JP3237235U - ツイストペアケーブルの構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】導体の中心距離を短縮し、ケーブル接続の速度を最大限向上させることで、高速ケーブルの性能が逓減するのを低減する効果を備えるツイストペアケーブルの構造を提供する。【解決手段】ツイストペアケーブルの構造は、複数の第1導線10と、複数の第1絶縁層20と、第2絶縁層30と、少なくとも1つの第1シールド層40と、第3絶縁層50とからなる。複数の第1導線は、平行に配列され、複数の第1絶縁層は、各第1導線の外側をそれぞれ被覆するとともに、各第1絶縁層の一側は互いに接触する。第2絶縁層は、各第1絶縁層の外側を被覆することで、各第1導線間は相互に接近し、各第1導線間の中心距離は、0.68mmより小さいまたは0.68mmとなる。少なくとも1つの第1シールド層は、第2絶縁層の外側を被覆する。第3絶縁層は、第1シールド層の外側を被覆する。【選択図】図2
Description
本考案は、高速ケーブルの技術分野に関し、特に、導体の中心距離を短縮し、ケーブル接続の速度を最大限向上させることで、高速ケーブルの性能が逓減するのを低減する効果を備えるツイストペアケーブルの構造に関する。
参照する図1は従来のツイストペアケーブルの構造であり、従来のツイストペアケーブルは、複数の第1導体Aと、各前記第1導体Aの外側を被覆する絶縁層A1と、各前記絶縁層A1の外側を被覆する銅箔またはアルミホイルA2と、銅箔またはアルミホイルA2と接続される第2導体A3とからなる。
電気通信及び電力産業の分野では、現在、同軸ケーブル及びツイストペア(マルチペア)ケーブルが一般的なケーブルであるが、ツイストペアケーブルの従来の製造工程は、固体絶縁を使用する方法または物理発泡絶縁を使用する方法に分けられ、固体絶縁によって製造されたツイストペアケーブルは、その導体の中心距離が0.9mmであり、製造品質が低めである。物理発泡絶縁によって製造されたツイストペアケーブルは、その導体の中心距離が0.7mmであり、製造品質は高めであるが、製造工程の難易度が高く、コストがかかり、設備投資に必要なコストが高い点が欠点である。
本考案は、導体の中心距離を短縮し、ケーブル接続の速度を最大限向上させることで、高速ケーブルの性能が逓減するのを低減する効果を備えるツイストペアケーブルの構造を提供することを目的とする。
本考案のツイストペアケーブルの構造は、複数の第1導線と、第2絶縁層と、少なくとも1つの第1シールド層と、第3絶縁層と、からなり、複数の前記第1導線は平行に配列される。複数の前記第1絶縁層は、各前記第1導線の外側をそれぞれ被覆するとともに、各前記第1絶縁層の一側は互いに接触する。前記第2絶縁層は、各前記第1絶縁層の外側を被覆することで、各前記第1導線間は相互に接近し、各前記第1導線間の中心距離は、0.68mmより小さいまたは0.68mmとなる。少なくとも1つの前記第1シールド層は、前記第2絶縁層の外側を被覆する。前記第3絶縁層は、前記第1シールド層の外側を被覆する。
参照する図1、図2は、本考案のツイストペアケーブルの構造であり、前記ツイストペアケーブルの構造は、複数の第1導線10と、複数の第1絶縁層20と、第2絶縁層30と、少なくとも1つの第1シールド層40と、第3絶縁層50とからなる。
複数の第1導線10は平行に配列され、各前記第1導線10は銀メッキの銅線である。
複数の第1絶縁層20の材質は、フッ素化エチレンプロピレン(FEP)、ポリプロピレン(PP)、または、ポリエチレン(PE)であり、複数の第1絶縁層20は、各前記第1導線10の外側をそれぞれ被覆するとともに、各前記第1絶縁層20の一側が互いに接触する。
第2絶縁層30の材質は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE、本実施例においてはPTFE0.5(Tape)発泡絶縁テープ)であるとともに、各前記第1絶縁層20の外側を被覆することで、各前記第1導線10間は相互に接近し、各前記第1導線10間の中心距離は、0.68mmより小さいまたは0.68mmとなる。
そのうち、前記第2絶縁層30は、複数の外部と連通するミクロ孔を備えることで、各前記ミクロ孔の中には空気が入る。前記第2絶縁層30及び各前記ミクロ孔によって誘電率が低下し、特性インピーダンスが高くなることで、信号の反射が低減され、信号の減衰損失が減少する。
少なくとも1つの第1シールド層40は、銅箔またはアルミホイルであるとともに、前記第2絶縁層30の外側を被覆する。
また、ニーズに応じて、前記第1シールド層40に少なくとも1つの第2導線41が嵌設されるまたは連結されるようにすることができる。前記第1シールド層40の外側は、第2シールド層(未図示)でさらに覆われており、前記第2シールド層は、銅箔またはアルミホイルである。
第3絶縁層50はマイラであるとともに、前記第1シールド層40の外側を被覆する。
本考案の長所として、特殊な先端材料PTFE0.5(Tape)を使用することで、従来のケーブルと比べ、製造工程の難易度及び製造コストを下げることができるとともに、導体の中心距離を効果的に短縮することで、ケーブル接続の速度を最大限向上させ、高速ケーブルの性能が逓減するのを低減する。
A 第1導体
A1 絶縁層
A2 銅箔またはアルミホイル
A3 第2導体
10 第1導線
20 第1絶縁層
30 第2絶縁層
40 第1シールド層
41 第2導線
50 第3絶縁層
A1 絶縁層
A2 銅箔またはアルミホイル
A3 第2導体
10 第1導線
20 第1絶縁層
30 第2絶縁層
40 第1シールド層
41 第2導線
50 第3絶縁層
Claims (6)
- 複数の第1導線と、複数の第1絶縁層と、第2絶縁層と、少なくとも1つの第1シールド層と、第3絶縁層とからなるツイストペアケーブルの構造であって、
複数の前記第1導線は、平行に配列され、
複数の前記第1絶縁層は、各前記第1導線の外側をそれぞれ被覆するとともに、各前記第1絶縁層の一側は互いに接触し、
前記第2絶縁層は、各前記第1絶縁層の外側を被覆することで、各前記第1導線間は相互に接近し、各前記第1導線間の中心距離は、0.68mmより小さいまたは0.68mmとなり、
少なくとも1つの前記第1シールド層は、前記第2絶縁層の外側を被覆し、
前記第3絶縁層は、前記第1シールド層の外側を被覆することを特徴とする、ツイストペアケーブルの構造。 - 各前記第1導線は、銀メッキの銅線であることを特徴とする、請求項1に記載のツイストペアケーブルの構造。
- 各前記第1絶縁層は、フッ素化エチレンプロピレン(FEP)、ポリプロピレン(PP)、または、ポリエチレン(PE)であり、前記第2絶縁層は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)であり、前記第3絶縁層はマイラであることを特徴とする、請求項1に記載のツイストペアケーブルの構造。
- 前記第2絶縁層は複数のミクロ孔を備え、前記第2絶縁層及び各前記ミクロ孔により誘電率が低下し、信号の反射が低減されるとともに、信号の減衰損失が減少することを特徴とする、請求項1または請求項3に記載のツイストペアケーブルの構造。
- 前記第1シールド層は、銅箔またはアルミホイルであることを特徴とする、請求項1に記載のツイストペアケーブルの構造。
- 前記第1シールド層の外側は、第2シールド層でさらに覆われており、前記第2シールド層は、銅箔またはアルミホイルであることを特徴とする、請求項1に記載のツイストペアケーブルの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022000541U JP3237235U (ja) | 2022-02-24 | 2022-02-24 | ツイストペアケーブルの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022000541U JP3237235U (ja) | 2022-02-24 | 2022-02-24 | ツイストペアケーブルの構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3237235U true JP3237235U (ja) | 2022-04-22 |
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ID=81206501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2022000541U Active JP3237235U (ja) | 2022-02-24 | 2022-02-24 | ツイストペアケーブルの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3237235U (ja) |
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2022
- 2022-02-24 JP JP2022000541U patent/JP3237235U/ja active Active
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