JP3237326U - 補強具を装備したアルミスコップの構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】脆弱な首の強度が飛躍的に向上し、首折れ問題を解決する補強具を装備したアルミスコップを提供する。【解決手段】補強具10を装備したアルミスコップは、従来のアルミスコップ1に補強具10を装備するもので、補強具は10度から20度の湾曲加工を施し、数か所の穴11が設けられたパイプなどの棒状部材が用いられる。補強具はスコップ本体2の背面の凹み面4と柄5を連結する形態とし、それぞれをボルトやネジで固定する。【選択図】図4

Description

本考案は、首折れを阻止する補強具を装備したアルミスコップの構造に関する。
スコップ(シャベルとも呼称される)には鉄製、アルミ製、樹脂製などがある。アルミ製スコップの利点は、樹脂製のように軽量で、鉄製のように硬雪にもサクッと刺さる強度を持つ点である。そのため、特に雪国では雪掻きの作業用として重宝されている。
ところが、アルミスコップは柄との連結部(首)の強度が極端に脆弱である。例えば、重量物を持ち上げる強度は十分であるが、堅雪に突き刺して取っ手を前後にえぐるような動作を行うとあっけなく折れてしまう確率が高い。それは、一般の使用者はこの弱点に気付かないか、油断して使用するためであり、新品購入のその日の内に壊してしまう場合もある。これは、大柄のスコップ本体側と連結部が一体型に切断とプレスされる加工法が原因であり、構造上から必然的に生じる欠点である。
本考案は、アルミスコップの首折れ問題を阻止することにあるが、。課題は、アルミスコップの軽量性の利点を維持し、最低限のコストで最大限の効果を得る補強具を装備することにある。
更に、上記補強具は既存のアルミスコップにも容易に設置出来る構造とするのが望ましい。何故なら、既にアルミスコップを手持ちしているユーザーにとって都合良い点と、補助具単品の市場が生まれる利点が生じるからである。
本考案は、補強具を装備したアルミスコップであって、前記補強具には全長20センチ前後の湾曲加工を施したパイプなどの棒状部材を用い、前記補強具をスコップ本体背面の凹み面と柄を連結する形態とし、それぞれを複数のネジやボルトで固定装着したことを特徴とする、請求項1に記載の補強具を装備したアルミスコップの構造としたものである。
本品は、簡素なパイプなどの棒状部材による補強具をアルミスコップに装備することで首折れ問題を解決する。このポイントは棒状部材に湾曲加工を施した構造にあり、スコップ本体と補強具の間に生じる隙間が突っ張り棒のように利くことにある。また、ボルトやネジによる装着であるから、アルミスコップに穴開けが出来る方なら装備することも容易である。このように、本考案は最低限のコストと軽量化を実現する最善の手段なのである。
従来のアルミスコップ全体の背面側の斜視図である。 アルミスコップに装備する補強具の正面図である。 アルミスコップに装備する補強具の平面図である。 補強具を装備したアルミスコップの斜視図である。
本考案の特徴は、従来のアルミスコップ1に簡素な棒状部材の補強具10を装備する点にある。但し、単なる直棒の補強具では不可で、4ミリ程のボルトやネジを通す穴11を設けることと、全体が10度から20度の湾曲形状を維持する強度が必要がある。これにより、突っ張り棒のような力が働くことになり、アルミスコップの脆弱な首の強度が飛躍的に向上するものとなる。
以下、添付図面に従って本考案の実施例を説明する。補強具10は、図2及び図3に示すように全長20センチ前後の湾曲する棒状部材である。参考図例では0.8ミリ厚、直径13ミリのステンレスパイプを用いているが、同様の効果が得られるものであれば限定はしない。例えば、強化樹脂や丸棒などでも湾曲形状を強力に維持すると共に、70グラム程度と軽量であれば可である。
補強具10はスコップ背面の凹み面4と柄5に連結されるが、固定用の穴11は、スコップ本体2側の凹み面4に1個から2個のボルト穴、柄5側に2個から3個のネジ穴、若しくはボルト穴が設けられる。この場合、スコップ本体の表側の突起面にボルトが貫通するが、アルミ部材は柔らかいために大き目のワッシャーで穴を補強すると良い。また、図4に示すように、補強具と連結部を共有固定としても良く、この利点は作業工程に無駄がなく、連結部の先端部は若干短くて済むことにある。
1 従来のアルミスコップ
2 スコップ本体
3 スコップ本体と一体の連結部
4 スコップ本体の凹み面
5 柄
6 取っ手
10 補強具
11 ボルトやネジを通す固定用の穴

Claims (1)

  1. 補強具を装備したアルミスコップであって、前記補強具には、全長20センチ前後の湾曲加工を施したパイプなどの棒状部材を用い、前記補強具をスコップ本体背面の凹み面と柄を連結する形態とし、それぞれを複数のネジやボルトで固定装着したことを特徴とする。
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