ102と第2インクキャビティ103との間は、互いに連通する第2流路孔43、第1凹溝110及び接続孔44が形成するチャネルを介して連通する。
なお、本実施例に係る圧力調節ユニットは、外側部100の表面に貼り付けられ、第1凹溝110、第2流路孔43及び接続孔44が形成するチャネルを密封する第1密封膜(図示せず)をさらに備え、それにより本実施例の可変キャビティ102と第2インクキャビティ103とを連通するチャネルは相対的に密封されるチャネルになる。なお、第1凹溝110はベース10の外側部100に設けられることに限定されず、当業者は、使用の必要に応じて第1凹溝110をベース10の外側部100の反対面に設置することができる。
同様に、ベース10の底部には第1インクキャビティ101が位置する位置に設けられる第3流路孔42が開設され、ベース10の外側部100には、第3流路孔42及び連通部40の第1流路孔41にそれぞれ連通することにより可変キャビティ102と第1インクキャビティ101との連通を実現する第2凹溝120が設けられる。それとともに、本実施例に係る圧力調節ユニットは、外側部100の表面に貼り付けて第2凹溝120、第1流路孔41及び第3流路孔42が形成するチャネルを密封する第2密封膜(図示せず)をさらに備える。
本実施例において、逆止弁60は、接続孔44に固定接続される接続棒部61と、接続棒部61の一端に設けられる密封部62とを備える柔軟性密封部材として設けられている。密封部62は接続孔44の一側にカバーすることにより、接続孔44を閉塞する。可変キャビティ102におけるインクが密封部62に作用する圧力は密封部62が変形するのに必要の作用力より大きいとき、インクは密封部62を屈曲させて可変キャビティ102と第2インクキャビティ103とを連通させる。
また、ベース10の第2インクキャビティ103が位置する位置に接続ボス70が設けられ、接続ボス70は凹面71を有する。接続孔44は接続ボス70の凹面71に設けられ、かつ密封部62は接続ボス70の凹面71に寄り掛けて、接続孔44を閉塞する。このように、逆止弁60を第2インクキャビティ103の接続孔44に組み立てやすい。また、本実施例に係る柔軟性密封部材の密封部62は、使用の必要に応じて円形平板状構造に設けられることができる。
さらに、接続ボス70の凹面71には接続孔44の外周に止めリング72が設けられ、密封部62が止めリング72に当接し、それにより逆止弁60の密封部62が接続ボス70に取り付けられるときに、接続孔44に対する密封効果を良好にする。
また、接続棒部61は接続ボス70の凹面71を貫通する。接続棒部61の凹面71を貫通する部分には位置決め突起63が接続し、それにより柔軟性密封部材を接続ボス70の凹面71に位置規制する。
また、本実施例に係る圧力調節ユニットは、第1インクキャビティ101及び外気にそれぞれ連通する吸気部13をさらに備える。ベース10内のインクが消費されるとき、ベース10に負圧が形成され、外気が吸気部13を介してベース10内に吸気され、ベース10内の気圧をバランスにする。また、吸気部13は吸気口を備え、外気は吸気口を介してベース10内に吸気される。本実施例に係る圧力調節ユニットは、吸気部13の吸気口をカバー20に近接する位置に設置し、かつ吸気口内にスポンジ(図示せず)を設置することにより、ベース10内のインクが吸気口を介して外に漏れることを防止する。
本考案の第2実施例に開示される圧力調節ユニットでは、インクキャビティの数は1つであり、かつ可変キャビティ102は連通部40を介して外気に連通し、それによりインクキャビティがインクの消費に従って発生する負圧に対して、連通部40を介して吸気し、ベース10内の気圧をバランスにすることができる。逆止弁60の構成及び作動原理は第1実施例と同じであり、ここで説明を省略する。
以上のように、本考案に係る圧力調節ユニット及びそれを備えるカートリッジは、可変キャビティに変形するダイヤフラムにより可変キャビティ内の連通部を閉め、かつ可変キャビティ内の圧力を変化させることにより逆止弁を開け、それにより該圧力調節ユニットが設けられるカートリッジのインク吐出機能を実現し、かつ該ダイヤフラムの変形が可変キャビティに拘束され、それによりダイヤフラムへの保護機能を発揮する。該可変キャビティは、ダイヤフラムが過膨張による損傷を防止する作用を有し、カートリッジの使用寿命を延長すると共に、ダイヤフラムが連通部に対応して可変キャビティの位置に取り付けられ、ダイヤフラムの取り付けを便宜にする。
以上の実施例の各技術的特徴は、任意に組み合わせることができる。説明を簡潔にするために、上記実施例における各技術的特徴のすべての組合せを記載していないが、矛盾しない限り、これらの技術的特徴の組合せは、本考案の明細書に記載の範囲に含まれるものとする。
以上の実施例は、本考案のいくつかの実施形態を示したに過ぎず、その記載は詳しいが、考案の範囲を限定するものと理解するべきではない。当業者にとって、本考案の主旨を逸脱しない前提で、幾つかの変形及び改良を行うことができ、それは、いずれも本考案の範囲に属するものである。従って、本考案の保護範囲は、添付の請求の範囲によって規定されるべきである。

Claims (14)

  1. 圧力調節ユニットであって、カバー、ベース及びダイヤフラムを備え、前記カバーが前記ベースと合わせて可変キャビティとインクキャビティが形成され、前記ダイヤフラムは前記可変キャビティの位置に取り付けられ、かつ前記ダイヤフラムの変形は前記可変キャビティ内に拘束され、前記可変キャビティ内には連通部が設けられ、前記可変キャビティは前記連通部を介して前記インクキャビティ又は外気に連通し、前記可変キャビティと前記インクキャビティとが連通する流体通路には逆止弁が設けられ、かつ前記ダイヤフラムが変形することにより前記連通部を閉めることができ、かつ前記可変キャビティ内の圧力を変化させることにより前記逆止弁を開けることができることを特徴とする圧力調節ユニット。
  2. 前記連通部には、第1流路孔が設けられ、前記ダイヤフラムが変形した後に前記第1流路孔に当接し、かつ前記第1流路孔を閉塞可能であることを特徴とする請求項1に記載の圧力調節ユニット。
  3. 前記連通部は前記ベースに固定接続される接続突出柱として設けられ、前記ダイヤフラムは前記接続突出柱に対向する端面にシール用ガイドポストが設けられ、前記シール用ガイドポストの外径は、前記ダイヤフラムから離れる方向につれて小さくなり、前記シール用ガイドポストの一部が前記接続突出柱の第1流路孔に挿入し、かつ前記ダイヤフラムが前記シール用ガイドポストを駆動し前記第1流路孔を閉塞することを特徴とする請求項2に記載の圧力調節ユニット。
  4. 前記圧力調節ユニットは、前記可変キャビティ内に位置し、一端が前記ベースの底部に当接し、他端が前記ダイヤフラムの前記接続突出柱に近接する一側端面に当接する弾性素子を備えることを特徴とする請求項3に記載の圧力調節ユニット。
  5. 前記インクキャビティの数は2つであり、それぞれ第1インクキャビティ及び第2インクキャビティとして定義され、前記第1インクキャビティと前記第2インクキャビティは隔てて設置され、前記第1インクキャビティは前記連通部を介して前記可変キャビティに連通し、前記可変キャビティは前記第2インクキャビティに連通し、かつ前記逆止弁は前記可変キャビティと前記第2インクキャビティとが連通する通路に設けられることを特徴とする請求項1に記載の圧力調節ユニット。
  6. 前記ベースの底部には、前記可変キャビティが位置する位置に設けられる第2流路孔と、前記第2インクキャビティが位置する位置に設けられる接続孔とが開設され、前記ベースは、前記第2流路孔及び前記接続孔にそれぞれ連通する第1凹溝が開設される外側部をさらに備え、前記逆止弁は前記接続孔の位置に設けられることを特徴とする請求項5に記載の圧力調節ユニット。
  7. 前記圧力調節ユニットは、前記外側部の表面に貼り付けられ、前記第1凹溝、前記第2流路孔及び前記接続孔が形成するチャネルを密封する第1密封膜をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の圧力調節ユニット。
  8. 前記ベースの底部には、前記第1インクキャビティが位置する位置に設けられる第3流路孔が開設され、前記ベースは、前記第3流路孔及び前記連通部にそれぞれ連通する第2凹溝が開設される外側部をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の圧力調節ユニット。
  9. 前記圧力調節ユニットは、前記外側部の表面に貼り付けられ、前記第2凹溝、前記第1流路孔及び前記第3流路孔が形成するチャネルを密封する第2密封膜をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の圧力調節ユニット。
  10. 前記圧力調節ユニットは、前記第1インクキャビティ及び外気にそれぞれ連通する吸気部をさらに備えることを特徴とする請求項5~9のいずれか一項に記載の圧力調節ユニット。
  11. 前記逆止弁は、前記接続孔に固定接続される接続棒部及び前記接続棒部の一端に設けられる密封部を備える柔軟性密封部材として設けられ、前記密封部は前記接続孔の一側にカバーされることを特徴とする請求項6~9のいずれか一項に記載の圧力調節ユニット。
  12. 前記ベースの前記第2インクキャビティが位置する位置には、凹面を有する接続ボスが設けられ、前記接続孔は前記接続ボスの前記凹面に設けられ、かつ前記密封部は前記接続ボスの前記凹面に寄り掛けて、前記接続孔を閉塞することを特徴とする請求項11に記載の圧力調節ユニット。
  13. カートリッジであって、
    請求項1~12のいずれか一項に記載の圧力調節ユニットを備え、前記ベースにはガス吹込み口が開設され、前記ガス吹込み口を介して前記可変キャビティにガスを吹込み、かつ吹き込まれたガスは前記ダイヤフラムを押し付けて変形可能であることを特徴とするカートリッジ。
  14. 前記カバーには、位置決め台が設けられ、前記ダイヤフラムは前記位置決め台と当接する位置決め台当接部を有し、前記ダイヤフラムは前記位置決め台と前記位置決め台当接部との間の当接により前記可変キャビティの位置に位置規制されることを特徴とする請求項13に記載のカートリッジ。
JP2021600031U 2020-01-08 2020-05-28 圧力調節ユニット及びそれを備えるカートリッジ Active JP3237575U (ja)

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